「青少年健全育成条例の一部を改正する条例（素案）」について１改正の趣旨風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律（昭和２３年法律第１２２号。以下「風適法」という。）第２２条及び風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例（昭和５９年宮城県条例第３０号。以下「風適法施行条例」という。）第９条の規定により、風適法第２条第１項第８号の営業に係る営業所（以下「ゲームセンター」という。）を営む事業者は、１６歳未満の者を午後６時から翌日の日出時までの時間において客として立ち入らせてはならないと定められています。上記の風適法及び風適法施行条例の内容を受けて、青少年健全育成条例（昭和３５年宮城県条例第１３号）第３４条第２項は、何人も、１６歳未満の青少年を午後６時から翌日の日出時までの間、ゲームセンターに同伴してはならない旨を規定しています。本年６月の風適法の一部改正、及び、風適法施行条例の一部を改正する条例案が平成２７年１１月県議会で可決されたことにより（いずれも平成２８年６月２３日施行）、保護者の同伴のある場合には１６歳未満の者を午後６時から午後８時前の時間においてゲームセンターに客として立ち入らせることができるようになることから、この改正の内容に対応した青少年健全育成条例の関係規定の一部改正を行おうとするものです。２改正の内容 (1) ゲームセンターへの同伴禁止規定の見直し（第３４条第２項）何人も、１６歳未満の青少年を午後６時から翌日の日出時までの間、ゲームセンターに同伴してはならないとしている現行の同伴禁止規定について、保護者が同伴する場合は、午後６時から午後８時前までの時間においては適用しないものとするもの。 (2) その他の改正（第２８条・第３４条第２項）風適法の一部改正に伴う、引用条項の号ずれの対応及び文言の改正を行うもの。「第２条第１項第８号」 → 「第２条第１項第５号」「日出時」 → 「午前６時」 (3) 施行期日平成２８年６月２３日（参考） ○青少年健全育成条例（現行） (青少年立入禁止場所等への同伴の禁止 ) 第３４条何人も、青少年立入禁止場所に青少年を同伴してはならない。２何人も、青少年を午後１０時から翌日の日出時（１６歳未満の青少年にあっては、午後６時から翌日の日出時）までの間、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第２条第１項第８号に規定する営業に係る営業所に同伴してはならない。 ○ 風適法（一部改正後）（平成２８年６月２３日施行）（禁止行為等）第２２条風俗営業を営む者は、次に掲げる行為をしてはならない。 (１ )～ (４ )（略） (５ )１８歳未満の者を営業所に客として立ち入らせること（第２条第１項第５号の営業に係る営業所にあっては、午後１０時から翌日の午前６時までの時間において客として立ち入らせること。） (６ ) （略）２都道府県は、少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するため必要があるときは、条例により、第２条第１項第５号の営業を営む者が午前６時後午後１０時前の時間において１８歳未満の者を営業所に客として立ち入らせることを禁止し、又は当該営業を営む風俗営業者が当該時間において１８歳未満の者を営業所に客として立ち入らせることについて、保護者の同伴を求めなければならないものとすることその他必要な制限を定めることができる。 ○ 風適法施行条例（一部改正後）（平成２８年６月２３日施行）（ゲーム場等への年少者の立入制限等）第９条法第２条第１項第５号の営業を営む者は、午後８時から午後１０時前の時間において１６歳未満の者を営業所に客として立ち入らせてはならない。２法第２条第１項第５号の営業を営む者は、午後６時から午後８時前の時間において１６歳未満の者を営業所に客として立ち入らせるときは保護者の同伴を求めなければならない。３法第２条第１項第５号の営業を営む者は、午後６時から午後８時前の時間において保護者の同伴のない１６歳未満の者を営業所内で発見したときは、保護者の同伴を求めること、保護者の同伴が得られないときは営業所から立ち退くべきことを求めること等必要な措置を講じなければならない。 -1-