2016年度 自動車産業の将来像研究会 期 間 2016年1月~2016年12月 会 場 経営研究所 会議室 定 員 30社(申込順・年度途中でのご参加も可能です) 年会費 1社300,000円(分納可、経営研究所維持会員は10%割引) コーディネータ 藤本 隆宏 (経営研究所所長・東京大学大学院経済学研究科教授) 河野 英子 (横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授) ダニエル・ヘラー(横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授) オブザーバー 下川 浩一 (経営研究所名誉顧問・法政大学名誉教授) 一般社団法人 経営研究所 【2016年度自動車産業の将来像研究会のご案内】 この研究会は、世界の自動車産業に精通する下川浩一と、自動車に加え、モノづくり、生産・開発システ ムの日本を代表する論客である藤本隆宏を中心として生産技術の実務家、研究者が集まり、最新動向に ついて研究を続けてきた集いを源流としています。その後、経営研究所がその運営を引き受け、約20年が 経過しました。 経営研究所の一般社団法人化に伴い、研究会の名称を「自動車産業の将来像研究会」に改め、サプラ イヤー・システムや組織間学習などを対象に研究を進めてきた河野英子、ダニエル・ヘラーも研究会に加 わりました。より先端的なテーマを広く・深く掘り下げ、会員の皆様と討論していきたいと、コーディネータ一 同、気持ちを新たにしております。 ここ数年は、わが研究会にとっても試練の年でありました。リーマンショックとこれに伴う北米における日 本メーカーの大幅減産と、これにかわる新興諸国市場の拡大、それに対応した各社の戦略転換、そして東 北大災害、これらの動きに伴う各社の経費節減のあおりで研究会の存続も危ぶまれたのですが、会員各社 のご理解とご支援により、何とか存続することができました。 北米自動車市場はリーマン危機以前に回復しましたが、大市場となった中国のカントリーリスクや環境問 題、インド・ASEANの躍進など対照的な傾向も見られ、目が離せません。東日本の大地震と津波、そして福 島原発の大事故への対応がいまだ十分に進まないなか、新たな大災害の予測やそれへの事前対応も急 務となっています。こうした不確実な時代だからこそ、激しい変化の先を読み、より幅広く・深く、かつ長期的 に学習を進めていくことが何よりも必要です。時代の変化がどう動いているか、その洞察力を持たずに、た だ日常業務に追われるだけでは、一時的な危機対応はできても、この大きなパラダイム転換に立ち向かう ことはできません。 今年度は、これまでのテーマとも連携しながら、次のテーマを取り上げたいと考えております。第一に、自 動車産業におけるICT(IoT、AI等)の役割とその影響、および環境、エネルギー関連の最新技術動向で す。この分野の技術動向は日進月歩であり、目が離せないテーマです。第二に、環境技術と並行して進む 自動車の設計アーキテクチャーの進展と設計のソフトウエアのあり方です。今後、この分野で大きなイノ ベーションが起きる可能性が予想されます。第三に、海外、特に新興国に起こりつつある市場変動と環境 戦略の動向についても、最新の調査やデータに注目していきたいと思います。 工場見学については、本年度も革新的企業の訪問を計画したいと考えています。 【2016年度 研究会年間予定 2016年1月~2016年12月】 (原則金曜日、16:00~18:30) 日程 テーマ 210回 211回 212回 213回 214回 215回 216回 217回 218回 219回 220回 1月22日(金) 「日本型インダストリー4.0」 長島 聡氏(株式会社ローランドベルガー 代表取締役社長) 「内燃機関自動車から学ぶ燃料電池自動車の課題と展望」 2月5日(金) 長谷川 卓也氏(日産自動車株式会社 総合研究所 主任研究員) 「人工知能は人間を超えるか -ディープラーニングの先にあるもの-」 3月11日(金) 16:30開始です 松尾 豊氏(東京大学大学院工学系研究科 特任准教授) 「自動運転技術の現状と自動車産業の動向」 4月 8日(金) 中野 公彦氏(東京大学大学院情報学環(兼)生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター 准教授) 5月10日(火) 工場見学 スリーエムジャパン株式会社 相模原事業所 6月10日(金) 「LPL の開発マネージメント」 蓮子 末大氏(元 本田技術研究所 LPL 室長・機種開発責任者)※日程調整中 7月 1日(金) 「自動運転開発に必要な ICT 的開発思想 ~IoT