PDFファイル/9MB - 埼玉県朝霞市公式ホームページ

(表紙裏
白)
はじめに
本市は武蔵野の面影が残る緑の多いまちとして発
展してまいりました。市内に残る緑地や湧水地は、本
市の原風景ともいえる貴重な財産となっております。
しかしながら、本市においても都市化の進展により
自然環境は徐々に変化してきております。また近年、
地球温暖化の進行による異常気象や生物多様性の保全に係る問題及び東日本大
震災を起因としたエネルギー問題についても大きくクローズアップされており
ます。私たちは生活の利便性の追求や廃棄物の増加など環境への負荷を増大さ
せてきた生活を省みて、より一層環境に配慮した行動をすることにより、自然
との共生を図り、大切に守りながら、より良い環境を次の世代に引き継いでい
かなければなりません。
本市では、平成8年9月に「朝霞市住み良い環境づくり基本条例」を制定し、
その基本理念の実現に向け、平成14年3月に、目標年次を平成23年度とす
る「朝霞市環境基本計画」を策定し、環境の保全と循環型社会の構築への取組
等に関する施策を推進してまいりましたが、計画の目標年次を迎え、新たな環
境問題に対して、総合的・計画的な対応を図っていくために、
「第2次朝霞市環
境基本計画」を策定いたしました。
本計画では、平成33年度までの重点的取組の方向を示し、市、市民・市民
団体、事業者の連携と協働により本市のめざす環境像「水と緑を育む
やさしいまち
環境に
朝霞」の実現に向けた取組を展開することとしておりますので、
市民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
結びに、本計画の策定にあたりまして、長期間にわたりご審議いただきまし
た環境審議会及び環境基本計画策定検討委員会の委員の皆様をはじめ、アンケ
ート調査やパブリックコメントを通じて貴重なご意見、ご提言をいただきまし
た市民の皆様に心からお礼申し上げます。
平成24年3月
朝霞市長
富岡 勝則
目
第1章
次
計画の基本的な考え方 ............................................ 1
1 計画策定の背景 .............................................................. 2
2 第1次環境基本計画の進捗状況 ................................................ 5
3 計画の目的と位置づけ ........................................................ 6
1)目的 ...................................................................... 6
2)位置づけ .................................................................. 7
4 市、市民・市民団体、事業者の責務と役割 ...................................... 8
5 計画の概要 .................................................................. 9
1)対象とする環境の範囲 ...................................................... 9
2)計画の期間 ............................................................... 10
3)計画の構成 ............................................................... 10
第2章
朝霞市の環境の概況 ............................................. 11
11
1 朝霞市の環境の概況 ......................................................... 12
1)歴史 ..................................................................... 12
2)市のなりたち ............................................................. 13
3)地勢・交通 ............................................................... 14
4)地形・地質・地象 ......................................................... 15
5)気象 ..................................................................... 17
6)人口 ..................................................................... 18
7)土地利用 ................................................................. 19
8)産業 ..................................................................... 21
2 市民・事業者の環境意識 ..................................................... 22
1)住まい周辺の環境変化と環境に対する満足度 ................................. 22
2)優先して進めるべき取組内容 ............................................... 24
(参考)公害苦情件数 ........................................................ 26
第3章
27
望ましい環境像とその実現に向けて ............................... 27
1 朝霞市の望ましい環境像 ..................................................... 28
2 環境目標 ................................................................... 29
3 望ましい環境像・環境目標の実現に向けて ..................................... 30
4 計画の推進と進行管理 ....................................................... 31
1)環境パートナーシップによる取組の推進 ..................................... 31
2)計画の進行管理 ........................................................... 32
第4章
環境施策の展開 ................................................. 35
1 健全な環境の確保 ........................................................... 38
1-1
きれいな空気 ........................................................... 39
1-2
きれいな水と土 ......................................................... 41
1-3
明るく住み良いまち ..................................................... 44
1-4
安全なまち ............................................................. 46
2 自然との共生 ............................................................... 49
2-1
自然の保全と再生 ....................................................... 50
2-2
緑の豊かさと水とのふれあい ............................................. 54
3 魅力あるまちなみの創造 ..................................................... 58
3-1
個性あるまちなみ ....................................................... 59
3-2
まちなみの美しさとゆとり ............................................... 62
3-3
環境に配慮した交通手段 ................................................. 65
4 低炭素・循環型社会の構築 ................................................... 67
4-1
地球温暖化対策の推進 ................................................... 68
4-2
水の有効利用 ........................................................... 72
4-3
循環型社会の形成 ....................................................... 75
5 環境パートナーシップの推進 ................................................. 78
5-1
環境教育・環境学習の推進 ............................................... 79
5-2 環境パートナーシップによる取組の展開 ................................... 83
○ 放射性物質による環境汚染への対応 ........................................... 86
第5章
87
協働の展開(重点的取組) ....................................... 87
1 水と緑の環 ................................................................. 88
2 低炭素の環 ................................................................. 90
3 資源の環 ................................................................... 92
4 環境学習の環 ............................................................... 94
97
資料編 ................................................................. 97
1 朝霞市住み良い環境づくり基本条例 ........................................... 98
2 朝霞市環境審議会規則 ...................................................... 101
3 朝霞市環境基本計画策定の経過 .............................................. 102
4 朝霞市「快適な環境づくり」アンケート調査結果の概要 ........................ 105
5 環境基準等一覧 ............................................................ 111
6 用語の解説 ................................................................ 117
※本文中に*印のある用語は、資料編「6 用語の解説」に掲載しています。
白
第1章
計画の基本的な考え方
1
計画策定の背景
2 第 1 次環境基本計画の進捗状況
3
計画の目的と位置づけ
4
市、市民・市民団体、事業者の責務と役割
5
計画の概要
1
1
計画策定の背景
今日、私たちの暮らしを豊かで便利なものにしてきた資源やエネルギーの大量消費・大量廃
棄型社会の拡がりに伴い、私たちの日常生活や事業活動による環境負荷*の増大が、地域の環境
にとどまらず、地球規模の環境にまで様々な影響を及ぼしています。地球温暖化やオゾン層破
壊などの環境問題は、今日、人類の存続に関わる問題として、国際社会が協力して取り組むべ
き重要な課題となっています。
こうした環境問題に対応し、わが国では平成 5 年に「環境基本法」を制定し、平成 6 年に環
境の保全等を総合的・計画的に推進していくための環境基本計画を策定しました。その後の社
会情勢や環境の変化を踏まえ、平成 12 年に第 2 次環境基本計画を策定、平成 18 年には“環境
から拓く新たな豊かさへの道”をテーマに第 3 次環境基本計画を策定しました。
また、平成 17 年 2 月に地球温暖化対策に係る「京都議定書」が発効し、平成 20 年から平成
24 年までに温室効果ガス排出量を平成 2 年比 6%削減が義務付けられ、国民が一体となって温
室効果ガス排出削減に努めていくことになりました。また、その後の地球温暖化対策の枠組み
づくりに向け、国は、平成 20 年 6 月に「低炭素社会*づくり行動計画」を策定し、2050 年まで
の長期目標として、国全体で現状から 60~80%の削減を掲げ、世界に誇れるような低炭素社会*
の実現を目指していくことにしています。
地球温暖化問題とあわせて、生物多様性*や水環境の保全が、重要な環境課題となっています。
平成 5 年に締結された生物の多様性に関する条約では、人類共有の大切な財産である生物多様
性*(遺伝子、種、生態系)の保全に向けた国際間での行動計画の策定と早急な対策が課題とな
っています。平成 22 年に名古屋市で第 10 回締約国会議(COP*10)の開催を機に、一層の理解
と保全に向けた取組の展開が必要になっています。
水は、生活や産業、自然にとって欠かせないものですが、産業や農林水産物のグローバル化、
世界規模での人口増加等に伴い、今後ますます水環境の保全が地球規模での環境課題になると
考えられています。持続的発展が可能な社会(以下「持続可能な社会」という。)の形成に向
けて、健全な水循環を確保し、人間の諸活動と水環境との調和を図っていくことが大切です。
さらに、平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災とそれに伴う福島第一原子力発電所事
故により、長期的なエネルギー政策の見直しや地域の自然特性を踏まえた災害に強いまちづく
りが求められています。
こうした国の政策と歩調を合わせ、各地方公共団体においても、環境負荷*の低減による持続
可能な社会の形成に向け、それぞれの地域の特性を踏まえ、環境基本条例の制定及び環境基本
計画の策定や改定を行い、総合的長期的な視点から環境の保全と創造(以下「環境の保全等」
という。
)に関する取組を総合的・計画的に推進しています。
2
本市においても、こうした環境情勢の推移に対応するため平成 7 年に朝霞市環境管理計画を
策定し、その後、平成 8 年に「朝霞市住み良い環境づくり基本条例」を制定しました。この基
本条例に基づき平成 14 年 3 月に平成 23 年度を目標年度とした朝霞市環境基本計画(以下「第
1 次環境基本計画」という。)を策定し、環境の保全等と循環型社会*の構築への取組等に関す
る施策を総合振興計画と整合を図りながら進めてきました。
平成 16 年に環境基本計画の推進母体として「あさか環境市民会議」が設立され、環境の保
全等に関する様々な活動が進められています。また、循環型社会*の構築に向けた取組として、
一般廃棄物処理基本計画の改定(第 3 次計画(平成 16 年)
、第 4 次計画(平成 21 年)
)
、市の
事務事業の実施に伴い排出される温室効果ガスの抑制・削減を目的とした地球温暖化対策実行
計画の策定(平成 15 年)と改訂(平成 21 年)をはじめ、住宅用太陽光発電システム設置費の
一部補助などの取組を進めてきました。
平成 18 年に「水と緑に満ちた
やすらぎと生きがいのあるまち
朝霞」を将来像とし、パ
ートナーシップによるまちづくりを目指す第 4 次朝霞市総合振興計画を策定、平成 23 年 2 月
に後期基本計画を策定するなど、新たなまちづくりに向けた取組を展開しています。
こうした中、第1次環境基本計画が目標年度(平成 23 年度)を迎え、新たな環境問題に対
して、総合的・計画的な対応を図っていくために、第1次環境基本計画を見直し、第2次環境
基本計画を策定することになりました。
3
朝霞市・埼玉県・国における環境保全等に関する主な取組
年
朝霞市
埼玉県
昭和 42 年
昭和 44 年
昭和 46 年
昭和 48 年
昭和 50 年
昭和 51 年
昭和 56 年
昭和 61 年
昭和 64 年
平成 元年
平成 3 年
平成 4 年
市制施行
「あき地の環境保全に関する条例」制定
「都市公園条例」制定
「建築協定条例」制定
第 1 次総合振興計画策定
「文化財保護条例」制定
「下水道条例」制定
第 2 次総合振興計画策定
「自転車駐車場設置及び管理条例」制定
「緑化推進条例」制定
平成 5 年
快適な環境づくりに関するアンケート調査(市民)
平成 6 年
一般廃棄物処理基本計画策定(第 1 次)
平成 7 年
環境管理計画策定
平成 8 年
第 3 次総合振興計画策定
「住み良い環境づくり基本条例」制定
環境基本計画策定(第 1 次)
地球温暖化対策地域推進計画
平成 9 年
平成 10 年
「廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例」制定
平成 11 年
第 2 次一般廃棄物処理基本計画策定
彩の国ローカルアジェンダ 21
彩の国湿地・湧水地保全基本計画
彩の国豊かな自然環境づくり計画
ごみ処理広域化計画
平成 12 年
「ポイ捨ての防止に関する条例」制定
緑の基本計画策定
朝霞市リサイクルプラザ(エコネットあさか)開設
平成 13 年
快適な環境づくりに関するアンケート調査(市民、中学生)
平成 14 年
環境基本計画策定(第 1 次)
「みどりの基金条例」制定
みどりの基金管理要綱制定
(省 略)
国
公害対策基本法
↑
↑
(省 略)
↓
↓
昭和 63 年 オゾン層保護法
環境管理指針策定
自動車交通公害防止計画
自動車排出窒素酸化物総量削減
計画
環境基本条例制定
環境影響評価条例
資源有効利用促進法
絶滅危惧種の保存法
環境基本法制定
環境基本計画策定(第 1 次)
★阪神・淡路大震災
容器包装リサイクル法
希少野生動植物の種の保護に関
する条例
ごみの散乱防止に関する条例
環境基本計画策定(第 2 次)
彩の国青空再生戦略 21
生活環境保全条例制定
土砂の排出、たい積等の規制に関
する条例
平成 15 年
環境影響評価法
地球温暖化対策推進法
化管法(化学物質把握管理促進法)
ダイオキシン類対策法
建設資材再資源化法
グリーン購入法
循環型社会形成推進法
食品循環資源再生利用促進法
環境基本計画策定(第 2 次)
フロン類回収法
エネルギー政策基本法
農用地土壌汚染対策法
使用済み自動車再資源化法
鳥獣保護法
自然再生推進法
彩の国ふるさとの川再生基本プラン
ディーゼル車の排出ガス規制開始
環境教育推進法
平成 16 年
第 3 次一般廃棄物処理基本計画策定
あさか環境市民会議の設立
地域住民参画による公園管理「公園管理実施要綱」施行
地球温暖化対策地域推進計画(第
2 次)
資源循環戦略 21 策定
景観法
外来生物法
平成 17 年
都市計画マスタープラン策定
ふるさと埼玉の緑を守り育てる
条例
環境配慮活動促進法
食育基本法
地域再生法
平成 18 年
「路上喫煙の防止に関する条例」制定
第 4 次総合振興計画 基本構想・前期基本計画策定
生け垣設置奨励補助金交付の実施
緑の基本計画(改訂版)策定
広域緑地計画
エコアジア 2006 開催
(於:さいたま市)
観光立国推進基本法
有機農業の推進に関する法律
住生活基本法
環境基本計画策定(第 3 次)
環境基本計画策定(第 3 次)
川の国埼玉-川の再生基本方針
平成 19 年
平成 20 年
「開発事業等の手続及び基準等に関する条例」制定
平成 21 年
市民協働指針-パートナーシップによるまちづくり第 4 次一般廃棄物処理基本計画策定
彩の国みどりの基金設置
ごみ処理広域化計画(2 次)
生物多様性保全県戦略
地球温暖化対策推進条例
地球温暖化対策実行計画(ストップ温暖
エコツーリズム推進法
環境配慮契約法
農林漁業バイオ燃料法
生物多様性基本法
地球温暖化対策推進法改正
省エネ法改正(平成 22 年度施行)
化審法(化学物質審査規制法)改正
化・埼玉ナビゲーション2050)
平成 22 年
快適な環境づくりに関するアンケート調査(市民、中学生)
地球温暖化対策基本法(閣議決定)
生物多様性保全活動促進法
平成 23 年
第 4 次総合振興計画・後期基本計画策定
