法令集マーカー作成のお手伝い

「法令集マーカー作成お手伝い」に関するご案内
建築資格研究会
1.「法令集マーカー作成お手伝い」について
「法令集マーカー作成お手伝い」は、最新の過去問20年間の出題法文(出題法文一覧表の法文に連動する「法令集の法文」)にマーカーしたものである。
タックインデックスは、1問目「用語」、2問目「面積高さ」・・・と、毎年ほぼ同じ順番で項目別に出題される特性を利用して、その順番で左上から時計回りに貼っている。
この貼り方をすると、あっちこっちのタックインデックスを探す必要がなくなり、試験時も数秒で法文が引けるようになる(右参照)。
本来、法令集のマーカーは、受験者自ら行うことが望ましいので、研究会内でも様々な意見がありました。結果的に「忙しい方への支援は研究会の趣旨でもある」と
の結論となり「お手伝い」を組込むことに致しました。最大の利点は、法令集へのマーカー時間(1~3ヶ月程度)をゼロにできることである。お忙しい方は活用してみ
て下さい。ただし、トラブルは避けたいので、下記内容を十分ご確認頂き、納得された方だけが、お申し込み下さい。
・法令集は、タックインデックスを項目ごとに1ライン確保するためB5版の法令集「 ㈱総合資格発行 「最新年度版 建築関係法令集 法令編」が指定となる。
・通常は、お申し込み(ご入金)から1週間程度で発送、ただし依頼者が多数時は順番待ちとなる(送付予定日等を返信メールでご連絡後、ご決定下さい)。
・法令集マーカー及び各種資料は、細心の注意により作成しているが、間違いがないとは言い切れませんので、その点はご理解下さい。
・発送資料(法令集マーカー及び同梱資料)への質疑応答は対応しておりません(これに対応するには専属担当者が必要となり膨大な費用が必要となる)。
⇒申込前の質疑応答は対応しているので、忌憚なくメールでの問合せをして下さい。
過去問20年(H7~H26)の2,470選択肢で分析した結果、融合問題を除く22項目で、1回だけ出題された法文の確率が、(136/2,126)×100=6.4%であった。逆の
言い方をすると、93.6%の法文は繰り返し出題されている法文であり、4選択肢から一つの正解肢を得るという条件なら、殆どを正解できると言える(「無料講座」の
「出題法文一覧表」参照)。従って、過去問20年の出題法文だけにマーカーすることは、「試験に最も有効なマーカー手法である」と位置づけました。研究会では、
「過去問20年だけの学習」で、法規28点取れると判断している。ただし、過去問10年ではデータ量が少なく出題傾向が把握しきれないので、過去問は20年が必要で
ある。
注)ここの出題確率は、1問題選択肢について1法文(出題法文一覧表)とした場合の条件であり、問題選択肢によっては数箇所の法文が絡む場合もあり、それは考
慮していない。また、マーカー部分が93.6%の繰り返し出題ではなく、その法文として見た場合の確率である。つまり、橙色マーカーした法文は、一度全法文を読ん
でから、黄色マーカー部分を集中的に学習する。
法令集のマーカーは、見やすいように5色マーカーとしている(マーカーは受験要領のアンダーラインに該当する)。また、マーカー部分は、ポイントとなる最低限とし
ている(マーカーのし過ぎは目移りして逆に探し難い)。また、タックインデックスは、上述したように法令集の左上から概ねの出題順番通りの項目(1項目に1縦ライ
ン)ごとに時計回りで貼っている。最も出題の多い法文又は重要項目を黄色タックインデックスとしている。試験では、この黄色タックインデックスを開くだけで、全ての
法文が数秒で引けるようにすることができる。1問目「用語」を例にすると、試験開始と同時に黄色タックインデックス(第2条 用語)を開く。その他の重要法文「白色
タックインデックス」も見えている。過去問20年(H8~H27)では、それ以外に14法文が出題されているので、この残り14法文が数秒で引けるようになれば、1問目「用
語」の全ての法文が数秒で引けるとなる。ただし、この14法文を数秒で引く方法は、微妙に裏ワザ的な位置づけにあることから、ホームページ内での解説は控えるこ
とにした。「法令集マーカー作成お手伝い」の依頼者には、マーカー法令集と一緒にこの解説文を同梱する(この方法は、受験要領に違反していないと判断してい
る)。
5
タ ッ ク イ ンデ ッ ク ス ( 下 )
17mm
タ ッ ク イ ンデ ッ ク ス ( 中 )
特殊建築
タ ッ ク イ ンデ ッ ク ス ( 上 )
令 用語
用 語
用語
5 5 mm
タ ッ ク イ ンデ ッ ク ス ( 上 )
法令集
( 断面)
