(様式1) 平成 23 年度 1 自己評価及び外部評価結果 【事業所が特に力を入れている点・アピールしたい点(事業所記入)】 【事業所概要(事業所記入)】 事業所番号 法人名 事業所名 所在地 一人ひとりの思い・希望を大事に汲み取り、その思いを実現しようとスタッフ一丸となって取り組んでい る。地域住民の一人として地域との交流を進んで図り、開放的で明るく安心感のある雰囲気作りに努 めている。 0572713121 有限会社てんぞ グループホーム菜康苑 秋田県横手市平鹿町醍醐字道中57番地3 自己評価作成日 平成23年 8月15日 評価結果市町村受理日 【外部評価で確認した事業所の優れている点、工夫点(評価機関記入)】 恵まれた自然環境の中で、地域の一員として活動されているホームです。苑だよりを利用者 と一緒に近隣に配布して認知症の理解の周知やホームの取り組みをアピールし、保育園児と の交流や近隣の方々と積極的に関わって、地域との結びつきを大切にされています。外部研 修後の伝達講習や事例の検討を通じてサービスの質の向上に努め、利用者が在宅時と変わ らない生活が送れるよう支援されています。 ※事業所の基本情報は、公表センターページで閲覧してください。(↓このURLをクリック) http://www.akita-longlife.net/evaluation/ 基本情報リンク先 【評価機関概要(評価機関記入)】 評価機関名 所在地 訪問調査日 特定非営利活動法人 秋田マイケアプラン研究会 秋田県秋田市東通三丁目9-31 平成23年 9月12日 Ⅴ.サービスの成果に関する項目(アウトカム項目) 項 目 職員は、利用者の思いや願い、暮らし方の意向 56 を掴んでいる (参考項目:23,24,25) 利用者と職員が、一緒にゆったりと過ごす場面 57 がある (参考項目:18,38) 利用者は、一人ひとりのペースで暮らしている 58 (参考項目:38) 利用者は、職員が支援することで生き生きした 59 表情や姿がみられている (参考項目:36,37) 利用者は、戸外の行きたいところへ出かけてい 60 る (参考項目:49) 利用者は、健康管理や医療面、安全面で不安な 61 く過ごせている (参考項目:30,31) 利用者は、その時々の状況や要望に応じた柔 62 軟な支援により、安心して暮らせている (参考項目:28) ※項目№1~55で日頃の取り組みを自己点検したうえで、成果について自己評価します 取 り 組 み の 成 果 ↓該当するものに○印 1. ほぼ全ての利用者の ○ 2. 利用者の2/3くらいの 3. 利用者の1/3くらいの 4. ほとんど掴んでいない 1. 毎日ある ○ 2. 数日に1回程度ある 3. たまにある 4. ほとんどない 1. ほぼ全ての利用者が ○ 2. 利用者の2/3くらいが 3. 利用者の1/3くらいが 4. ほとんどいない 1. ほぼ全ての利用者が ○ 2. 利用者の2/3くらいが 3. 利用者の1/3くらいが 4. ほとんどいない 1. ほぼ全ての利用者が 2. 利用者の2/3くらいが ○ 3. 利用者の1/3くらいが 4. ほとんどいない 1. ほぼ全ての利用者が ○ 2. 利用者の2/3くらいが 3. 利用者の1/3くらいが 4. ほとんどいない 1. ほぼ全ての利用者が ○ 2. 利用者の2/3くらいが 3. 利用者の1/3くらいが 4. ほとんどいない 項 目 職員は、家族が困っていること、不安なこと、求 めていることをよく聴いており、信頼関係ができ 63 ている (参考項目:9,10,19) 通いの場やグループホームに馴染みの人や地 64 域の人々が訪ねて来ている (参考項目:2,20) 運営推進会議を通して、地域住民や地元の関 係者とのつながりが拡がったり深まり、事業所 65 の理解者や応援者が増えている (参考項目:4) 66 職員は、活き活きと働けている (参考項目:11,12) 職員から見て、利用者はサービスにおおむね満 67 足していると思う 職員から見て、利用者の家族等はサービスに 68 おおむね満足していると思う 取 り 組 み の 成 果 ↓該当するものに○印 1. ほぼ全ての家族と ○ 2. 家族の2/3くらいと 3. 家族の1/3くらいと 4. ほとんどできていない 1. ほぼ毎日のように 2. 