H26年度 開催案内 - 北海道私立幼稚園協会

平成 26 年度 北海道幼稚園教諭中央リカレント 北海道私立幼稚園冬季教員研修会 = 開 催 案 内 = 【 平成 26・27 年度 教育研究課題 】 「子どもの『今』に寄り添い、 子どもと『未来』をきずく」 ~保育臨床の視点を大切に、保育の質を高めよう~ 日 時:平成 27 年 1 月 8 日(木) 9:20 〜 16:00 場 所:札幌ガーデンパレス 2階 「丹頂」ほか (札幌市中央区北1条西6丁目 TEL 011-261-5311) 主 催 北海道幼稚園教諭養成連絡協議会 公益社団法人 北海道私立幼稚園協会 平成 26 年度 北海道幼稚園教諭中央リカレント・北海道私立幼稚園冬季教員研修会 開 催 要 項 日 時: 平成27 年1月 8 日(木) 9時20分 から 16時00分 場 所: 札幌ガーデンパレス2階「丹頂」ほか 〒060-0001 札幌市中央区北1条西6丁目 TEL 011-261-5311 対象者: 北海道の私立幼稚園等の教員 参加費: 2,000 円(昼食なし) 〔 開催趣旨 〕 「子ども・子育て支援新制度」の施行が目の前に迫ってきました。幼児教育制度の大改革
であり、制度のあり方や仕組みそのものに注目せざるを得ない状況ですが、このような変革
期こそ、幼児教育の本質を見極め、地に足をつけて保育を進めていかなければなりません。 北海道幼稚園教諭養成連絡協議会と北海道私立幼稚園協会の共催として、例年冬休みに開
催している本研修会は、今年度で 10 回目となります。
「リカレント(recurrent)
」とは、
本来「回帰、循環、再現」という意味ですが、幼稚園教諭の場合に置きかえると、養成校卒
業後にも教育を受ける機会を保障することであり、労働→研修→労働→研修というサイクル
を確立することによって、保育者の専門性を高め、生涯学び続ける姿勢につなげていこうと
いう意義をもっています。 今年度は、
「子どもの『今』に寄り添い、子どもと『未来』をきずく」を全体テーマとして、
基調講演と課題別の5つの分科会を設定しました。本研修会が、参加する多くの先生方にと
って、
「子どもの心を理解し受けとめる」という保育の出発点を再認識し、保育の本質を深く
考える機会になることを願います。設置者、園長の皆様方には、教職員の参加について特段
のご配慮をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 〔 開会式 〕 ◎ 司 会 公益社団法人北海道私立幼稚園協会 教育研究副委員長 小山 英明(みどり幼稚園) ◎ 挨 拶 北海道幼稚園教諭養成連絡協議会 会長 清水 郁太郎(札幌大谷大学短期大学部 教授)
◎ 挨拶 公益社団法人北海道私立幼稚園協会 会長 澤田 豊(北海道幼稚園教諭養成連絡協議会顧問)
◎ 祝 辞 北海道総務部法人局 学事課長 村井 篤司 様 ◎ 進行説明 公益社団法人北海道私立幼稚園協会 教育研究委員長 藪 淳一(大通幼稚園) 〔 日程表 〕 9:00 9:20 9:50 11:40 13:00 16:00 基調講演 ( 肥後功一 先生 ) 昼
食
分科会 (各会場にて) 開
会
式
受
付
【 基調講演 】 研修俯瞰図カテゴリー F6 演題 「児童期の学びを支える幼児教育 ‐心の土台をどう育てるか‐」 〔講師〕島根大学 副学長 肥 後 功 一 先生 ( 講演概要 ) グローバル化が進み、これまで経験したことのない新たな問題に対応できる力(挑戦心、
思考力、コミュニケーション力、協働性など)の必要性が叫ばれるようになった今日、幼児
教育に対する期待が高まっています。幼児期は学力(学びの力)の土台を形成する重要な時
期です。ともすると早期の能力開発に傾きがちな今日の状況の中、真の学びにつながる幼児
教育とはどうあるべきかについて、心理臨床の立場から考えてみたいと思います。 (プロフィール) 1958年、北九州市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程心理学専攻終了後、