タ ッ ク イ ンデ ッ ク ス ( 中 )
タ ッ ク イ ンデ ッ ク ス ( 下 )
5mm
5mm
5mm
面積高さ 建築手続 一般構造
防火
避難
内装
設備
構造強度
1つの縦ラインは1項目として、時計回りに出題項
目の順番でインデックスを貼っている。
道路
用途制限
法令集 B5版
容積率
高さ制限
( 発 行 ㈱ 総合 資格「最新 年度版 建 築 関 係法 令集 法 令 編 」を採用)
防火地域
( 別 法 1)
①赤色マーカー:項目の重要見出し
②橙色マーカー:出題法文の見出し
③黄色マーカー:出題法文の中でポイントとなる文
2.送付資料
①
②
③
④
⑤
法令集マーカー&タックインデックス (過去問20年の出題法文だけのポイント部分への5色マーカー&タックインデックス1項目3ヶ所)
「法令集マーカー作成のお手伝い」に関するご案内及びポイント解説 (A3伴カラーコピー5枚、全ての法文を数秒で引く方法の解説あり)
5科目の項目分類一覧表 (A3伴カラーコピー2枚:過去問20年5科目の項目別での問題番号一覧表、法規以外の学科、設備、構造、施工あり)
出題法文一覧表 (A3伴白黒コピー25枚:過去問20年の項目別で振り分けた出題法文一覧表、その法文の出題確率、出題問題の傾向分析あり)
出題問題一覧表 (A3伴白黒コピー58枚:過去問20年の項目別で振り分けた出題問題一覧表、別途カラーコピー対応+1万円であり)
3.費用
「法令集マーカー作成お手伝い」の費用は、下記の通り。希望時はメール連絡お願いします(法令集の入手可否、申込者多数は順番待ち、外注対応等有)。
① 総額28,000円 (法令集マーカー&タックインデックス作成費20,000円+実費8,000円:法令集、タックインデックス、コピー代、蛍光ペン、送料等)
⇒予約が10名を超えた場合は、外注対応のみとなり総額38,000円となる(予約無しの1週間後の発送希望者の場合、外注対応で依頼下さい)。
② 資料全てカラーコピー希望の方は、+8,000円 (法文と問題の一覧表カラーコピー代:83枚×100円=8,300円から白黒コピー代を差引等)
※本件、「見本」を作成し単純に法令集へ5色マーカー&タックインデックスするのでも、20時間程度はかかる(平日なら夜4時間で5日間、休日は土日終日)。更に、
間違いのないように神経を使い、正直、実行委員から手伝いは「無理」との意見があり、事務局が対応する状況である。従って、予約10名を超えた段階は外注対応と
させて頂く(外注では2万円では無理と言われ、3万円+実費での対応)。10名を超えた場合、「お知らせ」でもご連絡するが、メール連絡頂いた段階で、予約状況を
返信メール連絡するので、その段階で依頼するかをご判断下さい。
4.お申し込み方法
お申し込み方法は、下記の手順となる。
① 希望者が「お問い合わせ」からメールでお申し込み相談(「法令集マーカー作成お手伝い」は、会員でない方もご利用可能)
② 事務局が対応可否の返信メール(資料送付予定日もご連絡、通常はご入金から1週間程度で発送、申込み多数は予約待ち又は外注対応)
③ 希望者が返信メールにて正式にお申し込み
④ 希望者が28,000円(外注での急ぎ対応は38,000円、資料カラーコピー希望は+8,000円)を振り込み(振込手数料はご負担下さい)
⇒「ゆうちょ銀行」 店名(019)、預金種目(当座)、口座番号(0292049)、口座名称(ケンチクシカクケンキュウカイ)
⑤ 事務局から入金確認と発送予定日をメール連絡、その後、資料発送日に再度メール連絡
④緑色マーカー:出題法文の中で名称など強調したい部分
⑤青色マーカー:出題法文の中で否定法文
写真1 マーカー&タックインデックス法令集(写真およびインデックス貼り状況)
「出題法文一覧表と出題問題一覧表」の見方
※1問目に出題される「用語」を例に「出題法文一覧表」と「出題問題一覧表」の見方を解説する。1問目「用語」の1点は、下記3枚の資料を参考にマーカー法令集と見比べて学習することで、確実に1点が取れる(この繰り返しで法規は28点取れる)。
タックインデックスの法文
1.法規の学習の仕方
選択肢問題の番号
過去問20年での出題数と出題確率
出題問題の傾向分析(概ねの出題問題が把握できる)
(①黄色タック、②と③白色)
色分け(黄色、水色、橙色)は出題数の多い法文(出題問題一覧表と連動)
研究会は、法規について1ヶ月で28点を取るという前提に立ち、どのような学習法をすることで達成で
きるかを検討した。その結果、実績データから過去問20年の学習だけで法規は28点取れること、その
