委員会会議録(概要).pdf [320KB pdfファイル] - 木更津市

第3回木更津市庁舎整備検討委員会
議事概要
1.日時
平成24年12月21日(金) 午後1時30分~
2.場所
木更津市役所本庁舎 6階会議室
3.委員
柳澤要委員長、荒井弘導副委員長、鶴尾和憲委員、鬼塚信弘委員、平野秀樹委員
平野軍治委員、堀内正人委員、山本てつ子委員、松葉征洋委員、上西美智子委員
4.傍聴者 11名
5.前回の議事内容の確認
①前回配布資料について
②議事内容の確認
③質疑指示事項についての報告
6.議題
①基本理念、基本方針の整理、確認
②新庁舎の規模及び機能の確認、整理
③市民アンケート結果の報告
④概算事業費の検討
⑤周辺環境、まちづくりの考え方の整理
⑥配置計画、建築計画の検討
⑦事業手法の確認、整理
7.議事録(要旨)
前回の議事内容の確認 ①前回配布資料について
事務局説明
・第2回木更津市庁舎整備検討委員会 資料6-1ページの訂正を願った。
No4鎌足地区の土地の権利関係について、
「県有地」は誤りで、正しくは「民有地」である旨
を訂正した。
主な意見及び質疑応答
質疑
・誤解した、また民有地だとわかった経緯は。
回答
・当該土地は、かずさアカデミアパーク内で、底地の所有者は民間で、そこを県が借り上げてい
ることから、権利関係を県と解釈してしまった。
意見
・行政への様々な基本原則があるが、学説では経済性は一番の原則にはなってはならないとされ
ている。何か複数の方法がある際に経済性が出てくるべきだ、という意見が学説の大半を占め
ている、と理解している。市有地が 1 ヶ所で、他全て民有地であると、経済性に特化した形で
決定したということにならないように、街づくり、交通の便等を含めて考えるべきだと思う。
議長
・確かに、公が 1 つで、他全て民であると、場所の良し悪しではなく、市有地か民有地の別だけ
1
で決まったということになりかねない。他の候補地を入れることはできないのか。
回答
・敷地としては、面積 20,000 ㎡以上を条件とし、市有地では、他に学校用地を調査したが、教
育財産のため教育目的での使用・今後の利用計画・用途地域条件があり、候補としては挙げる
に至らなかった。民有地については、20,000 ㎡以上の土地の確保できる場所が他には無かっ
たものである。
意見
・市有地で、広いのは学校用地だと思うが、教育委員会の管轄で用途変更は難しいと思う。これ
らは、住宅地にあるが、閑静な環境を求めて住んでいる住民のことを考えると、市役所はふさ
わしくない。また、道路が狭いので、拡張となると民有地としての交渉が生じる。以上の理由
も記す方が良い。
議長
・本日の議題(3)の市民アンケート結果では、市民は立地の良い所を求めていることも出てい
る。本委員会では、場所については、現本庁舎の敷地に建設するとしたが、候補地の選定に至
る経緯等を整理して記載した方が良い。
前回の議事内容の確認 ②議事内容の確認
事務局説明
・第2回木更津市庁舎整備検討委員会の議事内容の確認を行った。
前回の議事内容の確認 ③質疑指示事項についての報告
事務局説明(第2回木更津市庁舎整備検討委員会での質疑2点についての報告)
質疑1.
・前回の資料よりも、もう少し先までの、将来人口の予測が出せないか。
報告
・民間の調査機関による人口の将来推計結果では、平成 40 年の推計人口を3つ示しており、
153,100 人、136,400 人、119,800 人となっている。
質疑
・庁舎規模を検討するうえで、将来人口は平成 25 年度の 133,000 人(第 4 次総合3か年プラン)
で計画しているのか。
回答
・職員数を想定し、床面積を計算している。
意見
・人口と職員数は比例することではないと思うが、資料をみると人口の多いところは、床面積も
多くなっているので、その辺を考慮した方が良いと思う。
質疑2.
