人と人、そして人と自然とが共生する社会の創造に貢献する。新年明けましておめでとうございます。年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本学は今年で開学 13 年目を迎えます。これもひとえに、本学で学んで頂いた学生の皆様はもとより関係各位のご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。本学では、人と人、人と自然が共生する社会の創造に貢献することを目的とした「共生」という建学の精神を踏まえ、「21 世紀に適合する広い知力の育成」、「心の耕作」、「課題探究能力の育成」及び「学習障害児等を指導する教師等の養成」を教育理念とする日本で唯一の共生科学部を設置し、様々な教育課題に取り組んでまいりました。しかしながら、21 世紀が進むにつれ、我が国の教育環境は、時代や生活環境の変化、価値観の変化に十分な対応ができないまま、不登校をはじめとした学校不適応の児童生徒への対応、発達障害がある児童生徒への対応など現在多くの課題を抱えております。本年は、かかる課題に対して、より一層、誠実かつひたむきに向き合うべく、開学当初の原点を見つめ直し、通信制大学としての本学の特色である「自由に誰でも、どこでも、いつでも学び続けることの大切さ」を再認識したいと考えております。とりわけ、インクルーシブ教育への支援、スポーツ分野の取り組み、国際交流などには従前にも増して積極的に取り組んでいきたいと考えており、これらの成果を随時発信してまいりますので、是非とも注目していただきたいと思います。本学は、「大学はかくあるべき」というよりも『こんな大学があってもよい』を目指す集団です。これからの社会の変化を見据えつつ、この時代に生きることの意味をさらに探求していく皆様の一助になることができれば幸いです。引き続き皆様のご理解、ご支援、ご協力を心からお願いいたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。 2016 年元旦学校法人国際学園理事長星槎大学学長井上一