4.Webコンソール機能の使い方

4. Webコンソール機能の使い方
ここではWebコンソール機能について説明します。
Webブラウザの以下の項目は有効になっていますか?
− Cookie
チェック
− JavaScript
本機能は、これらを使用しますので、本機能をご利用いただく際には、上記の項目を「有効」
にしてください。
接 続
アクティブEMのフローティングIPを用いた以下のURLから、EMカードのWebコンソールにアクセ
スできます。
URL: https://<ActiveEM Floating IP Address>/index.html
デフォルトのIPアドレスの場合
ヒント
https://192.168.1.8/index.html
セキュリティ上、
上記のようにSSLを使うことを推奨します。
SSLが利用できない環境に
おいては、
“http:”でアクセスすることも可能です。
67
ログインと基本操作
ログイン/ログアウト
ログイン
前記のURLにWebブラウザからアクセスすると、
下記に示すようなログイン画面が表示され
ます。
ユーザ名、パスワードを入力し、[ログイン]ボタンをクリックしてください。
ユーザ名とパスワードの確認後、ログインします。
不一致の場合は、ログインできません。
68
「スタンバイEMカード」
をクリックすると、スタンバイEMカードへのログイン画面が表示さ
れます。
同様にユーザ名、パスワードを入力し、[ログイン]ボタンをクリックしてください。
ユーザ名/パスワードに関しては、3章を参照ください。
ヒント
ログアウト
ログアウトすると、下記の画面が表示されます。
「ログインページへ」をクリックすると、
ログインページに移行します。
69
画面の構成
画面の構成は、ヘッダ部、コンテンツ部、
フッタ部の3つの構成要素となります。
画面名称
各部の名称は、下図の通りです。
①-1
①
②-1
②-2
②
③
③-1
①…ヘッダ部
①−1:メニューバー
②…コンテンツ部
②−1:タイトル
②−2:タブ
③…フッタ部
③−1:コピーライト
70
基本操作
機能項目の選択
メニューバーの各項目をクリックすると、
選択した機能項目の内容がコンテンツ部に表示さ
れます。
機能項目内での選択
タブをクリックすることで、表示中の機能項目内で表示内容を変えることができます。
71
システムの状態表示
メニューバーの「ステータス表示」をクリックすると、システムの構成モジュールの状態表示画面に
移行します。
ログインに成功し、最初に表示されるのが、システムステータスの一覧表示画面です。
ヒント
ステータス表示一覧
「ステータス表示」
の
「一覧」
画面では、以下のようにCPUブレード、
スイッチモジュール、
筐体、
および
EMカードの状態を一覧表示します。
リロードボタン
ヒント
72
表示情報は自動では更新されませんので、最新情報を表示させる場合は、
「リロード」ボタン
をクリックしてください。
CPUブレードの一覧表示
CPUブレードの一覧表示は、下図のようになります。
左から、搭載位置、ブレード名、
STATUSランプの状態、
電源状態、IDランプの状態、実装状態、および
EXPRESSSCOPEエンジンのIPアドレスが表示されます。
また、
その隣には、
EXPRESSSCOPEエン
ジンのリモートマネジメント機能へのリンク、
および詳細情報表示への切り替えボタンが並びます。
「HTTP」
、
「HTTPS」
ボタンをクリックすると、
そのCPUブレードのEXPRESSSCOPEエンジンのリ
モートマネジメント機能のWebページが別ウインドウで起動されます。
「telnet」リンクをクリックすると、そのCPUブレードのEXPRESSSCOPEエンジンのコマンドライ
ンコンソールが別ウインドウで起動されます。
チェック
ヒント
E X P R E S S S C O P E エンジンのリモートマネジメント機能の詳細については、
「EXPRESSSCOPEエンジン ユーザーズガイド」をご参照ください。
telnetリンクについては、
管理用コンソールのOSやWEBブラウザの仕様や設定によっては使
用できない場合があります。
Windows XPのInternet Explorer Ver.6 および、Mozilla FireFox 2.0ではデフォルト設定で使
用できることを確認しております。
「詳細」ボタンをクリックすると、そのCPUブレードの詳細情報を表示します。
CPUブレードの詳細情報表示については、後述します。
重要
Express5800/120Bb-m6のような 2スロット幅を占有する CPUブレードを実装した
場合、実装した右側のスロットの表示は「未実装」と表示されます。
73
スイッチモジュールの一覧表示
