1 自己評価及び外部評価結果

 (別紙4)
平成
25
年度
1 自己評価及び外部評価結果
【事業所が特に力を入れている点・アピールしたい点(事業所記入)】
【事業所概要(事業所記入)】
事業所番号
法人名
事業所名
所在地
「笑顔・心・言葉」を大切にし、スタッフの笑顔で利用者さんに元気になって頂きたいと願い、いつも明るい
笑顔で利用者さんに接しています。スタッフ全員が1日50回以上は笑顔で「ありがとう」が言えるように、
定期的に「心の研修」を行い、どんな時も感謝の気持ちを忘れないように努力しています。スタッフ間の
人間関係も良く、元気に楽しく利用者さんに接しています。
2794900031
社会福祉法人マーヤ
グループホームマーヤの家 伏山 (東)
大阪府富田林市伏山2-2-8
自己評価作成日 平成25年5月1日
評価結果市町村受理日 平成25年7月19日
※事業所の基本情報は、公表センターページで閲覧してください。(↓このURLをクリック)
現在4箇所のグループホームを運営しており、更に拡充の方向にある。法人として「理念、運営方針、
マーヤの誓い」を定め、「明るい笑顔で、暖かい言葉で、優しい心で介護を尽し、利用者に楽しい快適な
日々を提供して、ありがとうが一杯の施設を目指す」としている。当ホームの職員の人間関係は極めて
良好で、常に笑顔で利用者に接し、ありがとうの感謝の心で努力している。管理者をはじめ職員一同
が、協力して更なる向上を目指して努力している姿は、地域における認知症高齢者対策の拠点として大
きく期待ができる。
基本情報リンク先
【評価機関概要(評価機関記入)】
評価機関名
所在地
訪問調査日
特定非営利活動法人ニッポン・アクティブライフ・クラブ ナルク福祉調査センター
大阪市中央区常盤町2-1-8 親和ビル4階
平成25年6月17日
Ⅴ.サービスの成果に関する項目(アウトカム項目) ※項目№1~55で日頃の取り組みを自己点検したうえで、成果について自己評価します
項 目
職員は、利用者の思いや願い、暮らし方の意向
56 を掴んでいる
(参考項目:23,24,25)
利用者と職員が、一緒にゆったりと過ごす場面が
57 ある
(参考項目:18,38)
利用者は、一人ひとりのペースで暮らしている
58
(参考項目:38)
利用者は、職員が支援することで生き生きした表
59 情や姿がみられている
(参考項目:36,37)
60
利用者は、戸外の行きたいところへ出かけている
(参考項目:49)
利用者は、健康管理や医療面、安全面で不安な
61 く過ごせている
(参考項目:30,31)
利用者は、その時々の状況や要望に応じた柔軟
62 な支援により、安心して暮らせている
(参考項目:28)
取 り 組 み の 成 果
↓該当するものに○印
1. ほぼ全ての利用者の
○
2. 利用者の2/3くらいの
3. 利用者の1/3くらいの
4. ほとんど掴んでいない
1. 毎日ある
○
2. 数日に1回程度ある
3. たまにある
4. ほとんどない
1. ほぼ全ての利用者が
2. 利用者の2/3くらいが
○
3. 利用者の1/3くらいが
4. ほとんどいない
1. ほぼ全ての利用者が
2. 利用者の2/3くらいが
○
3. 利用者の1/3くらいが
4. ほとんどいない
1. ほぼ全ての利用者が
2. 利用者の2/3くらいが
3. 利用者の1/3くらいが
○
4. ほとんどいない
1. ほぼ全ての利用者が
○
2. 利用者の2/3くらいが
○
3. 利用者の1/3くらいが
4. ほとんどいない
1. ほぼ全ての利用者が
2. 利用者の2/3くらいが
○
3. 利用者の1/3くらいが
4. ほとんどいない
項 目
63
職員は、家族が困っていること、不安なこと、求
めていることをよく聴いており、信頼関係ができ
ている
(参考項目:9,10,19)
通いの場やグループホームに馴染みの人や地
64 域の人々が訪ねて来ている
(参考項目:2,20)
