年 管 発1 2 28 第3 号 平成27年12月28日 日本年金

年管発1228第3号
平成27年12月28日
日本年金機構理事長
殿
厚生労働省大臣官房年金管理審議官
( 公 印 省 略 )
国民年金法施行規則の一部を改正する省令の施行について
国民年金法施行規則の一部を改正する省令(平成27年厚生労働省令第176号。以下
「改正省令」という 。)が平成27年12月28日に公布されたので通知する。
改正省令による改正の趣旨及び改正省令の内容は下記のとおりであるので、その内
容につき御了知いただくとともに、実施に当たっては、貴機構において周知徹底を図
り遺漏のないよう取り扱われたい。
なお、これに関する具体的な事務の取扱いについては、追って通知する。
記
第一
改正の趣旨
政府管掌年金事業等の運営の改善のための国民年金法等の一部を改正する法律
(平成26年法律第64号。以下「年金事業運営改善法」という 。)による国民年金法
(昭和34年法律第141号)等の改正により、厚生労働大臣が指定する者(以下「指
定全額免除申請事務取扱者」という 。)が、被保険者又は被保険者であった者(以
下「被保険者等」という 。)からの委託を受けて、国民年金の保険料の全額免除申
請及び納付猶予申請をすることができる制度(以下「免除委託制度」という 。)が
創設された。
本省令は、免除委託制度を実施するため、全額免除申請の委託の方法、指定全額
免除申請事務取扱者の指定の手続等について所要の規定の整備を行うものである。
第二
1
改正省令の内容
全額免除申請等の委託の対象となる被保険者等
① 全額免除申請の委託制度の対象となる全額免除要件該当被保険者等(国民年
金法第109条の2第1項に規定する全額免除要件該当被保険者等をいう。以下
同じ 。)については、全額免除の要件に該当する被保険者等のうち、厚生労働
省令で定める者とされており、この厚生労働省令で定める者として国民年金法
第90条第1項第1号、第3号又は第4号のいずれかに該当する事実を厚生労働
大臣が確認した者(世帯主又は配偶者があるときは、そのいずれもが当該各号
のいずれかに該当する事実を厚生労働大臣が確認した者に限る 。)としたこと 。
② 納付猶予申請の委託制度の対象となる納付猶予要件該当被保険者等(国民年
金法等の一部を改正する法律(平成16年法律第104号)附則第19条の2第1項に
規定する納付猶予要件該当被保険者等をいう。以下同じ 。)についても、上記
①と同様とした(ただし、世帯主は確認の対象としない 。)こと。
2
3
全額免除申請等の委託の方法等
① 全額免除要件該当被保険者等が、全額免除申請を指定全額免除申請事務取扱
者に委託するときは、全額免除の申請書に、必要な書類を添えて、これを指定
全額免除申請事務取扱者に提出しなければならないこととしたこと。
② 委託を受けた指定全額免除申請事務取扱者が全額免除申請を行うときは、①
により提出のあった申請書に委託を受けた年月日等を記録し、これを日本年金
機構(以下「機構」という 。)に提出しなければならないこととしたこと。
③ 納付猶予申請の委託の方法等についても、上記①及び②と同様としたこと。
指定全額免除申請事務取扱者の指定に係る手続について
指定全額免除申請事務取扱者の指定を受けようとする者は、その名称、所在地
等を記載した申請書に以下の事項を明らかにすることができる書類を添えて、こ
れを機構に提出しなければならないこととしたこと。ただし、これらの事項につ
いて厚生労働大臣が確認できる場合には、添付を不要とすることとしたこと。
また、以下の事項について変更があった場合にも同様としたこと。
① 指定を受けようとする者の名称及び住所並びに事務所の所在地
② 全額免除申請及び納付猶予申請の事務の処理の方法及び当該事務を実施する
ための体制
③ 個人情報の適正な管理に関する具体的な実施の方法
④ 当該指定を受けようとする者が国民年金保険料の納付の勧奨及び請求の業務
を実施する者であること
4
第三
その他
1の①及び3の厚生労働大臣の確認の権限を機構に委任するほか、所要の規定
の整備を行うこととしたこと。
施行期日
