高槻市農業委員会だより (1) 平成26年8月 平成27年度建議の概要 1 農業施策全般について ▽「高槻市農林業の活性化に関する条例」に基 づく施策推進――など 2 地産地消及び食育啓発等の推進について ▽学校給食での高槻産米の全量使用――など 3 農地の保全・農業施設の整備について ▽土地改良事業への補助や農道・用水路整備 の計画的実施――など 5 主産地育成事業(高槻ブランド)の推進について ▽山霧ぶどう・服部越瓜・三箇牧トマトの栽培 支援――など 建議に付帯する意見・要望 ※建議の詳細は、回答と合わせて次号に掲載予定 27 27 建議手交後に行われた意見交換 4 農空間を取り巻く良好な環境の形成について ▽有害鳥獣対策の充実・強化――など 農 業 関 連 予 算 に つ い て は、国 ま た、建 議 の 手 交 後、本 市 や府の制度を活用しながら財 の農業施策の現状や課題につ 源 拡 充 に 努 め て ま い り ま す。﹂ い て、市 長 と 活 発 な 意 見 交 換 と応えられました。 を行いました。 巻く環境の変化 平成 年度農業施策に関する建議を手交 を注視しなが ら、国 が 推 進 す 農空間を都市環境に取り込んだまちの実現を る 各 種 事 業 を 積 月7 日、農 業 委 員 会 を 代 政 や 市 予 算 に 反 映 さ れ る よ 極 的 に 活 用 す る こ と で、農 空 表し、橋長俊彦会長・副会長・ う、毎 年 こ の 時 期 に 行 わ れ て 間 を 都 市 環 境 に 取 り 込 ん だ ﹁住 み や す さ ナ ン バ ー ワ ン﹂ 常 任 委 員 が 市 長 室 に お い て、 います。 平 成 年 度 の 市 農 業 施 策 に 関 建 議 の 作 成 に あ た っ て は、 の ま ち の 実 現 を 高 槻 市 に 求 め す る 建 議 を 濱 田 剛 史 市 長 に 手 各 地 区 実 行 組 合 長 会 を 始 め、 ています︵概要は左欄参照︶。 広 く 農 業 者・農 業 関 係 団 体 等 建議を受け、濱田市長は﹁農 交しました。 建 議 の 提 出 は、﹁農 業 委 員 の 意 見・要 望 を 集 約 し、9 月 業 は 高 槻 市 に お い て 非 常 に 重 日 に 開 催 し た 農 業 委 員 会 定 要 な も の。い た だ い た 貴 重 な 会 等 に 関 す る 法 律﹂に 基 づ く ご 意 見 は 確 認・検 討 し、市 政 も の で、農 業 者 を 代 表 す る 農 例総会で議決されました。 業 委 員 会 の 意 見 が 翌 年 度 の 市 今 回 の 建 議 で は、農 業 を 取 に反映してまいります。また、 橋長会長から濱田市長に建議を手交 第 78 号 TAKATSUKI 平成 26 年 11 月 編集・発行 高槻市農業委員会 〒569-0067 大阪府高槻市桃園町2番1号 TEL 072-674-7421 http://www.city.takatsuki.osaka.jp/ 10 11 対策本部総会を開催 平成 年の農地法の改正に伴い、遊休農地対策が喫緊 の課題とされ、高槻市においても平成 年から農業委員 会・市・高槻市農業協同組合及びJAたかつき実行組合 長協議会で組織された遊休農地対策本部を設置し、市内 の遊休農地の解消に向けた取組を進めています。 22 た。総 会 で は 前 年 度 の 事 業 の 実施状況や決算の報告が行わ れ、そ の 後、平 成 年 度 の 事 業計画案や予算案が審議さ れ、決定されました。 安心が大きくなる 国が支える 担い手積立年金 農 業 者 年 金 農業委員会で は、JA たかつき と連携し、農業 者年金加入推進 運動を積極的に 進めています。 市内の農業者 たちの更なる加 入促進を行うた 加入推進部長の寺田委員 め、農業委員会 常任委員の寺田実男さんを「加入推進部長」に決定し、 加入者の増進に取り組みます。 <農業者年金の6つのポイント> ①農業者の方なら広く加入できる ②少子高齢化時代に強い積立方式(確定拠出型) の年金 ③保険料の額は自由(月額2万円から6万7千円) に決められる ④終身年金。