群馬弁護団ニュース第3号 - 原子力損害賠償群馬弁護団

原子力損害賠償群馬弁護団ニュース(NO3)
2014年(平成26年)1月
故郷を・普通の生活を返せ!こどもの未来を奪うな!
群馬弁護団ニュース NO3
原子力損害賠償群馬弁護団
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【発行】原子力損害賠償群馬弁護団(団長)鈴木克昌
【連絡先】〒371-0844
前橋市古市町1-50-1吉野屋ビル303
新前橋法律事務所内
[TEL]027-251-7871 [FAX]027-251-7989
■第2次提訴説明会を開催
2月8日
午後1時30分~
■裁判が始まります!
第1回口頭弁論の期日
4月25日を予定!
(詳細は2面)
裁判の年を迎えて
な備えをしませんでした。各地で行われている裁判
原子力損害賠償群馬弁護団
【団 長】 鈴 木 克
では、東電は、原子力損害賠償法で責任があること
昌
を認めるから、詳しい過失の有無の審理に入る必要
はないと言っていますが、まず、東電の責任を具体
東京電力と国の責任
を明らかにしよう
的にあきらかにすることが、ぜひとも必要です。
国も、同様に、巨大な地震や津波の襲来を意識しな
がら指導を怠ったままでしたが、この経過も明確に
して行きたいと思います。
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年9月11日に訴訟を提起した後、
これまで、印紙代の負担に関する訴訟救助の申立を
また、原発事故によって、原告の皆様が受けた筆
行ってきましたが、今年は、いよいよ、実質的な審
舌に尽くしがたい困難を受けたことも明かにして、
理に入ります。東電と国の責任を明確にするために
裁判所に、被害の深刻さを訴え
全力で取り組みたいと思います。
て行きましょう。
東電は、福島第一原発が巨大な地震や津波に襲わ
れる可能性があることに気がついていながら、充分
訴訟への皆様のいっそうのご
協力をお願いいたします。
今年もよろしくお願いします
≪群馬弁護団一同≫
≪弁 護 団 事 務 局≫
(団 長) 鈴木 克昌
(副 団 長)石原栄一
(事 務 局 長)関夕三郎
(事務局次長)門馬 義昭
(
同
)舘山 史明
青木
(事務局)長谷川亮輔
( 同 )稲毛 正弘
( 同 )宮武 優
栗原
貴志
辻
智之
松井
大輔
小暮
清人
辻
藍
松浦
貴之
小嶋
一慶
東條
宏
松島
温
古平
弘樹
徳島
里絵
眞庭裕一郎
中田
太郎
村越
芳美
中山
弓子
茂木
敦
佐々木 弘道
奈良
浩樹
茂木
一博
佐藤
亮
野上
真彦
森田
陽介
柴田
忍
野口
知聖
谷田
良
小和瀬
斎藤
聡
匠
一郎
板橋
俊幸
織田
直樹
嶋田 久夫
萩本
強志
栁澤
和良
赤石あゆ子
市村
大介
笠本
秀一
下山
順
橋爪ひろみ
湯澤
晃
天田
昭夫
入澤
裕樹
金井
勇樹
反町
大
長谷川 千晶
新井
崇司
大竹由希子
神谷
保夫
都木
幹仁
林
池田
貴明
小川
昌幸
川越
伸裕
多湖
翔
原田
英明
石井
妙子
小坂
景子
木村
仁美
田島慎太郎
平井
優一
石井
英智
小澤
真吾
熊川
俊充
田中
舩戸いずみ
暖子
高弘
原子力損害賠償群馬弁護団ニュース(NO3)
第二次提訴に向けた
説明会のご案内
2014年(平成26年)1月
で,こういう訴訟があることを知って興味を持ったと
いう方や,第一次提訴に加わりたかったが間に合わな
かったという方等を対象に募集します。
■日時:2月8日(土)午後1時30分開会
■場所:群馬県庁・昭和庁舎35会議室
国が消滅時効を理論上主張することができない訴訟
を提起する最後の機会です。
昨年の提訴に向けた説明会
原発事故による被害者の過
今回の第二次提訴は,本年3月11日までに,第一
酷な状況とともに、国と東
次訴訟と同内容の訴訟を前橋地方裁判所に提起する予
京電力の責任を明らかにし
定です。福島県内からの避難者の方及びその家族の方
ていきましょう。
いよいよ裁判開始!弁護団の準備進む
■4月25日(金)午前11時開廷(予定)■前橋地方裁判所
第1回口頭弁論に向けて
【事務局長】
関
夕三郎
新年あけましておめでとうございます。
年末から年始に掛けて,原告の皆様には,
プロフィール陳述書の作成や住民票など
で,この裁判ではどういった点に焦点を当てていくの
か,また,その焦点について双方がどのように主張・
立証を展開していく見込みであるのかといったことが
議論されることになると予想されます。
原告のどなたか、裁判官に向かって
の取り付けをお願いいたしました。お忙
自分たちの思いを述べて下さい
しい中ご協力いただきまして,誠にあり
がとうございました。お陰様で非常に円
滑に準備を進めることができました。
さて,法廷で裁判が開かれる日(「口頭弁論」と言
います )の候補日が決まり,平成26年4月25日
(金)午前11時になりました。所要時間は30分か
ら1時間程度になると思います。場所は,前橋地方裁
判所の第21号法廷の予定です。
原告の皆様はもちろん,裁判に加わっておられない
避難者の方々や避難者の支援に関心をお持ちの方,多
くの皆様に傍聴にお越し頂きたいと思います。
なお,原告の皆様には,後日,担当の弁護士より,
それから,弁護団では,原告の中の代表者の方に,
この裁判に対する思いを裁判官に向かって述べて頂く
機会を設けたいと考えています。今後,裁判所と協議
した上で,弁護団の方から原告の中のどなたかにお声
お掛けいたしますが,その際はよろしくお願いいたし
ます。
当日までには,もう少し具体的なお話しをご案内で
きるのではないかと思っています。まずは,皆様には
4月25日午前11時のご予定を是非とも空けておい
ていただきたいと思います。
第1回口頭弁論の当日に裁判所までお越し頂けるか確
認のご連絡をさせていただくと思いますので,よろし
くお願いいたします。
第1回口頭弁論では,既に原告
側から裁判所に提出してある訴状
や証拠,また,これから東京電力
と国から提出されてくる反論の答
弁書(※参照)などの提出に関す
る事務的な手続が行われます。
また,東京電力と国から提出され
てくる答弁書の内容も踏まえた上
■後を絶たない汚染
水問題も深刻です■
(※) 民事裁判は,「主張」と「立証」を分け
て行うことになっています。「立証」は証拠によっ
て行うわけですが,「主張」は主張を記載した書
面を提出することになっています。原告側が一番
最初に提出する主張書面が「訴状」に他なりませ
ん。他方,訴状に対して被告側が一番最初に提出
してくる主張書面を「答弁書」と呼びます。そし
て,その後も原告側,被告側から主張書面を提出
して議論を戦わせていきますが,二番目以降の書
面は原告側・被告側を問わず「準備書面」と呼ぶ
ことになっています。