運営推進会議を通して、地域住民や地元の関係
者とのつながりが拡がったり深まり、事業所の理
65
解者や応援者が増えている
(参考項目:4)
66
職員は、活き活きと働けている
(参考項目:11,12)
職員から見て、利用者はサービスにおおむね満
67 足していると思う
職員から見て、利用者の家族等はサービスにお
68 おむね満足していると思う
取 り 組 み の 成 果
↓該当するものに○印
1. ほぼ全ての家族と
○
2. 家族の2/3くらいと
3. 家族の1/3くらいと
4. ほとんどできていない
1. ほぼ毎日のように
2. 数日に1回程度
3. たまに
○
4. ほとんどない
1. 大いに増えている
2. 少しずつ増えている
○
3. あまり増えていない
4. 全くいない
1. ほぼ全ての職員が
○
2. 職員の2/3くらいが
3. 職員の1/3くらいが
4. ほとんどいない
1. ほぼ全ての利用者が
2. 利用者の2/3くらいが
3. 利用者の1/3くらいが
○
4. ほとんどいない
1. ほぼ全ての家族等が
2. 家族等の2/3くらいが
○
3. 家族等の1/3くらいが
4. ほとんどできていない
自己評価および外部評価結果
自
己
外
部
項 目
〔セル内の改行は、(Altキー)+(Enterキー)です。〕
自己評価
実践状況
外部評価
実践状況
次のステップに向けて期待したい内容
Ⅰ.理念に基づく運営
1
(1) ○理念の共有と実践
全事業体共通の「理念、運営方針、誓いの言 グループホーム事業の基本の一つ
地域密着型サービスの意義をふまえた事業所理 「心・笑顔・ことば」を理念とし、毎朝、朝礼で 葉」を定め、「真心を持って常に笑顔でその人 は、「地域の中でその人らしく暮らし続
念をつくり、管理者と職員は、その理念を共有して マーヤの誓いの唱和を行い、管理者と職員 の望む生活を実現する」趣旨の言葉を毎日 ける事を支えて行くサービス」である
が同じ思いで、理念を共有できる様に心掛
実践につなげている
ので、運営の基本として設定し、努力
の朝礼で唱和、共有して、実践に努めてい
けている。
されることを期待します。
る。
2
(2) ○事業所と地域とのつきあい
町会には加入していない。小学生の慰問、小
利用者が地域とつながりながら暮らし続けられる 近隣小学校との定期的な交流、地域の方に 学校運動会見物、地元神社の祭見物、ボラ
よう、事業所自体が地域の一員として日常的に交 よる、ボランティア受け入れ、散歩時には、 ンティアの慰問、散歩の折のあいさつなど、
必ずご近所の方に挨拶、少しでも会話させ
流している
交流に努めている。今後は、ホームの行事に
て頂く事で交流を深める様にしている。
地元住民の招待を考えている。
3
○事業所の力を活かした地域貢献
事業所は、実践を通じて積み上げている認知症の
人の理解や支援の方法を、地域の人々に向けて
活かしている
運営推進会議を通して認知症の方の日常
生活についてお話させて頂いたり、小学校と
の交流を通して認知症の理解が深まったと
言って頂けている
4
(3) ○運営推進会議を活かした取り組み
運営推進会議では、利用者やサービスの実際、
評価への取り組み状況等について報告や話し合
いを行い、そこでの意見をサービス向上に活かし
ている
5
(4) ○市町村との連携
市町村担当者と日頃から連絡を密に取り、事業所 市の介護高齢課や地域包括支援センター
の実情やケアサービスの取り組みを積極的に伝 の方とも情報交換を行い協力関係を築く様
にしている。月1回介護相談員の受け入れ
えながら、協力関係を築くように取り組んでいる
も行っている。
介護相談員を受け入れ、市の担当職員とは、
運営上の問題や課題について相談をし、同
業者との交流会にも参加を得て、意見や情
報の交換を行い、協力関係を築いている。
6
(5) ○身体拘束をしないケアの実践
代表者および全ての職員が「介指定基準における
禁止の対象となる具体的な行為」を正しく理解して
