この仕様書は,東部地区拠点親子ひろば事業業務委託に係る事業者選定(公募型プロポーザル) において,企画提案書作成のために業務委託の基本事項等を記載したものです。 締結契約前に,市と選定された受託事業者間の協議により仕様書作成し決定します。 仕 様 書 1 件名 東部地区拠点親子ひろば事業業務委託 2 履行場所 国分寺市南町三丁目9番地 25 号 3 履行期間 平成 28 年4月1日から平成 31 年3月 31 日まで 国分寺南町住宅1階 4 業務目的 親子ひろば事業については,子ども・子育て支援の充実のために,市民の中 で孤立しがちな乳幼児とその保護者及び妊婦に対して安心して立ち寄り,遊び と交流ができる場所と機会を提供することを目的としています。 市では,『国分寺市第四次長期総合計画』『国分寺市子育て・子育ちいきい き計画』『国分寺市地域子ども・子育て支援事業「親子ひろば」の方向性につ いて』に基づき,国分寺市における「市全体を視点にした支援の実施展開」「市 と関係機関,市民活動団体などとのネットワークの強化」及び「普及啓発の充 実」を図るために,国分寺市東部地区において,拠点となる地域子育て支援拠 点事業業務及び利用者支援事業業務の整備を進めています。 5 委託内容 (1)開設日等 開設日 開設時間 閉設日 5~6日/週 月曜日から金曜日及び土曜日(月2回) 6時間/日 午前 10 時~午後4時 日曜日,開設日以外の土曜日,国民の祝日に関する法律 (昭和 23 年法律第 178 号),年末年始期間(12/28~1/4), 施設整備等 1 日/月,その他の日(建物点検等による必要な 時間) (2)地区拠点としての対象区域 国分寺市の東部地区である国分寺市立第一小学校,第三小学校,第七小学 校の学区域とする。 (3)配置職員(職種及び職員数等) 全職種にあたり子育て支援に関して意欲があり,子育てに関する知識経験 を有する者を配置するものとする。 下記の要件を満たすこと。 ①保育従事者3名。このうち1名は,保育士資格を有する者とする。 1 ②子育て支援員(利用者支援専門員)1名。全国共通の研修制度『子育て 支援員研修』を修了し,認定取得した者で週3日以上とする。 ただし,この全国共通の研修制度は,国が平成 27 年から子育て支援員は 認定取得を必要としたものであるため,移行措置として,子育て支援員を 配置できない場合は,相談及びコーディネート等の業務内容を必須とする 事業や業務(例:地域子育て支援拠点事業,保育所における保育士業務) に 1 年以上の実務経験を条件に認める。しかし,子育て支援員研修募集が 実施された場合は,必ず受講申込みをし,認定取得の努力を行うこと。 ③カウンセラー1名。週2日以上とする。 ④助産師または保健師1名。1日4時間以上月4日以上とする。 ⑤講師は,月1回以上の講習会等の従事要員とする。 ※①から③について,1 日の従事する時間は,1 日の開設時間を下らないも のとする。 (5)基本的な業務内容 ①利用者が気軽につどい,互いに交流できる場の提供を行う。 ②利用者が安心して遊ぶことができる安全な場所の提供を行う。 ③日常的な育児,妊娠等,子育てに関する相談を受け,援助を行う。 ④遊びの啓発事業を行う。 ⑤手遊び,わらべうた,手作りおもちゃの紹介等の遊びの提供を行う。 ⑥助産師または保健師による相談日を1日1時間以上月4日以上設定す る。 ⑦カウンセラーによる相談日を1日1時間以上週1日以上設定する。 ⑧事業の広報を行い,利用の促進を図る。 ⑨地域の子育て支援に関連する社会資源情報の収集・蓄積・整理・提供を 行う。 ⑩利用者からの相談を受けた際の相談記録,支援記録,関係者との対応や 解決のための会議録を作成する。 (6)地域子育て支援拠点事業に関する業務 地域の子育て家庭に対して,身近な場所につどいの場を提供し,子育て相 談事業をはじめとした,総合的な子育て支援施策を推進し児童及び家庭の福 祉向上を図るために, 上記(5)基本的な業務内容に加え,子育て及び子 育て支援に関する講習会等を月1回以上実施する。 ※業務内容は,国及び東京都の交付金もしくは補助金要綱等に基づくもの であるため,改正があった場合は,それに準じて業務内容に修正または変更 が生じるものとする。 2 (7)利用者支援に関する業務 子ども又はその保護者の身近な場所で,教育・保育・保健その他の子育て 支援の情報提供及び必要に応じ相談・助言等を行うとともに,関係機関との 連絡調整等を以下①~④のとおり特に重点的に実施する。 ①利用者の個別ニーズを把握し,それに基づいて情報の集約・提供,相談, 利用支援等を行うことにより,教育・保育施設や地域の子育て支援事業等 を円滑に利用できるよう実施する。 ②関係機関との連絡・調整,連携,協働の体制づくりや,地域の子育て支 援の育成,開発等に努める。 ③積極的な広報・啓発活動を実施し,広く周知を図る。 ④その他事業を円滑にするための必要な業務を行う。 ※業務内容は,国及び東京都の交付金や補助金要綱等に基づくものであ るため,改正があった場合は,それに準じて業務内容に修正または変更が 生じるものとする。 (8)国分寺市東部地区拠点施設に関する業務 利用者支援専門員及びカウンセラー(巡回支援員)による親子ひろば・親 子のあそび場(以下「親子ひろば等」という。)