寝屋川市人口ビジョン（素案）（PDF：3MB）

寝屋川市人口ビジョン
平成 27 年 12 月現在
【素案】
目次
１人口動向 ···················································································· １
⑴ 総人口の推移 ············································································· １
⑵ 年齢３区分別人口の推移 ······························································· ２
⑶ 男女別５歳年齢別人口構成比の推移················································· ３
⑷ 総人口に占める０～４歳人口、15～49 歳女性人口割合の推移 ·················· ５
⑸ 老年人口（65 歳以上）と高齢化率の推移 ·········································· ６
⑹ 老後の暮らしに関するアンケート調査 ···················································· ７
⑺ 世帯数と世帯人員の推移 ································································ ８
⑻ 出生数、死亡数（自然増減）の推移 ················································· ９
⑼ 合計特殊出生率の推移 ·································································· 10
⑽ 子どもの数に関する市民アンケート調査 ·················································· 11
⑾ 未婚率の推移 ············································································· 12
⑿ 転入数、転出数（社会増減）の推移 ················································· 13
⒀ 転入元・転出先別の社会増減··························································· 14
⒁ 年代別、転入元・転出先別の社会増減 ················································ 20
⒂ 定住意識等に関する市民アンケート調査 ··············································· 21
⒃ 総人口に与えてきた自然増減と社会増減の影響 ······································ 23
⒄ 周辺地域との流動状況 ··································································· 24
⒅ 従業者数の推移 ·········································································· 30
⒆ 就職・転職に関する市民アンケート調査 ················································· 32
⒇ 産業別従業者数 ·········································································· 33
(21) 希望する仕事に関する市民アンケート調査 ·············································· 35
(22) 人口動向からみる寝屋川市の特徴 ······················································ 36
２将来人口の推計と分析 ···································································· 37
⑴ 推計パターンの概要 ······································································· 38
⑵ 推計結果 ··················································································39
⑶ 人口減少段階の推計·····································································40
⑷ 人口推計のシミュレーション ································································41
３人口の変化が与える影響 ··································································45
⑴ 財政状況への影響 ········································································45
⑵ 公共施設等への影響 ·····································································46
⑶ 商業への影響··············································································47
⑷ 子育て・教育への影響 ····································································48
⑸ 地域コミュニティへの影響 ··································································48
４寝屋川市の将来人口ビジョン······························································50
⑴ 目指すべき将来の方向性 ································································50
⑵ 市民アンケート調査の実施 ·······························································50
⑶ 人口分析等を踏まえた基本的方向 ·····················································56
⑷ 人口の将来展望 ··········································································56
寝屋川市人口ビジョン
１人口動向
⑴
総人口の推移
市制施行時（昭和 26 年）に約３万５千人であった人口は、高度経済成長期を経て
大幅に増加し、昭和 40 年に 10 万人を、昭和 50 年に 25 万人を超えました。特に、昭
和 40 年から昭和 45 年までの５年間では、人口が約 11 万人から約 20 万人まで、およ
そ２倍の急激な人口増加となりました。
昭和 50 年以降、約 25 万人から 26 万人で推移する状況が続き、平成７年の約 26
万人をピークに減少に転じました。バブル経済崩壊による地価下落など、都心の住宅供給
の増加による都心回帰現象の影響もあり平成 12 年、平成 17 年と人口減少率は約３パ
ーセントとなっています。
その後も人口は減少していますが、寝屋川市駅及び香里園駅の各駅前再開発事業な
ど魅力あるまちづくり等により、平成 22 年の人口減少率は約 1.5 パーセントにとどまっており、
平成 26 年現在で約 23 万７千人となっています。
日本は人口減少時代に突入していますが、本市は、国（人口のピークが平成 20 年）
や大阪府（人口のピークが平成 22 年）に比べ、先行して人口減少局面に入っていると言
えます。
【図１】総人口の推移（国勢調査）
300,000
人口減少率
2.96％
人口減少率
3.58％
250,000
高度経済成長期
（昭和 29 年～昭和 48 年）
人口減少率
1.49％
200,000
人口のピーク
（平成７年）
150,000
（
人
）
100,000
50,000
0
昭和25年昭和30年昭和35年昭和40年昭和45年昭和50年昭和55年昭和60年平成2年平成7年平成12年平成17年平成18年平成19年平成20年平成21年平成22年平成23年平成24年平成25年平成26年
(1950)
(1955)
(1960)
(1965)
(1970)
(1975)
(1980)
(1985)
(1990)
(1995)
(2000)
(2005)
(2006)
(2007)
(2008)
(2009)
(2010)
(2011)
(2012)
(2013)
(2014)
資料：国勢調査
大阪府の推計人口
※ 平成 18 年から平成 21 年までの総人口については、平成 17 年の国勢調査による総人口に各年の住民基本台帳上にお
ける人口動態の増減数を、平成 23 年から平成 26 年までの総人口については、平成 22 年の国勢調査による総人口に各年
の住民基本台帳上における人口動態の増減数を加算して試算した推計人口です。
-1-
寝屋川市人口ビジョン
⑵
年齢３区分別人口の推移
年少人口（0 歳から 14 歳まで）及び生産年齢人口（15 歳から 64 歳まで）は、昭
和 30 年代後半から昭和 50 年までの高度経済成長期に急激に増加し続けましたが、年
少人口は昭和 50 年の約 7 万 3 千人をピークに減少し、平成 22 年には約３万人となり、
ピーク時の約 41 パーセントにまで減少しています。また、生産年齢人口も平成７年の約
19 万４千人をピークに減少し、平成 22 年には約 15 万人となり、およそ 15 年でピーク時
の約 77 パーセントまで減少しています。
一方、老年人口（65 歳以上）は緩やかに増加していましたが、昭和 50 年に約１万
人近くになり、平成２年には約２万人、平成 12 年には約３万人を超え、平成 17 年には
年少人口を約８千人上回って約４万人を超え、平成 22 年は約 5 万 5 千人となりまし
た。
また、総人口に占める老年人口の割合を示す高齢化率とは別に、生産年齢人口に占
める老年人口の割合を示す老年人口指数は、高度経済成長期の昭和 30 年では 8.0
パーセント、昭和 50 年では 5.6 パーセントでしたが、その後の生産年齢人口の減少と老年
人口の増加によって、平成 22 年には 36.7 パーセントまで上昇し、老年人口１人を支え
る生産年齢人口の人数は、昭和 50 年の 18.0 人から平成 22 年の 2.7 人まで減少
しています。
【図２】年齢３区分別人口、老年人口指数の推移
300,000
36.7
40.0
254,311 255,859 258,228 256,524 258,443 250,806 241,816
250,000
9,500
12,612
15,383
18,453
23,877
25.3
238,204
41,908
55,011
30.0
31,686
206,961
6,776
200,000
17.4
171,885
人
口 150,000
（
人
）
7.3
8.0
7.5
113,576
4.9
0
4.6
5.6
9.7
8.5
7.3
181,540
190,926
4,059
194,273
182,091
165,924
146,056
100,000
50,000
12.3
170,928
34,492
1,563
38,668
1,971
21,295
24,523
11,632
12,174
50,188
149,989
-10.0
73,714
33,975
54,129
71,129
26,718
60,977
46,133
39,203
36,376
33,874
30,181
昭和25年昭和30年昭和35年昭和40年昭和45年昭和50年昭和55年昭和60年平成２年平成７年平成12年平成17年平成22年
（1950）（1955）（1960）（1965）（1970）（1975）（1980）（1985）（1990）（1995）（2000）（2005）（2010）
年少人口
老
年
人
10.0 口
指
数
（
％
0.0 ）
82,799
2,533
13,680
20.0
生産年齢人口
老年人口
-20.0
老年人口指数
※ 総人口には、年齢不詳人口を含む。
老年人口指数＝老年人口÷生産年齢人口×100
資料：国勢調査
-2-
寝屋川市人口ビジョン
本市の人口が現在と同等の規模となった昭和 50 年以降における年齢３区分別人口構
成比の推移をみると、生産年齢人口の割合は、昭和 50 年の 67.3 パーセントから増加傾
向にあり、平成７年には 75 パーセントを超えましたが、その後、減少傾向に転じ、平成 22
年では 63.8 パーセントとなっています。
年少人口の割合は、昭和 50 年の 29.0 パーセントから平成 22 年の 12.8 パーセントに、
約 16 ポイント減少しています。
一方、老年人口の割合は、昭和 50 年の 3.7 パーセントから平成 22 年には約 20 ポイ
ント増加し、23.4 パーセントとなっています。
平成 22 年における年齢３区分別人口の構成比は、国、大阪府と大差がない状況とな
っています。
【図３】年齢３区分別人口構成比の推移（国、大阪府、寝屋川市）
100%
7.9 6.1 3.7
9.1 7.2 4.9
90%
10.3 8.3 6.0
7.2
12.1 9.7
14.6 11.9
9.3
17.4 15.0
12.7
68.1 70.8
72.8
20.2 18.7 17.3
23.0 22.4 23.4
66.1 67.5 68.6
63.8 64.4 63.8
80%
人
口
構
成
比
（
％
）
70%
60%
67.7 68.3
67.3
67.4 68.3
67.2
68.2 70.4
70.4
69.7 73.0
50%
74.7
69.5 73.0 75.5
40%
30%
20%
10%
24.3 25.6
29.0
23.5 24.4 27.8
21.5 21.4 23.6
18.2 17.3 18.1
16.0 15.0 15.2
14.6 14.2 14.5
13.8 13.8 14.0
13.2 13.3 12.8
国大寝
阪屋
府川
市
国大寝
阪屋
府川
市
国大寝
阪屋
府川
市
国大寝
阪屋
府川
市
国大寝
阪屋
府川
市
国大寝
阪屋
府川
市
0%
国大寝
阪屋
府川
市
昭和50年
国大寝
阪屋
府川
市
昭和55年
昭和60年
平成２年
15歳未満
⑶
15～64歳
平成７年
65歳以上
平成12年
平成17年
平成22年
資料：国勢調査
男女別５歳年齢別人口構成比の推移
男女別５歳年齢別人口の構成比は、昭和 50 年には、25 歳から 34 歳までの割合が
約 25 パーセントであり、９歳以下も 20 パーセントを超えており、いわゆる団塊の世代付
近とその子の世代の割合が国や大阪府と比べて高くなっています。さらに、65 歳以上の割
