このたび町では、楢葉町 復興推進委員会 のご議論を踏 まえ、「楢 葉町復興計画〈第 二次〉(平 成 25 年 5 月 )」の内容 を見直し、第二版(案) をとりまとめま した。修正の ポイントをご紹介しますの で、ぜひご意 見をお寄せください 。 ご意見を募集します! 楢葉町復興計画 <第二次> 第二版(案)の修正ポイント ■時期区分 ■土地利用計画 ---------------------------------------------------------------------- 避難指示解除から帰町目標(平成29年春)までの期間を「帰町期」とし、より多くの 町民が帰町を選択し、町外の方も移住しやすい環境を目指すための施策を進める期間と 意見の募集については 楢葉町のホームページ をご確認願い ます ----------------------------------------------------------------- 新たな産業集積を目指す「北部新産業ゾーン」、東西両側の開発を目指す「竜田駅周 辺開発エリア」、南工業団地周辺の「産業再生・研究拠点ゾーン」を位置づけました。 位置づけました。赤字部分は、特に帰町期・本格復興期に実施する施策です。 緊急時避難 福島第一原発 準備区域 第2 ステ ッ プ の指定解除 完了 ▼ ▼ H 2 4 .夏 H 2 6 .春 警戒区域 の見直し H2 5 . 春 帰町の 判断 ▼ ▼ ▼ 準備第1 期 準備第2 期 (被害調査・ 基盤復旧) (住民生活復旧準備) H 2 9 .春 イノベーション・コースト構想に ある新たな産業集積を目指し、先 進的リサイクル産業や再生可能エ ネルギーの導入を支援、循環型社 会の形成に寄与する産業の誘致を 目指すほか、廃炉関連企業や新産 業分野への産業転換による持続可 能 な 企 業活 動 が 展 開 さ れ る 地 域。 帰町目標 ▼ 帰町期 旧緊急時避難準備区域 避難指示解除準備区域 警戒区域 北部新産業ゾ ーン H 2 7 .9 .5 避難指示 解除 ▼ 本格復興期 徐々に住民が帰町 準備宿泊 町政懇談会等で意見聴取・ 調整 全 体 の 歩 み 復興ビ ジ ョ ン ・ 復興計画<第一次>策定 復興計画 <第二次> 策定 「 復興祭」 開催 復興計画 帰町計画策定 庁内体制整備 ▼ <第二次>修正 町役場一部再開 竜田駅周辺開発エリア 町役場全面再開 東側の現行計画(ホテル・企業宿 舎、事業用地等の開発)に加え、 駅西側も視野に入れた開発を目指 す地域。竜田駅前という立地環境 を活かし、面的整備のモデル地区 として公園等のインフラ施設整備 の 可 能 性を 検 討 。 相談体制の強化( 放射線、 生活再建等) やむを 得ず帰町を 見合わせる 町民への支援 安 心 で き る 生 活 環 境 の 回 復 除染計画策定 除染説明会開催 国によ る 本格除染 国によ る 除染の継続 放射線モ ニタ リ ン グ/仮置場の継続的な安全監視 線量計の 各世帯配布 放射線計測機器によ る 食品等の 健康管理 シ ス テ ムの 改修 検査・ 情報提供 ホールボディ カ ウン タ ーによ る 内部被ばく 測定 検診や相談 飲料水の安全・ 安心 産業再生・研 究拠点ゾー ン 町独自の原子力防災監視組織の設置 南工業団地に、楢葉遠隔技術開発 センター(モックアップ施設)を 中核として、関連産業・技術を集 積 す る 新た な ゾ ー ン を 形 成 。 原子力災害等に備えた防災対策の充実 防犯・ 防火対策の強化 津波被災地区等 イ ン フ ラ 復 旧 被害調査・ 復旧計画策定 上下水道の復旧 電力・ 通信等の復旧 堤防の復旧・ 海岸防災林の整備 デマ ン ド バスの運行 復興支援バスの運行 鉄道・ バス の運行再開 復興ま ち づく り 計画策定 住 宅 ・ ま ち の 再 建 道路の改良・ 整備 道路の復旧 津波被災地区 意見交換会・ 相談会 応急修理事業 住宅の再建・ 確保に必要な体制の整備 町営住宅の復旧・ 整備 移転先住宅団地の造成 被災者住宅再建 災害公営住宅の整備 入居開始 共同店舗・ 交流館の整備 放射線医療研究・ 予防医療 福祉総合セン タ ーの検討 共同店舗営業 医療、 介護・ 福祉の再生と 充実 居住衛生環境の向上( ハウスク リ ーニン グ等) スマートコミュニティ 構想の検討 新たな 街並み「 コ ン パク ト タ ウン 」 の整備 “ 人・ 物・ 交通” の結節点と な る 竜田駅周辺地域の開発 復興のシ ン ボルと なる J ヴィ レ ッ ジ の再生 再学 開校 産 業 等 の 再 生 仮校舎授業 仮設校舎で の授業 学校再開 農林水産関連の試験・ モ ニタ リ ン グ 南工業団地の企業 ま ち づく り 会社等の設立 農業再生や新型農業への転換な ど 帰還・ 新規誘致、 モ ッ ク ア ッ プ 運用開始 ま ち づく り 会社によ る 復興・ ま ち づく り 事業の展開 「 観光のま ち 」 の再生 イ ノ ベーシ ョ ン ・ コ ース ト 等新産業の誘致・ 育成 − 1 − ■施策・取組項目 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 全体を「避難生活解消・生活再建の施策」「帰町から本格復興への施策」に再整理するとともに、「帰町期」「本格復興期」の施策・取り組みを充実させました。 (【】内の番号は、楢葉町復興計画〈第二次〉第二版(案)本編の施策・取組項目の番号です。) 1.暮らしやすさを追求 する 3.さらなる 安全・防災 を目指す l 1)豊かな教育環境の充実: l 1)災害に強い人づくり ・仕組みづくり: ラジオ難聴 対策や公共Wi-Fi整備により、緊 急情報伝 達・広報 体制を充実します。また 、専門家 による原子力施設 の監視を通じて、原子力 安全を確 保します。【22)(3)①,(3)③,(4)①】 • 小 中 一 貫 校 化 も 視 野 に 入 れ た 教 育 環 境 整 備 や 、ICT 教 育導入・英語教育の充実など魅力ある学習環境の整備 のほか、避難先からの通学手段の確保についても検討 し ま す 。【 1-1)(1)① ~ ③ 】 • 楢葉遠隔技術開発センター(モックアップ施設)を核 に産学連携拠点を設け、大学分室などの高等教育機関 を 誘 致 し ま す 。【 1-1)(2)② 】 • 生涯学習環境を再生し、自主的なサークル活動を支援 するとともに、教育ボランティア等の養成につなげま る 。【 1-1)(3)① ~ ② 】 l 2)地域福祉施策と子育て環境の充実:こ ども園での 英語教育など幼児教育の 充実、地域包括ケアシステ ムの確立を行 います。【1-2)(1)③,(2)⑦】 l 3)便利で心豊かに暮らせる生活環境の整備:帰町時 のコミュニティ再生・再 構築のため、行政区連絡員 制度の創設や、新たな町 民を受け入れるための交流 の場づくりなどを行いま す。【1-3)(3)②,(3)⑤】 2.これまで・現在とは 違う新しさを目指す l 2)新しい産業による地域経済の発展:新 たな企業の 誘致を行うとともに、各農家の状 況に応 じたサポー ト体制の整備、農林水産 業の新た な担い 手育成、大 規模化・ロボット技術導 入などによる新しい農林水 産業への展開を目指しま す。【2-2) (2)①,(2) ③,(3)③,(3)⑥】 l 3)町外との新たな連携・交流:「道の駅ならは」は H30年夏の再開を目指しま す。また、国 際交流促進 に向けて海外からの来訪 者受け入れ体制を構築しま す。【2-3)(2)③,(3)①】 4.絆を保ち 、被災生活 を乗り切 る l 3)円滑な帰町に向けた 支援:生活 支援相 談員と専門 家、コーディネータ等で 構成する相談体制により、 積極的な訪問相談活動を 行います 。【4-3)(1)⑤】 l 4)やむを得ず帰町をし ばらく見合わせる 町民への支 援:町内にあ る家屋の保 全・管理 を支援するため、 生活支援サービス事業、 空き家・ 空き地バンク事業 を行います。 【4-4)(3)①~②】 5.安心して 暮らせる環 境を作り 出す l 1)きめ細やかな除染: 仮置場の安 全性を 確認するた め、町民による仮置き場 の監視を継続し ます。【51)(3)①】 l 2)インフラ復旧等によ る生活基盤の回復:復旧した 南小学校は、公民館分室 やベンチ ャー企業オフィス など、幅広い使い方を検 討します。【5-2)(3)②】 l 3)段階的・柔軟な帰町 :倒壊危険 のある 空き家の対 策に積極的に取り組みま す。【5-3)(4)② 】 l 5)心身の健康づくり・ 健康管理: 放射線健康管理委 員会を設置し、有識者に よる検討 を行っています。 また、子どもたちが楢葉 町出身者 として正しく理解 し周囲に説明できるよう 、学校に おける放射線教育 の取り組みを強化します 。【5-5)(2)⑤, (3)②】 l 4)「ふるさと楢葉」づくり:ゆず の里ならはを再生 するとともに、楢葉グル メなど名物・特産品づくり を行います。 【2-4)(2)⑤,(5)②】 〈コラム〉楢 葉町農業再 生プロジェクト チーム報告「 浜通りを牽引する農 業モデ ルの形成を目 指して」 ※「楢葉町復興計画〈第 二次〉第二版(案)」の全文は、 楢葉町のホームページからダウンロードできます。 http://www.town.naraha.lg.jp/ 楢葉町の基幹 産業であり 、平成28年度本 格的に再開を 目指す農業分野にお いて、 浜通りを牽引 する農業モ デルの 形成を目指し て検討しま した。この結果 、①やる気の ある農家を 支援する ための相談窓口設置・優良農地 斡旋・販 売経路開拓、 ②農業の再 開を迷っている方への市場動 向提供・意 向調査・保全管 理、③農地の 荒廃を防ぐ ための農 − 2 − の確保 を目指すため ボランティ ア等の農 業支援 者の募集など が提案され ました。 業法人の設置 、④将来的 な担い手
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