2
・地区ごとの年齢別人口を確認したい。
報告
・前回資料で確認したとおり、人口の伸びている地区は、木更津・波岡・清川地区であるが、そ
の3地区においても、老齢人口の伸び率が最も高くなっており、高齢化が進んでいる。
質疑
・ここ数年、毎年 1,000 人程度増加しているが、新しく転入した人の年齢層がわかれば出して欲
しい。
回答
・資料があれば出すようにする。
議題 ③市民アンケート結果の報告
⇒
議題「③市民アンケート結果の報告」の審議を行った後に、議題「①基本理念、
基本方針の整理、確認」
、
「②新庁舎の規模及び機能の確認、整理」を審議した
方が良いとの判断により、最初に「③市民アンケート結果の報告」を議題とし
た。
事務局説明
・市民アンケート結果の報告を行った。
・今回は、単純な集計結果の報告であり、クロス集計(男女別・年齢別・地域別等)等の詳細結
果報告は、後日になる。
主な意見及び質疑応答
質疑
・円グラフ、棒グラフがあるが、棒グラフについては、数字の大きい順に並べて欲しい。
・アンケート結果を分析したうえで、この後、議論する「基本理念・基本方針」の提案がされて
いるのか。
回答
・アンケートについては、今後、クロス集計等の詳細分析を行う予定である。本日の、この後の
議題である「基本理念、基本方針の整理、確認」、
「新庁舎の規模及び機能の確認、整理」の資
料には、反映されていないが、このアンケート結果を踏まえて、修正等の議論をしていただけ
れば、と考えている。
質疑
・「公共交通の利用の便が良いこと」が多く望まれていることについて、駅~市役所のバスは時
間何本あるのか。また、問 17 の意見で、「アクア木更津に移転」が 32 件あるが、築何年か。
回答
・バスは、2 時間で 3 本、1時間で 2 本の場合と1本の場合がある。アクア木更津は昭和 63 年
竣工、築 25 年位である。
意見
・バスは、かなり少ないと思うので、バス会社との相談又は市運営のコミュニティバス等の対策
3
は必要ではないか。それによって、解決できるのではないか。アクア木更津は 25 年程経って
いるならば、改修するよりも、壊して作り直す、そういう年数と考えられるのではないかと思
う。
意見
・問 10 の新庁舎に望む機能については、市民の交流の場が重要視されていないが、本アンケー
トは、庁舎の建物の機能・安全性を問うており、市民活動等の庁舎の活用方法を問うアンケー
トにはなっていないので、横並びに議論できるものではないと思う。市民の交流の場等の数字
が低いのは今回あたりまえと認識している。
意見
・公共交通機関が少ないので、非常に来庁しづらいのが現状だと思う。今後、高齢化社会となり、
自家用車等を自力で運転できない方が増えるので、これを踏まえて対策を考えていく必要があ
る。問 4 の役所への用件についてで、保育園・児童手当の手続き、高齢者・障がいのある人の
福祉に関すること、で訪れる方は、やはり公共交通機関がないと来づらい方だと思う。
意見
・問 10 の新庁舎に望む機能については、4、5、6の市民サービスはあまり必要ない結果とな
っているが、今までの役所は、硬いところ、くつろぐところでもない、用事がないと行かない
所であったが、今後は、市民と協働で市の発展を目指すことが必要である。そのために、市民
活動用スペースは、ある程度必要だと考える。
議長
・公共交通機関に関しての要望が多く、それを考慮して市役所を建設して欲しいとのことだが、
前回の会議の中で、建設場所は現在の本庁舎敷地を使うとしたところであり、この要望によっ
て、他の建設用地を探すということにはならないかと思うが、この問題に関しての解決策は必
要かと思う。アクセス方法については、バスをうまく回すことや、来庁する用件において、多
い用件(戸籍・住民票・印鑑証明・税証明等)については、コンビニ等での交付を更に推進す
る等の方法もある。
・建設場所の選定の過程については、もう少し詳しく情報を出す方が良い。
・新庁舎に望む機能での、市民の交流の場・活動のスペース等の必要性が低いことについては、
優先順位の関係での結果かと思われる。当然、無駄なものはいらないが、できる範囲で市民向
けのサービス・施設を入れていくことは、必要かと思う。逆に、少しでも要望があるとみる見
方もある。
議題 ①基本理念、基本方針の整理、確認 ②新庁舎の規模及び機能の確認、整理
事務局説明
・基本理念、基本方針の整理、確認について。
・新庁舎の規模及び機能の確認、整理について。
前回の資料に基づき、基準面積 1 万 3677.5 ㎡に必要機能等を加味し、1 万 5000 ㎡を基本とす
る。
主な意見及び質疑応答
4
意見
・資料4 基本理念(1)の②「コミュニティが図れる」を「コミュニティ活動が可能」に修正
するか、「コミュニティ」を取る、ほうが良い。基本理念(2)の①「与える」を「支える」
または「備える」に修正するほうが良い。
