1 けんこう委員会クイズ 2 グループワーク「みんなで健康 - 紫雲寺小学校

平成23年12月 5日
紫雲寺小学校 PTA保健体育部
11月11日(金)5・6時間目にPTA保健体育部主催の「生活リズム研修会」が開かれま
した。参加者は部員を入れて9名でした。ご参加いただきました皆様、お忙しい中、大変ありが
とうございました。講師には平塚ファミリークリニック院長
晃代
平塚
雅英先生、栄養教諭の齋藤
先生をお招きしました。
今回は、5・6年生との活動という初めての試みでした。
1 けんこう委員会クイズ
2 グループワーク「みんなで健康になろう」
・・・健康にいいと分かっていてもできないことは何?どうしたら
できるようになるのかな?みんなで考えよう。
3 齋藤晃代先生のお話「ステップアップ・朝食メニュー」
・・・自分でも作れるよ!
4 平塚 雅英先生のお話「生活リズムをととのえるために」
・・・「体内時計」と「光」のお話
けんこう委員会からのクイズです。
先日行った「生活リズムアンケート」から
「劇」を交えながらのクイズがありました。
第1問です。紫雲寺小学校の児童で、毎日、朝ごはん
を食べていると答えた人は60%である。○か×か?
答えは、裏面のアンケート結果をご覧ください。
「健康にいいことでも、なかなかできないこと」を
一人ずつ出し合って、話し合いのテーマを決めまし
た。話題は主に2つ「早寝・早起きができない」「テ
レビやゲームの時間が守れない」ことでした。
そして、話し合いは「できるようになるには」を考
えました。
「どうせできない」
「やっても無理」大人は
「∼しなさい!」「∼してほしい」をNGワードにし
て、それぞれの考えをふせんに書いて、まとめました。
齋藤晃代先生から、「紫雲寺小のみな
さんは、ほとんどの人が朝食を食べてき
ていて、とてもよいですね。今度は、朝
食の栄養バランスを考えながら食べら
れるようにしましょう。」というお話を
いただきました。そして、簡単に作れる
朝食メニューを紹介していただきまし
た。
児童の感想から、「作って
みたい」と人気のあった
「スープ」を紹介します。
平塚雅英先生からは、こんなクイズが出されました。
「早寝・早起きと関係のあるものは
何だと思いますか?」
答えは「体内時計」
と「光」です。
「1日は24時間ですが、私たちの体の中にある
体内時計
は25時間です。体内時計の
ままに生活していると、1時間ずつ時間がずれていってしまいます。この体内時計を24時間
に
リセット
するのが「朝の光」です。
一方で体内時計を狂わせてしまうのも「光」です。体内時計には、目覚めてから16時間た
つと、自然に眠くなるしくみがあります。しかし、眠気がきているのに、テレビやゲームなど
で「夜の光」をあびていると、眠さを感じなくなってしまい、夜ふかしになってしまいます。
平塚先生の話には、みなさんが「そうなんだ∼!」と納得しながら聞き入っていました。
今回の研修会で、子どもたちは、いつも親に言われるのではなく、みんな
で一緒に考えながら「自分たちで気づく」ことができました。また、大人も
「∼しなさい」ではなく、こうして一緒に考えて、気づかせながら、教えて
いく関わりが大切なことが分かり、大きな収穫となりました。感想は裏面に
載せてありますので、ぜひ、お読みください。ご参加、ご協力いただきまし
た皆様、ありがとうございました。
PTA保健体育部で行いました「生活リズムアンケートの結果」をお知らせします。保護者の皆様には
お忙しい中、ご協力いただきまして、大変ありがとうございました。
1
朝食を毎日とっていますか?
2
いいえ
2%
朝は自分で起きますか?
