方向性をポジティブに変更 - 格付投資情報センター

NEWS RELEASE
2014年12月17日
【格付維持/方向性変更】
太陽生命保険
保険金支払能力:
A+
[格付の方向性:安定的 → ポジティブ]
A+
[格付の方向性:安定的 → ポジティブ]
大同生命保険
保険金支払能力:
T&Dフィナンシャル生命保険
保険金支払能力:
A+
[格付の方向性:安定的 → ポジティブ]
格付投資情報センター(R&I)は上記の格付を公表しました。
【格付理由】
R&Iは、保険持株会社であるT&Dホールディングス(証券コード:8795)傘下の太陽生命保険、大同生
命保険、T&Dフィナンシャル生命保険の格付を維持したうえで、その方向性を安定的からポジティブに変
更した。各社の格付は、T&D保険グループ全体の信用力をそのまま反映している。
グループのリスク耐久力は、資産運用リスクの削減や内部留保の蓄積により着実に向上している。2013
年4月に本格導入したグループの経済価値ベースのERM(統合的リスク管理)が機能し始めており、中長
期的にAAゾーンに見合うリスク耐久力を維持できる可能性が高まってきた。
ERMではORSA(リスクとソルベンシーの自己評価)プロセスなどを踏まえたリスク選好度やリスクプロ
フィールの設定、経済価値ベースの収益・資本水準の管理を重視している。2014年からは健全性指標で
あるESR(Economic Solvency Ratio:経済価値ベースの資本÷リスク量)の最低維持水準を大きく引き
上げており、大幅な株価下落や金利低迷などストレスシナリオ下でも一定の財務基盤を確保できよう。
3社は主要な販売商品・顧客基盤が異なるが、いずれも国内生命保険事業の成長を重視しており、保有
契約高は大手生保に次ぐ水準になってきた。引き続き現状の延長線上で経営資源を投下していく方針だ。
保障性商品の販売が堅調に推移しそうで、大手生保並みの高い収益力を確保していけよう。
事業基盤の拡大が続くとともに、ERMにのっとった事業運営が十分に軌道に乗り、一定の利益を確保し
つつ、AAゾーンに見合うリスク耐久力を安定的に維持していけるメドが立てば、格上げする。
○太陽生命保険
グループの中核会社の1つ。家庭市場を対象に営業職員を通じて死亡保障や医療・介護などの保障性
商品を提供している。新契約高や保有契約高は堅調に増加しており、顧客基盤の維持・拡大が進んでい
る。採用や教育態勢の強化により営業職員の生産性も向上している。
○大同生命保険
グループの中核会社の1つ。中小企業市場に強みを持ち、経営者の死亡リスクをカバーする定期保険
に加え、就業不能リスクをカバーする大型の生前給付型保険の拡大にも注力し、企業や事業主に向け「ト
ータルな保障」の提供を強化している。
■お問合せ先
■報道関係のお問合せ先
株式
会社
: インベスターズ・サービス本部
: 経営企画室(広報担当)
TEL. 03-3276-3511
TEL. 03-3276-3438
格付投資情報センター 〒103-0027東京都中央区日本橋1-4-1
E-mail. [email protected]
日本橋一丁目三井ビルディング
http://www.r-i.co.jp
信用格付は、発行体が負う金融債務についての総合的な債務履行能力や個々の債務等が約定通りに履行される確実性(信用力)に対するR&Iの意見であり、事実の表明ではありません。また、R&Iは、信
用リスク以外のリスクにつき意見を表明するものではなく、投資判断や財務に関する助言や、投資の是非等の推奨をするものではありません。R&Iは、信用格付に際し関連情報の正確性等につき独自の
検証を行っておらず、これに関し何ら表明も保証もいたしません。R&Iは、信用格付(変更・取り下げ等を含む)に関連して発生する損害等につき、何ら責任を負いません。信用格付は、原則として発
行体から対価を受領して実施したものです。なお、詳細につきhttp://www.r-i.co.jp/jpn/policy/policy.html をご覧下さい。
©Rating and Investment Information, Inc.
NEWS RELEASE
○T&Dフィナンシャル生命保険
金融機関などの代理店を通じた保険商品の販売に特化している。主力の一時払い終身保険の販売が比
較的堅調。金融機関代理店・保険ショップを通じた保障性商品の提供を推進し、商品・チャネルの複線
化に取り組んでいる。営業基盤や財務基盤の変化がグループ全体の信用力に与える影響は今のところ限
定的だが、グループにおける戦略的重要性を踏まえ、格付は他の中核会社と同格にしている。
【格付対象】
発行者:太陽生命保険
名 称
保険金支払能力
名
称
第3回期限前償還条項付
無担保社債(劣後特約付)
第4回期限前償還条項付
無担保社債(劣後特約付)
名
称
劣後特約付ローン
発行者:大同生命保険
名 称
保険金支払能力
格付の方向性
安定的 → ポジティブ
発行総額
(億円)
311
発行日
償還日
格
2010年09月21日
2020年09月21日
A(維持)
200
2013年09月27日
2023年09月27日
A(維持)
金額
(億円)
50
借入実行日
借入満期日
2013年09月30日
2023年09月29日
格
付
付
A(維持)
格 付
A+(維持)
格付の方向性
安定的 → ポジティブ
発行者:T&Dフィナンシャル生命保険
名 称
格 付
保険金支払能力
A+(維持)
格付の方向性
安定的 → ポジティブ
■お問合せ先
■報道関係のお問合せ先
株式
会社
格 付
A+(維持)
: インベスターズ・サービス本部
: 経営企画室(広報担当)
TEL. 03-3276-3511
TEL. 03-3276-3438
格付投資情報センター 〒103-0027東京都中央区日本橋1-4-1
E-mail. [email protected]
日本橋一丁目三井ビルディング
http://www.r-i.co.jp
信用格付は、発行体が負う金融債務についての総合的な債務履行能力や個々の債務等が約定通りに履行される確実性(信用力)に対するR&Iの意見であり、事実の表明ではありません。また、R&Iは、信
用リスク以外のリスクにつき意見を表明するものではなく、投資判断や財務に関する助言や、投資の是非等の推奨をするものではありません。R&Iは、信用格付に際し関連情報の正確性等につき独自の
検証を行っておらず、これに関し何ら表明も保証もいたしません。R&Iは、信用格付(変更・取り下げ等を含む)に関連して発生する損害等につき、何ら責任を負いません。信用格付は、原則として発
行体から対価を受領して実施したものです。なお、詳細につきhttp://www.r-i.co.jp/jpn/policy/policy.html をご覧下さい。
©Rating and Investment Information, Inc.