おり、玄関の施錠を含めて身体拘束をしないケア
に取り組んでいる
必要な研修を実施し、職員は身体拘束をす
べきでないことをよく承知し、実践している。
玄関には、居間から死角になることもあり、施
錠しているが、外出希望の様子がある場合
は、外出に同行するよう努めている。
7
○虐待の防止の徹底
管理者や職員は、高齢者虐待防止関連法につい
て学ぶ機会を持ち、利用者の自宅や事業所内で
の虐待が見過ごされることがないよう注意を払
い、防止に努めている
2ヶ月に1回、包括支援センター職員、介護
定期的に開催し、結果を毎回、回覧して、
相談員、地元住民代表、家族代表の出席を
サービスの向上に努めている。各方面の参
えて、開催している。内容は、ホームの運営
加者より意見を出してもらう事で、参考にさ
状況について報告し、質疑や意見がある。重
せて頂いている。
要な意見は、運営に活かしている。
外出希望時には必ず職員が同行し希望に
添える様に心掛けている。身体拘束マニュ
アルを作成し研修を予定している。どの様な
場合も身体拘束を行わず、ケアに取り組ん
でいる。
管理者と職員が常に話し合う機会を持つ事
で虐待防止に努め研修も行っている。日々
の利用者の状態の変化を見流さないように
心掛けている。
2/9
外部評価について報告がないこと、議
事録の内容が読む人にわかり難いこ
と、議事録を家族に配布していないこ
と、又、町会総代の出席が殆どないこ
とについて、改善を期待します。
自
己
8
9
外
部
項 目
自己評価
実践状況
外部評価
実践状況
次のステップに向けて期待したい内容
○権利擁護に関する制度の理解と活用
管理者や職員は、日常生活自立支援事業や成年 後見人制度を利用されている方1名
後見制度について学ぶ機会を持ち、個々の必要 後見人さんを通して、制度を理解出きる様に
性を関係者と話し合い、それらを活用できるよう支 努めていきたい。
援している
○契約に関する説明と納得
契約の締結、解約又はや改定等の際は、利用者 契約までに見学や説明を充分に行い、どん
や家族等の不安や疑問点を尋ね、十分な説明を な些細な質問にも納得いくまで説明を行って
いる。又、要望に答えられるよう、その都度
行い理解・納得を図っている
改善を行っている
10 (6) ○運営に関する利用者、家族等意見の反映
利用者や家族等が意見、要望を管理者や職員な
らびに外部者へ表せる機会を設け、それらを運営
に反映させている
常に利用者とのコミュニケーションを大切に
し、家族様、面会時には、少しの時間でも話
す機会を待ち要望があった時は、反映出来
るよう努めている。又苦情受付箱を設置し対
応している。
利用者には、担当職員を決め、寄り添い、意
向の実現に努めている。家族とは、面会時に
は必ず話し合いの機会を持ち、意向に沿った
運営を図っている。利用者の様子は2ヶ月ご
とに家族に手紙で伝えている。
11 (7) ○運営に関する職員意見の反映
全職員、年2回改善提案書を書き提出して
代表者や管理者は、運営に関する職員の意見や いる。提案全てに回答を行い、意見を反映さ
提案を聞く機会を設け、反映させている
せるようにしている。又職員の声が常に聞け
るよう、話しやすい環境作りにも努めてい
る。
毎年2回、全職員からホーム運営につき改善
提案の提出を求め、意見の反映を図ってい
る。日常の職員との話し合いは、朝礼と業務
の合い間の個々の会話であり、定例的な会
議を開催していない。
12
○就業環境の整備
代表者は、管理者や職員個々の努力や実績、勤
務状況を把握し、給与水準、労働時間、やりがい
など、各自が向上心を持って働けるよう職場環境・
条件の整備に努めている
13
○職員を育てる取り組み
代表者は、管理者や職員一人ひとりのケアの実 年間研修計画書を作成し、法人内研修を定
際と力量を把握し、法人内外の研修を受ける機会 期的に行っている。又、外部研修に参加す
の確保や、働きながらトレーニングしていくことを る機会を作っている。