快適な環境づくりに関するアンケート調査(事業所)
★東日本大震災、福島第一原子力
発電所事故発生
※埼玉県については、H22 年版埼玉県環境白書資料編環境年表より抜粋
4
2
第1次環境基本計画の進捗状況
第 1 次環境基本計画では、基本施策ごとに数値または施策・事業の実施自体を指標にしまし
た。そのうち、施策・事業の実施を目標としている項目では、計画の実施計画に沿って関連す
る施策や事業を進めてきました。
ここでは、数値目標を設定した項目について、平成 21 年度での指標の状況と第 1 次環境基
本計画で設定した目標値をまとめました。
数値目標が設定された環境指標の目標等達成状況
基本施策
大気環境の保全
河川などの水質
保全
計画推進の指標
(数値指標)
平成 12 年度
の状況
目標
備考
二酸化窒素濃度の 1 日
平均値の 98%値
0.065ppm
0.04ppm 以下
環境基準
0.06ppm 以下
ダイオキシン類濃度の
年平均値
0.27~0.45
pg-TEQ/㎥
県目標値 0.3
pg-TEQ/㎥以下
河川の水質
BOD 濃度の年平均値
2.1~3.7mg/ℓ
B 類型の環境基準
の達成
3mg/ℓ以下
93.7%
計画区域内
普及率 100%
平成 21 年度整備完了
平成23年度計画区域追加
0.33~7.5
pg-TEQ/g
環境基準の遵守
現状値の維持
環境基準 1,000
pg-TEQ/g 以下
11,149 ㎥/日
9,472 ㎥/日
市水道用のみ
13,079m3/日
39 か所、2.32 ㎡/人
下水道普及率
環境基準 0.6pg-TEQ/㎥
以下
現状平成 21 年度の状況
目標達成状況等
0.054ppm
0.044~0.083pg-TEQ/m3
※
1.0~2.5mg/ℓ
※
94.3%
土壌汚染の防止
土壌中ダイオキシン類
濃度
地盤沈下対策
地下水揚水量
緑地の公有地化
都市公園の整備
25か所、1.98㎡/人
(平成 13 年度)
102 か所、5.3 ㎡/人
(平成 32 年度目標)
緑の基本計画
との連携
水質の向上・清流
の回復
地下水(湧水を含む)
の保全
環境基準適合率
100%
環境基準の達成
地下水質調査 64 地点・
3 物質調査の適合地点
割合
史跡・文化財等
の保全と活用
指定件数
国指定文化財1 件
県指定文化財3 件
市指定文化財26 件
指定の推進
保全活用の推進
不法投棄の防止対策
不法投棄ごみの状況
不法投棄通報
件数 196 件
0件
294kg
274kg 以下
805g/人・日
750g/人・日以下
16.1%
23%以上
ごみ資源化率:22.3%
30%以上
28.3%
1 人当たりの家庭ごみの排出量
ごみの減量化、
資源化の推進
1 日 1 人当たり排出量
ごみ資源化率
ごみリサイクル率
自然エネルギー
有効利用の検討
住宅・民間施設における自然
エネルギー利用施設の導入
21.6%
太陽光発電補助
制度申請件数
6 件(平成 13 年度)
環境教育・環境学
習の推進
こどもエコクラブの支援
0 団体
延べ 100 件以上
10 団体以上
0.010~6.9pg-TEQ/g
テトラクロロエチレン適合率 96.9%、
他 2 物質適合率 100%
国指定1 件 県指定3 件
県選定1 件 市指定27 件
※
指定追加(県選定1 件、市指定1 件)
不法投棄通報件数:561 件
239kg(集団資源回収量を除く)
※
655g/人・日(集団資源回収量を除く)
※
太陽光発電補助交付件数:
延べ 304 件
こどもエコクラブ登録団体 1 団体
※印は目標を達成した指標
第 1 次環境基本計画で設定された数値指標 16 項目のうち、目標を達成した指標は 7 項目で
した。
目標を達成した項目については、今後とも維持や向上を図っていきます。また、目標未達成
の項目については、第 2 次環境基本計画の中で施策や環境指標等の見直しを進めていきます。
5
※
※
3
計画の目的と位置づけ
1)目的
本計画は、「朝霞市住み良い環境づくり基本条例」(以下「基本条例」という。)の基本理念
にのっとり、朝霞市総合振興計画と環境面において相互に整合・補完するものとして、“住み
良い環境づくり”を目指して、市の良好な環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画
的に推進していくことを目的とします。
また、“住み良い環境づくり”にあたっては、市のみならず、市民・市民団体、事業者それ
ぞれの環境の保全等に関する取組(行動)が必要不可欠であるため、本計画は、その推進主体
である市、市民・市民団体、事業者の相互の連携と協働による取組の方向を明らかにし、その
総合的・計画的な推進を目指していくものとします。
基本理念-朝霞市住み良い環境づくり基本条例第 3 条-
●
環境の保全等は、すべての市民が安全で健康かつ快適な文化的生活を営むことがで
きる良好な環境を維持し、これを将来の世代へ継承されるように推進されなければな
らない。
●
環境の保全等は、すべての者の積極的な取組と参加により、環境への負荷の少ない
持続的に発展することが可能な社会が構築されるように推進されなければならない。
●
地球環境の保全は、人類共通の課題であり、すべての事業活動及び日常生活におい
て推進されなければならない。
6
2)位置づけ
本計画の位置づけは、下の図に示すとおりです。
国・県の主な関連計画
環境基本計画
生物多様性国家戦略 2010
循環型社会形成推進基本計画
京都議定書目標達成計画
温室効果ガス 2050 年 80%削
減のためのビジョン
など
国・県の主な関連法・条例
埼玉県環境基本計画
埼玉県地球温暖化対策実
行計画(ストップ温暖化・埼玉ナビ
ゲーション2050)
彩の国青空再生戦略 21
生物多様性保全県戦略
など
環境基本法
公害関連法
地球温暖化対策推進法
循環型社会形成推進法
環境活動・環境教育推進法
生物多様性基本法
自然再生法 など
埼玉県環境基本条例
埼玉県生活環境保全条例
ふるさと埼玉の緑を守り
育てる条例
埼玉県地球温暖化対策推
進条例
など
朝霞市住み良い環境づくり基本条例
第8条
連携
連携
朝霞市総合振興計画
第2次
朝霞市環境基本計画
整合・補完
整合
連携
整合
連携
朝霞市の個別計画
朝霞市の個別条例
(環境保全関連)
(環境保全関連)
都市計画マスタープラン
緑の基本計画
地域防災計画
生涯学習計画
一般廃棄物処理基本計画
地球温暖化対策実行計画
など
環境パートナーシップ
協働の取組
環境施策
目標
7
緑化推進条例
開発事業等の手続及び基準等に関する条例
廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例
ポイ捨ての防止等に関する条例
路上喫煙の防止に関する条例
あき地の環境保全に関する条例
など
4
市、市民・市民団体、事業者の責務と役割
市、市民・市民団体、事業者の積極的な取組と参加により、環境への負荷の少ない持続可能
な社会を構築していくとともに、事業活動及び日常生活において市内の環境保全、ひいては地
球の環境保全を推進していくことが必要です。
本計画を総合的に進めていくために、市、市民・市民団体、事業者が、協働により環境の保
全等に関する取組を進めていくことを計画の基本に据え、それぞれの主たる責務と役割を示し
ます。
市の責務(基本条例第 4 条)
市は、基本理念にのっとり、環境の保全等に関す
る基本的かつ総合的な施策を策定し、及び実施する
責務を有する。
市民の責務(基本条例第 5 条)
市民は、基本理念にのっとり、環境の保全上の支
障を防止するため、その日常生活に伴う環境への負
荷の低減に努めるとともに、市が実施する環境の保
全等に関する施策に協力する責務を有する。
事業者の責務(基本条例第 6 条)
事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動を
行うに当たっては、環境の保全等に自ら努めるとと
もに、市が実施する環境の保全等に関する施策に協
力する責務を有する。
(1)市の役割
市は、本計画で定められた環境目標を実現するために総合的・体系的な環境行政を推進し、
各種の環境に関する情報を把握し、施策を全庁的に実施・展開するとともに、市民・市民団体、
事業者が主体的に参加しやすい環境を整え、環境の保全と創造に関する取組を協働により進め
ます。
(2)市民・市民団体の役割
市民・市民団体は、本市の環境が全市民の共有財産であり、かつ次世代へ残していくべきも
のであることを十分に自覚し、自らの行為で環境を損なうことがないように努めます。また、
より良い環境を守り、育み、創出していくために、市や地域、団体が進める環境保全活動に主
体的かつ積極的に参加します。
(3)事業者の役割
事業者は、自らの活動が環境に与える負荷を十分に認識し、公害防止はもとより環境への負
荷を低減するように努め、よりよい環境を創出するために本計画の推進に主体的かつ積極的に
参加します。
8
5
計画の概要
1)対象とする環境の範囲
本計画では、対象とする環境の範囲を、次の分類と要素からなる環境とし、大別して健康・
安全環境、自然環境、生活環境、地球環境の 4 つの視点から捉えていきます。
9
2)計画の期間
本計画では、平成 24 年度を初年度とし、平成 33 年度を目標年次として、施策の方向づけを
行います。あわせて、重点的取組の方向を明らかにし、市、市民・市民団体、事業者の協働に
より展開していきます。
なお、目標年次までの間に環境や社会情勢の変化が生じた場合には、必要に応じて計画や重
点的取組を見直し、改定を行うものとします。
3)計画の構成
本計画は大きく分けると下に示すように5章から構成されます。
第 1 章 計画の基本的な考え方
1 計画策定の背景
2 第 1 次環境基本計画の進捗状況
3 計画の目的と位置づけ
4 市、市民・市民団体、事業者の責務と役割
5 計画の概要
第 2 章 朝霞市の環境の概況
1 朝霞市の環境の概況
2 市民・事業者の環境意識
第 3 章 望ましい環境像とその実現に向けて
1 朝霞市の望ましい環境像
2 環境目標
3 望ましい環境像・環境目標の実現に向けて
4 計画の推進と進行管理
第 4 章 環境施策の展開
[環境施策の体系]
1 健全な環境の確保
2 自然との共生
3 魅力あるまちなみの創造
4 低炭素・循環型社会の構築
5 環境パートナーシップの推進
第 5 章 協働の展開(重点的取組)
1 水と緑の環(自然の保全と再生、水と緑のネットワーク形成)
2 低炭素の環(地球温暖化対策の推進、低炭素社会の形成)
3 資源の環(3Rの推進、循環型社会の形成)
4 環境学習の環(環境教育・環境学習の推進)
資料編
10
環境基本計画
実施計画
・重点施策の目標
・総合振興計画との連
携
市民・市民団体、
事業者の
役割と取組の展開
・各主体の役割
・環境保全行動
(環境配慮)
第2章
朝霞市の環境の概況
1
朝霞市の環境の概況
2
市民・事業者の環境意識
11
1
朝霞市の環境の概況
1)歴史
朝霞の歴史は、約 3 万年前の旧石器時代に始まります。市内を流れる黒目川や越戸川沿いに
河岸段丘が広がり、台地上にはそこに流れ込む小河川によって、いくつも谷が刻まれ、複雑な
地形となっていました。こうした河岸段丘沿いの崖地形は、「ハケ」と呼ばれ、そこには多くの
湧水点が生じ人々はこうした豊富な湧き水を利用して生活を始めました。
縄文時代になると、温暖な気候の中、当時の海岸線であった黒目川沿いの台地上では、竪穴
住居で多くの人々が暮らし、貝塚などを残しました。そして弥生時代、河岸段丘沿いの台地に
ある「ヤツ」と呼ばれた小さな谷間の低地で稲作が行われるようになり、台地上には大きな集落
が営まれました。また、台地上や低地には豊かな林や草地が広がり、そこには多くの動植物が
生息していたと思われ、人々の生活を豊かなものにしていたようです。
古墳時代になり、柊塚古墳や一夜塚古墳など多くの古墳が集落の指導者層の墓として台地上
に築かれました。そして奈良・平安時代になると、市内全域で人々が暮らすようになり、台地
上に新たな集落が開かれていったのもこの頃のことです。
鎌倉・室町時代には、板碑が数多く作られ岡の城山には城館が築かれるなど、武蔵武士の活
動が盛んで、膝折では市場も開かれていました。江戸時代には、天領と旗本領が入り組み、い
くつかの村も成立しました。なかでも膝折宿は、川越街道の宿場町として発展しました。また、
新河岸川では江戸と結ぶ舟運が始まり、河岸場もつくられました。
こうした一方で、豊かな自然を利用して、将軍や尾張藩の鷹場が置かれました。鷹の獲物や
餌となる動物が多く生息していたからです。また、川越街道沿いには松が植えられ、昭和初期
まで見事な並木を見ることができました。
江戸時代中頃になると、それまで生活用水が不便であった台地上に野火止用水がつくられ、
屋敷や畑が新たに開かれました。そして台地上の自然林の多くは、薪や肥料を得るために人手
の加わった雑木林となり、生活に欠かせないものとして維持されました。また、黒目川の豊富
な水を利用した水車によって製粉や油しぼりが行われ、やがて水車動力による伸銅業が始まり
ました。この伸銅業は、明治・大正・昭和と続き、動力は電気に変わりましたが、地場産業と
して発展していきました。
このように朝霞の歴史は、水と緑とともに歩んできたといえます。台地の崖に残る斜面林や
湧水、台地上に残る雑木林や点在する屋敷林・寺社林は、長年にわたり、その維持に努力がな
されてきました。しかし、近年の都市化の波は朝霞においても顕著であり、これらの自然環境
は急激に変化してきています。このため、現在も残る緑地や湧水地は、朝霞の原風景ともいう
べきものとして、貴重な財産となっています。
12
<朝霞市の環境、朝霞市環境基本計画(H14.3)より>
約 100 年前の朝霞
縮尺 2 万 5 千分の 1 地形図
大正 8 年測図国土地理院より
2)市のなりたち
明治初年、市内の村々は膝折村ほか 9 か村からなっていましたが、明治 22 年に膝折村・溝
沼村・岡村・台村・根岸村が合併して膝折村に、同じく浜崎村・宮戸村・田島村・上内間木村・
下内間木村が合併して内間木村となりました。
昭和 7 年に、膝折村に東京ゴルフ倶楽部のゴルフ場が移転してきたことをきっかけとして、
当時の名誉会長であった朝香宮殿下の名前をいただいて、「朝霞」と村名を変更し、同時に町
制施行を行い、朝霞町となりました。一方、内間木村は、昭和 19 年に志木町・宗岡村・水谷
村と合併し、志紀町となりましたが、昭和 23 年には分離して、再び内間木村に戻りました。
その後、昭和 30 年に朝霞町と内間木村が合併して、新しく朝霞町となり、昭和 42 年に市制
が施行され、朝霞市となり、現在に至っています。
<朝霞市環境基本計画(H14.3)より>
13
3)地勢・交通
本市は、埼玉県南東部に位置
交通概要図(鉄道、道路、バス路線)
し、東は和光市・戸田市、北は
志木市・さいたま市、西は新座
市、南は東京都練馬区に接し、
都心から 20km 圏に位置すると
いう地理的条件に恵まれてい
ます。
首都近郊の農村地帯から都
心のベッドタウンとして変貌
したものの、
未だ武蔵野の面影
が残る緑の多い住宅地として
発展してきています。
鉄道は、北部を JR 武蔵野線
が、
中央を南北に東武東上線が
通っています。
東武東上線の地
下鉄への乗り入れにより、
都心
との利便性が向上しました。
道路は、南部には国道 254
号(川越街道)が通過し、東京
と川越等とを結ぶ広域幹線道
路となっているほか、県道和
光・志木線、県道朝霞・蕨線な
「朝霞市公共施設案内図」朝霞浪漫ガイドマップ
どが周辺の都市とを結んでい
「埼玉県道路網図 H22 年 4 月版」埼玉県道路整備課
2 万 5 千分の 1 地形図「志木」H13 年 5 月国土地理院
他より
ます。また、東側には東京外環
自動車道の和光 IC、和光北 IC が近接し、首都高速道路をはじめ、関越、東北、常磐自動道等
と直結しており、自動車交通の利便性の高い地域となっています。
国道 254 号の渋滞緩和と主要幹線道路へのアクセス強化などを目的に、一般国道 254 号和光
富士見バイパス整備が進められ、平成 22 年には和光から内間木までの間が整備されました。
<朝霞市の環境、朝霞市地域防災計画(H21.3)、朝霞市緑の基本計画(H18.12)、朝霞市環境基本計画(H14.3)より>
市民意識では交通の利便性に対する満足度が高く、また、事業者では「公共交通機関(鉄道)
の利便性」と「道路等自動車交通の利便性、物流の効率性」が朝霞市の魅力となっています。
<H22 年度「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より>
今後、この魅力を活かしながら、より良い快適な居住環境の形成に向けて、バス、鉄道等公
共交通機関や自転車の活用などを進め、主要道路や生活道路における交通混雑や渋滞の解消に
努めるとともに、交通体系や自動車利用の見直しなどにより、交通に伴う環境負荷*の低減を図
っていく必要があります。
14
4)地形・地質・地象
地形は、標高 30~40m(最
朝霞市の標高(概要図)
高 54.92m)の武蔵野台地、黒
目川や荒川沿いの標高 5m前
後の低地(最低 2.00m)から
なります。市域の約 70%が台
地、30%が低地となっています。
台地の縁には斜面(段丘崖)
が連続して形成され、
斜面林が
点在し、
一部開発されているも
のの、河川沿いの緑地と一体と
なって本市の自然景観を構成
しています。
台地は、砂・砂礫層の段丘堆
積物からなる下位面と武蔵
野・立川ローム層及び砂層・礫
層・粘土層の上総層群*からな
る中位面が広がっています。上
総層群*中の砂層・礫層は、良
好な水質の地下水滞水層であ
り、
市の水道水源として利用さ
れており、
また湧水となって河
川の水質浄化にも貢献してい
ます。
2 万5 千分の 1 地形図「志木」H13 年5 月国土地理院 他より
低地は、
谷底平野や氾濫平野
からなり、水はけの悪い旧河道等の凹地が分布するなど、全体として砂・礫・泥の軟弱で湿潤
な地盤となっています。
台地は、水はけが良く、畑や樹林として利用されてきました。そのため、地盤が安定し、浸
水等の影響を受け難いため、湧水等利水の良い所は早くから集落が立地してきました。また、
湧水が多く見られる台地周辺の斜面地は、急で崩壊しやすい地盤でもあり、最近までは樹林地
などとして利用されてきました。河川沿いの低地は、水田として利用されてきたほか、低地内
の微高地である自然堤防には、集落等が立地し、稲作を支えてきました。
<朝霞市緑の基本計画(H18.12)、朝霞市環境基本計画(H14.3)、国土地理院 2 万 51 千分の 1 旧版地形図より>
こうした市域の地形・地質が果たしている雨水の流出抑制や地下浸透(地下水涵養)
、湧水、
自然浄化などの役割を活かし、健全な水循環の確保と自然再生を図っていくとともに、災害に
強いまちづくりの形成に努めていく必要があります。
15
朝霞市の原地形(地形分類)図
2万 5 千分の 1 土地条件図(数値地図)「志木」、2 万 5 千分の 1 土地条件図「東京西北部」S54 年調査・編集 国土地理院、他より
※土地条件図は、昭和 30 年~40 年代の航空写真や旧版地形図、文献等をもとに、当時の土地の条件(地形の形成等、地形分類)を示しています。
※なお、本図は、上記の資料より、人工改変地(平坦化地、切土地、盛土地)を想定される原地形分類に置き換えています。
16
5)気象
過去 20 年間の最高気温、平均気温、最低気温の推移
<資料:埼玉県南西部消防本部、統計あさかより>
夏は高温多湿で、冬は乾燥した晴天が続き、降水量は比較的少なく、太平洋沿岸部に比べ多
少寒暖の差が大きく内陸性の気候特性を示しています。年平均気温は 15~17℃、平均降水量
1,400mm 程度、晴天日数(時間)が曇や雨に比べて多い傾向にあります。
市域の気温は、ここ 20 年間ではほぼ横ばい状況で推移してきていますが、最低気温が高い
年が多く、平均気温もわずかですが上昇傾向となっています。
<朝霞市地域防災計画(H21.3)、朝霞市緑の基本計画(H18.12)、朝霞市環境基本計画(H14.3)より>
都市化の進展に伴う緑地の減少や人工物による地表の被覆・排熱の増加など、市街地でのヒ
ートアイランド*化が進んでいます。今後、夏季の冷房等エネルギー需要の増加、熱中症や不快
感の増加などさまざまな影響が懸念されます。
このため、気候特性を活かした自然エネルギー*の活用をはじめ、省エネルギー、緑化や都市
気候の緩和など、長期的な視点に立った環境負荷*の少ないまちづくりを進めていく必要があり
ます。
17
6)人口
市制施行以降の人口・世帯数・世帯人口の推移
人
人
140,000
3.50
120,000
3.00
世帯当たり人口
2.50
100,000
世帯数
2.00
総人口
80,000
1.50
60,000
1.00
40,000
20,000
0
S42 S47 S52 S57 S62
H4
H9
H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23
<統計あさかより>
人口は、平成 23 年 4 月 1 日現在 130,764 人、総世帯数 59,144 世帯で、昭和 42 年の市制施
行時と比べ、人口で約 2.3 倍、世帯数で約 3.2 倍となっています。世帯人数は昭和 42 年の 3.0
人から 2.2 人に減少しています。
東京圏に人口が集中しはじめた昭和 30 年代から人口増加が顕著化し、その後もJR武蔵野
線の開通や東武東上線朝霞台駅の開設などにより住宅都市として人口が増加し続けています。
しかし、最近では、毎年 1%前後の増加と増加率は緩やかになってきています。
人口構成比では、16 歳未満の年少人口は 15.58%、16 歳以上 65 歳未満の生産年齢人口は
68.31%、65 歳以上の老年人口は 16.11%で、第 1 次環境基本計画策定時と比べ、年少及び生