数日に1回程度 3. たまに ○ 4. ほとんどない 1. 大いに増えている ○ 2. 少しずつ増えている 3. あまり増えていない 4. 全くいない 1. ほぼ全ての職員が ○ 2. 職員の2/3くらいが 3. 職員の1/3くらいが 4. ほとんどいない 1. ほぼ全ての利用者が 2. 利用者の2/3くらいが ○ 3. 利用者の1/3くらいが 4. ほとんどいない 1. ほぼ全ての家族等が ○ 2. 家族等の2/3くらいが 3. 家族等の1/3くらいが 4. ほとんどできていない 自己評価および外部評価結果 自 己 外 部 項 目 〔セル内の改行は、(Altキー)+(Enterキー)です。〕 自己評価 実践状況 外部評価 実践状況 Ⅰ.理念に基づく運営 1 (1) ○理念の共有と実践 地域密着型サービスの意義を踏まえた事業所理 念をつくり、代表者と管理者と職員は、その理念を 共有して実践につなげている スタッフの思いもふまえて作られた理念を、 玄関・事務室に掲示し常に共有できる環境 会議の都度話し合って日々の業務を振り返 を整えている。又、新人スタッフへもオリエン り、理念に沿ってサービス提供されているか テーションの際、理念を渡し共有を図り実践 確認されています。 につなげようと努めている。 2 (2) ○事業所と地域とのつきあい 利用者が地域とつながりながら暮らし続けられる よう、事業所自体が地域の一員として日常的に交 流している 苑だより3ヶ月に1回発行し入居者と一緒に 配布し、苑の状況や認知症に対する理解を 得られるようにしている。又、春の町内掃除 の参加や近くの保育園との交流を持ち、地 域とのつながりを持つようにしている。 3 ○事業所の力を活かした地域とのつながり 事業所は、実践を通じて積み上げている認知症 の人の理解や支援の方法を、地域の人々に伝 え、地域貢献している 散歩の際に近隣の方々と話す機会も増え、 町内清掃にも積極的に参加してホームに対 する理解が得られるよう努力されています。 保育園児とは毎年交流が行われており、利 用者の楽しみの一つとなっています。 苑だよりを発行しご利用者の対応の仕方等 を盛り込み地域の方々へ発信している。 又、運営推進会議の際、認知症の方への支 援方法や取り組みを伝えている。 4 (3) ○運営推進会議を活かした取り組み 運営推進会議では、利用者やサービスの実際、 評価への取り組み状況等について報告や話し合 いを行い、そこでの意見をサービス向上に活かし ている 会議にはご利用者家族・ご利用者にも参加 いただき取り組みに対する意見を伺ってい る。職員も担当を決め会議に参加する機会 を作っている。又、記録にて全員が会議内 容を確認している。 5 (4) ○市町村との連携 市町村担当者と日頃から連絡を密に取り、事業所 の実情やケアサービスの取り組みを積極的に伝 えながら、協力関係を築くように取り組んでいる 地域ケア会議に出席し、現状報告や取り組 みを伝えている。又、月2回市より介護相談 運営推進会議や介護相談員の訪問の際に 員の訪問があり生活の様子を見ていただい 意見をいただき、協力しながら利用者支援に たり、相談したりと協力関係を構築してい 繋げています。 る。 6 (5) ○身体拘束をしないケアの実践 代表者および全ての職員が「介指定基準におけ 定期的に拘束対策委員会を開催し関連の る禁止の対象となる具体的な行為」を正しく理解し 事例等に基づき、話し合いを持ち身体拘束 ており、玄関の施錠を含めて身体拘束をしないケ をしないケアに取り組んでいる。 アに取り組んでいる 7 ○虐待の防止の徹底 管理者や職員は、高齢者虐待防止関連法につい て学ぶ機会を持ち、利用者の自宅や事業所内で の虐待が見過ごされることがないよう注意を払 い、防止に努めている 研修を受講し、苑内研修に活用したり、会議 の場で虐待に繋がる要因を話し合ったり、 普段からスタッフと話をする機会を作りメン タルケアを行い虐待防止に努めている。 2/9 運営推進会議は2ヶ月に1回定期的に開催 されています。外部評価の結果やホームの 取り組み等が報告されて意見交換が行わ れ、サービスの向上に活かされています。 拘束対策委員会は2ヶ月に1回事例等を基 に議題を決めて開催されており、身体拘束を しない工夫を話し合ってケアに活かされてい ます。 