意見
・資料4 基本理念(1)の②の施設整備に、「市民広場」を入れて欲しい。災害時には、避難
場所等に使用可能とする。
意見
・資料4 基本理念(2)の基本方針に「③自然災害に対応する庁舎」を入れることはどうか。
・全天候型駐車場を配慮した方が良い。
意見
・資料4 基本理念(1)の「④地域らしさを活かした庁舎」は、「眺望(海の眺め)を活かし
た庁舎」を表現で入れたいと思う。
質疑
・平成 23 年 3 月 11 日以降に、本市と同じような立地条件(海の近くに建設)で新設、新設計
画中の事例があれば紹介して欲しい。
回答
・事例があれば次回用意する。
*基本理念、基本方針の整理、確認については、上記の意見をふまえて、次回整理して提示する。
議題 ④概算事業費の検討
事務局説明
・概算事業費の検討について。
主な意見及び質疑応答
質疑
・他市事例から㎡あたり 38 万円程度、延べ床面積 1 万 5 千㎡の場合は事業費は約 57 億円かと
思うが、国の基準等はあるのか。
回答
・建築の㎡単価についての国の基準等はない。規模によって、㎡単価は変わってくる。小さいも
のを作れば、㎡単価は高くなる。類似のものを見据えながらの検討にはなると思う。
質疑
・概算事業費は、約 57 億円ということなのか。
回答
・延べ床面積 1 万 5 千㎡(職員数から算定した場合約 13,700 ㎡となり、その1割増での計画)
程度を建てると、概算で 57 億円ということになる。
・規模・機能によっては、変わってくる。
・財源の上限のしばりは無いが、どこの市も財政事情は厳しいので、実際のしばりはでてくると
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考えられる。
意見
・Is 値を 0.9 程度で設計すると思う、また自然エネルギーを採用するとイニシャルコストは高く
なるが、ランニングコストで 10~20 年で逆転することもあるので、事業費については、柔軟
性がないといけない。
意見
・財源は最重要項目かと思う。財源・安全・リスクは一体化して考えなくてはいけない。アンケ
ートでも、役所に災害拠点を望んでいる。
意見
・津波を想定し、避難場所になる構造が必要。当然、事業費は1円でも安くすべきだが、安全確
保には、費用がかかることも理解してもらう必要がある。事業費は、簡単には決められない、
この金額が先歩きするのも困る。
*庁舎建替えは、安全が前提であるので、安全については配慮して審議を行う。事業費は、38
万円/㎡、延べ床面積 1 万 5 千㎡として試算した場合には、概算で 57 億円となる。これは、試
算上での額である。
議題 ⑤周辺環境、まちづくりの考え方の整理
事務局説明
・周辺環境、まちづくりの考え方の整理について。
議題 ⑥配置計画、建築計画の検討
事務局説明
・配置計画、建築計画の検討について。
主な意見
意見
・建築計画の高層、中層、低層案のそれぞれのメリット、デメリットを明文化して欲しい。
意見
・被災地では、開放的な空間の部分がつぶれている事例があるが、開放的な空間を設ける場合に
は、柱がどの程度必要なのか、開放的な空間はどのようなイメージなのか整理し、事例があれ
ば示して欲しい。
意見
・津波を考えると、ある程度高層でなくてはいけないと思う。
意見
・市民が集うパブリックスペースや庁舎前広場の計画においても、配置・構造等を考慮したイメ
ージを出して欲しい。
*配置計画、建築計画の検討については、次回以降、事務局にて情報を整理して資料を提示する
こととした。
6
議題 ⑦事業手法の確認、整理
事務局説明
・事業手法の確認、整理について
主な質疑応答
質疑
・「⑤手続きに必要な時間」について、DB 一括発注方式と DBO 方式/PFI 方式が、従来方式と
比べて 12~15 ヶ月の期間が長くかかるとなっているが、これは正しいのか。
回答
・業者選定から竣工に至るまでは、DB 一括発注方式・DBO 方式/PFI 方式の方が早いと思われ
るが、業者選定にかかるまでの期間については、仕様・性能・要求水準書等を整備するまでの
期間が従来方式よりも長くかかる。
*事業手法の確認、整理については、次回以降、それぞれの特徴等を整理したうえで、確認する
こととした。
8.その他
連絡事項
・意見公募(パブリックコメント)を実施することに伴い、今年度の本委員会の開催回数
を当初予定の4回から1回追加願いたい。
次回第 4 回の開催日は、平成 25 年 1 月 23 日(水)午前 9 時 30 分~。
第 5 回の開催日は、平成 25 年 3 月 18 日(月)午後 1 時 30 分~。
「庁舎整備基本構想に関すること」を市長へ答申 平成 25 年 3 月 29 日(金)午前 10
時~。
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