コーパデル錠 2.5mg 溶出挙動の同等性及び溶出試験(公的溶出規格)に関する資料 (抜粋) 共和薬品工業株式会社 作成年月日:2010.04.12 CPA-D-3 (1) 1.溶出挙動の同等性 「医療用医薬品の品質に係る再評価の実施等について(平成 10 年 7 月 15 日付 医薬発 審第 634 号)」に基づき、ブロモクリプチンメシル酸塩製剤であるコーパデル錠 2.5mg 及びパーロデル錠 2.5mg の溶出挙動の同等性を評価した。 (1)使用薬剤 試験製剤:コーパデル錠 2.5mg LOT No.BM001(共和薬品工業㈱製造) 標準製剤:パーロデル錠 2.5mg LOT No.P0063(ノバルティスファーマ㈱製造) (2)試験方法 試験装置:日本薬局方(JP13)一般試験法溶出試験法パドル法 測定方法:蛍光光度法 試験液量:900mL 温 度:37℃±0.5℃ 回 転 数:50rpm 試 験 液: pH1.2 日本薬局方(JP13)崩壊試験第 1 液 pH4.0 酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(0.05mol/L) pH6.8 日本薬局方試薬・試液のリン酸塩緩衝液(1→2) 水 日本薬局方精製水 判定基準: 回転数 試験液 pH1.2 pH4.0 判定 試験製剤は 15 分以内に平均 85%以上溶出する。 標準製剤が規定された試験時間における平均溶出率の 1/2 50 pH6.8 の平均溶出率を示す適当な時点、及び、規定された試験時 間において、試験製剤の平均溶出率は標準製剤の平均溶出 率±8%の範囲にある。 水 試験製剤は 15 分以内に平均 85%以上溶出する。 (3)試験結果 品質再評価の実施基準に基づき、ブロモクリプチンメシル酸塩製剤であるコーパデル 錠 2.5mg 及びパーロデル錠 2.5mg の溶出挙動の同等性を評価した結果、両剤の溶出 挙動は同等であると判定された。 1 表.溶出挙動の同等性 判定結果 試験条件 試験 回転数 方法 判定基準 パドル法 試験液 溶出率 pH1.2 85%以上 pH4.0 85%以上 1/2 の 50rpm 平均溶出率 pH6.8 規定された 試験時間 85%以上 水 平均溶出率% 判定 標準製剤 試験製剤 差 結果 15 分 98.7 99.9 − 適合 15 分 94.2 99.3 − 適合 5分 16.1 13.2 -2.9 適合 360 分 31.3 35.1 +3.8 適合 15 分 86.8 97.8 − 適合 時間 pH4.0 pH1.2 120 120 100 60 % 40 コーパデル錠2.5mg ) 20 80 ) ( % 100 溶 出 率 80 ( 溶 出 率 判定 60 40 コーパデル錠2.5mg 20 標準製剤(錠剤、2.5mg) 標準製剤(錠剤、2.5mg) 0 0 0 5 10 15 0 5 溶出時間(分) 10 15 溶出時間(分) pH6.8 水 120 120 コーパデル錠2.5mg 100 溶 出 率 80 60 % 40 80 ) ( % 100 標準製剤(錠剤、2.5mg) ( 溶 出 率 ) 20 60 40 コーパデル錠2.5mg 20 標準製剤(錠剤、2.5mg) 0 0 0 60 120 180 240 300 360 0 溶出時間(分) 5 10 15 溶出時間(分) (Mean±S.D.,n=6) 図.溶出曲線 2.溶出試験(公的溶出規格) 日本薬局方外医薬品規格第 3 部に定められたブロモクリプチンメシル酸塩錠の溶出規 格に適合していることが確認されている。 表示量 回転数 2.5mg 50rpm 試験液 pH4.0 の 0.05mol/L 酢酸・酢酸ナ トリウム緩衝液 2 規定時間 溶出率 15 分 85%以上
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