9 月の基準価額下落について - 大和投資信託

2008 年 10 月 1 日
ダイワ世界債券ファンド(毎月分配型)(愛称:ワールドプライム)
9 月の基準価額下落について
大和証券投資信託委託株式会社
公社債運用部
「ダイワ世界債券ファンド(毎月分配型)」の基準価額は、2008 年 8 月末(29 日)の 9,558
円から、9 月 30 日現在では 8,827 円まで大幅に値下がりしています。これを修正基準価額
(分配金税引前再投資ベース)でみますと、2008 年 8 月 29 日の 11,493 円から 2008 年 9 月
30 日に 10,707 円まで値下がりしており、当該期間の騰落率は▲6.84%となっています。
<2008/8/29~2008/9/30 の要因分析>
修正基準価額
変化
債券要因
為替要因
信託報酬要因
2008/08/29
11,493
-786.3
80.5
-854.0
-12.8
2008/09/30
10,707
-6.84%
0.70%
-7.43%
-0.11%
*修正基準価額は小数点以下第 1 位を四捨五入して表示していますが、変化および騰落率は小数点以下を反映しています。
<通貨別要因分析>
債券要因
2008/08/29比:円
騰落率
通貨圏計(2008/08/29比:円)
騰落率
為替要因
2008/08/29比:円
騰落率
通貨圏計(2008/08/29比:円)
騰落率
要因総計
2008/08/29比:円
騰落率
通貨圏計(2008/08/29比:円)
騰落率
USD
18.1
0.16%
18.1
0.16%
CAD
0.4
0.00%
0.4
0.00%
AUD
17.5
0.15%
17.5
0.15%
GBP
10.6
0.09%
10.6
0.09%
EUR
19.3
0.17%
19.3
0.17%
SEK
8.7
0.08%
USD
-107.7
-0.94%
-107.7
-0.94%
CAD
-92.3
-0.80%
-92.3
-0.80%
AUD
-220.3
-1.92%
-220.3
-1.92%
GBP
-122.5
-1.07%
-122.5
-1.07%
EUR
-139.3
-1.21%
-139.3
-1.21%
SEK
-63.4
-0.55%
USD
-89.6
-0.78%
-89.6
-0.78%
CAD
-91.9
-0.80%
-91.9
-0.80%
AUD
-202.9
-1.77%
-202.9
-1.77%
GBP
-111.9
-0.97%
-111.9
-0.97%
EUR
-120.0
-1.04%
-120.0
-1.04%
SEK
-54.7
-0.48%
DKK
5.6
0.05%
NOK
1.6
0.01%
PLZ
0.9
0.01%
CZK
-0.7
-0.01%
HUF
-1.6
-0.01%
PLZ
-19.6
-0.17%
CZK
-6.1
-0.05%
HUF
-10.0
-0.09%
CZK
-6.8
-0.06%
HUF
-11.6
-0.10%
14.6
0.13%
DKK
-43.0
-0.37%
NOK
-29.8
-0.26%
-171.9
-1.50%
DKK
-37.4
-0.33%
NOK
-28.2
-0.25%
PLZ
-18.7
-0.16%
-157.3
-1.37%
上の表は、当該期間の修正基準価額の要因分析を示したものです。債券要因は概ね各通
貨でプラスとなり、全体では基準価額が 0.70%値上がりする要因となっています。その一
方で、為替市場ではすべての投資対象通貨に対する円高が大幅に進行した影響により、為
替要因が基準価額に対して 7.43%と大幅なマイナス寄与となっています。この円独歩高は、
米国発の金融危機が大きく影響しています。9 月 15 日には、経営危機に陥っていた米国第
4 位の大手証券会社リーマン・ブラザーズ社が連邦破産法 11 条に基づく会社更生手続きの
適用を裁判所に申請し、その後、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ
(AIG)が実質的に公的管理下となりました。また、25 日には貯蓄貸付機関最大手であ
るワシントン・ミューチュアルが業務停止命令を受け、大手米銀JPモルガン・チェース
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更されることがあります。■当資料中における運用実績等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。■分配金額は、収益
分配方針に基づいて委託会社が決定します。あらかじめ一定の額の分配をお約束するものではありません。分配金が支払われない場合もあります。■投資信託は、預金や保険契
1
約とは異なり、預金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。■証券会社以外でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。
