鋼管ポールLED防犯灯ESCO事業業務委託に関する特約約款

鋼管ポールLED防犯灯ESCO事業業務委託に関する特約約款
第1条
この約款(以下「特約約款」という。
)は、鋼管ポールLED防犯灯ESCO事
業業務委託契約に関し、委託契約約款(以下「約款」という。
)の特約を定めるもので
ある。
2
委託者及び受託者は、約款及び特約約款に基づき、設計図書及び「鋼管ポールLE
D防犯灯ESCO事業業務委託入札説明書」に従い、この契約を履行しなければなら
ない。
第2条
受託者は、自己の責任において、平成 28 年4月1日から平成 29 年3月 31 日
までの間に、ESCOサービスを提供するためのESCO設備の改修、その他必要な
準備を完了し、平成 29 年4月1日から平成 39 年3月 31 日まで、ESCOサービス
を委託者に提供するものとする。
2
受託者は、ESCO設備の改修の完了後、委託者に対して完了届を提出し、委託者
の確認を受けなければならない。
3 委託者は、前項に規定する完了届又は本条第5項に規定する書面を受理したときは、
速やかに完了確認を行うものとし、ESCO設備の設置が適切であると判断したとき
は、直ちに確認を終えた旨を、書面をもって受託者に通知するものとする。
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委託者は、ESCO設備の設置が適切でないと判断したときは、受託者に対して書
面により期限を指定して是正を要請することができる。
5
受託者は、前項の要請を受けたときは、直ちに委託者と協議を行うものとし、この
協議の結果に基づいてESCO設備の設置を是正しなければならない。この場合にお
いて、是正が完了したときは、直ちに委託者に対して書面による届出を行い、委託者
の再確認を受けなければならない。
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受託者は、自己の負担において改修の監理を行う。また、受託者は、監理者の氏名
その他必要な事項を書面により委託者に通知しなければならない。
7
受託者は、改修を行うに当たっては、主任者及び建設業法第 26 条に基づく技術者(以
下「配置技術者」という。)を選任し、改修の運営、取締りを行わせるほか、本契約に
基づく受託者の改修に係る一切の権限を行使させるものとする。また、受託者は、主
任者、配置技術者の氏名その他必要な事項を書面により委託者に通知しなければなら
ない。
なお、主任者と配置技術者の兼任はこれを妨げないものとする。
8
受託者は、前項の規定にかかわらず、自己の所有する権限のうち主任者に委任せず、
自ら行使しようとするものがあるときは、あらかじめ当該権限の内容を委託者に通知
しなければならない。
9
受託者は、改修の実施に必要な関係法令に基づく許可等を得ること及び検査を受け
ることに関する一切の責任を負うものとする。
10
受託者は、委託者から提案内容の誠実な履行につき確認を求められた場合、必要に
応じてそれを証する資料等の提示、現場確認等、委託者が求める指示に応じなければ
ならない。
11 委託者は、受託者の行う改修における施工の技術確認を行うための担当者を設置し、担
1
当者の氏名その他必要な事項を書面により受託者に通知しなければならない。
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約款第 17 条第1項及び第2項の規定により、改修の全部又は一部を一時中止したと
きは、本条第1項に規定する改修の完了期限及びESCOサービスの提供開始日は、
双方協議の上、これを変更することができるものとする。
第3条
受託者は、光熱費削減額等を証明するために、委託者との協議によりあらかじ
め委託者の承諾を受けた維持管理計画により定める検証計画を委託者に提示し、契約
期間中において適切な検証を行うものとする。
2
受託者は、検証結果を定期的に委託者に報告し、委託者は、これを確認するものと
する。
第4条
受託者は、ESCO設備の運転管理責任を負い、十分な省エネルギー効果を発
揮するようにしなければならない。
2
受託者は、委託者に適切なESCOサービスを提供できるよう、ESCO設備の運
転管理を工夫するものとする。
第5条
受託者は、ESCO設備の維持管理責任を負い、維持管理計画に基づきESC
O設備の維持管理(修理を含む。
)を行うものとし、これに係る経費は受託者が負担す
る。
2
受託者は、故障等の通知を受けたときは、直ちにESCO設備等の点検を行い、E
SCOサービスの提供に支障をきたさないよう、復旧、調整等を行わなければならな
い。
第6条
受託者は、ESCOサービス期間中のESCO設備に対して、自己の負担にお
いて損害を十分に補てんし得る動産総合保険を付保するものとする。
第7条
約款第 36 条第 1 項の規定により、本契約が解除されたときは、受託者は、委託
者の選択により以下のいずれかの措置を講じなければならない。
(1)
受託者はESCO設備の所有権を委託者受託者の合意に基づく金額で委託者に譲
渡する。
(2)
受託者は、委託者の承諾を得た上で、委託業務の履行が十分可能な新たな事業者に
業務を引き継ぐ。
第8条
受託者が約款第 38 条第1項の規定により本契約を解除したときは、受託者は、
ESCO設備の所有権を委託者に譲渡するものとする。譲渡金額は、委託者受託者双
方の協議によるものとする。
第9条
本契約の締結後、契約の内容を変更すべき事由が生じたときは、委託者受託者
双方で協議の上、契約を変更することができる。
第10条
第2条第1項に規定する契約期間の満了を以って本契約は終了するものとする。
2
2
前項による終了のほか、委託者は受託者の破産、民事再生手続開始、会社更生手続
開始、又は特別清算の申出があったとき、若しくは銀行取引停止処分を受けたときは
本契約を終了させることができる。
第11条
委託者は第2条第1項に規定する契約期間終了後のESCO設備の所有権につ
いて、委託者受託者双方で協議するものとする。ただし、ESCO設備を撤去する場
合は、それに伴う費用は受託者の負担とする。
2
前条第2項の規定により契約を終了させたときは、委託者は、第7条の契約解除さ
れたときの規定に従い処理をするものとする。ただし、各倒産処理法が優先する場合
にはこれに従い処理をするものとする。
第12条
受託者は、労働基準法(昭和 22 年法律第 49 号)
、労働安全衛生法(昭和 47 年
法律第 57 号)、環境基本法(平成5年法律第 91 号)
、大気汚染防止法(昭和 43 年法律
第 97 号)、その他関係法令を遵守するとともに、法令上、受託者が負うべき全ての責
任を負う。
第13条
本契約に関連する紛争が委託者受託者間に生じたときは、委託者及び受託者は、
協議の上、調停人1名を選任し、当該調停人のあっせん又は調停により解決を図るも
のとする。この場合、紛争処理に要する費用については、委託者受託者協議して特別
に定める場合を除き、調停人選任に係るものは委託者受託者折半とし、その他の費用
は委託者受託者それぞれが負担するものとする。
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前項の規定によるあっせん又は調停により解決できないときは、民事訴訟法(平成
8年法律第 109 号)又は民事調停法(昭和 26 年法律第 222 号)による訴えの提起又は
調停の申立てを行うことができる。
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前項の管轄裁判所は、横浜地方裁判所又は、横浜簡易裁判所とする。
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