次のステップに向けて期待したい内容 自 己 8 9 外 部 項 目 自己評価 実践状況 外部評価 実践状況 ○権利擁護に関する制度の理解と活用 管理者や職員は、日常生活自立支援事業や成年 全職員が制度の理解とまでは至っていない 後見制度について学ぶ機会を持ち、個々の必要 が、研修会への参加等で知識を得る機会は 性を関係者と話し合い、それらを活用できるよう支 ある。 援している ○契約に関する説明と納得 契約の締結、解約又はや改定等の際は、利用者 契約等に関する説明では、一方的な説明に や家族等の不安や疑問点を尋ね、十分な説明を ならないようご家族やご利用者に確認をし 行い理解・納得を図っている ながら行っている。 10 (6) ○運営に関する利用者、家族等意見の反映 利用者や家族等が意見、要望を管理者や職員な らびに外部者へ表せる機会を設け、それらを運営 に反映させている 気づいた点や意見をいただけるよう意見箱 を設置しているが、活用されていない。家族 通信に書き添えたり、面会時に聞かれた ちょっとした事でもスタッフ間で共有できるよ う、スタッフノートを活用している。 11 (7) ○運営に関する職員意見の反映 月2回の会議やその都度、スタッフの声に 代表者や管理者は、運営に関する職員の意見や 快く耳を傾けてくれる。(スタッフの声は常に 提案を聞く機会を設け、反映させている 聞くよう心がけている。)又、代表・管理者と の面談の機会を定期的に設けスタッフの思 いや提案を運営に反映している。 ○就業環境の整備 12 代表者は、管理者や職員個々の努力や実績、勤 代表者はスタッフ個々と向き合う面談の場 務状況を把握し、給与水準、労働時間、やりがい を設け、スタッフの思いを聞くことで就業環 境の整備に努め、会議等の場で随時報告を など、各自が向上心を持って働けるよう職場環 行うようにしている。 境・条件の整備に努めている 13 ○職員を育てる取り組み 代表者は、代表者自身や管理者や職員一人ひと りのケアの実際と力量を把握し、法人内外の研修 を受ける機会の確保や、働きながらトレーニングし ていくことを進めている 会議の場や申し送り時、現在の状況に対す るアドバイスやトレーニングを行っている。 又、OFF-JTへの参加やSDSへの積極的 働きかけを行い、スキルアップの機会を作っ てくれている。 14 ○同業者との交流を通じた向上 代表者は、代表者自身や管理者や職員が同業者 と交流する機会をつくり、ネットワークづくりや勉強 会、相互訪問等の活動を通じて、サービスの質を 向上させていく取り組みをしている 定期的に行われているG・Hの県、市、市南 部の情報交換会にそれぞれのスタッフが参 加し同業者との交流を深め、サービスの質 の向上につなげられるよう努めている。又、 他G・Hとの相互交流も行っている。 3/9 家族と職員との信頼関係ができており、面会 時にはよく話をしてくれます。必ず記録に残し て職員間で情報を共有し、運営に反映させて います。 職員の気づきやアイデアが運営に反映でき るよう、管理者は日頃から職員とコミュニケー ションを図り意見が言い出しやすい環境をつ くっています。 次のステップに向けて期待したい内容 自 己 外 部 項 目 自己評価 実践状況 外部評価 実践状況 Ⅱ.安心と信頼に向けた関係づくりと支援 15 ○初期に築く本人との信頼関係 サービスを導入する段階で、本人が困っているこ と、不安なこと、要望等に耳を傾けながら、本人の 安心を確保するための関係づくりに努めている ご本人のアセスメント、家族からの情報等を 参考により良いケアに努めている。入居後 は特に不安が多いことから、訴えを傾聴しご 本人とスタッフの信頼関係が早く構築できる よう努めている。 16 ○初期に築く家族等との信頼関係 サービスを導入する段階で、家族等が困っている こと、不安なこと、要望等に耳を傾けながら、関係 づくりに努めている 入居前、自宅訪問しご家族の不安や要望を 確認し、入居後もその事に関してや苑での 生活状況を都度報告することで、新しい情 報も得ることができ信頼関係作りにつながっ ている。 17 ○初期対応の見極めと支援 サービスを導入する段階で、本人と家族等が「そ の時」まず必要としている支援を見極め、他の サービス利用も含めた対応に努めている ※小規模多機能型居宅介護限定項目とする ○本人と共に過ごし支えあう関係 長年行って来た得意なことか゛役割となるよ 職員は、本人を介護される一方の立場におかず、 う支援し、スタッフはそれを教わりながら一 暮らしを共にする者同士の関係を築いている 緒に行いお互いが支えあう関係を築くよう努 めている。