と人工知能の導入に向けて」 野辺 継男氏(インテル株式会社 戦略企画室 ダイレクター) 9月 2日(金) 「自動車関連税制による自動車市場と商品戦略への影響」 野呂 義久氏(株式会社三菱総合研究所 経営コンサルティング本部主席研究員) 10月28日(金) 「民主化以降のインドネシア経済:経済成長と雇用、所得格差の分析から」 東方 孝之氏(日本貿易振興機構 アジア経済研究所地域研究センター 東单アジアI研究グループ研究員) 11月11日(金) 調整中 12月 9日(金) 調整中 注:各回のテーマは、変更になる場合もございます 【コーディネータおよびオブザーバー紹介】 藤本 隆宏 東京大学大学院経済学研究科教授兼ものづくり経営研究センター長。組織学会前会長、東京大学経済学部卒業、 三菱総合研究所を経て、ハーバード大学ビジネススクール博士課程修了(D.B.A.)。専攻、技術管理論・生産管理 論・経営管理論。<主な著書>Product Development Performance, Harvard Business School Press(共著、邦訳『製 品開発力』ダイヤモンド社)、『生産システムの進化論』(有斐閣)、The Evolution of a Manufacturing System at Toyota, Oxford University Press、『マネジメント・テキスト 生産マネジメント入門(I・II)』、『日本のもの造り哲学』『もの づくりからの復活』(いずれも日本経済新聞出版社)、『能力構築競争』(中公新書)、『「人工物」複雑化の時代 設計 立国日本の産業競争力』(編著、有斐閣)、『建築ものづくり論』(共編著、有斐閣)ほか。 河野 英子 横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授。長銀総合研究所を経て、早稲田大学大学院商学研究科博 士課程修了(博士(商学))、東京富士大学を経て現職。<主な著書・論文> 『ゲストエンジニア:企業間ネット ワーク・人材形成・組織能力の連鎖』白桃書房、「関係的組織能力をベースとした競争優位の構築プロセス:日本 発条の多角化事業成功の事例」『組織科学』、「研究開発型企業における社会的支援と成果管理:浜松ホトニク スの事例」『赤門マネジメント・レビュー』、「多角化を支える弱いつながりの形成とその強化:東海部品工業の医療 機器事業参入の事例」『赤門マネジメント・レビュー』ほか。 ダニエル・ヘラー 横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授。<主な著書>ヘラーD.A. (2013)『収益力と競争力の両立: 日系自動車メーカーの実績と今後の挑戦』信州大学イノベーション研究・支援センター、研究叢書4(共著)、ヘ ラーD.A.(2007)「組織間学習におけるティーチングの効果:ティーチングのベネフィットは学ぶ側だけのものなの か?」藤本隆宏(編)『ものづくり経営学』光文社 、ヘラーD.A,藤本隆宏、G.マーサー(2005)「組織学習教化のた めのM&Aの価値:自動車産業のケースより」『一橋ビジネスレビュー』53巻2号pp.6-19 。 下川 浩一 法政大学名誉教授・東海学園大学名誉教授。<主な著書>『米国自動車産業経営史研究』(東洋経 済新報社)、『自動車産業脱成熟時代』(有斐閣)、『トヨタシステムの原点』(文眞堂)〈共編著〉、『グロー バル自動車産業経営史』(有斐閣)、『自動車産業危機と再生の構造』(中央公論社)、『Japan and the Global Automotive Industry』(Cambridge University Press)、ほか多数。 【経営研究所とは】 経営研究所は昭和21年に故高宮晋先生(東大、一橋大、上智大名誉教授)によって学者と企業が共同 で近代経営のあり方を研究すべく設立された会員制の非営利団体です。当時は他に類似の機関がなかっ たために、「経営研究所」がそのまま固有名詞となり、今日に至っております。 1996年より故土屋守章(東京大学名誉教授)が、さらに2010年6月より寺本義也(前早稲田大学大学院 教授)が引き継ぎ、2013年9月まで丸の内地区を拠点に経営学及び関連学問の研究関心等、大学と企業 の実務的課題を結びつける役割をはたしてまいりました。 創立以来60有余年、着実に発展の地歩を固め今日に至るわけでありますが、2013年10月をもって改め て21世紀にふさわしい研究所としての基盤整備に着手し、「一般社団法人経営研究所」として再スタート致 しました。 『知と実践の交流の場として、また智の発信基地』としての役割を担うなかで得た成果を、広く企業の実 務において活かしていただくとともに、産業界及び学会の発展に資することを狙いとしています。 