スイッチモジュールの一覧表示は、下図のようになります。
左から、
搭載位置、
スイッチモジュール名、
STATUSランプの状態、
IDランプの状態、
実装状態、
および
スイッチモジュールのマネジメント用のIPアドレスが表示されます。また、
その隣には、マネジメン
ト機能へのリンク、および詳細情報表示への切り替えボタンが並びます。
「HTTP」
ボタンをクリックすると、
そのスイッチモジュールのマネジメント機能のWebページが別ウ
インドウで起動されます。
「telnet」リンクをクリックすると、そのスイッチモジュールのコマンドラインコンソールが別ウイ
ンドウで起動されます。
チェック
スイッチモジュールのマネージメント用のLANインターフェースで、
WEB機能サポートされ
ていない場合は、
[HTTP]ボタンは表示されません。
また、
telnet機能がサポートされていない
場合は、
telnetリンクをクリックしても別ウインドウが起動されるだけで、
スイッチモジュー
ルのコマンドラインコンソールは表示されません。
スイッチモジュールのマネジメント機能の詳細については、各スイッチモジュールのユー
ザーズガイドをご参照ください。
telnetリンクについては、
管理用コンソールのOSやWEBブラウザの仕様や設定によっては使
用できない場合があります。
Windows XPのInternet Explorer Ver.6 および、
Mozilla FireFox 2.0ではデフォルト設定で
使用できることを確認しております。
「詳細」ボタンをクリックすると、そのスイッチモジュールの詳細情報を表示します。
スイッチモジュールの詳細情報表示については、後述します。
重要
74
2スロット幅を占有する スイッチモジュールを実装した場合、
実装した右側のスロットの表
示は「未実装」と表示されます。
ブレード収納ユニットの一覧表示
ブレード収納ユニットの一覧表示は、下図のようになります。
左から、
ラック名、
ブレード収納ユニット名(エンクロージャ名)、
STATUSランプの状態、
電源状態、
ID
ランプの状態、
およびアクティブEMのIPアドレスが表示されます。
また、
その隣には、
アクティブEM
のコマンドラインコンソールへのリンク、
および詳細情報表示への切り替えボタンが並びます。
「telnet」
リンクをクリックすると、
アクティブEMのコマンドラインコンソールが別ウインドウで起
動されます。
ヒント
telnetリンクについては、
管理用コンソールのOSやWEBブラウザの仕様や設定によっては使
用できない場合があります。
Windows XPのInternet Explorer Ver.6 および、Mozilla FireFox 2.0ではデフォルト設定で使
用できることを確認しております。
「詳細」ボタンをクリックすると、ブレード収納ユニットの詳細情報を表示します。ブレード収納ユ
ニットの詳細情報表示については、後述します。
75
EMカードの一覧表示
EMカードの一覧表示は、下図のようになります。
左から、搭載スロット位置、
STATUSランプの状態、
ACTIVEランプの状態、
IDランプ、実装状態、
およ
びEMカードのフローティングIPアドレスが表示されます。
また、その隣には、現在接続中のEMとは
逆側のEMのWebコンソールへのリンク、
および各EMカードのコマンドラインコンソールへのリン
クと詳細情報表示への切り替えボタンが並びます。
「HTTP」
「
、HTTPS」
ボタンをクリックすると、
そのEMカードのWebコンソールが別ウインドウで起
動されます。
「telnet」リンクをクリックすると、そのEMカードのコマンドラインコンソールが別ウインドウで
起動されます。
ヒント
telnetリンクについては、
管理用コンソールのOSやWEBブラウザの仕様や設定によっては使
用できない場合があります。
Windows XPのInternet Explorer Ver.6 および、Mozilla FireFox 2.0ではデフォルト設定で使
用できることを確認しております。
「詳細」
ボタンをクリックすると、
そのEMカードの詳細情報を表示します。
EMカードの詳細情報表示
については、後述します。
76
システムの詳細情報表示
CPUブレードの詳細情報
CPUブレードの一覧表示画面で、
「詳細」
ボタンをクリックすると、
以下のような詳細情報画面に移行
します。
タブには、搭載位置が表示されます。
表示内容は、上から、搭載位置、STATUSランプの状態、電源状態、LCD、IDランプの状態、および
EXPRESSSCOPEエンジンのIPアドレスです。
タブをクリックすることで、
詳細表示するCPUブレードを切り替えることが出来ます。
