事 務 連 絡 平成 27 年 12 月 10 日 各 正 会 事 務 員 局 長 様 公益社団法人全国産業廃棄物連合会 専務理事 森 谷 賢 産業廃棄物処理業の景況動向調査(2015 年 7-9 月期)報告書 の送付について 当連合会の事業の運営につきましては、日頃から格別のご協力を賜りまして厚く御 礼申し上げます。 さて、本調査の実施にあたり全産廃連発第 169 号(平成 27 年 10 月 9 日付け)に て、ご協力をお願いしたところですが、ご多用の中、ご協力を賜りまして、深く感謝 申し上げます。 つきましては、本調査の報告書が別添の通りまとまりましたので、ご送付いたしま す。 平成 27 年 12 月 産業廃棄物処理業景況動向調査結果について 〔2015 年 7-9 月期〕 公益社団法人全国産業廃棄物連合会 〔調査結果の概要〕 景況判断 DI は▲28 となり、前期より 1 ポイント落ち込み、足踏み状態にな っているが、来期への期待感は強い。 2015 年 7-9 月期の景況判断を「悪化」とした企業は 32%で前回調査(2015 年 4-6 月期 31%)より 1 ポイント増加、「好転」とした企業は 4%で前回調査(4%)と同水 準。景況判断 DI は▲28 となり、前回調査(▲27)より 1 ポイント悪化した。 以下、その他業況感 DI の内訳 ・売上高 DI は▲15 で、2015 年 4-6 月期から 1 ポイント改善 ・処理量 DI は▲16 で、2015 年 4-6 月期から 1 ポイント改善 ・契約単価 DI は▲6 で、2015 年 4-6 月期から 1 ポイント改善 ・営業利益 DI は▲20 で、2015 年 4-6 月期から 1 ポイント悪化 ・資金繰り DI は▲5 で、2015 年 4-6 月期から 1 ポイント悪化 ・借入難易度 DI は 5 で、2015 年 4-6 月期から 1 ポイント悪化 ・設備投資 DI は▲2 で、2015 年 4-6 月期から 4 ポイント改善 ・従業員数 DI は 1 で、2015 年 4-6 月期から 1 ポイント悪化 ○ 今後の景況感 DI の見通しは、景況判断 DI で▲21 となり、7 ポイント改善する見 込みとなっている。 ○ 売上高の動向については、前年同期比(3 ヶ月平均)で 1.4%減となった。 ○ 処理量の動向については、前年同期比(3 ヶ月平均)で 4.9%増となった。 ○ 経常利益率については、平均値が 4.92%(前回調査 5.10%)となった。回答割合は 「5%未満」38.7%、「5-10%未満」16.0%、「10%以上」12.9%となった。 ○ 経営上の問題点としては、「需要の停滞」23.6%(前回 22.3%)、「同業者相互の 価格競争の激化」18.8%(前回 19.5%)と引き続き上位となった。「従業員の不足」 11.0%(前回 8.8%)が上昇傾向にあり、急激な需要の増加による人手不足といっ た意見もみられる。 ※DI とは、ディフュージョン・インデックス(Diffusion Index)の略で、 「好転」 ・「増加」した などとする企業割合から、 「悪化」 ・「減少」したなどとする企業割合を差し引いた値である。 ※本調査は、2009 年から半期周期の調査として実施していたが、2013 年からは四半期周期の 調査に変更している。 1 1.景況感 DI(「好転」・「増加」―「悪化」・「減少」の企業割合) (1)景況判断 DI ○ 全体の景況判断 DI は、今回▲28 となり、前回と比べて 1 ポイント悪化した。 見通しは▲21 となり、7 ポイント改善する見込みとなっている。 ○ 地域別の景況判断 DI でみると、 「北海道・東北」のみが改善し、 「北海道・東北」 、 「中部」 、 「近畿」が全国平均を上回った。 (3 ページ参照) ○ 地域別の景況判断 DI の見通しをみると、 「中部」が最も好調となっている。 (3 ペ ージ参照) 景況感 不変 好転 2 10 H21/1~6 6 H21/7~12 H22/1~6 4 H22/7~12 4 H23/1~6 4 H23/7~12 4 H24/1~6 4 6 H24/7~12 9 H25/1~3 6 H25/4~6 9 H25/7~9 16 H25/10~12 13 H26/1~3 9 H26/4~6 H26/7~9 4 H26/10~12 5 6 H27/1~3 H27/4~6 4 H27/7~9 4 0% 10% 悪化 78 27 67 39 44 42 49 49 57 52 54 47 47 56 38 62 66 29 28 71 20 18 19 23 24 28 28 31 32 66 68 68 72 67 66 65 64 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 景況判断DI 0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 -80 DI値 H21/1~6 H21/7~12 H22/1~6 H22/7~12 H23/1~6 H23/7~12 H24/1~6 H24/7~12 H25/1~3 H25/4~6 H25/7~9 H25/10~12 H26/1~3 H26/4~6 H26/7~9 H26/10~12 H27/1~3 H27/4~6 H27/7~9 来期見通し -76 -61 -53 -48 -50 -43 -43 -32 -20 -22 -11 -2 -6 -14 -20 -23 -21 -27 -28 -21 2 地域別景況判断DI H27 年 4-6 月期 H27 年 7-9 月期 H27 年 10-12 月期見通し 近畿 北海道・東北 中部 北海道・東北 近畿 近畿 四国 中部 四国 中部 四国 関東 信越・北陸 信越・北陸 中国 関東 関東 北海道・東北 中国 九州・沖縄 九州・沖縄 九州・沖縄 中国 信越・北陸 九州・沖縄 0 -10 D I 値 -20 -30 H27年4~6月 H27年7~9月 -40 全体 北海道・ 東北 関東 信越・ 北陸 中部 近畿 中国 四国 九州・ 沖縄 H27年4~6月 -27 -21 -31 -25 -24 -14 -33 -24 -34 H27年7~9月 -28 -17 -31 -30 -26 -18 -35 -28 -34 見通し -21 -25 -19 -28 -9 -10 -24 -17 -25 3 見通し (2)売上高 DI、処理量 DI、契約単価 DI、営業利益 DI、資金繰り DI、借入難易度 DI、設備投資 DI、従業員数 DI ○ 前回と比べ、売上高 DI・処理量 DI・契約単価 DI・設備投資 DI が改善した。 ○ 見通しは、売上高 DI・処理量 DI・契約単価 DI・営業利益 DI が改善している。 売上高 DI・処理量 DI は 10 ポイント以上改善する見込みとなっており、それに伴 い営業利益 DI も改善する見込みとなっている。 以下詳細(5 ページ参照) ・売上高 DI は、今回▲15 となり、前回と比べて 1 ポイント改善した。 見通しは▲5 となり、10 ポイント改善する見込みとなっている。 ・処理量 DI は、今回▲16 となり、前回と比べて 1 ポイント改善した。 見通しは▲5 となり、11 ポイント改善する見込みとなっている。 ・契約単価 DI は、今回▲6 となり、前回と比べて 1 ポイント改善した。 見通しは▲5 となり、1 ポイント改善する見込みとなっている。 ・営業利益 DI は、今回▲20 となり、前回と比べて 1 ポイント悪化した。 見通しは▲13 となり、7 ポイント改善する見込みとなっている。 ・資金繰り DI は、今回▲5 となり、前回と比べて 1 ポイント悪化した。 見通しは▲5 となり、同水準で推移する見込みとなっている。 ・借入難易度 DI は、今回 5 となり、前回と比べて 1 ポイント悪化した。 見通しは 4 となり、1 ポイント悪化する見込みとなっている。 ・設備投資 DI は、今回▲2 となり、前回と比べて 4 ポイント改善した。 見通しは▲7 となり、5 ポイント悪化する見込みとなっている。 ・従業員数 DI は、今回 1 となり、前回と比べて 1 ポイント悪化した。 