産年齢人口比の減少、老年人口比の増加といった少子高齢化をはじめ、高齢単身者世帯や高齢
夫婦世帯の増加が進んできています。
また、人口の約 1 割にあたる 1 万人前後が毎年入れ替わっており、特に若い世代の流出入が
顕著です。
<第 4 次朝霞市総合振興計画後期基本計画(H23.2)、朝霞市地域防災計画(H21.3)、朝霞市都市マスタープラン(H17.3)、統計あさかより>
第 4 次総合振興計画では、目標年の平成 27 年の将来人口を 135,000 人と推計しています。
そのため、今後とも人口の増加が見込まれ、環境負荷*の増加が考えられます。
若い世代の人口流動をはじめ、長期的には少子化の進展などが予測されるなど、環境を支え
る世代の定住化と環境パ-トナーとしての相互理解の形成が重要です。また、単身者世帯をは
じめ、高齢者単身世帯や夫婦世帯の増加も見込まれるなど、こうした世帯での環境保全対策や
環境保全活動への参加が課題として考えられます。
今後の高齢化社会に向けて、高齢者の知識や経験を活かした環境保全活動や環境学習*への参
加・協力など、地域社会での活躍の仕組みづくりが必要です。
18
7)土地利用
(地目・土地利用状況)
土地利用概況図
本市は、大正 3 年に東武東上線
が開通し、現在のまちの骨格が形
成され、高度経済成長や土地区画
整理事業による基盤整備と JR 武
蔵野線の開通により市街地が形
成されました。
平成 17 年度の都市計画基礎調
査では、自然的土地利用面積は
511.88ha(約 28%)、都市的土地
利用面積は 1326.12ha(約 72%)
となっており、平成 23 年 1 月 1
日現在の地目別土地面積の割合
では、宅地が全体の 38.2%、雑
種地 13.0%、その他が 32.9%で、
山林・原野 2.1%、農地 13.8%と
なっています。
田・畑・原野が減少する一方で、
宅地が増加しています。市街化調
整区域の農地と山林が減少し、工
業用地、公益施設用地、その他公
的施設用地が増加するなど、市街
化調整区域での都市的土地利用
2 万 5 千分の 1 地形図「志木」H13 年 5 月国土地理院、他より
が進んでいます。
朝霞市の地目別面積の推移
<朝霞市地域防災計画(H21.3)、
朝霞市緑の基本計画(H18.12)より>
注1
この表は固定資産税台帳に登録された地
積で非課税も含まれます。
注2
「その他」とは、墓地、境内地、運河用地、
水道用地、用悪水路、ため池、堤、井溝、
保安林、公衆用道路及び公園をいいます。
<統計あさかより>
19
(都市計画の状況)
都市計画の面積(平成23年4月1日現在)
市全域が都市計画区域で、市街化区域は鉄
道駅および国道 254 号周辺を含む台地部に、
市街化調整区域は荒川・黒目川周辺の荒川低
地とキャンプ朝霞跡地および陸上自衛隊朝霞
駐屯地に指定されています。
用途地域の指定は、住居系地域が約 8 割と
住居系の指定が広がっています。
平成 21 年 5 月に建築物の高さの最高限度を
面積(ha)
都市計画区域
市街化区域
市街化調整区域
計
用途地域指定地域
第一種低層住居専用地域
構成比(%)
1,063.0
57.8
775.0
42.2
1,838.0
面積(ha)
100.0
構成比(%)
130.3
12.3
第一種中高層住居専用地
域
460.1
43.2
14.4
1.4
第二種中高層住居専用地
7.8
0.7
237.2
22.3
第一種住居地域
定める「高度地区」を決定し、建築物の高さ
準住居地域
11.0
1.0
を一定の範囲内に抑えていくことになりまし
近隣商業地域
32.8
3.1
商業地域
37.2
3.5
準工業地域
49.1
4.6
た。
また、平成 23 年 1 月に市街化調整区域のう
ち旧暫定逆線引き地区(5 地区約 53ha)に係
る地区計画が決定され、市街化区域に編入さ
れました。
工業地域
計
83.7
7.9
1,063.6
100.0
資料:朝霞市の都市計画(H23.3)
<朝霞市緑の基本計画(H18.12)より>
朝霞市の魅力でもある水辺や緑との豊かなふれあいを確保していくため、農地や樹林地、水
辺などの維持保全に努めていくとともに、これらの自然的土地利用が果たしている環境保全機
能の保全と向上に努めていく必要があります。そのため、地域の自然環境等に配慮し、快適で
住み良い環境づくりに向けた計画的な土地利用の推進が課題となっています。
また、緑地等の自然が減少する中で、残されている緑地等の積極的な維持保全とあわせて、
開発や事業等に際して、緑地や自然環境の創出・再生などに努めていく必要があります。
20
8)産業
製造業の事業所数、製造品出荷額等の推移
(万円)
事業所
<工業統計調査、統計あさかより>
産業別事業所数及び就業者数は、平成 18 年で第 3 次産業がそれぞれ全体の約 75%、第 2 次
産業が約 25%を占めており、第 1 次産業は 1%未満となっています。
第 2 次産業は、事業所数及び従業者数とも大きく減少してきています。製造業では、事業所
数及び従業者数、製造品出荷額とも平成 12 年以降は、平成 19 年に増加が見られましたが、全
体として減少傾向で推移しています。
第 3 次産業では、サービス業が増加していますが、事業所数は減少してきています。飲食店
を除く商業は、平成 11 年と比べ、平成 19 年で商店数約 22%、従業員数約 7%、年間販売額約
8%の減少となっています。特に、卸売業では商店数及び従業員数が約 30%、年間販売額が約
20%と大きく減少しています。
<事業所統計調査(平成8年からは事業所・企業統計調査)、工業統計調査、商業統計調査、統計あさかより>
環境を支える若い世代の市内での就労機会の充実など、定住環境の形成を図っていく必要が
あるとともに、事業所との協働による環境保全等の仕組みづくり、従業員の環境保全活動に対
する事業所の理解と協力などが重要になっています。
また、農業従事者や後継者の減少、耕作面積の減少、緑地所有者の分散などの状況があるた
め、生産緑地*や遊休農地の市民農園*、体験農園等としての活用、農業技術者の活用など、市
民が土とふれあえる環境づくりや安心・安全な農作物の提供などと一体となった朝霞の農業の
保全と育成に努めていく必要があります。
21
2
市民・事業者の環境意識
1)住まい周辺の環境変化と環境に対する満足度
(1)環境の変化
平成 22 年度「快適な環境づくり」に関するアンケート調査(以下「環境意識調査」という。
)
の結果では、住まい周辺の環境が以前(10 年ほど前)と比べて、市全体での変化としては、
「全
体的に良くなった」と「少しは良くなった」との回答があわせて 45.6%と、市民の半数近くが
全体としては良くなったと感じています。
項目別の環境変化では、全ての項目で「変わっていないと思う」との回答が多くなっていま
す。また、「水のきれいさ」や「緑や水辺、自然の状況」「街並の状況」「バスなどの公共交通
機関」では、2 割以上の市民が「少し良くなった」と回答しています。
1 空気のきれいさ
2 静かさ(騒音・振動)
3 水のきれいさ
4 緑や水辺、自然の状況
5 街並の状況
6 歩行者や自転車利用の安全性
7 バスなどの公共交通機関
(2)環境に対する満足度と満足度の変化
住まい周辺の環境に対する総合的な満足度は、
「やや満足」が 46.3%と最も高く、次いで「ど
ちらともいえない」となっています。
「満足」と「やや満足」を合わせると 56.6%と満足度が
高くなっています。項目別では、快適面や利便面、安全面①、衛生面で、「満足」と「やや満
足」が 5 割以上と高くなっています。
平成 12 年度の環境意識調査結果との比較では、全体的に「やや不満」と「不満」との割合
が減少し、
「やや満足」と「満足」の割合が高く、項目別及び総合的な満足度は、平成 12 年度当
時と比べ全般的に高くなっています。
<H22 年度「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より>
22
<H22 年度「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より>
環境意識調査結果では、住まい周辺の環境については、全体的には少し改善の傾向が見られ、
満足度も高くなってきていますが、悪くなったと感じている項目として特に、歩行者や自転車
利用の安全性の確保、災害や交通事故等の安全面の改善などが課題となっています。
23
2)優先して進めるべき取組内容
(1)快適な環境づくりに向けて市が優先して進める環境保全への取組
地球温暖化対策を除き、市が環境保全上優先すべきことについての環境意識調査結果による
と、市民では、
「道路環境の整備」が最も多く、次いで「自然の緑地や水辺の保護・保全」、
「ま
ち並みの緑化」の順となっています。
事業者では、「空き
缶等ごみの不法投棄
規制」、
「道路環境の整
備」、
「自然の緑地や水
辺の保護・保全」、
「ご
みの減量化」が上位に
あげられています。
市民では、平成 5 年
度と平成 12 年度に、
ほぼ同じ内容で環境
意識調査を実施して
います。優先順を比較
すると、右図に示され
るような推移となっ
ています。
調査年度ごとに優
先順位が高くなって
いる項目は、「自然の
緑地や水辺の保護・保
存」、「まち並みの緑
化」などがあります。
反面、優先順位が下
がっている項目は、
「騒音防止」
、
「振動の
防止」などがあります。
なお、事業者への環
境意識調査は平成 22
年度が初めてです。
<H22 年度「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より>
24
(2)地球温暖化対策に向けて優先して取り組む必要がある内容
今後の取組として、地球温暖化対策に向けて優先して取り組む必要がある内容についての市
民、事業者への環境意識調査結果によると、市民では、
「自転車利用環境の充実」
、
「都市緑化」、
「太陽光発電・太陽熱利用など自然エネルギー利用の普及」、
「歩いて回れるまちづくりの推進」
が上位になっており、まちづくりと一体となった対策の推進が期待されています。
また、事業者では、
「太陽光発電・太陽熱利用など自然エネルギー利用の普及」
、事業所及び
家庭での「省資源・省エネルギー対策の推進」
、
「自転車利用環境の充実」、
「道路の交通渋滞の
解消」が上位になっています。
市民意識(地球温暖化対策に向けて優先して取り組む内容)
事業者意識(地球温暖化対策に向けて優先して取り組む内容)
<H22 年度「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より>
25
(参考)公害苦情件数
公害苦情件数の推移
<環境保全課資料より>
公害苦情件数は、平成 14 年度の 106 件をピークに減少傾向にあり、平成 22 年度は 7 件とな
っています。
苦情の種類は、平成 16 年度までは大気汚染に関する苦情が最も多く、次いで騒音、悪臭の
順になっていましたが、
大気汚染に関する苦情件数は平成 17 年度以降大きく減少しています。
大気汚染に関する苦情が大幅に減少したことにより、平成 17 年度以降は全体に占める騒音や
悪臭に関する苦情の割合が高くなっています。騒音や悪臭に関する苦情も全体的には減少傾向
にありますが、法令に基づかない生活型騒音も見受けられます。
明るく住み良いまちづくりに向けて、騒音・振動、悪臭などの身近な生活環境の保全と向上を
はじめ、公害苦情に対する調査や指導の継続が必要です。
また、新たな有害化学物質等による環境汚染などの環境リスク*への対応をはじめ、地球温暖
化など気候変動に伴う地域環境の変化、健康や安全に係る新たな環境問題に対する情報の提供
や事前の対策が求められています。
26
第 3 章 望ましい環境像とその実現に向けて
1
朝霞市の望ましい環境像
2
環境目標
3
望ましい環境像・環境目標の実現に向けて
4
計画の推進と進行管理
27
1
朝霞市の望ましい環境像
(1)望ましい環境像
朝霞市の魅力である緑と水辺との豊かなふれあいを守り育みつつ、市民の誰もが健康で安心
して暮せる美しくゆとりのある居住環境の形成と、環境への負荷が少ない持続可能な社会の構
築をめざします。
その中で、朝霞の自然環境や歴史、環境問題から地球規模の問題について、みんなで、学び、
知恵を出し合い、住み良い環境づくりや省資源・省エネルギー等の環境負荷*の低減に向けた取
組を進めている姿を本計画がめざす望ましい環境像とします。
(2)望ましい環境像実現のための基本方針
望ましい環境を実現していくために、市、市民・市民団体、事業者が相互に理解しあい、協
働により環境の保全等に取り組んでいく社会の実現を目指し、環境パートナーシップ*による取
組を進めます。
ここで「環境パートナーシップ*」とは、望ましい環境像の実現に向けて、市、市民・市民団
体、事業者の各主体が環境問題について学び、考え、相互理解を深め、一体となって行う環境
保全活動を指しています。
28
2
環境目標
望ましい環境像『水と緑を育む
環境にやさしいまち
朝霞』を実現していくため、朝霞の
環境を構成する「健康・安全環境」
「自然環境」
「生活環境」
「地球環境」
「環境パートナーシッ
プ*」の 5 つの要素を基本に環境目標を設定し、その目標の達成に向けた取組を展開していきま
す。
望ましい環境像
水と緑を育む 環境にやさしいまち 朝 霞
●5 つの環境目標●
環境目標
健康・安全環境
1
環境目標
健全な環境
の確保
自然環境
健康で安心して暮らせるまち
自然との
共生
自然が身近に感じられ、やすら
ぎを与えてくれるまち
環境目標
環境パートナーシップ
2
5
環境パートナー
シップの推進
市、市民・市民団体、事業者の協
働による環境の保全等が進めら
れるまち
環境目標
生活環境
環境目標
3
魅力ある
まちなみの創造
地球環境
4
低炭素・循環型
社会の構築
自然に気を配り、環境に負担を
かけないまち
水と緑、歴史を活かし、環境に
やさしいまちなみと文化を育む
まち
29
健全な環境の確保
健康で安心して暮せるまち
健康・安全環境
環境汚染や公害、環境リスク*などのない、自然災害に強い、誰もが健康で
安心して暮せるまちをめざします。
自然との共生
自然が身近に感じられ、やすらぎを与えてくれるまち
限りある自然を守り育み、自然の豊かな恵みを再生し、自然との豊かなふ
れあいとやすらぎのあるまちをめざします。
自然環境
魅力あるまちなみの創造
水と緑、歴史を活かし、環境にやさしいまちなみと文化を育むまち
朝霞市の魅力である水と緑、歴史を活かし、個性豊かで美しい、ゆとりの
ある環境にやさしいまちをめざします。
生活環境
低炭素・循環型社会の構築
自然に気を配り、環境に負担をかけないまち
地球環境
環境パートナーシップ
まちづくりや日常生活での省資源・省エネルギーなど環境負荷*の少ない社
会システムやライフスタイルを確立し、地球環境保全に貢献するまちをめざ
します。
環境パートナーシップの推進
市、市民・市民団体、事業者の協働による環境の保全等が進められる
まち
環境保全活動や環境教育・学習の充実など、市、市民・市民団体、事業者の
協働による環境の保全等が進められるまちをめざします。
3
望ましい環境像・環境目標の実現に向けて
望ましい環境像『水と緑を育む
環境にやさしいまち
朝霞』の実現をめざし、5 つの環境
目標の達成に向け、関連する施策や取組を、総合的・計画的に展開していきます。
具体的な内容や取組については、第 4 章 環境施策の展開に掲げています。
30
4
計画の推進と進行管理
1)環境パートナーシップによる取組の推進
本計画で示す環境保全の取組は、生活に密着した身近なもの、地球環境を視野に入れたもの、
次世代に引き継がなければならないものを含む幅広い総合的な取組です。これらの取組を実際
に推進していくためには、市、市民・市民団体、事業者の各主体がそれぞれの責務を果たすと
ともに、環境パートナーシップ*により相互の協力、連携を高め、望ましい環境像の実現に向け
た取組を展開していく必要があります。
本計画では、市、市民・市民団体、事業者が協働により重点的に進めていく取組を定め、そ
の推進とあわせて、環境パートナーシップ*の強化に努めていきます。
そのため、計画の推進組織として平成 16 年に設立した「あさか環境市民会議」と平成 12 年
に設立した「朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会」との連携を図り、市、市民・市民団体、
事業者が、重点的取組ごとに環境パートナーシップ*の環を組んで、その強化を図りながら、推
進していくものとします。
環境パートナーシップによる重点的取組の推進
近隣市の市民・市民団体、
事業者との連携
市 民
市民
団体
事業者
重点的取組
(協働プロジェクト)
③
朝霞市リサイク
ルブラザ企画運
営協議会
の推進
環境パートナーシップ
の強化
②
あさか環境
市民会議
①
生涯学習
ボランティ
アバンク
⑤
国・県・近隣市との連携
④
住み良い
環境づくり
連絡委員会
31
市民活動支援
ステーショ
ン・シニア活
動センター
① 環境パートナーシップの強化
市、市民・市民団体、事業者の各主体が有機的な協力・連携を図りながら、計画に掲げる重
点的取組を効果的に展開していくため、各主体間の環境に関する情報の交換や人的交流、意見
やアイデアの共有を図り、相互に役割分担と協力のもと、連携した取組を進めていきます。
② あさか環境市民会議
「あさか環境市民会議」は、第 1 次環境基本計画に基づき、環境基本計画を推進するための
組織で、市の望ましい環境像を実現することを目的として平成 16 年に設立されました。今後、
環境基本計画の推進母体として、環境パートナーシップ*の環づくりを積極的に進めていくとと
もに、朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会をはじめ、各市民団体と連携し、重点的取組を
進めていきます。また、市と連携して取組状況を確認し、効果的な取組の展開を図ります。
③ 朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会
「朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会」は、平成 12 年に朝霞市リサイクルプラザ(エ
コネットあさか*)を拠点に、朝霞市のごみ減量の一端を担うことを目的に発足した組織で、3
R*(リデュース・リユース・リサイクル)事業の企画運営と啓発に取り組んでいます。環境基
本計画の推進に向け、循環型社会*の形成に向けた重点的取組を市と市民との協働で実践してい
くとともに、環境パートナーシップ*の環づくりを進めていきます。
④ 住み良い環境づくり連絡委員会
市は、本計画を総合的・計画的に推進するために、庁内の横断的組織である「住み良い環境
づくり連絡委員会」が計画に基づく環境施策の総合調整を行うとともに、計画の推進状況を把
握し、点検・評価を行います。
⑤ 国・県・近隣市との連携
市は、広域的な対応が必要な環境問題等に際しては、国・県・関係市町村との連携・協力を
強化し、広域的な視点からの取組を推進します。
2)計画の進行管理
市は、市民・市民団体、事業者との協働によって本計画を推進するとともに、本計画に掲げ
る重点的取組の実施状況等を把握し、「住み良い環境づくり連絡委員会」において点検・評価
を行い、報告書にとりまとめ、公表し、市民や事業者の意見を求めます。市に寄せられた意見
をあさか環境市民会議等関係団体や庁内関係課と調整を行い、翌年度以降の施策や取組に反映
させ、計画をより実効性のあるものとしていきます。
32
環境基本計画の推進・進行管理の考え方
–
① 環境審議会
環境審議会は、環境基本計画に関する事項の審議を行います。
また、市長から諮問があった場合は、計画の見直しについて審議及び答申を行います。
② 総合振興計画との整合・補完
市は、総合振興計画の実施計画を踏まえ、環境基本計画の実施計画を策定し、その計画的な
推進を図っていきます。
また、環境基本計画の進行状況等を踏まえ、必要となる取組や施策を、総合振興計画及びそ
の実施計画の見直しに反映するよう努めていきます。
33
(白)
34
第4章
環境施策の展開
[環境施策の体系]
1 健全な環境の確保
1-1 きれいな空気
1-2 きれいな水と土
1-3 明るく住み良いまち
1-4 安全なまち
2
自然との共生
2-1 自然の保全と再生
2-2 緑の豊かさと水とのふれあい
3
魅力あるまちなみの創造
3-1 個性あるまちなみ
3-2 まちなみの美しさとゆとり
3-3 環境に配慮した交通手段
4
低炭素・循環型社会の構築
4-1 地球温暖化対策の推進
4-2 水の有効利用
4-3 循環型社会の形成
5
環境パートナーシップの推進
5-1 環境教育・環境学習の推進
5-2 環境パートナーシップによる取組の展開
朝霞市の望ましい環境の実現のために、各種の環境施策を展開していくことが必要です。
本計画では、環境像の実現に向けた 5 つの環境目標及び環境目標を構成する施策の方向(個
別目標)ごとに、第 1 次環境基本計画策定時以降の環境の変化や環境保全等の取組状況、市民
の環境意識の変化等を踏まえ、今後の環境の保全等に係る課題と施策の展開の方向を示してい
ます。
35
[環境施策の体系]
望ましい環境像
環境目標
施策の方向(個別目標)
1-1 きれいな空気
1-2 きれいな水と土
健全な環境の確保
健康で安心して暮せるまち
1-3 明るく住み良いまち
健康・安全環境
1-4 安全なまち
望ましい環境像
2-1 自然の保全と再生
自然との共生
水と緑を育む 環境にやさしいまち 朝霞
自然環境
自然が身近に感じられ、やすらぎ
を与えてくれるまち
2-2 緑の豊かさと水とのふれあい
3-1 個性あるまちなみ
魅力あるまちなみの創造
