平成26年12月3日 お 件 名 知 ら せ 稚内港湾事務所工事安全連絡協議会主催(第7回)CPDS 講習会 「地震津波防災セミナー」を開催します お知らせ内容 稚内港湾事務所工事安全連絡協議会では、第7回港湾部門 CPDS 講習会(港湾・空港 ・漁港部門)を下記のとおり開催しますのでお知らせします。 第7回 CPDS 講習会では、(独)港湾空港技術研究所の特別研究官菅野高広氏、海洋 情報・津波研究領域長富田孝史氏ら5名の講師を招き、「地震津波防災セミナー」と題 して、東日本大震災の教訓を踏まえた津波に対する対応策や港湾BCP作成に関する講 演、東日本大震災における港湾構造物の被災事例に基づく液状化現象に関する調査解析 技術や地震対策に関する講演をしていただきます。 これまで宗谷地域は比較的地震津波被害の少なかった地域だけに、本講習会はこれか らの地震津波対策や地域防災計画を考える上で非常に役立つ内容と考えます。そこで、 本講習会については、宗谷管内の1級土木施工管理技士に加えて港湾管理者等の方々に も広く御案内します。 記 1 日 時 2 場 所 3 開催次第 所 平成26年12月8日(月)13:00~17:30 稚内建設会館 大会議室 別紙参照 参考資料 平成26年度第7回 CPDS 講習会の内容について 属 北海道開発局稚内開発建設部 問合せ先 築港課 役 職 名 氏 名 代 表 電 話 課長補佐 伊藤文彦 0162-33-1160 北海道開発局稚内開発建設部 第 1 工務 稚内港湾事務所 課 長 渥美洋一 0162-33-2758 資 平成26年度 料 稚内港湾事務所工事安全連絡協議会第 7 回 CPDS 講習会 「地震津波防災セミナー」 平成26年12月8日(月) 13:00~17:30 稚内建設会館 大会議室 1 開会 2.会長挨拶 3.開催趣旨と講師紹介等 稚内港湾事務所長 千葉不二夫 13:00~13:10 第1工務課長 渥美洋一 13:10~13:20 4.講演 講演1 「これからの津波への備え~東日本大震災からの教訓を踏まえて~」 (独)港湾空港技術研究所海洋情報・津波研究領域長 兼アジア・太平洋沿岸防災センター副センター長 富田孝史 13:20~14:10 講演2 「港湾の BCP について〜釧路港 BCP の作成に携わって〜」 国土交通省北海道開発局港湾建設課 港湾保安保全推進官 早川哲也 14:10~14:40 質疑応答・意見交換 講演3 「液状化 調査・診断・対策までの最前線」 ~東日本大震災における被災事例を中心として (独)港湾空港技術研究所 質疑応答・意見交換 14:40~15:00 特別研究官 菅野高弘 15:00~15:50 15:50~16:00 休憩 16:00~16:10 講演4 「東日本震災における港湾施設の地震被害と対応」 (独)港湾空港技術研究所 地震防災研究領域 耐震構造研究チームリーダー 小濱英司 16:10~16:50 講演5 「地震動による防波堤の沈下量評価とその対策」 独)港湾空港技術研究所 地震防災研究領域 耐震構造研究チーム研究官 大矢陽介 16:50~17:20 質疑応答 17:20~17:30 閉会 参考資料1 第7回CPDS講習会「地震津波防災セミナー」について 平成26年12月8日 稚内港湾事務所工事安全連絡協議会 1.本日のCPDS講習会について 稚内港湾事務所工事安全連絡協議会では、宗谷管内建設業者の地元での一級土木施工 管理技士CPDS取得を応援することと、直轄技術者自らの技術力研鑚を目的として、 昨年度に引き続き、港湾部門CPDS講習会を計画的に開催しています。 今回の講習会は、「地震津波防災セミナー」と題して、地震津波対策に関する最新の情報や、港 湾施設における地震対策に関する調査及び設計技術を中心に講演プログラムを構成しています。宗 谷地域はこれまで大きな地震津波被害を受けたことのない地域でした。しかし、本年8月に政府で 発表された津波算定結果では平均津波波高が稚内市、利尻島、礼文島でそれぞれ7.1m、9.6m、4.5m と非常に高い結果が出ており、直下型地震や津波災害が発生した場合の対応や地域防災計画の検討 は、宗谷地域においても喫緊の課題となっております。 そこで、本日の講演では、港湾施設における対策に加え、最近の津波算定結果やそれを踏まえた ソフト・ハード両面の対策の基本的な考え方やBCP作成に関する講演などもプログラムに組み入 れています。本日お招きした講師の方々は港湾構造物の地震津波対策技術に関する第一線の講師陣 です。本日の講習内容は、これまでの港湾を中心とした専門技術だけでなく、地域の地震津波防災 計画に直結する講演内容であることから、直轄技術者および宗谷管内技術者の方々に加えて、港湾 管理者の方々等広く参加のご案内をしています。 