国立特殊教育総合研究所などの勤務を経て、1992年4月、島根大学教育学部勤務。 専門分野は、教育臨床心理学、発達臨床心理学。現在は、保護者支援、特別支援を専門領域
としている。著書に、
「通じ合うことの心理臨床-保育・教育のための臨床コミュニケーショ
ン論-」
(2003年 同成社)
、
「改訂版 コミュニケーション障害の心理」
(2000年 同成
社)他。 【 分科会 】 午前の基調講演を土台にして、5 つの視点から保育実践の質を考えていきます。決してハウツー的
な内容ではありませんが、ここでの学びが日々の実践を支える手がかりや根拠になることと思います。
第1分科会 「幼稚園における子どもへの支援 ~ 子どもの『今』に寄り添う〜」 講師:北海道教育大学札幌校 教育学部准教授 齊藤 真善 先生 保育者が(主に発達障がいの)子どもにかかわる際、
「その子がみんなと同じくできるようになるため!」
「その子の将来のため!」という『熱心な』指導が子どもを苦しめ、成長の妨げとなっているかもしれませ
ん。成人した障がい者が幼少期を振り返った声を通して、どんな気持ちで子どもの頃を過ごしたのかを私た
ちが知り、そこから保育者の不適切なかかわりやより良いかかわりを一緒に考えましょう。 研修俯瞰図カテゴリー D3 (講師プロフィール) 北海道教育大学札幌校 特別支援教育専攻准教授。 北海道大学大学院教育研究科博士後期課程単位取得。札幌市児童福祉総合センター心理療法士を経て、現職
に至る。現在、札幌市中央保健センター精神発達判定員、ドンマイの会(北海道高機能広汎性発達障害児者親
の会)ディレクター。 第2分科会 「身近な楽器を使って合奏を楽しもう」 講師:マリンバ奏者 野田 美佳 様 幼稚園にある楽器を使って不思議な音楽の演奏をしてみませんか? いつも指導する立場にある先生たちですが、今回は先生たちが楽器を演奏し、楽器の魅力を再発見し、保
育に活用できる機会になることを願って企画いたしました。 身近な楽器が素敵な演奏会を作り上げてくれます。また、子どもたちが使用している楽器のメンテナンス
はどのようにされていますか? 分科会の中では、楽器のメンテナンスの方法も教えていただきます。 ※ 分科会に参加される方は、幼稚園にある楽器を一人1個お持ち下さい。 研修俯瞰図カテゴリー E5-Ⅰ、E6-Ⅱ (講師プロフィール) 静岡県生まれ。マリンバ奏者。 カリフォルニア芸術学院卒業。1994 年にクニ河内とともにコンビを組み、北海道を拠点に日本全国の幼
稚園・保育園・親子劇場などで音楽活動を展開。CD「ポコポンマリンバ」シリーズをリリース。楽譜集「た
いせつなたからもの」
「カラフル」
「ハッピー」
「はじまる」
(アスク・ミュージック出版)等のピアノ編曲を担
当。アンサンブルやソロ演奏、演奏法指導、編曲など幅広く音楽活動中。 第3分科会 「学びを深めた実感の持てる園内研修を探る」 講師:藤女子大学人間生活学部 保育学科准教授 山田りよ子 先生 「園内研修」は、何のために行うのでしょうか。やらなければならないという義務感から研修を行うとすれ
ば、自分の保育の質が向上している実感につながるような研修成果は得られないように思えます。自分の納
得が行く研修とはどんな研修なのでしょう。皆さんとともに考えたいと思います。 ※ A6用紙(横)に、園名・勤続年数・自分が望んでいる研修テーマ・園内研修の課題(問題点)を書い
てきてください。 研修俯瞰図カテゴリー E9 (講師プロフィール) 札幌市出身。私立と国立の幼稚園教諭の経験があります。 著書に『友だちづくりの発展と指導』
(昭和 58 年明治図書共著)
、保育活動事例集2『人間関係』
(平成 2 年 チャイルド本社共著)
、保育者研修シリ-ズ1『子ども理解のポイント』
(平成 7 年フレ-ベル館 共著)
、 『保育内容「環境」
』
(平成 21 年ミネルヴァ書房 共著)
、
『演習 保育内容 環境』
(平成 21 年建帛社 共
著)など。 第4分科会 「保護者支援のありかたを考える」 講師:島根大学 副学長 肥後 功一 先生 幼稚園に限らず、あらゆる校種の学校教員が大切にしており、かつ子どもへの教育同様に知識と技術を必