3-2 まちなみの美しさとゆとり
水と緑、歴史を活かし、環境にや
さしいまちなみと文化を育むまち
生活環境
3-3 環境に配慮した交通手段
4-1 地球温暖化対策の推進
低炭素・循環型社会の構築
地球環境
4-2 水の有効利用
自然に気を配り、環境に負担をか
けないまち
4-3 循環型社会の形成
環境パートナーシップ
5-1 環境教育・環境学習の推進
環境パートナーシップの推進
市、市民・市民団体、事業者の協働
による環境の保全等が進められる
まち
5-2 環境パートナーシップによる取組の展開
36
協働の展開(重点的取組)
施策の展開(基本施策)
1-1-1 大気環境の保全、自動車の排出ガス対策
P40
1-1-2 悪臭の防止
P40
1-2-1 河川などの水質保全
P43
1-2-2 地下水汚染の防止、土壌汚染の防止
P43
1-3-1 騒音の防止、振動の防止
P45
1-3-2 日照阻害の防止、電波障害の防止
P45
1-4-1 有害物質等環境リスクの低減
P48
1-4-2 自然災害の軽減
P48
2-1-1
湧水の保全、健全な水循環の形成
P53
2-1-2
地形・地質・地象の保全活用
P53
2-1-3
生物生息環境の保全(生き物とのふれあい)
P53
2-1-4
生物多様性、生態系情報の蓄積・提供
P53
2-2-1
樹木や樹林の保全
P57
2-2-2
親水空間の保全と創出(水とのふれあい)
P57
2-2-3
農地の活用(土とのふれあい)
P57
3-1-1
史跡・文化財等の保全と活用
P61
3-1-2
都市の緑化(公共施設、住宅地・民間施設の緑化)
P61
3-1-3
公園・緑地、緑道の確保、道路環境の整備
P61
3-2-1
オープンスペースの確保
P64
3-2-2
環境美化の推進(ポイ捨て・ペット公害等の防止)
P64
3-2-3
放置自転車対策の推進
P64
3-2-4
不法投棄の防止
P64
3-2-5 景観計画の策定
P64
3-3-1
歩行者空間の確保
P66
3-3-2
自転車利用環境の整備
P66
3-3-3 公共交通利用環境の向上
市、市民・市民団体、事業者の
環境保全に係る取組を協働に
よる事業として積極的に推進し
ていきます。
わ
4つの環
1 水と緑の環
自然の保全と再生、
水と緑のネットワーク
P88-89
形成
2 低炭素の環
地球温暖化対策の推進、
低炭素社会の形成
P90-91
P66
4-1-1
ヒートアイランド対策
P71
4-1-2
省エネ・省資源の推進
P71
4-1-3
太陽光発電等再生可能エネルギー利用の推進
P71
4-1-4
地球温暖化対策実行計画の推進
P71
4-2-1
水の有効利用
P74
4-3-1
3Rの推進、エコネットあさかの充実
P77
4-3-2
事業活動における廃棄物の減量化・資源化
P77
4-3-3
廃棄物の適正処理の推進
P77
5-1-1
環境教育・環境学習の推進
P82
5-1-2
啓発活動の推進、環境情報等の充実と発信
P82
5-1-3
環境に関する有識者の活用
P82
5-2-1
環境保全行動の促進
P85
5-2-2
あさか環境市民会議等の環境保全活動支援
P85
5-2-3
環境保全活動団体の育成、ネットワークの形成等
P85
放射性物質による環境汚染への対応
P86
○
環境パートナーシップ
による取組の展開
37
3 資源の環
3Rの推進、
循環型社会の形成
P92-93
4 環境学習の環
環境教育・環境学習
の推進
P94-95
1
健全な環境の確保
-健康で安心して暮せるまち-
環境汚染や公害、環境リスク*などのない、自然災害に強い、誰もが健康で安心して暮せるま
ちをめざし、空気、水、静けさ、日照などの日常生活をとりまく環境の質をより向上させるた
めの施策の推進に努めていきます。
そのため、大気汚染防止、水質保全、土壌・地下水汚染防止、騒音防止などに向けた、各種
環境調査や監視体制の充実を図るとともに、その発生抑制対策をはじめ、有害物質等の環境リ
スク*を低減させる施策及び自然災害を軽減させる施策を展開します。
環境目標
健全な環境の確保
施策の方向(個別目標)
1-1 きれいな空気
健康で安心して暮せるまち
1-2 きれいな水と土
1-3 明るく住み良いまち
健康・安全環境
1-4 安全なまち
健全な環境の確保に向けて
第 1 次環境基本計画策定当時、大きな環境問題であった大気中のダイオキシン類*は、その後
の対策等により大幅な改善が図られてきました。また、市民意識調査でもこれらに関する関心は
低下しています。反面、わたしたちの暮らしは、多くの種類の化学物質を様々な用途に使うこと
によって成り立っています。そのため、化学物質の適切な管理を怠ると、環境を通じて人や生態
系に悪影響を及ぼす可能性(環境リスク*)があります。
●
●
化学物質にはその製造量・存在量には多寡があり、環境への排出状況等も異なるほか、有害性、
環境残留性、生物蓄積性、長距離移動性等の性質も様々です。このような化学物質を適切に管理
し、環境リスク*をできるだけ少なくするため、環境リスク*に関する情報・知識を関係者が共有
し、合意形成を図る必要があります。
●
昭和48 年に、環境を経由して人の健康を損なうおそれがある化学物質の製造、輸入及び使用を
規制する「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」が制定。平成 11 年に、化
学物質による環境の保全上の支障が生ずることを未然に防止するため、有害性のある様々な化学
物質の環境への排出量把握等により、化学物質を取り扱う事業者の自主的な化学物質の管理の改
善を促進する「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化
管法、PRTR 制度)
」が公布、国と県でその情報を管理公表しています。
洪水避難マップ(洪水ハザードマップ*)では、荒川及び新河岸川沿いの低地と黒目川沿いの低
地のほとんどが浸水するおそれがあるとしています。また、首都直下の地震の切迫性が指摘され
ているほか、比較的狭い地域に短時間に降る豪雨による水害の発生も懸念されています。平成 23
年 3 月 11 日の東日本大震災と原発事故以降、地域防災計画において災害時での有害物質による
環境汚染に関する情報提供や対策のあり方などの検討が必要になっています。
●
38
きれいな空気
1-1
健康・安全環境
1)環境の変化と現状
大気環境
市内の測定地点での二酸
化窒素濃度は平成 19 年度以
0.080
0.040
で推移しており、環境基準*
0.020
を達成しています。
0.000
目標値 0.04ppm 以下
和光
平成12
二酸化いおうや一酸化炭
素 * は環境基準 * を達成維持
しています。浮遊粒子状物
質 は、改善が進み環境基準
環境基準 0.06ppm 以下
0.060
降、環境基準*値のゾーン内
*
二酸化窒素の 1 日平均値の年間 98%値*の経年変化
ppm
*
を達成し、緩やかに減少し
0.012
17
18
19
20
21 年度
0.006
0.004
0.004
0.004
0.004
0.003
0.003
18
19
0.002
0.002
0.002
0.000
平成12
境保全条例に基づくディー
0.125
どに伴い、自動車の排出ガ
16
環境基準 0.04ppm 以下
0.006
0.150
化、低公害車*の導入普及な
15
和光新倉
二酸化いおうの 1 日平均値の 2%除外値*の経年変化
0.011
0.008
平成 15 年の埼玉県生活環
都 6 県での規制の連携や強
14
朝霞幸町
0.010
ています。
ゼル車の排出ガス規制や 1
ppm 0.011
13
新座
mg/m3
13
14
15
16
17
20
21 年度
浮遊粒子状物質の 1 日平均値の 2%除外値*の経年変化
環境基準 0.100mg/m3 以下
0.100
0.075
0.050
0.025
和光
新座
朝霞幸町
和光新倉
0.000
平成12
13
14
15
16
17
18
19
20
21 年度
スに係る浮遊粒子状物質*の濃度は改善されてきています。また、光化学スモッグの発令状況は
気象条件に左右されますが、注意報は年に 10 回から 20 回発令されています。
<朝霞市の環境より>
悪臭に関する苦情
悪臭苦情件数は、平成 17 年度以前の毎年 10 件から 20 件が、平成 18 年度以降は 10 件未満
に減少しています。
<朝霞市の環境より>
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」環境意識調査結果より)
【大気環境について】
●
住まい周辺の粉じんによる汚れについて、
「気にならない」と「少し気になる程度」が 7 割以
上と、平成 12 年度に比べ改善されていると感じています。
●
環境保全上優先して行うべきことで、
「大気汚染の防止」は、平成 12 年度の 1 位から 7 位に下
がっています。
【悪臭について】
●
住まい周辺での周囲からの臭いについては、5 割以上の市民が気にならないとの結果でした。
39
3)主な環境課題
【大気環境】
● 大気環境は、環境基準*を達成するなど改善されてきていますが、継続的な監視と対策が必要で
す。そのため、工場等の固定発生源での対策をはじめ、自動車排気ガス対策などに取り組んでい
く必要があります。
●
自動車利用の自粛やエコカー導入の促進、エコドライブの普及などにより、自動車排気ガスの
改善や排出の低減化を進めていく必要があります。
●
今後、国道 254 号線バイパス整備等により、改善が期待される反面、交通量の変化等に留意す
る必要があります。また、都市緑化による大気浄化の向上や交通対策、省エネ対策等と一体的な
保全に努めていくことが重要です。
●
大気環境の保全は、広域的な監視と対策が不可欠であるため、県や周辺都市との連携による効
率的な監視や効果的な取組が求められています。
【悪臭】
●
工場・事業場等からの悪臭については、周辺の生活環境が損なわれることがないよう事業者に
よる施設改善などを要請していくことが必要です。
4)施策の展開(基本施策)
市民が健康に生活できる大気環境が維持され、日常生活で不快感を感じないための施策を展
開します。
項
目
1-1-1
大気環境の保全
施策展開の方向
○広域的な大気汚染の対策に関しては、関係自治体などと連携し、大気汚染
物質の排出抑制に努めます。
○工場など、汚染原因となるおそれがある事業所に対しては、立入調査や規
制・監視を継続して、指導・監督に努めます。
自動車の排出ガ
ス対策
○自動車から発生する大気汚染の実態を把握していくため、主な道路につい
て、交通量の調査を継続的に行うように努めます。
○市の使用する自動車の低公害車*への転換を推進します。
○自動車利用の自粛、自転車及び公共交通機関の利用促進、低公害車*への買
い替え、エコドライブなどへの協力を市民や事業者に働きかけます。
○都市計画道路などの整備を進め、車両のスムーズな通過を推進します。
1-1-2
悪臭の防止
○工場などの事業所や飲食店などからの悪臭については実態調査などを実施
し、悪臭発生源対策に努めます。
○河川・用水路からの悪臭については汚染源を調査し、関係機関と連携をと
って、水質の浄化、悪臭の防止に努めます。
40
1-2
きれいな水と土
健康・安全環境
1)環境の変化と現状
水質の変化と現状
かつては事業系の排水が主な汚濁原因と
A
なっていましたが、近年は工場に対する排水
環境基準
規制や下水道等の整備が進んできたことか
D類型
環境基準
ら、河川の水質は大きく改善されてきました。
C類型
北朝霞
本市では、新河岸川、黒目川、越戸川とこれ
朝霞台
らの河川に流入する小排水路で水質調査を
B
E
D
行っています。
G
*
3 河川の環境基準 の類型は、新河岸川、黒
目川が E 類型、越戸川は無指定でしたが、平
朝霞
成 15 年から黒目川が C 類型、平成 16 年から
C
F
新河岸川が D 類型に変更されました。
DO(溶存酸素) *は全ての調査地点で環境
基準*に適合、SS(浮遊物質)*は不適合な地
点もありましたが概ね適合しています。pH*
注)河川の環境基準の類型は、資料編「水質に係る環境基準」生
活環境の保全に関する環境基準(河川)を参照してください。
と BOD(生物化学的酸素要求量)*は、不適合
A
な年や地点も見られましたが、年平均値では、
過去 10 年間は適合しています。なお、BOD*については、本計画の目標である B 類型の環境基準*
に対して、新河岸川、黒目川で平成 14 年度以降、越戸川で平成 19 年度以降達成しています。
6.0
市内各河川おける BOD の年平均値の推移
ℓ
mg/㍑
AA:新河岸川(新宮戸橋付近)
5.0
BB:新河岸川(内間木橋付近)
4.0
B 類型の環境基準:
年平均値 3mg/ℓ以下
3.0
CC:黒目川(大橋付近)
DD:黒目川(東林橋付近)
2.0
EE:黒目川(笹橋付近)
1.0
FF:越戸川(越戸橋付近)
0.0
GG:越戸川(東和橋付近)
平成12
13
14
15
16
17
18
19
20
21 年度
<朝霞市の環境より>
公共下水道は、公共用水域の水質の保全に資することなどを目的に、昭和 48 年に流域関連
公共下水道として着手し、平成 23 年 1 月に市街化区域に編入された旧暫定逆線引き地区を除
き整備が概ね完了しました。平成 21 年度での下水道普及率は 94.3%、水洗化率 97.7%となっ
ています。水洗化工事の早期実施と公共下水道への接続、市街化調整区域での合併処理浄化槽*
の設置等の啓発を進めています。
<朝霞市の環境より>
41
地下水汚染・土壌汚染
地下水は、私たちの生活用水や災害時の緊急の水源としても活用できるほか、河川水質の浄
化にも重要な役割を果たしています。本市では、市域を 500mごとの 64 メッシュに分割し、そ
の中の井戸水について調査しています。環境基準*を超過した地点数は減少しており、トリクロ
ロエチレンは 0 から 1 地点、テトラクロロエチレンは 2 から 3 地点で推移しています。
湧水についても、同様の調査を行っていますが、環境基準値を超えた地点はありませんでし
た。
本市では、平成 11 年度以降、土壌のダイオキシン類*調査を行っていますが、いずれの年度
も環境基準*を超える地点はありませんでした。
<朝霞市の環境より>
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」環境意識調査結果より)
【河川の水質について】
●
市民の多くが、市内で好きな場所として、川、河原、土手や橋などの水辺環境をあげているほか、
事業所の多くも朝霞の魅力として水辺の風景をあげるなど、水辺環境への関心が高いです。
●
住まい周辺にある川の水の汚れについては、多くの市民が気にならないとし、平成 12 年度と
変化はありませんでした。また、水のきれいさの変化については、市民の半数が変わっていない
としていますが、良くなっているも 3 割以上あり、少し改善されてきていると感じています。
●
環境保全上優先して行うべきことで、「河川の水質汚濁防止」は市民及び事業者とも上位とな
っています。
【地下水汚染・土壌汚染について】
●
環境保全上優先して行うべきことで、
「地下水汚染の防止」は下位になっており、平成 12 年度
や平成 5 年度調査より関心が低下しています。
3)主な環境課題
【河川の水質】
市内を流れる新河岸川、黒目川、越戸川の水質は、改善傾向にあり環境基準*は達成していまし
た。各河川に流入する小排水路の水質の改善、工場・事業場や各家庭での排水対策など、一層の
汚濁負荷の低減と浄化対策に努めていくことが必要です。
●
●
市内を流れる各河川は、いずれも市外に源を発し、他都市を流下してくる河川です。水質汚濁
の防止や良好な水環境を保全し、水とのふれあいを向上していくためには、関連する流域の自治
体との連携が不可欠です。
●
旧暫定逆線引き地区での公共下水道の整備をはじめ、下水道への接続や計画区域外での合併処
理浄化槽*の設置・転換等の促進に努めていくことが必要です。
●
河川の持つ自然浄化能力を高めていくため、雨水の地下浸透や地下水・湧水の保全、水辺の自
然回復など、健全な水循環の確保と一体となった取組を進めていくことが求められています。
42
【地下水汚染・土壌汚染】
地下水汚染・土壌汚染の防止に向けて、汚染物質や生活排水*等の地下浸透や土壌汚染の防止に
努めていくとともに、継続的な調査と指導等が必要です。また、健全な水循環の確保を図ってい
くことが必要です。
●
●
地下水や土壌汚染の防止に向けて、産業廃棄物の不法投棄や除草剤使用、新たな有害化学物質
の使用など、土壌汚染につながる要因も考えられるため、継続して土壌環境の監視と汚染防止に
努めていくことが必要です。
4)施策の展開(基本施策)
新河岸川、黒目川、越戸川の水質は、改善傾向にありますが、今後とも、総合的な水質の汚
濁負荷の低減と、湧水等地域の健全な水循環の形成と一体となった水量の確保、浄化に向けた
取組を進めていきます。
土壌は、大気、水とともに環境を構成する基本的な要素であり、水環境や生態系の保全に重
要な役割を担っています。土壌汚染は地下水汚染の原因ともなることから、農薬、肥料などの
適正な使用、有害廃棄物の処分や排水の適切な管理、新たな有害化学物質等に対する情報把握
などの施策を展開します。
項
目
1-2-1
河川などの水質
保全
施策展開の方向
○新河岸川、黒目川、越戸川については、水質および水量の監視を継続する
とともに、関係自治体などと協議を行い、水質保全に努めます。
○下水道整備区域での下水道への接続を進めていきます。また、市街化区域
に編入された旧暫定逆線引き地区での下水道の整備を進めていきます。
○生活排水*による汚濁負荷の低減を図るよう合併処理浄化槽*の設置や適正
管理について、市民や事業所に対して啓発活動を実施するとともに、事業
所からの排水についても監視・指導を継続して行います。
[重点的施策]
1-2-2
地下水汚染の防
止
■水環境の保全(水質の監視)
○地下水汚染の継続的な実態把握と定点観測井による監視等に努め、汚染の
原因となる物質を使用する工場などの事業所に対して、地下水汚染の未然
防止の観点から県と連携し指導に努めます。
○建設事業などにより地下水に影響が出ると考えられるときは、施工者に対
して配慮するように県と連携し指導に努めます。
土壌汚染の防止
○除草剤に関しては、市の施設では不使用を原則とします。また、農薬等の
使用については土壌・地下水汚染の防止の観点から適正に使用するよう県
と連携し指導に努めます。
○汚染の原因となる物質を使用する事業所に対して、土壌汚染の未然防止の
観点から指導に努めます。また、工場跡地等での土壌汚染についても県と
連携し把握・指導に努めていきます。
43
明るく住み良いまち
1-3
健康・安全環境
1)環境の変化と現状
騒音・振動の変化と現状
埼玉県では、道路沿道の交通騒音を、国道 254 号線、主な県道や市道の 20 地点で調査して
います。環境基準*を達成した地点は増えてきており、約半数の地点で達成し、改善が見られま
す。平成 21 年度自動車交通騒音・道路交通振動実態調査結果(埼玉県)の点的評価結果では、
国道 254 号及び県道和光志木線、新座和光線、市道 9 号線、3 号線、2 号線の測定地点で、昼
間・夜間とも環境基準*を達成していませんでした。
本市では、騒音に関する苦情件数は減少傾向にあるものの、苦情件数の中での比率は高くな
っています。主な発生源として、道路沿道や鉄道沿線の交通騒音、工場・事業場、建設・解体
現場、近隣騒音などがあげられます。
振動に関する苦情件数は、例年 3 件前後で推移しており、主な発生源は、道路や鉄道の交通
振動をはじめ、建設現場、資材置場から発生する振動等となっています。平成 21 年度の道路
沿道の交通振動調査では、調査対象の全 20 地点で振動に関する要請限度を下回っていました。
本市は平成 4 年度から JR 武蔵野線沿線市などで構成する「武蔵野線公害対策連絡協議会」
に加入し、鉄道騒音及び振動の測定を行っています。測定実施以降、毎年、鉄道騒音・振動は
騒音対策の指針値を超過しており、日本貨物鉄道㈱及び東日本旅客鉄道㈱に対して、協議会で
改善要望を行っています。
<H21 年度自動車交通騒音・道路交通振動実態調査結果(埼玉県)、朝霞市の環境より>
日照阻害、電波障害等
本市では、日照阻害対策として、これまで「埼玉県中高層建築物の建築に係る指導等に関す
る要綱」に基づいて、建築事業報告書の受付及び進達、指導を行ってきました。また、「朝霞
市建築物等によるテレビ電波障害に関する指導方針」により、新たに電波障害を生ずるおそれ
がある開発行為の事業主に対して、あらかじめ障害が予想される地域及び障害発生の予測調査
を行い、開発許可申請・中高層建築物に係る事業報告書等の提出前に、市と協議するよう指導
してきました。
平成 20 年に制定された「朝霞市開発事業等の手続き及び基準等に関する条例」により、市、
市民、事業者の責務を明確にし、事業者に対して近隣住民への説明及び意見書に対する見解書
の提出を義務化する等、周辺住環境への十分な配慮を行い、自らの責任と負担において必要な
措置を講じるよう求めています。
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」環境意識調査結果より)
●
住まい周辺での道路からの音については、市民の多くがあまり気にならないとしており、平成
12 年度より改善傾向にあります。
●
日照阻害、電波障害に関する環境意識調査はしていません。
44
3)主な環境課題
●
道路騒音については、改善傾向が見られますが、今後も、道路騒音・振動調査や交通量調査の
実施など、継続的な調査と対策が必要です。
●
JR 武蔵野線の鉄道騒音・振動は、騒音対策の指針値を超過しているため、引続き改善の要請に
努めて行くことが必要です。
