平成25年から障害者と高校生が協働した車いす ているんだって。今回は、この取り組みを生み出した、 たつの市にある兵庫県立龍野北高等学校を取材して ﹁車いすに乗ってオシャレをしよう﹂ 県 立 龍 野 北 高 等 学 校 は 、全 国 的 にも 珍 しい工 業・福 祉・看 護 に 関 す る 5つの学 科 を 併 せ 持つ専 門 高 校 である 。そのうち、総 合 福 祉 科では 25 介 護 福 祉 士 等 の 養 成 を 行 い 、平 成 ・ 年度介護福祉士国家試験合 格率100%の実績を誇る。 同 校 によ るユニー ク な 取 り 組 み の一つが、地元たつの市にある社会 福 祉 法 人 円 勝 会 が 運 営 する 障 害 者 支援施設西はりまリハビリテーショ 年から実施している n o i t c e l l o C − e r a f l e W ﹂ だ。 ンセンター ︵ 以 下 、﹁センター ﹂ ︶ と協 働して、平成 ﹁ 生 徒 が 制 作 した 機 能 性 や 利 便 性 を 考慮したおしゃれな衣服やバッグな どをセンター利用者が身につけ、モ 24 「ストップ・ザ・無縁社会」全県キャンペーンの 最新情報や、支え合いのメッセージをお伝えします。 「ふれあいの祭典 コウノトリ翔ける但馬まるごと感動市」でキャンペーンをPR! 全県キャンペーン推進協議会では、今年も 「ストップ・ また、ひょうごボランタリープラザとの共同により、 ザ・無縁社会」 全県キャンペーンのPRを目的に、11月8 県内のボランタリー活動や全県キャンペーンの内容に 日、9日の2日間、県立但馬ドーム (豊岡市) 等で開催さ ついてのパネル展示も行いました。 れた 「ふれあいの祭典 コウノトリ翔ける但馬まるごと 2日目はあいにくの雨模様となりましたが、来場した 感動市」 において専用ブースの出展を行いました。 多くの皆さまに足を止めていただき、 「支え合い社会」 出展ブースでは、キャンペーンの風船や各種グッズ の実現に向けた啓発を進める機会となりました! を配布するとともに、昨年度好評だったぬり絵コーナ ー設置し、親子連れの方などでブース周辺は大いにに ぎわいました。 子どもたちが描いたぬり絵は、木に貼りつけてお披露目! 地域に貢献できる実践的なスペシャリス トを養成する龍野北高等学校 11 デル と なって 登 場 す るファッ 月 、今 年 11 ションショー を 生 徒 自 らが 企 年 25 画。同校文化祭などで発表を 重 ね 、平 成 月 と 連 続して県 障 害 者 芸 術・ 文 化 祭の大 舞 台でも 披 露 さ れるなど 、生 徒は回 数 を 重ね るごとに自 信 を深め、その取り組み も進化を遂げている。 ﹁ おしゃれな 服 は 自 分では 着 づら い﹂ 。センターの利用者が発した何気 ない一言 を 実 習 中の生 徒 が 耳にした ことから、この取り組みは生まれた 。 総合福祉科生徒の希望者で ﹁ m a e T ウェル・コレ ﹂を 立 ち 上 げ 、放 課 後 を ンを 取りながら、共に作り上 げてい くという 過 程を通して、改めて一人一 人の思いに寄り添うことの大切さを 学んでいる﹂ と総合福祉科長の井本 有二さんは話 す 。﹁ 身 体 的 介 護 技 術 だけでなく、生身の人間同士の営み の中から福祉のスペシャリストとし ての大切な視点や気づきを経験して ほしい﹂ という 教 職 員の生 徒に対す る思いに応え、生徒が利用者と触れ 合い、協 働しながら学 ぶことのでき る場を提供してくれた身近な地域の 社会福祉法人。実習や施設行事への 参加などを通じ、日 頃からの相互理 解、連携があればこそ実現したこの 事例は、まさに教育と福祉の協働が 生み出した好事例といえるだろう。 兵庫県立龍野北高等学校 たつの市新宮町芝田125-2 ☎0791-75-2900 利 用 し 、センタ ー 利 用 者への本 格 的 な 調 査 を 開 始 。聞き 取った 情 報 やア イデアは総合デザイン科の生徒に伝 えられ、デザイン、採 寸の上 、衣 装や か ばん を 作 成 し た 。ま た 、環 境 建 設 工学科の生徒は舞台スロープの制作 を 、電 気 情 報システム科の生 徒は車 いすのポ ジションランプの制 作 を 行 う など 、工 学 と 福 祉 が 一 体 となった 同校にしかできない展開が生まれた。 ﹁生徒は利用者とコミュニケーショ いち ば ら 兵庫県社協と兵庫県教育委員会では、 福祉と教育の連携を深めるため、双方 の関係者が集い、懇談会を開催してい ます。教育現場と福祉現場とのこれから の連携の在り方を考える上で、大切な ヒントを教えてくれる取り組みでした。 福祉と教育の協働事例として ∼「兵庫県立龍野北高等学校」の取り組み∼ p TOPICS 高校生と施設利用者が 共につくり出すたくさんの笑顔 取材を終えて h tt p :/ /s to 地域で支え合い、地域を元気にする 取り組みを紹介します。 きたよ! 生徒と利用者が主役となり、観客の喝采を浴びるファッ ションショー 県キャンペ 広 が れ!全 -m u e n .j p みんなでつくる ひょうごの福祉 利用者のファッションショーが開催され、好評を博し 25 ・無 縁 社 会 」 「ストップ・ザ ーン 肌寒い天候にもかかわらず、会場には多くの方にお越しいただきました 今年は 「あかはねちゃん」 (県共同募金会マスコット) も登場! 地域の絆で在宅生活を支える 寄付について (お礼) 川西市では、9月20日に地域フォーラムを開催。社 11月18日、株式会社NTTドコモ関西支社とNPO 協設立60周年を記念した川西市社会福祉大会として 法人モバイル・コミュニケーション・ファンドから、全県 の顕彰や講演、マリンバコンサート等を行いました。 キャンペーン推進協議会に対して50万円のご寄付を 講演では、関西国際大学准教授の青木菜穂子さん いただきました。 が登壇。国が医療・介護の提供体制を 「身近な生活圏 当日は、同支社神戸支店長の西村俊一氏より推進 で行う」 という考えを打ち出し、在宅での支援体制が 協議会代表幹事の武田政義県社協会長に目録が渡さ さらに求められるようになる中で、住民間の絆で「つ れ、感謝楯が贈呈されました。いただいた寄付金は、 よく・ふかく」生活を支える必要とその方法について 全県キャンペーンの各種事業の推進に活用させてい 学びました。また、 「ストップ・ザ・無縁社会」 全県キャン ただきます。 ペーンや社協の歴史を振り返るパネルを展示し、PR 推 進 協 議 会 では 、 を行いました。 随時協賛金を受け付 けています。ご希望の 場 合 は 事 務 局( 兵 庫 県社協☎078-2424633) までご一報く ださい! 7 2014 December 2014 December 6 公益財団法人兵庫県老人クラブ連合会 会長 田中 讓治 上郡町社協での地域フォーラムの様子 (8月30日)
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