プロダクトブリテン ® TaqMan multiplex real-time PCR TaqMan® マルチプレックス リアルタイム PCR ̶ サンプルからより多くのデータを収集 • 遺伝子発現定量及び SNP ジェノタイ ピングのためのマルチプレックスリア ルタイムPCRソリューション • 新し い 蛍 光 色 素 の A BY ® と JUN ® 、 QSY®クエンチャー、マルチプレックス マスターミックスが増幅を最適化 Filters Wavelength (nm) Emission Spectra • シングルプレックスと同じ感度で最高 4-plex までの反 応を実現。初期サン プル量を削減 するとともに最 適 化プ Dyes ロセスを短縮 少量の貴重なサンプルから最大限の遺 伝子 情報を引き出すのは容易ではあり ません。特にトランスレーショナルリサ ーチに用いる FFPE サンプルや腫瘍生 検サンプルでは、これが大きな課題とな ~517 nm ~551 nm ~580 nm ~617 nm ~654 nm FAM™VIC®ABY®JUN®MP 図1. マルチプレックス リアルタイム PCR に用いる FAM™、VIC®、ABY®、JUN®の蛍光スペクトル 灰色のゾーンは、Applied Biosystems® リアルタイムPCRシステムで使用されている各フィルターに適応 しています(QuantStudio® 7/12K FlexリアルタイムPCRシステムでは1 ∼ 6 、QuantStudio® 6 Flex リア ルタイムPCRシステム、および ViiA™ 7リアルタイムPCRシステム、7500/7500 Fast リアルタイムPCRシ ステムでは 1 ∼ 5 が使用できます)。MP はMUSTANG PURPLE®を示します。 ックスqPCRソリューションを開発しま • 4 つ の ター ゲット を 競 合 することな した。このソリューションは、次のような く同 時に 増 幅するために 新しく開 発 すが、通常はマルチプレックスに比べて 製品構成で提供しています。 されたTaqMan® Multiplex Master サンプル当たりのコストが上昇します。 • QSY® クエンチャーを持つTaqMan ® プローブは、マルチプレックス PCR の Mix 。このマスターミックスは、ROX® ります。このような臨床研究サンプルに はシングルプレックスqPCR が一般的で また、複数のシングルアッセイを個々に セットアップ すると時間がかかり、必要 効 率を 最 大 限に高めます。この 新し の代わりにパッシブリファレンスとし て、MUSTANG PURPLE®を含み、こ いプローブは、FAM™、VIC®、ABY®、 れまでROX®の測定に使用していたチ 性もあります。 JUN ®と 組み合わせることで、1 反 応 で最高 4つのターゲットを増幅するこ ました。 一方マルチプレックスqPCRは、1本のチ とができます。これらの蛍光色素は、 なサンプル量も増えるため、複雑なプロ ジェクトでは実験コストが激増する可能 ューブでサンプルに含まれる複数のター ゲットを増幅および定量するため、必要 なサンプルや試 薬 の量を少なく抑える ことができます。そこでライフテクノロ ジーズは、複数の試薬が連携してデータ の品 質を改善し、最 適化の時間をより 短縮するよう設計した完全なマルチプレ スペクトル の重 複を 最小 限に抑え、 相 互に連 携して最高の 性能を発揮で きるよう最適化されています(図1)。 また QSY®クエンチャーは、MGBクエ ンチャーをもつプ ローブと 完 全 に適 合します。 ャネルでJUN®を測定できるようにし • デ ザイン 済 みアッセイ― A BY ® -QSY ® プ ローブを 使 用した RNaseP 用アッセ イと、JUN ® -QSY®プローブを使 用した GAPDH 用アッセイ。どちらもプライマ ー濃度を制限したアッセイおよび非制限 プローブの性能向上 当マル チプレックスソリューション は 、 QuantStudio® 6、7 および12K Flexリアル タイムPCRシステム、ViiA™ 7 リアルタイム PCRシステム、7500/7500 Fast リアルタ イムPCRシステムでご利用いただけます。 新しいレポーター蛍光色素としての ABY® およびJUN®と、MUSTANG PURPLE®パ ッシブリファレンスの導入により、FAM™ および VIC ®と合わせて理 想的な 4 色のマ ルチプレックスアッセイが可能となりまし た。FAM™および VIC®色素はMGBとQSY® のどちらのクエンチャーも使 用できます が、ABY ® およびJUN ® はクエンチャーが QSY®に限られますのでご注意ください。 他社製の色素の組み合わせと比較して、ラ イフテクノロジーズの色素は大半のアッセ イでより早いCt値を示します(図3)。 アッセイの双方を取り揃えています。 • ABY® 、JUN® 、MUSTANG PURPLE® 用キャリブレーションプレート。96ウェ ル、96ウェル Fast、384ウェルの各フォ ーマットでご用意しております。 • カスタムアッセイデザインサービス(有 料)は、専門のアッセイデザインチーム がマルチプレックスアッセイのデザイン を代行し、お客様の時間を節約します。 A Amplification plot 3.5 3.0 5 2.5 4 2.0 △Rn △Rn マルチプレックスは、コストを削減し、貴 重なサンプルを有効利用します。しかし、 シングルプレックスと同様 の 感 度を維 持 することも重要です。そこで図2では、遺伝 子定量実験におけるシングルプレックスと 4-plexの結果を比較しました。 B Amplification plot 6 データを損なうことなく マルチプレックスを実行 3 1.5 2 1.0 1 0.5 2 4 6 8 10 12 C 14 16 18 20 22 Cycle 24 26 28 30 32 34 36 38 4 6 8 10 12 D Amplification plot 3.0 2 40 18 20 22 Cycle 24 26 28 30 32 34 36 38 40 28 30 32 34 36 38 40 △Rn 2.0 △Rn 2.5 2.0 16 Amplification plot 3.0 2.5 14 1.5 1.5 1.0 1.0 0.5 0.5 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 Cycle 24 26 28 30 32 34 36 38 40 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 Cycle 24 26 図2. 遺伝子発現定量におけるシングルプレックスとマルチプレックスの比較 ( A )EGFRアッセイ、FAM™ラベル、 (B) BRCA1 アッセイ、VIC ®ラベル、 (C) ESR1アッセイ、JUN®ラベル、 (D) RNaseP アッセイ、ABY®ラベル。QuantStudio® 7 ® リアルタイムPCRシステムで、TaqMan Multiplex Master Mix を使用して増幅しました。コントロール cDNA を10 μL あたり 20,000 pg ∼ 2 pg 含む希釈系列を調製 し、4つのシングルプレックス(青)と4-plex(赤)で実施した結果、いずれも稀釈倍率に応じた増幅曲線を得ることができました。希釈系列の C t値の平均(線グラフ)と 標準偏差(棒グラフ)をそれぞれひとつのグラフに表示し、シングルプレックスと4-plex の結果がほぼ一致していることを確認しました。PCR 効率は、EGFR でシングル プレックスが 96.09%に対し 4-plex が 96.39% 、BRCA1でシングルプレックスが 93.56%に対し 4-plex が 94.93% 、ESR1でシングルプレックスが 97.13%に対し 4-plex が 95.81% 、RNaseP でシングルプレックスが 96.91%に対し4-plex が 98.1%でした。 B2M assay 0.5 Standard Deviation 0.4 0.35 20 0.3 15℃ 0.25 0.2 10 0.15 0.1 HPRT assay 0.5 30 0.45 25 25 0.4 0.35 20 0.3 0.25 15 ℃ 0.2 10 0.15 0.1 5 0.05 5 0.05 0 C B 30 0.45 Standard Deviation A FAM VIC ABY 0 JUN GAPDH assay 0.5 0 D 30 0.45 FAM VIC ABY JUN RNaseP assay 0.5 25 0.3 0.25 15℃ 0.2 10 0.15 0.1 5 VIC ABY 最適化済みマルチプレックス マスターミックス マルチプレックスPCRでは、厳しい競合環境で各ターゲットを安 定的に増幅できるマスターミックスが必要となります。そこでライ フテクノロジーズは、PCR反応で各ターゲットに対し最高のマルチ プレックス性能を発揮できる新しい組成のマスターミックスを開 A 20 0.3 15 ℃ 0.25 0.2 10 0.15 5 0.05 0 0 FAM 0.35 0.1 0.05 0 25 0.4 20 Standard Deviation 0.35 0 30 0.45 0.4 Standard Deviation 図 3. ライフテクノロジーズの新しい色素群と 他社製の色素群との比較 ( A )B2M 、( B )HPRT 、( C )GA PDH 、 ( D)RNaseP の 各 遺 伝 子 発 現アッセイ用 に FAM ™ 、VIC ® 、ABY® 、JUN ® の QSY®プロ ーブ(赤)を合成し、他 社 製 の 色 素 の 組み合 わせ(青)と 比 較しました 。PCR 反 応 液は TaqMan® Multiplex Master Mixで調製し、 プライマー 900 nM 、プローブ 250 nM 、 cDNA10 ng を使用しました。 QuantStudio® 7リアルタイムPCRシステム を 使 用して増 幅しました 。棒 グラフは 標 準 偏 差を、三 角形とひし形は C t 値の 平均を 示 しています。 JUN FAM VIC ABY JUN 0 発しました。