合は、国や大阪府と比べおよそ２～４ポイント低くなっています。国は 25 歳から 34 歳まで、
９歳以下の割合が高い釣鐘型であり、大阪府はその２つの年代の構成比がより高い星
型になっていますが、本市は大阪府より更に２つの年代の構成比が高くなっています。
その後、35 年間で人口構造は大きく変化し、平成 22 年には、本市の 60 歳代の団塊
の世代付近の割合は、国や大阪府と比較して２～３ポイント高くなっていますが、逆三角
形のつぼ型になっており、構成比が高いのは 60 歳代とその子世代である 35 歳から 44 歳
までの年代ですが、孫世代である５歳から 19 歳までの年代構成比が低いことから、本市、
国、大阪府共に少子化が進んでいることが分かります。
-3-
寝屋川市人口ビジョン
【図４】寝屋川市の男女別５歳年齢別人口
昭和50年（1975年）
0.1
85歳～
80歳～84歳
75歳～79歳
70歳～74歳
65歳～69歳
60歳～64歳
55歳～59歳
50歳～54歳
45歳～49歳
40歳～44歳
35歳～39歳
11.8
30歳～34歳
25歳～29歳 12.7
20歳～24歳
15歳～19歳
10歳～14歳
５歳～９歳
０歳～４歳 13.0
0.2
18
17
0.5
16
0.9
15
1.5
平成22年（2010年）
0.2
18
0.4
17
0.8
16
1.2
15
1.8
14
8.0
12
12
11
11
10
7.6
9
7
13.8
6
6
5
5
5.3
4
4.0
2.0
(％)
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
女
男
10.0 12.0 14.0
(％)
4.0
2
12.7
1
6.0
4.5
3
4.4
9.6
2
4.5
4
5.0
3
8.0
8.0
8
11.6
7
7.1
9
8.4
8
14.0 12.0 10.0
9.4
13
10
9.7
8.6
14
8.7
13
1
14.0 12.0 10.0 8.0
6.0
4.0
(％)
2.0
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0 10.0 12.0 14.0
女
男
(％)
【図５】国の男女別５歳年齢別人口
昭和50年（1975年）
85歳～
80歳～84歳
75歳～79歳
70歳～74歳
65歳～69歳
60歳～64歳
55歳～59歳
50歳～54歳
45歳～49歳
40歳～44歳
35歳～39歳
30歳～34歳
25歳～29歳
20歳～24歳
15歳～19歳
10歳～14歳
５歳～９歳
０歳～４歳
0.2
18
0.6
17
1.3
18
0.9
17
1.7
16
2.1
16
2.5
15
2.9
平成22年（2010年）
0.5
15
3.3
14
6.4
12
12
11
11
10
7.1
9
7
9.4
6
6
5
5
5.0
4
4.9
3
8.3
14.0 12.0 10.0
8.0
6.0
4.0
2.0
0.0
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
女
男
4
4.5
3
4.4
4.2
2
8.6
1
(％)
4.6
7.7
2
9.3
7.4
8
8.1
7
6.6
9
8.0
8
9.9
7.8
13
10
8.4
6.6
14
8.0
13
1
10.0 12.0 14.0
(％)
14.0 12.0 10.0 8.0
6.0
4.0
(％)
2.0
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0 10.0 12.0 14.0
女
男
(％)
【図６】大阪府の男女別５歳年齢別人口
昭和50年（1975年）
85歳～
80歳～84歳
75歳～79歳
70歳～74歳
65歳～69歳
60歳～64歳
55歳～59歳
50歳～54歳
45歳～49歳
40歳～44歳
35歳～39歳
30歳～34歳
25歳～29歳
20歳～24歳
15歳～19歳
10歳～14歳
５歳～９歳
０歳～４歳
0.1
0.3
0.9
1.6
2.3
18
17
平成22年（2010年）
0.3
18
0.6
17
1.2
16
16
2.0
15
15
2.8
14
7.0
12
12
11
11
10
7.6
9
7
10.8
6
6
5
5
8.9
14.0 12.0 10.0
(％)
4
5.0
4
4.5
3
5.0
3
4.5
8.4
2
10.2
6.0
4.0
2.0
男
0.0
4.7
2.0
女
4.0
6.0
8.0
10.0 12.0 14.0
(％)
4.2
2
9.6
1
8.0
8.0
8
9.6
7
7.2
9
8.4
8
11.0
8.0
13
10
9.8
7.2
14
8.1
13
1
14.0 12.0 10.0 8.0
(％)
6.0
4.0
2.0
男
0.0
2.0
女
4.0
6.0
8.0 10.0 12.0 14.0
(％)
資料：国勢調査
-4-
寝屋川市人口ビジョン
⑷
総人口に占める０～４歳人口、15～49 歳女性人口割合の推移
合計特殊出生率の算定において基礎となる 15 歳から 49 歳までの女性人口は、総人
口のピークよりも少し早い時期である平成２年をピークに減少傾向に転じ、平成 22 年には
21.3 パーセントとなり、ピーク時から 7.3 ポイント減少しています。
また、０歳から４歳までの乳児・幼児人口の割合は、平成２年から 12 年までは 15 歳
から 49 歳までの女性人口割合の減少に影響なく横ばいとなっていましたが、平成 12 年以
降、減少傾向となっています。
さらに、15 歳から 49 歳までの女性人口に対する０歳から４歳までの人口の割合である
子ども女性比は、平成 22 年では国よりも若干低く、18.4 パーセントとなっています。
【図７】総人口に占める０～４歳人口、15～49 歳女性人口の割合の推移
35
72,715
71,619
80,000
73,003
72,583
68,660
30
28.6
25
28.6
28.1
28.0
70,000
59,344
50,024
22.0
21.3
10,665
9,183
4.4
3.9
50,000
23.7
割 20
合
（
％ 15 32,594
）
12.8
10
60,000
53,247
26.7
人
40,000 口
（
人
30,000 ）
21,492
15,975
8.4
5
13,177
6.2
12,943
12,731
5.0
5.1
5.2
20,000
10,000
0
0
昭和50年昭和55年昭和60年平成２年平成７年平成12年平成17年平成22年
0～4歳人口（人）
15～49歳女性人口（人）
総人口に占める0～4歳人口の割合（％）
資料：国勢調査
総人口に占める15～49歳女性人口の割合（％）
【図８】15～49 歳女性人口に対する０～４歳人口の割合の推移（子ども女性比）
50
44.8
45
40
【寝屋川市】
【大阪府】
35.1
35
30
割
合 25
（
％
） 20
32.9
26.2
30.0
【国】
24.2
27.8
21.5
20.7
20.0
18.4
20.2
20.3
19.7
20.0
19.6
18.5
平成12年
平成17年
平成22年
18.9
22.0
15
21.8
10
18.0
18.8
18.3
19.3
平成２年
平成７年
5
0
昭和50年
昭和55年
昭和60年
寝屋川市 15～49歳女性人口に対する0～4歳人口
大阪府 15～49歳女性人口に対する0～4歳人口
国 15～49歳女性人口に対する0～4歳人口
-5-
資料：国勢調査
寝屋川市人口ビジョン
⑸ 老年人口（65 歳以上）と高齢化率の推移
昭和 50 年以降、老年人口は年々増加し、平成 22 年現在で約５万５千人、35 年間
で約６倍に増加しており、とりわけ、75 歳以上の後期高齢者の数は平成 22 年現在で約
２万人、35 年間で約７倍に増加していることが分かります。
高齢化率は、平成 17 年まで国、大阪府を下回っていましたが、平成 22 年には 23.4 パ
ーセントとなり、国、大阪府を上回りました。
また、後期高齢化率は、国、大阪府に比べ低いものの、上昇率が高くなってきており、平
成 22 年に 8.7 パーセントとなっています。
【図９】老年人口、後期高齢者数の推移
60,000
55,011
50,000
41,908
20,388
40,000
31,686
14,769
（ 30,000
人
）
23,877
11,122
18,453
20,000
15,383
12,612
9,500
10,000
8,759
7,126
5,299
3,731
2,657
0
6,843
8,881
10,084
11,327
15,118
20,564
27,139
34,623
昭和50年
（1975）
昭和55年
（1980）
昭和60年
（1985）
平成2年
（1990）
平成7年
（1995）
平成12年
（2000）
平成17年
（2005）
平成22年
（2010）
老年人口（後期高齢者を除く。）
※
【図 11】後期高齢化率の推移
25.0
17.4
14.6
15.0
5.0
12.0
23.4
23.0
20.2
22.4
20.0
10.0
15.0
12.1
11.9
10.3
9.1
9.7
7.9
8.3
9.3
7.2
6.1
7.2
6.0
4.9
3.7
10.0
9.1
8.0
17.3
割
合
（
％
）
12.7
7.1
5.7
6.0
4.8
3.9
4.0
2.5
2.0 1.7
0.0
昭和昭和昭和平成平成平成平成平成
50年 55年 60年２年７年 12年 17年 22年
大阪府
11.1
18.7
0.0
国
資料：国勢調査
年齢不詳人口を除く。
【図 10】高齢化率の推移
割
合
（
％
）
後期高齢者数
1.0
3.1
2.3
1.5
資料：国勢調査
8.7
7.4
5.6
6.1
4.5
3.8
4.4
3.0
3.4
2.8
2.1
昭和昭和昭和平成平成平成平成平成
50年 55年 60年２年７年 12年 17年 22年
国
寝屋川市
9.5
大阪府
寝屋川市
資料：国勢調査
-6-
寝屋川市人口ビジョン
⑹ 老後の暮らしに関するアンケート調査
【本市に対する老後の環境についての意識】
市民アンケート調査によると、若年層（18 歳から 39 歳まで）では、「老後暮らしやすい
環境だと思う」「老後暮らしやすい環境だと少しは思う」と答えた人の割合が、「老後暮らしや
すい環境だと思わない」「老後暮らしやすい環境だとあまり思わない」と答えた人の割合よりわ
ずかに高くなっています。
一方で、40 歳から 64 歳まででは、「老後暮らしやすい環境だと思わない」「老後暮らしや
すい環境だとあまり思わない」と答えた人の割合が高くなっています。
0.0%
郵送（18歳～39歳）
3.9%
N=155
郵送（40歳～64歳）
3.5%
N=318
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
100.0%
0.0 %
25.2%
43.2 %
19.4 %
8.4 %
23.9%
41.2 %
老後暮らしやすい環境だと思う
どちらでもない
老後暮らしやすい環境だと思わない
17.9 %
0.9 %
12.6 %
老後暮らしやすい環境だと少しは思う
老後暮らしやすい環境だとあまり思わない
無回答
【理想とする老後の暮らし方】
理想とする老後の暮らし方は、若年層では、「家族と一緒の時間を大切に過ごしたい」と回
答した人の割合が高く、40 歳から 64 歳まででは、「仕事をせずに趣味や習い事を楽しみ
悠々自適に過ごしたい」と回答した人の割合が高くなっています。
また、「できるだけ長く、現役で働きたい」と回答した人の割合は、40 歳から 64 歳までの方
が高くなっています。
0.0%
20.0%
郵送（18歳～39歳）
N=155
32.3%
40.0%
60.0%
18.7%
80.0%
100.0%
0.6%
3.9%
34.2%
10.3%
郵送（40歳～64歳）
N=318
35.5%
24.2%
21.4%
2.2%
6.9%
8.2%
仕事をせずに、趣味や習い事を楽しみ、悠々自適に過ごしたい
できるだけ長く、現役で働きたい
家族と一緒の時間を大切に過ごしたい
地域活動やボランティアなど、人に役立つことをしたい
わからない
その他
無回答
-7-
0.0%
1.6%
寝屋川市人口ビジョン
⑺
世帯数と世帯人員の推移
世帯数は、高度経済成長期には人口と同様に急増し、人口が減少に転じた平成７年
以降においても、都市化、核家族化の進行等により増加し続けており、平均世帯人員も継
続して減少傾向にあります。また、高齢化の進行により、高齢者単独世帯が平成７年から
平成 22 年までのわずか 15 年で約 2.8 倍になっています。
【図 12】寝屋川市の世帯数と平均世帯人員、高齢者単独世帯の推移
120,000
4.7
5.0
4.7
4.5
4.2
100,000
94,345
3.6
3.3
80,000
世
帯
数
（
世
帯
）
79,835
83,701
3.2
3.1
85,369
95,313
95,896
99,178
4.0
88,396
3.5
3.0
2.9
2.7
62,336
2.6
2.5
60,000
2.4
40,000
31,810
1.0
高齢者単独世帯
20,000
平
均
3.0 世
帯
人
2.5 員
（
人
／
2.0
世
帯
）
1.5
12,011
7,387
0.5
8,262
3,823
0
5,454
7,643
10,599
昭和25年昭和30年昭和35年昭和40年昭和45年昭和50年昭和55年昭和60年平成２年平成７年平成12年平成17年平成22年
（1950）（1955）（1960）（1965）（1970）（1975）（1980）（1985）（1990）（1995）（2000）（2005）（2010）
資料：国勢調査
-8-
0.0
寝屋川市人口ビジョン
⑻
出生数、死亡数（自然増減）の推移
出生数は、昭和 43 年頃には 6,000～7,000 人台で推移していましたが、昭和 48 年
の 7,952 人をピークに減少し、平成 25 年には 2,000 人を割り、平成 26 年は 1,825
人となっています。一方、死亡数は年々増加傾向で平成 22 年以降は 2,000 人を超える
人数で推移しています。
出生数と死亡数の差である自然増減数は、昭和 40 年代は出生数の急速な増加によ
り、１年に約 5,000 人から 6,000 人の増加で推移しましたが、昭和 50 年代には自然増
の数が減少傾向に転じました。総人口のピークである平成７年には自然増加数は 1,218
人となり、平成 22 年には初めて死亡数が出生数を上回り、その後は、自然減少が続いて
います。
【図 13】出生数、死亡数（自然増減）の推移
8,000
6,809
5,952
6,000
6,120
4,000
3,591
3,956
5,220
3,204
自
然
増
減
（
人
）
3,052
2,606
2,662
3,024
2,000
1,976
1,340
1,218
0
△ 387
2,642
△ 689
△ 732
1,065
1,974
2,046
1,930
2,027
1,982
189
221
85
109
13
1,964
2,049
△ 105 △ 44
△ 932
-2,000
△ 1,076
2,059
1,908
△ 60 △ 153
1,825
△ 337
△ 1,444
△ 1,825
△ 1,577
△ 1,918
△ 1,266
△ 2,069
△ 1,785
△ 2,061
△ 1,845
△ 2,093
△ 1,969
