2012年度 12月 NST便り

第7号
2012 年 12 月
2012 年も、あっと言う間に過ぎようとしています。
12 月 21 日は冬至、1年のうち最も昼間が短く、夜が長くなる日。まだ、お日様が昇り
始めのときに出勤、帰りはもちろん真っ暗・・・という方も多いのではないでしょうか?
冬至には、南瓜を食べて、ゆず湯に入る風習があります。南瓜はカロ
テンを多く含んでいるため皮膚や粘膜を丈夫に、ゆず湯は芯から身体が
温まります。風邪予防につながり無病息災!先人からの知恵ですね。
☃ ∼
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12 月の学習会は、「糖尿病の栄養管理」(株)明治の担当者からのお話でした。
¾ 「急性期の栄養管理と血糖管理」について・・・
・ 血糖を厳密に管理することで、死亡率・感染症合併率・腎障害
などの合併率が低下し、血液透析の実施率が有意に減少。
ただし低血糖の発生に注意が必要。
・ 経腸栄養と静脈栄養を比較して、経腸栄養の方が投与後の血糖
値は低くなる。静脈栄養では静脈に直接グルコースが入るため
血糖値が上昇しやすくなる。そのため投与速度に注意が必要。
¾ また慢性期の食後血糖コントロールを目的とした「カーボカウント法」について・・・
・ 最近は、食品交換表に加え、カーボカウント法を併用して、高血糖と栄養バランスの両
方に配慮した栄養療法がすすめられるようになっている。メリット・デメリットを充分
把握して活用することが必要のようです。
¾ 次回は 2 月 1 日 17:30∼「栄養に関わる検査データ」の予定です。
11 月分の件数です。
TPN(延べ人数)
EN(延べ人数)
PEG 造設(人)
新規介入者数
延べ回診者数
102
352
3
14
48
*TPN・・・中心静脈栄養(高カロリー輸液)
11月病棟別回診者数
30
*EN・・・経腸栄養(経鼻・胃ろう等からの経管栄養)
25
20
¾ 今月は各病棟それぞれに回診者がいました。
12 月も「まず1名介入依頼をしてみよう!」と、
取り組み中です。
15
10
5
0
ICU
4東
4西
5東
5西
6東
6西
今月の NST 委員会でのひとコマ。
¾ 日本褥瘡学会「褥瘡予防・管理ガイドライン第 3 版」の中で、栄養管理に関すること
を確認しました。以下は「根拠があり、行うよう勧められる」推奨度 B の項目です。
・ 発生予防の栄養管理では、蛋白質・エネルギー低栄養状態の患者に対して、疾患を考慮
したうえで、高エネルギー、高蛋白質のサプリメントによる補給を行う。
・ 発生後の栄養管理では、褥瘡治癒のための必要エネルギーとして、基礎エネルギー消費
量の 1.5 倍以上を補給する。必要量に見合った蛋白質を補給する。
・ 浮腫、脱水がなければ、体重増加量を用いる。
文責:NST 専従
管理栄養士
島根佐江子