IDランプの行
の
「オン」
ボタン、
「オフ」
ボタンをクリックすることで、
このCPUブレード上のIDランプを操作するこ
とが出来ます。
「 HTTP」、あるいは「HTTPS」ボタンをクリックすると、このCPUブレード上の
EXPRESSSCOPEエンジンのWebページが別ウインドウで起動されます。
「telnet」
リンクをクリッ
クすると、そのCPUブレードのEXPRESSSCOPEエンジンのコマンドラインコンソールが別ウイン
ドウで起動されます。
チェック
ヒント
EXPRESSSCOPEエンジンについては、
「EXPRESSSCOPEエンジン ユーザーズガイド」を
ご参照ください。
telnetリンクについては、
管理用コンソールのOSやWEBブラウザの仕様や設定によっては使
用できない場合があります。
Windows XPのInternet Explorer Ver.6 および、Mozilla FireFox 2.0ではデフォルト設定で使
用できることを確認しております。
77
スイッチモジュールの詳細情報
スイッチモジュールの一覧表示画面で、
「詳細」ボタンをクリックすると、以下のようなスイッチモ
ジュールの詳細情報画面に移行します。
タブには、搭載位置が表示されます。
表示内容は、上から、搭載位置、STATUSランプの状態、CPUフォルト状態、温度状態、IDランプの状
態、およびスイッチモジュールのマネジメント機能のIPアドレスです。
タブをクリックすることで、
詳細表示するスイッチモジュールを切り替えることが出来ます。IDラン
プの行の
「オン」ボタン、
「オフ」
ボタンをクリックすることで、
このスイッチモジュール上のIDランプ
を操作することが出来ます。
「HTTP」
ボタンをクリックすると、このスイッチモジュール上のマネジ
メント用のWebページが別ウインドウで起動されます。
「telnet」リンクをクリックすると、そのス
イッチモジュールのコマンドラインコンソールが別ウインドウで起動されます。
チェック
スイッチモジュールのマネージメント用のLANインターフェースで、
WEB機能サポートされ
ていない場合は、[HTTP]ボタンは表示されません。
また、telnet機能がサポートされていない場合は、telnetリンクをクリックしても別ウインド
ウが起動されるだけで、
スイッチモジュールのコマンドラインコンソールは表示されません。
スイッチモジュールについては、
各スイッチモジュールのユーザーズガイドをご参照くださ
い。
ヒント
78
telnetリンクについては、
管理用コンソールのOSやWEBブラウザの仕様や設定によっては使
用できない場合があります。
Windows XPのInternet Explorer Ver.6 および、Mozilla FireFox 2.0ではデフォルト設定で使
用できることを確認しております。
ブレード収納ユニットの詳細情報
ブレード収納ユニットの一覧表示画面で、
「詳細」
ボタンをクリックすると、
以下のようなブレード収
納ユニットの詳細情報画面に移行します。
タイトル欄に「ブレード収納ユニット名(エンクロージャ名)」が表示されます。
表示内容は、
上から、
ラック名、
ブレード収納ユニット名(エンクロージャ名)、
STATUSランプの状態、
電圧状態、電源状態、
LCD、IDランプの状態、およびアクティブEMのIPアドレスです。
IDランプの行の「オン」ボタン、
「オフ」
ボタンをクリックすることで、
SIGMABLADEモニター上のID
ランプを操作することが出来ます。
「telnet」
リンクをクリックすると、
アクティブEMのコマンドラインコンソールが別ウインドウで起
動されます。
ヒント
telnetリンクについては、
管理用コンソールのOSやWEBブラウザの仕様や設定によっては使
用できない場合があります。
Windows XPのInternet Explorer Ver.6 および、Mozilla FireFox 2.0ではデフォルト設定で使
用できることを確認しております。
79
EMカードの詳細情報
EMカードの一覧表示画面で、
「詳細」
ボタンをクリックすると、以下のようなEMカードの詳細情報画
面に移行します。
表示内容は、
上から、
搭載スロット位置、
STATUSランプの状態、
ACTIVEランプの状態、
IDランプの状
態、およびEMカードのフローティングIPアドレスです。
タブをクリックすることで、詳細表示するEMカードを切り替えることが出来ます。
IDランプの行の「オン」ボタン、
「オフ」ボタンをクリックすることで、
そのEMカードのIDランプを操
作することが出来ます。
「 HTTP」
あるいは
「HTTPS」ボタンをクリックすると、このEMカード上のWebコンソールが別ウイ
