平成 26 年度 電線押出技術・技能伝承研修 <JCMA 補助事業> 平成26年11月吉日 一般社団法人 電線総合技術センター 『電線技術者・材料設計者のための実習付電線押出技術研修会』のご案内 拝啓 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 日頃は、私どもの活動に対し格別のご配慮を賜り厚く御礼申し上げます。 さて、当センターでは、電線押出分野のエンジニアを対象とした『電線技術者・材料設計者のための実習付電線押 出技術研修会』を下記の要領で開催いたします。内容をご確認の上ご参加くださいますよう、お願い申し上げます。 なお、本研修は、当センターが電線押出技術・技能伝承研修として進めて参りました「実習付電線押出研修」に対 し、 (一社)日本電工業会(JCMA)殿に人材育成の必要性に賛同頂き、昨年度から補助及びご支援を頂いております。 また、押出機製造会社の大宮精機㈱殿に実習に使用する試作用押出機や研修場所他をご提供頂いております。 敬具 記 1.研修内容 電線・ケーブル製造技術において、特に、製品設計、材料選定から押出加工技術に従事されてい る方を対象に、電線押出技術に関して基本的な理論及び実技と応用力を関連付けた研修を行いま す。実習では試作仕様に基づき材料選定、条件選定後、押出実習を行い、製造物の外観検査及び その他特性を確認します。今回の研修では、ポリ塩化ビニル及びポリオレフィン系樹脂(2種類 のエコ難燃材料)を使用とした電線押出実習となります。 2.受講対象者 主に JECTEC 及び JCMA の正会員・賛助会員企業従業員の方 ※電線製品設計者、製造技術者で材料選定から押出加工までできる方を対象。 3.開催日程 平成 26 年 12 月 2 日(火)~12 月 5 日(金)・・・4日間連続 4.定 員 14名 5.開催場所 富士宮富士急ホテル(講義/会議室) :静岡県富士宮市中央町 15 番 18 号 大宮精機株式会社(実習) :静岡県富士宮市万野原新田 3718-1 ※実技研修使用設備:φ60mm 電線押出機 ※集合、解散場所は、富士宮富士急ホテルです。 (JECTEC/JCMA)正会員・賛助会員:25,000円(交流会費・昼食費・消費税を含む)/人 (JECTEC/JCMA)非会員:50,000円(交流会費・昼食費・消費税を含む)/人 ※但し富士宮駅迄の交通費及び宿泊費(5,900 円/1泊(税込)、朝食付き)×3泊) は実費負担(各自)となります。 ※必須携行品:筆記具、作業服、作業帽子、安全靴、防寒服(必要に応じて) 6.受講料 7.宿泊先 富士宮富士急ホテル・・・ホテルは当センターで一括手配します。 URL http://www.fujikyu.co.jp/fujinomiya/ <富士宮駅・北口より徒歩約3分> ・・・ホテル~大宮精機㈱間の移動は送迎バスをご用意しております。 8.申込方法 添付の受講申込書に必要事項をご記入の上、メールまたは FAX にてお申し込み下さい。 (当センターHP の「研修・セミナー予定」ページにも申込書フォームを掲載いたします。 ) 申込締切: 11月21日(金) *定員に達し次第締め切ります。 基本は先着順ですが、申込者多数の場合は・・・ (1)各社 の参加人数を調整させて頂く場合が あります。 (2)会員社の従業員の方を優先にさせて頂く場合がありますので、ご了承下さい。 9.お問合せ先 一般社団法人 電線総合技術センター 情報サービス部:野口、緒方・児玉 TEL 053-428-4688 / FAX 053-428-4690 E-mail:[email protected] 以 上 プ ロ グ ラ ム ■研修カリキュラム (内容は変更となる場合がございます。) 研 修 項 目 内 訳 1.押出成形機の概要 電線製造ライン、押出機、スクリュー、サブシリンダー クロスヘッド、スリーブ、ダイス・ニップル 座学Ⅰ 「押出成形設備」 2.