お く び ょ う ウ サ ギ わ た し も さ ん わ で 建 て ま し た

ジャータカ物語 仏教童話 「大変なんだ。地面がこわ
ウォーッ、ウォーッと声を た走り出そうとしました。 がありました。
おくびょうウサギ れ始めたんだよ。早くにげ ふりしぼって、ほえ立てま 「それで君は、確かにそれ ライオンは笑いながら木の
よう!」「えーっ、それは
した。
を見たのだね?」
実に話しかけました。
一大事だ!」ウサギたちは、必死で走っていた動物たち 「いいえ、そんなおそろし 「君が枝から落ちた時、か
いっそう速く走りました。 でしたがその声に、思わず いこと、見てられませんよ。 わいそうにウサギ君は地面
森中のウサギが走っていく その場に立ちすくんでしま ふり向きもしないで、むちゅ がわれたと思ったんだよ。」
のを見て、シカがたずねま いました。
うで逃げてきたんです。」
ライオンはほかの動物たち
した。
「おい、ゾウ君、いった 「なるほど、それではいっ
のところにもどって言いま
出
様
店
わたしもさんわで
建てました
日
杵築市大字八坂
吉本エツ子
「さんわ」さんで建てたの
で、迷わず「さんわ」さん
にお願いすることにしまし
た。
まず、土地の確保、お墓の
デザイン、予算等、「さん
わ」さんに相談しながら兄
と 一緒にお墓を決めまし
た。去年母が亡くなったこ
ともあり、新しい仏様の家
ができて今ではほっとして
おります。これからも、しっ
かり御供養していきます。
「さんわ」さん、ありがと
うございました。
お墓のさんわ日出店
社員一同
漢字の心を考える
今年も一年ありがとうござ
いました。
お墓のさんわを始めて、
十八年になります。
長いようで短いと感じてい
ます。その間、皆様の暖か
い御声援や御紹介をいただ
き、まことに感謝しており
臼杵市
渡辺 英二様
私の嫁の郷里は津久見です。
家を継ぐものが無く、今回、
家とお墓の整理をすること
になりました。家の方はわ
かりますが、お墓のことは
全くわからず、「さんわ」
この度、河川工事の為
お墓の移転をすることにな
りました。
以前のお墓は父が建てたも
ので、数年前に墓石のメン
ます。
短くも長い人生 だれでも さんにお願いして、お墓の
ここ最近で感じることは、 悔やむことは多いものです。 解体、片づけ、改葬証明
開店して間もなくご購入し 「ああすれば良かった、
(書類)、大分の納骨堂の開
ていただいた方も十八年の こうすれば良かった」と・・・ 眼供養のお寺さんまで、す
年月が経つとかなりご高齢 後悔とは「毎日必ず後むき」 べてお任せして、やっても
豊後大野市犬飼町
渡邊 哲雄 様
今回は
「 後 悔 」です
後悔とは後になって悔やむ
ことです。
テナンスをしたばかりでし
た。もったいないことをし
たなと思いましたが、公共
工事なのでどうすることも
できません。私のいとこも
になられて、亡くなられた と 書きます。 心を前向
方も数多く、その都度、
きならば 悔やむより未来
寂しい気持ちになります。 への意欲がわきます。そし
「 さ ん わ だ よ り 」 を 通 じ て、 て 頑張ろうの心で、人生
お客様とのご縁を感じて行 が楽しくなります。来る年
きたいと発行した新聞です も心後ろむきのないように
が、「もう、施設に入った
したいものです。
から結構ですよ」といった 今年一年本当に ありがと
お電話をいただくことも珍 うございました。
しくありません。
来る年が皆様に良い年にな
どうぞ、これからもお体を りますように願っています。
お大切に。長生きされるこ
毎日を
とをお祈り申し上げます。
心後で
来年も皆様にとって良い一
後 悔 と 漢字の心より
年になりますように。
日出 に来ら れた 時は、 是非、 森
町
店
お立 ち寄り くだ さいま せ。
新しい納骨堂
解体整理後
らいました。先日無事納骨
も終わり、ホッとしている
ところです。
前のお墓
二つにわれたらどうしよう。」「ウサギさん、どうしてそ
いどうしたんだ?」
しょに確かめに行こう。」
した。
ある日、ウサギはそんな心 んなに急いでいるの?」
「は、はい。地面がこわ 「とんでもありません。
「さあ君たちも、自分の
配をはじめました。
「大変なんだ。地面がこわ
れ始めたのです」
もうすぐここもこわれるの 目で確かめてごらん。」。
「地面がぜったいにわれな
れ始めたんだ!」
「なんだって、そんなこ
です。そんなことより、早 森についた動物たちがみた
いなんてだれもいえない。 「ほんと?それは大変、
とがあるものか。
く逃げなければ…。」
ものは、もちろん、こわれ
世の中、なにがおこるかわ わたしもこうしてはいられ
君はそれを見たのかね?」 ふるえているウサギを背中 た地面ではなく、大きな木
からないもの。そうなった ないわ!」そう言うと、な
「いいえ、ぼくは見てい
に乗せて、ライオンは森の の実と、はずかしそうなウ
ら、ぼくはどうしよう…。」 かまのシカたちと、ウサギ ませんが、ウシ君がそう言 中に向いました。
サギの姿でした。
考えているうちに、ますま の列に続きました。
うのです。」
ウサギは生きた心地もなく、
「はずかしいのはぼくらの
すこわくなってきました。 こうして次々に、牛やゾウ ウシにたずねると、ウシは 目を閉じていました。
方さ。落ち着いて自分の目
その時です。
など、森の動物たちが
シカから聞いたと言い、
森に近づくにつれてだんだ で確かめもしないで、みん
ドッスーン”
「大変だ、大変だ!」と、
シカはウサギから聞いたと ん静かになりました。
なにくっついて行ったんだ
ものすごい音がしました。 さけびながら海のほうに向っ 言います。
ウサギは、地面がこわれて もの。」
「ああ、ついに地面がこわ
て走り始めたのです。
そうして最初に走り始めた 世界に音がなくなってしまっ 「ライオンさんがいなかっ
れる!」
遠くでライオンがそのよう ウサギの番になりました。 たと思いました。
たら、今ごろわたしたちは
ウサギは、いちもくさんに すを見ていました。
「ライオンさん、聞いてく 「ウサギ君、さあ見てみる
みんな海でおぼれてしまっ
かけだしました。
「何が起こったのだろう?
ださい。わたしがさっき、 といい。」
ていたね。」
なかまのウサギがびっくり あの行列を止まらせないと、木の下にいたらとつぜんも ウサギはおそるおそる目を 森の動物たちはそれぞれた
して、後を追いかけながら みんな海に飛びこんで死ん のすごい音がして、地面が 開けました。そこには青々 いせつなことを自分に言い
たずねました。
でしまう。」
こわれ始めたのです。」
としげった木に、大きな実 聞かせました。
「どうしたんだい?何をそ
そこで、あっという間に行 こんなところでゆっくりし がゆれながら木もれびを受
おわり
んなにあわてているの?」 列に追いついたライオンは ていられないとウサギはま けて光っている美しい風景
ずっと昔、おしゃかさま
がライオンだった時のこと
です。森におくびょうな
ウサギが住んでいました。
「もしも、この地面がまっ
平成27年12月25日
さんわ便り
第144号
平成27年12月25日
さんわ便り
第144号