見通しは 1 となり、同水準で推移する見込みとなっている。 4 処理量DI 売上高DI 30 30 20 20 10 10 0 0 -10 -10 -20 -20 -30 -30 -40 -40 -50 -50 -60 DI値 H20/10~12 H21/1~6 H21/7~12 H22/1~6 H22/7~12 H23/1~6 H23/7~12 H24/1~6 H24/7~12 H25/1~3 -52 -59 -32 -34 -14 -27 -22 -25 -14 -17 H25/4~6 H25/7~9 H25/10~12 H26/1~3 -10 -7 21 -5 H26/4~6 H26/7~9 H26/10~12 H27/1~3 -15 -8 3 -19 H27/4~6 H27/7~9 来期見通し -16 -15 -5 -60 H20/10~12 H21/1~6 H21/7~12 H22/1~6 H22/7~12 H23/1~6 H23/7~12 H24/1~6 H24/7~12 H25/1~3 DI値 -49 -56 -24 -30 -14 -28 -21 -24 -14 -19 10 0 0 -10 -10 -20 -20 -30 -30 -40 -40 -50 -50 DI値 H20/10~12 H21/1~6 H21/7~12 H22/1~6 H22/7~12 H23/1~6 H23/7~12 H24/1~6 H24/7~12 H25/1~3 -23 -37 -34 -31 -25 -18 -17 -18 -13 -9 H25/4~6 -8 -9 H25/7~9 H25/10~12 H26/1~3 -7 19 -8 H26/4~6 -17 H26/7~9 H26/10~12 H27/1~3 -8 2 -15 H27/4~6 -17 H27/7~9 来期見通し -16 -5 営業利益DI 契約単価DI 10 -60 H25/4~6 H25/7~9 H25/10~12 H26/1~3 -8 -2 H26/4~6 -2 H26/7~9 H26/10~12 H27/1~3 1 -4 -1 H27/4~6 -2 H27/7~9 来期見通し -7 -6 -5 -60 H20/10~12 H21/1~6 H21/7~12 H22/1~6 H22/7~12 H23/1~6 H23/7~12 H24/1~6 H24/7~12 H25/1~3 H25/4~6 H25/7~9 H25/10~12 H26/1~3 H26/4~6 H26/7~9 H26/10~12 H27/1~3 H27/4~6 H27/7~9 来期見通し DI値 -59 -58 -40 -35 -21 -27 -27 -22 -22 -17 -15 -13 1 -10 -15 -11 -13 -12 -19 -20 -13 借入難易度DI 資金繰りDI 10 10 0 0 -10 -10 -20 -20 -30 -30 -40 -40 -50 -60 DI値 H20/10~12 H21/1~6 H21/7~12 H22/1~6 H22/7~12 H23/1~6 H23/7~12 H24/1~6 H24/7~12 H25/1~3 -33 -32 -19 -14 -13 -8 -10 -6 -8 -3 H25/4~6 -3 H25/7~9 H25/10~12 H26/1~3 -4 -2 1 H26/4~6 -3 H26/7~9 H26/10~12 H27/1~3 -4 -1 H27/4~6 -3 H27/7~9 来期見通し -4 -5 -5 -50 H20/10~12 H21/1~6 H21/7~12 H22/1~6 H22/7~12 H23/1~6 H23/7~12 H24/1~6 H24/7~12 H25/1~3 H25/4~6 DI値 -12 -19 -6 -1 -1 -1 -3 5 1 H25/7~9 H25/10~12 H26/1~3 H26/4~6 7 8 7 8 H26/7~9 H26/10~12 H27/1~3 H27/4~6 H27/7~9 来期見通し 8 5 5 6 5 4 10 0 0 -10 -10 -20 -20 -30 -30 -40 -40 -50 DI値 4 従業員数DI 設備投資DI 10 -60 6 -50 H20/10~12 H21/1~6 H21/7~12 H22/1~6 H22/7~12 H23/1~6 H23/7~12 H24/1~6 H24/7~12 H25/1~3 -38 -37 -30 -25 -19 -18 -18 -16 -15 -6 H25/4~6 -7 H25/7~9 H25/10~12 H26/1~3 -2 2 -1 H26/4~6 -5 H26/7~9 H26/10~12 H27/1~3 -1 -1 -6 H27/4~6 -6 H27/7~9 来期見通し -2 -7 5 -60 DI値 H20/10~12 H21/1~6 H21/7~12 H22/1~6 H22/7~12 H23/1~6 H23/7~12 H24/1~6 H24/7~12 H25/1~3 H25/4~6 H25/7~9 H25/10~12 H26/1~3 H26/4~6 H26/7~9 H26/10~12 H27/1~3 H27/4~6 -13 -19 -16 -9 -6 -4 -5 -3 -5 0 0 3 3 4 4 1 2 2 2 H27/7~9 来期見通し 1 1 【地域別レーダーチャート】 北海道・東北 (回答企業数=60社) 従業員数DI 売上高DI 20 15 10 H27/4~6 H27/7~9 来期見通し 関東 (回答企業数=66社) 従業員数DI 処理量DI ▲ 20 ▲5 借入難易度DI 契約単価DI 設備投資DI 営業利益DI (回答企業数=56社) 売上高DI 10 0 H27/4~6 H27/7~9 来期見通し (回答企業数=23社) 処理量DI 従業員数DI 設備投資DI 契約単価DI 従業員数DI 売上高DI 20 10 H27/4~6 H27/7~9 来期見通し 中国 (回答企業数=40社) 従業員数DI 処理量DI ▲ 20 売上高DI 10 0 ▲ 10 処理量DI 契約単価DI 営業利益DI 資金繰りDI H27/4~6 H27/7~9 来期見通し 九州・沖縄 (回答企業数=67社) 売上高DI 10 H27/4~6 H27/7~9 来期見通し 0 処理量DI 従業員数DI ▲ 10 処理量DI ▲ 20 ▲ 30 ▲ 30 ▲ 40 ▲ 40 借入難易度DI ▲ 40 借入難易度DI ▲ 20 ▲ 50 H27/4~6 H27/7~9 来期見通し ▲ 30 設備投資DI 契約単価DI 営業利益DI 四国 設備投資DI 0 ▲ 10 資金繰りDI 従業員数DI 売上高DI 10 ▲ 10 借入難易度DI (回答企業数=38社) 営業利益DI 0 ▲ 30 契約単価DI 資金繰りDI ▲ 20 設備投資DI ▲ 50 借入難易度DI 営業利益DI 資金繰りDI (回答企業数=40社) 処理量DI ▲ 40 ▲ 20 近畿 0 ▲ 10 ▲ 30 ▲ 15 借入難易度DI 売上高DI 10 H27/4~6 H27/7~9 来期見通し ▲ 20 ▲ 10 ▲ 25 営業利益DI 中部 ▲5 設備投資DI 契約単価DI 資金繰りDI 5 従業員数DI ▲ 30 借入難易度DI 資金繰りDI 信越・北陸 処理量DI ▲ 10 0 ▲ 10 10 0 5 設備投資DI 売上高DI 20 H27/4~6 H27/7~9 来期見通し ▲ 50 設備投資DI 契約単価DI ▲ 60 借入難易度DI 営業利益DI 営業利益DI 資金繰りDI 資金繰りDI 6 契約単価DI 3.売上高の動向 ○ 前年同期比(3 ヶ月平均)では、1.4%減となった。 有効回答数:230 社 単位:千円 H26 年 7 月 全体 9,918,359 H27 年 7 月 全体 前年比 H26 年 8 月 8,915,731 H27 年 8 月 H26 年 9 月 10,013,578 H27 年 9 月 平均 9,615,889 平均 9,989,387 9,092,796 9,372,173 9,484,785 0.7% 2.0% ▲6.4% ▲1.4% 4.