△ 2,162
△ 2,119
-4,000
出
生
数
（
人
）
死
亡
数
（
人
）
-6,000
-8,000
昭和
40年
昭和
45年
昭和
50年
昭和
55年
昭和
60年
平成
2年
平成
7年
平成
12年
平成
17年
平成
18年
平成
19年
平成
20年
平成
21年
平成
22年
平成
23年
平成
24年
平成
25年
平成
26年
自然増減
資料：寝屋川市統計書
-9-
寝屋川市人口ビジョン
⑼
合計特殊出生率の推移
女性が生涯に産む子どもの数とされている合計特殊出生率は、昭和 40 年代後半の第
２次ベビーブーム期以降低下し、昭和 60 年は 1.75 となり、その後も減少を続け、平成
17 年には 1.22 と最も低い数値となりました。
平成 22 年には、団塊ジュニア世代の出産等により、全国的に高くなり、これまで国より低
かった本市の値は、平成 22 年に初めて国を上回り、0.05 ポイント高くなっています。
【図 14】合計特殊出生率の推移
1.8
1.7
1.76
1.75
1.69
合
計
特
殊
出
生
率
（
％
）
1.6
1.54
1.5
1.50
1.44
1.42
1.46
1.4
1.3
1.39
1.36
1.39
1.33
1.33
1.26
1.33
1.31
1.2
1.22 1.21
1.1
昭和60年
(1985)
平成２年
(1990)
平成７年
(1995)
国
大阪府
平成12年
(2000)
平成17年
(2005)
平成22年
(2010)
寝屋川市
資料：国、大阪府のデータは人口動態調査
寝屋川市のデータは人口動態保健所・市区町村別統計（５年間平均）
- 10 -
寝屋川市人口ビジョン
⑽
子どもの数に関する市民アンケート調査
【理想とする子どもの数と実際の子どもの数】
理想とする子どもの数と実際の子どもの数の関係は、現在１人の子を持つ親の 86 パーセ
ントが理想とする子どもの数を２人以上としており、２人の子を持つ親の 40 パーセントが理
想とする子どもの数を３人以上としており、理想とする子どもの数と実際の子どもの数がかい
離していることが分かります。また、現在子どもがいない人の 80.9 パーセントが将来を含め子
どもが欲しいと感じています。
― 理想の子どもの数 ―
実際の子どもの数１人
欲しく
ない,
1.1%
無回答,
5.4%
１人,
7.5%
３人,
33.3%
２人,
52.7%
実際の子どもの数 2 人
欲しく
ない,
0.7%
４人,
5.2%
無回答,
3.0%
子どもはいない
無回答,
欲しく 6.3%
ない,
12.7%
１人,
5.8%
４人,
1.6%
３人,
34.8%
２人,
56.3%
３人,
20.6%
２人,
52.9%
※ 市民アンケート調査(回答者 432 人)のうち、「実際の子どもの数が３人」「実際の子どもの数が４人」「無回答」
であった 56 人を除く。
【理想の子どもの数】
若年層（15 歳から 39 歳まで）の理想の子どもの数は「２人」が６割以上で多くなってい
ますが、「３人」と回答した割合は 40 歳から 64 歳までと比べて低くなっています。
- 11 -
寝屋川市人口ビジョン
【子どもに関する将来の意識】
若年層は、郵送アンケートで 73.6 パーセント、WEB アンケートで 62.5 パーセントの市民
が、現在子どもがいる、いないにかかわらず、将来子どもが欲しいと回答しています。
0.0%
20.0%
郵送（18歳～39歳）
N=155
40.0%
60.0%
51.0%
80.0%
22.6%
100.0%
17.4%
5.8% 3.2%
今は子どもがいないが将来は欲しいと思う
現在子どもがおり、将来もっと欲しいと思う
現在子どもがおり、これ以上欲しいとは思わない
子どもは欲しくない
不明
0.0%
20.0%
WEB調査（15歳～39歳）
N=104
⑾
40.0%
60.0%
48.1%
80.0%
14.4%
17.3%
100.0%
20.2%
今は子どもがいないが将来は欲しいと思う
現在子どもがおり、将来もっと欲しいと思う
現在子どもがおり、これ以上欲しいとは思わない
子どもは欲しくない
未婚率の推移
25 歳から 39 歳までの未婚率は、全国的に高くなっており、平成 22 年には女性が約 40
パーセント、男性が約 50 パーセントとなっています。
本市の女性の未婚率は、近年は国よりも高く、大阪府よりも低い値で推移しており、平
成２年から平成 22 年までの間で約２倍になっています。
一方、本市の男性の未婚率は、平成７年頃まで国、大阪府を下回っていましたが、平
成 12 年には国、大阪府を上回り、平成 17 年には 50 パーセントを超えました。
【図 15】25～39 歳の未婚率の推移（女性）
【図 16】25～39 歳の未婚率の推移（男性）
45.0
55.0
50.9
40.4
40.0
38.5
34.0
36.1
50.0
49.8
49.7
43.5
43.5
未 40.0
婚
率
（
％
） 35.0
26.8
23.0
20.1
30.0
19.8
15.8
49.7
47.7 49.2
47.7
44.5
45.0
28.3
20.0
10.0
39.0
32.8
30.5
未 30.0
婚
率
（
％
） 25.0
47.9
37.5 37.5
35.5
35.0
15.0
50.0
39.4
38.3
37.8
32.5
31.9
29.7
25.0
14.7
12.2
20.0
昭和60年平成２年平成７年平成12年平成17年平成22年
(1985)
(1990)
(1995)
(2000)
(2005)
(2010)
国
大阪府
昭和60年平成２年平成７年平成12年平成17年平成22年
(1985)
(1990)
(1995)
(2000)
(2005)
(2010)
国
寝屋川市
資料：国勢調査
- 12 -
大阪府
寝屋川市
資料：国勢調査
寝屋川市人口ビジョン
⑿
転入数、転出数（社会増減）の推移
昭和 42 年から昭和 47 年までは、高度経済成長期での労働力需要状況の地域間格
差の影響などから三大都市圏内にある本市への地方圏からの人口流入が多かったことが推
察され、転入者は４万人以上、転出者は平均約 3 万５千人で推移しており、社会増の
状態となっていましたが、その後、景気後退の影響を受け、人の流れの停滞、郊外への転
出等により、昭和 48 年に初めて社会減となり、転出者が転入者を上回る傾向に転じまし
た。
ここ 10 年でも、転出者・転入者ともに大きく減少し、7,000 人から 9,000 人で推移し
ていますが、平成 23 年、平成 24 年を除き、転出数が転入数を上回っている状況が続い
ています。
【図 17】転入数、転出数（社会増減）の推移
50,000
46,711
40,000
36,743
31,978
32,111
30,000
社
会
増
減
（
人
）
20,000
15,569
15,943
13,842
15,706
12,017
10,000
7,906
9,114
9,235
9,183
8,847
578
6,335
0
8,803
9,063
8,343
511
146
7,488
7,949
△ 647 △ 407 △ 228 △ 237
△ 1,152 △ 371
△ 196
△ 2,375 △ 1,507
△ 2,002
△
8,197
△ 8,320
△ 9,413
△ 9,411
△ 8,640
△ 9,084 △ 8,552
△ 11,178
△ 9,761 △ 9,642
△ 14,019
△ 15,258
△ 15,902
△ 17,044
△ 1,101
△ 4,622
-10,000
-20,000 △ 16,409
△ 1,416
-30,000
転
入
数
（
人
）
転
出
数
（
人
）
△ 36,165
△ 36,733
-40,000
△ 40,376
-50,000
昭和
40年
昭和
45年
昭和
50年
昭和
55年
昭和
60年
平成
2年
平成
7年
平成
12年
平成
17年
平成
18年
平成
19年
平成
20年
平成
21年
平成
22年
平成
23年
平成
24年
平成
25年
平成
26年
社会増減
資料：寝屋川市統計書
- 13 -
寝屋川市人口ビジョン
⒀
転入元・転出先別の社会増減
【寝屋川市への転入者の転入元の住所】
平成 24 年から平成 26 年までの転入者の転入元は近畿地方が 17,512 人で最も多く、
その中でも大阪府内からの転入が 13,972 人と約 80 パーセントを占めており、兵庫県、京
都府が続いています。
次に、関東地方が 1,490 人と多く、その中でも東京都が 607 人で約 41 パーセントを占
めています。
【図 18】寝屋川市への転入数（平成 24、25、26 年の３か年合計）
北海道・東北から 208
甲信越から 58
北陸から 189
人
人
関東から 1,490
中国から 652
人
東海から 515
九州・沖縄から 635
人
四国から 395
人
人
近畿から 17,512
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
人
人
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
48
10
12
231
239
607
343
人
238
314
1,124
13,972
1,208
443
213
資料：住民基本台帳人口移動報告
- 14 -
寝屋川市人口ビジョン
【寝屋川市からの転出者の転出先の住所】
平成 24 年から平成 26 年までの転出者の転出先は、近畿地方が 18,171 人と最も多く、
その中でも大阪府内への転出が 14,247 人と約 78 パーセントを占めており、兵庫県、京都
府が続いています。
次に、関東地方が 2,187 人と多く、その中でも東京都が 982 人で約 45 パーセントを占
めています。
【図 19】寝屋川市からの転出数（平成 24、25、26 年の３か年合計）
北海道・東北へ 209
甲信越へ 47
北陸へ 196
人
人
関東へ 2,187
中国へ 708
人
東海へ 674
九州・沖縄へ 766
人
近畿へ 18,171
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
人
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
人
人
四国へ 433
人
29
32
42
286
335
982
481
人
226
315
1,147
14,247
1,446
585
205
資料：住民基本台帳人口移動報告
- 15 -
寝屋川市人口ビジョン
【転入元・転出先の住所別転出入の状況】
転入元・転出先の住所別の転出入の状況では、関東地方が 697 人の転出超過となっ
ており、次に、近畿地方が 659 人の転出超過となっています。その他の地域では転入数、転
出数に大きな差はない状況です。
関東地方では、東京都への転出超過が 375 人と多くなっています。
近畿地方では、大阪府への転出超過が 275 人、兵庫県への転出超過が 238 人と多く、
その他の府県では転入数、転出数に大きな差はみられません。
【図 20】転入元・転出先の住所別転出入の状況（平成 24、25、26 年の３か年合計）
（単位：人）
北海道・東北地方
甲信越地方
関東地方
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
東海地方
北陸地方
近畿地方
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
中国地方
四国地方
九州・沖縄地方
転入
208
58
1,490
48
10
12
231
239
607
343
515
189
17,512
238
314
1,124
13,972
1,208
443
213
652
395
635
転出
209
47
2,187
29
32
42
286
335
982
481
674
196
18,171
226
315
1,147
14,247
1,446
585
205
708
433
766
増減数
△1
11
△ 697
19
△ 22
△ 30
△ 55
△ 96
△ 375
△ 138
△ 159
△7
△ 659
12
△1
△ 23
△ 275
△ 238
△ 142
8
△ 56
△ 38
△ 131
資料：住民基本台帳人口移動報告
- 16 -
寝屋川市人口ビジョン
【寝屋川市への転入者の転入元の住所（大阪府内）】
大阪府内からの転入数は、平成 24 年から平成 26 年までの３か年合計で、大阪市から
が 3,181 人と最も多く、枚方市からが 2,916 人、門真市からが 1,604 人、守口市からが
1,252 人と続いています。
【図 21】寝屋川市への転入数〔大阪府内〕（平成 24、25、26 年の３か年合計）
豊能から 384
三島から 1,122
人
人
北河内から 7,610
守
枚
大
門
四
交
大阪市から 3,181
畷
野
人
人
南河内から 208
泉南から 225
條
市
市
市
市
市
市
人
中河内から 630
泉北から 451
口
方
東
真
人
人
資料：住民基本台帳人口移動報告
- 17 -
人
1,252
2,916
578
1,604
619
641
寝屋川市人口ビジョン
【寝屋川市からの転出者の転出先の住所（大阪府内）】
大阪府内への転出数は、平成 24 年から平成 26 年までの３か年合計で、大阪市への
転出が 3,577 人と最も多く、枚方市が 2,957 人、門真市が 1,305 人、守口市が 1,162
人と続いています。
【図 22】寝屋川市からの転出数〔大阪府内〕（平成 24、25、26 年の３か年合計）
豊能へ 495
三島へ 1,354
人
人
北河内へ 7,164
守
枚
大
門
四
交
大阪市へ 3,577
畷
野
人
人
南河内へ 252
泉南へ 101
條
市
市
市
市
市
市
人
中河内へ 685
泉北へ 466
口
方
東
真
人
人
資料：住民基本台帳人口移動報告
- 18 -
人
1,162
2,957
428
1,305
591
721
寝屋川市人口ビジョン
【転入元・転出先の住所別転出入の状況（大阪府内）】
大阪府内の転入元・転出先の住所別の転出入の状況では、北河内地域が 446 人の転
入超過、大阪市が 396 人の転出超過となっており、その他の地域では、転入数、転出数に
大きな差はない状況です。
北河内地域では、枚方市及び交野市で転出超過となっており、枚方市からの転入、転
出が多いものの、門真市からの転入超過人数が 299 人と最も多くなっています。
【図 23】転入元・転出先の住所別転出入の状況〔大阪府内〕（平成 24、25、26 年の３か年合計）
8,000
7,610
500
446
400
6,000
転
入
数
・
転
出
数
（
人
）
300 転
200 入
・
124
転
1,122
630
100 出
384
208
451
225
超
0
△ 15
△ 44
過
△ 55
△ 1,354
△ 101 △ 466
△ 252
-100 人
△ 111
△ 3,577
△ 685
-200 数
△ 495
△ 232
（
-300 人
）
△ 396 -400
4,000
3,181
2,000
0
-2,000
-4,000
-6,000
-8,000
△ 7,164
北河内
-500
泉南
泉北
南河内
中河内
豊能
転入
三島
転出
大阪市
転入・転出超過人数
400
4,000
3,000
転 2,000
入
数 1,000
・
転
0
出
数
-1,000
（
人
） -2,000