80歳前に亡くなった場合は死亡一 時金が遺族へ ⑤保険料の全額社会保険料控除など税制面の優遇 処置 ⑥認定農業者など意欲のある担い手には保険料の 国庫補助あり ※農業者年金に関するお問い合わせは、農業委員会事務局 またはJAたかつき各支店へ 12 ༔ණɈไ౷ࠣᆅɂ āᄿ༔ණɈސɬᄆૄȳ 農地利用状況調査に向け 市内10地区で協議会を開催 12 10 10 11 9 月 に は、市 内 地 区 に お い て も、遊 休 農 地 対 策 協 議 会 を 開 催。前 年 度 の 事 業 報 告 や 対策事業の実績なとが説明さ れ、そ の 後、今 年 度 の 事 業 計 画が決定されました。 3月現在の遊休農地は市内 全域で5・2ヘクタールあり、 年々解消が困難な箇所が残っ て い ま す。今 後 も 引 き 続 き、 対策本部と地区協議会等が連 携 を 密 に し、積 極 的 な 取 組 が 行われます。 な お、こ の 一 環 と し て、 月 か ら 月 に か け て、市 内 地区において農地の利用状況 調査が行われます。 遊休農地対策本部の様子 21 8月 日に対策本部の総会 が高槻市役所の会議室で開催 さ れ、本 部 長 に 橋 長 農 業 委 員 会 会 長、副 本 部 長 に 田 村 農 業 委 員 会 副 会 長、高 槻 市 の 田 中 産業環境部長が選任されまし 26 平成26年11月 (2) 高槻市農業委員会だより ༔ࣞଞ༃ࣸɅɤɘȵɭȥ 入れています。 橋長会長が議 大阪府農業会議設立 周年記念 月 日・ 日、農 業 委 員 が 先 進 都 市 を 訪 れ、 豊橋市による説明の後に行 長を務め、 ﹁農 大 阪 府 農 業 委 員 大 会 に 参 加 農 業 施 策や農 業 委 員 会 運 営などに関する 取 組 事 例 われた意見交換会では活発な 業委員会制 を 視 察。現 地では 活 発な 意 見 交 換 等 が行われ、高 月 日、大 阪 府 下 の 農 業 度・組 織 改 革 に 関 す る 要 請﹂ 槻市が農業施策を推進していくため、これからの農 質 疑・応 答 が 交 わ さ れ、今 後 業委員会にとって有意義な視察研修となりました。 の 高 槻 市 に お け る 農 業 振 興 施 委 員 が 一 堂 に 会 す る﹁大 阪 府 や﹁大 阪 農 業 の 活 性 化 に 関 す 策 に 大 い に 役 立 つ も の と な り 農 業 委 員 大 会﹂が 開 催 さ れ ま る 要 請﹂・﹁第 3 次﹃都 市 農 業 ました。 した。 リ フ レ ッ シ ュ 運 動﹄推 進 に 関 全国トップクラスの農業産出額 今 回 の 大 会 は 農 業 委 員 会 系 す る 申 し 合 わ せ﹂の 決 議 が 提 碧南市農業活性化センター - 嫁対策にも取り組む 統 組 織 の 意 志 統 一 を 図 る こ と 案 さ れ、い ず れ も 満 場 一 致 で 花 あおいパーク は も ち ろ ん の こ と、系 統 組 織 採択されました。 培作物は多種多様で、 二 日 目 に 訪 れ た﹁あ お い の 活 動 を 啓 発 す る た め、農 業 第 2 部 で は 東 京 農 業 大 学 の 全 国 ト ッ プ ク ラ ス の パ ー ク﹂は 農 業 と 消 費 者 を 結 者 以 外 の 一 般 消 費 者 も 含 め、 小 泉 武 夫 名 誉 教 授 を 講 師 に 迎 農 業 産 出 額 を 誇 り ま ぶ 体 験 交 流 施 設 で、農 業 と 食 約900名が参加しました。 え、﹁い の ち を は ぐ く む 農 と す。 と 健 康 を テ ー マ に 毎 日 も ぎ た 当 日、府 農 業 会 議 会 長、府 食﹂を テ ー マ に、現 代 社 会 の なかでも、トマト・ ての野菜や花が並ぶ﹁産直市﹂ 知 事 の 祝 辞 等 に 続 き、農 業 に 食 生 活 に お け る 農 作 物 の 役 割 ス ナ ッ プ エ ン ド ウ・ の ほ か、﹁観 賞 温 室﹂・﹁レ ス 功 労 が あ っ た 方 々 が 表 彰 を 受 や、そ れ を 作 る 農 業 者 の 重 要 畜 産 物 の ウ ズ ラ を 市 ト ラ ン﹂な ど が 併 設 さ れ て い けられました。 度 に つ い て 講 演 さ れ、盛 会 の の 戦 略 品 目 と し て 指 ます。 