進めている
14
○同業者との交流を通じた向上
代表者は、管理者や職員が同業者と交流する機 2ヶ月に1回グループホームの交流会に参
会を作り、ネットワークづくりや勉強会、相互訪問 加し、情報・意見交換を行う事で、サービス
等の活動を通じて、サービスの質を向上させてい の質の向上に取り組めるようにしている。
く取り組みをしている
向上心を持って働けるよう努力・実績等を考
慮し、非常勤採用であっても常勤への昇格
のチャンスをつくり、過去にも何名か昇格し
ている。
3/9
組織として望ましい運用を図るために
は、職員間の情報の共有と意思の疎
通のための会議が大切である。必要
な会議開催の実現に向けた工夫と努
力を期待します。
自
己
外
部
項 目
自己評価
実践状況
外部評価
実践状況
Ⅱ.安心と信頼に向けた関係づくりと支援
15
○初期に築く本人との信頼関係
サービスを導入する段階で、本人が困っているこ 現在の状況を把握した上で本人が一番望ん
と、不安なこと、要望等に耳を傾けながら、本人の でいる事、不安が解消出きるよう、コミュニ
ケーションを密にとる事で信頼関係を築ける
安心を確保するための関係づくりに努めている
よう努力している。
16
○初期に築く家族等との信頼関係
サービスを導入する段階で、家族等が困っている 家族関係・背景などを考慮し、充分な聞き取
こと、不安なこと、要望等に耳を傾けながら、関係 りを行う事で安心を確保出来るように努めて
づくりに努めている
いる。
17
○初期対応の見極めと支援
サービスを導入する段階で、本人と家族等が「そ
の時」まず必要としている支援を見極め、他の
サービス利用も含めた対応に努めている
18
○本人と共に過ごし支えあう関係
職員は、本人を介護される一方の立場におかず、 常に利用者の立場に立ち、気持ちを理解す
暮らしを共にする者同士の関係を築いている
るよう努力し、利用者から学び、又、共同生
活者として支えあえるよう努力している。
19
○本人を共に支えあう家族との関係
職員は、家族を支援される一方の立場におかず、 家族関係を理解した上で、家族の立場から
本人と家族の絆を大切にしながら、共に本人を支 も利用者を受け止め、一緒に支えていくよう
にしている。常に家族の状況を把握するよう
えていく関係を築いている
努めている。
本人・家族のニーズや今までの生活歴・環
境から今、必要なサービスは何かを判断し、
当ホームで対応出来ない時は、他施設を紹
介している。
20 (8) ○馴染みの人や場との関係継続の支援
本人がこれまで大切にしてきた馴染みの人や場 友人が来られたり、電話が掛かって来る事
所との関係が途切れないよう、支援に努めている もあり、以前のお付き合いが途切れないよう
に努めている。
21
○利用者同士の関係の支援
利用者同士の関係を把握し、一人ひとりが孤立せ ADLの違いやこれまでの生活環境の違い
ずに利用者同士が関わり合い、支え合えるような から他者を理解出来ない場合もある。常に
職員が間に入り、よりよい人間関係を築ける
支援に努めている
ように支援している。
4/9
利用者の知人・友人の面会時には、再度の
来訪のお願いを込めた対応をし、また、利用
者のなじみの美容院、思い出の宝塚歌劇、
姪の習字の展覧会などへは、家族に支援を
お願いしている。
次のステップに向けて期待したい内容
自
己
22
外
部
自己評価
実践状況
項 目
外部評価
実践状況
○関係を断ち切らない取組み
サービス利用(契約)が終了しても、これまでの関
係性を大切にしながら、必要に応じて本人・家族 長期入院で退所となっても見舞いに伺い家
族様・本人様との関係を継続している。
の経過をフォローし、相談や支援に努めている
Ⅲ.その人らしい暮らしを続けるためのケアマネジメント
23 (9) ○思いや意向の把握
一人ひとりの思いや暮らし方の希望、意向の把握 これまでの暮らしと大きな変化がないよう、