また、本講習会の受講により4ユニットのCPDSユニットが取得できます。 ●CPDSは、継続学習制度「Continuing Professional Development System」の略です。 CPDSの目的は、技術者が自己研鑚の活動を通じて、国民の福祉に役立つ良質な目的物を創造 するための技術力と資質の向上を図ることにあり、一級土木施工技術者についてもCPDSによる 技術者としての研鑚が重要とされています。一級土木施工技術者のCPDSについては、(一社) 全国土木施工管理技士会連合会(以下全国技士会)の継続学習制度があります。 稚内港湾事務所工事安全連絡協議会では、直轄技術者の技術力向上と宗谷管内一級土木施工管理 技士の一級土木施工管理技士のCPDSユニット取得支援を目的として、平成 25 年度から継続的に 講習会を開催しています。 (参考資料2)平成 26 年度につきましても、本日の講習会開催により、 年間取得ユニット数が 22 ユニットとなり、本年度の年度当初目標 20 ユニットをクリアすることが できました。 講演2:「港湾のBCPについて〜釧路港BCPの作成に携わって〜」 1)講師の御紹介 早川哲也(はやかわ てつや) 1995 年 3 月 北海道大学土木工学科卒業 1995 年 4 月 北海道開発局 開発土木研究所研究員 (1999 年 9 月~2000 年 8 月 National Research Council Canada ( N R C ) , Canadian Hydraulic Centre 客員研究員) 2001 年 4 月 北海道開発局 港湾計画課 調査係長 2004 年 5 月 国土交通本省 港湾局 海岸防災課 専門官 2005 年 3 月 博士(工学)北海道大学 2005 年 10 月 国際協力銀行 開発セクター部 調査役 2007 年 4 月 北海道開発局 水産課 課長補佐 2009 年 4 月 北海道開発局 港湾計画課 課長補佐 2011 年 4 月 北海道開発局 釧路港湾事務所 所長 2013 年 4 月 北海道開発局 港湾建設課 港湾保安保全推進官 早川講師には、昨年9月の当協議会の講習会にも講演していただき、津波対応のお話をしていた だいています。 2)講演の概要 平成26年3月に政府が策定した「国土強靱化アクションプラン 2014」において、平成28年度 度までに、全ての国際戦略港湾・国際拠点港湾・重要港湾において、港湾の事業継続計画(港湾 BCP) を策定することが位置付けられました。本講演では、釧路港の港湾 BCP 策定に携わった経験から、 策定のポイント等について説明していただきます。 参考資料2 H26.12.8 平成26年度稚内港湾事務所工事安全連絡協議会CPDS講習会開催状況 開催時期 第1回(H26.4.21) 第2回(H26.6.3) 第3回(H26.6.27) タイトル 技術講演 土木遺産「国土強靱化と物流、施工管理技術} 講師等 (独)寒地土木研究所 上席研究員(特命事項 担当) 笹島隆彦 技術講演 北海学園大学非常勤講師 土木遺産「稚内港北防波堤ドーム」と今、求められる技術力につい 関口信一郎 て」 ①埋立浚渫協会:不安全行動とその対策について(仮称)、 ②具体事例におけるリスク分析と意見交換、 埋立浚渫協会その他 ③工事安全対策の再点検(H25年度のフォローアップ) 北海道大学横田教授、佐藤准教授 港湾空港技術研究所加藤チームリーダー 港湾局 遠藤技術監理室長 CPDユニット数 2 3 4 第4回(H26.7.29) 技術セミナー 港湾施設の維持管理技術セミナー 第5回(H26.9.9) 技術講演 ①「漁港構造物のストックマネジメントについて」 寒地土研水産土木チーム 三上上席研究員、 ②「磯焼け対策と自然調和型構造物の再生技術について」 佐藤主任研究員 PE協会3テーマ *PE協会との合同講演会開催により、これ以外に2ユニット分の 講習有り 4 第6回(H26.11.12) 技術セミナー(寒地土研現地講習会の活用) 積雪寒冷地域におけるコンクリートの耐久性向上について 寒地土木研究所耐寒材料チーム 島多上席研究員他 2 第7回(H26.12.8) 地震津波防災対策セミナー(本日の講習会) 港湾空港技術研究所 菅野特別研究官、冨田 海洋情報津波研究領域長、小濱耐震構造研 究チームリーダー、大矢研究官、北海道開発 局早川港湾保安保全推進官 他 第8回(H27.2月下旬) 技術管理課「出前講座」2~3テーマ 協議会の優秀工事等表彰 双務性向上に向けた受発注者の意見交換会 本局技術管理課他 3 4 (合計 22ユニット) 3 年間25ユニット予定
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