ンドウで起動されます。
「telnet」
リンクをクリックすると、
そのEMカードのコマンドラインコンソールが別ウインドウで起
動されます。
ヒント
80
telnetリンクについては、
管理用コンソールのOSやWEBブラウザの仕様や設定によっては使
用できない場合があります。
Windows XPのInternet Explorer Ver.6 および、Mozilla FireFox 2.0ではデフォルト設定で使
用できることを確認しております。
環境設定
メニューバーの
「環境設定」
をクリックすると、
EMカードの持つ設定内容を参照/編集する画面に移
行します。
また、設定ファイルのバックアップやリストアを行うこともできます。
設定ファイルについては、3章の「設定ファイル」を参照してください。
ヒント
設定の編集
EMカードにおける様々な設定は、専用の設定ファイルにて行いますが、このページでは、その設定
ファイルの編集を行い、設定を適用することができます。
EMカードネットワーク
EMカードのIPアドレス、
ネットマスク、
ゲートウェイアドレス、
DHCPベースアドレス、
DHCP
ゲートウェイアドレス、NTPサーバIPアドレスを設定します。
① EMカード IPアドレス:
EM自身のIPアドレスを設定します。
② EMカード ネットマスク:
EM自身のサブネットマスクを設定します。
③ EMカード ゲートウェイアドレス:
デフォルトゲートウェイを設定します。
81
ブレード収納ユニットに実装される2枚のEMカードでは、合計4個のIPアドレスを使用しま
す。これらは、実装するスロットに固定される「固定IP」と、実装スロットによらずアクティブ
EM/スタンバイEMで使用する「フローティングIP」があります。
「固定IP」
は、
最下位ビットにより実装スロットと対応付けられます。
「フローティングIP」
の最
下位ビットは、アクティブEMが“0”となり、スタンバイEMが“1”となります。
重要
EMカードを2枚実装していなくても、4個のIPアドレスがEM用として確保されますので、
その他の機器のIPアドレスと重ならないようにしてください。
ヒント
EM自身のIPアドレスは、
下位2ビットで上記4個のIPアドレスを分類します。
具体的には下記
の通りです。
00b:アクティブEMが使用する「フローティングIP」
01b:スタンバイEMが使用する「フローティングIP」
10b:スロット#1に搭載されたEMの
「固定IP」
11b:スロット#2に搭載されたEMの
「固定IP」
デフォルトの設定は、以下の通りとなります。
アクティブEM「フローティングIP」
: 192.168.1.8/24
スタンバイEM「フローティングIP」
: 192.168.1.9/24
スロット#1のEMの「固定IP」
:
192.168.1.10/24
スロット#2のEMの「固定IP」
:
192.168.1.11/24 チェック
「EMカードIPアドレス」の最後の数値は4の倍数になっていますか?
「EMカードIPアドレス」
では、
アクティブEMが使用する
「フローティングIP」
を指定します。
最
後の欄が4の倍数でない場合、EMカード側で下位2ビットを00bとして設定します。
④ EMカード DHCP ベースアドレス:
CPUブレードとスイッチモジュールのマネジメン
トI/FのIPアドレスを、EMのDHCP機能で割り当
てる際のベースアドレスを指定します。
⑤ EMカード DHCP ゲートウェイアドレス:EMのDHCP機能でIPアドレスを配布する際に
同時に設定されるデフォルトゲートウェイを
指定します。
EMカードのDHCP機能で割り当てられるIPアドレスは下記の通りとなります。
− スロット番号1に実装されたCPUブレード:ベースアドレス+0
− スロット番号2に実装されたCPUブレード:ベースアドレス+1
− スロット番号3に実装されたCPUブレード:ベースアドレス+2
:
− スロット番号8に実装されたCPUブレード:ベースアドレス+7
− スロット番号1に実装されたスイッチモジュール:ベースアドレス+8
− スロット番号2に実装されたスイッチモジュール:ベースアドレス+9
:
− スロット番号6に実装されたスイッチモジュール:ベースアドレス+13
82
重要
CPUブレード/スイッチモジュールのマネジメントI/FのIPアドレスは、
上記のようにベー
スアドレスを基点に割り付けられます。指定した“ベースアドレス”から“ベースアドレス+
23”
までの連続したアドレスが、
その他の機器のIPアドレスと重ならないようにしてくださ
い。
チェック
EMカードと同一のサブネットとなるように“ベースアドレス”が設定されています
か?