2,916
299
1,604
150
1,252
578
619
90
28
△ 428
△ 41
△ 591
△ 1,162
△ 1,305
-3,000
△ 2,957
300
200 転
入
100 ・
641
転
出
0
超
過
△ 80 -100
人
△ 721
数
-200 （
人
-300 ）
-400
-4,000
門真市
大東市
守口市
四條畷市
転入
枚方市
転出
交野市
転入・転出超過人数
資料：住民基本台帳人口移動報告
- 19 -
寝屋川市人口ビジョン
⒁
年代別、転入元・転出先別の社会増減
20 歳から 29 歳までの年代では、北河内地域からは転入が多くなっていますが、関東圏、
大阪市への転出が他の年代に比べ突出して多い状況です。30 歳から 39 歳までの年代で
は、全ての地域について転出超過となっており、全体の転出超過人数の４割以上を占めて
います。
また、０歳から９歳までと 30 歳から 39 歳までの年代は、近隣府県への転出、大阪市や
北河内地域の市を除く府内市町村への転出が多く、子育て世代とその子世代が転出して
いることが伺えます。
さらに、あらゆる年代の人口が社会減となっている中、10 歳から 19 歳までの年代の人口
は増加しており、これらの世代が今後も本市に住み続けたいと思えるまちづくりが重要と言え
ます。
【図 24】年齢別、転出数と転入数の差（平成 24,25,26 年の３か年合計）
800
600
転
入
・
転
出
超
過
人
数
（
人
）
400
200
0
-200
-400
-600
-800
０～９歳
10～19歳
20～29歳
30～39歳
40～49歳
50～59歳
60歳以上
139
△7
△ 252
△ 73
△ 56
△ 41
△ 106
北河内地域
△ 43
70
191
△ 16
144
77
23
大阪市
府内その他市町村
△ 150
△ 23
24
△ 157
△ 12
△ 11
4
関西圏（大阪府を除く）
△ 166
42
67
△ 223
△ 13
△ 24
△ 64
関東圏
△ 30
△ 37
△ 406
△ 131
△ 40
10
△ 41
その他都道府県
△ 83
93
△ 51
△ 150
△ 44
△ 47
△ 113
※ 年齢不詳７人を除く。
資料：住民基本台帳人口移動報告
- 20 -
寝屋川市人口ビジョン
⒂
定住意識等に関する市民アンケート調査
【寝屋川市への定住意識】
どの年代でも、「転出したい」と回答された人より「住み続けたい」と回答された人が多くなっ
ています。若年層の定住意識は３割を上回っており、40 歳から 64 歳まででは４割程度と
なっています。
【寝屋川市から転出したい理由】
転出したいと回答された理由は、若年層では「治安」「交通の利便性」「子育て環境」の
順に割合が高くなっています。40 歳から 64 歳まででは、「社会福祉の環境（老後の暮らし
やすさなど）」「買い物のしやすさ」などの割合が高くなっています。
11.5%
子育て環境
13.0%
5.3%
7.7%
教育環境
13.0%
4.0%
11.5%
住宅条件（広さ・家賃など）
5.6%
10.7%
23.1%
治安
20.4%
9.3%
0.0%
緑や水辺などの自然環境
1.9%
8.0%
19.2%
交通の利便性
16.7%
9.3%
3.8%
病院の立地など医療施設
1.9%
5.3%
3.8%
買い物のしやすさ
3.7%
12.0%
WEB調査（15歳～39歳）
N=26
11.5%
レジャー・娯楽
3.7%
4.0%
郵送（18歳～39歳）
N=54
0.0%
近所付き合い・地域活動
7.4%
郵送（40歳～64歳）
N=75
2.7%
3.8%
社会福祉の環境（老後の暮らしや
すさなど）
5.6%
17.3%
3.8%
その他
7.4%
12.0%
0.0%
無回答
0.0%
0.0%
0.0%
5.0%
10.0%
- 21 -
15.0%
20.0%
25.0%
寝屋川市人口ビジョン
【希望する転出先】
希望する転出先は、どの年代でも大阪市を含めた大阪府内が 7 割近くとなっています。
- 22 -
寝屋川市人口ビジョン
⒃
総人口に与えてきた自然増減と社会増減の影響
このグラフは、縦軸を自然動態、横軸を社会動態に設定し、昭和 36 年から平成 26
年までの時間経過による自然増減と社会増減の値の変化を示したものです。
昭和 36 年から昭和 47 年までは、自然増かつ社会増により総人口が増加し、昭和 48
年から昭和 51 年までは自然増により総人口が増加しています。昭和 52 年以降は人口
増減数が少なくなり、人口増減ゼロライン付近を推移していますが、平成７年以降は、総
人口の減少の枠内で推移しています。
【図 25】総人口に与えてきた自然増減と社会増減の影響
20,000
自
然
動
態
（
人
15,000
）
10,000
人口増減ゼロライン
自然増、社会増
で人口増に大きく影
響を与えた
自然増は人口増に影
響を与えた。
社会減に転じた。
昭和47年
昭和49年
昭和50年
5,000
昭和54年
昭和45年
昭和53年
昭和41年
昭和37年
社会動態(人)
自然微増・微減、社会微
減で、人口は微減へ
スタート年
昭和36年
0
△ 20,000
△ 15,000
△ 10,000
△ 5,000 平成26年 0
最新年
5,000
10,000
15,000
20,000
△ 5,000
人口増エリア
△ 10,000
人口減エリア
△ 15,000
△ 20,000
資料：寝屋川市統計書
- 23 -
寝屋川市人口ビジョン
⒄
周辺地域との流動状況
ア昼夜間人口の推移
本市の昼間人口（夜間人口に市内への流入人口を加え、市外への流出人口を減じた
人口）は、夜間人口よりも少なく、ベッドタウンである住宅都市に多い傾向となっています。
夜間人口（常住人口）は、平成７年をピークに微減傾向で推移し、平成 22 年は平成２
年から 6.8 パーセント（17,308 人）減少していますが、昼間人口はほぼ横ばいで推移して
おり、平成 22 年は平成２年から 0.2 パーセント（315 人）の減少となっています。
昼夜間人口比率では、夜間人口の減少率が昼間人口の減少率より高く、平成 22 年は
平成２年に比べ 5.8 ポイント増加しています。他の北河内地域の市においても、増減のない
守口市を除き平成 2 年から増加しています。その一方で、大阪市は平成２年から平成 22
年までの間に 13.2 ポイント減少しています。
【図 26】昼夜間人口比率の推移
400,000
90.0
87.3
85.8
84.4
350,000
85.0
81.9
81.5
300,000
80.0
257,353
255,512
250,153
241,706
250,000
人
口 200,000
（
人
）
150,000
211,006
210,827
208,329
238,204
208,014
207,475
昼
75.0 夜
間
人
70.0 口
比
率
65.0 （
％
）
100,000
60.0
50,000
55.0
0
50.0
平成2年
平成7年
夜間人口
平成12年
平成17年
昼間人口
平成22年
昼夜間人口比率
1) 労働力状態「不詳」を含む。
【図 27】寝屋川市と周辺都市の昼夜間人口比率の推移
160.0
146.0
132.8
140.0
120.0
101.2
100.0
（ 80.0
％
）
81.5
87.3
111.2
101.1 104.8
101.2 98.2
87.8
81.1
81.1
84.5
78.6
72.9
60.0
40.0
20.0
0.0
寝屋川市
枚方市
守口市
平成2年
大東市
平成7年
門真市
平成12年
平成17年
四條畷市
交野市
大阪市
平成22年
資料：国勢調査
- 24 -
寝屋川市人口ビジョン
イ従業・通学の状況
平成 22 年の本市在住で従業・通学している市民 114,339 人のうち、６割を超える
71,477 人が他市で従業・通学しており、平成 17 年に比べ割合が増加しています。
また、本市で従業・通学している 78,123 人のうち、約 45 パーセントに当たる 35,261
人が市外の住民となっており、平成 17 年の割合よりも多く、市外の住民が本市で従業・通
学しています。
【図 28】平成 17 年従業・通学の状況
80,000
73,624
70,000
7,531
寝屋川市で常住
125,254
寝屋川市で従業・通学
90,453
60,000
51,630
50,000
4,868
（
人 40,000
）
38,823
8,364
66,093
30,000
46,762
20,000
30,459
10,000
0
寝屋川市に常住し、
他市で従業・通学
寝屋川市に常住し、
市内で従業・通学
従業
他市に常住し、
寝屋川市で従業・通学
通学
資料：国勢調査
【図 29】平成 22 年従業・通学の状況
80,000
70,000
71,477
寝屋川市で常住
114,339
寝屋川市で従業・通学
78,123
8,267
60,000
42,862
50,000
（
人 40,000
）
30,000
35,261
3,563
63,210
20,000
7,823
39,299
27,438
10,000
0
寝屋川市に常住し、
他市で従業・通学
寝屋川市に常住し、
市内で従業・通学
従業
※
通学
他市に常住し、
寝屋川市で従業・通学
資料：国勢調査
「寝屋川市に常住し、他市で従業・通学」している人の中には、市内で従業・通学していないが従業地・通学地
の市区町村が不明な人を含む。
- 25 -
寝屋川市人口ビジョン
従業・通学の状況について、北河内地域の各市の状況を比較すると、例えば枚方市では、自
市以外で従業・通学している市民、他市から自市に従業・通学している人の割合のどちらも他の
６市と比べて最も低く、市民が自市で従業・通学している割合が高いことが伺えます。
また、守口市では、自市以外で従業・通学している市民、他市から自市に従業・通学している
人の割合のどちらも他の６市に比べて高く、市民が自市で従業・通学している割合が他の６市に
比べ低いと言えます。
さらに、四條畷市、大東市では、他市から自市に通学している人の割合が他の６市に比べて
高く、他市から人を集める教育施設があることが見てとれます。
このような状況において、本市は、自市から他市に従業・通学している人の割合が北河内地
域で３番目に高い一方、他市から自市に従業・通学している人の割合が枚方市の次に低い状
況であり、住宅都市としての性格が表れていますが、他市から自市に通学している人の割合は四
條畷市、大東市の次に高くなっており、市内の教育施設の効果と考えられます。
【図 30】平成 22 年自市で常住している人のうち、他市で従業・通学している人の数及び割合（北河内地域）
寝屋川市
71,477人
55.3%
枚方市
107,248人
7.2%
48.5%
守口市
41,201人
7.2%
54.8%
62.5%
55.7%
7.7%
62.4%
大東市
36,399人
52.1%
7.3%
59.4%
門真市
34,476人
51.2%
7.7%
58.9%
四條畷市
18,800人
63.7%
交野市
26,821人
0.0%
9.1%
61.2%
10.0%
20.0%
30.0%
従業
10.2%
40.0%
50.0%
60.0%
72.8%
71.5%
70.0%
80.0%
資料：国勢調査
通学
【図 31】平成 22 年自市で従業・通学している人のうち、他市で常住している人の数及び割合（北河内地域）
寝屋川市
35,261人
枚方市
52,405人
35.1%
10.0%
29.1%
9.0%
守口市
38,788人
38.0%
53.8%
大東市
35,140人
7.2%
45.3%
門真市
46,363人
13.3%
64.7%
四條畷市
9,171人
40.5%
交野市
9,466人
39.4%
0.0%
45.1%
10.0%
20.0%
7.5%
従業
58.6%
1.1%
16.1%
30.0%
61.0%
40.0%
65.8%
56.7%
46.9%
50.0%
通学
- 26 -
60.0%
70.0%
80.0%
資料：国勢調査
寝屋川市人口ビジョン
＜従業・通学元（平成 22 年）＞
本市の市民以外で本市へ従業・通学している人の従業・通学元としては、枚方市からが
8,760 人と最も多く約１割を占めており、次いで、大阪市、交野市、門真市が多くなってい
ます。
【図 32】寝屋川市で従業・通学している人の居住地
大阪府
大阪市
高槻市
東大阪市
茨木市
北河内地域
枚方市
交野市
門真市
守口市
四條畷市
大東市
他の都道府県
京都府
兵庫県
その他
総数
29,029
4,646
1,086
987
750
17,577
8,760
2,244
2,132
2,093
1,318
1,030
6,232
2,579
1,841
1,812
従業
23,449
3,220
896
748
626
15,234
7,593
1,966
1,841
1,802
1,179
853
3,989
1,875
1,041
1,073
（単位：人）
通学
5,580
1,426
190
239
124
2,343
1,167
278
291
291
139
177
2,243
704
800
739
※ 他市から本市に従業・通
学している人の総数の多い
上位 10 市と隣接府県の
京都府、兵庫県を抽出
2,579 人
その他の都道府県
1,812 人
1,086 人
750 人
1,841 人
8,760 人
2,244 人
2,093 人
2,132 人
1,318 人
1,030 人
987 人
4,646 人
資料：国勢調査
- 27 -
寝屋川市人口ビジョン
＜従業・通学先（平成 22 年）＞
本市の市民で本市以外に従業・通学している人の従業・通学先としては、大阪市が
25,192 人と最も多くなっています。次いで、枚方市、門真市、守口市と続きます。
【図 33】寝屋川市居住者の従業・通学先
大阪府
大阪市
東大阪市
摂津市
茨木市
北河内地域
枚方市
門真市
守口市
大東市
交野市
四條畷市
他の都道府県
京都府
兵庫県
その他
（単位：人）
従業
通学
53,400
5,890
23,287
1,905
2,103
262
1,652
57
1,134
107
21,081
2,919
6,529
1,399
6,095
176
4,478
618
1,928
319
1,100
136
951
271
5,166
1,551
2,579
1,037
1,552
272
1,035
242
総数
59,290
25,192
2,365
1,709
1,241
24,000
7,928
6,271
5,096
2,247
1,236
1,222
6,717
3,616
1,824
1,277
※ 本市居住者が従業・通
学している総数の多い上
位 10 市と隣接府県の京
都府、兵庫県を抽出
3,616 人
その他の都道府県
1,277 人
1,241 人
1,824 人
7,928 人
1,709 人
1,236 人
5,096 人
6,271 人
1,222 人
2,247 人
2,365 人
25,192 人
資料：国勢調査
- 28 -
寝屋川市人口ビジョン
＜従業・通学元、従業・通学先の差（平成 22 年）＞
従業・通学元、従業・通学先の差をみると、大阪市に従業・通学している本市の市民と
大阪市から本市に従業・通学している人の差は約２万人で最も多く、次いで門真市、守口
市、東大阪市となっています。一方、枚方市、交野市から本市に従業・通学している人の方
が、枚方市、交野市に従業・通学している本市の市民よりも多くなっています。
【図 34】寝屋川市における従業・通学元、従業・通学先の差