学習で最も効率の上がる方法は、過去問20年を項目別に分けて、1項目で1~2枚の一覧表で全てを
見れるようにした上で学習することが良いとなった。実際には、「マーカー法令集」を持っている状態で、
「出題法文一覧表」、「出題問題一覧表」を机に置いて、それらを見ながら学習すると最も効率良く短
期間で高得点が取れると考えている。
以下、出題法文一覧表と出題問題一覧表の見方を解説する。
2.出題法文一覧表の見方等
「出題法文一覧表」は、1項目について過去20年間の出題の中で、出題された法文が一覧表で見れ
る。その法文が選択肢問題として何問出たか、出題確率は何%か、その法文の出題問題の概要はど
のようなものかが一覧表で分かる。これは、法令集で法文を学習するうえで、今学習している法文は、
過去20年でどの程度の出題であるか等を正しく把握しながら学習できることになる。
その結果、過去20年間で出題されていない法文は学習しない、出題確率の高い法文から学習するこ
とができるとなる。このことは、理解度に大きく影響する。過去問を把握したうえで法令集を学習するこ
とと、そうではなく単純に過去問を解きながら法令集を見ることでは、その理解度に大きな差がでること
に繋がる。右の表から一目瞭然であるが、出題法文は、何年か置きに同じ法文が繰り返し出題されて
いる。このことは、その法文が重要であり、1級建築士として知っていないといけないこと等によるもので
ある。繰り返し出題される傾向にある法文を集中的に学習すること、それが最も効率良く高得点となる
ことでもある(データは嘘をつかない)。ただし、新規法文の出題もあるので、その場合は、4択問題で
あることから消去法で対処する。
表の見方は以下の通り。
・一番左の①、②、③はタックインデックスの貼っている法文(①は黄色タック、②と③は白タック)
・出題数の多い法文や重要な法文は黄色、水色、橙色の色分けをした(出題問題一覧表と連動)
・表は左から、法文、見出し、出題年度と問題番号(表内は選択肢問題の番号)、出題数、出題確率、
出題問題の傾向分析となっている。
⇒この「出題問題の傾向分析」は、過去問の出題内容が概ね把握できる。通勤の往復時にスマホから
ここを読むだけでも、夜の学習時間は、かなり短縮することができる。
3.出題問題一覧表の見方
表1 出題法文一覧表の一例(「用語」の出題法文一覧表)
出題年度と問題番号
問題文
解答文
法文一覧と問題一覧の色は連動している
「出題法文一覧表」で、その法文の出題確率や問題の傾向が把握できたら、最終的には、過去問そ
のものを解けるようになる必要がある。この「出題問題一覧表」は、1項目、例えば1問目に出題される
「用語」であれば、A3伴2枚に20年分の全ての問題が見れるようになっている。この2枚程度で全ての
「用語」の問題と解答が見れることが、非常に効率良く学習できることに繋がる。
1問目「用語」は、法2条が20年間(H8~H27)で必ず毎年1選択肢以上の出題がある(黄色部分)。法
2条の中で出題のある「号」は、17つである。ここで、出題問題一覧表に、法2条1号(5問出題有)部分
に更に別な色でマーカー等チェックを入れると、その「1号」が過去20年間でどのような形で出題され
ているか等が分かる。同様に4問出題のある法2条2号、8問出題のある法2条3号・・・と追加のマー
カー等をしてチェック分析する。一度学習し終えると、全てが2枚の表にまとまっていることから、それら
の問題変化パターンやヒッカケ問題などが目で見て分かるようになる。研究会は、これを「目で見て分
かる学習法」と位置付けている。
他社一般書籍でも項目別に分けて解説したものが多々ある。しかし、その内容は、1項目あたり数問
の抜粋と解説である。過去問20年全てを2枚程度の一覧表にしたものはなかった(平成27年1月調査
時)。過去問は10年程度では、傾向分析パターンまで把握しきれない。1法文に対して出題傾向を把
握し、過去問だけの学習で高得点を取るためには、過去問20年は必須事項となる。なお、本内容は、
古い法文を現在の法文へ(無くなっているものなどは近い法文等)するなど問題を変更したり、古い法
文のままとなっているものもある。
表の見方は以下の通り。
・1つの出題問題について、出題年度、問題番号、問題文、解答文がセットとなっている。
・A3伴1枚には10問題が入るので、毎年1問の出題がある「用語」ならA3伴2枚となる。
・出題数の多い法文や重要な法文は黄色、水色、橙色の色分けをした(出題法文一覧表と連動)。
表2 出題問題一覧表の一例(「用語」の出題問題一覧表)
法令集マーカーの事例(1)