押出成形設備の最近の動向 高速把取りライン、進化する機械構成部品・計測機器 講師:大宮精機(株) 齋藤 利勝 氏 安全への配慮 3.設備技術者として求められる知識等 各種電線製造に適した設備選定、線径別製造ライン 定期的な設備保全 1.エコマテリアルと樹脂特性 PVCとエコマテリアル、エコマテリアルとは、 エコマテリアルに使用される樹脂の特徴 他 座学Ⅱ 「押出用材料 2.難燃規格と樹脂特性 (エコマテリアルの最新の動向)」 難燃剤、燃焼メカニズム、難燃剤の役割 他 講師:㈱長野三洋化成 小林 和貴 氏 3.様々な機能性と添加剤 コンパウンディングとは、加工助剤、架橋材 他 4.プラスチック材料に関わる環境規則 含有化学物質の規制、REACH規則、RoHS規制 他 1.エコ難燃材料の特徴と押出加工性の課題(TPE 除く) 2.押出機、押出ラインの基本技術 押出ライン、ホッパー、スクリュー、ダイス・ニップル 他 3.押出加工性指標 座学Ⅲ 「押出加工の基本技術と最近の動向」 粘度、圧力損失、応力緩和 4.発生不良とトラブル対策 講師:西澤技術研究所 西澤 仁 氏 外観不良、フローライン、目ヤニ、ダイ膨張、ゲル化 他 5.最近の進歩 押出機、スクリュー構造、2軸押出機 他 6.電線・ケーブル押出技術の Q&A 1.汎用押出材料(非架橋材料) ポリエチレン、塩化ビニル樹脂、ナイロン、ウレタン樹脂 他 2.汎用押出材料(架橋材料) 座学Ⅳ 「汎用有機材料とエコ難燃有機材料と 架橋・加硫とは、化学架橋、電子線架橋、水架橋 他 電線被覆材への適用」 3.汎用押出材料の配合 塩化ビニル、エチレンプロピレンゴム、天然ゴム 他 講師:(株)フジクラOB 松田 隆夫 氏 4.エコ材料 エコ材料とは、有害物質の一例、エコ材料の成り立ち 他 5.混練の考え方と混練設備 混練の目的と考え方、混練の工程、各種混練機 他、 1.被覆材料に起因する一般的な不良と対策 座学Ⅴ 「使用材料に起因する不良と 2.電線特有の不良と対策 その原因・対策」 3.どこでも発生する不良 講師:(株)フジクラ 0B 松田 隆夫 氏 4.押出機の清掃 1.60 ㎜φ押出機を使用した実技実習 使用材料:PVC 及びエコ難燃材料 実習 「押出成形の実技」 ①押出方法選定、押出条件選定、外観確認等。 講師:電線総合技術センター 古橋 道雄 ②押出成形品の評価(屈曲試験、引張試験)。 2.ダイス・ニップルの説明、押出形状の説明 3.実技実習のまとめ及び成果報告会 ■スケジュール (実習時のA班、B班の班分けはJECTECにて行います。) (1)初日:平成26年12月02日(火) 研修会場:富士宮富士急ホテル・会議室 研修内容 A班 B班 時間 13:00~13:25 受付 13:30~13:40 開講及び研修のガイダンス 13:45~15:15 座学Ⅰ 「押出成形設備」 (1) 押出成形設備の概要 (2) 押出成形設備の最近の動向 (3) 設備技術者として求められる知識等 15:15~15:25 15:25~16:55 16:55~17:30 18:00~20:00 (休憩) 座学Ⅱ 「押出材料(エコマテリアルの最新の動向)」 (1) エコマテリアルと樹脂特性 (2) 難燃規格と樹脂特性 (3) 様々な機能性と添加剤 (4) プラスチック材料に関わる環境規則 ホテルチエックイン 「交流会」 (1)2日目:平成26年12月03日(水) 研修会場:大宮精機株式会社 ①A班:座学 時間 研修内容 8:20~8:50 移動 (富士宮富士急ホテル→大宮精機㈱) 座学Ⅲ 「押出加工の基本技術と最近の動向」 (1) エコ難燃材料の特徴と押出加工性の課題 (2) 押出機、押出ラインの基本技術 9:00~12:00 (3) 押出加工性指標 (4) 発生不良とトラブル対策 (5) 最近の進歩 (6) 電線・ケーブル押出技術のQ&A 12:00~13:00 (昼食・休憩) 座学Ⅳ 「汎用有機材料とエコ難燃有機材料と 電線被覆材への適用」 