サブネットマスクはEMカード用の値と同じものが使用されます。
“ベースアドレス+23”の値が 254を超えていませんか?
⑥ EMカード NTPサーバIPアドレス:EMカードのDHCP機能で、CPUブレードやスイッチ
モジュールのマネジメントI/FのIPアドレスを配布す
る際に、
外部NTPサーバのIPアドレスも配布させたい
場合に指定します。
83
電源管理
EMカードが行う電源制御モードを指定します。
AC二重化モード:
4つの電源ユニット(PSU)に対して、PSU1とPSU2をAグループ、
PSU3とPSU4をBグループとして、
AC電源供給を2系統に分けて冗
長化するモードです。
個別電源冗長モード: 個々のPSUをグループ化せずに独立したものとして制御し、必要
なPSUの個数より1つ余分に使用することで冗長化するモードで
す。
デフォルト設定は、
「AC二重化モード」になります。
ヒント
重要
84
N8405-023 (2250W) PSU を使用する場合は、必ず「AC二重化モード」を指定してく
ださい。また、N8405-017 (1500W) PSU とN8405-023 (2250W) PSU は混在
して搭載することは出来ません。
ラック
ブレード収納ユニットを搭載するラックに関する情報を設定します。
① ラック名:ラックの名前を設定します。
ヒント
ESMPRO/ServerManagerで扱える文字は、
すべて半角で、
英数字とピリオド、
ハイフン、
アン
ダースコアのみになりますので、ここで設定する名称も、この範囲内で設定することを推奨
します。
② ラックの高さ:ラックの高さを設定します。
85
ブレード収納ユニット
ブレード収納ユニットに関する情報を設定します。
① ブレード収納ユニット名:ブレード収納ユニットの名前を設定します。
ヒント
ESMPRO/ServerManagerで扱える文字は、
すべて半角で、
英数字とピリオド、
ハイフン、
アン
ダースコアのみになりますので、ここで設定する名称も、この範囲内で設定することを推奨
します。
② ラック搭載位置: ブレード収納ユニットを搭載するラック内の位置を、
下から数えたU数
で設定します。位置は搭載装置の底面を指します。
(1オリジン)
86
DianaScope
DianaScopeとの連携に関する情報を設定します。
① DianaScope連携の有効: 連携を有効にするか無効にするかを指定します。
デフォルト値
は、“有効”になっています。
② アクセス先1 IPアドレス/ポート:DianaScope ManagerのIPアドレスとポートを指定
します。
構成変更通知の一次通報先として使用されま
す。
デフォルト値は、
0.0.0.0となっており、
構成変更通
知は行われません。
③ アクセス先2 IPアドレス/ポート:DianaScope ManagerのIPアドレスとポートを指定
します。
構成変更通知の二次通報先として使用されま
す。
デフォルト値は、
0.0.0.0となっており、
構成変更通
知は行われません。
87
CPUブレード
システムにACが給電された後、
CPUブレードに電源を投入する際に、
CPUブレードに対して
電源投入許可を出すまでのディレイ時間を指定します。
88
ヒント
本機能は主にFCスイッチモジュールを介してSUNブートを行う際に使用します。 通常は、
ディレイ無し(“0”秒を指定)でお使いいただけます。
重要
ディレイ期間中は、CPUブレードのパワーボタンを押下しても電源オンはされません。指定
されたディレイ期間が経過するのをお待ちください。
スイッチモジュール
スイッチモジュールに対して、スロット毎に名前を指定できます。
ヒント
ESMPRO/ServerManagerで扱える文字は、
すべて半角で、英数字とピリオド、ハイフン、
アンダースコアのみになりますので、
ここで設定する名称も、
この範囲内で設定すること
を推奨します。
スイッチモジュール名は、
搭載スロットに対して付けられます。
搭載スロット位置を変更
すると、変更後の搭載スロットに対応した名称となります。
重要
スイッチモジュールを実装していないスロット、もしくは 2スロット幅を占有する スイッ
チモジュールを実装した右側のスロットの スイッチモジュール名は変更しても初期値に戻
ります。
89
SNMP
SNMPに関する情報を設定します。
① GETコミュニティ名: SNMPでEMから情報を取得する際のコミュニティ名を指定しま
す。最大18文字の ASCII文字列です。デフォルト値は“public”と
なっています。
「コミュニティ名を設定する」
のチェックボックスを
外すと、コミュニティ名は現在の設定のままになります。
② SETコミュニティ名: SNMPでEMに対して情報を設定する際のコミュニティ名を指定
