平成26年度予算案の審議 - 葛城市議会議員 吉村ゆうこ コラム

皆様の大切なお金の使いみちです
(平成26年度予算案の審議)
私たちは、次の世代に責任を持たなければ
いけません。今の市民の皆様に対して、責任
を負わなければいけないと思います。ですか
ら私は、この新道の駅の事業は、再検討をす
べきと考えます。
(阿古 和彦)
葛城市では合併特例債を使って、いろいろな事業を考えて
います。合併当初は限度額いっぱいの合併特例債の発行は考
えていませんでした。なぜなら先例として、合併された自治
体の財政状況の分析・検証ができたからです。
起債事業というのは、必ず将来の世代に負担を与えます。
新クリーンセンター建設事業、尺土駅前整備事業、給食セン
ター建設事業において、新市建設計画の事業金額が膨れ上が
り、限度額いっぱいの合併特例債の発行を考えています。そ
して、合併特例債が不足し、新クリーンセンター建設事業で
は別の地方債も発行する予定です。
では、それを支払うのは一体誰なのでしょうか。過度の負
担にならない様に、慎重に事業計画のあり方や、事業そのも
のを見直す必要があります。
平成26年度葛城市一般会計予算に対す
る修正動議を提出しました。
まず「議会費」工事請負費1180万円に
ついては、庁舎5階議会フロア改修の予算で
す。各施設等、命に関わる耐震改修も終えて
(吉村 優子)
いない中で、今議会が率先してこれほどの予
算をかけて改修すべきではなく、まずは、他の部屋を利用する
なりして庁舎内で工夫し、市民に直接かかわる事業を優先すべ
きです。
また「総務費」一般管理費2,763万円においては、宿日
直を新規採用の嘱託職員12名に委ねるとするものですが、従
来通り職員が宿日直を受け持つことにより、その際の対応や経
験が職員の見識をさらに高めるものであり、何よりも嘱託職員
を新たに採用することによる人件費の大幅な増加が問題です。
さらに「土木費」3億2200万円については、新道の駅建
設についてです。この件に関しましては、昨年12月定例会に
おきまして建設の凍結決議案を提出致しました通り、計画が明
確に定まっていない中で、市民の理解が得られていない状況で
す。
以上の理由で修正案を提出しました。
吉村ゆうこHP http://www.yoshimura-yuuko.jp/
新道の駅事業について平成26年度一般
会計予算の一部を修正する予算案を提出
しました。(8:6で否決されました)
(岡本
吉司)
本年3月議会において新道の駅事業について平成26年度
の事業を休止して、前年度の繰り越し予算の消化をし、適
正な予算執行を願うために提出したものであります。なぜ
か、平成21年度より毎年事業費を翌年度におくっておる。
特に道の駅事業は24年度末予算5億6450万3千円の内5億3902万5
千円が翌年度に繰越、25年度年度末予算8億1214万円の内6億324万4
千円が翌年度に繰り越される見込みである。このように繰越額が多く、職員は通
常予算の2~3倍の金額となるため消化不能となる。
又、道の駅事業費について市民には敷地面積3万3千㎡事業費18億円と説明し
てきたが、3月議会私の一般質問で計画面積では農産物直売所、加工所、観光物
産販売所等の建物が公園事業の為、建ぺい率2%以内と制約があるため計画地西
側盛土用地面積4万9千9百㎡を敷地面積に含めないと建たない事が判明致し、
初めて議員が知ったのです。この様な事で建物規模、経営分析も現在出来ていな
い。当初は平成23年度から26年度末の4年計画が平成28年6月完成、同年
10月オープンに変更する旨報告がありました。尺土駅前周辺整備事業について
は地権者の2分の1程度しか用地買収ができてないため平成26年事業予算を
休止をし、繰越額を消化する説明がありました。この様に尺土駅前は1年休止し
て、なぜ道の駅事業が休止できないのか。理事者側の説明では道の駅事業を休止
すると国や県に対し信頼を損ねるためと説明し、尺土駅前周辺整備事業は平成2
6年度予算に事業費が計上されていません。市民皆様はどう思われますか!
