第78号(平成26年11月発行)(PDF:1.4MB) - 高槻市

高槻市農業委員会だより
(1) 平成26年8月
平成27年度建議の概要
1 農業施策全般について
▽「高槻市農林業の活性化に関する条例」に基
づく施策推進――など
2 地産地消及び食育啓発等の推進について
▽学校給食での高槻産米の全量使用――など
3 農地の保全・農業施設の整備について
▽土地改良事業への補助や農道・用水路整備
の計画的実施――など
5 主産地育成事業(高槻ブランド)の推進について
▽山霧ぶどう・服部越瓜・三箇牧トマトの栽培
支援――など
建議に付帯する意見・要望
※建議の詳細は、回答と合わせて次号に掲載予定
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27
建議手交後に行われた意見交換
4 農空間を取り巻く良好な環境の形成について
▽有害鳥獣対策の充実・強化――など
農 業 関 連 予 算 に つ い て は、国 ま た、建 議 の 手 交 後、本 市
や府の制度を活用しながら財 の農業施策の現状や課題につ
源 拡 充 に 努 め て ま い り ま す。﹂ い て、市 長 と 活 発 な 意 見 交 換
と応えられました。
を行いました。
巻く環境の変化
平成 年度農業施策に関する建議を手交
を注視しなが
ら、国 が 推 進 す
農空間を都市環境に取り込んだまちの実現を る 各 種 事 業 を 積
月7 日、農 業 委 員 会 を 代 政 や 市 予 算 に 反 映 さ れ る よ 極 的 に 活 用 す る こ と で、農 空
表し、橋長俊彦会長・副会長・ う、毎 年 こ の 時 期 に 行 わ れ て 間 を 都 市 環 境 に 取 り 込 ん だ
﹁住 み や す さ ナ ン バ ー ワ ン﹂
常 任 委 員 が 市 長 室 に お い て、 います。
平 成 年 度 の 市 農 業 施 策 に 関 建 議 の 作 成 に あ た っ て は、 の ま ち の 実 現 を 高 槻 市 に 求 め
す る 建 議 を 濱 田 剛 史 市 長 に 手 各 地 区 実 行 組 合 長 会 を 始 め、 ています︵概要は左欄参照︶。
広 く 農 業 者・農 業 関 係 団 体 等 建議を受け、濱田市長は﹁農
交しました。
建 議 の 提 出 は、﹁農 業 委 員 の 意 見・要 望 を 集 約 し、9 月 業 は 高 槻 市 に お い て 非 常 に 重
日 に 開 催 し た 農 業 委 員 会 定 要 な も の。い た だ い た 貴 重 な
会 等 に 関 す る 法 律﹂に 基 づ く
ご 意 見 は 確 認・検 討 し、市 政
も の で、農 業 者 を 代 表 す る 農 例総会で議決されました。
業 委 員 会 の 意 見 が 翌 年 度 の 市 今 回 の 建 議 で は、農 業 を 取 に反映してまいります。また、
橋長会長から濱田市長に建議を手交
第 78 号
TAKATSUKI
平成 26 年 11 月
編集・発行
高槻市農業委員会
〒569-0067
大阪府高槻市桃園町2番1号
TEL 072-674-7421
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/
10
11
対策本部総会を開催
平成 年の農地法の改正に伴い、遊休農地対策が喫緊
の課題とされ、高槻市においても平成 年から農業委員
会・市・高槻市農業協同組合及びJAたかつき実行組合
長協議会で組織された遊休農地対策本部を設置し、市内
の遊休農地の解消に向けた取組を進めています。
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た。総 会 で は 前 年 度 の 事 業 の
実施状況や決算の報告が行わ
れ、そ の 後、平 成 年 度 の 事
業計画案や予算案が審議さ
れ、決定されました。
安心が大きくなる
国が支える
担い手積立年金
農 業 者 年 金
農業委員会で
は、JA たかつき
と連携し、農業
者年金加入推進
運動を積極的に
進めています。
市内の農業者
たちの更なる加
入促進を行うた
加入推進部長の寺田委員
め、農業委員会
常任委員の寺田実男さんを「加入推進部長」に決定し、
加入者の増進に取り組みます。
<農業者年金の6つのポイント>