続いて、行われた議事では、 うちに大会を終えました。 定 し、重 点 的 にP R 伊 藤 園 長 か ら﹁体 験 農 園﹂ を行っています。 に つ い て 説 明 を 受 け、農 業 委 ま た、 員 は、利 用 担い手 状況などに 支援の ついて積極 一環と 的に質問を し て、男 女 交 していまし 流会や婚活セ た。 ミ ナ ー・結 婚 今回も先 相談会など﹁農 進的な取組 業後継者花嫁 事例を視察 対 策﹂に 取 り 研 修 し、有 組 み、後 継 者 意義な二日 確 保・農 業 者 間となりま の生活基盤の した。 拡充にも力を 都道府県農業会議 【役割】 ○意見公表等の農政活動や 情報提供活動 ○農業会議の業務に対す る指導・連絡等 【会議員】 ○都道府県農業会議、 全国農業協 同組合中央会をはじめとした 全国段階の農協連合会 ○農業の改良を目的とする団体 ○学識経験者 10 28 29 農 業 委 員 会 で は、 農業委員の情報収 集 や 技 術 習 得・農 業委員会の円滑な 運 営 を 図 る た め、 毎 年、先 進 都 市 の 視 察 を 行 っ ています。 初日に訪れた豊橋市は露地 栽 培 の キ ャ ベ ツ や 白 菜、施 設 栽 培 の ト マ ト や 大 葉 な ど、栽 ༔ࣞۙڳȦಪమીઍॸୌ 30 農 業 者 全国農業会議所 10 ―農業委員会系統組織とは― 豊 橋市 農業 委員会 60 【役割】 ○府知事の転用 許可にあたっ ての意見具申 等の法令事務 ○農業委員会へ の助言・協力等 の農業振興業 務 【会議員】 ○市農業委員会会長 ○府段階の農業団 体の代表者 ○学識経験者 農業委員会 【農業委員】 ○選挙による 「選 挙委員 ○団体・議会の推 薦による 「選任委員」 高槻市農業委員会だより 平成26年11月 (3) 豊橋市農業委員会での視察の様子 体験農園を観察する農業委員 平成26年11月 (4) ી࣋ޏۙڳۋȥɣ༔ࣞଞɈޣᅕɒ ࠐଟɈᅝ āชી໘Ɉழߔ৫ɁɉĂ ਗโɄߔɈࠞێɂ ȱɀĂ ༔ࣞɞࠞࣃ။ɒɈᆅސɬఠɛɥȭɂ ɬᄆโɂȱȹ༔ࣞൌঅߔɬȽɀȞɘȳă ိ 25༃Ʌ39৫ɁɘȽȹȭɈૢࣞɉĂ ༔ݦɈޣ ᅕɈࢾᆵɬຶɀĂ ༃ęଌૈ৫ȦഝݡȱɀȞɘȳă ༃ɉ45Ɉழߔ৫Ȧઞݡȱɘȱȹă āଌ੫ɅɅɤĂ ࿔ɬఆȢĂ ےɬɥȭɂɉĂ ા ɃɜȹȻɅɂȽɀࡦ୭ɄൌঅɁȳă ȯɣɅĂ ණۊ ɈఱɂɈȾɄȦɤɬଌࠐȱĂ ɏɥȯɂชɒɈڈ ශɬۋɘɦɀȞɥɂ৽ȢɀȞɘȳă ā࣋ޏۙڳۋɂȱɘȱɀɜĂ ાɃɜȹȻɅɂȽɀ ഽȩɈषəɬɜȹɣȳȭɈૢࣞɬॅറĆཡ๐ȯȵ ȹȞɂ৽ȢɀȞɘȳă ȮࢾᆵȞȹȺȞɀȞɥ༔ݦ ɈޣᅕɄɃɅఠȩࠐଟడȱ௫ȬɥɂɂɜɅĂ ষ ɂɜȮૅܧĆȮૄຩȞȹȺȧɘȳɢȠȤࡄȞȞȹ ȱɘȳă Photo News 収穫・実りの秋 ʋʑʺʑĆʪʶˇ˂Ɉ 郡家新町では毎年、地域農業者と市民との 交流促進を目的として、休耕田を活用し、コ スモスとヒマワリの作付けを行っています。 めずらしい秋に咲くヒマワリ、赤やピンクの コスモスが鮮やかに咲き誇り、ヒマワリとコ スモスの色の対比が楽しめます。10月26日・ 27日には鑑賞会が催され多くの参加者が摘み 取りなどを体験されました。 āɞȥɄఋɈʋˋʠˁʑʠ ชી࣋ޏۙڳۋ 学習田で子どもたちが歓声 実 り の 秋、黄 金 色 の 田 ん ぼに稲刈りをする子どもた ちの歓声が響き渡りまし た。 6月に植えた苗はすくす く と 育 ち、収 穫 の 秋 を 迎 え ました。 稲刈りに挑戦した子ども た ち は、体 制 を 崩 し た り、 慣れない鎌の使い方に苦労 し な が ら も、農 家 の 皆 さ ん に 手 伝 っ て も ら い、た く さ んの米の収穫をしました。 高槻市農業委員会だより ਥຜɈେߋൌঅ 原地区では、「丹波黒大豆の枝豆」を特産品と しようと、実行組合役員と組合員が黒大豆の共同 栽培に取り組んでいます。これを市民の皆さんに 広く知っていただくため、10月18日・19日には 収穫体験イベントが開催されました。 当日は収穫した枝豆の一部をその場で塩茹して 試食。参加者たちは「風味豊かで甘い」と歓声を あげていました。
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