（単位：人）
12,000
流 8,000
入
者 12,000
数 4,000
と
流 8,000
流
0
出
入
者
者
数
4,000
数 -4,000
の
と
差
流
（
0
人
出 -8,000
）
者
数
-4,000
の -12,000
差
（
人 -8,000
） -16,000
-12,000
-20,000
大阪府
大阪市
高槻市
東大阪市
摂津市
茨木市
北河内地域
枚方市
交野市
門真市
守口市
四條畷市
大東市
他の都道府県
京都府
兵庫県
その他
総数
従業
△ 30,261 △ 29,951
△ 20,546 △ 20,067
28
△ 79
△ 1,378 △ 1,355
△ 1,339 △ 1,336
△ 491
△ 508
△ 6,423 △ 5,847
832
1,064
1,008
866
△ 4,139 △ 4,254
△ 3,003 △ 2,676
96
228
△ 1,217 △ 1,075
△ 485 △ 1,177
△ 1,037
△ 704
17
△ 511
535
38
通学
△ 310
△ 479
107
△ 23
△3
17
△ 576
△ 232
142
115
△ 327
△ 132
△ 142
692
△ 333
528
497
合計
△ 832
30,746 △ 31,128
382
832
28
28
△ 1,378 △ 1,339
△ 491
1,008
17
96
1,008
96
△ 1,217
17
△ 1,037
△ 3,003
△ 4,139
△ 1,378 △ 1,339
△ 491
△ 1,217
△ 3,003
△ 4,139
△ 1,037
流
入
者
数
流
出
者
数
（
人
）
△ 20,546
-16,000
-24,000
-20,000
-28,000
△ 20,546
-24,000
'流入者数と流出者数の差
-28,000
資料：国勢調査
- 29 -
'流入者数と流出者数の差
寝屋川市人口ビジョン
⒅
従業者数の推移
本市の市民の従業者数は、平成７年の 131,175 人をピークに年々減少しており、平
成 22 年には平成７年から 20.1 パーセント減少し、104,820 人となっています。また、本
市で働く従業者数も、平成７年の 83,990 人をピークに減少傾向にあり、平成 22 年には
平成７年から 12.3 パーセント減少し、73,692 人となっています。
【図 35】寝屋川市の従業者数（常住地ベース）の推移
140,000
126,570
131,175
121,861
120,000
100,000
112,855
46,560
104,820
49,020
47,413
46,293
（
人
）
44,660
80,000
60,000
40,000
80,010
82,155
74,448
66,562
60,160
20,000
0
平成２年
（1990）
平成７年
（1995）
平成12年
（2000）
男
平成17年
（2005）
女
平成22年
（2010）
資料：国勢調査
【図 36】寝屋川市の従業者数（従業地ベース）の推移
140,000
120,000
100,000
81,761
（
人
）
83,990
80,673
80,000
60,000
32,028
33,035
77,221
73,692
32,966
33,121
32,660
40,000
20,000
49,733
50,955
47,707
44,100
41,032
平成２年
（1990）
平成７年
（1995）
平成12年
（2000）
平成17年
（2005）
平成22年
（2010）
0
男
女
- 30 -
資料：国勢調査
寝屋川市人口ビジョン
【年齢別従業者数（従業地ベース）】
平成 22 年の市内で働く従業者数は、35 歳から 39 歳までの割合が高く、次いで 40 歳か
ら 44 歳まで、60 歳から 64 歳までと続いています。
また、市内で働く従業者が本市に常住している割合を示す市内常住者割合は、25 歳か
ら 29 歳までで 48.0 パーセントと一番低く、年齢が高くなるにつれ割合は高まっています。
【図 37】平成 22 年年齢別従業者数（従業地ベース）
10,000
100.0
8,278
83.6
7,813
8,000
7,254
6,880
6,745
従
業
者
数
（
人
）
6,000
5,966
57.5
49.6
4,844
48.0
4,331
3,791
50.6
54.2
3,405
56.6
56.4
2,929
6,020
58.0
77.4
80.0
70.0
2,433
60.0
60.3
2,732
50.0
4,270
4,000
40.0
963
2,517
2,182
30.0
4,487
2,000
1,335
568
4,408
3,816
3,017
2,149
90.0
66.5
2,527
2,949
88.0
3,493
4,148
4,821
1,861
3,307
305
2,327
1,556
767
1,140
137
20.0
10.0
1,003
0
0.0
15～19 20～24 25～29 30～34 35～39 40～44 45～49 50～54 55～59 60～64 65～69 70～74 75歳～
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
本市に常住
他市区町村に常住
市内常住者割合
※ 常住地不詳を除く。
資料：国勢調査
- 31 -
市
内
常
住
者
割
合
（
％
）
寝屋川市人口ビジョン
⒆
就職・転職に関する市民アンケート調査
【就職・転職の希望】
若年層で就職・転職を希望する人の割合は、40 歳から 64 歳までと比べ高くなっていま
す。
0.0%
20.0%
WEB調査（15歳～39歳）
N=98
郵送（18歳～39歳）
N=155
郵送（40歳～64歳）
N=318
40.0%
60.0%
80.0%
53.1%
100.0%
46.9%
27.1%
72.9%
17.3%
82.7%
希望している
希望していない
【希望する就職・転職場所】
若年層で「市外で就職・転職したい」と回答した人の割合が 40 歳から 64 歳までと比べ高
くなっており、「市内で就職・転職したい」と回答した人の割合は 40 歳から 64 歳までと比べ
低くなっています。
【市外で就職・転職したい理由】
市外で就職・転職したい理由は、どの年代でも「希望する企業や業種が多い」と回答した
人の割合が最も高くなっています。次に多いのは、若年層（18 歳から 39 歳まで）では、
「実家を離れて生活したい」、40 歳から 64 歳まででは「賃金などの労働条件が良い」となっ
ています。
40.0%
希望する企業や業種が多い
42.9%
13.3%
賃金などの労働条件が良い
28.6%
26.7%
実家を離れて生活したい
0.0%
6.7%
技術や能力をいかせる職場が多い
その他
無回答
14.3%
郵送（18歳～39歳）
N=15
郵送（40歳～64歳）
N=7
13.3%
0.0%
0.0%
0.0%
14.3%
10.0%
- 32 -
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
寝屋川市人口ビジョン
⒇
産業別従業者数
平成 22 年の産業別従業者数では、本市の従業者は、卸売業、小売業が全体の約
33 パーセントを占めています。次に、製造業、医療・福祉などが多くなっています。
男女別では、製造業、建設業で男性が多く、医療・福祉、卸売業・小売業で女性が多
くなっています。
【図 38】平成 22 年産業別従業者数（従業地ベース）
14,000
12,563
12,000
10,238
9,249
10,000
（
人
）
8,000
7,038
6,781
6,000
4,808
4,293
4,000
2,000
4,015
3,882
3,060
255
0
0
農
業
，
林
業
漁
業
鉱
業
，
採
石
業
，
砂
利
採
取
業
0
1,175
194 384
建
設
業
製
造
業
電
気
・
ガ
ス
・
熱
供
給
・
水
道
業
情
報
通
信
業
2,298
1,729 1,465
265
運
輸
業
，
郵
便
業
本市に常住
卸
売
業
，
小
売
業
金
融
業
，
保
険
業
不
動
産
業
，
物
品
賃
貸
業
学
術
研
究
，
専
門
・
技
術
サ
ー
ビ
ス
業
他市区町村に常住
宿
泊
業
，
飲
食
サ
ー
ビ
ス
業
生
活
関
連
サ
ー
ビ
ス
業
，
娯
楽
業
教
育
，
学
習
支
援
業
医
療
，
福
祉
複
合
サ
ー
ビ
ス
事
業
そ
の
他
サ
ー
ビ
ス
業
公
務
（
他
に
分
類
さ
れ
る
も
の
を
除
く
）
分
類
不
能
の
産
業
不詳
資料：国勢調査
- 33 -
寝屋川市人口ビジョン
【図 39】平成 22 年産業別従業者数（従業地ベース・男）
14,000
12,000
10,000
（
人
）
8,000
7,121
6,147
6,109
6,000
3,909
3,857
4,000
2,000
178
0
0
農
業
，
林
業
漁
業
鉱
業
，
採
石
業
，
砂
利
採
取
業
0
377
176 242
建
設
業
製
造
業
電
気
・
ガ
ス
・
熱
供
給
・
水
道
業
情
報
通
信
業
運
輸
業
，
郵
便
業
卸
売
業
，
小
売
業
本市に常住
金
融
業
，
保
険
業
1,010 1,029
2,639
1,637 1,225 1,869 2,003
1,389
115
不
動
産
業
，
物
品
賃
貸
業
学
術
研
究
，
専
門
・
技
術
サ
ー
ビ
ス
業
宿
泊
業
，
飲
食
サ
ー
ビ
ス
業
他市区町村に常住
生
活
関
連
サ
ー
ビ
ス
業
，
娯
楽
業
教
育
，
学
習
支
援
業
医
療
，
福
祉
複
合
サ
ー
ビ
ス
事
業
そ
の
他
サ
ー
ビ
ス
業
公
務
（
他
に
分
類
さ
れ
る
も
の
を
除
く
）
分
類
不
能
の
産
業
不詳
資料：国勢調査
【図 40】平成 22 年産業別従業者数（従業地ベース・女）
14,000
12,000
10,000
（
人
）
8,000
7,246
6,454
6,000
4,000
3,117
2,000
0
2,656
891
77
0
0
農
業
，
林
業
漁
業
鉱
業
，
採
石
業
，
砂
利
採
取
業
建
設
業
製
造
業
18
142
電
気
・
ガ
ス
・
熱
供
給
・
水
道
業
情
報
通
信
業
951
運
輸
業
，
郵
便
業
本市に常住
2,872
1,835 2,146
798 719 436
卸
売
業
，
小
売
業
金
融
業
，
保
険
業
不
動
産
業
，
物
品
賃
貸
業
学
術
研
究
，
専
門
・
技
術
サ
ー
ビ
ス
業
他市区町村に常住
150
宿
泊
業
，
飲
食
サ
ー
ビ
ス
業
生
活
関
連
サ
ー
ビ
ス
業
，
娯
楽
業
教
育
，
学
習
支
援
業
医
療
，
福
祉
複
合
サ
ー
ビ
ス
事
業
1,243 909
そ
の
他
サ
ー
ビ
ス
業
公
務
（
他
に
分
類
さ
れ
る
も
の
を
除
く
）
分
類
不
能
の
産
業
不詳
資料：国勢調査
- 34 -
寝屋川市人口ビジョン
(21)
希望する仕事に関する市民アンケート調査
【希望する就職・転職先】
若年層では、医療・福祉を希望すると回答した人の割合が最も高く、40 歳から 64 歳まで
はその他サービス業を希望する人の割合が最も高くなっています。
25.0%
郵送（18歳～39歳）
N=42
20.0%
21.8%
郵送（40歳～64歳）
N=55
18.2%
14.3%
15.0%
12.7%
11.9%
9.5%
9.5%
10.0%
11.9%
9.5%
9.5%
7.3%
7.1%
5.0%
3.6%
2.4%
2.4%
1.8%
0.0%
0.0%
鉱
業
、
採
石
業
、
砂
利
採
取
業
製
造
業
電
気
・
ガ
ス
・
熱
供
給
・
水
道
業
2.4%
0.0%
情
報
通
信
業
運
輸
業
、
郵
便
業
5.5%
5.5%
3.6%
3.6%
2.4%
0.0%
建
設
業
5.5%
2.4%
0.0%
卸
売
業
、
小
売
業
金
融
業
、
保
険
業
0.0%
0.0%
不
動
産
業
、
物
品
賃
貸
業
学
術
研
究
、
専
門
・
技
術
サ
ー
ビ
ス
業
宿
泊
業
、
飲
食
サ
ー
ビ
ス
業
0.0%
生
活
関
連
サ
ー
ビ
ス
業
、
娯
楽
業
教
育
、
学
習
支
援
業
医
療
、
福
祉
複
合
サ
ー
ビ
ス
事
業
0.0%
そ
の
他
サ
ー
ビ
ス
業
公
務
他
に
分
類
さ
れ
る
も
の
を
除
く
(
農
林
漁
業
0.0%
4.8%
5.5%
5.5%
無
回
答
)
【現在の仕事と希望する仕事】
就職・転職を希望すると回答した人について、現在の仕事と希望する仕事が一致している
かどうかをみると、一致している人が 60 パーセント、一致していない人が 40 パーセントとなっ
ています。
40 歳から 64 歳まででは 67.9 パーセントが一致していますが、若年層では 41.7 パーセ
ントにとどまっており、若年層の方が希望する仕事に就けていないと感じていることが分かりま
す。
- 35 -
寝屋川市人口ビジョン
(22)
人口動向からみる寝屋川市の特徴
① 国や大阪府より先行して人口減少局面に入り、近年、総人口は微減傾向で推移して
いる。
② 年少人口はピーク時と比べ約 41 パーセントに、生産年齢人口は約 77 パーセントにまで
減少している。一方、老年人口は平成 12 年に年少人口を上回り、更に増加し続けてい
る。
③ 高度経済成長期の人口増加の要因となった 60 歳代（団塊の世代とその付近の世代）
と 35 歳から 44 歳まで（団塊ジュニア世代）の割合が国や大阪府と比べて高い。
④ 世帯数は、総人口が減少していても増加し続けている。また、高齢者単独世帯数が急
増している。
⑤ 平成 22 年から、死亡数の増加により自然減に転じており、自然減少の数が大きくなって
きている。
⑥ 合計特殊出生率は国や大阪府より高いものの、希望する子どもの数と現実の子どもの
数はかい離している。特に、若年層（15 歳から 39 歳まで）が理想とする子どもの数は
40 歳から 64 歳までと比べて少なく、子育てに対する負担感も影響していると言える。
⑦ 昭和 55 年頃から現在まで社会減の傾向が続いており、転入数・転出数そのものもそれ
ぞれ減少傾向となっているが、自然減に比べ、人口減少の大きな要因となっている。
⑧ 転入元・転出先は、大阪府内が全体の６割を超えており、中でも北河内地域との転
入・転出が多い。ここ３年間では、北河内地域からの転入は超過している。
⑨ 全体の転出超過人数の７割近くが若年層（20 歳から 39 歳まで）であり、関東圏や
大阪市への転出が多い。若年層の定住意識は、他の世代と比べて低くなっており、転出
したい理由は、治安、交通の利便性、子育て環境の割合が高いが、一方で実家を離れ
て生活したいという理由もある。
⑩ 昼間人口が夜間人口よりも少なく、住宅都市に多い傾向となっている。都市圏の中心
である大阪市、企業が多く、昼間人口が夜間人口を上回っている門真市、守口市などか
ら本市に従業している人に比べ、これらの市へ通勤している市民が多くなっている。
⑪ 若年層は、市外で職に就きたい割合が他の年代よりも高い。
- 36 -
寝屋川市人口ビジョン
２将来人口の推計と分析