改正省令は、平成28年1月1日から施行することとしたこと。
年管発1228第4号
平成27年12月28日
地方厚生(支)局長
殿
厚生労働省大臣官房年金管理審議官
( 公 印 省 略 )
国民年金法施行規則の一部を改正する省令の施行について
国民年金法施行規則の一部を改正する省令(平成27年厚生労働省令第176号。以下
「改正省令」という 。)が平成27年12月28日に公布されたので通知する。
改正省令による改正の趣旨及び改正省令の内容は下記のとおりであるので、その内
容につき御了知いただくとともに、貴管内各市町村への周知方よろしく取り計らわれ
たい。
なお、これに関する日本年金機構における具体的な事務の取扱いについては、追っ
て通知する。
記
第一
改正の趣旨
政府管掌年金事業等の運営の改善のための国民年金法等の一部を改正する法律
(平成26年法律第64号。以下「年金事業運営改善法」という 。)による国民年金法
(昭和34年法律第141号)等の改正により、厚生労働大臣が指定する者(以下「指
定全額免除申請事務取扱者」という 。)が、被保険者又は被保険者であった者(以
下「被保険者等」という 。)からの委託を受けて、国民年金の保険料の全額免除申
請及び納付猶予申請をすることができる制度(以下「免除委託制度」という 。)が
創設された。
本省令は、免除委託制度を実施するため、全額免除申請の委託の方法、指定全額
免除申請事務取扱者の指定の手続等について所要の規定の整備を行うものである。
第二
1
改正省令の内容
全額免除申請等の委託の対象となる被保険者等
① 全額免除申請の委託制度の対象となる全額免除要件該当被保険者等(国民年
金法第109条の2第1項に規定する全額免除要件該当被保険者等をいう。以下
同じ 。)については、全額免除の要件に該当する被保険者等のうち、厚生労働
省令で定める者とされており、この厚生労働省令で定める者として国民年金法
第90条第1項第1号、第3号又は第4号のいずれかに該当する事実を厚生労働
大臣が確認した者(世帯主又は配偶者があるときは、そのいずれもが当該各号
のいずれかに該当する事実を厚生労働大臣が確認した者に限る 。)としたこと 。
② 納付猶予申請の委託制度の対象となる納付猶予要件該当被保険者等(国民年
金法等の一部を改正する法律(平成16年法律第104号)附則第19条の2第1項に
規定する納付猶予要件該当被保険者等をいう。以下同じ 。)についても、上記
①と同様とした(ただし、世帯主は確認の対象としない 。)こと。
2
3
全額免除申請等の委託の方法等
① 全額免除要件該当被保険者等が、全額免除申請を指定全額免除申請事務取扱
者に委託するときは、全額免除の申請書に、必要な書類を添えて、これを指定
全額免除申請事務取扱者に提出しなければならないこととしたこと。
② 委託を受けた指定全額免除申請事務取扱者が全額免除申請を行うときは、①
により提出のあった申請書に委託を受けた年月日等を記録し、これを日本年金
機構(以下「機構」という 。)に提出しなければならないこととしたこと。
③ 納付猶予申請の委託の方法等についても、上記①及び②と同様としたこと。
指定全額免除申請事務取扱者の指定に係る手続について
指定全額免除申請事務取扱者の指定を受けようとする者は、その名称、所在地
等を記載した申請書に以下の事項を明らかにすることができる書類を添えて、こ
れを機構に提出しなければならないこととしたこと。ただし、これらの事項につ
いて厚生労働大臣が確認できる場合には、添付を不要とすることとしたこと。
また、以下の事項について変更があった場合にも同様としたこと。
① 指定を受けようとする者の名称及び住所並びに事務所の所在地
② 全額免除申請及び納付猶予申請の事務の処理の方法及び当該事務を実施する
ための体制
③ 個人情報の適正な管理に関する具体的な実施の方法
④ 当該指定を受けようとする者が国民年金保険料の納付の勧奨及び請求の業務
を実施する者であること
4
第三
その他
1の①及び3の厚生労働大臣の確認の権限を機構に委任するほか、所要の規定
の整備を行うこととしたこと。
施行期日
改正省令は、平成28年1月1日から施行することとしたこと。