訂正 表面硬化処理を施した生体用 Zr20 massNb - 日本金属学会

日本金属学会誌 第 78 巻 第 12 号(2014)459
J. Japan Inst. Met. Mater. Vol. 78, No. 12 (2014), p. 459
 2014 The Japan Institute of Metals and Materials
訂正
日本金属学会誌
第 75 巻
第 8 号(2011)452459
表面硬化処理を施した生体用 Zr20 massNb 合金の機械的性質と摩擦摩耗特性
赤堀俊和
新家光雄
近藤祐介
仲井正昭
服部友一
堤
晴美
福井壽男
457 頁 Fig. 8 および同頁 3.4 節の記述が誤っておりましたので,以下のとおり訂正いたします.
Fig. 8 Changes in weight losses (Wloss) of 20Nb subjected to
ST and each AOP obtained from friction wear tests in air and in
Ringer's solution.
3.4
各 AOP を施した 20 Nb の摩擦摩耗特性
Fig. 8 に各 AOP を施した 20 Nb および ST の大気中およびリンゲル液中における摩擦摩耗試験後の Wloss を示す.
AOP973 K, AOP1073 K および AOP1173 K の大気中およびリンゲル液中での Wloss は, ST の大気中およびリンゲル液中
でのそれに比べ,著しく小さい.これは,AOP によって,試験片表面に硬質な酸化層が生成されたためと考えられ
る.ST の場合,リンゲル液中の Wloss は,大気中のそれと比較して,約 3 倍程度増加する.一方,各 AOP を施した
20 Nb の場合,リンゲル液中の Wloss は,大気中のそれと比較して約 25 ~測定限界値まで減少する.また,各
AOP を施した 20 Nb の Wloss は,ST のそれと比較して大気中では 1/12~1/35,リンゲル液中では AOP973 K を除き
1 / 46 ~ 1 / 114 と著しく減少する.この場合,大気中およびリンゲル液中ともに,各 AOP を施した 20 Nb では,
AOP 温度が上昇するに伴い Wloss は若干増加する.