2015年度学生募集のお知らせ - 政策研究大学院大学

2015年度学生募集のお知らせ
第1回募集:
2014年10月16日まで
第2回募集:
2015年 1月13日まで
http://www3.grips.ac.jp/ ~education/
地方分権の劇的な進展のなかで、地方の教育行政は、従来の中央依存
の体質から転換し、自ら地域の教育・福祉・文化・生活のニーズに的確に
対応した、独自の政策を展開することが求められるようになっています。
そのためには、地域の課題に通
暁し、地域の人々との協働で、教育
課題を解決する政策を積極的に担
うことのできる人材が必要です。
このプログラムは、地方自治体
の新しい教育政策の遂行体制構
築を支援します。
どのような教育を行うのか?
ともに学ぶ自律的
研究スタイルを
ポリシーマネジメント基礎
地域コミュニティ創造と教育
教育政策の法制・組織・財務
地方教育行政の企画と運営
地方行政論 地方財政論 など
教育政策国際比較研究
日本の近代化と教育の役割
政策過程論
地域経営論 など
教育の経済分析と政策
ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱ
教育調査分析法
計量経済学
教育と労働の経済学 など
ポリシーペーパー
・計量経済学的手法を用いた、公立中学校の宿題と学力の関係に関する分析
・児童の健康に影響を与える社会関係資本の要因分析
・知的障害特別支援学校に係る定量的な学校経営分析研究−教育課程の類型化が進路状況に及ぼす影響について−
・習熟度別少人数指導が学力に与える効果について―鳥取県の小学校別データを用いた分析―
・不登校問題に関する政策マネジメントの自治体間比較研究−宇都宮市と松戸市の比較分析−
・土曜日の授業における教育的成果と教員の勤務への影響―「効用」の要因分析を通して―
地域の現状・課題を把握し、
コミュニティとの連携を有効に展開
できる人材
修了生の声
田村砂弥香 東京都教職員研修センター研修部 専門教育向上課 統括指導主事
これまで教育に関わる専門職として生きてきた私にとって、GRIPSでの一年間は目から
鱗が落ちるような新鮮で刺激的な毎日でした。
様々な行政部門の経験を持つ学生と共に、行政学、経済学など幅広い社会の仕組みの
中で、教育の立ち位置や役割をあらためて深く考えることができました。また、教育政策
の企画立案に必要なマネジメント論やデータ分析の手法を基礎から学ぶことができたの
も、大変貴重な財産になりました。このような機会をいただいたことに感謝するとともに、
GRIPSで身に付けた知識や思考力、仲間同士のネットワークを今後に生かしていきたい
と思っています。
別役千世 高知県教育支援部研究開発担当 指導主事
GRIPSでの1年間は密度の濃い、刺激的な毎日でした。社会人大学生として、経済学や
統計学、政策過程などの新しい知識とレポートに格闘し、教育政策について研究していく
ことは決して容易ではありません。
しかし、
この1年で得たものは多く、ほかでは得られな
い経験です。何より、教育委員会制度をはじめ、マネジメント論、統計分析、諸外国の教育
政策など、充実した講師陣から学び、広い視野で教育政策をとらえることができるように
なったこと、
また大学の教授陣や同期とのつながりをつくることができたことは私にとって
大きな財産です。
相模 幸之 埼玉県立本庄高等学校定時制 教頭
GRIPSでの学習は、私の予想と期待をはるかに超える大変充実したものでした。
GRIPSで1年間学んだことは、私にとって大きな財産となるでしょう。特に、教育課題を的
確に捉えたり実践的な教育政策を構想したりするために必要な知識や分析力などを養う
ことができたのではないかと考えています。研究に集中できる施設設備、素晴らしい先生
方からの指導・アドバイス、
どれをとっても最高水準のものだと思います。
国内外から派遣された様々な学生との交流を通して視野を広げることができるのも
GRIPSならではの醍醐味です。ここで学んだ成果は、自己の資質向上のみならず、派遣
元での職務にも必ずや還元できるものと確信しています。
今野雅裕(教授)
「地域コミュニティ創造と教育」
岡本 薫(教授)
「ポリシーマネジメント基礎」
田中隆一(准教授)
「計量経済学」
「教育と労働の経済学」
飯尾 潤(教授)
「政策過程論」
井川 博(教授)
「地方財政論」
田中 誠(教授)
「ミクロ経済学Ⅱ」
畠中薫里(准教授)
「ミクロ経済学Ⅰ」
堀江正弘(特別教授)
「行政の革新・改革と政策評価」
横道清孝(教授)
「地方行政論」
矢野眞和(桜美林大学大学院教授)
「教育の経済分析と政策」
貝ノ瀨滋(三鷹市教育委員会委員長)
「教育政策各論」
柘植雅義(筑波大学教授)
「地方教育行政の企画と運営」
永井順國(本学客員教授)
「地域コミュニティ創造と教育」
橋本昭彦(国立教育政策研究所教育政策・評価研究部総括研究官)「日本の近代化と教育の役割」
樋口修資(明星大学教授)
「教育政策の法制・組織・財務」
深堀聰子(国立教育政策研究所高等教育研究部総括研究官)「教育政策国際比較研究」
森田玉雪(山梨県立大学准教授)
「教育政策分析演習Ⅰ」
山森光陽(国立教育政策研究所初等中等教育研究部総括研究官)「教育調査分析法」
若月秀夫(前品川区教育委員会教育長)
山中伸一
「地方教育行政の企画と運営」
文部科学事務次官
日本の教育は、これまで社会・経済の著しい発展を支えるものとして高く評価されてきました。
今回の未曽有の大震災の中で示された東北の人々の、秩序だった振る舞い、他者を思いやる行動な
ども、これまでの長きにわたる教育の成果ということができるかもしれません。しかし、一方、教
育の現状には、子供たちに関して、いじめや不登校の解消、学力のさらなる向上、社会性の涵養な
ど多くの課題も指摘されています。また、その改善解決を推進するはずの教育行政に対しても、国
民の行政への一般的な不信感をも背景にして、抜本的な見直しや改革が提起されてもおります。
人々の生活スタイルや環境条件の変化、基本的価値観の多様化など、課題解決を容易にさせない
社会的要素も高まっております。そうしたとき、政策研究大学院大学の教育政策プログラムでは、
この状況を切り拓く教育政策人材の養成を目的に、独自のコンセプトでの新しい教育が展開されて
いるようです。中央・地方の政策や教育の現場の人々とともに、このプログラムの実践、成果に注
目してみたいと思います。
原則として、学士の学位を有する者又は2015年3月までに修得見込みの
者。詳しくは、募集要項をご覧ください。
第1次審査・第2次審査の2段階選抜を行います。
第1次審査は「書類選考」により、また、第2次審査は、第1次審査の合格
者に対して筆記試験(論文・英語)及び面接を行います。
2015年度の入学生のための試験日程は、次のとおりです。
2014年 10月16日
2015年 1月13日
2014年 11月4日
2015年 1月28日
2014年 11月12日
2015年 2月4日
2014年 11月13日又は14日
2015年 2月5日又は6日
2014年 11月25日
2015年 2月24日
(http://www/grips.ac.jp/jp/admissions/index/)
にも