小田急電鉄の 環境への取り組み

小田急電鉄の
環境への取り組み
2006年10月25日
小田急電鉄株式会社
法務・環境統括室
小田急電鉄の概要
◆社
◆設
名
立
小田急電鉄株式会社
1948年6月1日
( 前身の小田原急行電鉄は1923年5月1日設立)
◆事業内容
◆従業員数
◆営業キロ
◆輸送人員
鉄道事業 不動産分譲業
不動産賃貸業 旅行業 駐車場業
宣伝・広告代理業 電気通信業
3,478名( 2006年9月1日現在)
120.5キロ
676,783千人( 2005年度実績)
小田急電鉄の概要
【営業キロ】
●小田原線
新宿~小田原
82.5km
●江ノ島線
相模大野~片瀬江ノ島
27.4km
●多摩線
新百合ヶ丘~唐木田
10.6km
合計
120.5km
小田急グループ 経営理念
小田急グループは、お客さまの
「かけがえのない時間」と「ゆたかなくらし」
の実現に貢献します。
≪経営方針≫
◆ お客さまに対しては・・・
・外部環境に自ら適応し、常にお客さま起点で行動します。
・さまざまなネットワークを通じて、お客さまの期待に応えるために
協働します。
◆ 社会に対しては・・・
・適正で調和のとれた経営に努め、誠実に企業の社会的責任を果たします。
◆ 社員に対しては・・・
・自主・自律と相互の信頼に基づき、誇りと喜びをもって、
互いに高め合い成長できる活気に満ちた企業を目指します。
小田急電鉄 環境方針
<基本理念>
小田急電鉄は、「沿線価値の向上」と
「快適な時間の創造」に貢献するという経営理念に基づき、
持続可能な発展を実現していくために、
すべての事業活動における環境負荷低減と
自然との共生に努めます。
<行動指針>
1. 快適な輸送サービスの提供
2. 環境に配慮した事業運営
3. 自然との共生活動の推進
4. 法規制の遵守
5. 社員への啓発
環境活動の2つの柱
環境負荷の低減 自然との共生
(EMS)
環境活動の推進体制
社
社 長
長
環境委員会
環境委員会
環境担当役員
環境担当役員
環境担当役員
環境担当役員
(環境委員会委員長)
(環境委員会委員長)
内部環境監査員
内部環境監査員
プロジェクトチーム
プロジェクトチーム
事
事務
務局
局
環境管理マネジャー
環境管理マネジャー
各部門の責任者
各部門の責任者
各部門の責任者
各部門の責任者
各部門の責任者
各部門の責任者
環境活動の経緯
1999年 5月
2000年 9月
2000年11月
2001年 1月
2001年10月
2002年 6月
2003年 3月
2004年 3月
2004年 6月
2004年 7月
2004年 8月
2005年 5月
2006年 3月
環境方針策定
EMS運用開始
ISO14001認証取得(大野工場)
環境マネジメントマニュアル制定
環境報告書発行開始
環境方針改定(自然との共生)
内部環境監査制度導入
環境表彰制度導入
環境功労者表彰受賞(関東運輸局長)
グリーン調達ガイドライン作成
小田急グループ環境会議開催
チーム・マイナス6%への参加
環境マネジメントマニュアル改正
ISO14001認証取得
大野工場が2000年11月に認証を取得
鉄道事業での取り組み
省エネルギー車両の導入
環境への配慮と快適性を追求した
3000形通勤車両の導入
地球温暖化対策
従来車両(5000形)
よりも消費電力量が・・・
37.4%削減
鉄道事業での取り組み
省エネルギー車両の導入
車両の軽量化
(3000形と5000形の比較)
地球温暖化対策
1編成(6両)あたりの
総重量は・・・
5000形・・・約220トン
3000形・・・約180トン
鉄道事業での取り組み
省エネルギー車両の導入
VVVFインバーター制御装置
地球温暖化対策
(VVVF・・・Variable Voltage Variable Frequency:可変電圧可変周波数)
鉄道事業での取り組み
省エネルギー車両の導入
回生ブレーキ
地球温暖化対策
他の電車で利用
ブレーキ操作により発電
電気
鉄道事業での取り組み
自然エネルギーの活用
風力太陽光発電システム …
はるひ野駅
地球温暖化対策
小田原駅
太陽光発電システムの導入
「湘南台駅」「小田原駅」、
多摩線5駅「五月台」~「小田急多摩センター」には
太陽光発電システムを取り入れています。
鉄道事業での取り組み
その他の取り組み
人感知エスカレーター
地球温暖化対策
多機能券売機
鉄道事業での取り組み
その他の取り組み
地球温暖化対策
変電所のスケジュール運転
変電所=フル運転
時間帯により変電所の運転を一部休止
回生電力の有効活用
消費電力を削減(CO2削減)
2000年9月から開始
<成果> 2005年度
1,304万kWh(△3.5%)の運転電力量削減
