研究テーマ H25年度 確かな読みの力を育てる指導法の研究 ~説明的文章教材をとおして~ ――――――――――――――――――――――――――――――― 【確かな読みの力】 ① 目的に応じて文章の要点を読み取りながら,段落相互の関係や事実と 意見の関係を理解する力。 ② 自分の思いや考えを書いたり話したりすることができる伝え合う力。 研究の視点1: 正確に読む力の育成 【音 読】 多様な読みの活用・一時間に2回以上の取り入れる 【語彙力】 辞書を引く時間の設定・マイ辞書の利用 研究の視点2:説明のしかた(説明文の読み方)の習得 【単元の学習過程】 ・ 3段階の読み ・ 言語活動の位置づけ 【読み取りの指導上のポイント】 ・ キーワード,キーセンテンス,接続語,要点,意味段落,形式段落,段落相互の関係, はじめ・中・終わり,問いの文,中心文,題名,写真 等 ・ 用語や方法を意識した板書やノートの工夫・既習事項(系統)を生かす ・ モデル文の提示・比較 研究の視点3:進んで学習に取り組む(意欲的に伝え合う)子どもの育成 【書く力】 日記指導・視写 【発表する力】 考えを書く→ペア学習→発表 ヒントや括弧埋め 【生かす力】 他教科の学習やテスト・プリントでもサイドラインを引いて読み取る 発表や活動の際に国語の学習を生かす(学習を繰り返して定着させる) 【研究授業における,具体的な研究の視点について】 下学年研究授業;特に 視点2: 説明のしかた(説明文の読み方)の習得 上学年研究授業;次の2つに視点を置く 視点2:説明のしかた(説明文の読み方)の習得 → さらに読みの工夫を取り入れる。 視点3:進んで学習に取り組む(意欲的に伝え合う)子どもの育成 → 自分の思いや考えを書いたり話したりして伝え合う。 (表現する) 0 研究の視点について 研究授業に向けて,また,今後の実践していく上での「研究の視点」を具体的にするため,これ までの研究についてまとめた。昨年度の「各学年の到達目標ならびに具体策を振り返って」の中で, 全学年から出された反省と「成果と課題」をもとに作成している。 (1) 正確に読む力の育成 【音読の力】 音読の例(提示表) ① 音読の時間の確保(一時間の中で 2 回以上) ② 多様な読みの活用(音読対話等) ③ 音読カード等の活用(家庭との連携) ④ 音読の苦手な児童の指導(分かち書き等) ⑤ 読書の推進 【語彙力の向上】 ⑤ ④ ③ ② ① ス ピ ー ド 読 み 拡 大 語 読 み 指 さ し 読 み く ち び る 読 み も く 読 ⑩ ⑨ ⑧ ⑦ ⑥ 音 読 対 話 一 文 読 み 交 ご 読 み 追 い か け 読 み 一 斉 読 み ① マイ辞書の推進 (学校の授業の中で辞書を引く機会をつくる) ② 辞書引き大会などの意欲付け (辞書引きの目安 (2) ① 30 秒以内) 説明のしかた( 説明文の読み方 )の習得 基礎・基本となる力の積み上げ … その学年の学習目標を把握し指導する。 低学年 めざす子ども像 中学年 めざす子ども像 高学年 めざす子ども像 書いてあることを正確に 読み取り,自分の表現に 生かせる子 文章構成をとらえ,読み 取った内容について感想 を持てる子 要旨をとらえ,自分の 考えを再構築できる子 確かな読みの力 低学年 ◎「問い」と「答え」の文を自 分で見つける。 ◎段落の仲間作りをして「は じめ」 「中」 「終わり」 の構 成に気づく。 ◎学習したことを,自分の表現 に生かす。 中学年 段落ごとに要点をつかみ, 意味のまとまりをとらえる。 ◎ 段落相互の関係をつかみ, 文章の構成をとらえる。 ◎ 筆者の考えを受けて,自分 の感想をもつ。 ◎ 1 高学年 ◎要旨を正しく読み取る。 ◎要旨を受けて自分の思いや 考えをもつ。 ◎自分の考えを見直し,深め る。 ② 読み取る力をつけるための説明文の学習過程の工夫 … その学年の学習内容を把握し 指導する。 【「三段階の読み」の指導過程】(白石範孝先生の資料より) 三つの場面・ 三つの部分に 分ける。 □ 読みの10観点を活用して読みの共通土俵を作る。 (題名・題材,形式段落,意味段落,形式段落の主語,要点, 三部構成,問いと答え,文章構成図,事例,要旨) □ 三つの場面に分けて全体の構成を読む。 □ 課題,話題の内容をつかみ,書かれている内容を予測する。 第2段階 の読み 細部を読む。 □ 筆者の意図を読む。 ・ 「中」の部分をいくつかの部分に分けてその内容をつかみ, さらにそのつながりを読む。 ・ 「中」の文章構成図をかくことを通して,その内容を読む。 ・ 問いと答えの関係から,その内容を読む。 など。 第3段階 の読み 全体を読む。 □ 筆者の意図を読む。 ・ 全体の文章構成図をかくことを通して,筆者の意図を読む。 ・ 問い・事例・答え・まとめのつながりから全体を読む。 第1段階 の読み 【説明的文章教材における一単位時間の学習過程例】 学習過程 主 な 学 習 活 動 つかむ 1 前時の学習を想起する。 見通す 2 本時の学習課題を確認する。 3 本時の学習の見通しをもつ。 4 課題解決に向けて,自分の力で正確に読み取る。 調べる 深める まとめる ・ 主語,述語の関係を正確にとらえる。 ・ 指示語,接続語に着目する。 ・ キーワードやキーセンテンスをとらえる。 5 グループや全体で学び合う。 ・ 段落の要点をまとめる。 ・ 段落相互の関係をつかむ。 ・ 事実の意見を確認しながら読みを深める。 ・ 要旨をまとめる。 6 筆者の考えに対する自分の意見を持ち,友達の意見と比較する。 7 本時の学習についてまとめ,振り返る。 ・ まとめの音読をする。 ・ 自己評価をする。 ・ 学習したことをもとにして,自分なりの課題を設定して調べたり まとめたり,筆者の関連する本やテーマなどを進んで読書したりする。 2 【学年で押さえるべき用語】 1年 題名,作者,やく者,人物,音読,音読げき,丸(。) ,点(、) ,かぎ( 「」 ),主語,述語 2年 送りがな,記録,文集,紹介,説明,発表,あらすじ 3年 場面,登場人物,段落,短歌・俳句,報告,筆者,引用,連,インタビュー,司会,民話 小見出し,こそあど言葉,会話文と地の文,語り手(ナレーター) 4年 アンケート,作品の特色,新聞/わり付け,感想の交流,人物の性格,段落どうしの関係 接続語,リーフレット,取材,感想文,要約,箇条書き,聞き取りメモ 5年 人物像,古典,伝記,統計,提案書,共通語・方言,すいせん 6年 議論,討論,構成,随筆,編集,情景,朗読 ③ 授業の中での指導上のポイント 小テストなどでの定着の確認 キーワード・キーセンテンス・線を引く・ノートに書く(書く活動) ・ペア学習(話し合い活動) ・既習事項を生かす(環境・ノート)・モデル文の提示・学習のしつけ・比較読み 板書やノートの工夫 用語・方法等を意識した板書やノート指導 掲示の工夫・掲示物の利用 これまでの学習を生かした掲示・説明文の指導系統表 (3) 進んで学習に取り組む子どもの育成 ・・・意欲を持って伝え合える力の育成 【書く力】 ① 日記指導の継続(日記の書き方や友達の日記の紹介等) ② 教材文の視写の日常化(朝学習,宿題などで) ③ スピーチメモと聞き取りメモの作成・実践 【発表する力】 ① 自分の考えをノートに書かせる。 ② 発表前のペア対話の重視(自信をつけてから発表させる) ③ 間違いを認め合える学級作り(個々の実践を紹介し合う場の確保) ④ 挙手の仕方(グー・チョキ・パーの約束) ⑤ 発表話型と語り始めの言葉の常掲(環境作り) 【学んだことを生かす力】 ① ひらがな・かたかな・漢字等の力をつける。(漢字の練習・カードの掲示など) ② 他教科でもサイドラインを引いて読み取りを行う。 ③ 他教科でも書いたものを学級に掲示する。 