●
首都に隣接し鉄道・道路の交通利便性が高く、共同住宅が増加するなど、建築物の高層化に伴
い、今後とも、日照阻害や電波障害の防止に向けた対策、指導を行っていくほか、周辺住民との
調停が必要です。
4)施策の展開(基本施策)
騒音・振動について、市民の日常生活に支障のないことを目標とした施策を展開します。ま
た、日照阻害、電波障害などについては回避させることを目標とした施策を展開します。その
ため、「朝霞市開発事業等の手続及び基準等に関する条例」に基づく指導や調停を図っていき
ます。
項
目
1-3-1
騒音の防止
施策展開の方向
○法律や条例に定められている設備を設置している工場などの事業所や建設
作業などの騒音については、現場での監視・指導の強化の他に、必要と認
める場合には施工者に対して、騒音防止対策、作業時間の変更などの指導
に努めます。
○JR 武蔵野線や東武東上線など公共交通機関の騒音については、関係機関
との調整に努めます。
○自動車騒音については、実態を把握するために、県と連携し、主な道路に
ついての継続的な騒音調査に努めます。
○交通量の抑制を図るために、マイカー利用の自粛、自転車及び公共交通機
関の利用などを呼びかけます。
○近隣騒音については、家庭用機器の騒音防止や防音建材の使用促進などの
指導やモラルの向上を図ります。
振動の防止
○工場などの事業所や建設作業、自動車などの振動については騒音の防止対
策に準じて、適切な対応を指導します。
○自動車振動については、実態を把握するために、県と連携し、主な道路に
ついての継続的な振動調査に努め、道路修繕等の対策を講じます。
1-3-2
日照阻害の防止
○中高層建築物は建築の際に、
「朝霞市開発事業等の手続及び基準等に関する
条例」により指導に努めます。
○「朝霞市開発事業等の手続及び基準等に関する条例」に基づき、日照阻害
の防止や児童福祉施設等の日照確保等に努めていきます。
電波障害の防止
○「朝霞市開発事業等の手続及び基準等に関する条例」に基づき、電波障害
の防止対策の指導に努めます。
45
1-4
安全なまち
健康・安全環境
1)環境の変化と現状
有害物質
0.60
大気のダイオキシン類 *
0.50
濃度は各観測地点で大幅に
0.40
改善されてきており、環境
基準*に適合しています。
また、土壌のダイオキシン
類*濃度についても、環境基
pg-TEQ/m3
ダイオキシン類環境調査(大気)年平均値経年変化
環境基準 0.6pg-TEQ/m3 以下
0.30
県目標値 0.3pg-TEQ/m3 以下
0.20
0.10
0.00
準*に適合しています。
平成12
13
14
15
内間木支所
保健センター
博物館
16
17
18
上内間木地内民間倉庫
西朝霞公民館
19
20
21 年度
宮戸市民センター
東朝霞公民館
<朝霞市の環境より>
地盤沈下
平成 12 年度以降、市内で観測された最大の沈下量は、平成 19 年度の栄町(自衛隊駐屯地北
側路上)で 5mm の地盤沈下で、建物等に被害の生ずるおそれのある目安である年間 20mm 以上
の地盤沈下はありませんでした。
地盤沈下防止のために、埼玉県の条例により揚水機の吐出口の断面積が規制されています。
<朝霞市の環境より>
自然災害
市内及び周辺地域で、平成 12 年度以降に発生した自然災害は、主に台風や集中豪雨による
浸水被害が中心となっています。水害は 8 月と 9 月に多く、台風の通過や台風によって活発化
した前線に伴う大雨や集中豪雨時期に発生しています。特に最近では夏季の局地的な集中豪雨
(ゲリラ豪雨)が発生しやすい状況になっています。
<朝霞市地域防災計画(H21.3)より>
また、平成 23 年 3 月 11 日には東日本大震災の発生により、市内での建物の半壊が 3 件あり
ました。市では、帰宅手段を失った人たちへの支援や、被災地からの避難者の受入れ、放射線
の測定による市民への情報提供などを行いました。
46
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より)
【有害物質について】
●
ダイオキシン汚染への関心は約 4 割の市民が、また、環境ホルモン等への関心は約 3 割の市民
が関心あるとしています。平成 12 年度に比べ、関心の割合は大きく低下しました。
【自然災害について】
●
災害等安全面への市民の満足度と不満度、どちらともいえないの回答とも、それぞれ 3 割以上
とほぼ同じ割合でした。
●
火災時での延焼について、不安と感じている市民の割合が、平成 12 年度と比べ大きく減少し
ていました。
3)主な環境課題
【有害物質】
●
大気中のダイオキシン類*については、今後も、継続的な監視が必要です。
●
化学物質に対する不安の解消に向けた情報の提供やリスクコミュニケーションの普及など、環
境リスク*の低減が求められています。
【地盤沈下】
●
地盤沈下の防止等に向けて、地下水や湧水等の保全に努めていく必要があります。
【自然災害】
●
本市は、武蔵野丘陵と荒川沿いの低地上に発展した都市ですが、まちの形成過程で密集した市
街地などが形成され、狭あいな道路もあることから、防災や交通安全上の問題点を抱えています。
●
首都直下の地震の切迫性が指摘されているほか、比較的狭い地域に短時間に降る豪雨による水
害の発生も懸念されています。洪水避難マップ(洪水ハザードマップ*)では、荒川及び新河岸川
沿いの低地と黒目川沿いの低地のほとんどが浸水するおそれがあるとしています。今後とも、防
災意識の啓発と危険箇所や避難等に関する情報の共有が求められており、災害時における環境汚
染対策など、防災関係機関等との協力体制や全市的な危機管理体制の構築等が課題となっていま
す。
4)施策の展開(基本施策)
私たちの暮らしは、様々な化学物質等に囲まれています。中にはダイオキシン類*をはじめ、
健康や生態系に重大な影響をもたらす物質も多くあるため、国・県等と連携し、有害化学物質
に関する情報の提供など、環境リスク*の低減を目標とした施策の展開に努めていきます。
本市は比較的災害の少ない都市ですが、首都直下型地震の切迫性が指摘されたり、比較的狭
い地域に短時間に降る豪雨による水害の発生も懸念されるなど、災害に強いまちづくりが課題
となっています。そのため、地域の環境特性、特に自然災害に配慮した土地利用、災害による
火災、崖崩れ等に対する予防対策や環境保全対策の検討などを目標とした施策の展開に努めて
いきます。
47
項
目
1-4-1
有害物質等環境
リスクの低減
施策展開の方向
○国・県等と連携し、有害物質等に関する情報提供等、環境リスク*の低減に
努めていきます。
○ダイオキシン類*環境調査を継続して行い、汚染等の監視に努めていきま
す。
○有害物質の取扱者に対して、化学物質の適正な安全管理の指導等に努めま
す。有害化学物質による汚染防止などのために、各種環境調査や監視体制
の充実を図るとともに、発生抑制に努めます。
○新河岸川の河川敷に放棄された有害廃棄物については、関係機関と連携し
て無害化に努めていきます。また、地下水・土壌汚染の原因となるような
有害廃棄物の不法投棄の防止に努めます。
1-4-2
自然災害の軽減
○ハザードマップ*や市民参加による危険個所の確認結果に基づき、防災に関
する情報の提供、防災意識の啓発普及を行います。
○地域の環境特性等に配慮した適正な土地利用の推進や防災対策、災害軽減
対策に努めていきます。
○「朝霞市開発事業等の手続及び基準等に関する条例」に基づいて、雨水流
出抑制、切土・盛土の安全対策、緑地(緑化施設)の整備などを図ってい
くとともに、周辺地域と調整に努めていきます。
○荒川低湿地を中心として新河岸川、黒目川沿いでは、特に水害防止のため
の総合治水対策を推進するよう河川管理者に働きかけていくとともに、被
害を最小限にくいとめるように努めます。また、段丘斜面については、斜
面林の保全・維持管理に努めていきます。
○建築物の耐震化の促進、避難経路・避難場所の確保、防火帯としてのオー
プンスペース*の確保など地震時対策の徹底に努めます。
○地域防災計画に基づき、震災や風水害、大規模事故災害が発生した場合、
地域住民や事業所等へ被害情報等の災害情報を提供します。
48
2
自然との共生
-自然が身近に感じられ、やすらぎを与えてくれるまち-
本市の水辺や緑は、市域全体にまたがって分布し、環境意識調査結果でも水辺と緑への関心
が特に高く、本市の魅力や特徴となっています。
こうした限りある自然を守り育み、自然の豊かな恵みを再生し、自然との豊かなふれあいと
やすらぎのあるまちをめざし、緑や水辺の保全と維持管理、自然再生など、質の向上を積極的
に図っていく必要があります。また、緑地や農地の保全と活用、街路樹や公共施設などの緑化、
親水空間の保全など、都市の緑化と身近な自然の保全・再生を進めるなど、長期的な視点にた
った緑と水辺のネットワークづくりに努めていきます。
また、緑地や水辺の生態系調査や市民参加による身近な生きもの調査をはじめ、生物が果た
す役割など生物多様性*に関する情報の提供と環境学習*の推進に努めていきます。あわせて、
湧水地や清流の保全・再生など、地域の健全な水循環の形成と自然と共生したまちづくりを目
標にした施策を展開します。
環境目標
施策の方向(個別目標)
自然との共生
自然が身近に感じられ、やすらぎ
を与えてくれるまち
2-1 自然の保全と再生
2-2 緑の豊かさと水とのふれあい
自然環境
自然との共生に向けて
●
国では、平成 20 年 6 月に「生物多様性基本法」を制定し、平成 22 年3月に「生物多様性国
家戦略 2010」が閣議決定がされ、同年 10 月には名古屋で生物の多様性に関する条約第 10 回
締約国会議(COP*10)が開催されました。今後、生物多様性*に関する取組が今後の重要な課題
となってきています。
●
水は循環することにより環境や生命を支えており、この循環をより健全な状態にしていくこと
により、様々な恩恵をもたらしています。21 世紀は水の世紀とも言われるように、将来的には
水に関する問題が懸念されており、水循環について学べる機会の提供が必要になっています。
●
湧水は、河川の源として、また、生活用水や農業用水などとして利用されてきたほか、湧水が
つくる湿地や清流は多様な生き物の生息地となってきました。そのため、湧水は地域の水循環の
健全さを知る上での重要なバロメータともいえます。こうした湧水も減少や枯渇が進んできたた
め、環境省では平成 22 年 3 月に、地方自治体や NPO 等による湧水の保全・復活に係る取組を
促進させることを目的に「湧水保全・復活ガイドライン」を策定しました。
49
自然の保全と再生
2-1
1)環境の変化と現状
自然環境
朝霞市の水辺環境(河川、湧水等分布図)
本市は、広く平坦な台地、台
鴨川
荒川第一
調整池
(彩湖)
地周辺に連続する台地斜面、台
地を刻む黒目川、越戸川沿いの
新河岸川
谷、新河岸川や荒川沿いの低地
荒
川
湿地、水辺などからなり、古く
から、それぞれの土地の特性を
活かした利用がなされ、里地里
黒目川
*
山 の自然環境が形成されてき
ました。
こうした里地里山 * の自然環
境は、急速な都市化などの進展
に伴い、開発や分断されるなど
越戸川
減少し、台地や台地斜面に点在
する雑木林や社寺林、河川沿い
の水辺などに残されてきてい
ます。
また、地下水は、台地での雨
水の地下浸透などにより涵養
され、地表に湧出して湧水とな
ります。湧水は、湿地を形成し、
清流となって河川に注いでい
るほか、生物の生息環境等とし
て、地域の自然を良好な状態に
朝霞市環境基本計画「代表的な湧水・水辺分布図」H14 年 3 月
2万 5 千分の 1 土地条件図「志木」、国土地理院、他より
維持してきました。
市内には、代官水や広沢の池、岡緑地や東圓寺、滝の根公園など、台地斜面下で多くの湧水
が見られます。それぞれの湧水地は、樹林地と一体的に整備され親水公園となっているところ、
斜面林が保護地区に指定されているところ、境内の湧水地として利用されているところなど、
様々な形で保全が行われています。
開発に伴う雑木林や農地の減少、大規模な地形改変などが、雨水の地下浸透の低下、湧出量
の減少や湧水の消滅、河川の水質汚濁、生物生息環境の減少など、地域の健全な水循環や生態
系に様々な影響と変化をもたらしてきました。こうした中で、市、市民・市民団体、事業者が
協働して、身近な雑木林や湧水、水辺を活かして自然を再生するなど、地域の自然がもたらす
多様な恵みを守り育み、自然との豊かなふれあいと安らぎのある環境を創出し、継承していく
必要があります。
<朝霞市緑の基本計画(H18.12)、環境省「湧水保全・復活ガイドライン」(H22.3)、朝霞市の環境、他より>
50
朝霞の植生図
2)環境に対する市民意識等
(「快適な環境づくり」に関す
るアンケート調査結果より)
●
野生生物とのふれあいにつ
いては、市民の半数以上が少な
いと感じており、その割合は平
成 12 年度に比べ大きく増加し
ています。
●
市内で好きな場所として、市
民は公園・公園周辺と川・河
原・土手などの水辺が、また中
学生では公園が特に多くなっ
ています。事業者から見た朝霞
の魅力として、水辺の風景、公
園や街路樹、台地斜面に残る雑
木林など上位になっているな
ど、市民等の関心は非常に高く
なっています。反面、野生生物
とのふれあいについては、半数
以上の市民が少ないと感じて
いるほか、前回調査と比べ低下
しています。野生生物等自然と
ふれあえる場所や機会が減少
していると考えられます。
● 「緑や水辺、自然の状況」の
変化では、4 割以上の市民が変
わっていない、3 割弱の人が良
くなっていると感じています。
第 6・7 回自然環境保全基礎調査植生図「志木」図幅
環境省・生物多様性センター、縮尺 2 万 5 千分の 1、
H15 年度作成、H18 年度 GIS データ修正 他より
●
環境保全上優先して行うべきことでは、自然の緑地や水辺の保護・保全が上位に位置づけられ、
優先度が高くなっています。
3)主な環境課題
●
地形・地質が果たしている雨水の流出抑制や地下浸透(地下水涵養)、湧水、自然浄化などの
役割を活かし、健全な水循環の確保と自然再生を図っていくとともに、災害に強いまちづくりや
自然と調和した景観の形成などに努めて行くことが大切です。
●
緑地や水辺生態系など、生物生息環境の保全を図り、多様な生き物がもたらす恵みを資源とし
て保全し、継承していくことが求められています。
●
地域の貴重な共有財産である湧水や地下水の保全を通して、清流や生物生息環境の形成、自然
とのふれあい、地域の環境学習*の場などとして活用し、適正に維持管理していくことが期待され
ます。
51
●
水は循環することにより、地域から地球規模の環境や生命を支えており、この循環をより健全
な状態にし、水環境の豊かな恵みを将来世代に継承していくことが大切です。
●
治水対策及び地下水、湧水の保全のため、雨水の地下浸透を図っていくなど、地域の水循環を
より健全にしていく必要があります。
4)施策の展開(基本施策)
本市は、台地、台地周辺の
朝霞市の保護地区・保存樹木・主な公園等
斜面、台地を刻む黒目川、越
戸川沿いの谷、新河岸川や荒
川沿いの低地湿地からなり、
それぞれの土地に応じた利
用がなされ、古くから人と自
然が共生した暮らしが行わ
れてきました。
近年の急速な開発等に伴
い、自然は減少や分断が進み、
雑木林、社寺林、斜面林、湧
水地、水辺などに限られてい
ました。また、その結果、地
下水や湧水への影響、水辺の
自然の減少と浄化機能の低
下など、自然の水循環が損な
われ、多様な生き物の生息環
境が減少してきました。さら
に、残されている緑地の多く
は小規模であるため、開発に
よって次第に失われてしま
う危険性があります。そのた
め、本市では緑地の公有地化、
保護樹木等:保護樹木位置図 1/6,000、H22 年 8 月作成、朝霞市
保護地区:保護地区位置図 1/20,000、H21 年 3 月作成、朝霞市
主な公園:「朝霞市公共施設案内図」朝霞浪漫ガイドマップ 他
保存樹・保護地区の指定など
を進め、その保全に努めてい
ます。
今後、残されてきた自然地形や緑地の保護・保全をはじめ、水辺の自然環境や健全な水循環
の保全・再生など、地域の生態系に配慮した多様な生き物の生息環境の再生とネットワークの
形成に努めます。そして、野鳥や昆虫、水生生物などの身近な生きものとふれあえる豊かな自
然環境を保全・再生し、将来世代に継承していくことを目標とした施策を展開します。
52
項
目
2-1-1
湧水の保全、健
全な水循環の形
成
施策展開の方向
○湧水や湧水がつくる清流・水辺など良好な自然環境の保全を図っていきま
す。また、湧水周辺の樹林地や歴史的文化環境の保全に努めていきます。
○湧水を形成する地下水の保全に向け、雨水の地下浸透等地下水涵養機能の
保全と向上、地下水位や流路等の保全に努めます。
○緑や水辺が果たしている雨水の浸透や蒸発散、地下水涵養・湧水、自然浄
化、生態系保全など、健全な水循環と生物生息環境の保全を総合的に図っ
ていきます。
○健全な水循環の形成に向け、関係自治体との連携を強めて、国・県等関係
機関への要請に努めます。
○建設行為に際しては、健全な水循環を損なうことのないよう、十分配慮す
るよう要請します。また、道路や施設、住宅地等での雨水の浸透機能の増
進に努めます。
[重点的施策]
■湧水の保全(清流の確保、健全な水循環)
■雨水の浸透対策の推進
2-1-2
○台地斜面や湧水地など、自然の地形・地質・地象の保全に努めていきます。
地形・地質・地象
の保全
○地下水揚水等に伴う地盤沈下防止に努めていきます。
2-1-3
生物生息環境の
保全
○雑木林、農地、公園、緑地、湧水地、水辺などにおいて、生物の生息でき
る環境の保全等に努めます。生息環境の保全に際しては、地域の在来種や
固有種などに配慮していきます。
(生き物とのふ
れあい)
○市民との協働による水辺環境の整備と管理をはじめ、水生生物の生息環境
を整備するように努めます。
○地域の地形・地質・地象に配慮した土地利用やまちづくり、自然再生など
の環境保全対策に努めていきます。
○水辺生態系の保全、親しみやすい水辺空間とするよう自然を活かした川づ
くりを河川管理者に働きかけます。
○生態系や身近な生物生息環境として重要な段丘崖斜面緑地の維持保全に努
めていくとともに、荒川、新河岸川、黒目川、越戸川沿いの水辺空間の保全と
緑化など、連続的な緑と水のゾーンとして維持していくよう努めます。
○生態系ネットワークの形成に留意し、生垣設置や住宅地の緑化、街路樹や
植樹帯の設置、学校や施設での緑化やビオトープづくりなどに努めます。
[重点的施策]
2-1-4
生物多様性、生
態系情報の蓄積・
提供
[重点的施策]
■自然環境の保全 ■雑木林の維持・管理 ■自然を活かした水辺づくり
○生物多様性*の重要性に関する情報の発信など、理解と普及啓発に努めてい
きます。
○市民・市民団体等との協働による継続的な生物調査や自然観察など、市内
に生育・生息する生物情報の継続的な収集と蓄積、適切な情報発信に努め
ていきます。
■市民・市民団体との連携による自然観察会、水生生物調査等
■生物多様性に関する情報の発信
53
緑の豊かさと水とのふれあい
2-2
1)環境の変化と現状
緑の豊かさ
自然環境
緑被面積・緑被率の推移
緑被地面積(㎡)
10,000,000
<朝霞市緑被率経年変化調査の概要より>
9,000,000
8,000,000
武蔵野の面影を残す雑木林、
豊かに広がる田園と屋敷林、水
7,000,000
緑被率(%)
6,000,000
55
5,000,000
50
と緑に彩られた河川など、昔か
4,000,000
45
3,000,000
40
ら市民に親しまれてきた身近な
2,000,000
35
1,000,000
30
緑は、都市化に伴い大きく減少
しましたが、台地斜面や河川沿
昭和48
昭和53
昭和58
昭和63
保護地区面積(単位:㎡)
いの低地、屋敷林などに残され
160,000
ています。
150,000
近年、地球温暖化やヒートア
25
0
155,661
平成4
平成15
平成20年度
保護地区の面積・保護地区数の推移
156,725
<朝霞市の環境より>
141,172
140,000
133,599
128,768
130,000
125,465
*
イランド 現象などが社会問題化
120,000
しており、その緩和に向けて緑
110,000
が重要であることなどから、緑
100,000
地の保全や緑化の推進が求めら
平成10
116,289
34
35
35
35
35
保護地区数(単位:地区)
36
112,208
33
31
34
108,522
31
31
32
96,675
29
90,000
30
28
26
80,000
れています。
平成12
13
14
15
16
17
18
19
20
21年度
本市では、「朝霞市緑化推進条例」により緑地の保全に努めていますが、都市化の進展等に
伴って緑地が減少したことにより、保護地区の面積、地区数とも減少しています。
また、市内の貴重な緑の保全と緑化の推進を図るために必要な土地の取得を目的に、平成 14
年 4 月に設置された「朝霞市みどりの基金」を活用して、市内の樹林地の公有地化を行い、都
市における良好な自然環境となる緑地として、宮戸と岡の 2 地区(0.9ha)を特別緑地保全地
区に指定し、市民ボランティアの協力により樹林地の管理を行っています。
<朝霞市の環境、朝霞市 HP-特別緑地保全地区、朝霞市緑被率経年変化調査の概要より>
公園緑地など都市公園は、平
公園緑地・市民 1 人当たりの面積の推移
成 21 年度で 39 箇所 301,143.44
㎡ 、 児 童 遊 園 地 は 81 箇 所
27,567.61 ㎡が整備されていま
す。
市民 1 人当たりの面積は、人
口増加にも関わらず 2.32 ㎡と少
しずつ増加しています。
農地は大きく減少し、低地部