1.用語・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
2.面積高さ・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
1.法令集マーカーの考え方
3.建築手続き・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
法令集マーカーは、過去問20年の出題法文にマーカーしている。「出題法文一覧表」の目次にある法文は、
全てマーカーしている。それ以外で関連のある法文にもマーカーをしている。
4.一般構造・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
5.防火・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
6.避難・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
出題問題と関連のある法文を早く探すには、第一に、出題された関連法文を開くことにある。その点は、項
目別に時計回りで順番に貼っているタックインデックスや、全ての法文を数秒で引ける方法(法令集マー
カー作成お手伝いの依頼者への添付資料)で対応できる。本件は、法令集で目的の頁を開いた段階で、
いち早く法文箇所を探し当てるために、どのようなマーカーの仕方が良いかを検討した結果、下記の通り5
色に分類したマーカーが良いとの考えによるものである。
① 赤色マーカー:項目の重要見出し(最も多い出題法文の見出しや大見出し)
② 橙色マーカー:出題法文の見出し(出題法文一覧表の中にある出題された見出し)
③ 黄色マーカー:出題法文のポイント文(見つけ易いようポイント短文へのマーカー)
④ 緑色マーカー:名称など強調したい部分(固有名称や強調したい名称へのマーカー)
⑤ 青色マーカー:出題法文の否定文(一部全体を枠取りしての否定文に青色マーカー)
7.内装・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
8.設備・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
9.構造強度・・・目次を開く(黄色タックインデックス頁)
10.道路・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
11.用途制限・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
12.容積率等・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
13.高さ制限・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
14.防火地域・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
15.建築協定・・・最多法文を開く(黄色タックインデックス頁)
2.各自が法令集マーカーをする方法
16.建築法融合・・・タックインデックス箇所無
17.建築士法・・・目次を開く(黄色タックインデックス頁)
ここでは、各自がマーカーするための方法について解説する。本来、法令集へのマーカーは各自がするこ
とが望ましい。研究会では、忙しい方等への支援から「法令集マーカー作成お手伝い」を組み込んでいる
が、本来十分な時間を掛けて各自が法令集マーカーをすることが望ましい。
タックインデックスは、4章法規特化型講座の(3)数秒で引ける法令集の作り方の「見出しエクセルシート
(変更可能なエクセルデータ)」を活用し、市販のA4伴紙ラベルへプリントしてからカッターでカットして利
用する。多少時間はかかるが、1縦ラインに5mmづつずらして3箇所貼るためには、この方法がベストであ
18.都市計画法・・・目次を開く(黄色タックインデックス頁)
19.消防法・・・目次を開く(黄色タックインデックス頁)
20.高齢者法・・・目次を開く(黄色タックインデックス頁)
21.耐震改修法・・・目次を開く(黄色タックインデックス頁)
22.建設業法・・・目次を開く(黄色タックインデックス頁)
23.品確法・・・目次を開く(黄色タックインデックス頁)
5mm
貼る
市
町
条
例
貼る
建
築
協
定
5
40mm
5
5
5
5
5
24.関連法融合・・・目次を開く(黄色タックインデックス頁)
( 上)
5
5
5
建
築
協
定
タック インデックスの寸法