このマスターミックスと他社製のマスター ミックスと を4-plex 反応で比較した結果、ライフテクノロジーズ製品は増幅 したターゲットのうち 3つが他社製品より早くCt値に達するととも に、大半の希釈ポイントで標準偏差がより小さく、優れた性能を発 揮しました(図 4)。 B 35.00 35.00 0.50 0.50 33.00 33.00 0.50 0.50 30.00 30.00 0.40 0.40 0.35 0.35 av. Ct av. Ct Ct std. dev Ct std. dev 0.25 0.25 20.00 20.00 0.20 0.20 Ct std. dev Ct std. dev 25.00 25.00 0.30 0.30 15.00 15.00 0.10 0.10 27.00 27.00 25.00 25.00 0.30 0.30 23.00 23.00 21.00 21.00 19.00 19.00 0.10 0.10 0.05 0.05 17.00 17.00 100000 100000 10000 10000 1000 1000 100 100 pg pgtemplate templateper perreaction reaction 1010 10.00 10.00 0.00 0.00 100000 100000 D 35.00 35.00 0.50 0.50 10000 10000 1000 1000 100 100 pg pgtemplate templateper perreaction reaction 1010 15.00 15.00 35.00 35.00 0.50 0.50 0.45 0.45 0.45 0.45 30.00 30.00 0.40 0.40 0.40 0.40 30.00 30.00 0.35 0.35 av. Ct av. Ct Ct std. dev Ct std. dev 25.00 25.00 0.25 0.25 0.20 0.20 20.00 20.00 0.30 0.30 25.00 25.00 0.25 0.25 0.20 0.20 20.00 20.00 0.15 0.15 0.15 0.15 0.10 0.10 15.00 15.00 0.10 0.10 15.00 15.00 0.05 0.05 0.05 0.05 100000 100000 10000 10000 1000 1000 100 100 pg pgtemplate templateper perreaction reaction 1010 10.00 10.00 0.00 0.00 100000 100000 10000 10000 1000 1000 100 100 pg pgtemplate templateper perreaction reaction 1010 10.00 10.00 av. Ct av. Ct 0.30 0.30 Ct std. dev Ct std. dev 0.35 0.35 0.00 0.00 29.00 29.00 0.20 0.20 0.15 0.15 C 31.00 31.00 0.40 0.40 av. Ct av. Ct 0.45 0.45 0.00 0.00 35.00 35.00 0.60 0.60 図 4. TaqMan® Multiplex Master Mix と 他社製マスター ミックスの比較 ( A )B2Mアッセイ、FAM™、 (B)RNasePアッ セイ、VIC®、 (C)GAPDHアッセイ、ABY®、 (D) HPRT アッセイ、JUN ®。いずれのアッセイも クエンチャーには QSY®を使用しました。グラ フは標準偏差(棒グラフ)、および C t 値の平均 (十字と三角形)を示しています。cDNA を10 μLあたり100 ng∼10 pg含む希釈系列を調製 し、4-plexで増幅しました。すべての増幅は、 各マスターミックスが推奨するサイクル条件に 従い、ViiA™ 7リアルタイムPCRシステムで実行 しました。赤はTaqMan® Multiplex Master Mix、青は他社製マスターミックスの 4-plexを 示しています。 アッセイ開発を最短化 マルチプレックスPCRアッセイを開発する には、正確にアッセイを設計し、増幅反応 を最適化するための長い時間が必要です。 しかしライフテクノロジーズのソリューシ ョンでは、すべての試薬が同時に使用され ることを想定して開発されているため、成 功率が 高まるとともに開発時間を短 縮で きます。また、新たにお客様の開発および 最適化プロセスをサポートするユーザーガ イド:TaqMan Multiplex Optimization Guideを作成しました。さらにライフテクノ ロジーズのカスタムアッセイデザインサービ スを利用すれば、専門チームにアッセイの 設計を委託し、手間を最小限に抑えること ができます。 ® 参考資料 1. ユーザーガイド:TaqMan® Multiplex Optimization Guide 2. アプリケーションノート:TaqMan® マルチプレ ックスqPCR 両参 考 資 料とも、以下の URL よりダウンロード いただけます。 