危険・有害性の「見える化」改善事例

危険・有害性の「見える化」改善事例
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製造業編 ≫
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長野地区『信州・危険の「見える化」推進協議会』
☆改善に至った契機
工場内の通路が元々コンクリート打ちっぱなしの状態で通路面が暗く、コンクリートの
割れ等による凹凸もあり、転倒災害発生の恐れがあった。
また、通路面が暗い色であったため、通路に堆積した粉じん、ほこり等が目視で確認し
難くその結果、通路の清掃も疎かになっていた。
改善前
通路
床面が暗く、凹凸及び汚れが目立たなかった。
床面の塗装前には、床面の凹凸を塞
ぐなど、転倒災害防止対策を講じた。
改善後
床面を明るいクリーム色に塗装した。
床面の清掃、塗装は自社で行い、関係労
働者の安全衛生意識高揚にも寄与した。
☆改善状況
・通路面が明るくなり、また、床面の凹凸を塞いだため、転倒災害発生のリスク低減が図れた。
・塗装したことで、粉じんやほこりによる汚れが目立つようになり、定期的に清掃を行うよう
になった。また、床面の平坦性が向上したことにより、掃除機での作業がし易くなり、清掃
効率も向上するとともに、関係労働者が「汚れたままではいけない」といった安全衛生意識
の向上にも寄与した。