宴会のマナー入門付き∼会社の「忘年会」事情

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2014.12.10 Wed. Vol.914
取引先との接待に初めて呼ばれた!
宴会のマナー入門付き∼会社の「忘年会」事情
年末が近づき、忘年会を開催する会社・職場も多いことでしょう。インテージが行ったビジネスパーソン意識調査「会社・職
場の忘年会 2013」には、忘年会の会費や二次会などに対する社員の本音が表れています。今回は、同調査結果に加え、若手社員
に向けて宴会幹事・接待を行う際に押さえておきたいポイントを紹介します。
■ 忘年会はOKでも「二次会はイヤ」が多数
表:忘年会が必要な理由(複数回答・上位6項目)
インテージが昨年行ったビジネスパーソン意識調査
「会社・職場の忘年会 2013」によると、会社の忘年会を
○
○
○
○
○
○
必要と思う人は 30.3%で、不要という人(31.8%)とほ
ぼ同程度だった。必要だと答えた人に理由を聞いたとこ
ろ、コミュニケーションを取る場として前向きに捉えて
いることが分かった(表)。
「払ってもいい」と思う会費は男性がどの年代も
同僚とコミュニケーションが取れるから(83.5%)
上司とコミュニケーションが取れるから(66.5%)
今年一年の区切りとして(59.1%)
お酒や料理が楽しめるから(26.0%)
慣習として必要だと思うから(21.5%)
ストレス発散になるから(17.8%)
図:会社・職場の忘年会の二次会に参加したいか
「5,000 円まで」が最も多く、50 代では 52.0%と過半数
を占める。女性は「3,000 円まで」が最も多い。二次会へ
の参加意向を聞いた質問では、「参加したくない」「あま
参加したい , 6.4%
どちらとも
いえない , 24.0%
り参加したくない」が合わせて 55.9%に上る(図)。理由
の最上位は「気を遣うから」であり、忘年会をコミュニ
ケーションの場として活用するのはいいが、二次会への
参加を無理強いするのは逆効果のようだ。
やや参加し
たい , 13.8%
0.0%
20.0%
40.0%
あまり参加
したくない , 25.6%
60.0%
参加したくない,
30.3%
80.0%
100.0%
資料:表、図はインテージ「会社・職場の忘年会 2013」より作成
若手社員必見!
ケース1
『接待・パーティのマナーを学べ!!』
会社の「宴会幹事」「接待」マナー入門編 (ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)より抜粋
会社の宴会で幹事を任された
宴会の幹事は、規模の大小を問わず参加者や関係者が心地よ
く楽しみ、その場がスムーズに進行するようにコントロールす
る重要な役割を担っている。任務は以下の4つである。
1.参加者の決定・連絡
2.目的に適した会場選び
3.予算や参加費の計算
4.飲み会での気配り
自分1人で手が回らないようなら、早めに同僚に協力を頼もう。
ケース2
初めて取引先との接待に行く
宴会が増えるこの時期、初めて接待の場を経験するという若
手社員も多いことだろう。まず、着席したら名刺交換である。
理由
ぱいになっていないか」など常に気を配ること。お客さまより
先に料理に手を付けるのはNG。アルコールに弱い人に無理に
お酒を勧めるのもいけない。仕事であることを忘れて酔いつぶ
れるなどもってのほかだ。
お酌は、接待側が行うのが通例。役職順についで回ろう。そ
の際、ビールの瓶や日本酒の徳利は両手で持ち、柄やラベルが
上に来るようにして注ぐ。瓶とグラス、杯と徳利は触れ合わな
いよう注意する。席を立ってお酌をしに行く場合、自席のお酒
を持っていくのは失礼にあたる。お客さまの席にあるお酒をつ
ごう。逆にお酒を勧めてもらったら、お礼を言ってグラスの底
に片手を添え、両手で受けるのが常識だ。
そろそろ終了時間が近づいてきた。会計はお客さまに見えない
通常は立って行うが、会食の席では「座ったままで失礼を致し
ように、デザートを食べ終わる頃にお手洗いへ立つふりをして済
ます」と一言断ればOKだ。会食では相手の名刺を汚してしま
ませるのがスマート。終了時はお客さまに「お時間は大丈夫です
う可能性があるので、一言断ってから名刺入れにしまおう。あ
か」と声を掛けよう。招いた側(上司がいれば上司)がお礼のあ
いさつが済んだところで乾杯となる。乾杯の音頭は接待する側
いさつをしてお開き。お客さまの前で時計を何度も見るのはNG。
がとるものだが、上司がいたら任せよう。アルコールが苦手な
翌日の朝、招待した側から貴重な時間を割いてくれたお礼を忘
人でも、乾杯のときだけは口をつける。最初の乾杯が終わった
れずに。その際、電話は先方の時間に割り込むことになり、ハガ
らソフトドリンクなどを頼めばよい。
キは届くまで時間がかかるので、メールが最適な手段である。
会食が始まったら「お酒や料理は足りているか」
「灰皿がいっ
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