又、スタッフはその視点を忘れな いようにしている。 ○本人を共に支えあう家族との関係 19 都度行事に一緒に参加いただけるよう依頼 職員は、家族を支援される一方の立場におかず、 したり、一時帰宅や一緒に外出の機会を 本人と家族の絆を大切にしながら、共に本人を支 作っていただけるよう依頼している。面会の えていく関係を築いている 際は、ゆっくり過ごせる環境をセッティングし ている。 ○馴染みの人や場との関係継続の支援 20 (8) ご家族に協力を依頼しできない部分の支援 本人がこれまで大切にしてきた馴染みの人や場 に努めている。墓参りをしたり、ドライブでは 神主を呼んでの神事、近所の葬式の見送り 所との関係が途切れないよう、支援に努めている 自宅付近や馴染みの場所に出かけたりした 等これまでの慣習や生活歴を大切にし、継 際の、ご本人の反応や訴えを基に継続的に 続できるように支援されています。 行っている。 ○利用者同士の関係の支援 21 ご利用者同士の相性を把握し食事の席は 利用者同士の関係を把握し、一人ひとりが孤立せ スタッフ側でセッティングしているが、その他 ずに利用者同士が関わり合い、支え合えるような の時間は自由な関わりを重視している。食 支援に努めている 後の下膳も自然な形で自立の方が車椅子 の方の分を下げてくれている。 18 4/9 次のステップに向けて期待したい内容 自 己 22 外 部 項 自己評価 実践状況 目 外部評価 実践状況 ○関係を断ち切らない取組み サービス利用(契約)が終了しても、これまでの関 退居後もその後のサービスがスムーズに受 係性を大切にしながら、必要に応じて本人・家族 けられるよう、ご家族と連絡を取りご本人の 状態の確認をしたり相談や支援に努めてい の経過をフォローし、相談や支援に努めている る。 Ⅲ.その人らしい暮らしを続けるためのケアマネジメント 23 (9) ○思いや意向の把握 一人ひとりの思いや暮らし方の希望、意向の把握 に努めている。困難な場合は、本人本位に検討し ている 24 ご本人の思いを考慮し、生活に反映される よう記録に努めている。意思疎通の困難な 方でも表情や反応を読み取り記録しカンファ レンスで統一した対応を行うよう努めてい る。 申し送りや担当職員の記録を活用し、また思 いが理解できるよう本人の気持ちになって接 することを心がけて意向の把握に努めていま す。 ○これまでの暮らしの把握 一人ひとりの生活歴や馴染みの暮らし方、生活環 ご家族の情報を基にご本人の生活歴に沿っ 境、生きがい,これまでのサービス利用の経過等 た話題を持ちかけ、思いを引き出し馴染み の暮らし方や環境に近づけるように努めて の把握に努めている いる。 ○暮らしの現状の把握 ご利用者一人ひとりの心身状態を重視し、 一人ひとりの一日の過ごし方、心身状態、有する その方のペースで過ごせるよう支援してい 力等の現状の把握に努めている る。又、その方に合った作業が行えるよう セッティングし、常にスタッフと一緒に作業す るよう心がけいる。 26 (10) ○チームでつくる介護計画 ご本人の訴えや反応をその都度記録しカン 本人がより良く暮らすための課題とケアのあり方 ファレンス等で話し合いケアプランにつなげ 担当職員の評価を基に職員全員でカンファ について、本人、家族、必要な関係者と話し合い、 ている。気づきを生かし継続した取り組みを レンスを行い、利用者、家族の意向が反映さ それぞれの意見やアイディアを反映し、現状に即 行う際はご家族に相談し情報を得ながら れた介護計画が作成されています。 した介護計画を作成している 行っている。 ○個別の記録と実践への反映 27 日々の様子やケアの実践・結果、気づきや工夫を 個別の記録はセンター方式D-3シートを活 個別記録に記入し、職員間で情報を共有しながら 用。その他にヒヤリハット(気づき)、情報共 有に週間申し送り等を使用し、統一したより 実践や介護計画の見直しに活かしている 良いサービスの提供に努めている。 