将来人口については、国からの通知、地方人口ビジョンの策定のための手引き（平成 27 年
１月内閣府地方創生推進室）などを基に、コーホート要因法を用いて推計しました。
コーホート要因法とは、年齢別人口の加齢に伴い生ずる年々の変化をその要因（死亡、出
生及び人口移動）ごとに計算して将来の人口を求める方法で、ある年を基準とした男女・年齢
５歳階級別人口に生残率、純移動率などの仮定値を当てはめて将来人口を推計します。
【コーホート要因法による人口推計のフロー】
社会移動によって生じ
た人口の変化率
社会増減
純移動率
基準人口
自然増減
推計人口
０～４歳性比
生残率
０～４歳児の男女比
当該年齢集団が次の
期間（５年後）に生き
残っている確率
子ども女性比
１５～４９歳の女性人口に対
する０～４歳の子どもの人口
の比率
合計特殊出生率に換
算率を乗じて、子ども
女性比を算出
合計特殊出生率
一人の女性が一生に産む子
どもの平均数
- 37 -
寝屋川市人口ビジョン
⑴ 推計パターンの概要
ア国立社会保障・人口問題研究所推計（パターン１）
全国の移動率が、今後一定程度縮小すると仮定した推計
イ寝屋川市独自の推計（パターン２）
寝屋川市で独自に出生や移動の仮定を設けた推計
出生に関する
仮定
【パターン１】
【パターン２】
社人研推計
市独自推計
原則として、平成 22 年の全国の子ど
国の合計特殊出生率の仮定値に、
も女性比（15 歳から 49 歳までの女性国と本市との相関関係から導き出した
人口に対する０歳から４歳までの人口補正値を乗じて本市の合計特殊出生
比）と本市の子ども女性比を比べ、その率の仮定値を設定し、全国推計にお
比が平成 27 年以降平成 52 年まで一ける平成 27 年以降平成 72 年までの
定と仮定（その後、平成 52 年から平５年ごとの子ども女性比と合計特殊
成 72 年までも一定として推計を追記）出生率との比による換算率を用いて本
市の将来の子ども女性比を仮定
移動に関する
仮定
原則として、平成 17 年と平成 22 年
平成 21 年と平成 26 年の住民基
の国勢調査に基づき算出された純移動本台帳５歳年齢別人口に基づき算
率が、平成 27 年から平成 32 年までに出された純移動率が将来にわたりおお
定率で 0.5 倍に縮小し、その後はその値むね一定と仮定
を平成 47 年から平成 52 年まで一定と
仮定（その後、平成 52 年から平成 72
年までも一定として推計を追記）
人口推計は、国及び大阪府、その他多くの自治体が国勢調査をベースとしており、他の自
治体等との比較が容易であること、実態をより正確に反映していることなどから国勢調査のデ
ータを用いています。
しかしながら、人口推計に用いている本市の純移動率（特定の期間における転入数と転
出数の差を、その期間の期首の人口で割った値）については、直近の状況を推計に反映さ
せるため、平成 21 年と平成 26 年の住民基本台帳５歳年齢別人口の推移に基づき算出
しています。
- 38 -
寝屋川市人口ビジョン
⑵ 推計結果
平成 52 年（2040 年）の総人口の推計結果をみると、パターン１（社人研推計）で
は 178,361 人となり、パターン２（市独自推計）では 186,376 人で、パターン１より
8,015 人多くなります。
また、平成 72 年（2060 年）の総人口の推計結果をみると、パターン１（社人研推
計）では 128,322 人となり、パターン２（市独自推計）では 141,773 人で、パターン
１より 13,451 人多くなります。
参考として、第五次総合計画基本構想策定時に推計した将来人口（平成 22 年実
績 242,342 人・平成 32 年推計 215,360 人）と比較するため、パターン２（市独自
推計）の仮定を住民基本台帳人口ベースで推計した結果を合わせて記載しています。
【図 41】寝屋川市の将来人口推計結果（総人口）
242,342
239,541
240,000
238,204
238,204
234,643
234,134
228,477 226,150
232,866
220,000
225,601
219,773 216,301
209,280
215,701
200,000
（
人
）
205,380
197,864
203,925
191,131
194,200
186,376
180,000
183,299
175,340
178,361
172,435
164,542 160,997
165,979
160,000
153,360 148,979
153,756
140,000
141,773
141,179
128,322
120,000
平成22年平成27年平成32年平成37年平成42年平成47年平成52年平成57年平成62年平成67年平成72年
(2010)
(2015)
(2020)
(2025)
(2030)
(2035)
(2040)
(2045)
(2050)
(2055)
(2060)
パターン１社人研推計（国勢調査ベース）
パターン２市独自推計（国勢調査ベース）
参考：パターン２市独自推計（住民基本台帳ベース）
- 39 -
寝屋川市人口ビジョン
⑶ 人口減少段階の推計
パターン２（市独自推計）の推計結果から本市の人口減少段階をみると、第１段階
（老年人口増加）は、平成 32 年までの短期間で終了し、第２段階（老年人口の維持、
微減）は、平成 32 年から 52 年まで、第３段階（老年人口も減少）は、平成 52 年以
降であると予測されます。
【第１段階】総人口が減少しているが、老年人口については増加 ≪～平成32年≫
▼
【第２段階】総人口が減少しているが、老年人口については維持・微減 ≪平成32年～52年≫
▼
【第３段階】総人口に加え、老年人口も減少 ≪平成 52 年～≫
【図 42】寝屋川市の人口減少段階（指数平成 27 年推計人口＝100）
140.0
120.0
104.5
100.0
94.9
100.0
100.0
102.0
100.0
104.0
100.7
101.9
96.6
91.7
90.2
87.0
92.4
80.0
83.6
79.7
83.7
（
％
）
70.6
64.5
74.2
60.3
68.5
60.0
64.8
56.4
52.2
61.0
55.9
50.6
46.0
40.0
20.0
【第１段階】
老年人口増加
【第３段階】
老年人口減少
【第２段階】
老年人口維持、微減
0.0
平成27年
(2015)
平成32年
(2020)
平成37年
(2025)
平成42年
(2030)
0～14歳
平成47年
(2035)
平成52年
(2040)
15～64歳
- 40 -
平成57年
(2045)
65歳以上
平成62年
(2050)
平成67年
(2055)
平成72年
(2060)
寝屋川市人口ビジョン
⑷ 人口推計のシミュレーション
将来人口の展望に当たり、自然増減、社会増減がどの程度総人口に影響を与えるかを
分析するため、パターン２（市独自推計）を用い、自然増減、社会増減それぞれについて、
ある仮定の下、シミュレーションを行います。
シミュレーション１（自然増減）
シミュレーション２（社会増減）
パターン２（市独自推計）では平成 52
パターン２（市独自推計）では純移動率
年に 1.30 となる合計特殊出生率を 1.75 まがマイナスとなっている世代を平成 52 年までに
で上昇させた場合
ゼロまで引き上げた場合
★ 平成 52 年の増加人口：8,002 人
★ 平成 52 年の増加人口：4,913 人
【図 43】寝屋川市の将来人口推計結果（総人口）＜パターン２（市独自推計）とシミュレーション１・２との比較＞
260,000
240,000
238,204
234,643
229,123
220,000
228,861
228,477
221,624
220,880
219,773
212,850
203,632
211,425
209,280
200,000
（
人
）
194,378
201,311
197,864
185,602
191,289
180,000
177,101
186,376
168,276
181,510
175,340
159,153
171,782
160,000
164,542
150,550
161,475
153,360
140,000
141,773
120,000
平成22年平成27年平成32年平成37年平成42年平成47年平成52年平成57年平成62年平成67年平成72年
(2010)
(2015)
(2020)
(2025)
(2030)
(2035)
(2040)
(2045)
(2050)
(2055)
(2060)
パターン２（市独自推計）
シミュレーション１
- 41 -
シミュレーション２
寝屋川市人口ビジョン
【影響度の試算】
シミュレーション１（自然増減）
計算式
シミュレーション２（社会増減）
パターン２（市独自推計）による将来人口パターン２（市独自推計）による将来人口
で、前述のシミュレーション１の仮定（合計特で、前述のシミュレーション２の仮定（純移動
殊出生率の仮定）を加えた将来人口を割り、率の仮定）を加えた将来人口を割り、その割
その割合を影響度とする。
基準
合を影響度とする。
影響度１：100％未満
影響なし
影響度１：100％未満
影響なし
影響度２：100～105％
影響あり
影響度２：100～110％
影響あり
影響度３：105～110％
影響度４：110～115％
計算
影
響
大
影響度４：120～130％
影響度５：115％以上の増加
影響度５：130％以上の増加
・パターン２の
・パターン２の
平成 52 年総人口：186,376 人
影
響
大
平成 52 年総人口：186,376 人
・シミュレーション１の
・シミュレーション２の
平成 52 年総人口：194,378 人
平成 52 年総人口：191,289 人
194,378 人÷186,376 人≒104.3％
影響度
影響度３：110～120％
２
191,289 人÷186,376 人≒102.6％
２
以上から、自然増減、社会増減の影響度は共に「２」となり、今後人口減少を抑制していくた
めには、合計特殊出生率と純移動率の上昇につながる施策に取り組むことで一定の効果が期
待できます。本市ではシミュレーション１の将来人口の方がシミュレーション２より多いことから、合
計特殊出生率の上昇のための施策の方が、若干効果が高いとも推察されます。
自然増減、社会増減共に上記の仮定を満たした場合
- 42 -
寝屋川市人口ビジョン
シミュレーション３（自然増減・社会増減）
＜シミュレーション１＋シミュレーション２＞
自然増減について、平成 52 年に合計特殊出生率を 1.75 まで上昇させ、かつ、社会増減
について、純移動率がマイナスとなっている世代の純移動率を平成 52 年までにマイナスからゼロ
に引き上げるものと仮定した場合
【図 44】寝屋川市の将来人口推計結果（総人口）＜パターン２（市独自推計）とシミュレーション３との比較＞
240,000
238,204
234,643
238,204
229,508
234,643
228,477
222,739
220,000
215,025
219,773
207,156
209,280
199,438
200,000
（
人
）
192,020
197,864
184,733
180,000
13,062 人増
186,376
176,981
168,779
175,340
164,542
160,000
27,006 人増
153,360
141,773
140,000
平成22年平成27年平成32年平成37年平成42年平成47年平成52年平成57年平成62年平成67年平成72年
(2010)
(2015)
(2020)
(2025)
(2030)
(2035)
(2040)
(2045)
(2050)
(2055)
(2060)
パターン２（市独自推計）
シミュレーション３
シミュレーション３では、パターン２（市独自推計）と比べ、将来人口は平成 52 年には
13,062 人の増加、平成 72 年には 27,006 人の増加が見込まれます。
- 43 -
寝屋川市人口ビジョン
シミュレーション３の仮定に基づく年齢３区分別人口（構成比）の推移では、合計特殊出
生率の上昇や純移動率の引上げがなかった場合に比べ、平成 52 年（2040 年）には、年少人
口が 6,654 人、生産年齢人口が 4,726 人増加することに伴い、老年人口の割合は 37.3 パーセ
ントから 35.7 パーセントに減少します。
また、平成 72 年（2060 年）には、年少人口が 8,216 人、生産年齢人口が 15,679 人増
加することに伴い、老年人口の割合は 39.5 パーセントから 35.0 パーセントに減少し、年少人口と
生産年齢人口の減少、老年人口の割合の上昇が抑制されることが分かります。
【図 45】パターン２（市独自推計）における年齢３区分別の将来人口推計（構成比）
100.0%
90.0%
238,204
55,739
23.4%
80.0%
234,643
228,477
219,773
209,280
197,864
186,376
175,340
164,542
153,360
141,773
66,931
28.5%
69,968
30.6%
68,290
31.1%
66,913
32.0%
67,393
34.1%
69,577
37.3%
68,215
38.9%
64,672
39.3%
60,359
39.4%
55,983
39.5%
60.0%
50.0%
40.0%
120,000
100,000
70.0%
構
成
比
（
％
）
140,000
152,046
63.8%
139,589
59.5%
132,523
58.0%
127,942
58.2%
121,489
58.1%
111,209
56.2%
30.0%
80,000
人
口
（
人
60,000
）
98,575
52.9%
89,982
51.3%
84,149
51.1%
78,772
51.4%
72,863
51.4%
40,000
20.0%
20,000
10.0%
30,420
12.8%
28,123
12.0%
25,986
11.4%
23,541
10.7%
20,878
10.0%
19,262
9.7%
18,224
9.8%
17,143
9.8%
15,721
9.6%
14,228
9.3%
12,928
9.1%
平成22年
(2010)
平成27年
(2015)
平成32年
(2020)
平成37年
(2025)
平成42年
(2030)
平成47年
(2035)
平成52年
(2040)
平成57年
(2045)
平成62年
(2050)
平成67年
(2055)
平成72年
(2060)
184,733
176,981
168,779
0.0%
15歳未満
15～64歳
0
65歳以上
【図 46】シミュレーション３における年齢３区分別の将来人口推計（構成比）
100.0%
90.0%
238,204
55,739
23.4%
80.0%
234,643
229,508
222,739
215,025
207,156
66,931
28.5%
70,091
30.5%
68,647
30.8%
67,608
31.4%
68,533
33.1%
199,438
192,020
140,000
71,259
35.7%
70,323
36.6%
67,120
36.3%
63,134
35.7%
59,093
35.0%
70.0%
構
成
比
（
％
）
100,000
60.0%
50.0%
40.0%
120,000
152,046
63.8%
139,589
59.5%
132,760
57.8%
128,619
57.7%
人