します。最大18文字の ASCII文字列です。デフォルト値は
“public”
となっています。
「コミュニティ名を設定する」のチェックボック
スを外すと、コミュニティ名は現在の設定のままになります。
③ SET機能の使用:SNMPでEMに対する情報設定機能を使用するか、使用しないかを設定
します。
ヒント
ESMPRO/ServerManagerから、CPUブレードやスイッチモジュールなどのIDランプをリ
モート操作する場合は、
このSET機能が使用されますので、
“使用する”を選択してください。
④ TRAPコミュニティ名: SNMPでEMに対して、
トラップ送信を行う際のコミュニティ名
を指定します。最大18文字の ASCII文字列です。
デフォルト値は
“public”
となっています。
「コミュニティ名を設定する」
のチェッ
クボックスを外すと、
コミュニティ名は現在の設定のままになり
ます。
90
⑤ マネージャ アドレス:
SNMPトラップの通報先IPアドレスを指定します。通報先は、最
大3か所を指定できます。
デフォルト値は、
3か所とも
“0.0.0.0”
と
なっています。
“0.0.0.0”のアドレスにはトラップ送信を行いま
せん。
設定された全ての通報先にトラップ送信を行います。
ヒント
⑥ 言語: SNMPトラップで送信するメッセージの言語を指定します。
プルダウンメニューか
ら選択してください。
⑦ TRAPロスト対策の有効: 有効/無効を指定します。
SNMPトラップをESMPRO/ServerManagerで受け取る場
合、
ここの設定を
“有効”
にすると、
ESMPRO/ServerManager
から受信完了応答が返されるようになります。
TRAPロスト対
策とは、EMが受信完了応答を受け取ることでトラップの到達
を確認し、
受信完了応答が無い場合にトラップ送信をリトライ
することで、トラップがロストすることを防止する機能です。
重要
TRAPロスト対策は、SNMPトラップをESMPRO/ServerManagerで受け取る場合のみ
有効に機能します。
以下の設定は、TRAPロスト対策を“有効”にした場合に使用されます。
⑧ ACK待ち時間: ESMPRO/ServerManagerからのトラップ受信完了応答を受け取る際
の最大待ち時間を指定します。デフォルト値は 10秒です。
⑨ 最大リトライ数:ESMPRO/ServerManagerからのトラップ受信完了応答を、
「ACK待ち
時間」
で指定した時間以内に受信できなかった場合に行うリトライ回数
を指定 します。
⑩ リザルト ポート: ESMPRO/ServerManagerからのトラップ受信完了応答を受け取るた
めのポート番号を指定します。
デフォルト値は
“5002”
で、
通常は変更す
る必要 はありません。
91
その他の設定
SIGMABLADEモニターのLCDバックライトを自動的にオフするまでの時間や、
EMのシスロ
グを外部ログサーバに飛ばす際の設定を行います。
① SIGMABLADEモニター バックライトオフまでの時間:秒単位で指定します。
② Syslogサーバの使用:EMのシスログをEM内部に記録するのではなく、外部のsyslog
サーバに飛ばす場合に、
“使用する”
に設定します。
デフォルトは
“使
用しない”になっています。
③ SyslogサーバのIPアドレス: syslogサーバを使用する場合の使用するsyslogサーバのIP
アドレスを指定します。デフォルト値は、
“0.0.0.0”です。
92
適 用
編集した内容を
「設定ファイル」
に書き込み、
適用するには、
画面の一番下にある
「適用」
ボタン
をクリックします。EMカードを2枚搭載している場合、
双方のEMカードに同じ設定が適用さ
れます。
「適用」
ボタンをクリックすると、
Web画面に書き込まれた内容をチェックし、
問題が無い場合
は、設定ファイル(/var/nvdata/rw_poem.conf)に内容を書き込み、適用を実行します。
ヒント
何らかの問題が検出された場合は、ページの先頭にエラーメッセージを表示し、問題のある
項目を赤字で表示します。
(下図)
93
重要
チェック
適用を行うと、EMカードをリブートします。EMカードを2枚搭載している場合は、双方の
EMカードをリブートします。
リブート中は、
ブリッジ機能やSNMP機能も停止しますので、
CPUブレードやスイッチモジュールのマネジメントLANを介した接続が一時的に切断され
ます。また、ESMPRO/ServerManagerによるシステム監視も一時的に不可になります。
タイムアウトなどになりましたら、アクティブEMのリブートが完了した後に再接続するよ
うにしてください。
EMカードを2枚搭載している場合、スタンバイEMも正常に動作していますか?