25 28 ○一人ひとりを支えるための事業所の多機能化 本人や家族の状況、その時々に生まれるニーズ に対応して、既存のサービスに捉われない、柔軟 な支援やサービスの多機能化に取り組んでいる ※小規模多機能型居宅介護限定項目とする 5/9 次のステップに向けて期待したい内容 自己評価 外部評価 実践状況 次のステップに向けて期待したい内容 実践状況 ○地域資源との協働 入居の際や面会時などご家族より情報を得 一人ひとりの暮らしを支えている地域資源を把握 て、入居後も関係が継続できるよう努めて し、本人が心身の力を発揮しながら安全で豊かな いるが、自宅に居た頃のような自由な関わ 暮らしを楽しむことができるよう支援している りに近づけたらと感じる。継続して取り組み たい。 ○かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ 30 (11) 薬局等の利用支援 ご家族の希望に沿った医療を受けている。 受診は、本人及び家族等の希望を大切にし、納 受診時はご家族に状態を報告し付き添いを 状態の変化は随時家族に報告されており、 得が得られたかかりつけ医、かかりつけ歯科医、 お願いしている。不可能な時は苑で行って 家族の協力や協力医と連携して適切な医療 かかりつけ薬局等と事業所の関係を築きながら、 いる。又、歯科は訪問診療を受けている。 支援が行われています。 適切な医療を受けられるように支援している 自 己 29 31 外 部 項 目 ○看護職との協働 介護職は、日常の関わりの中でとらえた情報や気 週1回の訪問看護の際にご利用者の変化 づきを、職場内の看護職や訪問看護師等に伝え を報告し、相談・指導を得ており、急変時に て相談し、個々の利用者が適切な受診や看護を はその都度報告し、相談・指導を得ている。 受けられるように支援している ○入退院時の医療機関との協働 利用者が入院した際、安心して治療できるように、 又、できるだけ早期に退院できるように、病院関 係者との情報交換や相談に努めている。あるい は、そうした場合に備えて病院関係者との関係づ くりを行っている。 33 (12) ○重度化や終末期に向けた方針の共有と支援 重度化した場合や終末期のあり方について、早い 段階から本人・家族等と話し合いを行い、事業所 でできることを十分に説明しながら方針を共有し、 地域の関係者と共にチームで支援に取り組んで いる 32 34 常に医療機関との情報交換や相談ができる 関係づくりを行っている。 終末期を苑で迎えた方の事例は1件ある。 その後も看取りの同意書を交わしたご利用 者は2件あった。いずれもご家族の意向を 確認しながら主治医と連携を取り話し合い を重ねて来た。 状況に応じて家族、主治医、職員と話し合 い、連携して終末期に向けた対応をしていく 方針です。また、主治医によって職員のメン タルケアも行われています。 ○急変や事故発生時の備え 利用者の急変や事故発生時に備えて、全ての職 急変時や事故発生時に備えてのマニュアル 員は応急手当や初期対応の実践訓練を定期的に はあるが、スタッフ全員が応急手当できるま でには至っておらず、今後定期的な訓練が 行い、実践力を身に付けている 必要。 35 (13) ○災害対策 火災や地震、水害等の災害時に、昼夜を問わず 年2回、消防署の指導を受け避難訓練を行 日中、夜間を想定した訓練が行われており、 利用者が避難できる方法を全職員が身につける い、地域消防団の協力が得られている。運 訓練の反省点を整理し、3月の震災後、同業 営推進会議の際も話題にし地域にお願いし 者と情報交換して万一に備える取り組みもさ とともに、地域との協力体制を築いている ている。 れています。 6/9 自 己 外 部 項 目 自己評価 実践状況 外部評価 実践状況 次のステップに向けて期待したい内容 Ⅳ.その人らしい暮らしを続けるための日々の支援 36 (14) ○一人ひとりの尊重とプライバシーの確保 車椅子に使い捨ての防汚シートが常 一人ひとりの人格を尊重し、誇りやプライバシーを 一人ひとりに合った言葉がけや対応を行う 利用者の居室に入る際の配慮や適切なトイ 時敷かれている状況であり、利用者 損ねない言葉かけや対応をしている よう心がけている。Off.JTやOJTで馴れ合い レ誘導等、プライバシーを損ねない対応をさ の尊厳が保てるよう、利用者の目線 のケアのリセットに努めている。 れています。 