の市街化調整区域にまとまって
いるほかは、台地の市街化区域
<統計あさかより>
内に点在しています。
54
農地は、農業や市民農園*等と
して利用されており、平成 21 年
度で、生産緑地 * 地区 184 地区
(44.27ha)
、市民農園*12 農園、
627 区画(18,411 ㎡)となってい
ます。
公共的な緑被地は公園等の整
備により増加していますが、開発
による緑地の減少が著しいこと、
旧暫定逆線引き地区の市街化区
域への編入などから、今後も緑被
率の低下傾向が継続すると考え
られます。
<朝霞市の環境、朝霞市緑の基本計画(H18.12)、
公園緑地課資料:統計あさかより>
水とのふれあい
本市には国管理の荒川、県管理
の新河岸川、黒目川、越戸川の 4
河川が流れており、県の総合治水
対策特定河川事業として新河岸
川・黒目川河川改修事業が行われ
ています。水環境の骨格をなす荒
川は、郷土景観や貴重な動植物の
緑被率経年変化調査報告書(H20 年度)H21.3 朝霞市より
保護地域として、また、レクリエ
ーション機能や防災機能の充実のための空間として重要な役割を担っており、近郊緑地保全区
域に指定されています。
市民の身近な散策空間や花や緑、生きものとのふれあいの場として親しまれている黒目川や
新河岸川は、緑のネットワーク形成、多様な生物の生活空間にかかわる水の骨格軸として位置
づけられており、県・市・市民の協働による生態系に配慮した河川整備や緑化運動などが進め
られてきています。
県では、川の面積割合が日本一である特徴を踏まえ、平成 19 年 11 月に「川の国埼玉 川の
再生基本方針」を策定し、川の豊かな環境を再生し、県民誰もが川に愛着を持ち、ふるさとを
実感できる「川の国 埼玉」の実現を目指して、水辺再生プラン 100 を実施しています。市内
では黒目川と越戸川がその対象となっています。
<第 4 次朝霞市総合振興計画(H18.3)、朝霞市緑の基本計画(H18.12)、埼玉県「川の国 埼玉」(H19.11)、他より>
55
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より)
●
市内で好きな場所として、市民では公園や公園周辺と河川等の水辺、中学生では公園が特に多
くなっています。事業者から見た市の魅力として、水辺の風景、公園・街路樹の緑、台地斜面に
残る雑木林などの緑が上位になっています。
●
住まい周辺の自然の豊かさ及び緑地(都市公園や農地などの緑)について、それぞれ市民の半
数以上が多いと感じています。平成 12 年度とは同じ状況になっています。
●
住宅地の緑については、市民の半数が多いとしていますが、平成12 年度に比べ減少しています。
●
「緑や水辺、自然の状況」の変化では、4 割以上の市民が変わっていない、3 割近くが良くな
っていると感じています。
●
環境保全上優先して行うべきことでは、自然の緑地や水辺の保護・保全及びまち並みの緑化が
ともに上位になっています。
●
住まい周辺の水辺の緑については、半数以上の市民が満足に感じていますが、散策や自然観察
ができる親しみやすい水辺は満足度が約 4 割でした。
●
環境保全上優先して行うべきことでは、自然の緑地や水辺の保護・保全が上位に位置づけられ
優先度が高くなっています。
3)主な環境課題
●
朝霞市での好きな場所や魅力として多くの市民等が考えている緑と水辺環境について、その保
全とふれあいの場としての適切な整備等に継続して努めていくことが必要です。
●
市民等が好きな場所や市の魅力と考えている緑の豊かさや水辺とのふれあいを確保していく
ため、農地や樹林地、水辺など自然的土地利用が有する環境保全機能の向上に向けた維持管理と
その仕組みづくりに努めていくとともに、自然環境に配慮した適正な土地利用の推進など、快適
で住み良い環境づくりの計画的な展開が課題です。
●
武蔵野の原風景である屋敷林・社寺林、まとまりある樹木、地域のシンボルとなる大木につい
て、朝霞の資源として積極的に保護・保全に努めていくことが必要です。そのため、地権者や周
辺の市民の理解と協力が得られるように努めていく必要があります。
●
旧暫定逆線引き地区の市街化区域への編入など、緑地等自然が減少する中で、緑地や樹林等の
積極的な維持保全と、開発事業等の実施に際して緑地や自然環境の保全・再生に努めていくこと
が必要です。
●
農地が果たしている多面的な機能の保全と向上を図っていく必要があります。そのため農地の
機能に関する情報の共有、体験などを通した市民理解の醸成などが求められています。
●
余暇の増大や価値観の多様化に伴う住まい周辺での家庭菜園や土とのふれあいへの要望の増
大に応えていくとともに、地域農業の活性化と遊休農地の利用増進など、市民農園*としての有効
活用や地域農業の育成と継承に努めていく必要があります。
●
台地斜面での宅地開発やマンション等大規模施設の立地をはじめ、遊休農地の増加などにより
水辺環境も変化してきています。そのため、開発事業等に際しては、斜面緑地や湧水など水辺環
境の保全に努めていくことが必要です。
56
4)施策の展開(基本施策)
本市の住み良い環境の特徴で魅力でもある水辺と緑の豊かさは、荒川、新河岸川、黒目川、
越戸川沿いの水辺と緑地をはじめ、各地に点在する雑木林や斜面林、社寺林、湧水地等の自然、
低地に広がる農地や台地に点在する農地、また、キャンプ朝霞跡地や中央公園等の緑と並木な
ど市街地中心部のまとまった緑、青葉台公園や城山公園などの公園、施設周辺の緑、屋敷林や
緑の多い住宅地など、多彩な緑によって形成されています。
今後、こうした緑や水辺のもつ多面的な機能の向上を図っていくとともに、緑地の適切な保
全と維持管理に努め、自然と調和したゆとりある都市づくりを目標とした施策を展開します。
また、河川や用水路の多自然化と多様な生きものが生息し、市民が親しめる水辺環境をつく
ることを目標とした施策の展開や、農地を活用した体験農業や市民農園*の充実など、市民が土
とふれあえる環境の形成を目標とした施策を展開します。
項
目
2-2-1
樹木や樹林の保
全
施策展開の方向
○武蔵野の原風景である段丘崖斜面緑地、屋敷林・社寺林やまとまりのある
樹林、地域のシンボルとなるような大木については、保護地区や保護樹木
に指定するなど維持・保全に努めます。また、連続的な緑と水のゾーンと
して保全していくよう努めます。
○市民緑地*制度等を活用し、市民との協働による樹木や樹林、緑地の維持管
理と活用に努めていきます。
○緑地の公有地化、借地化を含めて検討を進めていきます。
○市民参加によるキャンプ朝霞跡地の有効活用に努めていきます。
[重点的施策]
■市内に残る貴重な緑の保全
■キャンプ朝霞跡地の緑の有効活用
■公園等の緑の適切な維持・管理
2-2-2
○荒川、新河岸川、黒目川及び越戸川沿いの景観、親水性の向上に努めます。
親水空間の保全
と創出
○清流と自然の水辺を復活し、水に親しみやすく多様な生きものとふれあえ
る水辺づくりを目指します。このため、自然を活かした水辺とするよう関
係機関への要請に努めます。
(水とのふれあ
い)
[重点的施策]
2-2-3
農地の活用
(土とのふれあ
い)
[重点的施策]
○河川や用水路沿いなどを緑道、遊歩道として整備を進め、公園や公共施設
と結んでネットワーク化に努めます。
■良好な水辺の保全(桜並木や遊歩道、わくわく田島緑地の維持管理)
○農地は、本来の生産的機能のみならず、自然景観、生物の生息地、雨水の
浸透地等として多面的機能を有しているため、維持保全と活用に努めてい
きます。
○緑のオープンスペース*の必要性や自然土壌の重要性について市民に対す
る広報活動を推進するとともに、休耕地等の市民農園*、学校農園等として
の活用を図り、土とふれあえるまちづくりに努めます。
■農地の保全と活用
■土とふれあえる環境の整備(市民農園等の充実)
57
3
魅力あるまちなみの創造
-水と緑、歴史を活かし、環境にやさしいまちなみと文化を育むまち-
朝霞市の指定文化財
現在も残る緑地や湧水池、
史跡や文化財等は、朝霞の原
風景を醸し出す責重な財産と
なっています。朝霞市の魅力
である水と緑、歴史を活かし、
個性豊かで美しい、ゆとりの
ある環境にやさしいまちをめ
ざし、安心して歩いて暮らせ、
さまざまな交流による新たな
文化が育まれる魅力とゆとり
のある美しいまちなみの形成
に努めます。
そのため、史跡・文化財等の
保全と活用、緑と水辺の保護・
保全、都市景観の向上、街路・
道路空間の整備と都市の緑化、
オープンスペース * やバリア
フリー*の確保、美化運動の推
進、放置自転車対策、公共交
通や自転車利用環境の整備な
ど、まちづくりと一体となっ
た施策を展開します。
朝霞市指定文化財一覧:文化財課文化財保護係資料より
朝霞市環境基本計画「史跡・文化財等位置図」H14 年 3 月朝霞市
「朝霞市公共施設案内図」朝霞浪漫ガイドマップ 他
環境目標
魅力あるまちなみの創造
施策の方向(個別目標)
3-1 個性あるまちなみ
水と緑、歴史を活かし、環境にや
さしいまちなみと文化を育むまち
3-2 まちなみの美しさとゆとり
生活環境
3-3 環境に配慮した交通手段
58
3-1
個性あるまちなみ
生活環境
1)環境の変化と現状
朝霞市指定文化財一覧
名 称
史跡・文化財等の現状
市内には、旧石器時代からの遺跡が
数多く分布するほか、広沢の池や柊塚
絵 画
市指 絹本着色両界曼荼羅
宮戸(宝蔵寺)
室町~江戸時代の作と推定される仏画
市指 泉蔵寺銅鐘
溝沼(泉蔵寺)
正徳4年粉河市正作銘のある市内最古の銅鐘
溝沼(金子家)
溝沼獅子舞に使用する用具(獅子頭・太鼓等)
工芸品・
市指 溝沼獅子舞用具
彫 刻
市指 鉄造阿弥陀如来立像
暮らしてきた歴史をもっています。
あった膝折宿の名残を伝えています。
国の重要文化財「旧高橋家住宅」の保
存整備を進め、市民等に開放していま
す。県選定重要遺跡「岡の城山」は、
空堀・土塁などの城趾と多くの樹木が
調和を保って保存され、都市公園とし
て整備活用しています。
このほか、史跡「広沢の池」「二本
書 籍・
典 籍・
古文書
史 跡
根岸台(台雲寺) 鎌倉末~室町時代に製作された鉄仏
岡(博物館)
山岡鉄舟筆による「膝折学校」扁額
市指 相沢家文書
岡(市教委)
地方文書(江戸時代旧根岸村名主関係文書)
市指 内田家文書
岡(市教委)
地方文書(明治時代前半の戸長関係文書)
市指 消防日誌
岡(市教委)
旧岡村の消防団の出動記録
市指 町名改称許可書
岡(朝霞市)
「朝霞町」に町名を改称するときの許可書
市指 牛山家文書
膝折町(牛山家) 地方文書(江戸時代旧膝折宿名主関係文書)
市指 塩味家文書
溝沼(塩味家)
市指 奥住家文書
岡(市教委)
岡(比留間家)
岡(市教委)
地方文書(江戸時代旧溝沼村名主関係文書)
江戸~明治時代の水車(伸銅)関係文書
地方文書(江戸時代旧岡村名主関係文書)
江戸時代の共同採草地の利用をめぐる判決文
根岸台(金子家) 不動曼荼羅と五輪塔を刻む正安3年銘の板碑2基
通称薬師堂から出土した平安時代の経筒・和鏡・
岡(市教委)
甕・鉢
岡(市教委)
泉水遺跡より発掘調査によって出土した土器・石器
三原(六道地蔵尊保存会)
溝沼・浜崎境の六辻にある六道地蔵石幢
市指 一乗院の板石塔婆
膝折町(一乗院) 南北朝~室町時代の板碑約190基
市指 東圓寺の板石塔婆
岡(東圓寺)
市内最古の文永5年をはじめとする板碑約25基
上内間木(内間木神
寛延4年銘のある市内最古の大絵馬を含む絵馬4面
歴史資料 市指 内間木神社大絵馬
無 形
文化財
根岸台(朝霞市) 江戸時代中期に建築された茅葺民家
市指 山岡鉄舟扁額
市指 比留間家文書
元禄七年秣場争論裁
市指
許絵図
県指 板石塔婆
宮戸薬師堂山経塚出
県指
土経筒及び外容器
考古資料 市指 泉水遺跡出土品
市指 六道地蔵尊
松」の保存管理や「柊塚古墳」の保存
活用などの事業を進めています。指定
概 要
重文 旧高橋家住宅
古墳等の史跡があり、早くから人々が
江戸時代には川越街道の宿場町で
所在地(管理者)
建造物
社・博物館寄託)
市指 溝沼獅子舞
溝沼(溝沼獅子舞保存会)
春・秋に行われる市内に残る唯一の獅子舞
市指 根岸野謡
根岸台(根岸野謡保存会)
根岸台地区に伝わり、婚礼等で行われる謡
県指 柊塚古墳
岡(朝霞市他)
県選 岡の城山
岡(朝霞市)
縄文時代の貝塚や中世の城館跡の残る遺跡
市指 広沢の池
栄町(市教委)
古来より灌漑用水などに利用された湧水池
県南部を代表する前方後円墳
文化財は平成 12 年度以降、重要文化
市指 郷戸遺跡
財1件、県指定 1 件、市指定 1 件が追
市指 夏ぐみ
根岸台(石原家) 推定樹齢200年、樹高約10m
市指 ゆず
根岸台(高橋家) 推定樹齢250年、樹高約7m
加になりました。
<朝霞市の環境、朝霞市緑の基本計画(H18.12)、
市指 二本松
天 然
記念物
市指 湧水代官水
凡例
根岸台(渡辺家) 発掘調査された弥生後期~古墳前期の集落跡
本町(市教委)
岡(朝霞市他)
江戸時代の庚申塔がたつ旧道の目印
灌漑用水などとして地域の人々に「代官水」と呼
ばれていた貴重な湧水
重文=国重要文化財 県指=埼玉県指定文化財、県選=埼玉県選定重要遺跡、市指=朝霞市指定文化財
<文化財課 文化財保護係、HP 資料より>
朝霞市 HP-ふるさと朝霞の歴史-、他より>
公共施設、民間施設の緑化
本市では、緑豊かな景観と快適な生活環境の形成、ヒートアイランド*対策などの都市気候の
緩和や地球温暖化対策に向けた都市緑化の普及啓発の一環として、「朝霞市緑の基本計画」と
連携し、公共施設での屋上緑化*や壁面緑化の設置を進めてきています。平成 21 年度までの累
計で、屋上緑化*16 施設、面積 3,545.85 ㎡、壁面緑化 11 施設、面積 2,716.44 ㎡が緑化されて
います。
また、緑豊かなまちづくりに向けて、住宅地や民間施設における緑の量の確保が重要となっ
ているため、開発等事業に際して「朝霞市開発事業等の手続き及び基準等に関する条例」によ
り一定量の緑地の確保や緑化などの指導と協力を求めています。
市民の緑化に対する関心を高めるため、本市では、平成 20 年度から「花いっぱい運動助成
要綱」に基づき、希望団体に草花・種子等を配布しています。あわせて住宅地の緑化の推進を
図るため、市民の生け垣設置費に対する補助制度を平成 18 年度から開始し、補助金を交付し
<朝霞市の環境より>
ています。
59
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より)
【史跡・文化財等】
●
住まい周辺での歴史的な雰囲気を感じる場所について、8 割以上の市民がないと感じています。
【公共施設、住宅地・民間施設の緑化等】
●
地球温暖化対策に向けて優先的に行う必要がある取組として、4 割以上の市民が都市緑化が必
要として上位に位置づけています。反面事業所での優先順は下位になっています。
●
住まい周辺で「庭木や生垣、花など住宅地の緑」が多いと感じている市民の割合が 5 割弱と平
成 12 年度の 6 割と比べ、やや減少しています。
●
日常生活での取組として、6 割以上が庭やベランダに植木・花壇・鉢植えを設けるようにして
いる、また、約 3 割の市民が、庭がある場合、なるべく生垣にするようにしているなど、住まい
周辺の緑化に関心が見られます。
3)主な環境課題
【史跡・文化財等】
●
地域の歴史的景観を伝える膝折宿のまちなみ、岡の城山をはじめ、史跡や天然記念物などの文
化財を保護・保全し、将来世代に継承していくとともに、地域の自然環境と一体となって学び、
ふれあえる機会の拡大を図っていくなど、歴史文化等に関連する環境学習*や啓発活動を推進し、
総合的に歴史的文化環境の保全と形成に努めていくことが必要です。
●
地場産業をはじめ、市民の文化的活動や緑と水を守り創る活動など、新たな文化環境の育成に
努めていく必要があります。
【公共施設の緑化等】
●
樹林地や農地など緑地が減少していく情勢の中で、総合振興計画が掲げる将来像や本計画の望
ましい環境像を実現するためには、緑地や樹林地の維持管理を図っていくとともに、住宅地や民
間施設での緑化など、緑の確保が重要な課題です。
●
緑豊かで水辺とふれあえる朝霞の魅力を保全していくとともに、温暖化対策等低炭素社会*の形
成に向けて、公共施設や住宅地の緑化などを総合的・長期的に進め、自然と調和した魅力あるま
ちづくりに努めていくことが必要です。
60
4)施策の展開(基本施策)
旧石器時代にさかのぼる遺跡、柊塚古墳、岡の城山、川越街道の宿場町の名残り、古くから
の社寺等に代表される史跡や文化財等の保護・保全と活用を進めていくほか、朝霞の自然と歴
史、暮らし、産業、まちなみなど、郷土意識を高めるため、環境学習*の推進を図ります。
また、都市の緑化や公園・緑地・緑道の整備、緑豊かなゆとりある道路環境の整備など、朝
霞の個性と魅力である水と緑豊かなまちなみの創出を目標とした施策を展開していきます。
項
目
3-1-1
史跡・文化財等
の保全と活用
3-1-2
都市の緑化
(公共施設、住宅
地・民間施設の緑
化)
施策展開の方向
○朝霞の歴史を感じさせる史跡・文化財等については、保全を図るとともに、
周辺環境と調和した整備に努めます。
○朝霞の自然、歴史文化、暮らしの知恵、産業やまちなみなどの地域学や環
境学習*を進めていくことにより、個性あるまちづくりに努めます。
○緑の豊かさの増進と都市における緑地等の環境保全機能の向上に資するた
め、公共施設や民間施設、住宅地、道路などの緑化と維持管理など、総合
的な視点に立った都市の緑化に努め、豊かな緑とふれあえる個性あるまち
づくりを進めていきます。
○街路樹の植栽、公共施設の屋上緑化*・壁面緑化など、ヒートアイランド*現象の
緩和と省エネルギーを進めていきます。
○生け垣設置補助や住宅地の緑化を進めていくとともに、
「朝霞市開発事業等
の手続及び基準等に関する条例」により緑化施設の整備、公園の確保など
を図っていきます。
[重点的施策]
3-1-3
公園・緑地、緑道
の確保
道路環境の整備
[重点的施策]
■住宅地・民間施設の緑化推進
■公共施設の緑化(屋上緑化、壁面緑化等)
○都市景観の保全や向上、生態系の保護・保全、オープンスペース*確保など
に努め、街路樹等の緑が豊かでゆとりのある道路や公園・緑地、緑道の整
備に努めます。
○道路や歩道の整備に際しては、街路樹や緑地帯の確保等道路の緑化、透水
性舗装*やブロックの活用など環境に配慮した道路環境の整備に努めます。
■拠点公園の整備、身近な公園整備
61
3-2
まちなみの美しさとゆとり
生活環境
1)環境の変化と現状
都市景観に関する環境の状況
美しい風景や快適な生活環境を実感できるようなまちなみと景観づくりに向けて、再開発や
都市計画道路等の都市基盤整備に際して、都市景観の向上に配慮した整備を進めています。
また、市民生活の安全と環境の整備を図っていくとともに、ゆとりのあるまちづくりに向け
て、オープンスペース*の確保や公園・緑地、ポケットパーク*等の整備を行っているほか、都
市基盤の整備に際して、障がい者の生活圏の拡大と社会参加の促進、利用者の利便性の向上に
努めていくため、バリアフリー*の整備を進めています。
放置自転車の状況
道路や歩道に放置された自転
車は、交通や歩行等の妨げにな
<朝霞市の環境より>
朝霞市自転車等放置防止条例に基づく撤去状況(単位:台)
年度
平成 年度
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
自転車
4,348 4,871 5,335 6,810 5,516 5,091 3,993 3,138 2,295 2,295
バイク
285
77 162 179 185 365 271 203
45
45
るほか、交通安全やまちの環境美化などにも、さまざまな影響や問題をもたらしています。本
市では、昭和 62 年に「朝霞市自転車等放置防止条例」を制定し、駅前広場等を中心に自転車
駐車場の整備等とあわせて、放置自転車対策を進めてきています。条例に基づいて撤去された
放置自転車の台数は、平成 15 年度まで増加していましたが、その後は減少してきています。
<朝霞市の環境より>
不法投棄等の状況
不法投棄されたごみや散乱ご
みは、快適な生活環境やまちの
美観を妨げてしまいます。市街
地などを中心に自転車等の不法
投棄や弁当の容器・空き缶・ペ
不法投棄通報件数(単位;件)
年度
平成 年度 12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
自転車
130 185 215 285 265 263 246 284 289 313
バイク
9
11
12
17
14
14
16
7
3
5
建設廃材等
2
34
30
20
35
13
12
14
6
17
粗大ゴミ(含家電4品目)
42
40
35
92 156 137
82
87
74 101
その他
18
48
90 109
38
15
26
22
8 125
総件数
総件数 201 318 382 523 508 442 382 414 380 561
※平成 21 年度については、少量の不法投棄等対応したものをすべて数値に入れ
たため件数が増加しています。
ットボトル等の投棄が目立っています。一方、河川敷などへの家電製品や家具等の不法投棄も
後を絶ちません。
不法投棄通報件数が多いのは自転車で、次いで粗大ごみ(家電 4 品目を含む)となっていま
す。本市では、不法投棄禁止看板の設置、「広報あさか」等による不法投棄防止啓発活動、監
視パトロールの実施や近隣自治体等の関係機関と広域的な不法投棄対策に努めています。
また、平成 12 年に「朝霞市ポイ捨ての防止に関する条例」を制定し、環境美化推進員によ
るパトロールと指導など問題解決への取組を進めています。平成 18 年から「朝霞市路上喫煙
の防止に関する条例」を定め、監視員による定期的なパトロールを実施し、喫煙者に対する指
導等を行っています。