スタンバイEMが起動中や異常な場合、適用を実行することができません。スタンバイEMの
準備が出来るまでしばらく待ってから実行してください。
もし、スタンバイEMが異常な場合
は、取り外してから実行してください。
「リセット」ボタンをクリックすると、現在の設定の内容が表示されます。
94
設定のバックアップ
EMの持つ環境設定のバックアップを行うことができます。
環境設定の画面で、
「設定のバックアップ」
タブをクリックすると、下記に示す画面に移行します。
バックアップ実行
「実行」
ボタンをクリックすると、
バックアップファイルを保存する場所を指定するためのダ
イアログが表示されます。
保存場所とファイル名を決定してください。
保存場所とファイル名
を確定すると、バックアップが実行されます。
95
設定のリストア
前述した方法でバックアップした環境設定のバックアップファイルをEMカードに読み込んで、
適用
することが出来ます。
重要
適用を行うと、EMカードをリブートします。EMカードを2枚搭載している場合は、双方の
EMカードをリブートします。
リブート中は、ブリッジ機能やSNMP機能も停止しますので、
CPUブレードやスイッチモジュールのマネジメントLANを介した接続が一時的に切断され
ます。また、ESMPRO/ServerManagerによるシステム監視も一時的に不可になります。
タイムアウトなどになりましたら、アクティブEMのリブートが完了した後に再接続するよ
うにしてください。
EMカードを2枚搭載している場合、スタンバイEMも正常に動作していますか?
スタンバイEMが起動中や異常な場合、
適用を実行することができません。
スタンバイEMの
チェック
準備が出来るまでしばらく待ってから実行してください。
もし、スタンバイEMが異常な場合
は、取り外してから実行してください。
リストア元ファイルの選択
「参照」
ボタンをクリックすると、
ファイルを選択するダイアログが表示されますので、
適用し
たい環境設定のバックアップファイルを選択してください。
適 用
リストア元ファイルを選択後、
「実行」
ボタンをクリックすると、
指定のリストア元ファイルを
EMカードに転送し、設定が適用されます。
96
重要
リストア元ファイルは、
前述した方法でバックアップした環境設定のバックアップファイル
を指定してください。
ヒント
編集した設定ファイル(/var/nvdata/rw_poem.conf)を適用する場合は、
3章で説明しましたコ
マンドラインコンソールから行う方法にて実施してください。
パスワード設定
メニューバーの「パスワード設定」
をクリックすると、
EMカードのパスワードやSIGMABLADEモニ
ターのパスワード、DianaScope連携のためのパスワードを変更するための画面に移行します。
EMカードのパスワードの変更
「EMカード」タブをクリックすると、下記に示す画面に移行します。
パスワードの入力
古いパスワード :現在設定されているパスワードを入力してください。
新しいパスワード:新しく設定するパスワードを入力してください。
新しいパスワード(確認)
:確認のため、
新しく設定するパスワードを再入力してください。
入力文字は“●”で表現され、入力文字自体は表示されません。
ヒント
適 用
各パスワード入力欄を適切に入力後、
「適用」
ボタンをクリックすると、
古いパスワード欄に入
力した文字列と現在のパスワードとの比較を行います。
パスワードが一致した場合は、2か所
の新しいパスワード欄に入力した文字列を比較します。文字列が一致した場合に、
その文字列
を新パスワードとして変更します。
不一致の場合は、その旨表示を行い、パスワード変更は行いません。
97
SIGMABLADEモニターのパスワードの変更
「SIGMABLADEモニター」タブをクリックすると、下記に示す画面に移行します。
パスワードの使用
SIGMABLADEモニターのパスワードを使用するかしないかを指定します。
「使用しない」
を選
択し、適用できた場合、SIGMABLADEモニターの操作でパスワードの入力操作がスキップさ
れます。
パスワードの入力
古いパスワード :現在設定されているパスワードを入力してください。
新しいパスワード:新しく設定するパスワードを入力してください。
新しいパスワード(確認)
:確認のため、
新しく設定するパスワードを再入力してください。
入力文字は“●”で表現され、入力文字自体は表示されません。
ヒント
各パスワード入力欄を適切に入力後、
「適用」
ボタンをクリックすると、
古いパスワード欄に入
力した文字列と現在のパスワードとの比較を行います。
