着衣着火防止のポイント火災から命を守ろう STOP！住宅防火シリーズ ① STOP！着衣着火 ●調理中は、マフラー・ストールなどは外し、すそや袖が広がっている服を着ている時は、特に炎に接しないように注意しましょう。東京消防庁着衣着火による高齢者の死者が多発！ ●こんろの奥に、物を置かないようにしましょう。 ●こんろのまわりは、整理整頓をしましょう。着衣着火とは、調理中にこんろの火が袖口に燃え移るなど、何らかの火が着ている服に着火した火災をいいます。平成 2６年は、件数については 6 件増加し、死者は８人発生しており全員が高齢者です。 ●鍋等の底から炎がはみ出さないよう、適切な火力に調整しましょう。高齢者件数 66件 70 ●カセットこんろ等は取り扱い説明書を、よく読んで正しく使いましょう。高齢者以外 57件 60 51件 50 31人 40 ●金属製湯たんぽは、直接火にかけると危険です。 27人 25人 30 20 32人 10 0 1人 6人 4人死者火が接しても着火しにくい防炎品のエプロン・アームカバーを使い、調理中の着衣着火を予防しましょう。傷者 H24 （例）このラベルが目印！ 23人 19人 8人死者傷者死者 H25 傷者 H26 不明６件 2% 着衣着火件数・死者数・傷者数（H24～H26 住宅内自損は除く）その他１０３件 33% ＊一人暮らしのお年寄りへのプレゼントにもおススメです！！もし着衣に火が着いてしまったら‥ 脱ぐ、たたく、水をかけるなどして早急に消火し、１１９番通報を行いましょう！！ →１１９番通報着衣着火件数のうち、こんろを出火原因とする火災が、５割近くを占めています。こんろによる火災の事例は、次ページをご覧ください。放火７件 2% たばこロウソクストーブ７件２０件２２件 7% 2% 7% こんろ 146件 47% ｎ＝311 出火原因別着衣着火件数（平成 22 年～26 年）こんろによる着衣着火顔（５人）女性 50 代は、首にスカーフを巻いたままこんろに火をつけたため、火が垂れ下ったスカーフに燃え移り受傷。（中等症）背部（２１人）男性 90 代は、調理中、こんろに背を向け冷蔵庫を見ていたところ、着衣の背部に着火したもの。（中等症）過去５年間の住宅火災で、こんろを出火原因とする着衣着火の主な事例をご紹介します。（平成22～26年、全146 件、死者11人、傷者161人）後前手、前腕部、上腕部（５３人）高齢者は素早い消火ができず、重症 ① 女性 80 代は、こんろでやかんに火をかけたまま、目の前のタイルを拭いていたところ着衣の袖に着火し受傷。（軽症） ② 女性 70 代は、やかんでお湯を沸かしていた際に火を消そうとつまみに手をかけたところ右袖部分に着火し受傷。（軽症）化してしまう場合が多くあります。重篤死亡 1人 1人 1% 1% 死亡 10人 13% 重篤 3人 4% 重症 14人 18% 軽症 18人 23% 重症 16人 17% 中等症 32人 42% 軽症 33人 35% 中等症 44人 46% ｎ＝77 胸部（１７人）腹部（１５人）女性 30 代は、3 口こんろの手前側で調理中、奥にある物を取ろうと手を伸ばし着衣に着火し受傷。（重症）女性は、男性の約２倍の人数で発生しています。年齢では、７０代が最も多く、女性だけでみると 50 代が最も多いです。足部（３人）女性 80 代は、換気扇のスイッチを入れようと手を伸ばした際に、こんろで沸かしていたやかんの溢れ火が上衣に燃え移り受傷。（中等症）女性 90 代は、カセットこんろで暖をとっていたところ着衣に火が触れて着火し受傷。（重篤） 18 時台～19 時台に最も多く発生しています。また 7 時台、12 時台にも多く発生しており、食事の準備のときに注意が必要です。（出火時間不明の５件を除く。）女性に多い 20 食事の準備受傷程度別件数（65 歳以上）（65 歳未満）生活・服装の変化（件） 18 16 16 14 14 12 12 15 受傷程度別件数 1 月、９月に最も多く発生しています。厚着をする冬場や、服装の変化する季節の変わり目に多く発生しています。（件）（人） 25 ｎ＝95 10 10 8 8 10 6 6 5 0 4 4 2 2 0 10歳未満 10代 20代 30代 40代男 50代女【性別・年齢】 60代 70代 80代 90代 0 時台 1 時台 2 時台 3 時台 4 時台 5 時台 6 時台 7 時台 8 時台 9 時台 10 時台 11 時台 12 時台 13 時台【発生時刻】 14 時台 15 時台 16 時台 17 時台 18 時台 19 時台 20 時台 21 時台 22 時台 23 時台 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月【発生月】 9月 10月 11月 12月