で対応する工夫をされることを期待し ます。 ○利用者の希望の表出や自己決定の支援 37 日常生活の中で本人が思いや希望を表したり、自 ご利用者個々の性格に合った対応や場面 己決定できるように働きかけている を作り、自己決定できるよう支援している。 38 ○日々のその人らしい暮らし 職員側の決まりや都合を優先するのではなく、一 人ひとりのペースを大切にし、その日をどのように 本人の希望にそって支援している。 過ごしたいか、希望にそって支援している 39 ○身だしなみやおしゃれの支援 その人らしい身だしなみやおしゃれができるように 行事や外出時は化粧をして出かけている。 支援している 普段着・外出着を区別しメリハリをつけてい ※認知症対応型共同生活介護限定項目とする る。 40 (15) ○食事を楽しむことのできる支援 昼食は隣接するデイサービス事業所 食事が楽しみなものになるよう、一人ひとりの好 一人ひとりの好み、食べたいものを聞き、食 普段の会話から利用者の希望を聞き、献立 で調理されたものが提供されていま みや力を活かしながら、利用者と職員が一緒に準 事に取り入れている。又、準備や片付けも づくりをされています。味見や下拵え等利用 すが、利用者の力が発揮でき、食事 備や食事、片付けをしている その方の生活歴や力量に合わせ一緒に 者の可能なレベルで職員と共同で作業され が楽しみなものとなるよう、食に対す 行っている。 ています。 る意欲が引き出されるための話し合 いをされることを期待します。 41 ○栄養摂取や水分確保の支援 食べる量や栄養バランス、水分量が一日を通じて 水分・食事量を記録し不足にならないよう支 確保できるよう状況を把握し、一人ひとりの状態 援している。自宅で摂取していた物は継続し て摂取できるよう、入居の際ご家族に確認し や力、習慣に応じた支援をしている 支援している。 42 ○口腔内の清潔保持 口の中の汚れや臭いが生じないよう、毎食後、一 人ひとりの口腔状態や本人の力に応じた口腔ケ 毎食前後行っている。できる部分は声かけ しながらやっていただいている。 アをしている 7/9 自己評価 外部評価 自 外 項 目 己 部 実践状況 次のステップに向けて期待したい内容 実践状況 43 (16) ○排泄の自立支援 排泄の失敗やおむつの使用を減らし、一人ひとり 夜間はオムツの方も日中はパンツで過ごし 在宅時リハビリパンツを使用していた方も布 の力や排泄のパターン、習慣を活かして、トイレで ている。自立排泄の無い方はその方のパ パンツに替えて気持ちよく過ごせるように配 の排泄や排泄の自立にむけた支援を行っている ターンに合わせ定期的に誘い、できる行為 慮されています。適切な誘導や介助によって は本人に行なってもらっている。 個別の排泄支援が行われています。 44 ○便秘の予防と対応 便秘の原因や及ぼす影響を理解し、飲食物の工 便秘日数を申し送り、個々にあった飲食物 夫や運動への働きかけ等、個々に応じた予防に を提供したり体操やマッサージ・散歩をした 取り組んでいる りして体を動かす機会を作っている。 45 (17) ○入浴を楽しむことができる支援 一人ひとりの希望やタイミングや健康状態に合わ せて入浴を楽しめるように、職員の都合で曜日や 時間帯を決めてしまわずに、個々にそった支援を している 体調や個々の希望に合わせゆっくり楽しめ るよう工夫している。入浴しない時は、足浴・ 陰清で清潔保持に努めている。寝る前に入 浴を希望される方の思いを少しでも叶えれ るよう月2回の夜間入浴を行っている。 ○安眠や休息の支援 一人ひとりの生活習慣やその時々の状況に応じ て、休息したり、安心して気持ちよく眠れるよう支 援している 個々の生活習慣を重視し寝具や枕と入り口 の位置や照明等を調整している。又、食後 は思い思いの場所で静養をとっている。 47 ○服薬支援 一人ひとりが使用している薬の目的や副作用、用 法や用量について理解に努めており、医療関係 者の活用や服薬の支援と症状の変化の確認に努 めている 服薬の一覧表を作成し常に確認できる所に 貼り出している。薬に変更があった際は、一 週間申し送りし症状の変化を確認し主治医 の指示を仰いでいる。 48 ○役割、楽しみごとの支援 張り合いや喜びのある日々を過ごせるように、一 一人ひとりの生活歴に視点を置き、笑顔や 人ひとりの生活歴や力を活かした役割、嗜好品、 自信を多く引き出せるよう努めている。