に努めている。困難な場合は、本人本位に検討し 家族様に情報収集を行っている。本人様に
は、普段の会話の中から希望・意向の把握
ている
に努めるようにしている。
24
○これまでの暮らしの把握
一人ひとりの生活歴や馴染みの暮らし方、生活環 家族様、本人様に今までの生活歴・生活環
境、これまでのサービス利用の経過等の把握に 境などを聴き、現在に至っている過程の情
報収集に取り組んでいる。独自のアセスメン
努めている
トシートを活用している。
25
○暮らしの現状の把握
一人ひとりの一日の過ごし方、心身状態、有する 一人ひとりの日課・日中の過ごし方、残存能
力・心身状態を客観的に観察し現状把握に
力等の現状の把握に努めている
努めている。
26 (10) ○チームでつくる介護計画とモニタリング
本人がより良く暮らすための課題とケアのあり方
について、本人、家族、必要な関係者と話し合い、
それぞれの意見やアイディアを反映し、現状に即
した介護計画を作成している
利用者の意向を的確に把握するために、各
利用者に担当職員を定めて、親密度を深め、
会話のみならず日頃の態度や表情に気を
配っている。職員全員の気づきも含め、真の
意向の把握に努めている。
介護計画の見直しは、基本的に初回は3か
利用者一人ひとりに担当職員を設け、より
月で見直し、その後は6か月ごととしている。
良いケアのあり方などについて、利用者の
モニタリングは、毎月行い、計画見直しは、モ
希望や家族の意見・ドクターの意見も取り入
ニタリングをベースに、本人・家族、医師の意
れながら、計画を作成している。
向を聞き、作成している。
27
○個別の記録と実践への反映
日々の様子やケアの実践・結果、気づきや工夫を ケース記録には、問題点ばかりではなく、改
個別記録に記入し、職員間で情報を共有しながら 善された事も記入する事で介護計画に反映
させている。職員間で共有出来る、気づき
実践や介護計画の見直しに活かしている
ノートを作成使用している。
28
○一人ひとりを支えるための事業所の多機能化
本人や家族の状況、その時々に生まれるニーズ 緊急時の病院への送迎・介護保険の申請・
に対応して、既存のサービスに捉われない、柔軟 介護タクシーの紹介、又はホームドクター・
な支援やサービスの多機能化に取り組んでいる 訪問歯科訪問リハビリ等の連携に努めてい
る。
5/9
次のステップに向けて期待したい内容
自
己
29
外
部
項 目
自己評価
実践状況
外部評価
実践状況
30 (11) ○かかりつけ医の受診支援
受診は、本人及び家族等の希望を大切にし、納得 本人・家族の要望・希望をドクターに相談
が得られたかかりつけ医と事業所の関係を築きな し、適切な指示を受けられる体制を整えてい
がら、適切な医療を受けられるように支援している る。ドクターより、他医療機関も状態に応じ
て、紹介して頂いている。
31
次のステップに向けて期待したい内容
○地域資源との協働
一人ひとりの暮らしを支えている地域資源を把握 常に各地域資源との協力体制をとり、利用
し、本人が心身の力を発揮しながら安全で豊かな 者の生活の資の向上に努めている。移動図
書館を利用して利用者が個人的に本を借り
暮らしを楽しむことができるよう支援している
たりされている。
○看護職との協働
介護職は、日常の関わりの中でとらえた情報や気
づきを、職場内の看護職や訪問看護師等に伝え
て相談し、個々の利用者が適切な受診や看護を
受けられるように支援している
○入退院時の医療機関との協働
利用者が入院した際、安心して治療できるように、
又、できるだけ早期に退院できるように、病院関係
者との情報交換や相談に努めている。あるいは、
そうした場合に備えて病院関係者との関係づくり
を行っている。
○重度化や終末期に向けた方針の共有と支援
33 (12)
重度化した場合や終末期のあり方について、早い
段階から本人・家族等と話し合いを行い、事業所
でできることを十分に説明しながら方針を共有し、
