日米宇宙協力及び国際宇宙ステーション計画について(英文)

日 米 宇 宙 協 力 及び 国 際 宇 宙 ス テ ー シ ョ ン 計 画 に つ い て (仮 訳 )
世界が宇宙空間における課題と無限の機会に直面する中、宇宙利用の先進
国 で あ る 日 米 が 、 民 生 、 商 業 及 び 国家 安 全 保 障 の 分 野 にお い て 、 現 在 及 び 未
来 の 世 代 の た め の 宇 宙 空 間 の 継 続 的か つ 安 定 的 利 用 の 確保 の た め に 更 に 宇 宙
協 力 を 進 め て い く こ と は 極 め て 重 要で あ る 。
日 本 国 政 府 及 び ア メ リ カ 合 衆 国 政 府は 、 長 年 に 亘 る 航 空 科 学 研 究 、 地 球 科
学 、 宇 宙 科 学 、衛 星 航 法 及 び 有 人 宇宙 飛 行 に お け る 素 晴ら し い 協 同 活 動 で 実
証 さ れ て い る よ う に 、 民 生 宇 宙 協 力に お い て 長 く 成 功 を収 め た 歴 史 を 享 受 し
て い る 。 国 際 宇 宙 ス テ ー シ ョ ン ( IS S ) に お け る 現 在の 日 米 協 力 は 、 政 治
的・戦 略 的・外 交 的 重 要 性 を 踏 ま え た二 国 間 協 力 の 目 に 見え る 象 徴 と な っ た 。
15 年 以 上 の 軌 道 上 で の 人 類 の 永 続的 な 居 住 実 績 に よ り 、I S S は、科 学 の
進 展 に と っ て 世界 規 模 の 施 設 で あ ると と も に 、 低 軌 道 を超 え た 有 人 宇 宙 探 査
の 礎 で あ る こ と が 証 明 さ れ た 。今 日 ま で 、83 ヵ 国 以 上 の 研 究 者 に よ る 1,760
件 以 上 の 調 査 研 究 が I S S で 行 わ れて き た 。 こ れ ら の 研究 活 動 は 、 技 術 や 教
育 活 動 へ の 理 解 や 、 ヒ ュ ー マ ン ヘ ルス 分 野 、 物 理 科 学 分野 、 生 物 ・ 生 命 工 学
分 野 、 地 球 科 学 、 宇 宙 科 学 分 野 を 含む 複 合 科 学 領 域 に おけ る 理 解 を 増 大 さ せ
た 。 I S S は 、 日 常 的 に 、 日 本 国 政府 と ア メ リ カ 合 衆 国政 府 と の 間 の 強 く 、
互 恵 的 な パ ー ト ナ ー シ ッ プ を 実 証 し続 け て い る 。
日 本 国 政 府 及 び ア メ リ カ 合 衆 国 政 府 は 、 少 な く とも 2024 年 ま で の I S S
運 用 に 関 し て 、協 力 の た め の 新 た なパ ー ト ナ ー シ ッ プ ・プ ロ グ ラ ム を 構 築 する
こ と を 表 明 す る 。こ の「 日 米 オ ー プ ン・プ ラ ッ ト フ ォ ー ム ・パ ー ト ナ ー シ ッ プ ・
プ ロ グ ラ ム ( JP-US OP3)」 と し て 知 ら れ る プ ロ グ ラ ムは 、 有 人 宇 宙 探 査 の
進 展 に お け る 我々 二 国 間 の 協 力 関 係を 新 し い 段 階 に 先 導 す る 役 割 を 果 た す も
のである。
両 国 政 府 は 、 I S S が 地 球 上 の 全て の 人 々 の 福 祉 を 促進 し 、 各 々 の 宇 宙 政
策 の 目 標 を 追 求 する た め に 利 用 さ れ る べ き で あ る と い う 信念 を 共 有 し て い る 。
こ れ に 関 し て 、ア ジ ア 太 平 洋 地 域 にお け る 宇 宙 途 上 国 を含 む I S S 非 参 加 者
と の 国 際 的 な 協 力 を 増 大 さ せ る こ とは 、 重 要 な 共 通 の 関心 事 項 で あ る 。
2015 年 12 月 22 日 、 東 京 に て
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島尻 安伊子
内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ( 宇 宙 政 策)
キャロライン・ケネディ
駐日米国大使
岸田 文雄
外務大臣
馳 浩
文部科学大臣
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≪ 日 米オープン・プラットフォーム・パートナーシップ・プログラム≫
[JP-US OP3]
I S S の 戦 略 的・ 外 交 的 重 要 性 に 鑑み 、 新 た な JP-US OP3 と い う 協 力的
パ ー ト ナ ー シ ップ は 、I S S 計画 へ の 両 国 の 貢 献 か ら 生 み 出 さ れ る 成 果 を
最 大 化 す る も ので あ る 。協 力 の 大 枠 の 要 素 は 以 下 の と おり で あ り,JP-US
OP3 の 詳 細 に つ い て は 日 本 国 政 府 とア メ リ カ 合 衆 国 政 府 の 間 で 引 き 続 き
協議される。
1.日米協力を強化する以下のもの等によるISS運用の新たなイニシ
アティブの進展
(a) I S S( き ぼ う )船 内・船 外 で の 実 験 設 備・機 器( 実 験 デ ー タ を 含
む)の相互活用、共同研究等の促進
(b) 新 し い 宇 宙 技 術 の 開 発 に 焦 点 を 当 て た 運 用 。 こ れ に は 、 ア メ リ カ
合衆国政府が有用だと認める場合には、ISSの共通システム運
用経費(CSOC)の相殺のための将来的な調整の一部として相
互に有用な方法で小型回収カプセルを使用する可能性について議
論することを含む。
2 . I S S 資 源を 活 用 し た ア ジ ア 太平 洋 地 域 の 宇 宙 途 上国 と の 協 力 の 増
進
3 . I S S の 新た な 活 用 の 推 進
(a) 日 本 の 非 機 能 物 体 捕 捉 技 術 実 証 の 支 援 等 の I S S の 技 術 実 証 プ ラ
ットフォームとしての活用
(b) 宇 宙 ス テ ー シ ョ ン 補 給 機 ( H T V ) や H T V - X の 運 用 機 会 の 活
用
4.効果的・効率的な宇宙関連技術の活用の促進
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