13:00~15:30 (1) 汎用押出材料(非架橋材料/架橋材料) (2) エコ材料 (3) 混練の考え方と混練設備 15:30~15:40 (休憩) 座学Ⅱ 「使用材料に起因する不良とその原因・対策)」 (1) 被覆材料に起因する一般的な不良と対策 15:40~17:00 (2) 電線特有の不良と対策 (3) どこでも発生する不良 (4) 押出機の清掃 17:00~17:30 移動 (大宮精機㈱→富士宮富士急ホテル) ②B班:実習 時間 9:00~17:00 研修内容 実習 「押出成形の実技」 60mm押出機を使用しての実技実習 ・PVCを使用した電線の試作 ・エコ難燃材料(2種類)を使用した電線の試作 ☆押出方法の選定、押出条件の選定、外観検査、 押出品の検査(引張試験、屈曲試験) 他 講師 事務局 (一社)電線総合技術センター 情報サービス部長 野口 浩 大宮精機株式会社 執行役員技術部長 齋藤 利勝 氏 株式会社長野三洋化成 技術開発部 小林 和喜 氏 (各自) 富士宮グリーンホテル・宴会場 講師 貸切バス(全員) 西澤技術研究所 代表 西澤 仁 氏 株式会社フジクラOB 松田 隆夫 氏 株式会社フジクラOB 松田 隆夫 氏 貸切バス(全員) 講師 (一社)電線総合技術センター 古橋 道雄 (2)3日目:平成26年12月04日(木) 研修会場:大宮精機株式会社 ①B班:座学 時間 研修内容 8:20~8:50 移動 (富士宮富士急ホテル→大宮精機㈱) 座学Ⅲ 「押出加工の基本技術と最近の動向」 (1) エコ難燃材料の特徴と押出加工性の課題 (2) 押出機、押出ラインの基本技術 9:00~12:00 (3) 押出加工性指標 (4) 発生不良とトラブル対策 (5) 最近の進歩 (6) 電線・ケーブル押出技術のQ&A 12:00~13:00 (昼食・休憩) 座学Ⅳ 「汎用有機材料とエコ難燃有機材料と 電線被覆材への適用」 13:00~15:30 (1) 汎用押出材料(非架橋材料/架橋材料) (2) エコ材料 (3) 混練の考え方と混練設備 15:30~15:40 (休憩) 座学Ⅱ 「使用材料に起因する不良とその原因・対策)」 (1) 被覆材料に起因する一般的な不良と対策 15:40~17:00 (2) 電線特有の不良と対策 (3) どこでも発生する不良 (4) 押出機の清掃 17:00~17:30 移動 (大宮精機㈱→富士宮富士急ホテル) ②A班:実習 時間 9:00~17:00 研修内容 実習 「押出成形の実技」 60mm押出機を使用しての実技実習 ・PVCを使用した電線の試作 ・エコ難燃材料(2種類)を使用した電線の試作 ☆押出方法の選定、押出条件の選定、外観検査、 押出品の検査(引張試験、屈曲試験) 他 講師 貸切バス(全員) 西澤技術研究所 代表 西澤 仁 氏 株式会社フジクラOB 松田 隆夫 氏 株式会社フジクラOB 松田 隆夫 氏 貸切バス(全員) 講師 (一社)電線総合技術センター 古橋 道雄 ■最終日:平成26年12月05日(金) 研修会場:富士宮富士急ホテル・会議室 時間 研修内容 講師 8:30~ 8:50 ホテルチエックアウト (各自) 9:00~10:00 実習成果のまとめ(各班) →各班でグループ討議、発表担当者の選定 10:00~10:30 実技実習に関する評価(発表) <各班で代表者1名> 講評とまとめ (一社)電線総合技術センター 10:30~11:10 (1) ダイス・ニップルの解説 古橋 道雄 (2) 実習に対する講評・まとめ 11:10~11:15 (休憩) ・受講者アンケート記入 ・修了証授与 11:15~12:00 事務局 ・閉講 ・昼食(弁当配布) (注) (注) 弁当(昼食)を配布します。そのまま会議室で喫食していただくか、電車等の時間の都合でお急ぎの場合には、 お持ち帰りも可能です。
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