地域の関係者と共にチームで支援に取り組んで
いる
入居時に家族等の希望により、かかりつけ医
を決めている。一人を除き、協力医院で受診
をしている。内科は隔週、歯科は毎週往診が
あるほか、必要な他の診療科の紹介もし、万
全な医療体制を整えている。
利用者に変化があった場合は、主治医・看
護師に連絡や相談が出来る体制が整ってい
る。必要に応じ診察や処置が可能。緊急時
は、24時間対応して頂いている。
32
34
入院された時は定期的に面会に行き状態を
把握し病院関係者とも連携をとり、今後の対
応を共に考えている
常時医療が必要となった場合は、事業所と
して対応出来ない事を早い段階から家族様
と話し合い、理解して頂き、今後の事を話し
合う体制をとっている。
重度化した場合の看取りについては、当ホー
ムでは対応できないことを、当初に本人・家
族に伝えている。状況の変化の都度、家族・
医師・ホーム職員が話し合い、それぞれの意
向を確認しながら、その後の方針を話し合う
ようにしている。
○急変や事故発生時の備え
利用者の急変や事故発生時に備えて、全ての職 ホーム内研修にて、緊急時マニュアルを作
員は応急手当や初期対応の訓練を定期的に行 成し、職員全員が対応出来るようにしてい
る。急変時の、心肺蘇生法訓練も、消防署
い、実践力を身に付けている
に来て頂いて行っている。
35 (13) ○災害対策
火災や地震、水害等の災害時に、昼夜を問わず
利用者が避難できる方法を全職員が身につける
とともに、地域との協力体制を築いている
年4回、マニュアルに基づき、避難訓練等を
避難マニュアルを作成し、年4回、非難訓練 実施している。必要な消防設備は全て完備し
を行っている。運営推進会議の際に災害時 ている。しかし、夜間帯に出火、災害が発生
した場合の避難について、避難ルート及び近
の協力を依頼している。
隣住民との協力体制が十分とは言えない。
6/9
近隣住民との交流と相互協力関係を
確立して、消防訓練に相互参加の実
現が望ましい。そのために、運営推進
会議での町会との協議が期待されま
す。また、裏庭への安全避難ルートの
再検討が望まれます。
自
己
外
部
項 目
自己評価
実践状況
外部評価
実践状況
Ⅳ.その人らしい暮らしを続けるための日々の支援 36 (14) ○一人ひとりの尊重とプライバシーの確保
それぞれの家族関係などを考慮した上で、
職員は常に「ありがとう」の感謝の心を持っ
一人ひとりの人格を尊重し、誇りやプライバシーを スタッフが利用者の私的な情報には配慮
て、利用者に接し、言葉使いや態度に配慮し
損ねない言葉かけや対応をしている
し、利用者の声掛けにも気遣いをしている。
ている。利用者の立場に立って、個人の尊厳
一人ひとりの立場にまず立つ事を心掛けて
が守られるような介護に専念している。
いる。
37
○利用者の希望の表出や自己決定の支援
日常生活の中で本人が思いや希望を表したり、自 出来る限り利用者とコミュニケーションをとる
機会を持つようにして、本人の希望を聞きだ
己決定できるように働きかけている
し、スタッフ全員で対応出来るように努力し
ている。
38
○日々のその人らしい暮らし
職員側の決まりや都合を優先するのではなく、一
人ひとりのペースを大切にし、その日をどのように
過ごしたいか、希望にそって支援している
39
○身だしなみやおしゃれの支援
その人らしい身だしなみやおしゃれができるように 毎日、着られる衣類は出来る限りご自分で
選んで頂いている。又、訪問美容があり、毛
支援している
染め・パーマなどもでき利用者のニーズに
対応している。
起床・食事すべてについて個々のペースが
ある。目安の時間に声掛けさせて頂くが、利
用者のリズムを崩さないように無理強いは
せず、ご自分の、ペースで過ごして頂くよう
にしている。
40 (15) ○食事を楽しむことのできる支援
食事が楽しみなものになるよう、一人ひとりの好み 朝食は、パン・お粥、等利用者の好みや体