www.lifetechnologies.com/multiplexqpcr Ordering Information 製品名 製品番号 TaqMan® QSY® プローブ TaqMan® QSY® Probe, 6,000 pmol 4482777 TaqMan® QSY® Probe, 20,000 pmol 4482778 TaqMan QSY Probe, 50,000 pmol 4482779 ® ® QSY®プローブのご注文はこちらから: www.lifetechnologies.com/taqman-order コントロール キット TaqMan® GAPDH Assay, JUN®-QSY® 20X 4485712 TaqMan GAPDH Assay, JUN -QSY PL 20X 4485713 TaqMan® RNaseP Assay, ABY®-QSY® 20X 4485714 ® TaqMan RNaseP Assay, ABY -QSY PL 20X 4485715 TaqMan® Multiplex Master Mix, 1 mL 4461881 TaqMan® Multiplex Master Mix, 5 mL 4461882 TaqMan Multiplex Master Mix, 2 x 5 mL 4461884 TaqMan® Multiplex Master Mix, 5 x 5 mL 4484262 TaqMan Multiplex Master Mix, 10 x 5 mL 4484263 TaqMan® Multiplex Master Mix, 50 mL 4486295 ® ® ® ® ® マルチプレックス マスターミックス ® ® キャリブレーション プレート MUSTANG PURPLE® Dye Spectral Calibration Plate, 96-well 4461599 JUN® Dye Spectral Calibration Plate for Multiplex qPCR, 96-well A24737 ABY® Dye Spectral Calibration Plate for Multiplex qPCR, 96-well A24738 MUSTANG PURPLE Dye Spectral Calibration Plate for Multiplex qPCR, Fast 96-well 4457328 ® MUSTANG PURPLE® Dye Spectral Calibration Plate for Multiplex qPCR, 384-well 4457334 JUN® Dye Spectral Calibration Plate for Multiplex qPCR, 384-well A24733 ABY® Dye Spectral Calibration Plate for Multiplex qPCR, Fast 96-well A24734 JUN® Dye Spectral Calibration Plate for Multiplex qPCR, Fast 96-well A24735 ABY® Dye Spectral Calibration Plate for Multiplex qPCR, 384-well A24736 ユーザーマニュアルや参考文献など、製品の詳しい資料については、 www.lifetechnologies.com/multiplexqpcr をご参照ください。 facebook.com/LifeTechnologiesJapan @LifetechJPN 研究用にのみ使用できます。診断目的およびその手続き上での使用は出来ません。 記載の社名および製品名は、弊社または各社の商標または登録商標です。 標準販売条件はこちらをご覧ください。 www.lifetechnologies.com/TC For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures. © 2014 Thermo Fisher Scientific Inc. All rights reserved. All trademarks are the property of Thermo Fisher Scientific and its subsidiaries unless otherwise specified. TaqMan is a registered trademark of Roche Molecular Systems, Inc., used under permission and license. SDR085-A1408OB ライフテクノロジーズジャパン株式会社 本社:〒108-0023 東京都港区芝浦 4-2-8 TEL.03 (6832) 9300 FAX. 03 (6832) 9580 www.lifetechnologies.com 大阪:〒564-0052 大阪府吹田市広芝町 10-28 TEL.06 (6389) 1201 FAX. 06 (6389) 1206 取扱店
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