神戸2015ビジョン改定(案)に対する意見の概要と市の考え方 意見の概要 市の考え方 都会の大きな魅力は、その街で楽しんだ思い出づくりにあり、家族や友 達と美味しいものを食べたという記憶が一番印象に残る。市民が日々の生 活を通じて満足が得られる街という視点が欠けているのではないか。家族 の記念日や来客と過ごすひと時を演出する街づくりに取り組んでほしい。 そのひとつとして、印象に残るレストランを北野町に誘致したり、あるい は、神戸港のウォーターフロントの開発の一環としてレストランを位置づ けてみてはどうか。 神戸2015ビジョンにおいて、「まちの魅力を高め発信する」として、 「神戸ならではの観光の推進」や「『港都 神戸』グランドデザインの推 進」に取り組んでいます。 市内のレストラン等の情報については、神戸公式観光サ イト 「Feel KOBE」や情報誌「神戸物語~Feel KOBE~」などにおいて、グルメ情報と して掲載し、神戸の魅力発信に努めています。 また、新港突堤西地区などウォーターフロント開発にあたっては、みな とまち神戸の景観を満喫できる魅力ある親水空間を創出します。現在、第 1突堤のホテル等再開発事業に取組んでおり、今後も都市景観形成の助 言・指導やプロムナードの整備など、ホテル・レストラン等の集客施設が 進出しやすい環境づくりに努めます。 具体の提案については、今後の施策展開にあたり参考にさせていただき ます。 神戸2015ビジョンにおいて、「安心できる地域生活の実現」として、全 改訂(案)では、一定の街の中心への誘導が考えられているが、もっと積 極的に住んでる地域への働きかけを考えるべきではないか。住み慣れた地 ての市民が住み慣れた地域の中で安心して生活できる環境の整備に取り組 域で快適に過ごせる環境づくりに取り組むべき。医療、介護、予防、住ま んでいるところです。 また、平成24年度からの第5期神戸市介護保険事業計画において、いわ い、生活支援をトータルに視野に入れた街づくりを提唱し、具体化に向け ゆる団塊の世代の方がすべて75歳以上となる2025年に向け、介護を必要と た官民の取り組みを提案してはどうか。 する高齢者等に対し、住み慣れた地域において、医療・介護・予防・住ま い・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステムの構築」に取 り組むことを重点目標と位置づけ、①地域見守り活動の充実や②医療と連 携した24時間対応型介護サービスの整備促進、③介護予防事業の充実、④ 多様な住まいの確保などの総合的な取り組みを、市民、事業者などと協働 により進めているところです。 平成26年度は、同計画の改定を行う予定であり、多様な主体による生活 支援サービス等のさらなる充実など、地域包括ケアシステムの構築に向け 必要な施策について検討を進めていきたいと考えています。 児童福祉法は対象年齢を小学1年生から3年生と限定しないよう改正さ れたので、「保護者が昼間家庭にいない就学児童(小学1年生から3年 生)に生活の場を与え」という表現を、それに見合う表現へと改めてほし い。また、「生活の場を与え」とあるのを「適切な遊びと生活の場を与 え」とすべきではないか。 なお、2015年の学童保育実施箇所数230箇所という目標の実行を期待し ている。 「適切な遊びと」の表現については、児童福祉法及び神戸の放課後児童 クラブの基準に準じて改めます。 高学年への対応や実施箇所数については、現在、子ども・子育て関連3 法(平成24年8月成立)に基づいて、平成26年度中に策定する「神戸市子 ども・子育て支援事業計画」にその内容を盛り込むこととしています。こ のため、今回は表現を改めず、今後、同計画との整合性を図り、必要に応 じて文言を修正する予定です。 1/2 意見の概要 市の考え方 年度毎の目標値について、達成状況を公開し、未達成の場合にその対策 「神戸2015ビジョン」の施策を対象に検証・評価を実施しており、目 を公開してほしい。 標・スケジュールの達成状況などを公開しております。詳しくはホーム ペ ー ジ 「 第 5 次 神 戸 市 基 本 計 画 の 推 進 」 (http://www.city.kobe.lg.jp/keikaku.html)をご参照ください。 再生可能エネルギーの個々の目標が達成された場合、神戸市の総使用エ ご指摘の数値については、「KOBEろっこう・かもめ発電」等の再生可能 ネルギーがどう改善されるのか明記してほしい。 エネルギーの導入状況を掲載しているホームページでの公表を検討してい また、再生可能エネルギーの地産地消の条例化を推進してほしい。 きます。 なお、改訂案中の「CO2」の用語は「CO2」とすべき。 神戸市環境モデル都市アクションプランにおいて、地域の分散型エネル ギーとして、再生可能エネルギーを市域の電力消費量の15%を目指す目標 を掲げ取り組みを進めています。なお、エネルギーの地産地消が可能な地 域の実現を目指すために、各地で様々な取組み(条例制定、基本計画の策 定、再生可能エネルギーの目標設定等)が行われており、こうした各地の 動向を注視していきたいと考えています。 用語については、ご指摘の通り修正します。 「神戸2015ビジョン」の実現のために、兵庫県「神戸地域ビジョン」と 神戸2015ビジョンは神戸市総合基本計画審議会の審議を経て策定してお の連携について明記してほしい。 り、その審議会には兵庫県が参画しています。また、兵庫県策定の「地域 ビジョン」・「全県ビジョン」の審議会である「兵庫県長期ビジョン審議 会」には、神戸市が参画しています。神戸2015ビジョンと兵庫県の「21世 紀兵庫長期ビジョン」との連携に努めています。 2/2
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