どちら
も
1%
はい
37%
いいえ
62%
はい
98%
食べている人が多く、大変よいです。次は、栄養バ
体内時計をリセットするためには、朝の光をあび
ランスのアップをめざしましょう。いいえの人は朝食
ることが大切です。朝が暗い冬の時期は、部屋の明
の大切さを知り、バナナや牛乳から始めてみましょう。
かりでもいいそうです。
3
テレビの視聴時間
30分
以下
9%
みない
14%
4
60∼
90分
まで
32%
180
分
1%
ゲームの頻度(週にどれくらい)
週に5
回
3%
毎日
33%
週に3
∼4回
18%
30∼
60分
まで
26%
90∼
120
分まで
18%
しない
15%
週に1
∼2回
31%
テレビやゲームの時間については、ご家庭で時間の約束をする、寝る時刻を考えてけじめをつけるな
どが大切です。「やめなさい」というだけでなく、思い切って「テレビを消す」という行動も必要です。
5
寝る時刻は決まっていますか?
いい
え
12%
→
就寝時刻
50
40
44
30
20
10
0
はい
88%
10
19
23
3
6
自覚症状
決まった時刻に寝ていると答えたうち、10時以降に就寝する人は26%でした。さらに学年でみると、
4年生からぐっと増えています。スポ少があると決まった時刻に就寝できない、など理由はいろいろあり
ました。睡眠のリズムの乱れは、体温やホルモン分泌などにも影響し、心身のバランスを乱してしまいま
す。できるだけ、早く寝るよう、宿題、翌日の準備などできることをしておくなどして、できるだけ早く
寝られるような心がけが大切です。
6
体調について
○「朝はすっきり目ざめているか?」はい…55% いいえ…44%
○「体のだるさや疲れやすさを感じることがあるか?」よくある…14%、ときどきある50%
○「頭やおなかが痛くなることがある」よくある…4%、ときどきある…ときどきある40%
<参加者の感想>
○「午前中からあくびやだるいことがある」よくある…12%、ときどきある…42%
今回は、生活リズムとの関連をみることはできませんでしたが、半数くらいの人がよくある、ときどき
あると感じていることがわかりました。朝の目覚めとの数値が近いことから睡眠時間との何らかの関連が
うかがえます。
私は、体内時計が光で時間を調節することが初耳でした。起きてから16時間たつと眠くなるというこ
とは10時に寝て、6時におきるのがちょうどいいなと考えました。これからは「体内時計」をうまく利
用して早寝・早起きをしていきたいです。(6年生)
私はゲームの時間をどうしてもやぶってしまうので、
「ゲームの時間をやぶったら、次の日はできない
というきまりを作ればいい」という意見を参考にしたいと思います。ごはんはバランスよく食べます。こ
れからは、ごはん作りを手伝いたいです。(6年生)
体内時計がくるうと大変なことになることが分かった。親に言われる前に自分で気付くことが大事だと
いうことがよく分かった。土曜日などは自分で朝ごはんを作ってみようと思った。
(5年生)
今日、班で「早寝・早起き」について話し合いました。見たいテレビは録画する、お風呂に早く入る、
ということをやっていきたいと思いました。斎藤先生からお話があったように、バランスのよいおかずを
作りたいと思いました。(6年生)
自分で朝ごはんを作るときの簡単レシピを見て、これなら自分で作れそうだった。これからは、栄養バ
ランスを考えて、朝ごはんを食べて、体内時計のことを考えて、早寝・早起きをしたい。
(5年生)
早起きができない悩みがあったけど、グループの話し合いで、枕のところに時計を置くなどのアイデア
を今度、参考にしたいと思います。朝ごはんも3色そろえると頭が冴えるなどいいことがあると知りまし
た。自分で朝ごはんを作ったり、おうちの人のお手伝いをしたいと思います。
(6年生)
早寝・早起き・朝ごはんの大切さがとてもよく分かりました。まず、親の生活リズムの見直しから始め
て、家族で協力し合い、取り組みたいと思います。(保護者)
平塚先生のお話がとてもわかりやすく良かったです。子どもも含め、自分自身の生活の見直しにも良い
ヒントになったと思います。実行できるようにしたいです。(保護者)