行事 での外出の他、個別ケアで外出し馴染みの 楽しみごと、気分転換等の支援をしている 場所や気分転換の支援を行っている。 46 49 (18) ○日常的な外出支援 一人ひとりのその日の希望にそって、戸外に出かけら れるよう支援に努めている。又、普段は行けないような 場所でも、本人の希望を把握し、家族や地域の人々と 協力しながら出かけられるように支援している ※認知症対応型共同生活介護限定項目とする 一人ひとりのその日の希望で理・美容院へ 出かけたり、季節を感じられる支援に努め ている。暑い夏、夕涼みを兼ねての花火は 皆さんとても喜ばれていた。苑でできない事 は、本人の思いを家族に伝え実現できるよ う働きかけている。 8/9 利用者の希望に応じていつでも入浴できるよ う支援されています。入浴拒否される方には タイミングを見計り、適切に声がけをして入浴 が行われています。 散歩をしたり、隣家を訪問する感覚で隣接す るデイサービス事業所と往来して日常的に戸 外に出かけられるよう支援されています。地 域の行事や花火大会等計画的に外出する機 会づくりもされています。日頃から家族へも 協力を依頼しており、一緒に外出することも あります。 自 己 50 51 外 部 項 目 ○電話や手紙の支援 家族や大切な人に本人自らが電話をしたり、手紙 家族への思いや不安が強い時は、いつでも 電話できるようこちらからも声かけしている。 のやり取りができるように支援をしている 大切な人への挨拶(はがき等)も時期に合 わせて支援している。 ○共用空間における一人ひとりの居場所づくり 共用空間の中で、独りになれたり、気の合った利 用者同士で思い思いに過ごせるような居場所の 工夫をしている ※認知症対応型共同生活介護限定項目とする 54 (20) ○居心地よく過ごせる居室の配慮 居室あるいは泊まりの部屋は、本人や家族と相談 しながら、使い慣れたものや好みのものを活かし て、本人が居心地よく過ごせるような工夫をしてい る 55 外部評価 実践状況 ○お金の所持や使うことの支援 職員は、本人がお金を持つことの大切さを理解し 一人ひとりの力に応じて他者とトラブルにな ており、一人ひとりの希望や力に応じて、お金を所 らないよう留意しながら行なっている。殆ど の方が、苑で管理し外出時に使えるよう支 持したり使えるように支援している 援している。 52 (19) ○居心地のよい共用空間づくり 共用の空間(玄関、廊下、居間、台所、食堂、浴 室、トイレ等)が、利用者にとって不快や混乱をま ねくような刺激(音、臭い、光、色、広さ、温度な ど)がないように配慮し、生活感や季節感を採り入 れて、居心地よく過ごせるような工夫をしている 53 自己評価 実践状況 常に清潔であるよう心がけている。玄関や ホールには季節感ある飾り付けを行うよう 努めている。ホールから見える畑には季節 の花や野菜を植え、話題にしてる。 廊下やトイレの前にソファーを置いて、利用 者が自分なりに使用できるよう配慮されてい ます。また、ホールに面したテラスでバーベ キュー等を楽しむことができるように広い庇 を設けており、居心地の良い環境づくりをさ れています。 ソファを何ヵ所かに設置することで、一人の 時間が持てたりご利用者同士の関係が築 けるようにしている。畳間をもう少し利用し 易い工夫をして行ければよいと思う。 自宅で使用していた家具や馴染みの物を 持ってきていただけるようお願いしている。 自宅の感覚で動けるよう配置の際もご家族 に相談しながら行っている。 ○一人ひとりの力を活かした安全な環境づくり 建物内部は一人ひとりの「できること」「わかるこ 安全に考慮しながら自立した生活が送れる と」を活かして、安全かつできるだけ自立した生活 よう、馴染みの言葉で表記を工夫したりし て、失認から事故につながらないようヒヤリ が送れるように工夫している ハットを活用し見守り強化している。 9/9 家族とも相談して使い慣れたものを持ち込ん でベッドや布団、タンスの位置を考え、混乱 せずに在宅時と変わらない生活が送れるよう 配慮されています。 次のステップに向けて期待したい内容
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