当ファンドの取得をご希望の場合には投資信託説明書(交付目論見書)を販売会社よりお渡しいたしますので、必ず内容をご確認いただき、投資に関する最終決定はお客さまご
自身の判断でなさるようお願い申し上げます。
販売会社についてのお問い合わせ⇒ 大和投資信託 フリーダイヤル 0120-106212 (営業日 9:00~17:00 半休日 9:00~12:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/
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銀行に買収され、29 日には、米銀行第 6 位のワコビアの銀行部門が、連邦預金保険公社(FDIC)
が一定額以上の損失を保証する条件で同第 2 位のシティグループに救済合併されました。
同日、金融危機は欧州にも飛び火し、英国とアイルランドでは中堅金融機関が国有化され、
ドイツでは大手不動産金融会社への緊急資金支援が打ち出されるなど、政府による金融機
関の国有化や緊急支援が相次ぎました。短期金融市場では、銀行間の相互不信から米ドル
の資金繰りがひっ迫し、各国中央銀行が複数回にわたり協調して大規模な流動性供給を実
施していますが、正常化にはほど遠い状況が続いています。このような状況下、金融機関
の連鎖倒産への懸念から株式市場は急落し、世界中の投資家がリスクの高いポジションを
圧縮する動きを強めるとの懸念から、為替市場では低金利通貨である円が買われ、円が独
歩高傾向となっています。特に、日本時間 29 日深夜には、市場で成立が確実視されていた
金融安定化法案が米下院本会議で否決されたことが衝撃となり、ダウ工業株 30 種平均は 777
ドル安と前日比で過去最大の下落幅を記録し、為替市場では更に円独歩高となりました。
為替市場
対円相場
2008/9/30
2008/8/29
変化率
米ドル
103.57
109.36
-5.29%
カナダドル
98.75
104.01
-5.06%
ユーロ
149.05
160.88
-7.35%
英ポンド
187.15
200.26
-6.55%
デンマークK
19.99
21.57
-7.32%
スウェーデンK
15.27
17.07
-10.54%
ノルウェーK
17.85
20.32
-12.16%
ポーランドZ
44.19
48.08
-8.09%
チェコK
6.08
6.51
-6.61%
ハンガリーF
0.6161
0.6758
-8.83%
豪ドル
82.87
94.51
-12.32%
上の表は各通貨の対円相場の 9 月の変動を示したものです。円の大幅な上昇と同時に、
金融危機発端の当事国である米ドルが円以外の通貨に対して上昇しています。米国企業が
資金繰りに窮して海外資産を売却したことによるリパトリエーション(自国への資金回帰)
効果とともに、米国以外の地域の経済の急減速が明らかになったことが影響していると思
われます。また、豪州が今年の夏から金融緩和を開始していることや、ノルウェーやスウ
ェーデンは金融引締め局面が急速に終了したとの観測が高まっていることが、当該通貨の
下落率を相対的に拡大させています。
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<今後の見通し>
米国で、最大 7,000 億ドル(およそ 75 兆円)の公的資金を投入して、金融機関から不良
債権を買い取る金融安定化法案が下院で否決されたことにより、金融機関の連鎖倒産への
懸念が高まり、世界的な株式市場下落と円の独歩高につながっています。
下院が同法案を否決した背景には、11 月に大統領選とともに、下院議員の改選が控えて
いるため、金融機関救済に税金を投入することに対する有権者の批判に配慮したことが影
響した模様です。現時点では、再採決など今後の見通しは不透明ですが、金融市場崩壊の
社会への影響は甚大であり、政府は議会と交渉を続け、法案の修正を検討しつつ最終的に
可決に導く可能性が極めて高いと考えています。
為替市場における 9 月の円高進行は、2 つの局面に分かれています。9 月前半の円高は、
米ドル全面高と同時進行した円の全面高でした。米国に遅れて他の先進国、新興国で景気
鈍化が明らかとなり、2001 年以降続いてきた主要通貨に対する米ドル全面安はいったん終
息し、反動的な米ドル高が進行しました。日米関係は経済のみならず政治面でも緊密と見
られていることから、米ドルとともに主要通貨に対する全面安傾向を続けてきた円もまた、
米ドル以外の主要通貨に対して全面高傾向となりました。一方、9 月後半の円高は、株価下
落に伴う、投資家のリスク回避姿勢の高まりが連想されたことが主因となりました。金融
市場の機能不全が続いたこともあり、市場ではややパニック的な悲観論も台頭しました。
四半期末であるとともに、世界的に多くの企業の決算期末や半期末に当たる 9 月末を乗り