3 各学年の実践報告(下学年) 1年 正 確 に 読 む 説 明 文 の 読 み 方 音 読 2年 3年 毎日カード(月毎) 色分けカード(量・回数) 宅習帳の音読欄 ※忘れ→担任の前で 音読提示表 1年用提示表(はさみ読み等) (題名・保護者◎○△) 授業で2回以上 音読提示表(他教科でも) 語 彙 力 単 元 の 流 れ 三 段 階 読 み 一 単 位 時 間 の 流 れ 学 習 過 程 の 工 夫 漢字学習ノートの活用 形成プリントの活用 いろはかるた活用(授業) 漢字学習ノートの活用 マイ辞書;全員 (付箋,タイム,自習) 漢字練習(宅習) (短文づくり・言葉集め) *「とい」「こたえ」の *「はじめ・中・終わり」 *全体の構成をつかむ 確認 の確認(文章構成) *細部を読む *つながりに気をつけて 全体を読む *パターン化した 観点の提示・まとめ *学習の進め方の確認 (学習計画) 「とくちょう」 *学習の進め方の確認 *一人調べを入れ,自分で 考えさせる 「見つけ方」 *ふり返りをしっかりと させる 「とい」 「こたえ」 用 語 漢字学習ノートの活用 用語;教室や廊下に掲示 (短文づくり・言葉集め) 意味調べ(辞書) 板書・ノートの工夫 ポ イ ン ト 指 導 上 の 系統ポスター(各学級) ポスター(各学級) ポスター(学年) 音読提示表 音読提示表 音読提示表 拗音や句読点…色で囲む 段落,つなぎ言葉 視写,主語述語の作文 書 く 力 ワークシート,表や写真 漢字;掲示,学習ノート おけいこ帳(ひらがな等) ミニテスト 発 表 す る 力 生 か す 力 漢字;掲示,スキル 漢字練習帳・作文帳 ミニテスト (2 学期から) 伝 え 合 う 力 視写,メモ;工場見学 速く書けたら→花丸 話す 役割読み,音読発表会 話す (二人組,メモをもとに, 朝の会スピーチ (二人組,メモをもとに等) グループ 等 生活科と関連づける 話し方・聞き方掲示の活用 発表のしかた ・生活科 発表のしかた(社会・総合) 他教科でも ・インタビュー ・サイドラインを引く ・感想発表 ・キーワードを囲む 4 各学年の実践報告(上学年) 4年 宅習帳の音読欄 正 確 に 読 む 音 読 5年 6年 音読・時間割カード(毎日) 音読・時間割カード(毎日) 授業で2回以上 授業で1回は必ず (全体,グループ等) 語 彙 力 マイ辞書;30 人 *形式段落の確認 単 元 の 流 れ 三 段 階 読 み *問いとまとめのつながり *作者が言いたいことの 確かめ(結論) *段落のつながりの確認 (長文単元に対応) マイ辞書; マイ辞書; 教科書を読みながら意味調べ 分からない言葉など意味調べ *はじめ・中・終わりを意 *説明的文章教材を取り 識して読ませる 扱う時は,三段階読みを *キーワードを探させる 意識して読ませている *初発と読み取り後の感 想を比べ,自分の考えを まとめさせる 説 明 文 の 読 み 方 一 単 位 時 間 の 流 れ *音読 学 習 過 程 の 工 夫 *常にゴール(表現)を意 *形式段落の確認 識しながら取り組んで *段落ごとのまとめ いる *文末表現 *接続詞を参考(書く活動 の例)にさせる 用語表;教室掲示 用 語 ポ イ ン ト 指 導 上 の 書 く 力 伝 え 合 う 力 発 表 す る 力 生 か す 力 文中に出てきた時に指導 教科書に貼り音読 用語表を教科書に貼り 活用 系統ポスター(学年) ポスター(学年) ポスター(学年) 音読提示表 音読提示表 音読提示表 日記に視写 漢字スキル,日記 漢字学習ノート,日記 スピーチメモ モデル文の視写 1分間スピーチ 相手の内容を伝える発表 自分の考えや意見をノー (ペア対話で聞き取り) トに記入してから発表 長文を短く分かりやすい 他教科でもキーワードに 文にする⇒まとめや発表 サイドラインを引く 社会でも辞書利用 新聞 など (社会科,総合的な学習) 5 【研究授業1】第3学年 【 成 果 】 ・ ・ 先生の指示通り、しっかり強弱をつけて音読ができていて立派でした。 最初と最後では読み方がぐんと変わってよくなった。姿勢も時々意識させていて、 子どもたちも集中できていた。 ・ 読み方に変化があり、説明文の読み取りにとても効果があると思った。 ・ ・ 読みの強弱で中心文とそれ以外の文の違いを表現 一斉読みの声がそろっている。普段の音読指導の効果だなと感心します。毎時間の まとめ読みなど ・ 音読のしつけがしっかりとできている。 ・ 時間内に2回の読みの時間が確保できていた。 ・ 一生懸命工夫して読むので、みんなが集中する。 ・ ・ ・ 丁寧な進め方で、説明文の大切なところがよく身についている。 ノートの工夫(後で活用しやすそう。) ノート指導もしっかりできていた。 ・ ・ 項ごとに1行あけて書き見やすい。振り返るときわかりやすい。見つけやすい。 マークを使うことで子どもたちがスムーズに上手な書き方を見つけることができて、 よいアイディアだと思いました。 ・ 接続語をヒントに文章構成を考えさせることができた。 ・ ・ いるかの学習で学んだことをつなげて想起させていた。 中心文に線引きさせておいたことで本時の学習で、中心文の場所がどこにあるか、 すぐに気づくことができた。 ・ 中心文を強く読むことで,全員で中心文を確認することができたと思う。 → 自信のない子どもも友だちの声の大きさで確認できたのではないか。 ・ 中心文、形式段落などのキーワードをよく理解しているため、子どもたちからすっ と出て来るからすごい。 ・ まとめで、中心文・つなぎ言葉が(強めて読みたいところ)どんどん出てきた。 ・ よく教材研究がなされている。 ・ 書画カメラを使う前に、学習した段落の中心文がどこに書いてあるか確認。 ・ ・ ・ 4段落から後の中心文の確認もテレビに映した教科書で行えた。 必要なときだけ見る、いらないときは消すことができる。 今まで学習した足跡が分かり、その上に今日の授業が積み上げられているのがよく わかる。 6 【研究授業1】第3学年 【 課 題 】 ・ 実態調査を見ると,子どもたちから自由に最初上手な説明文の書き方を発表させ、 その後みんなで深めていく授業の流れでもおもしろいと思う。 ・ 学習指導計画が掲示してあると見通しがもちやすい。 ・ 「分かりやすいじゅん」は何がわかりやすいのかを早く提示したほうがよかったの では、むずかしいなと思いました。 ・ 「分かりやすい説明文」の書き方として、教えていいのではないかと感じた。教え たことをもとに、超簡単な説明文を書くという活動でもよかったのではな いか。 ・ 分かりやすく説明するためにどんな順でと言ったらもう少しすっと入ってきたかも。 (次のヒントはよかった) ・ 「いちばん分かりやすいのは」, 接続語に入れていいのかなと思いました。 ・ ・ 「はじめに」が省略された文と考えられるのでは。 書き方の効果や工夫などは、もっと子どもたちに投げかけても出来たと思う。 「写真があるとどう?」→「わかりやすい」 ・ 書き方の効果や工夫を分からせるため、具体的な例ごとに(写真)がある。 → 一目で分かる。ここを子どもたちから引き出させたらよかったのでは。 せっかくこれらの話をされたので、短文を考えさせても良かったかもしれません。 動作をさせるのもよいが、短い動画を見せてもよかったと思う。工夫の度合いが難 ・ ・ しくなっているのがわかりやすいかな。 ・ ヒントの出し方やタイミングなどの検討をしていただけるとありがたい。 ・ 形態の工夫(意見の引き出し方),グループでの話し合いで自分たちなりの考えを出 す指導。 ・ めあて「上手な説明文の書き方をみつけよう」→「大事な文や語を強めて読むと説 明文がわかりやすくなる」 書くがめあてなのに、読むがまとめになっているかな。 ・ 写真の役割→逆に写真を見せて、写真を使うとどういう効果があるかを問うた方が よかったかも。 ・ 写真を引き出させる発問の工夫。 7 【研究授業2】第5学年 【 成果 】 ・ 音読指導 声量・速さなどよく音読指導をしている。 ・ 音読のバリエーションがたくさんでよく読めていた。よく声も出ていた。 ・ スピードもあり,日頃から練習できていると思う。 ・ 子どもたちがいろいろな読み方を身につけている。 ・ 音読の時間の確保良かった。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 読む訓練はよくされていると思います。(全員油断できない) 読みが多様でおもしろい。目的に合わせて速く読む活動も取り入れていきたい。 課題を解決するための「読み」(音読)の回数が確保されていた。 