処理量の動向 ○ 前年同期比(3 ヶ月平均)では、4.9%増となった。 有効回答数:230 社 単位:トン H26 年 7 月 全体 632,281 H27 年 7 月 全体 前年比 H26 年 8 月 573,883 H27 年 8 月 H26 年 9 月 657,580 H27 年 9 月 平均 621,248 平均 652,279 604,332 699,200 651,937 3.2% 5.3% 6.3% 4.9% 7 5.代表的な値下げ品目(複数回答可) ○ 代表的な値下げ品目としては、1 位「廃プラスチック類」、2 位「がれき類」 、3 位 「木くず」 、4 位「金属くず」、5 位「アスファルト塊・コンクリート塊」となった (前回調査 1 位「がれき類」、2 位「廃プラスチック類」 、3 位「木くず」 、4 位「金 属くず」 、5 位「アスファルト塊・コンクリート塊」 )。 ○ 上位 5 位合わせて、約 6 割と高い割合になっている。 下降の代表的な品目(複数回答可) 回答数(n=872) 95 廃プラスチック類 90 がれき類 82 木くず 73 金属くず 71 アスファルト塊・コンクリート塊 52 汚泥 48 紙くず 37 建設廃棄物(混合廃棄物) 25 廃油 廃アルカリ 19 リサイクル取扱品目 19 18 医療廃棄物 17 動植物性残さ 13 廃酸 11 鉱さい 10 その他 0 10 20 30 40 8 50 60 70 80 90 100 6.経常利益率(経常利益の対売上高比率) ○ 経常利益率の平均値(注 1)は前回調査の 5.10%から、4.92%と 4 期ぶりに悪化した。 ○ 経常利益率をみると、 「5%未満」との回答割合が 38.7%、 「5-10%未満」が 16.0%、 「10%以上」12.9%、 「把握なし」32.2%となった(前回調査 「5%未満」36.9%、 「5-10%未満」17.8%、 「10%以上」14.3%、「把握なし」31.0%) 。 平均値(注 1) 中央値(注 2) 最頻値(注 3) 4.92% 4-5% 1%未満 経常利益率(平均値) 5.60% 5.50% 5.40% 5.30% 5.20% 5.10% 5.00% 4.90% 4.80% 4.70% 4.60% 経常利益率 (注 1) H22/1~6 H22/7~12 H23/1~6 H23/7~12 H24/1~6 H24/7~12 H25/1~3 H25/4~6 5.24% 5.14% 4.94% 4.97% 4.91% 4.95% 5.16% 5.19% H25/7~9 H25/10~12 H26/1~3 4.92% 5.50% 5.38% H26/4~6 4.98% H26/7~9 H26/10~12 H27/1~3 4.96% 5.03% 5.04% H27/4~6 H27/7~9 5.10% 4.92% 平均値は、各選択肢の「代表値(各選択肢の幅の中間値)」×回答人数」を足した値を 回答人数(把握なしを除く)の合計で割って算出する。なお、1%未満の代表値は 0.5%、 10%以上の代表値は 10.5%とする。 (注 2) 中央値は、回答(把握なしを除く)を昇順あるいは降順などの順番に並べて、中央に位 置する値。 (注 3) 最頻値は、最も回答人数(把握なしを除く)が多い値。 9 7.経営上の問題点(複数回答可) ○ 経営上の問題点としては、 「需要の停滞」23.6%(前回 22.3%)、「同業者相互の価 格競争の激化」18.8%(前回 19.5%) 、 「人件費以外の費用増加」11.8%(前回 14.1%) と引き続き上位となった。 ○ また、 「従業員の不足」11.0%(前回 8.8%)が上昇傾向にあり、急激な需要の増加 による人手不足といった意見もみられる。 