歩道や公園・緑地等でのペットのフンなどのペット公害に対して、動物愛護週間に合わせた
広報による啓発、看板によるペット飼育者へのモラルの向上を図っています。
62
<朝霞市の環境より>
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より)
【都市景観に関する意識等】
●
住まい周辺で「落ち着きを感じる場所」について、約 7 割の市民が少ないと感じています。
【放置自転車、不法投棄に関する意識等】
●
環境保全上優先して行うことで、放置自転車の規制に対する優先度は、市民では、平成 12 年
度と比べ、やや低下しましたが依然として、優先順はやや上位に位置づけられています。
●
住まい周辺の放置された粗大ごみの様子は、約半数の市民がほとんど見かけないと感じており、
平成 12 年度と比べ改善が見られます。なお、環境保全上優先して行うことで、空き缶等ごみの
不法投棄規制に対する優先順は、平成 12 年度と同様に上位となっています。また、事業者では、
その優先順が第 1 位となっています。
3)主な環境課題
【都市景観、まちなみの美しさとゆとり】
●
まちなみづくりには時間がかかるうえ、市民の理解と協力が不可欠です。そのため、情報の共
有化と住民自ら参加するまちづくりの協議等を進め、理解と協力が得られるようにしていくこと
が必要です。
●
美しさとゆとりのある安全なまちづくりに向け、今後の高齢化社会の進展なども考慮した長期
的な視点からのまちづくりとあわせて、オープンスペース*の確保、道路環境の整備、バリアフリ
ー*化などに努めていく必要があります。
【放置自転車、不法投棄】
●
放置自転車対策や不法投棄対策、環境美化等は改善傾向にありますが、美しくてゆとりのある
まちなみの形成に向けて、市民等の一層の理解と協力が必要です。そのため、継続して対策を進
めていくほか、パトロールや指導、普及啓発を図っていくことが必要です。
●
不法投棄や散乱ごみ、路上喫煙、ペット公害等は、個人のモラルの問題でもあるため、市民、
事業者それぞれが自分の問題として認識し、防止に向けて責任を果たしていく必要があります。
また、家庭や事業所等での話し合いや環境学習*などにより、相互理解の醸成に努めていくことが
必要です。
63
4)施策の展開(基本施策)
急激な人口の増加によって宅地化が進められてきたため、一部では、農地や住宅密集地、工
場・倉庫等が混在するなど、落ち着きを感じる場所が少なく、狭あいな道路などが課題として
残されてきています。また、ポイ捨てや放置自転車、廃棄物の不法投棄など、住宅都市として
の美しさとゆとりのあるまちなみの形成に様々な障害をもたらしています。
そのため、住宅都市としての景観の保全と向上、自然と調和しゆとりのある美しいまちなみ
の実現に向け、住宅地の緑化をはじめ、オープンスペース*の確保、空き缶等不法投棄の防止や
環境美化の推進などに努めていきます。
項
目
3-2-1
オープンスペー
スの確保
3-2-2
環境美化の推進
(ポイ捨て・ペ
ット公害等の防
止)
施策展開の方向
○道路をはじめ、公共施設には安全面、快適面を考慮したオープンスペース*
の確保やポケットパーク*の整備と緑化など、ゆとりのあるまちづくりに努
めていきます。
○「朝霞市ポイ捨ての防止に関する条例」に基づいて、ポイ捨ての防止に関す
る施策を総合的・計画的に実施するとともに、市民等及び事業者に対して意
識の啓発、環境学習*の促進に努めます。
○ポイ捨てによる空き缶等の散乱ごみについて、環境教育・学習や啓発活動な
どを通してモラルの向上に努めます。
○環境美化推進地区の指定等による環境美化の推進に努めていくほか、環境美
化推進員の活動支援に努めます。
○ペットの排泄物等を適切に処理する、ペットを捨てないなど、ペット公害の
防止に向けて、飼育者への啓発を行うことにより、意識の向上を図ります。
3-2-3
放置自転車対策
の推進
[重点的施策]
3-2-4
不法投棄の防止
3-2-5
景観計画の策定
○「朝霞市自転車等放置防止条例」に基づき、放置自転車の撤去などを進め、歩行者等
の安全性の確保に努めます。
○「朝霞市開発事業等の手続及び基準等に関する条例」により、自転車駐車場の設置を
指導するなど、放置自転車対策に努めます。また、啓発活動などを通して自転車駐車
場を積極的に利用するよう働きかけます。
■放置自転車対策の推進
○市道等に放置されている廃棄自転車、家電製品などのごみ撤去に努めるとと
もに、監視パトロールの強化など、不法投棄の防止に努めます。
○市民の景観への関心が高まりつつあるため、景観に関する情報等の提供に努
めるとともに景観計画の策定を目指します。
64
環境に配慮した交通手段
3-3
生活環境
1)環境の変化と現状
市内各所から鉄道駅、商業施設、公共施設などへの移動手段として、徒歩や自家用車を除く
とバスと自転車があります。
バスは市内循環バス「わくわく号」と民間バス路線があり、市内循環バス「わくわく号」は、
市役所及びわくわくどーむ(健康増進センター)を起点として根岸台方面、膝折・溝沼方面、
内間木方面、宮戸方面を循環し、公共施設と朝霞駅・北朝霞駅(朝霞台駅)を結び、路線バス
方式(有料)で運行しています。各路線とも平日で片道 10 から 13 便(宮戸線は 7 便)運航さ
れ、年間利用者数は平成 21 年度は、約 329,000 人で増加傾向にあります。
通勤・通学に自転車を利用する人も多く、駅前等に自転車駐車場が整備されています。また、
「朝霞市開発事業等の手続及び基準等に関する条例」で、新たな開発等に際しては自転車駐車
場の確保に努めるものとされました。しかし、放置自転車対策や自転車交通事故問題をはじめ、
自転車通行場所確保の難しさなど、安心して自転車を利用できる環境づくりに向けた課題も多
く残されています。
まちの形成過程で、密集した市街
地などが急速に形成され、狭あいな
道路も残されてきているほか、交通
量も多く、交通安全の確保が求めら
れています。人身事故件数では、車
両事故はここ数年減少傾向にあり
ますが、歩行者事故や自転車事故件
数は多く、平成 12 年度以降も横ば
い状況となっています。
<第 4 次朝霞市総合振興計画・後期基本計画(H23.2)、朝霞市都市計画マスタープラン
(H17.3)、統計あさか、他より>
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より)
【交通安全に係る主な市民意識等】
●
住まい周辺の歩行空間や自転車利用の安全について、不安と感じている市民の割合が 5 割前後
と多くなっています。
●
住まい周辺の環境変化では、「歩行者や自転車利用の安全性」については、「変わっていない」
が 4 割、「悪くなった・少し悪くなった」が約 3 割以上となっています。
● 環境保全上優先して行うことでは、「道路環境の整備」が第 1 位と、市民の関心が高くなって
います。
●
住まい周辺の歩行空間や自転車利用の安全について、市民の半数が不安と感じ、10 年前と比べ
てやや悪くなっていると感じています。また、環境保全上、道路環境の整備を優先して行うべき
と考えているほか、地球温暖化対策に向けて自転車利用環境の充実などの取組が特に重要として
いるなどのため、安全で安心して暮らせる歩行空間や自転車利用環境の整備と充実に努め、環境
負荷*の少ない低炭素社会*の形成を目指していきます。
65
3)主な環境課題
●
本市の魅力である交通利便性を活かし、より住み良い快適な居住環境の形成に向けて、主要道
路や生活道路における交通混雑や渋滞の解消をはじめ、バス等公共交通機関や自転車の活用など、
市内から鉄道駅までの利便性の向上が求められています。また、交通体系や自動車利用の見直し
など、交通に伴う環境負荷*の低減を図っていく必要があります。
●
市民の日常生活での安全性の確保を図っていくとともに、環境負荷*の少ないまちづくりや低炭
素社会*の形成に向けて、歩行空間や自転車利用の安全性の確保が求められています。
●
自転車利用環境の向上にむけ、低炭素社会*の形成と併せて自転車利用の仕組みづくりや放置自
転車対策を進めていく必要があります。
4)施策の展開(基本施策)
環境負荷*の少ない低炭素社会*の形成を目指して、環境にやさしい暮らしができるまちづく
りに努めていきます。安全性と快適性に配慮した歩いて暮らせる歩行環境の形成や自転車が活
用できるまちづくりなどを進めることにより、公共交通の利便性の向上に努めていきます。
また、段差のない歩道の道づくりなど、ユニバーサルデザイン*のまちづくりを進めていきます。
項
目
3-3-1
歩行者空間の確
保
[重点的施策]
3-3-2
自転車利用環境
の整備
[重点的施策]
3-3-3
公共交通利用環
境の向上
[重点的施策]
施策展開の方向
○緑道や遊歩道の整備、歩道の確保など、地域の実情を踏まえ、歩いて暮ら
せる環境負荷*の少ないまちづくりを目指します。また、ユニバーサルデザ
イン*を取り入れた段差のない歩道などの道づくりを進めていきます。
○都市計画道路や市内幹線道路での歩行者の安全性を確保するため歩車道の
分離など改良に努めます。
○安心して歩ける歩行空間の確保に向け、歩道上の障害物(看板や放置自転
車等)対策、ガードレールなど安全施設の整備や自転車レーンの設置など
に努めます。
○「朝霞市路上喫煙の防止に関する条例」による路上喫煙禁止区域の指定と
指導など、市民等の意識啓発を図り、歩行者等の身体及び財産の安全の確
保に努めます。
■歩道の確保、遊歩道の整備
○環境への負荷を少なくするために、日常生活で安全に自転車が利用できる
まちづくりを進めます。
○自転車道の整備や自転車レーンの導入を検討するなど、自転車利用環境の
向上に努めます。
○「朝霞市開発事業等の手続及び基準等に関する条例」に基づいて、開発事
業等における自転車や自動車駐車場の整備を進めていきます。
○自転車利用等の交通安全教室など、自転車利用マナーの普及に努めます。
■放置自転車対策の推進
■自転車利用環境の整備、交通安全意識の高揚
○環境負荷*の少ないまちづくりを目指して、バス、鉄道等の公共交通の利用
環境向上に努めていきます。
○駅における安全性の確保や駅施設のバリアフリー*化など、鉄道事業者への
要望等により安全で快適に利用できる公共交通を進めます。
○交通不便地区の解消など、市内循環バスを運行するとともに、必要に応じ
て路線等の見直しを行います。
■鉄道利便性向上 ■路線バス、市内循環バスの利便性向上
66
4
低炭素・循環型社会の構築
-自然に気を配り、環境に負担をかけないまち-
地球環境、地域環境への負荷を軽減するために、まちづくりや日常生活での省資源・省エネ
ルギーなど環境負荷*の少ない社会システムやライフスタイルを確立し、将来の世代に負の遺産
を残さないよう努めます。
そのため、市、市民・市民団体、事業者が協働して、省エネ・省資源や再生可能エネルギー*
や水の有効利用など、環境負荷*の少ない低炭素社会*の形成に努めていくとともに、ごみを出
さない生活、資源の再利用・再資源化が積極的に行なわれる循環型社会*の構築を目指した施策
を展開します。
環境目標
施策の方向(個別目標)
低炭素・循環型社会の構築
自然に気を配り、環境に負担をか
けないまち
4-1 地球温暖化対策の推進
4-2 水の有効利用
4-3 循環型社会の形成
地球環境
低炭素社会*の形成に向けて
●環境意識調査結果では、地球環境問題*として、地球温暖化問題への関心が市民、事業所とも最も
高く、平成 12 年度調査と比べ、関心が一層高くなっています。
平成 4 年の地球サミット*における気候変動枠組条約の採択後、国では地球温暖化対策に向け
た取組を進めてきました。2005(平成 17)年に京都議定書が発効し、日本は温室効果ガス排
出量を 2008(平成 20)年から 2012(平成 24)年までの 5 年間で 1990(平成 2)年比 6%
の削減が義務付けられ、その達成に向けた取組が行われてきています。京都議定書以降の枠組み
づくりに向け、国では「低炭素社会*の構築」を長期的なビジョンとして、温室効果ガスの大幅な
削減を目指しています。温暖化対策推進法の改定により、地方自治体の実行計画策定の義務化と
特例市以上の自治体での区域からの排出量削減に向けた実行計画策定が義務化され、また、「地
球温暖化対策基本法」の閣議決定など、今後、一層の温室効果ガス排出量の削減と低炭素社会*
への転換が求められています。
●
●
東日本大震災と原子力発電所事故に伴い、電力エネルギーの供給減少が懸念されているなか、
従来までの生活習慣やライフスタイルの見直し、節電に努めるなど、日常生活や事業活動でのエ
ネルギー利用のあり方の見直しが求められています。
●
太陽光発電の普及の促進を目的に、平成 21 年から太陽光発電の余剰電力買取制度の導入・実
施が進められています。また、エネルギー安定供給の確保、地球温暖化問題への対応、環境関連
産業の育成等の観点から重要な再生可能エネルギー*の利用拡大を図るため、再生可能エネルギー*
の固定価格買取制度の導入を目的とした「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関
する特別措置法(再生エネルギー法)」が平成 23 年度に成立しました。
67
地球温暖化対策の推進
4-1
地球環境
1)環境の変化と現状
エネルギー利用
市内の電灯・電力の使用量は、人口や世帯数の増加に伴い、家庭で使用量は増加してきまし
た。また、事業所数や従業員数の減少や製造品出荷額の減少などから、製造業での電力使用量
は減少傾向にあると考えられます。なお、埼玉県全体の電灯及び電力使用量は、それぞれ平成
19 年度まで増加傾向にありましたが、平成 20 年度以降はやや減少しており、市内の電灯・電
力の使用量も同様の傾向にあるといえます。
<埼玉県統計資料(東京電力(株)埼玉支店資料)より>
3
(m
(? ))
都市ガスの利用状況の推移(単位:m3)
都市ガスの利用は、使
50,000,000
用戸数の増加と並行し
45,000,000
て増加してきましたが、
40,000,000
平成 17 年から東京都水
35,000,000
道局朝霞浄水場が本稼
30,000,000
働したことにより、都市
25,000,000
30,000
ガス利用は急増しまし
20,000,000
25,000
た。
15,000,000
20,000
<統計あさかより> 10,000,000
15,000
<大東ガス㈱、統計あさかより>
その他
工業用
商業用
家庭用
石油等販売量から見
5,000,000
ると、県全体のガソリン
0
使用戸数
35,000
使用戸数(戸)
平成9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21 年度
及び灯油の販売量は平
成 17 年度までは緩やかな増加や横ばい状況で推移していましたが、平成 18 年度以降は減少傾
向となっています。
<埼玉県統計資料(資源エネルギー庁「資源・エネルギー統計年報」資料)より>
自動車・軽自動車台数の推移(単位:台)
市内の自動車台数の推移は、横ばい状
況ですが、軽自動車台数の増加に対して、
70,000
自動車台数が減少の傾向にあります。
60,000
また、平成 22 年度環境意識調査結果に
<関東運輸局埼玉陸運支局資料、統計あさか より>
台
50,000
よると、エコカー普及状況は、自家用車
を所有している家庭の 2 割以上でエコカ
ーを使用しているなど、自動車の燃費等
への関心が高くなっています。
<平成 22 年度「快適な環境づくり」に関する
アンケート調査結果、統計あさかより>
40,000
30,000
20,000
軽自動車
10,000
自動車
0
平成12
68
13
14
15
16
17
18
19
20
21年
自然エネルギーの有効活用
自然エネルギー*は、風力、水力、地熱、太陽光など枯渇するこ
とのない再生エネルギーであり、その中でも、太陽光発電は太陽
の光から電気をつくり、石油などの化石燃料を使用しないため二
酸化炭素が発生せず、地球温暖化の防止につながることから、次
世代のエネルギー源として期待されております。本市では、環境
への負荷の少ないクリーンエネルギーの導入を促進することを目
的として、平成 13 年度から、住宅用太陽光発電システム設置費補
助事業を実施しています。
年度
13
14
15
16
17
18
19
20
21
補助金
太陽電池
交付件数 最大出力(kW)
6
20.69
11
33.12
15
53.19
31
107.15
44
138.64
26
73.77
48
157.71
38
119.54
85
282.58
対象となった補助件数は、平成 21 年度は急増し、平成 13 年度から平成 21 年度までの補助
金交付件数は合計 304 件、太陽光発電最大出力値累計は 986.39kw となっています。
また、市の施設での導入も進めており、
平成 22 年度までで太陽光発電設備設置施設 10 施設、
最大出力値累計 84.65kw となっています。
<朝霞市の環境より>
温室効果ガスの排出
人が様々な活動で、電気やガス、
ガソリンなどのエネルギーや燃
料を使うことによって排出され
る二酸化炭素やメタン、フロン*
等の温室効果ガスの濃度が大気
中で増加し、その結果、地表及び
大気の温度が追加的に上昇する
地球温暖化が深刻な環境問題と
なっています。
環境省試算の市町村の部門別
排出量試算結果によると、朝霞市
域から排出される二酸化炭素
(CO2)の排出量は、平成 20 年は
約 56 万 1 千t-CO2 で、京都議定
書の基準年である平成 2 年の 47
万 1 千t-CO2 に対して約 19%増
加しています。
部門別の温室効果ガス排出量は、平成 20 年では、家庭部門と業務部門からの排出が多くな
っています。基準年と比べ、家庭部門の排出量が 51%、業務部門が 56%、運輸部門(旅客自
動車)が約 37%増加しています。反面、製造業からの排出量は 40%減少となっています。
<朝霞市の環境、環境省「市町村の部門別排出量試算」、他より>
69
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より)
●
日常生活での省エネへの取組として、テレビや電灯の消灯や冷暖房の温度を調節などの節電に
取り組んでいる市民が7割以上、車使用の自粛やエコドライブへの配慮を行っている市民が、6
~7割でした。
●
事業活動に伴う環境への負荷として、約半数の事業所が自動車利用に伴うガソリン消費をあげ
ています。事業所の省エネ対策として、オフィスの省エネ運動や建物・設備の省エネ化、車両の
省燃料対策に半数以上の事業所が取り組んでいます。
● 地球温暖化対策として優先して行うことで、「太陽光・太陽熱利用など自然エネルギー*利用の
普及」については、市民では 11 項目中 3 位、事業所では 1 位に位置づけられ、太陽光・太陽熱
利用への期待が高いといえます。
●
バイオマスエネルギー等再生利用可能エネルギー利用については、市民・事業所とも低く、農
林地等の減少など、バイオマス資源*に対する関心が少ないと考えられます。
●
地球温暖化対策に向けた取組として優先すべきこととして、市民では、自転車利用環境の充実、
都市緑化、自然エネルギー*利用の普及、歩いて回れるまちづくりの推進など、まちづくりと一体
となって進めていくことが期待されています。また、事業所では自然エネルギー*利用の普及が最
も高く、次いで事業所や家庭での省資源・省エネ対策となっています。
●
事業所では廃棄物の減量対策、オフィスの省エネ・省資源の運動や教育指導、建物や設備の省
エネ対策が高くなっています。
3)主な環境課題
●
エネルギー利用の見直しをはじめ、地域でできる温室効果ガス排出量の削減に向けた取組やま
ちづくり、産業づくりを、市、市民・市民団体、事業者が協働して展開していくことが重要な課
題となっています。
●
市域の温室効果ガス排出量の削減にあたっては、家庭や事業所での省資源、省エネルギー対策
と再生可能エネルギー*の有効活用、自動車利用に伴う排出量削減などが課題です。また、都市緑
化等によるヒートアイランド*対策や都市気候の緩和、公共交通機関の有効活用、自転車活用など、
都市の省エネ化や再生可能エネルギー*の活用など、低炭素型のまちづくりを総合的に進めていく
必要があります。
● 都市の省エネ化やヒートアイランド*対策に向けて、都市緑化をはじめ、日照や緑陰、水辺など
の自然を活かした暮らしができるまちづくりを進めていく必要があります。あわせて、エネルギ
ー効率の良い都市づくりをはじめ、再生可能な未利用エネルギーの調査や活用に向けた社会基盤
の整備なども求められています。
エコライフDAY*の推進、環境教育・環境学習*や普及啓発活動に努め、市民・事業者の自主
的な環境保全行動、日常生活や事業活動における省エネ・省資源を継続して進めていくことが必
要です。
●
地球温暖化対策など将来の低炭素社会*の構築に向けて、住宅や民間施設、市の施設への太陽光
発電設備の導入など、再生可能エネルギー*の導入を進めていくことが必要です。あわせて、東日
本大震災と原発事故を教訓に、公共施設での蓄電設備を有した太陽光発電の導入など、緊急時で
の電気の確保を図っていくことも課題となっています。
●
70
4)施策の展開(基本施策)
市全体として、地球温暖化対策の推進と温室効果ガスの排出量の少ない低炭素社会*の形成に
向けた環境負荷*の少ない快適に暮らせるまちづくりを、市、市民・市民団体、事業者と協働し
て進め、地域から地球環境保全に貢献していきます。
項
目
4-1-1
ヒートアイラン
ド対策
[重点的施策]
4-1-2
省エネ・省資源
の推進
施策展開の方向
○都市活動に伴うエネルギー需要の低減や熱中症対策など、都市のヒートア
イランド*化の抑制と都市気候の緩和を図り、快適で暮らしやすい環境負荷*