鉄道事業での取り組み
その他の取り組み
きめ細かな扉扱い(三扉扱い)
地球温暖化対策
4つの扉のうち3つを閉めて、冷暖房効果を高めています。
鉄道事業での取り組み
車両への取り組み
防音車輪の装備
騒音・振動対策
装着率100%
ステンレスのリングが
車輪のキシリ音を
弱めます。
鉄道事業での取り組み
車両への取り組み
車輪の削正(フラット対策)
騒音・振動対策
鉄道事業での取り組み
車両への取り組み
低騒音型コンプレッサー
騒音・振動対策
鉄道事業での取り組み
車両への取り組み
低騒音型クーラー
騒音・振動対策
音源となる室外ファンを低騒音型のものに変更
室外ファンの数を
従来1両あたり4~5台
↓
高性能化により1台に削減
従来型のクーラー
鉄道事業での取り組み
軌道への取り組み
弾性マクラギ砕石軌道
騒音・振動対策
土路盤
砕石道床軌道
(在来線)
コンクリート路盤
鉄道事業での取り組み
軌道への取り組み
ロングレール
騒音・振動対策
ラダー軌道
2005年度末
約99%達成(R400以上)
鉄道事業での取り組み
軌道への取り組み
斜め接着絶縁継目
騒音・振動対策
鉄道事業での取り組み
防音壁への取り組み
吸音パネル、干渉型防音装置の設置
騒音・振動対策
干渉型防音装置
高架上の壁を乗り越えて伝
播する音を減少させます。
吸音パネル
列車の走行音に近い周波数
の音を吸収します。
鉄道事業での取り組み
電車のリサイクル
省資源・廃棄物削減
Ⅰ
Ⅱ
クーラーや床下
機器を取り外し
車体を2分の1
に切断します。
トラックで、車両
を解体事業所に運
びます。
Ⅲ
Ⅳ
機械で車体を細
さらに細かくした
破片を、種類ごと
に分別します。
かく切断します。
金属くずは、原材
料としてリサイク
ルされます。
※ 解体の際、フロンやアスベストは適正に処理しています。
鉄道事業での取り組み
乗車券のリサイクル
省資源・廃棄物削減
使用済の切符は、トイレットペーパ
ーにリサイクルされ小田急線の各駅
で利用しています
廃定期券や使用済のパスネット・
カードは、鉄を作る還元剤として
利用されています。
生活創造事業での取り組み
商業施設の屋上緑化
地球温暖化対策
成城コルティ
ビナウォーク
本厚木ミロード
生活創造事業での取り組み
自然エネルギーの活用
ビナウォークの太陽光発電システム
地球温暖化対策
生活創造事業での取り組み
自然採光を活用
成城コルティ
地球温暖化対策
生活創造事業での取り組み
食品リサイクルを推進
「フードエコロジー事業」を開始
省資源・廃棄物削減
<㈱小田急ビルサービス>
食品関連事業者
・新宿ミロード、本厚木ミロードなど
契約養豚農場
豚肉
他へ
販売
・小田急百貨店
・センチュリーハイアット東京 etc
小田急グループで
ブランド肉として
販売・利用を計画
事業活動によって
飼料
発生した食品循環資源
(食品廃棄物)
小田急
フードエコロジー 食品循環資源
センター
食品循環資源⇒飼料
他か
食品
らの
循環
資源
自然との共生
自然との共生活動の考え方
優れた自然
身近な自然
保全配慮
自然の活用
自然の恵み 沿線価値の向上
享受
快適な時間の創造
活動内容
● 調査・研究
・鉄道法面の動植物の生態調査
・箱根エリアシークエンス修景計画
●「小田急沿線自然ふれあい歩道」の選定
● 里山保全活動‥‥黒川の社有地
● クリーンキャンペーン‥‥江の島、相模川
● 植樹会‥‥宮ケ瀬
● 自然観察会
自然との共生
鉄道法面の環境評価
定期的な草刈により
二次的自然の確保
多様な植物・昆虫・
鳥類の生息
ショウリョウバッタモドキ
自然との共生
箱根エリア シークエンス修景計画
上大平台信号所
着手後
着手前
自然との共生
自然ふれあい歩道づくり
駅から4~5kmの散歩道。魅力的な自然や歴史をご紹介。
現在50コース
自然との共生
自然ふれあい歩道づくり
自然との共生
里山の保全活動
社員・OBによる活動
社員教育として
(車掌、運転士実習生)
2005年度実績
12回 328名(車掌・運転士実習生含む)
自然との共生 コミュニケーション
クリーンキャンペーン、植樹会
宮ケ瀬湖畔での植樹会
江の島クリーンキャンペーン
自然との共生 コミュニケーション
自然観察会
コミュニケーション
親子環境見学会、ファミリー鉄道展
ファミリー鉄道展
親子環境見学会
コミュニケーション
各種情報発信ツール
自然ふれあい歩道
ガイドブック
Odakyu Eco Style
小田急環境活動
ホームページ
社会・環境活動レポート
ご静聴ありがとうございました
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