2013年(平成25年)1月21日 第124号 (1) 供する形態に変わっていくこと は間違いありません。 東濃DCは首都圏等のお客様 のBCP対策における、サーバ の移転先あるいはバックアップ セ ン タ ー と し て 高 い 信 頼 性 と、 次代の主流となるクラウドサー ビスの中核センター︵必要な大 容量電力を兼ね備えた、次世代 型データセンター︶として期待 されております。 今回はこの東濃DCの特徴を 御紹介します。 日本発のモジュール型データセンター 従来のビル型データセンター は、 初 期 投 資 が 非 常 に 大 き く、 回収までに時間がかかりまし た。東濃DCは、需要に合わせ て段階的に拡張建設するモジュ ール型を採用し、状況に応じて 段階的な投資を行います。 1モジュール、約 ㎡の床面 積 で ラ ッ ク、 KVA の 電 力供給と冷却能力があるサーバ モジュールを、第一期では5セ ット計画しており、本年 月に 3モジュール、来年に2モジュ ールを稼働させます。また、基 礎工事は モジュールまで拡張 することを想定して準備しま す。 10 90 27 11 11 7 12 11 岐阜市日置江1丁目58番地 (058) 279-3456 イノベーション (革新) は、電算システムの社是のうちの一語です。 岐阜県東濃に初のセンター - 当社は次期データセンターと して岐阜県土岐市に、東濃デー タ セ ン タ ー︵ 以 下、 東 濃 D C ︶ の建設を決定し準備を進めてい ます。去る 月 日に土岐市と 立地協定を締結し、いよいよ作 業は実行フェーズに入りまし た。 今 年 月 の 稼 働 を 目 指 し、 急ピッチで作業を進めていま す。 2009 年 月、 大 垣 に 開 設したIDCは既にほぼフル稼 働状態となり、更なる需要に対 応するため、次期IDCの手当 てが必要になりました。 東日本大震災以降、事業継続 計画︵BCP︶への関心が高ま り、データセンターの需要が大 きくなっています。 また、クラウド時代の到来で、 ハード・ソフト共に、保有する ものから利用するものへの気運 の変化が進んでおり、当社の新 た な サ ー ビ ス で あ る、 B i z Gr@nd︵仮想サーバレンタ ル︶などのクラウドサービスは 好調な伸びを示しています。当 社の今後のサービスは、大規模 なサーバ群を保有して、多くの お客様にクラウドサービスを提 10 平成25年1月21日号 Vol. 124 電算NEWS 編集・発行 株式会社 電算システム 総務部広報チーム 担当:住田 江美 東濃データセンター 2013年 11月サービス 開始予定 岐阜県・土岐アクアシルヴァ (2) 2013年(平成25年)1月21日 第124号 かつ省スペースのメリットを併 更に状況に応じて大規模なモ ジュール型サーバ棟等を建設す せ持つ、堅牢なモジュール型を る こ と も 視 野 に 入 れ、 東 側 に 採用し、さらにこのモジュール 3500 ㎡ 程 の 拡 張 用 地 を 確 を免震基盤上に設置する、日本 保し、特別高圧電源の引込も計 初の方式を採用します。 画しております。 東濃DCはコンテナではな く、建築基準法に基づく建築物 省電力 で、日本データセンター協会が 定める J TIER 規格のテ データセンターの消費電力は %以上を空調費が占めると言 ィア3相当に準拠するよう設計 われています。大量のコンピュ しています。 ー タ か ら の 発 熱 に 対 応 す る た 電源は2か所の変電所から供 め、これまでのデータセンター 給が可能な冗長給電で、広域の は冬でも冷房装置を動かし大き 停 電 以 外 は 影 響 を 受 け ま せ ん。 受電設備、安定化電源装置等は な電力を消費してきました。 n +1 構 成 で 単 一 機 器 の 故 障 東濃DCは、夏の暑い時期以 外は、外気を利用した空調設備 では停止しません。また、メン で、省エネ・小コストを実現し テナンスも給電を停止せず行え ます。 ます。通信回線と設備も冗長化 電力効率指数︵データセンタ し、通信機器の故障、回線断線 ー 全 体 の 消 費 電 力 を、IT 機 事故などが発生しても通信が途 器 が 使 用 す る 電 力 で 割 っ た 値 ︶ 絶えない対策を講じます。停電 は、従来のビル型データセンタ 時の非常用発電機は、 時間稼 ー の 場 合、 2・0 程 度 と 言 わ れ 働可能な燃料を備蓄し、大きな て い ま す が、 東 濃 D C は 1・2 停電にも耐えられる設計です。 以下を目指しています。 サービスを可能な限り止めな い、信頼性の高いファシリティ を用意しています。 コンテナ型データセンターが 各地で建設され注目されていま すが、東濃DCはビル型の堅固 さとコンテナ型の省エネルギー 高信頼ファシリティ 40 24 建設予定地は、首都移転の候 補地ともなった東濃地方の北端 最適なロケーション - で、活断層が無く、地震の被害 が少ないと想定されている地域 です。当然、津波や水害の恐れ もありません。 また、東海環状自動車道の五 斗薪PAにあるスマートIC ︵今年 月開通予定︶から 分 以内の立地で、豊田から約 分、 名古屋から約 分、岐阜本社か ら1時間程で行くことができま す。 最適なロケーションに確実な ファシリティでお客様のご利用 をお待ちしています。 