平成26年度予算修正案に賛成
(藤井本
浩)
この考え方には猛反対だ。工夫さえすれば2階・4階の会議室の利用や本
会議場での委員会開催等可能だ。合併当時、議員が31人いた時を思い出
していただきたい。また、市内各施設の状況も確認を先にしてもらいたい。
○新 道の駅 3億2200万円 削減
全国の道の駅を取り巻く環境は非常に厳しい。今定例会で葛城市に既にあ
る「ふたかみパーク當麻」の営業状況について問うた。
「売上高はここ5年
毎年減少している。利益については平成10年代初めに比べ半分以下。利
用者数は平成21年度20万人を超えているが、平成24年度は約2万人
減少し18万人になっている。」という右肩下がりの答弁。
また、針テラス、平群、大宇陀の道の駅のように、事業を国や県と一体で
費用を分け合う「一体型」でなく、葛城市だけの「単独型」かの問いに対
し、「『道の駅』の設置間隔は10KM~20KMが目安とされているので、
道路管理者と一体型整備は難しい。あくまで道の駅という手法を用いてい
る」という答弁。全国を見渡すと、同じように道の駅を計画している地域
がある。しかし、そこにはきちんとした計画案が示され、市民と一体とな
って事業が進められている。
新道の駅事業を強引に進める平成
26年度一般会計予算に反対
(白石
栄一)
山麓地域整備基本計画や葛城市総合計画を
反故にして、平成23年10月に都市産業常任
委員会に初めて新道の駅建設計画が提案され
て以来、施設の規模や内容、配置がいまだに決
まらず、経営の分析も農産物等の集荷や販売の見通しも決まって
いません。このような状況にもかかわらず、H24年度には5億
6450万円の予算が計上されましたが、予算の96%に当る5
億4千万円が執行されず、H25年度に繰り越されました。さら
に平成25年度の予算も、この平成26年度に6億324万円も
繰り越されているのです。平成26年度の事業費は、繰越分と新
たに予算計上した3億4600万円分と合わせて9億4924万
円にもなります。事業計画が市民や議会に示されないまま、多額
の予算を計上し、用地買収だけは公園用地の名目で、当初の5億
円の見込みを1億2000万円も上回る6億2000万円に増額
し買いあさっているのです。
こんなずさんなやり方を議会の役割として、議員の責任として
認めることはできません。道の駅建設事業は凍結し、市民の総意
で抜本的に見直すべきです。
○「議会費」工事請負費1180万円 削減
昨秋の市議選で定数が18人から15人に削減され
た。これにより常任委員会の数を3から2とした。委
員会室に職員や傍聴者が入るには手狭になるという予
測だけで持ち上がった。
「委員会室を大きくしよう。そ
れならば天井・壁クロスも同時にするのが割安になる」
議会・行政の意味って…
(吉武
昭博)
議会や行政は誰の為にあるのでしょう
か?議会の改装工事や、宿日直に嘱託職員を
採用する、そんなことに大きなお金をかけて
も市民サービスの向上にはなると思えませ
ん。自分たちのことは我慢して、将来に備え
たり、もっと必要なところにお金を使うべきでしょう。
新・道の駅では 25 年度分が6億円以上繰越し(事業をこな
せていない)していて、用地代だけで1億2千万円オーバーす
ることがわかりました。26 年度にも3億円以上の予算が計上さ
れていますが、そもそも必要かどうかも疑問で、計画すらでき
ておらず、予算が組めるような状態でない新・道の駅予算はと
ても認められるものではありません。
24 年度から始めた新・道の駅事業を強引に進めるよりも、21
年度から始まったのにも関わらず、中々進まない尺土駅前整備
事業等に力を入れて、先に終わらせるのが筋でしょう。
こんな予算を認めてしまっていては、議会が存在する意味が
ありません。
私たちは、葛城市政が本当に皆様の為になるよう、全力で活
動して参ります。