①農業者の方なら広く加入できる
②少子高齢化時代に強い積立方式(確定拠出型)
の年金
③保険料の額は自由(月額2万円から6万7千円)
に決められる
④終身年金。80歳前に亡くなった場合は死亡一
時金が遺族へ
⑤保険料の全額社会保険料控除など税制面の優遇
処置
⑥認定農業者など意欲のある担い手には保険料の
国庫補助あり
※農業者年金に関するお問い合わせは、農業委員会事務局
またはJAたかつき各支店へ
12
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農地利用状況調査に向け
市内10地区で協議会を開催
12
10
10 11
9 月 に は、市 内 地 区 に お
い て も、遊 休 農 地 対 策 協 議 会
を 開 催。前 年 度 の 事 業 報 告 や
対策事業の実績なとが説明さ
れ、そ の 後、今 年 度 の 事 業 計
画が決定されました。
3月現在の遊休農地は市内
全域で5・2ヘクタールあり、
年々解消が困難な箇所が残っ
て い ま す。今 後 も 引 き 続 き、
対策本部と地区協議会等が連
携 を 密 に し、積 極 的 な 取 組 が
行われます。
な お、こ の 一 環 と し て、
月 か ら 月 に か け て、市 内
地区において農地の利用状況
調査が行われます。
遊休農地対策本部の様子
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8月 日に対策本部の総会
が高槻市役所の会議室で開催
さ れ、本 部 長 に 橋 長 農 業 委 員
会 会 長、副 本 部 長 に 田 村 農 業
委 員 会 副 会 長、高 槻 市 の 田 中
産業環境部長が選任されまし
26
平成26年11月 (2)
高槻市農業委員会だより
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入れています。
橋長会長が議
大阪府農業会議設立 周年記念
月 日・ 日、農 業 委 員 が 先 進 都 市 を 訪 れ、
豊橋市による説明の後に行
長を務め、
﹁農
大
阪
府
農
業
委
員
大
会
に
参
加
農 業 施 策や農 業 委 員 会 運 営などに関する 取 組 事 例
われた意見交換会では活発な
業委員会制
を 視 察。現 地では 活 発な 意 見 交 換 等 が行われ、高
月 日、大 阪 府 下 の 農 業 度・組 織 改 革 に 関 す る 要 請﹂
槻市が農業施策を推進していくため、これからの農 質 疑・応 答 が 交 わ さ れ、今 後 業委員会にとって有意義な視察研修となりました。 の 高 槻 市 に お け る 農 業 振 興 施 委 員 が 一 堂 に 会 す る﹁大 阪 府 や﹁大 阪 農 業 の 活 性 化 に 関 す
策 に 大 い に 役 立 つ も の と な り 農 業 委 員 大 会﹂が 開 催 さ れ ま る 要 請﹂・﹁第 3 次﹃都 市 農 業
ました。
した。
リ フ レ ッ シ ュ 運 動﹄推 進 に 関
全国トップクラスの農業産出額
今 回 の 大 会 は 農 業 委 員 会 系 す る 申 し 合 わ せ﹂の 決 議 が 提
碧南市農業活性化センター
- 嫁対策にも取り組む 統 組 織 の 意 志 統 一 を 図 る こ と 案 さ れ、い ず れ も 満 場 一 致 で
花
あおいパーク
は も ち ろ ん の こ と、系 統 組 織 採択されました。
培作物は多種多様で、
二 日 目 に 訪 れ た﹁あ お い の 活 動 を 啓 発 す る た め、農 業 第 2 部 で は 東 京 農 業 大 学 の
全 国 ト ッ プ ク ラ ス の パ ー ク﹂は 農 業 と 消 費 者 を 結
者 以 外 の 一 般 消 費 者 も 含 め、 小 泉 武 夫 名 誉 教 授 を 講 師 に 迎
農 業 産 出 額 を 誇 り ま ぶ 体 験 交 流 施 設 で、農 業 と 食
約900名が参加しました。 え、﹁い の ち を は ぐ く む 農 と
す。
と 健 康 を テ ー マ に 毎 日 も ぎ た 当 日、府 農 業 会 議 会 長、府 食﹂を テ ー マ に、現 代 社 会 の
なかでも、トマト・ ての野菜や花が並ぶ﹁産直市﹂