や力を活かしながら、利用者と職員が一緒に準備 調に合わせ準備し、利用者の好みを取り入
れている。調理・盛り付け・食事片付けなど
や食事、片付けをしている
それぞれが出来る事を行って下さっている。
41
○栄養摂取や水分確保の支援
食べる量や栄養バランス、水分量が一日を通じて 一人ひとりの食事量・水分量のチェックを行
確保できるよう、一人ひとりの状態や力、習慣に い、体調に合わせて粥・キザミ食も対応して
いる。栄養状態に合わせてドクターより補助
応じた支援をしている
飲料も処方して頂いている。
42
○口腔内の清潔保持
口の中の汚れや臭いが生じないよう、毎食後、一 毎食後、声掛けと介助にて歯磨き・うがいを
人ひとりの口腔状態や本人の力に応じた口腔ケ 行っている。義歯の洗浄も定期的に行って
いる。訪問歯科による口腔ケアをされている
アをしている
方もいる。
7/9
食材は生協から購入し、3食共にホームで調
理している。利用者も能力に応じて、調理、盛
り付けなど協働している。献立は利用者の好
みを配慮して作成し、注文に応じて、バーベ
キュウの提供も計画している。
次のステップに向けて期待したい内容
自己評価
外部評価
自 外
項 目
己 部
実践状況
次のステップに向けて期待したい内容
実践状況
43 (16) ○排泄の自立支援
排泄チェック表で個人のパターンを把握共有
排泄の失敗やおむつの使用を減らし、一人ひとり 利用者の行動・排泄パターンを理解しトイレ し、時間や身振りなどから声かけをして、トイ
の力や排泄のパターン、習慣を活かして、トイレで へ誘導する事により、失禁も減り、パット使 レへ誘導している。声かけの仕方は自尊心を
の排泄や排泄の自立にむけた支援を行っている 用もなくす方向に支援している。排泄の記録 傷つけない様十分配慮している。排泄の改善
をつけている。
を職員の喜びとしている。
44
○便秘の予防と対応
便秘の原因や及ぼす影響を理解し、飲食物の工
夫や運動への働きかけ等、個々に応じた予防に
取り組んでいる
食事に重点をおき、毎朝、果物とヨーグル
ト、野菜を中心のメニューを提供している。
水分不足には注意し、水分量のチェツクを
行っている。又、毎日に3時に体操の時間を
設けている。
45 (17) ○入浴を楽しむことができる支援
一人ひとりの希望やタイミングに合わせて入浴を 好きな人は出来るだけ多く、嫌いな人も週3 週3回を目標とし、午前中の入浴を基本とし
楽しめるように、職員の都合で曜日や時間帯を決 回を目標にし声掛けを行い、入浴して頂い ているが、希望があれば弾力的に対応してい
る。入浴を嫌がる場合は、日や時間を変えた
めてしまわずに、個々にそった支援をしている
ている。
り、声かけを工夫したりして、介助している。
46
○安眠や休息の支援
一人ひとりの生活習慣やその時々の状況に応じ
て、休息したり、安心して気持ちよく眠れるよう支
援している
47
○服薬支援
一人ひとりが使用している薬の目的や副作用、用 個人ファイルに一人ひとりの薬の情報や副
法や用量について理解しており、服薬の支援と症 作用についての説明を入れ、常に確認し服
薬の支援を行っている。又、スタッフが薬の
状の変化の確認に努めている
知識を持つように心掛けている。
48
○役割、楽しみごとの支援
張り合いや喜びのある日々を過ごせるように、一 外出活動・散歩・習字・編み物・音楽活動・
人ひとりの生活歴や力を活かした役割、嗜好品、 園芸・移動図書館の利用などそれぞれの楽
楽しみごと、気分転換等の支援をしている
しみを持って暮らして頂いている。
49 (18) ○日常的な外出支援
一人ひとりのその日の希望にそって、戸外に出か
けられるよう支援に努めている。又、普段は行け
ないような場所でも、本人の希望を把握し、家族
や地域の人々と協力しながら出かけられるように
支援している
消灯時間はあるが、居室内で夜も自由にテ
レビ・読書などを楽しまれている。ご自分で