口
80,000
（
人
）
122,788
57.1%
113,908
55.0%
103,301
51.8%
97,202
50.6%
94,309
51.1%
91,773
51.9%
88,542
52.5%
30.0%
60,000
40,000
20.0%
10.0%
0.0%
20,000
30,420
12.8%
28,123
12.0%
26,657
11.6%
25,472
11.4%
24,628
11.5%
24,716
11.9%
24,878
12.5%
24,495
12.8%
23,303
12.6%
22,074
12.5%
21,144
12.5%
平成22年
(2010)
平成27年
(2015)
平成32年
(2020)
平成37年
(2025)
平成42年
(2030)
平成47年
(2035)
平成52年
(2040)
平成57年
(2045)
平成62年
(2050)
平成67年
(2055)
平成72年
(2060)
15歳未満
15～64歳
- 44 -
65歳以上
0
寝屋川市人口ビジョン
３人口の変化が与える影響
⑴ 財政状況への影響
本市の人口がピークを迎えた平成７年度以降の財政状況をみると、平成７年度の歳出
額は、734.7 億円で、内訳をみると、民生費が 239.2 億円（32.5％）、総務費が 88.7
億円（12.1％）、土木費が 132.5 億円（18.0％）でした。直近の平成 27 年度では、
当初予算 819 億円のうち、総務費が 65 億円（7.9％）、土木費が 86.7 億円
（10.6％）に減額となっているものの、多様化する福祉、医療ニーズに係る事業費等の増
加により、民生費は 439.5 億円（53.6％）と、平成７年度に比べ約 200 億円増額して
おり、今後、高齢化の進行に伴う福祉、医療等に関する支出が更に増加するものと考えられ
ます。
一方、歳入額は、平成 27 年度では、市税が 285.8 億円（34.9％）、国庫支出金は
201.4 億円（24.6％）、地方交付税は 110 億円（13.4％）となっており、平成７年
度と比較すると、市税収入が緩やかに減少しています。
90,000,000
図
80,000,000
90,000
90,000
73,466,897
80,000
80,000
70,000,000
73,467
71,895,606
73,467
79,454,131
本市の歳出（一般会計）
77,724,433
76,940,000
73,655,389
71,349,309
71,89671,896
81,900,000
78,851,429
79,454
78,85178,851 77,724
78,673
77,724
81,900
78,673
73,655
73,655
71,349
71,349
土木費
8,666,734
70,000
70,000
60,000,000
(
60,000
60,000
50,000,000
81,900
土木費
8,667
土木費, 8,667
土木費
千
13,242,421
50,000 （ 50,000
土木費土木費
百
円（
百
13,242 13,242
）万40,000,000
万
円 40,000 円 40,000
）
）
30,000,000
30,000
30,000
民生費
民生費
民生費
民生費
民生費
民生費
民生費
23,910,628
民生費, 23,911
20,000,000
25,021,633
民生費, 25,02226,263,072
20,000
20,000
26,263
26,263
23,911
25,022
民生費
民生費
35,859,449
35,859
民生費
民生費
民生費
37,906,883
37,907
37,907
民生費
民生費
民生費民生費
民生費
民生費
民生費
民生費
38,989,690
民生費
民生費 43,946,479
42,700,162
民生費
40,640,229
43,946
43,946
38,99038,990 民生費
42,053
42,053
40,640 40,640
10,000
10,000
10,000,000
総務費
総務費総務費総務費
総務費
総務費, 8,866
8,866
8,866,281
6,504 6,504,073 6,504
0
0
0
平成７年度
平成12年度
平成22年度平成23年度
平成23年度平成24年度
平成24年度
平成25年度
平成26年度
平成27年度
平成７年度
平成12年度平成17年度
平成17年度平成22年度
平成22年度
平成25年度
平成26年度
平成27年度
平成７年度
平成12年度
平成17年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
平成26年度
平成27年度
決決
算算
額決額算額
決決算算
算
額額決
決額額
算決
額算
当初予算額
決額
算額決
決算算額額
決決決
算
額
算算
決額
算予額算決算見込額
当初予算額
額
決決
算算
額
算算
額額決決
決額
算決額算
額
予算額
議会費
議会費
議会費
土木費
教育費
教育費
諸支出金
90,000,000 90,000
総務費
総務費
総務費
民生費
民生費
消防費
災害復旧費
災害復旧費
公債費
公債費
予備費
図
90,000
80,000,000 80,000
80,000
73,995,394
73,995
73,99571,679,045
71,237,350
71,679
71,679
70,000,000 70,000
70,000
60,000,000 60,000
60,000
衛生費
衛生費
民生費
教育費
諸支出金
諸支出金
繰上充用金
産業経済費
産業経済費
消防費
衛生費土木費土木費消防費
産業経済費
災害復旧費
公債費
予備費
繰上充用金
予備費
繰上充用金
本市の歳入（一般会計）
79,821,652
79,822
79,624,954
74,594,412
74,594
74,594
71,237
71,237
81,900,00081,900
80,088
79,625
78,746,384
79,625 78,746
78,746
76,940,000
国庫支出金
国庫支出金
20,145,964 20,146
国庫支出金
20,146
(
（ 50,000
国庫支出金
国庫支出金
50,000,000
百 50,000
百国庫支出金,
6,610,984
千
6,611
6,611
万
万
円
円 40,000 円 40,000
地方交付税
地方交付税
） 40,000,000
） 7,604,118
）地方交付税,
7,604
7,604
81,900
80,088
(
30,000,000
20,000,000
30,000
30,000
20,000
20,000
市
税
市
税市税
税市市税税
市
30,729
市
税
市30,729税
27,481
税
31,688 市 31,688
税, 31,687,514
30,728,726
10,000
10,000
市
10,000,000
0
0
地方交付税
11,000
地方交付税
11,000,000
27,481,018
27,481
27,856,740
税市市
税税
税
市市税
市税市
税
市
税市市税税市
市
税
市
税
市
税
市
税
市27,967税
市
税
28,484
28,279
27,939
27,857
28,578
28,484
28,279
27,967
27,939
27,857
28,646,745
28,279,333
27,966,759
27,938,969
28,577,803
市
税
28,578
0
平成7年度
平成12年度
平成17年度
平成22年度平成23年度
平成23年度平成24年度
平成24年度
平成25年度
平成26年度
平成7年度
平成12年度
平成17年度
平成25年度
平成26年度
平成27年度
平成12年度
平成17年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
平成26年度
平成27年度
算額決
決算決
額算
算
額
算
額決算
決額算
算額額
額決決
決決算算額額決決
算算
額額
額算
決算予額
決額算予額算決算見込額
当初予算額
決算
決
算額
決算
算額
額
決
決決算
額額
算
額
平成7年度
決算決
額
地方譲与税
利子割交付金株式等譲渡所得割交付金
利子割交付金
配当割交付金
利子割交付金
配当割交付金
株式等譲渡所得割交付金
株式等譲渡所得割交付金
地方消費税交付金
地方特例交付金
地方交付税
地方特例交付金
地方特例交付金地方交付税
交通安全対策特別交付金
分担金及び負担金
使用料及び手数料
国庫支出金
財産収入
地方交付税
分担金及び負担金
交通安全対策特別交付金
分担金及び負担金交通安全対策特別交付金
使用料及び手数料
国庫支出金
財産収入
使用料及び手数料
国庫支出金
財産収入
寄附金
繰入金
繰越金
諸収入
市債市債
寄附金
繰入金
繰越金
諸収入
寄附金
繰入金
繰越金
諸収入
市債
市
税
市市
税税
配当割交付金
平成27年度
当初予算額
地方譲与税
地方譲与税
地方消費税交付金
特別地方消費税交付金
自動車取得税交付金
地方消費税交付金
特別地方消費税交付金
自動車取得税交付金
特別地方消費税交付金
自動車取得税交付金
- 45 -
資料：寝屋川市統計書
寝屋川市人口ビジョン
民生費の内訳の推移をみると、平成 27 年度予算額では、社会福祉費が 72.9 億円
（16.6％）、児童福祉費が 131.8 億円（30.0％）、生活保護費が 139.6 億円
（31.8％）、老人福祉費が 61.9 億円（14.1％）と、ほぼ全ての費目において増額の
傾向が続いています。
特に、生活保護費は、平成 27 年度では、平成７年度に比べ約 100 億円増額しており、
総額に占める割合も最も高くなっています。
図
本市の民生費の内訳の推移
50,000
50,00050,000
45,000
45,000
45,000
40,000
40,000
40,000
35,000
35,000
35,000
30,00030,000
30,000
（
（
25,022
25,022
百
百
23,91123,911
（25,000
25,022
万
百万 25,000 23,911
1,972
1,972
1,674
1,674
円
円
万 25,000
1,972
3,539
3,539
）
）
3,242
3,242
1,674
円20,00020,000
1 1
2 2
3,539
） 20,000
3,159
3,159
3,242
3,272
3,272
1
2
15,00015,000
3,159
3,272
5,128
5,128
3,994
3,994
15,000
10,00010,000
3,994
7,420 7,420
10,0005,000
5,000
7,420
4,307 4,307
0
5,000
0
0
43,946
43,946 43,946
42,053
42,053 42,053
40,640
40,64040,640
3,27254 54
3,272 543,272
38,990
38,990
38,990
2,824 2,824
37,907
37,907
37,907
54 2,82454 546
2,786 2,786
6
2,78653 53
6
53
35,859
1 ―
35,859
1
6,189
3,125
3,125
老人福祉費
1 6,189
54 54 54
6,189
3,125
0
2,853
2,853
0
5,846
6565 65
2,853
0 5,846
5,846
5,483
5,483
54
2,874 60
54
5,483
1 1 5,080
2,874 605,017
54
5,017
1 5,080
5,080
1
5,017
4,656
1
4,656
26,263
26,263
生活保護費
26,263
13,483 13,48313,958 ― 13,958
13,61413,614
13,958
74
2,213 74
2,213
13,483
12,602
12,602
12,151
12,151
13,614
74
2,213
11,199
3,477 11
3,477
12,602
12,151
11,199
3,477 1
7,713
7,713
7,713
12,460
5,128
8,160
8,160
9,329
9,329
8,160
3,063
3,063
3,456
3,456
9,329
平成７年度平成12年度
平成12年度平成17年度
平成17年度
平成７年度
4,307
3,456
3,063
決
算額決決算
算額額
決算決額算額決算
額
12,460
4,610
平成22年度
4,610
決算額
13,079
13,079
13,079
4,741
4,741
12,797
12,797
13,03413,034
13,034
12,797
5,277
5,277
児童福祉費
13,049 13,04913,184 ― 13,184
5,671 5,671
6,796
13,049
13,184
社会福祉費
6,796 7,284 ― 7,284
7,284
6,796
平成23年度
平成25年度
平成26年度
平成27年度平成27年度
平成23年度平成24年度
平成24年度
平成25年度
平成26年度
5,671
5,277
4,741
決決算算額額決算
決算額
決額
算額決算決額算額
決算当初予算額
額
当初予算額
平成７年度
平成12年度
平成17年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
平成26年度
平成27年度
社会福祉費
児童福祉費
生活保護費
老人福祉費
災害救助費
国民年金費
国民健康保険費
社会福祉費
児童福祉費
生活保護費
老人福祉費
災害救助費
国民年金費
国民健康保険費
決算額
決算額
決算額
決算額
決算額
決算額
決算額
決算見込額
当初予算額
社会福祉費
児童福祉費
生活保護費
老人福祉費
災害救助費
国民年金費
国民健康保険費
資料：寝屋川市歳入歳出決算書
寝屋川市歳入歳出予算書
※ 国民年金費については、平成 14 年４月から国民年金保険料の収納事務が国に移管されたことに伴い、平成 14 年度
以後の歳出額が減少しています。
⑵ 公共施設等への影響
人口減少と少子高齢化の進行により、保育・教育施設の過剰保有、高齢者福祉施設
の不足など、市民ニーズと設置施設の状況とのかい離が顕在化していくことが見込まれます。
また、既存の公共施設、道路、公園、上下水道などの維持管理・更新に必要な経費の負
担額が増加することが懸念されます。
- 46 -
寝屋川市人口ビジョン
⑶ 商業への影響
商業に関する各指標をみると、事業所当たりの従業者数や売場面積は、大阪府よりも大
きく、大規模店が比較的多いのが特徴ですが、大阪府に対して本市は人口千人当たりの従
業者数が 86 パーセント、年間商品販売額は 75 パーセント、売場面積は 97 パーセントで、
売場効率（商品販売額÷売り場面積）も 77 パーセントの水準であり、市内には経営基
盤の弱い商業施設が多いと考えられます。
今後人口減少が進行すれば、商業施設の採算性が悪化し、廃業・移転・業種変更など
が想定され、住みやすさの大きな要素である「買い物の利便性」が損なわれることとなり、転
入の減少、転出の増加による人口減少が加速度的に進むことも危惧されます。
図事業所当たりの従業者数（平成19年）
図事業所当たりの売場面積（平成19年）
7.4
160.0
140.0
134.4
131.5
112.6
120.0
7.0
94.3
