教科・科目のシラバス

教科・科目のシラバス
教科
科目
単位数
指導学年
教科書名
副教材名等
地歴
日本史B
2単位
2年
清水書院 高等学校日本史B最新版
第一学習社 最新日本史図表新版
到達目標
※
到達目標に向けての
具体的なとりくみ
【指導上の留意点】
月
4月
~
5月
6月
~
7月
1.日本の歴史を世界史的視野に立ってとらえ、科学的な歴史認識を育てる。
2.日本の文化と伝統について理解する。
3.世界の国々の歴史や文化と日本の文化や伝統との違いを理解した上で、おたがいを尊重する姿勢を養う。
4.世界の中で日本がどのように貢献していくか、主体的に考察する。
1.日本史Bは2・3年にわたる分割履修である。2年では原始古代から中世までを学習する。
2.現物資料や資料集を活用し、生徒に意欲、関心の向上を図る。
3.多角的な視点から歴史を捉えることができるよう、他教科の学習内容との連携を図る。
4.地域の歴史や遺跡などを紹介し、主体的に学ぶ機会を作り、成果をレポートにまとめ、発表させる。
単元・教材名
指導内容
【関心・意欲・態度】
大阪の巨大古墳などの遺跡に関し
て、自ら現地や博物館などで確認
するような意欲を持っている。
【知識・理解】
大和政権の構造と飛鳥文化の国
際性、及び後の文化への影響など
について理解している。
【知識・理解】
・律令制度全般を、特に土地制度
・唐の成立が東アジア世界に大きな影響を与え、日
に関してその変化も含め正しく理解
本でも国家権力の集中がはかられた。国家経営の
第3章 律令国家の成立と
している。
手段として唐の律令制が導入されたことを理解す
都城
・文化について、個別事象を知るだ
る。
・確認テスト、考査評価,授業,
けではなく、成立の背景となる社会
第4章 古代国家の推移と
・律令制再建に努めた平安初期の政治を藤原北家 課題プリントへの取り組み状況 や政治情勢の変化についてとらえ
社会の変化
の発展と絡めながら把握させる。
などの総合評価
られている。
・大陸からうけいれた文化を消化し、弘仁・貞観文化 ・出席状況の確認
【思考・判断・表現】
から国風文化へと移り変わる過程を考察する。
律令制度の導入について、国家を
まとめるために法秩序を採用する
ことは現代社会にも通じることを考
察できる。
・考査評価,授業,課題プリント
・4世紀の中国統一王朝の解体が周辺民族の自立
への取り組み状況などの総合
化を推進し、諸国家形成につながったことを理解さ
第2章古代国家の形成と東
評価
せ、大和政権の成立について考察する。
・出席状況の確認
アジア
・資料の読み取りを行う。
課題追究学習
とを理解させる。
第2編 中世
第1章 古代から中世社会 ・荘園公領制維持のために武士が発生してくる過程
を考察させる。
へ
10月
11月
~
12月
第2章 武家政権の成立と ・鎌倉幕府の機構が持つ中世的要素を把握させる。
それが土地を媒介とする封建制度に根づく地頭の
鎌倉文化
存在によって成立していることを考察させる。
12月
~
3月
【関心・意欲・態度
・各自が興味を持ったテーマについ
て博物館やインターネットなどを利
用し、主体的に学ぼうとしている。
【知識・理解】
荘園公領制が社会の根幹にあるこ
とを理解している。鎌倉時代に構
・課題追究学習発表での生徒
築された武家政権の政治制度が形
の相互評価
を変えながらも室町、江戸時代に
・確認テスト、考査評価,授業,
継承されていく過程を把握してい
課題プリントへの取り組み状況
る。
などの総合評価
【思考・判断】
・出席状況の確認
中世的社会構造が、古代社会の一
部を受け継ぎながら成立し、近世
まで継続していることを理解してい
る。
【知識・理解】
鎌倉幕府の成立・発展過程を把握
している。
・考査評価,授業,課題プリント
への取り組み状況などの総合
評価
・出席状況の確認
調査した資料やレポートの評価
・中世の社会的構造は荘園公領制が根幹にあるこ
~
評価のポイント
【思考・判断】
世界史的な時代区分と日本の時代
・考査評価,授業,課題プリント 区分を正しく認識している。
第1編
・旧石器・縄文・弥生時代の続く日本の原始社会の への取り組み状況などの総合 【知識・理解】
原始・古代
流れを、人間の生活の変化を中心にしてとらえる。 評価
旧石器・縄文・弥生時代の社会の
第1章 日本文化のあけぼ ・東アジア世界の中の日本という視点で、日本の社 ・出席状況の確認
変化について正しく認識している。
の
会の発展を理解させる。
【資料活用の技能】
中国の史料から、日本社会の様子
や変化を読み取る。
8月
9月
評価方法
第3章 室町幕府と北山文
化
【知識・理解】
室町時代が鎌倉時代から戦国時
代への過渡的な時代ではなく、現
代の社会、生活につながる文化が
・確認テスト、考査評価,授業, 形成されるなど日本史上大きな存
課題追究学習,課題プリントへ 在と意義を有した時代であることを
・南北朝の内乱を経て政権基盤を構築する室町幕
の取り組み状況などの総合評 理解している。
府の成立過程と政治機構を把握させ、その安定の
【思考・判断・表現】
価
基盤には守護領国制があったことを考察させる。
守護領国制が室町幕府の根幹で
・出席状況の確認
あることと、後の戦国大名の領国
制との相違を理解している。