要とする領域 − それが保護者支援です。保護者との協力関係は、個々の子どもへの関わりだけでなくクラス
運営にも影響を及ぼす重要なものですが、その理論的な面については意外に手薄な領域かもしれません。 子育てを通じて、親も人間的に成長します。そうしたプロセスを支援する私たちのありかたについて、一
緒に考えてみましょう。 研修俯瞰図カテゴリー F1、F2 (講師プロフィール) 1958年、北九州市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程心理学専攻終了後、国立特殊教育総
合研究所などの勤務を経て、1992年4月、島根大学教育学部勤務。 専門分野は、教育臨床心理学、発達臨床心理学。現在は、保護者支援、特別支援を専門領域としている。著書
に、
「通じ合うことの心理臨床-保育・教育のための臨床コミュニケーション論-」
(2003 年 同成社)
、
「改
訂版 コミュニケーション障害の心理」
(2000 年 同成社)他。 第5分科会 「アドラー心理学に学ぶ 〜 子どもたちに伝える勇気づけ」 講師:株式会社 At mark 代表取締役 アドラー心理学研究会主宰 佐高 葵月代 様 アドラー心理学を聞いたことがありますか? アドラーがオーストリアで築き、アメリカで発展した心理
学です。現在、アドラー心理学は、現代社会のさまざまな問題に対し、具体的な解決策を提案できる要素を
含んでいるとして、学校・病院などをはじめとして、家庭や職場の人間関係におけるコミュニケーションへ
の応用として、広く活用されています。今回は自分自身と身近な人、子どもたちを勇気づけるアドラー心理
学に是非、出会って下さい。 研修俯瞰図カテゴリー E8−Ⅰ (講師プロフィール) 株式会社 At mark 代表取締役。アドラー心理学研究会主宰。インド中央政府認定ヨーガ療法士。 IT企業の医療情報部門に 17 年間勤務の後、独立。2003 年、東京都多摩市に At mark を設立。2007
年に事務所を札幌市に移転。2008 年、株式会社 At mark として法人化し、ホームページの制作・運営を行
っている。また、自らアドラー心理学研究会を主宰し、アドラー心理学とヨーガセラピーを中心としたメンタ
ルヘルスと健康に関わる研修の講師として活躍中。 ---------- 〔 参加申込要領 〕 ---------- ◆ 申込方法:参加申込書に必要事項を記載し、下記宛にお送りください。 ◆ 参 加 費:1名 2,000 円(昼食なし) 参加費は下記の口座にお振込下さい。
(振込手数料は幼稚園でご負担下さい) 北海道銀行 道庁支店 普通預金 0688598 口座名義人 公益社団法人北海道私立幼稚園協会 会長 澤 田 豊 ◆ 申込期限:12月 12日(金)必着 ◆ 申 込 先:〒060-0001 札幌市中央区北1条西6丁目3−1 北海道会館5階 公益社団法人 北海道私立幼稚園協会 事務局 TEL:011−222−2548 ・ FAX:011−232−4521 E-mail:[email protected] 平成 26年度 北海道幼稚園教諭中央リカレント・北海道私立幼稚園冬季教員研修会 【 参加申込書 】 幼稚園名 所在地 代表者名 〒 (TEL ) 職 名 参 加 者 氏 名 年齢 経験年数 希望分科会 第1希望 第2希望 年 年 年 年 年 参加者数 名 合 計 参加費金額(1人 2, 000 円×参加人数) 円 ※ 「分科会希望」欄には、第2希望まで番号で記載してください。 ※ 「分科会」が希望者多数となった場合には、会場の都合により参加分科会を調整させて
いただくことがございますのでご了承ください。 分科会が第二希望に変更となった方には、電話または文書等いずれかにてご連絡させて
いただきます。 ※ 研修ハンドブックをお持ちの方は当日忘れずにご持参ください。 ※ この申込書は北私幼ホームページからダウンロードできます。 (冬季教員研修会開催案内ページより) 〔 申込先 〕 公益社団法人 北海道私立幼稚園協会 事務局 FAX:011−232−4521 ・ E-mail:[email protected]