全身用X線CT診断装置 - 日立メディコ

製品紹介……①
全身用X線CT診断装置
SCENARIA ※1 E X editionは、全身どの部位でも
0.35s/rotで高速撮影可能で、かつ心臓検査時のワーク
フローを改善した64ch/128slice CTです。
さらにEX editionでは、被ばく線量を最適化する2つ
の新機能を搭載しました。
●主な特長
1.全身どの部位でも 0.35 s/rotで高速撮影
SCENARIA EX editionは、高速データサンプリン
グ技術とハイピッチ撮影を可能にする三次元画像
再構成 CORE
(COne-beam REconstruction)
法に
より、心臓に限らず全身どの部位でも0.35s/rotで
撮影可能です。
2.心臓検査のワークフローを改善
SCENARIA EX edition
心臓検査時に被検者の心拍数から最適なスキャン
条件を自動設定する「CardioConductor ※2」や、心
IntelliEC
臓全体の動き量から最適な心位相を自動的に探索
する「CardioHarmony ※3」など心臓検査のワークフ
肝臓ファントム画像
撮影
ローを改善する機能を搭載しています。また、最大
で 84kWまで出力可能な大容量 X線管も新たに搭
載しました。
SD 13.62
3.被ばく線量を最適化する 2 つの新機能
目標SD11
逐次近似を応用したノイズ低減処理技術「Intelli IP※4
(Advanced)
」と、位置決め像から被検者の体格を
156mAs
推定し管電流を変調する AEC
(Auto Exposure
(Intelli IPなしの場合)
114mAs
Control)
「IntelliEC※5」を連動させた新機能「Intel-
(Intelli IPを使用した場合)
liEC Plus」を搭載しました。逐次近似とAECを併
用しても簡便に目標 SDに応じた管電流制御ができ
ます。
Intelli IP(Advanced)
SD 10.95
IntelliEC Plusの適用例
また、心臓検査時に目的とする心位相に応じて管電
心臓ファントム画像
流を変調させる新機能「IntelliEC Cardiac」を搭載
し、心臓検査時の被ばく線量を低減することがで
き、管電流の変調も最大 2 相まで設定可能です。
管電流
2Phase
1Phase
拡張期(線量高:600mA)
時間
※1 SCENARIA、※2 CardioConductor、※3 CardioHarmony、
※4 Intelli IP、※5 IntelliECは株式会社日立メディコの登録商標
です。
44 〈MEDIX VOL.61〉
収縮期(線量低:50mA)
IntelliEC Cardiacの概念図