経営上の問題点(複数回答可) 回答数(n=720) 需要の停滞 170(23.6%) 同業者相互の価格競争の激化 135(18.8%) 人件費以外の費用増加 85(11.8%) 従業員の不足 79(11.0%) 顧客先からの値下げ要請 64(8.9%) 取引先の減少 56(7.8%) 人件費の増加 41(5.7%) 新規参入者の増加 26(3.6%) 買取屋の攻勢 15(2.1%) 大企業の進出による競争の激化 15(2.1%) 事業資金の借入難 8(1.1%) 金利負担の増加 2(0.3%) 震災の影響 1(0.1%) その他 23(3.2%) 0 20 40 60 80 【その他の代表的な意見】 ・公共工事の減少 ・市況の悪化、原材料の価格低下(金属、プラスチック) ・再生品の販売先の不足 ・オーバーレイ等砕石使用工事の減少 ・中国ショックの影響 ・施設整備による業務縮小 ・急激な需要増による人手不足 ・リスク管理の強化 10 100 120 140 160 180 〔調査実施要領〕 本調査は、産業廃棄物処理業の景気動向について把握するため、2008 年 10 月-12 月期の 本調査において回答のあった全国の協会会員企業、全国産業廃棄物連合会理事及び部会運 営委員会委員を対象に、各社の業況の現状と今後の見通しに関する判断を調査し、集計し たものである。 (1) 調査対象者 「景況動向調査(2008 年 10 月-12 月期)」で回答のあった全国の協会会員企業、全国 産業廃棄物連合会理事及び部会運営委員会委員 (2) 調査期間 平成 27 年 10 月 9 日~11 月 13 日 (3) 調査方法 郵送によるアンケート (4) 回答数・回答率 調査依頼企業数 1,074 社 回答企業数 391 社 回答率 36.4% (5) サンプル構成 ① 地域別構成 地域 企業数 構成比 北海道・東北 60 15.3% 関東 66 16.9% 信越・北陸 56 14.3% 中部 24 6.1% 近畿 40 10.2% 中国 40 10.2% 四国 38 9.7% 九州・沖縄 67 17.1% 391 100.0% 合計 11 ② 業種別構成 回答数(n=391) 該当業種 企業数 構成比 収集運搬 85 21.7% 中間処理 63 16.1% 最終処分 7 1.8% 収運+中間 190 48.6% 収運+最終 6 1.5% 中間+最終 3 0.8% 37 9.5% 391 100.0% 収運+中間+最終 合計 12 ③ 兼業別構成 回答数(n=366) 兼業 企業数 構成比 53 14.5% 建設業 113 30.9% 製造業 47 12.8% その他 115 31.4% 建設業+製造業 3 0.8% 建設業+その他 26 7.1% 製造業+その他 6 1.6% 建設業+製造業+その他 3 0.8% 25 - なし 無回答 合計 391 13 100.0% ○参考資料1(他業界との比較) 平成27年4月~平成27年9月(半期)の実績と来期の見通しについて、「建設業」及び「トラック運送業」の 景況調査結果と本調査結果を比較。 ※DIとは、「好転」・「増加」等とする企業割合から、「悪い」・「減少」等とする企業割合を差し引いた値。 〔景況感DI〕 前期 H27/4-6 ▲27 今期 H27/7-9 ▲28 来期の見通し H27/10-12 ▲21 建設業(地元建設業界の景気) ▲19 ▲24 ▲29 トラック運送業 ▲28 ▲16 ▲19 今期 H27/4-6 ▲17 今期 H27/7-9 ▲16 来期の見通し H27/10-12 ▲5 ▲21 ▲28 ▲17 今期 H27/4-6 ▲4 今期 H27/7-9 ▲5 来期の見通し H27/10-12 ▲5 ▲3 ▲5 ▲13 今期 H27/4-6 6 今期 H27/7-9 5 来期の見通し H27/10-12 4 9 7 4 今期 H27/4-6 2 今期 H27/7-9 1 来期の見通し H27/10-12 1 建設業(建設労働者の確保) ▲37 ▲36 ▲40 トラック運送業(労働力の過不足) ▲44 ▲55 ▲61 今期 H27/4-6 ▲19 今期 H27/7-9 ▲20 来期の見通し H27/10-12 ▲13 建設業 ▲22 ▲25 ▲33 トラック運送業(経常損益) ▲7 ▲6 ▲5 産業廃棄物処理業 〔受注DI〕 産業廃棄物処理業(処理量) 建設業 〔資金繰りDI〕 産業廃棄物処理業 建設業 〔借入難易度DI〕 産業廃棄物処理業 建設業(銀行等貸出傾向) 〔従業員数DI〕 産業廃棄物処理業 〔収益DI〕 産業廃棄物処理業(営業利益) 出典:平成27年度第2回建設業景況調査【北海道建設業信用保証株式会社・東日本建設業保証株式会社・ 西日本建設業保証株式会社】のデータに基づき連合会がDI値を算出。