学習計画がしっかり掲示されており,見通しを持った学習ができていた。 学習計画がしっかり立てられており,子どもたちの学習内容が明確であった。 先生の指示が的確で分かりやすく,子どもたちが活動しやすそうだった。テンポもち ょうど良かったのでは。 ・ 指示がよく通り,集中していた。 ・ 一人読みの後,「強いつながり」「ゆるやかなつながり」が書かれているところを押 さえさせたことで,めあてがより確かになった。 ・ ていねいに細かく読み取れていた。 ・ 集中して指示を聞き,読む・書くができていた。自分のことに置き換えて…ができて いた。 ・ 与えられた課題に集中して取り組んでいた。 ・ タブレットの効果的な使い方が参考になった。(教えてください) ・ ICT活用により,視覚的に分かりやすく説明がなされていた。教師を例に紹介する ことで考えやすくなった。 ・ ICT活用が図られ,子どもたちの興味をひくことができた。 ・ 教育機器の効果的な利用 マップ作成のやり方が分かる。 ・ マッピングのとき,ICT活用することで,一目でつながりの強さが分かり良かった。 時間短縮につながったと思う。 ・ 電子機器が効果的に使われていた。マッピングの説明が分かり安かった。 ・ 学習活動にマッピングを取り入れる。具体的に理解するための手立てとして有効。 ・ マッピングに色分けしたのは良い。 ・ 一時間の中で読む機会が多くとられており,学習内容の定着が図られていた。 ・ 発表した意見と自分の考えを比べるときなどは時間をかけたい。 ・ 読み取りの手順「読む→線を引く→(書く)→発表する・伝える」がおさえられた授業 だった。 ・ 自分なりの言葉でまとめることができていた。 ・ 本時のまとめを自分で書かせることによって,理解を深めたり,実態を把握したりで きていた。 ・ テンポが良くてスピード感があっていいと思った。無駄な時間を削ることは大切だと 思った。 8 【研究授業2】第5学年【 課題 】 ・ めあてがもう少し分かりやすいほうがいいのでは。「強いつながり,ゆるやかなつな がりとはどんなことだろう」など ・ めあての文末表現「~を読みとろう」は子どもたちにとって分かりやすかったのか? ・ 漢字練習?赤ネコスキルの正しいユースウェア ・ 速く読むことだけに集中し,内容をよく分かっていないのでは…という子どももい た。 ・ 音読:一人読み・交互読みなど時間の有効活用(速く読み終えた子への指導・遅い子 への配慮) ・ 一人読み・(スピード読み)目的は?内容把握につながっていないと思うが…。 ・ 内容の読み取りを行う前の音読の仕方・拡大語読み等を行うと整理しやすい。 ・ 接続語・指示語の取り扱いを行うことで,内容を読み取りやすくなる。 ・ 会ったことのない人・週に一度・特定の会話や場面…並列ではないのでは。 ・ ICT活用見習いたいです。後方からは見えづらかったかと思います。いくつか読み 上げても良かったかも。 ・ 書く力:めあてを書く速さ…教師と同じ速さで終わる。 ・ マッピングのとき,ノートに書く場所,大きさを指示したほうが良かった。(次回の 振り返りも見やすい) ・ マッピングから後,もう少し時間がかけられていると良かった。友だちのものを見た り,意見交換したりなど,子どもたちの声がもっと聞こえると良かった。 ・ この教材が伝えたい(つながり)とはどのようなことなのか,子どもたちに伝わった のかな…と思いました。とても難しいのですが,人との出会い,つながりに「強い」 「弱い」「切れてもいい」と明確に出す,それをどの様に教えるのか難しいと思いま す。 ・ 思考の交流:「強いつながり」と「ゆるやかなつながり」の関係は?対比という言葉 は子どもに出させるべき。そうすることで,「強い」「ゆるやか」の概念を理解でき る。 ・ 書いたまとめをペアやグループで発表しあえると良い。 ・ まとめなど自分の言葉で書けているのに挙手が少なめ。自信を持たせて,ぜひ,発表 を!! ・ 表現力の育成:思考の交流(ペア)→自信→発表へ 9 本時の挙手2~7名 発言6名
© Copyright 2024 ExpyDoc