への定期巡回訪問や定例会 議,相談対応などを行い,国分寺市東部地区及び市内全域の親子ひろば等ネ ットワークの強化を図るため,以下①~⑦に沿い業務を行う。 ①東部地区親子ひろば等に対し,相談対応及び市民ニーズの把握や事業課 題の抽出・対応策検討をはじめとした地域ネットワーク機能強化のための 巡回訪問を各親子ひろば等へ月に1回以上行う。ただし,左記に限らず必 要に応じて巡回するものとする。 ②巡回訪問時に利用者およびスタッフから受けた相談は,内容に応じて, 東部地区拠点施設において実施している専門相談へ引き継ぎ,解決に努め る。 ③巡回訪問時や電話等において,市内のネットワークを活用した支援が必 要と考えられる家庭を把握した際は,親子ひろば等のネットワークを活用 し支援を行うとともに,子ども家庭支援センターとの情報共有を行う。 ④各拠点地区の巡回支援員による定例会議(拠点施設連絡会)に出席し, 各拠点施設における活動や課題について情報共有・検討を行う。 ⑤対象区域の親子ひろば等のスタッフによる定例会議(地区連絡会)を定 期的に年3回以上設定し,各親子ひろば等における活動や課題について情 報共有・検討を行う。 ⑥市民ニーズの把握や事業課題の抽出を行うために,巡回支援員は利用者 及び親子ひろば等のスタッフとのコミュニケーションを密にし,お互いに 話をしやすい雰囲気を醸成する。 3 ⑦親子ひろば等の事業課題を把握した際は,拠点施設において解決策を検 討するとともに,解決が難しい場合や更なる検討を重ねたい場合,または, 解決策を共有することで他の拠点施設の利益に繋がる可能性がある場合は, 定例会議にて情報共有を行う。 (9)自主事業に関する業務 ①受諾事業者は,上記(5) (6) (7) (8)以外で,利用者が必要として いるサービスの向上を目的とした自主事業を行うことができる。実施を希 望する場合は,市へ企画書を提出し,承諾を得ることとする。 ②自主事業において費用の徴収が必要な場合は,差し支えないものとする。 ただし,設定金額については,非営利なものとし,利用者にとって負担 のかからない額を設定する。なお,企画書に設定金額を明記すること。 (10)その他の業務 ①賠償保険の加入をする。 ②火災・地震・事故等に備え,緊急対応可能な体制の整備と利用者の安全確 保の必要な対策を講じる。 ③国分寺安心安全メール情報や東京都光化学スモッグ情報等を入手し,必要 なときは対策を講じる。 ④この仕様書に定めのない事項については,市と受託事業者との間で協議し 定めることとする。 6 提出書類 (1)着手届 (2)年間事業計画書(任意様式) (3)職員名簿 (4)活動日誌 (5)歳入歳出決算書 (6)事業評価報告書 (7)完了届 (8)事故報告書 (9)相談,支援,会議等の記録(任意様式) (10)企画書(自主事業提案の場合)(任意様式) (11)その他,市が必要とする書類 ※(1)(2)(3)については,事業開始後7日以内を提出期限とする。 ※(4)については,各月にまとめ,翌月の7日以内を提出期限とする。 ※(5) (6) (7)については,各年度終了後1ヶ月以内を提出期限とす る。 4 ※(8)(9) (10)(11)については,必要に応じて適時提出とする。 7 成果の帰属 当該事業の実施を通じて新たに発生して得られた成果は,市に帰属するもの とする。ただし,受託事業者は市の承諾を得て,当該成果物を使用することが できる。 8 個人情報の管理について (1)受託事業者は,国分寺市個人情報保護条例(平成 11 年条例第 34 号), 国分寺市情報システムの管理運営に関する条例(平成 17 年条例第 7 号)そ の他の関係法令を遵守すること。 (2)職務上知り得た個人情報を漏えいしてはならない。またその職を退いた 後も同様とする。 9 第二種社会福祉事業について 親子ひろばは,児童福祉法第6条の3第6項の地域子育て支援拠点事業に規 定され,社会福祉法第2条第3項の第二種社会福祉事業として位置づけられて いる。よって,法令,通知,要綱等を遵守し,受託事業者自ら運営をすること。 10 その他 (1)施設の管理および整備をすること。 (2)自転車やベビーカー等の置場について責任をもって管理をし,苦情・事 故等が起きた場合は,丁寧に対応すること。 (3)近隣住民及び近隣事業者との関係について,理解を以て丁寧な付き合い を行うこと。また,著しく迷惑をかけないこと。 (4)ピアノ等の楽器の演奏,動物の飼育をしないこと。 (5)緊急連絡先として,東部地区拠点親子ひろば職員又は,受託事業者が決 めた者の連絡先を施設の管理会社へ届け出ること。 (6)施設の鍵(原本キー)を紛失した場合は,鍵本体を取替えが必要なため, 受託事業者の自己負担とする。 (7)受託事業者の故意又は過失行為により,施設又は施設の属する建物に破 損,汚損,故障その他の損害を生じさせたときは,受託事業者の自己負担 で回復するものとする。 11 担当 子ども家庭部子育て相談室子ども家庭支援センター地域担当 電話 042―572-8138 5
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