知 事 の 祝 辞 等 に 続 き、農 業 に 食 生 活 に お け る 農 作 物 の 役 割
ス ナ ッ プ エ ン ド ウ・ の ほ か、﹁観 賞 温 室﹂・﹁レ ス
功 労 が あ っ た 方 々 が 表 彰 を 受 や、そ れ を 作 る 農 業 者 の 重 要
畜 産 物 の ウ ズ ラ を 市 ト ラ ン﹂な ど が 併 設 さ れ て い
けられました。
度 に つ い て 講 演 さ れ、盛 会 の
の 戦 略 品 目 と し て 指 ます。
続いて、行われた議事では、 うちに大会を終えました。
定 し、重 点 的 にP R 伊 藤 園 長 か ら﹁体 験 農 園﹂
を行っています。
に つ い て 説 明 を 受 け、農 業 委
ま た、
員 は、利 用
担い手
状況などに
支援の
ついて積極
一環と
的に質問を
し て、男 女 交
していまし
流会や婚活セ
た。
ミ ナ ー・結 婚
今回も先
相談会など﹁農
進的な取組
業後継者花嫁
事例を視察
対 策﹂に 取 り
研 修 し、有
組 み、後 継 者
意義な二日
確 保・農 業 者
間となりま
の生活基盤の
した。
拡充にも力を
都道府県農業会議
【役割】
○意見公表等の農政活動や
情報提供活動
○農業会議の業務に対す
る指導・連絡等
【会議員】
○都道府県農業会議、
全国農業協
同組合中央会をはじめとした
全国段階の農協連合会
○農業の改良を目的とする団体
○学識経験者
10
28
29
農 業 委 員 会 で は、
農業委員の情報収
集 や 技 術 習 得・農
業委員会の円滑な
運 営 を 図 る た め、
毎 年、先 進 都 市 の 視 察 を 行 っ
ています。
初日に訪れた豊橋市は露地
栽 培 の キ ャ ベ ツ や 白 菜、施 設
栽 培 の ト マ ト や 大 葉 な ど、栽
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30
農 業 者
全国農業会議所
10
―農業委員会系統組織とは―
豊 橋市
農業 委員会
60
【役割】
○府知事の転用
許可にあたっ
ての意見具申
等の法令事務
○農業委員会へ
の助言・協力等
の農業振興業
務
【会議員】
○市農業委員会会長
○府段階の農業団
体の代表者
○学識経験者
農業委員会
【農業委員】
○選挙による
「選
挙委員
○団体・議会の推
薦による
「選任委員」
高槻市農業委員会だより
平成26年11月
(3)
豊橋市農業委員会での視察の様子
体験農園を観察する農業委員
平成26年11月 (4)
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Photo
News
収穫・実りの秋
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郡家新町では毎年、地域農業者と市民との
交流促進を目的として、休耕田を活用し、コ
スモスとヒマワリの作付けを行っています。
めずらしい秋に咲くヒマワリ、赤やピンクの
コスモスが鮮やかに咲き誇り、ヒマワリとコ
スモスの色の対比が楽しめます。10月26日・
27日には鑑賞会が催され多くの参加者が摘み
取りなどを体験されました。
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਒ชી࣋‫ޏۙڳۋ‬
学習田で子どもたちが歓声
実 り の 秋、黄 金 色 の 田 ん
ぼに稲刈りをする子どもた
ちの歓声が響き渡りまし
た。
6月に植えた苗はすくす
く と 育 ち、収 穫 の 秋 を 迎 え
ました。
稲刈りに挑戦した子ども
た ち は、体 制 を 崩 し た り、
慣れない鎌の使い方に苦労
し な が ら も、農 家 の 皆 さ ん
に 手 伝 っ て も ら い、た く さ
んの米の収穫をしました。
高槻市農業委員会だより
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原地区では、「丹波黒大豆の枝豆」を特産品と
しようと、実行組合役員と組合員が黒大豆の共同
栽培に取り組んでいます。これを市民の皆さんに
広く知っていただくため、10月18日・19日には
収穫体験イベントが開催されました。
当日は収穫した枝豆の一部をその場で塩茹して
試食。参加者たちは「風味豊かで甘い」と歓声を
あげていました。