ファミリー企業の成功例~トヨタ~

第2章
ファミリー企業の成功例~トヨタ~
①豊田喜一郎:トヨタ生産システムの原典「ジャスト・イン・タイム」
・当時、トラック生産は順調だが自動車生産は不振(売れる車を開発出来な
い…)
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流れ作業の導入の計画
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「ジャスト・イン・タイム」(要なものを必要なだけ造る生産方式)
②石田退三:徹底した財務管理による経営基盤の確立
・「経営者の使命は会社を儲けさせること」(成長の過程で資金効率の徹底を
図り、財務体質が改善された)
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トヨタの財務管理の基礎が確立!!
③ 豊田英二:生産技術の確立
・「トヨタ生産方式」の構築…“Suggestion System”(全従業員に経営改善の
アイディアを出してもらう=作業効率を向上させるとともに勤労意欲を高める
仕組み)
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☆トヨタのモットーとして受け継がれている☆
④ 豊田章一郎:国内競争優位の確立と国際企業への脱皮
・1990年→トヨタの国内生産がピークに達したが、海外展開遅れる
1984年…GMとの合弁でカローラ生産
1989 年…世界最高の車-レクサスLS投入
1991年…輸入高級車部門のトップセールスを記録!!
・大企業病対策→トヨタ基本理念制定
⑤ 奥田 碩:強いトヨタ,闘うトヨタの再生
・「トヨタ2005 年ビジョン」のテーマ…“Harmonious Growth”(社会との調和の
具現化と経営基盤の確立)
→新事業へも「第一参入」して闘う方針
・社会に価値あるものと評価される商品・サービスを提供
(ex,燃料電池車など地球環境・社会環境に優しいクルマ)
→経営方針…社会に貢献すること!!
⑥ 張 富士男:グローバルカンパニーへの進化
・国際化の路線を更に進める=グローバルカンパニーへの進化
→そのために…中国市場で競争に割り込んでいくこと、ムダを省いて効率性と生産
性を高めることが必要
・ダイハツとの新・軽小型車の共同開発、経常利益1兆円超など業績は計画を上回
る!!
トヨタから学ぶこと…
• 企業存立の核心…経営理念
(継承し具現化していくのは経営者の最大の責務で
ある)
☆各時代の経営者(非豊田家からも選任)が創業の
理念を継承しながら、時代に適応してそれぞれ特異
の役割を果たしたこと☆