地
区
計
画
17mm
貼る
( 中)
5
表1 法規の項目別一覧表(H8~H27)
5mm
【黄色タックインデックスについて】
タ ッ ク イ ン デッ ク ス(上 )
法令集
タ ッ ク イ ン デッ ク ス(中 )
タ ッ ク イ ン デッ ク ス(下 )
赤マーカー(重要見出し)
橙色マーカー(出題見出し) 黄色マーカー(ポイント文)
緑色マーカー(強調文) 法令集の断面図
( 下)
15mm
法令集へのマーカーは、次の手順で行うと、研究会の法令集マーカーと同じものができる。
① 「出題法文一覧表」を参考に、表の一番左にある①、②、③の法文にタックインデックスを貼る
② その①のタックインデックスは、黄色マーカーをして色付けする
③ 「見出しエクセルシート」は白色なので、①のタックインデックスに黄色マーカーをする
④ 「出題法文一覧表」の法文の見出しに橙色マーカーをする
⑤ 「出題問題一覧表」を参考に出題問題を見ながらポイント部分に黄色マーカーをする
⑥ 特に強調したい固有名称等は緑色マーカーとする
⑦ 否定文章は青色マーカーとする
青色マーカー(否定文)
最初に開く黄色タックインデックスは、大きく2種類のパ
ターンとなっている。なお、タックインデックスの貼る位置
は下図の通りである。
・最多法文を開くパターン:上記項目「1.用語」などのよう
に出題の多い法文を直接開くパターンであり、この場所
に、数秒で引く方法を組み込むことで、ここから全ての法
文が数秒で引けるようになる。
・目次を開くパターン:上記項目「9.構造強度」と「17.建
築士法」以降の各法文は、目次を開いた方が早く引ける
ことから、目次を黄色タックインデックスとしている。
5
タ ッ ク インデ ッ ク ス ( 下 )
17mm
タ ッ ク インデ ッ ク ス ( 中 )
特殊建築
タ ッ ク インデ ッ ク ス ( 上 )
令 用語
用 語
用語
研究会は、忙しい方々のために、1ヶ月程度のお小遣いで効率良く1級建築士の資格を取得するための講
座を開くことを目的としている。その趣旨から会員講座も年会費2万円としており、この「法令集マーカー作
成お手伝い」も3万円前後の価格設定としている(研究会は利益を追求する企業ではなく、利益がある場合
は全てHP維持管理費に充填する)。最善は各自がマーカー作成することであるが、上記方法で各自が
マーカーするには、集中して取り組んでも1ヶ月程度、普通に行うと3ヶ月程度はかかる。つまり、マーカー
しているだけで1ヶ月以上かかるので、本講座の目的である1ヶ月で28点を取るには、やはりマーカー法令
集が手元にある段階からの学習が条件となる。
5 5 mm
タ ッ ク インデ ッ ク ス ( 上 )
法令集
( 断面)
タ ッ ク インデ ッ ク ス ( 中 )
タ ッ ク インデ ッ ク ス ( 下 )
5mm
5mm
5mm
面積高さ 建築手続 一般構造
防火
避難
内装
設備
構造強度
道路
1つの縦ラインは1項目として、
時計回りに出題項目の順番で
インデックスを貼っていきます。
ここは、「用語」の欄とします。
用途制限
容積率
高さ制限
防火地域
( 別法1)
建築協定
建築士法
3.全ての法文を数秒で引く方法について
法令集 B5版
過去問20年の「出題法文一覧表」にある全ての法文を数秒で引く方法はある。
最も出題の多い法文は、3箇所のタックインデックスで直ぐに引くことができる。それ以外の法文を数秒で引
くことができれば、全ての法文を引くことができるとなる。この方法は、微妙に裏ワザ的な位置づけとなること
から、ホームページ内での公開を控えることとした(法令集マーカー作成お手伝いを依頼された方へは、発
送時に解説資料として同梱する)。この方法の採否は自己責任でお願いすることとしているが、研究会とし
て受験要領に違反していないと判断している。
都市計画
消防法
( 発 行 ㈱ 総合 資格「平成 **年 版 建 築 関 係法 令集 法 令 編 」を採用)
高齢者
耐震改修
建設業法
品確法
図1 法令集マーカー事例(法2条 用語)
他関連法
法令集マーカーの事例(2)
1.出題法文が多い問題(目次を開くパターン)
法令集マーカー事例「9.構造強度」の黄色タックインデックスの頁を右に示す。
「9.構造強度」の問題は、法文が多いことから、第一に目次を開くようにしている。ここを無条件に開いてから問題を読み、出題問題と関連する類似法文を判断し、こ
の目次からその類似法文を引く方法を取っている。この「目次を開くパターン」は、「17.建築士法」以降の建築基準法以外の法文にも該当する。
