課題概要説明シート

平成28年度 神戸市民間提案型事業促進制度(課題解決型事業) 課題概要説明シート
課 題
担当部署
神戸産農水産物等を活用した商品開発の促進と販売力の強化
経済観光局農政部農水産課
担当者
山田・池本
電話番号 078-322-0520
課題を抱える
事業の概要
神戸市は県下でもトップクラスの農漁業生産を誇りながら、「淡路のタマネギ」や「丹波の
黒大豆」ほどは認知されていない。「食都神戸2020」構想の実現のため、神戸にも品質の
高い農水産物があることを、消費者や事業者に広く知っていただき、農漁業地域と都市地
域が連携して、街全体で「地産地消」をすすめる必要がある。
また、世界に目を向けると「神戸の食」は神戸ビーフ以外はほとんど知られていない。今
後、世界から観光客を呼び寄せ、「神戸の食」の輸出を拡大していくためには、海外にも通
用するブランド価値をもった新たな商品を開発し、効果的にPRする販売方法の確立が必
要となる。
これらの課題をクリアすることで、経済観光局が掲げる「食都神戸2020」構想の実現に
近づくことができると考えている。
解決したい
課題の概要
これまでから、農漁業者と飲食事業者との連携をすすめ、神戸産農水産物を活用した商
品開発やレストランでの利用などに一定の効果をあげている。しかし、市外から注目を集
めるほどには認知されておらず、周年販売される商品も生まれていない。これは、市内消
費を前提としたスイーツ店やレストランとの連携が多く、市外での販売をあまり意識してい
ないためである。
今後、「食都神戸」の実現のためには、市外向けやインバウンド向けの商品を増やすこと
が重要となるが、通常、そういった商品開発を行う場合、事業者側に一定の規模(設備、
技術、人員等)が必要となり、同時に、使用する原材料も大量で安定的な供給が求められ
る。
一方、神戸産農水産物は鮮度や品質が高く、比較的高価で取り引きされていたり、少量
多品目の生産を行う農漁業者が多いため、規模の大きな事業者が求める原材料として使
用しにくい状況である。
そこで、神戸産農水産物を使用する商品は、高付加価値をもったブランド商品として確
立し、ターゲットを明確にして販売していくことが重要となる。そのためには、ブランディング
やインバウンド等の専門家による厳格な評価、神戸らしいデザイン性、他のブランド品と比
較しても遜色ない品質、ブランド力を持った店舗での販売等が求められる。
これまでに
実施したことが
ある施策等
①KOBEにさんがろくPROJECT(H24~現在)
農漁業者・企業・大学との連携により、新たなものづくり(商品開発)と3者のネットワーク
づくりをすすめる。
②神戸おいしい顔プロジェクト(H26~H27)
農漁業者とシェフ・パティシエとのマッチングにより、レストラン等での神戸産農水産物の
利用促進と、双方のプロモーションを図る。
市が希望する
提案の例
「神戸らしい商品」「県内産ブランド農水産物とのコラボ商品」の開発とブランディング、販
売戦略を提案してほしい。
事業実施に
あたっての
留意点等
①生産者所得の確保を意識し、高付加価値の商品開発を心掛けてほしい。
(加工を目的とした原材料仕入れは安価になりやすい)
②開発した商品を、どこで、誰をターゲットに販売する予定なのか明確にしてほしい。
名称
URL
EAT LOCAL KOBE
http://eatlocalkobe.org/
参考情報
http://findkobe.com/
(関連ホームペー FIND KOBE
ジ
http://kobe-nisangaroku.jp/
KOBEにさんがろくPROJECT
や市の計画等)
http://kobe-oishiikao.jp/
神戸おいしい顔プロジェクト
農林水産省 農商工連携に向けた施策http://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/nosyoko/pdf/sesaku.pdf