越えたことにより、リスク選好姿勢が改善していくことが見込まれます。
金融不安の極端な高まりにより、投資家のリスク・ポジション縮小は大きく進展したと
いえるでしょう。一方で、日本においても景気悪化が懸念され、低金利が長期化しそうで
あり、外国通貨を売って円を買うポジションを積み上げる動きが続くことは考えにくく、
円全面高が長期間続くリスクは後退していると考えられます。また、米ドル全面安の反動
局面はすでに終息しつつあるとみており、今後は米ドル以外の通貨に対しては再び円安傾
向に回帰していくと考えられます。
ダイワ世界債券ファンド(毎月分配型)は、6 つの通貨(米ドル、カナダ・ドル、豪ドル、
ユーロ等、英ポンドおよび北欧・東欧通貨)建ての公社債へ均等投資を行うことにより、
為替のリスクを分散させております。長期的には、外国債券投資による高い金利収益と特
定の通貨に偏らない投資通貨の分散が、ファンドの基準価額の安定的な成長をもたらすと
考えています。
以上
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分配方針に基づいて委託会社が決定します。あらかじめ一定の額の分配をお約束するものではありません。分配金が支払われない場合もあります。■投資信託は、預金や保険契
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約とは異なり、預金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。■証券会社以外でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。
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ダイワ世界債券ファンド(毎月分配型)
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お申し込みの際は、必ず「投資信託説明書(交付目論見書)」をご覧ください。
ファンドの特色
主として6本のマザーファンドの受益証券を通じて、外貨建ての公社債等に投資することにより、安定した収益の確保および信託財
産の着実な成長をめざします。 1)米ドル、2)カナダドル、3)豪ドル、4)ユーロ等、5)英ポンド、および6)北欧・東欧通貨の各通貨建て
の公社債等に均等に投資することをめざします。原則、為替ヘッジは行いません。
ファンドにかかるリスクについて
公社債など値動きのある証券(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、公社債などの価格下落や、発行
企業・発行体の経営不安、倒産等の影響により、基準価額が下落し、損失を被ることがあります。また、為替レートの変動
の影響により、基準価額が下落し、損失を被ることがあります。したがって、投資家の皆さまの投資元本は保証されている
ものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。信託財産に生じた利益および損
失は、すべて受益者に帰属します。
基準価額の主な変動要因については、次のとおりです。①公社債の価格変動(価格変動リスクや信用リスクなど) ② 外国
証券への投資に伴なうリスク(為替リスクやカントリー・リスクなど) ③その他(解約申込みに伴なうリスクや短期金融資産
の信用リスクなど)
これらのリスクを含むより詳細な内容は、投資信託説明書(交付目論見書)の「投資リスク」に記載しておりますのでご確認
ください。
ファンドにかかる手数料等について
ファンドのご購入時や運用期間中には以下の費用がかかります。
直接ご負担いただく費用
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年1.3125%(税抜1.25%)の率を乗じて得た額とし、ファンドよりご負担いただきます。
◆その他の費用
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をご負担いただきます。(その他の費用については、運用状況等により変動するものであり、
事前に料率、上限額等を示すことができません。)
当該手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表示することができません。
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設定・運用:
商号等
加入協会
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金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第352号
社団法人投資信託協会
社団法人日本証券投資顧問業協会
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