28MamOIS コウヤマ キ菓含有 ビフラボ ン類 の B1 6メ ラノーマ細胞 に対 す るメ ラニ ン産生促進 活性 とその機構 の解 明 ○佐藤 雄大 .,吉本 幸広 1,玉野 真子 1,竹森 洋 2,熊谷 彩子 2 ,上里 新一 ., 長岡 康夫 1(1関西大 ・ 生命生物工 , 2 医薬基盤研 ) 【目的】メラノサイ トのメラニン産生 を促進す る物質 は、 白髪予防が期待 され る な ど、化粧 品成分-の応用が期待 できる。我 々は既 に、コウヤマ キ ( Sc j ' ado pj ' t ys v e z ・ t l ' c l ' 11 at a )葉 に含 まれ る ビフラボ ン類 にメラニ ン産生促進作用があることを 見出 している。今 回は、この活性 の分子機構 を明 らかにす る 目的で実験 を行 った。 【 方法】コウヤマ キ由来の 3 種の ビフラボン類 ( isogi nkgeti n、sci adopitysi n、 amentofl avone) をそれぞれ 1、2、5、 1 0〃M添加 した培地 中でマ ウス由来 B1 6メ ラノーマ細胞 を 7 2時間培養 した。細胞 か らメラニンをアルカ リ抽 出後、定量 し、 ビフラボン類 のメラニ ン産生 に及 ぼす影響 を評価 した。 さらに、メラニ ン産生 に 関わるタンパ ク質の発現お よび活性化 を westernblottl ngとリアル タイム RT-PCR 分析法 を用いて定量解析 し、その分子 メカニズムを解 明 した。 【 結果お よび考察 】 isogi nkgeti nl O〃M に最 も強 い 活性がみ られ、対照実験 と比 nl O 較 して、メラニ ン産生量が約 2倍 になることが分かった。また 、sciadopitysi nkgeti n には劣 るものの、対照の約 1 .7倍 とい う比較的強い活性 が 〃Mにも isogi み られた。Westernblottlngとリアル タイム RT-PCRの解析結果 か ら、isoglnkgetin によって Tyrosinaseの発現量が mRNA とタンパ ク質の両 レベル において上昇す る c AMPres ponseele ment ことが分かった。また 、Tyrosinaseの上流 に存在す る CREB( bl ndl ngprotei n) の活性化 も確認 できた。 さらに、p38阻害剤 によって、CREBの 活性化お よび メラニ ンの産生が抑制 された。以上の結果 か ら、 ビフラボ ン類 によ naseの発現 るメラニン産生促進効果 は p38を介 した CREBの活性化 に伴 う Tyrosl 量上昇 によることが示唆 された。
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