2 45 40 5 2012 年12月11日に土岐市と企業立地協定を締結しました。 左から加藤市長、宮地会長、片桐局長 当 社 は 、2 0 1 2 年 9 月 日 付 で 、東 京 証 券 取 引 所 及び名古屋証券取引所の市 場第一部銘柄に指定されま した。これもひとえに、 株主 の 皆 様 、お 取 引 先 の 皆 様 の ご 支 援 の 賜 物 で あ り 、こ れ を 記 念 し て 、2 0 1 2 年 月 日 午 後 3 時 よ り 、岐 阜 都 ホ テ ル に お い て 、お 取 引 先をはじめ主要企業のトッ プマネージメントの皆様を お招きした一部上場記念セ ミ ナ ー・懇 親 会 を 開 催 い た し ま し た 。当 日 は 、2 4 5 社、 311 名のお客様のご 参 加 を い た だ き 、盛 大 に セ ミ ナ ー・懇 親 会 を 催 す こ と ができました。 宮地正直代表取締役会長 執行役員CEOの挨拶の 後、グーグル株式会社 エン タープライズ部門マネージ ングディレクター 阿部伸 一様より、﹃ビジネスを変革 するクラウドコンピューテ ィング﹄の演題で、当社とグ ーグル社との協業実績と同 社クラウドサービスの現況 及び近未来への取り組みに ついてご講演いただきまし た。 そ の 後 、田 中 靖 哲 代 表 取 締役社長執行役員COO が、事業紹介として、映像を 用いて当社の歴史及び事業 内 容 の 説 明 を 行 い 、当 社 へ の理解をさらに深めていた だきました。 懇親会には古田肇岐阜県 知 事 様 、十 六 銀 行 堀 江 博 海 頭 取 様 を は じ め 、当 社 の お 取引先様、株主様など、各界 の皆様にご列席をいただき ま し た 。小 林 領 司 常 務 取 締 役執行役員の乾杯の発声で ▲Google阿部氏講演 ▲古田知事挨拶 ▲懇親会風景 サービスも提供してまいり グーグル株式会社 ます。 エンタープライズ部門 最 後 に 、こ の 度 の セ ミ ナ マ ネ ー ジ ン グ デ ィ レ ク タ ー 賑 や か に 開 宴 し 、当 社 役 員 ー・懇 親 会 に ご 出 席 い た だ 阿 部 伸 一 氏 を 中 心 に 、ご 出 席 の お 客 様 きました皆様へ重ねてお礼 ⑶事業紹介 を 申 し あ げ ま す と 共 に 、今 との懇親を深めました。 株式会社電算システム 後もより一層のご支援を賜 代表取締役社長 今後は市場ニーズに応え る た め 、情 報 サ ー ビ ス 事 業 り ま す よ う 、よ ろ し く お 願 執行役員COO で は 、高 信 頼 性 デ ー タ セ ン い申しあげます。 田中 靖哲 ター運用から仮想化基盤技 ︿次 第﹀ ︻懇親会︼ 術 の 習 得 、S a a S 分 野 に ︻セミナー︼ 来賓代表の挨拶 おいて、さまざまな業種、業 ⑴ご挨拶 務に対応した幅広いサービ 株式会社電算システム 岐阜県知事 代表取締役会長 スを、また、収納代行サービ 古田 肇 氏 来賓者 ス 事 業 に お き ま し て は 、常 執行役員CEO に進化を続けて新たに現れ 宮地 正直 株式会社十六銀行 る新サービスへの取り組み ⑵記念講演 頭取 堀江 博海氏 と 、国 際 送 金 サ ー ビ ス な ど 演 題﹃ ビ ジ ネ ス を 変 革 す 株式会社岐阜新聞社 の 新 事 業 の 推 進 な ど 、皆 様 る ク ラ ウ ド コ ン ピ 代表取締役会長 の暮らしにお役立ちできる ューティング﹄ 杉山 幹夫氏 ▲事業部紹介 田中社長 一部上場記念セミナー・懇親会を開催 2013年(平成25年)1月21日 第124号 (3) 10 28 11 (4) 2013年(平成25年)1月21日 第124号 〕 「金華八策」を発表〔 新たな成長を目指して 理念・哲学を共有 (一部上場企業として、品格ある高い成長を目指そう) この「八策」は株式会社電算システムの将来のあるべき姿(こうなりたい=ビジョン) そこに向けての戦略(そのために何をなすべきか)の大綱です。 の理解と共有により、 1 「経営理念」 理想の成長を目指そう。 (理念や信念のなきものは、戦う前から 負けている「織田信長」) 2 東海ナンバーワン(500億円)を目 指そう。 (東海で、選ばれ、日本、世界に、羽ばた こう) 3 30億円超のオンリーワン事業部 を目指そう。 30億なければ事業ではない。 4 一人あたりの生産性(稼ぐ力、儲け る力)で事業を見よう。 (競争力をアップするには、この生産性 をあげるしかない「ドラッカー」) で戦おう。 5 「グローバルニッチ」 常に境界・限界線を超えたところに新 しい仕事があり、ニッチに利益が眠っ ている。成長の舞台はアジアにある。 の 6 「フィールド・イノベーション」 実践が基本。 「すべては、お客さまと共に」がDSKの 基本ベクトル。顧客を生む機能はマー ケティングとイノベーションの2つ。 を積極的に活用 7 「なでしこ力」 しよう。 外部、女性の多様な人材がイノベーシ ョンを起こし成長を生む。 8 岐阜新聞 2013年1月18日付掲載 真摯に「知行合一」であれ。 ビジネス知力、仕事とは人格の延長であ る。本当の知識は行動のなかにあり、知 ることと行動することは同じである。
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