パスワードが一致した場合は、2か所
の新しいパスワード欄に入力した文字列を比較します。文字列が一致した場合に、
その文字列
を新パスワードとして変更します。
不一致の場合は、その旨表示を行い、パスワード変更は行いません。
98
DianaScope連携のためのパスワードの変更
「DianaScope」タブをクリックすると、下記に示す画面に移行します。
パスワードの入力
古いパスワード :現在設定されているパスワードを入力してください。
新しいパスワード:新しく設定するパスワードを入力してください。
新しいパスワード(確認)
:確認のため、
新しく設定するパスワードを再入力してください。
入力文字は“●”で表現され、入力文字自体は表示されません。
ヒント
適 用
各パスワード入力欄を適切に入力後、
「適用」
ボタンをクリックすると、
古いパスワード欄に入
力した文字列と現在のパスワードとの比較を行います。
パスワードが一致した場合は、2か所
の新しいパスワード欄に入力した文字列を比較します。文字列が一致した場合に、
その文字列
を新パスワードとして変更します。
不一致の場合は、その旨表示を行い、パスワード変更は行いません。
99
ログ管理
メニューバーの
「ログ管理」
をクリックすると、
EMカードのログを取得するための画面に移行します。
EMカードのログ採取
EMカードのログを採取します。
ヒント
採取されるログの内容は、
コマンドラインコンソールの“collect”コマンドで採取するものと
同一です。
「実行」
ボタンをクリックすると、
ログファイルを保存する場所を指定するためのダイアログ
が表示されます。
保存場所とファイル名を決定してください。
保存場所とファイル名を確定す
ると、ログ採取処理が実行されます。
100
ファームウェアアップデート
メニューバーの
「アップデート」をクリックすると、
EMカードのファームウェアをアップデートする
ための画面に移行します。
EMカードのファームウェアアップデート
EMファームウェアのアップデートを行います。
アップデートデータの場所
アップデートデータの場所は、
「ローカルのファイル」になります。
Webコンソールをご使用のコンピュータ上のファイルが対象です。
アップデートデータファイルの選択
「参照」
ボタンをクリックすると、
ファイルを選択するダイアログが表示されますので、
適用し
たいアップデートデータファイルを選択してください。
アップデートデータファイルは、
以下のファイルが入った
“*.tgz”
ファイルが対象となります。
ヒント
−“em.kernel”.......
−“em.rfs”.............
−“u-boot.bin”……
カーネルイメージファイル
ファイルシステムイメージファイル
u-bootイメージファイル
101
適 用
「実行」ボタンをクリックすると、
選択したファイルをEMカードに転送し、アップデートが実
行されます。
重要
本機能で行うアップデートは、接続中のEMカードに対して実行されます。アクティブEMの
Webコンソールから実行した場合は、
アクティブEMに対して実行されます。
スタンバイEM
側のWebコンソールから実行することを推奨致します。
アップデートが実行されると、対象のEMカードは自動的にリブートを実行します。
EMカードを2枚搭載してEM二重化構成の状態で、
アクティブEM側で実行した場合は、EM
のスイッチオーバが起動し、アクティブEMが切り替わります。
EMカードを1枚構成でご利用の場合は、
EMのリブート中、
ブリッジ機能やSNMP機能も停
止しますので、
CPUブレードや、
スイッチモジュールのマネジメントLANを介した接続が一
時的に切断されます。
また、
ESMPRO/ServerManagerによるシステム監視も一時的に不可になります。
タイム
アウトなどになりましたら、EMのリブートが完了した後、再接続するようにしてください。
アップデート実行中は以下の画面が表示されます。
ヒント
102
本画面は自動的に更新されませんので、時間を置いて「リロード」ボタンをクリックし、状態
を確認するようにしてください。
アップデートが完了し、EMがリブートすると「リロード」ボタンをクリックしてもこの画面
が表示されなくなります。
確 認
アップデートが完了し、EMリブートから復帰できましたら、再び当Webコンソール機能にロ
グインして、レビジョンの確認を行ってください。
メニューバーの
「EMカードについて」
をクリックすると、
下記の画面が表示され、
EMファーム
ウェアのレビジョンを確認することができます。
103
∼Memo∼
104