2.「9.構造強度」の「令85条 積載荷重」の解説
「9.構造強度」は、毎年3問出題される重要法文であり、その中で最も出題の多いのは、「令85条 積載荷重」である(右下参照)。過去問20年(H8~H27)では、23
回の選択肢出題がある。以下、この令85条「積載荷重」の1項と2項について解説する。なお、3項「倉庫の積載荷重」は、計算した数値が1㎡につき3,900N未満の
場合でも、3,900Nとしなければならないというものである。
現段階でのホームページ内の解説は、主に過去問20年に対して「出題法文一覧表」と「出題問題一覧表」を取りまとめているものである。また、「法令集マーカー作
成お手伝い」をすることで、大幅な時間短縮が図れるというサービスも行っている。本来、法規の解説としては、下記のような法令集にマーカーをした部分の詳細な
解説をすべきと考えている。ただし、令85条の解説だけでも下記の通り膨大な説明となる。研究会は、将来となるが、この点は、「音声講座」を組込むことで解決した
いと考えている(「音声解説」は膨大な費用がかかるので、会員増加に伴い順次導入する予定⇒可能であれば2017年から組込みたい)。
(1)令85条1項 「床の積載荷重の計算」 の解説
令85条1項は、床の積載荷重の計算ついて、表により計算数値が示されている(図1参照)。
室の種類としては、(1)~(8)まである。その室の床の積載荷重を求めるときは、床は(い)、柱と基礎は(ろ)、地震力は(は)の数値を床面積に乗じて求めるとなる。
図1の赤部分である(3)、(4)、(5)の室へ連絡する廊下等では、(5)の「その他の数値」を採用する。また、(8)では、屋上広場などは緑色の(1)の数値を乗ずるが、
学校と百貨店は青色の(4)の数値を乗ずることとなる。
(2)令85条2項 「ささえる床の数で積載荷重を減じる数値」 の解説
令85条2項は、床の積載荷重の(ろ)柱・基礎に関して「ささえる床の数」で減じる数値について示されている(図2参照)。
柱又は基礎の垂直荷重による圧縮力を計算する場合、ささえる床の数に応じて積載荷重を減じることができる。法令集マーカーでは、1項の表内に緑色枠としてお
り、2項の減ずる数値の表にも緑色枠として関連付けている。ただし、この減じることができるのは、図2の赤字の部分だけである。法令集マーカーでは、減じること
ができない(5)には、青マーカーをしている。過去問では、柱のささえる床の数が示され、面積に減ずる数値を判断し、計算することで提示された積載荷重が正しい
かどうかを解答する問題が多く出題されている。
図3 法令集マーカー事例(第3章 構造強度)
図1 令85条1項 床の積載荷重の計算
図2 令85条2項 ささえる床の数で積載荷重を減じる数値
3.終わりに
この「法令集マーカー作成お手伝い」と「出題法文一覧表」や「出題問題一覧表」などの資料送付には、良いことばかりではありません。
この点は、1枚目にも記載したように、発送資料(法令集マーカー及び同梱資料)への質疑応答は対応しておりません。もし、この対応をしようとすると、専属の担当
者が必要であり、その専属担当者の人件費のため、結果、他社と同じような膨大な入会金等(数十万円規模)の講座となる。また、法令集マーカーや資料作成では、
細心の注意をして作成しているが、間違いがないとは言い切れません。マーカーがずれてしまった等のミスをした場合、付箋を貼って間違っていることをお伝えす
る。ただし、このミスが5箇所を超えた場合は、その法令集は処分してやり直しをする。つまり、5箇所までのマーカー記載ミスはお認め頂きたい(ミスが無いように全
力を尽くす)。
他方、法令集マーカーは、各自が作成することが最善という認識のもと、実際に各自がマーカーしようとすると、「見出しエクセルシート」、「出題法文一覧表」、「出
題問題一覧表」でタックインデックスとマーカーをすることとなるが、集中して取り組んでも1ヶ月程度、普通に行うと3ヶ月程度はかかる。つまり、マーカーしているだ
けで1ヶ月以上かかるので、本講座の目的である1ヶ月で28点を取るには、やはりマーカー法令集が手元にある段階からの学習が条件となる(マーカー時間はゼロ
が条件)。1ヶ月で効率良く28点取るには、①出題法文一覧表と出題問題一覧表を一読する、②マーカー法令集に数秒で引ける方法を書き込む、③その上で二
つの一覧表とマーカー法令集を見比べながら学習すると良い。マーカー法令集は、各自の学習に合わせ追加でマーカーやアンダーラインをして自分の知識とす
ると効率良く最速で高得点が取れるようになると考えている。
図4 法令集マーカー事例(法85条 積載荷重)