移動出来ない方は、午後より居室で、臥床し
て頂く時間をもうけている。自立されている
方は、自由に休息されている。
周辺は、住宅街と田畑や緑に囲まれ、近くに
公園もあり、日常的に天気の良い日は散歩
気候の良い日の散歩・買い物・図書館への
や買い物に出かけるよう努めている。定例行
参加など、外出の機会を持ち、一緒に出掛
事としては、初詣、花見、踊りの鑑賞、PLの
けている。定期的に家族様とお墓参り、本人
花火などがあり、介護タクシーを利用して実
様の御希望で外泊される方もいらっしゃる。
施している。家族と外泊や外出も楽しんでい
る。
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自
己
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51
外
部
項 目
○お金の所持や使うことの支援
職員は、本人がお金を持つことの大切さを理解し
ており、一人ひとりの希望や力に応じて、お金を所
持したり使えるように支援している
○共用空間における一人ひとりの居場所づくり
共用空間の中で、独りになれたり、気の合った利
用者同士で思い思いに過ごせるような居場所の
工夫をしている
54 (20) ○居心地よく過ごせる居室の配慮
居室あるいは泊まりの部屋は、本人や家族と相談
しながら、使い慣れたものや好みのものを活かし
て、本人が居心地よく過ごせるような工夫をしてい
る
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外部評価
実践状況
ご自分で管理出来る方は自己管理、自己管
理出来ない方は本人、家族同意のもとで、
金銭管理させて頂いている。自己管理出来
る方は買い物時、ご自分で支払いをされて
いる。
○電話や手紙の支援
家族や大切な人に本人自らが電話をしたり、手紙 電話の依頼があれば、ホームの電話を使っ
て頂き、又友人の手紙のやりとりも自由にし
のやり取りができるように支援をしている
て頂ける。
52 (19) ○居心地のよい共用空間づくり
共用の空間(玄関、廊下、居間、台所、食堂、浴
室、トイレ等)が、利用者にとって不快や混乱をま
ねくような刺激(音、光、色、広さ、温度など)がな
いように配慮し、生活感や季節感を採り入れて、
居心地よく過ごせるような工夫をしている
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自己評価
実践状況
当ホ-ムは、2ユニットであるが、共用の食堂
兼リビングがある。天井には数個の天窓があ
中庭からの自然光に恵まれた明るいリビン
り、小さい中庭にも接し、自然光が射し込ん
グには、利用者が集まりレクリェーションな
で、広く明るく清潔である。壁には、季節感の
どを楽しんでいる。壁に写真を貼ったり、季
ある手作りの作品や、楽しい行事の写真、習
節に合わせた作品を展示している。
字などを飾り、居心地のよい空間となってい
る。
テーブル席以外にも、リビングテレビの前に
長椅子を設置し居場所の工夫をしている。
亡き配偶者の仏壇を持って来られたり好き
なぬいぐるみやお孫さんの書いた絵などを
置いてそれぞれ安らげる居室作りをされて
いる。
○一人ひとりの力を活かした安全な環境づくり
建物内部は一人ひとりの「できること」「わかるこ 居室ドアに本人様手作りの、のれんを付け
と」を活かして、安全かつできるだけ自立した生活 たり、タンスの中の物がわかるようにも表示
している。
が送れるように工夫している
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居室は、備え付けの寝台と整理たんすのほ
か、使い慣れた家具や仏壇、家族写真、飾り
物などで、心休まる部屋作りをしている。ま
た、各部屋の入り口には好みの暖簾が掛け
られ、入居者の人柄がしのばれる。
次のステップに向けて期待したい内容