（ 100.0
㎡
／ 80.0
所
） 60.0
40.0
7.2
7.2
6.7
（ 6.8
人
／ 6.6
所
） 6.4
6.2
6.3
6.0
20.0
5.8
0.0
全国
大阪府
大阪市
全国
寝屋川市
図人口千人当たりの従業者数（平成19年）
59.2
60
2000
1800
86％
57.7
1600
（
百 1400
万 1200
円 1000
／
千 800
人 600
） 400
49.7
（
人 50
／ 40
千
人 30
）
20
10
大阪市
寝屋川市
1720.8
1052.1
75％
1091.8
823.6
200
0
0
全国
大阪府
大阪市
寝屋川市
全国
図人口千人当たりの売場面積（平成19年）
1200.0
大阪府
大阪市
寝屋川市
図売場効率（平成19年）
1400.0
（
㎡
／
千
人
）
大阪府
図人口千人当たりの年間商品販売額（平成19年）
74.9
80
70
6.8
1.80
1169.0
1124.5
951.2
1000.0
97％
1.53
1.60
1.40
921.0
（
百
万
円
／
㎡
）
800.0
600.0
400.0
200.0
1.00
77％
1.15
1.20
0.90
0.89
0.80
0.60
0.40
0.20
0.0
0.00
全国
大阪府
大阪市
寝屋川市
全国
大阪府
大阪市
寝屋川市
資料：商業統計
- 47 -
寝屋川市人口ビジョン
⑷ 子育て・教育への影響
今後予測される年少人口の減少に伴い、保育所の入所児童数が将来的に減少すること
による子育て支援施設や保育等に携わる従業者の雇用の維持の問題など、子育て・教育
への影響が懸念されています。
また、子どもの数の減少による子ども同士の交流機会の減少、過保護化などにより、友達
づくりが難しくなり、子どもの社会性が育まれにくい状況になるなど、子ども自身の健やかな成
長への影響が懸念されます。
⑸ 地域コミュニティへの影響
人口減少及び少子高齢化に伴う人口構造の変化による影響で、自治会などの地域住
民組織の構成が変化し、地域コミュニティ活動を現行どおり実施していくことについて懸念され
ています。また、地域住民によって構成される消防団や自主防災・防犯組織の構成員数の
減少は、地域の防災力・防犯力を低下させることにつながる可能性もあります。さらに、若年
層人口の減少により、地域の歴史に関する見識、地域の祭り等の伝統文化を継承できなく
なるおそれがあります。
国が取りまとめた近所付き合いの程度の推移によると、昭和 50 年から、近所付き合いが
希薄化していると感じている人の割合が増加し続けている傾向にあることが分かります。
自分の居住する地域を災害から守る役割を持つ消防団員の数は、減少傾向にあり、平
成 21 年に 412 人であった本市の消防団員数は、平成 27 年は 391 人に減少しています。
また、消防団員の平均年齢は平成 21 年の 47.0 歳から平成 27 年は 48.5 歳にまで上昇
しています。
このような状況の下、今後、地域住民の公益的な活動が縮小することによって、住民同
士の交流の機会が減少し、地域の「にぎわい」が失われていくことが懸念されます。
図
0.0%
国の近所付き合いの程度の推移
20.0%
昭和50年
(1975)
40.0%
60.0%
52.8%
昭和61年
(1986)
平成12年
(2000)
平成19年
(2007)
14.4%
35.3%
親しくつき合っている
あまりつき合っていない
20.0%
わからない
13.9
10.7
11.8% 1.8%
32.4%
42.3%
0.0%
100.0%
32.8%
49.0%
平成９年
(1997)
80.0%
よく行き来している
ほとんど行き来していない
5.3%
つき合いはしているが、あまり親しくはない
つき合いはしていない
60.0%
80.0%
40.0%
40.7
30.9
16.7%
3.8%
23.1
19.4
ある程度行き来している
あてはまる人がいない
100.0%
18.4
30.9
3.9
7.5
あまり行き来していない
わからない・無回答
資料：平成 19 年版国民生活白書
- 48 -
（大阪府人口ビジョン）
寝屋川市人口ビジョン
図
本市の消防団員数、消防団員の平均年齢の推移
425
415
消
防
団 405
員
数 395
（
人
）
385
49.0
412
48.5
411
48.3
48.5
48.0
400
47.4
47.6
400
47.8
395
388
47.0
391
375
平
48.0 均
年
齢
47.5 （
歳
）
47.0
46.5
平成21年平成22年平成23年平成24年平成25年平成26年平成27年
（2009）（2010）（2011）（2012）（2013）（2014）（2015）
消防団員数
平均年齢
資料：寝屋川市消防団員名簿（新退職報償金システム）
- 49 -
寝屋川市人口ビジョン
４寝屋川市の将来人口ビジョン
⑴ 目指すべき将来の方向性
これまでの人口に関する現状認識、推計、分析等を踏まえ、平成 72 年（2060 年）を
見据え、本市が目指すべき人口規模を展望します。人口減少を抑制するため、本市では、
以下の２つの課題を重要視しています。
① 出生数の増加（合計特殊出生率の上昇）
人口減少の抑制には、出生数の増加が不可欠であり、そのためには、結婚、出産、子
育てを社会で支える仕組みづくりが重要です。合計特殊出生率は、近年の子育て支援策
の充実などにより、緩やかではありますが回復傾向にあります。本市としても、この傾向をチ
ャンスと捉え、更に推し進める必要があります。
② 転出数の減少（純移動率の上昇）
本市は、近隣市から転入される絶対数は他市に比べて多い一方、転出数も多くなって
います。特に、20 歳代、30 歳代の転出数が多く、この対策が課題となっています。本市の
生活の利便性など、優位な点をいかしながら、若年層を引き付ける魅力あるまちづくりを総
合的に進める必要があります。
⑵ 市民アンケート調査の実施
将来の人口を展望するに当たり、その方向性を定めるために参考となる市民の意識を把
握するため、郵送アンケート（対象者:18 歳から 64 歳までの市民 1,100 人）と WEB ア
ンケート（対象者：15 歳から 39 歳までの市民 300 人）を実施しました。その結果を、
① 人口減少対策について
② 定住意識について
③ 就労について
④ 子育て・教育について
のテーマに分けて分析しました。
- 50 -
寝屋川市人口ビジョン
① 人口減少対策について
人口については、回答された市民の半数以上が、人口が増加した方が良い、現在の人口
を維持した方が良いと思われています。
そのための施策として、「出産・子育て支援」「就労支援」が、どの世代からも重要施策であ
ると感じられています。
【寝屋川市の人口が減少していくことについての考え方】
0.0%
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
100.0%
1.0%
WEB調査（15歳～39歳）
n=104
26.9%
36.5%
6.7%
0.0%
28.8%
2.6%
郵送（18歳～39歳）
N=155
16.8%
郵送（40歳～64歳）
N=318
38.7%
24.5%
36.1%
3.2%
36.2%
4.1%
現在より増加した方が良い
現在より減少した方が良い
その他
2.6%
29.9%
2.8%
2.5%
現在程度の人口を維持した方が良い
わからない
無回答
【人口減少に対応するため、今後どのような施策に力を入れるべきか】
5.3%
地域資源の発掘・活用
3.1%
3.4%
6.7%
企業への支援
7.3%
5.1%
13.5%
就労支援
8.5%
14.5%
6.7%
交通機能の強化
10.1%
7.1%
11.1%
まちの安全確保
11.6%
12.4%
13.5%
まちのイメージアップ
10.6%
8.8%
16.8%
出産・子育て支援
18.6%
18.9%
5.8%
教育環境の充実
7.5%
8.8%
12.5%
子どもの安全・安心
13.9%
8.3%
1.9%
健康づくり
0.7%
3.0%
WEB調査（15歳～39歳）
N=208
郵送（18歳～39歳）
N=155
郵送（40歳～64歳）
N=318
3.8%
公共施設等の有効活用
4.2%
5.2%
1.9%
地域住民による協力・連携
2.4%
3.1%
0.5%
その他
0.7%
0.5%
0.0%
無回答
0.7%
0.8%
0.0%
5.0%
10.0%
- 51 -
15.0%
20.0%
25.0%
寝屋川市人口ビジョン
② 定住意識について
市民の定住意識については、21 ページに掲載しているアンケート調査結果から、これから
もずっと本市に住み続けたいと回答された市民は回答者の４割に満たない結果となりまし
た。
本市に住み続ける上で重視する点は、「治安の良さ」「交通の利便性の良さ」「買い物のし
やすさ」が高く、老後の暮らしを重視する点もほぼ同じ結果となっています。また、若年層は、
「子育てしやすい環境」も重視し、仕事と家庭の両立のための支援、結婚後の経済的な支
援なども重要であると考えられています。
【寝屋川市に住み続ける上で重視する点】
30.9%
子育てしやすい環境
41.3%
12.9%
11.1%
教育環境
22.6%
10.7%
24.7%
23.9%
住宅条件（広さ・家賃など）の良さ
20.8%
48.1%
治安の良さ
55.5%
44.0%
6.2%
7.7%
災害対策
11.6%
7.4%
緑や水辺などの自然環境
11.0%
17.6%
35.8%
34.8%
37.7%
交通の利便性の良さ
8.6%
病院の立地など医療施設の充実
14.2%
28.3%
35.8%
買い物のしやすさ
23.2%
33.3%
WEB調査（15歳～39歳）
N=81
6.2%
4.5%
2.5%
レジャー・娯楽
郵送（18歳～39歳）
N=155
9.9%
近所付き合い・地域活動の活発さ
5.8%
郵送（40歳～64歳）
N=318
8.5%
7.4%
社会福祉の環境
（老後の暮らしやすさなど）
13.5%
32.7%
0.0%
その他
無回答
4.5%
5.0%
0.0%
1.9%
2.5%
0.0%
10.0%
20.0%
- 52 -
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
寝屋川市人口ビジョン
【結婚の意欲を高めるための効果的な対策】
【寝屋川市に老後暮らすために重視する点】
- 53 -
寝屋川市人口ビジョン
③ 就労について
32 ページに掲載しているアンケート調査結果から、若年層の約３割、40 歳から 64 歳ま
での約半数が、本市で就職・転職したいと希望されています。しかし、市外で就職・転職を希
望すると回答された方の約４割が希望する企業や業種が多いとされており、市内における
「業」の創出と「雇用」の創出のミスマッチが読み取れる結果となっています。
市内での就職・転職を増やすための施策としては、「良好な就労環境の啓発推進」「子育
て世代の女性の就労支援」が効果的であるとの回答が多くなっています。
【寝屋川市内での就職・転職を増やすためにはどのような施策が効果的か】
50.0%
良好な就労環境の啓発推進
47.6%
36.4%
22.0%
企業立地環境の整備
16.7%
23.6%
26.0%
積極的な企業誘致の推進
28.6%
25.5%
20.0%
地元企業の成長促進
38.1%
27.3%
8.0%
求職希望者にICT活用セミナーの開
催
11.9%
1.8%
14.0%
求職希望者と企業の採用ニーズと
のマッチング支援
33.3%
30.9%
16.0%
就職説明会の実施や就職に関する
情報提供
14.3%
25.5%
10.0%
学生等を対象とした市内企業イン
ターンシップ支援
9.5%
5.5%
2.0%
シニア世代の能力の活用・就労支
援
2.4%
34.5%
42.0%
子育て世代の女性の就労支援
47.6%
25.5%
2.0%
障害者の就労支援
9.5%
WEB調査（15歳～39歳）
N=50
5.5%
0.0%
その他
郵送（18歳～39歳）
N=42
0.0%
3.6%
郵送（40歳～64歳）
N=55
0.0%
無回答
0.0%
3.6%
0.0%
10.0%
20.0%
- 54 -
30.0%
40.0%
50.0%
寝屋川市人口ビジョン
④ 子育て・教育について
12 ページに掲載しているアンケート調査結果から、子どもは欲しくないと回答した市民の割
合が、国の調査よりも高いことが分かっています。その理由としては、経済的なことが多くなって
います。
また、子育てに対する不安としては、金銭的負担が最も多く、次に、仕事との両立、しつけ
の方法、健康面での成長・発達などが多く回答されています。
【子育てに対する不安】
71.6%
69.0%
子育てに係る金銭的負担
61.0%
38.9%
子育ての方法やしつけ
31.6%
26.1%
29.5%
子どもの成長・発達（健康面など）
21.3%
24.8%
15.8%
16.8%
16.7%
子ども同士の交流
22.1%
仕事との両立
46.5%
25.5%
7.4%
5.8%
6.6%
子どもの食事や栄養
17.9%
子どもへの愛情のかけ方
7.7%
7.9%
14.7%
12.9%
親同士の交流
7.5%
WEB調査（15歳～39歳）
N=95
5.3%
家族、親類のサポート体制
9.0%
6.6%
郵送（18歳～39歳）
N=155
8.4%
待機児童問題
15.5%
5.3%
郵送（40歳～64歳）
N=318
3.2%
3.9%
特にない
10.7%
2.1%
1.9%
3.1%
その他
無回答
0.0%
2.6%
11.9%
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
- 55 -
40.0%
50.0%
60.0%
70.0%
寝屋川市人口ビジョン
⑶ 人口分析等を踏まえた基本的方向
将来、確実に迫ってくる人口減少に対応するためには、本市の人口動態や特性を把握
した上で、出生数を増加させるとともに、人口の流出を抑制することが重要です。
そのためには、人口の変化が与える市財政への影響、公共施設等への影響、商業への
影響、子育て・教育への影響、地域コミュニティへの影響などを十分勘案し対応することはも
ちろん、地域経済の活性化やそれに伴う就労機会の増加、子育て支援を始めとした居住
環境の更なる充実が求められており、特に、市民アンケート調査結果において、市民が定
住する条件として「治安」「子育てへの支援」などを重視する声が多かったことなども踏まえ、
より多くの市民の定住を促進する施策を実施する必要があります。
これらのことを行うに当たり、以下の４つを基本目標として定め、具体的に本市の「まち・
ひと・しごと創生」を進めます。
１
魅力ある仕事、多様な雇用の機会を生み出すまちを築く
２
安全で活気があり、住み続けたいまちを築く
３
安心して子どもを産み、育てることができるまちを築く
４
地域の力をいかし、いつまでも笑顔で暮らせるまちを築く
⑷ 人口の将来展望
前述の４つの基本目標を掲げ、出生数の増加及び転出数の抑制の推進とともに、長期
的な定住環境の整備を進めます。
具体的な数値目標は、本市の独自推計（パターン２）による平成 52 年の将来人口
186,376 人を基準として、合計特殊出生率の補正（シミュレーション１）による人口増
8,002 人、純移動率の補正（シミュレーション２）による人口増 4,913 人を踏まえ、
平成 52 年（2040 年）の目標人口：200,000 人
とします。
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