DI値の算出方法は、BSI値を2倍にして算出する。 出典:第91回のトラック運送業界の景況感(速報)【公益社団法人全日本トラック協会】のデータに基づき連合会がDI値を算出。 DI値の算出方法は、「大幅増加」・「やや増加」等とする企業割合から、「大幅減少」・「やや減少」とする企業割合を差し引く。 ○参考資料2(日銀短観との比較) 平成27年4月~平成27年9月(半期)の実績と先行きについて、日本銀行が公表する「短観(全国企業短期経済観測調査)」と 本調査結果を比較。 ※DIとは、「好転」・「増加」等とする企業割合から、「悪い」・「減少」等とする企業割合を差し引いた値。 〔景況判断DI〕 産業廃棄物処理業 前期 H27/4-6 ▲27 今期 H27/7-9 ▲28 先行き H27/10-12 ▲21 全規模 全産業 7 8 5 製造業 15 12 10 非製造業 23 25 19 製造業 0 0 ▲2 非製造業 4 3 1 日 大企業 銀 大企業 短 観 中小企業 中小企業 景況判断DIの推移 30 20 10 0 -2 DI値 -10 -6 -11 -20 -22 -20 連合会 -14 -20 -23 -30 -21 -27 -32 -21 -28 -40 -43 -43 -50 -48 -50 -53 -60 -70 H22 1-3 H22 4-6 H22 7-9 H22 10-12 H23 1-3 H23 4-6 H23 7-9 H23 10-12 H24 1-3 H24 4-6 H24 7-9 H24 10-12 H25 1-3 H25 4-6 H25 7-9 H25 10-12 H26 1-3 H26 4-6 H26 7-9 H26 10-12 H27 1-3 H27 4-6 H27 7-9 先行 き 日銀短観 大企業 製造業 -14 -14 8 5 6 -9 2 -4 -4 -1 -3 -12 -8 4 12 16 17 12 13 12 12 15 12 10 日銀短観 大企業 非製造業 -14 -14 2 1 3 -5 1 4 5 8 8 4 6 12 14 20 24 19 13 16 19 23 25 19 日銀短観 中小企業 製造業 -30 -30 -14 -12 -10 -21 -11 -8 -10 -12 -14 -18 -19 -14 -9 1 4 1 -1 1 1 0 0 -2 日銀短観 中小企業 非製造業 -31 -31 -21 -22 -19 -26 -19 -14 -11 -9 -9 -11 -8 -4 -1 4 8 2 0 -1 3 4 3 1 〔資金繰りDI〕 前期 H27/4-6 ▲4 今期 H27/7-9 ▲5 12 12 22 22 5 6 前期 H27/4-6 6 今期 H27/7-9 5 20 20 27 27 16 16 前期 H27/4-6 ▲6 今期 H27/7-9 ▲2 先行き H27/10-12 ▲7 全規模(生産・営業用設備判断DI) 0 ▲1 ▲2 大企業(生産・営業用設備判断DI) 0 0 0 中小企業(生産・営業用設備判断DI) 0 ▲1 ▲3 前期 H27/4-6 2 今期 H27/7-9 1 先行き H27/10-12 1 ▲15 ▲16 ▲19 ▲9 ▲9 ▲10 ▲16 ▲19 ▲22 産業廃棄物処理業 日 全規模 銀 大企業 短 観 中小企業 〔借入難易度DI〕 産業廃棄物処理業 日 全規模(貸出態度判断DI) 銀 大企業(貸出態度判断DI) 短 観 中小企業(貸出態度判断DI) 〔設備投資DI〕 産業廃棄物処理業 日 銀 短 観 〔従業員数DI〕 産業廃棄物処理業 日 全規模(雇用人員判断DI) 銀 大企業(雇用人員判断DI) 短 観 中小企業(雇用人員判断DI)
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