NEWS RELEASE
信用格付に関わる事項
信用格付業者
登録番号
株式会社格付投資情報センター
金融庁長官(格付)第6号
直近一年以内に講じられた監督上の措置は、ありません。
主任格付アナリスト
信用格付の付与について
代表して責任を有する者
山森 直樹
神林 尚
信用格付を付与した日
主要な格付方法
2014年12月12日
R&Iの信用格付の基本的な考え方 [2012.05.07]
金融機関等に共通する格付の考え方 [2014.03.13]
生命保険 [2013.10.31]
金融グループの格付の考え方 [2013.07.31]
規制資本商品と金融機関等の格付の考え方 [2014.04.21]
上記格付方法は、格付を行うにあたり考慮した他の格付方法とともに以下のウェブサイトに掲載
しています。http://www.r-i.co.jp/jpn/cfp/about/methodology/index.html
評価の前提は、以下のウェブサイトの格付付与方針に掲載しています。
http://www.r-i.co.jp/jpn/ratingpolicy/index.html
格付符号とその定義は、以下のウェブサイトに掲載しています。
http://www.r-i.co.jp/jpn/cfp/about/definition/index.html
格付関係者
太陽生命保険、大同生命保険、T&Dフィナンシャル生命保険
注
格付関係者は、金融商品取引業等に関する内閣府令第三百七条に基づいて、R&Iが判断したものです。
利用した主要な情報
品質確保のための措置
情報提供者
決算書類、開示情報
公認会計士の監査済みである、またはそれに準じた信頼性が確保され
ている決算書類であること。一般に開示された、またはそれに準じた
信頼性が確保されている情報であること。
格付関係者
信用格付の前提、意義及び限界
R&Iの信用格付は、発行体が負う金融債務についての総合的な債務履行能力や個々の債務等が約
定通りに履行される確実性(信用力)に対するR&Iの意見です。R&Iは信用格付によって、個々の債
務等の流動性リスク、市場価値リスク、価格変動リスク等、信用リスク以外のリスクについて、何
ら意見を表明するものではありません。信用格付は、いかなる意味においても、現在・過去・将来
の事実の表明ではありません。また、R&Iは、明示・黙示を問わず、提供する信用格付、又はその
他の意見についての正確性、適時性、完全性、商品性、及び特定目的への適合性その他一切の事項
について、いかなる保証もしていません。
R&Iは、信用格付を行うに際して用いた情報に対し、品質確保の措置を講じていますが、これら
の情報の正確性等について独自に検証しているわけではありません。R&Iは、必要と判断した場合
には、信用格付を変更することがあります。また、資料・情報の不足や、その他の状況により、信
用格付を保留したり、取り下げたりすることがあります。
利息・配当の繰り延べ、元本の返済猶予、債務免除等の条項がある債務等の格付は、その蓋然性
が高まったとR&Iが判断した場合、発行体格付又は保険金支払能力とのノッチ差を拡大することが
あります。
■お問合せ先
■報道関係のお問合せ先
株式
会社
: インベスターズ・サービス本部
: 経営企画室(広報担当)
TEL. 03-3276-3511
TEL. 03-3276-3438
格付投資情報センター 〒103-0027東京都中央区日本橋1-4-1
E-mail. [email protected]
日本橋一丁目三井ビルディング
http://www.r-i.co.jp
信用格付は、発行体が負う金融債務についての総合的な債務履行能力や個々の債務等が約定通りに履行される確実性(信用力)に対するR&Iの意見であり、事実の表明ではありません。また、R&Iは、信
用リスク以外のリスクにつき意見を表明するものではなく、投資判断や財務に関する助言や、投資の是非等の推奨をするものではありません。R&Iは、信用格付に際し関連情報の正確性等につき独自の
検証を行っておらず、これに関し何ら表明も保証もいたしません。R&Iは、信用格付(変更・取り下げ等を含む)に関連して発生する損害等につき、何ら責任を負いません。信用格付は、原則として発
行体から対価を受領して実施したものです。なお、詳細につきhttp://www.r-i.co.jp/jpn/policy/policy.html をご覧下さい。
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