【研究所の活動と特色】 ~わが国を代表する産・官・学の各界の“知と人”を結集した『研究会』が活動のメイン!~ 経営研究所は、経営の根幹にかかわるテーマごとに研究会を設け、各研究会の活動を経営研究所のコア にしています。各研究会にあっては、講義形式、セミナー形式をとらず、実務者、研究者等を中心に参加メ ンバーの知的格闘技を重視し、毎回、わが国を代表する多彩なゲストを招聘し、ゲストのプレゼンテーショ ンにつづいて、参加者(ビジネスパーソンと研究者が中心)との間で、各回1時間ないし1時間半にわたって 議論を重ねます。 卖なる勉強の場にとどまることなく、その論議を通じて問題を深く掘り下げ、また参加者が相互に切磋琢 磨するとともに、実務上、研究上の新しい着想と、知ならびに実践への指針を得ることをめざします。各研 究会は、上記の研究会活動を通じて、それぞれに質の高い提言と討論がなされるのみならず、しっかりした ドキュメントを提供します。 【今までにご参加いただいた企業】(順不同) アサヒビール、味の素冷凍食品、アパグループ、イオン、イオンバイク、イトーキ、インテリジェンス、エーザイ、NEC ソリューショ ンイノベータ、NTT コミュニケーションズ、NTT ドコモ、NTT 都市開発、大林組、オリックス、花王、カゴメ、川崎汽船、関電工、 キリンビール、クレディセゾン、コニカミノルタ、グローバルマネジメント研究所、小林製薬、サトーホールディングス、シーエー シー、シーズ・スリー、シーメンス・ジャパン、資生堂、JX 日鉱日石エネルギー、島津製作所、ジヤトコ、JoyBiz コンサルティン グ、昭和電工、神鋼ヒューマンクリエイト、水 ing、住商アビーム自動車総合研究所、住友化学、積水化学工業、セブン銀行、 全日空商事、全日本空輸、損害保険ジャパン日本興亜、大日本印刷、大日本住友製薬、タワーズワトソン、テクノバ、テル モ、電源開発、デンソー、電通、東急不動産、東京急行電鉄、東京海上日動火災保険、東京電力、東京メトロポリタン経営品 質協議会、東武鉄道、東レ、トヨタ自動車、豊田自動織機、ニコン、日産自動車、日本化薬、日本航空、日本生活共同組合 連合会、日本生産性本部、乃村工藝社、パイオニア、パイオニア販売、博報堂、パナソニック、ハナマルキ、東日本旅客鉄 道、ピジョン、日立製作所、日野自動車、ファイザー、フォスター電機、富士通、富士電機、ブレーンセンター、ベネッセコーポ レーション、ホウスイ、本田技研工業、本田技術研究所、マツダ、マブチモーター、丸紅、みずほ銀行、三井化学、三井ホー ム、三菱化学、三菱化学テクノリサーチ、三菱ケミカルホールディングス、三菱地所、三菱自動車、三菱重工業、三菱商事、 三菱電機、メイ・ウシヤマ学園、山梨トヨペット、ライオン、LIXIL グループ、リクルート、リクルートマネジメントソリュージョンズ、リ マインド、ルミネ、レンタルのニッケン (株式会社省略) 【参加申込方法】 年会費 1社 300,000 円(経営研究所維持会員は 10%割引、分納可) *年度途中でのご参加も可能です。尚、年会費はお申込み頂いた月より1年間となります。次年度 より自動更新となります。 所定申込書に必要事項をご記入の上、メールもしくはFAXでご送付下さい。 参加は会社卖位で、1社3名の会員の登録ができます。 一般社団法人 経営研究所 事務局 〒100-0005東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビルB1F TEL 03-5220-2881 FAX 03-3217-0208 E-mail [email protected] URL http://www.keieik.or.jp 申込方法 連絡先 【会場案内図】 【三菱ビルへの行き方】 ・JR 「東京駅」(丸の内单口)・・・・・・・・・・・・・・・徒歩約3分 京葉線「東京駅」10 番出口より直結 ・地下鉄 千代田線「二重橋前駅」4番出口・・・・・・・・徒歩約2分 丸ノ内線「東京駅」地下道経由・・・・・・・・・徒歩約3分 都営三田線「大手町駅」D1出口・・・・・・・・徒歩約4分 東西線「大手町駅」B1出口・・・・・・・・・・・・徒歩約6分 2016年度 「自動車産業の将来像研究会」 参加申込書 年 月 会社名 所在地 〒 ふ り が な 登録者氏名 TEL E-mail 所属部署および役職名 ふ り が な 登録者氏名 TEL E-mail 所属部署および役職名 ふ り が な 登録者氏名 TEL E-mail 所属部署および役職名 151225 日
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