の少ないまちづくりに努めていきます。そのため、健全な水循環の形成や
緑地の保全と維持管理、親水空間の保全と創出、都市の緑化等の施策を総
合的・計画的に進めていきます。
■住宅地・民間施設の緑化推進
■公共施設の緑化(屋上緑化、壁面緑化等)
■透水性舗装等の推進(歩道・駐車場等)
○朝霞市地球温暖化対策実行計画に基づき、市の施設及び事務事業に伴う省
エネ・省資源、グリーン購入*等を積極的に進め、「エネルギーの使用の合
理化に関する法律」
(改正省エネ法)に基づき、毎年のエネルギー使用量を
把握し、適切な省エネ措置を実践していくことにより、エネルギー消費を
削減に努めます。また、これらの取組にあわせた環境マネジメントシステ
ム*の運用を検討していきます。
○環境教育・環境学習*、環境保全活動や広報啓発活動を通して、市民・事業
者の省エネ・省資源行動の促進に努めていきます。
[重点的施策]
4-1-3
太陽光発電等再
生可能エネルギ
ー利用の推進
[重点的施策]
4-1-4
地球温暖化対策
実行計画の推進
■エコライフの推進・普及
■住宅や民間施設でのグリーンカーテン等の普及促進
■公用車のエコカー導入の推進
○公共施設への太陽光発電等再生可能エネルギー*の導入によるエネルギー
利用の実用化の検討を進めます。
○住宅用太陽光発電設備設置補助など、市民の再生可能エネルギー*利用の促
進と支援に努めます。
■公共施設の太陽光発電実用化の検討
■住宅用太陽光発電設備設置の推進
○朝霞市地球温暖化対策実行計画により、市が率先して、事務事業に伴う省
エネ・省資源とエネルギー利用の管理に努め、市の施設からの温室効果ガ
ス排出量の削減に努めます。
○市域全体からの温室効果ガス排出量の削減と低炭素社会*の形成を図って
いくために、市、市民・市民団体、事業者が協働して、地球温暖化対策に
取り組めるよう計画を推進していきます。
[重点的施策]
■「エネルギーの使用の合理化に関する法律」
(改正省エネ法)等への対応
71
4-2
水の有効利用
地球環境
1)環境の変化と現状
都市への急激な人口や産業の集中など、社会経済構造の変化、水利用の増大、緑地の減少や
土地利用の変化、廃棄物の不法投棄などにより、河川流量の変化や雨水浸透量の減少、湧水の
枯渇、水質の汚濁、生態系への影響など、様々な問題が生じています。
市内には、荒川、新河岸川、黒目川、越戸川の河川をはじめ、地下水や湧水などがあります。
水は、古くから生活用水や農業用水として、舟運などの物流の場などとして、また、生物の
生息環境として、暮らしや産業、自然環境を支え、文化を形成してきました。私たちは、水が
環境を支える重要なものであると再認識し、水の循環をより健全な状態で将来世代に継承して
いく必要があります。
<朝霞市の環境、朝霞市緑の基本計画(H18.12)、他より>
<統計あさかより>
本市の水道は、約 70%が県水、約 30%が地下水で供給しています。県水は、埼玉県大久保
浄水場(荒川水系、利根川水系の河川水)から受水しており、地下水は市内の深井戸(地下 160m
~210m)から取水しています。
水道使用量(年間配水量)は、人口の増加はあるものの、節水機器等の普及により、ほぼ横
ばいの状況が続いています。用途別給水量では、家庭用が全体の 8 割を占め、平成 21 年度は
平成 12 年度に比べ、家庭用の給水量が約 6% (給水戸数は約 10%)増加しています。反面、
業務用の給水量は約 21%(給水戸数は約 13%)減少しています。
また、市民 1 日 1 人当たりの水道使用量は緩やかな減少傾向にあり、平成 12 年度の 359 ℓ
/人・日から、平成 21 年度では 331 ℓ/人・日となっています。
<朝霞市 HP:水道事業の概要、水道水の放射性物質の検査結果、統計あさか、朝霞市緑の基本計画(H18.12)、他より>
72
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より)
●
環境保全等に向けて優先すべき取組として、市民では、「自然の緑地や水辺の保護・保全」が
16 項目中 2 位、「河川等の水質汚濁防止」が 5 位と高い反面、「地下水汚染防止」が 13 位と低く
なっています。事業所でも市民とほぼ同じ傾向となっています。朝霞の特徴で魅力である水辺や
水環境に対する関心が高いといえます。
● 地球環境問題*としての「水環境・水資源問題」への関心は、市民では 14 項目中 11 位と低くとな
っていますが、事業所では 4 位と高く、関心の度合いが異なっています。
3)主な環境課題
●
21 世紀は“水の世紀”といわれるように、地域の水循環を限りあるものとして再認識し、水循
環をより健全な状態で維持・活用していくことが求められています。
●
地下水や湧水の保全と活用、生きものが棲むきれいな水とのふれあいの確保、治水対策などに
向けて、水質浄化をはじめ、緑化や自然の再生などによる雨水の地下浸透や貯留対策など、健全
な水循環の形成に向けた取組を継続して進めていく必要があります。
●
市内を流れる河川の流域は、隣接市や県内外の都市にもまたがっています。そのため、水循環
を健全なものにしていくためには、市だけでなく、隣接市や国、県等との連携が重要になってい
ます。
●
水循環に関する環境教育・学習機会の充実、情報提供、節水対策や雨水利用などの普及啓発が
必要です。
4)施策の展開(基本施策)
雨は、蒸発散や地下浸透と地表流出・貯留を繰り返しながら、川や地下水となり海に注いで
います。海で蒸発した水は、雨となって、また、私たちのまちに降り注いでいます。水は、こ
うした循環をしながら浄化され、私たち人間を含む生物の体内を巡り生命を維持し、様々な物
質やエネルギーの循環を支えています。
地球上で海水を除くと、飲料水や生活用水、産業用水等として人間が利用できる水はわずか
で、農業等食料生産には大量の水が必要です。私たちの暮らしには、飲料水の輸入だけでなく、
大量の農産物や畜産物等の輸入を通して、世界各国から大量の水を輸入して成り立っているも
のといえます。地球規模では人口増加に伴い水需要が増加しており、将来的には地球規模の環
境問題に発展すると危惧されています。
市の水道水は、荒川や利根川水系の河川から受水している県水と、市内の深井戸から取水し
ている地下水からなり、私たちの日常の暮らしや事業活動は、こうした広範な地域で涵養や集
水、揚水、配水された水を利用して成り立っています。
このため、水循環について学び、理解を深め、水の有効利用と健全な水循環の形成に努めて
いくとともに、水利用に伴う環境への負荷を低減していくなど、環境にやさしい暮らしづくり
を進め、将来世代への継承に努めます。
73
項
目
4-2-1
水の有効利用
施策展開の方向
○水の有効利用に関する普及啓発を進め、節水意識の向上を推進していきま
す。
○雨水貯留槽や天水桶の設置など、雨水の有効利用の普及と啓発に努めてい
きます。
○風呂の残り湯の洗濯への活用など、使用水の再利用を進め、節水と水の有
効利用を促進していきます。
○水道施設の維持管理と漏水対策を進めていきます。
[重点的施策]
■節水の啓発
■雨水の利用
74
循環型社会の形成
4-3
地球環境
1)環境の変化と現状
ごみの排出・リサイクル
ごみの排出量は、経
済の発展、人口の増加
とともに増加し、質的
にも複雑化してきま
した。
本市では、平成 12
年度以降、人口増加に
も関わらず、排出量は
ほぼ横ばい状況で推
移してきています。
平成 21 年度の市民
1 日 1 人当たりのごみ
総 排 出 量 は 852 g /
人・日、家庭ごみの排
出量は、706g/人・日
と、平成 12 年度と比
べ、それぞれ約 12%
減少しています。
ごみの減量化・再資
源化を進めていくた
めに、市民や市民団体
等の協力のもと、分別
の徹底と地域リサイ
<朝霞市の環境、統計あさか、他より>
クル活動(集団資源回
収等)などを進め、家庭での排出段階から排出量の抑制を図ってきています。また、家庭から
の生ごみの排出抑制のため、電動式生ごみ処理機*購入補助を実施しています。
集団資源回収や分別等によるリサイクル・資源化に伴い、資源化率やリサイクル率は増加傾
向にありましたが、平成 18 年度以降は、集団資源回収量の減少に伴い低下傾向になっていま
す。
<朝霞市の環境、第 4 次朝霞市一般廃棄物処理基本計画(H21.3)、他より>
75
ごみ処理
本市では、ごみを処理するために、可燃ごみについては朝霞市クリーンセンター内のごみ焼
却処理施設で焼却処理しています。
また、市内には最終処分場*がないため、焼却灰の一部をセメント原料化や人工砂化を実施し、
残りを「埼玉県環境整備センター」や群馬・山形県等の民間施設の最終処分場*で埋め立て処理
をしています。
<第 4 次朝霞市総合振興計画・後期基本計画(H23.2)、第 4 次朝霞市一般廃棄物処理基本計画(H21.3)、朝霞市の環境、他より>
こうしたごみ処理に係る経費や環境への負荷を減らしていくとともに、資源として再使用や
再利用される循環型の社会システムを構築していくことが重要になっています。
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より)
●
環境保全上優先して行うことで、ごみの減量化は、市民では 16 項目中 8 位と、平成 12 年度と
ほぼ同じ順位で推移しています。事業者では、優先度が高く、16 項目中 4 位に位置づけられてい
ます。
●
環境保全活動への参加・協力できる取組として、市民、事業者とも「リサイクル活動やごみの
減量化」が「まちの清掃・美化活動」に次いで多くなっています。
●
日常生活でのごみ問題・リサイクル活動については、約 7 割の市民が実施しているとしていま
す、特に、「ごみの分別」や「ごみの回収日を守る」は 9 割以上と高くなっています。
●
事業所での環境対策のうち、廃棄物の減量対策については、「成果を上げている」と「着手し
ている」が約 5 割を占め、省エネ対策に次いで高くなっています。また、再生原料の活用につい
ては、「成果を上げている」と「着手している」が約 3 割となっています。
●
販売時の容器や包装の抑制、再利用、リサイクルなどについて、事業所の 3 割以上が「着手し
ている」としていますが、「成果を上げている」との回答は少なかったです。
3)主な環境課題
●
社会生活を営むうえで日々大量に発生する廃棄物といかに付き合っていくかが、現代社会にお
ける大きな課題の一つです。そのため、ごみの減量化とリサイクルを積極的に進め、循環型社会*
の形成を図っていくことが求められています。
●
市民、事業者、行政がそれぞれの役割の中で、
「リデュース」(廃棄物を出さない)、
「リユース」
*
(再使用する)、「リサイクル」(再資源化する)の3R を一層進めていく必要があります。
● 廃棄物の適正処理を図るためには、ごみ処理施設の老朽化、最終処分場*の不足、ごみ処理経費
の増加、ごみ焼却時における有害物質発生の懸念、最終処分による環境への負荷の増大などの財
政負担や生態系への影響が考えられます。そのため、リサイクル活動によるごみの減量化などを
更に推進していく必要があります。
76
4)施策の展開(基本施策)
限りある資源を大切にする循環型社会*の形成を目標に、ごみの減量化・資源化に向けた『3
R*<Reduce(リデュース/発生抑制)、Reuse(リユース/再利用する)、Recycle(リサイクル/
再資源化する)>』が進められる社会の構築に係る施策を展開し、資源を無駄にしない、ごみ
の少ないまちづくりを進めます。
項
目
4-3-1
3Rの推進
[重点的施策]
エコネットあさ
かの充実
[重点的施策]
4-3-2
事業活動におけ
る廃棄物の減量
化・資源化
[重点的施策]
4-3-3
廃棄物の適正処
理の推進
[重点的施策]
施策展開の方向
○廃棄物をできるだけ出さず、使用済みの物を再使用や再利用する循環型社
会*に向け、市、市民・市民団体、事業者が協働して3R*を進めていきま
す。
■リデュースの普及(ごみ減量意識の啓発)
■リユースの普及(ごみ減量意識の啓発)
■リサイクルの普及、分別の徹底(リサイクル意識の啓発)
■エコバッグ・マイボトル運動等リデュースの促進
■生ごみの減量化促進(水切りの徹底、生ごみ処理等の推進)
■リサイクル家具等の活用
■リサイクル自転車活用
■地域リサイクル活動の推進(集団資源回収等)
■廃棄物の資源化の推進
○朝霞市リサイクルプラザ(エコネットあさか*)を拠点として、リサイクル
情報の発信やリサイクル体験等環境学習*の推進など、3R*の普及に努め
ていくとともに、機能の充実と、市民・市民団体、事業所等の参加の拡充
に努めていきます。
■エコネットあさかでの環境学習・活動事業等の普及
■朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会との連携充実・支援
○事業系一般廃棄物*の家庭ごみ集積所への排出・混入防止など、事業ごみ排
出の適正化と指導強化に努めます。
○生産・流通・販売・消費の各段階で、ごみの減量化、再利用、再資源化の
仕組みをつくることを目指します。そのために、過剰包装の抑制や再利用
可能な容器等の販売元あるいは製造元による回収の促進などに努めます。
■リデュースの普及(ごみ減量意識の啓発)
■リユースの普及(ごみ減量意識の啓発)
■リサイクルの普及、分別の徹底(リサイクル意識の啓発)
■エコバッグ・マイボトル運動等リデュースの促進
■廃棄物の資源化の推進
○一般廃棄物*処理基本計画に基づき、廃棄物の排出抑制、資源化、収集・運搬などを
進めます。また、社会情勢の変化等、必要に応じて見直します。
○既存のごみ処理施設の有効活用に努めるとともに、ごみ処理の広域化について、市
民とともにその是非を検討します。
■廃棄物の資源化の推進
77
5
環境パートナーシップの推進
-市、市民・市民団体、事業者の協働による環境の保全等が進められるまち-
さまざまな環境問題の解決にあたっては、市民一人ひとりが環境問題を身近な問題としてと
らえ、主体的に学び、理解し、できることから環境に配慮した取組(行動)を実践していくこ
とが必要です。また、望ましい環境のあり方を実現するために、市、市民・市民団体、事業者
がそれぞれの役割分担と相互理解のもと、協力して環境保全等に取り組んでいくこと(環境パ
ートナーシップ*)が必要になっています。それぞれの役割分担において行う事業や協働で行う
取組などは、一定の成果を上げてきています。
環境基本計画を推進するための組織として「あさか環境市民会議」が設立され、その活動が
進められているほか、3R*の推進など循環型社会*づくりを進めていく情報拠点として、朝霞
市リサイクルプラザ企画運営協議会の活動が進められています。
環境保全活動や環境教育・環境学習*など、環境の保全等に関わる協働事業や活動を充実して
いくとともに、市、市民・市民団体、事業者の協働による環境の保全等が進められるまちをめ
ざし、市民・事業者の参加の促進、関連団体・機関等との連携を強めるなど、環境パートナー
シップ*の環の構築と強化、重点的取組(協働事業)の効果的な展開に努めて行きます。
あわせて、市民の「学ぶ、知る、考える、行動する」を支える環境教育・環境学習*や環境保
全活動への参加機会の充実、環境情報の整備と発信・提供に関する施策を展開します。
環境目標
施策の方向(個別目標)
環境パートナーシップの推進
市、市民・市民団体、事業者の協働によ
る環境の保全等が進められるまち
5-1 環境教育・環境学習の推進
環境パートナーシップ
5-2 環境パートナーシップによる取組の展開
環境パートナーシップ*の推進に向けて
●
環境意識調査では、市や地域が進める環境保全活動への参加・協力について、市民では、参加
や協力の機会やきっかけ、時間があれば参加・協力したいが 7 割以上、事業所でも、積極的に参
加・協力したいが 2 割以上、行政や市民等から協力要請があれば、参加・協力したいも 4 割以上
となっています。
環境パートナーシップ*を進めていくため、積極的な普及啓発を図っていくとともに、協働事業
や活動による参加機会の充実など、一人ひとりの自主的な参加を進めていくほか、家庭や地域、
学校、職場等での環境保全活動への理解と協力が得られやすい社会環境を形成していくことが求
められています。
●
●
市では、市民等と行政が共通認識を持って協働によるまちづくりを推進していくことができる
よう、協働の基本的な考え方や市民活動等に対する支援方策などを示した「朝霞市市民協働指針」
を平成 21 年 2 月に策定し、パートナーシップによるまちづくりを進めています。
78
環境パートナーシップ
5-1
環境教育・環境学習の推進
1)環境の変化と現状
環境教育・環境学習
住み良い環境づくりのためには、市民一人ひとりが、日常生活と環境との関わりについて理
解し、毎日の生活や事業等の活動に際して、自主的に環境に配慮した行動や取組を行っていく
ことが重要になっています。
このため、市民一人ひとりが環境について学び、知り、考えていくとともに、環境情報や環
境問題を共有していくことが求められています。市民が環境について学び、行動する機会やき
っかけづくりとして、多様な環境教育・環境学習*や環境保全活動の展開が必要になっています。
本市では、環境教育・環境学習*を推進していくために、学校・教育委員会及び市、あさか環
境市民会議、朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会をはじめ、各種市民団体が、それぞれの
役割分担のもとで協働し、学校や地域でのさまざまな環境教育や環境学習*等の機会と場づくり
を進めています。
市民の環境学習機会
の向上と充実
・市民の環境学習*機会の向上と充実に向け、環境問題に関する講座やセミナ
ー開催
・あさか環境市民会議との連携による自然観察やフィールドワークなど、朝霞
を知る活動の実施
・朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会との連携によるリサイクル作品の展
示・体験教室、小学校や公民館への出前講座、市民への講演会やクリーンセ
ンター見学ツアー等の実施、環境大学(年 4 回)の共催、フィールドワー
クの実施
・生涯学習ガイドブック「コンパス」等による市民・市民団体の活動や講座等
の紹介など
地域や学校での環境
学習や環境保全活動
の支援と促進
・次代を担う小・中学生に将来にわたる環境を大切にする意識の向上を図り、
地域の中で主体的な環境学習*や実践活動の場となる「こどもエコクラブ*」
の募集
・市民企画講座事業補助金制度により、団体が企画・実施する学習講座に要す
る経費の一部を補助し、市民の創意による、学習機会の形成を促します。
こどもの環境教育・
環境学習への支援
・環境学習*講座「夏休みこども水辺教室」
・あさか学習おとどけ講座(行政メニュー)
・環境教育副読本の発行と配布
「あさかのかんきょう」(小学校 3 年生配布)
小学校理科資料「虫の世界」(小学校 3 年生配布)
小学校理科資料「花たんけんマップ」(小学校 3 年生配布)
小学校理科資料「朝霞の地層」(小学校 6 年生配布)
中学校理科資料「朝霞の植物」(中学校 1 年生配布)
中学校理科資料「朝霞の水生生物」(中学校 1 年生配布)
中学校理科資料「朝霞の土壌動物」(中学校 3 年生配布)
<朝霞市の環境、H22 年度生涯学習ガイドブック コンパス、より>
79
普及啓発・環境情報
市民が環境問題に対する理解を深めていくことを支援するため、本市では、環境についての
情報を提供していくとともに、各種環境学習*講座の開設や各種イベント・シンポジウムの開催
など、環境学習*の機会の充実、市広報紙やパンフレット配布などよる広報活動、環境美化や環
境保全等に関する普及・啓発に努めています。
<朝霞市の環境より>
普及啓発活動や環境情報の提供
環境広報、冊子、
パンフレットの
発行
●「広報あさか」
、市ホームページ「ふれあいネットアサカ」等に環境関連特集記
事等の掲載
●環境啓発冊子「見つめよう地球環境、始めようエコライフ」による普及啓発
●啓発チラシ「ごみの野外焼却禁止」
「アイドリングストップ
市民参加を目的
としたイベント
開催
*
」による普及啓発
●環境に配慮した暮らしの啓発のため、消費者教室(消費者啓発講演会)開催
●あさか環境市民会議との協働による環境講演会、フィールドワーク等の開催
●ポイ捨て防止キャンペーンの実施
●環境についての情報の提供、各種環境学習
*
講座の開設やイベント、シンポジウム
開催など
●きれいなまちづくり運動(クリーン活動事業)の実施(毎年、春と秋の年
2 回、
町内会・自治会の協力を得て実施)
●朝霞市コミュニティ協議会による黒目川堤防清掃活動(毎年、年
環境美化ポスタ
ー募集と表彰
環境美化活動功
労者の表彰
●小学
1 回実施)
3 年生・6 年生を対象に、環境に関するテーマでの環境美化ポスターの募集
● 環境美化活動功労者(多年にわたり地域の環境美化・清掃美化に尽力された個
人・団体)への感謝状贈呈
<朝霞市の環境より>
80
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より)
【環境教育・環境学習】
家庭での環境学習*として、「環境問題について家族で話し合う」は約 6 割の市民がしていない
としています。また、中学生でも 9 割近くがしていないとしています。
●
●
環境問題のセミナーや研究会などへの参加も、ほとんどの市民が参加していないとしています。
また、ほとんどの中学生が環境についての学習会や自然観察会などへの参加をしていないとして
います。
● 参加・協力したいと考えている地域での環境保全活動でも、
「環境についての学習会や講演会」
は最も低くなっています。
●
事業所での環境対策としては、オフィスでの省エネ・省資源の運動や教育指導等について、5
割以上の事業所が着手しているとし、そのうち 2 割弱の事業所では成果が上がっているとしてい
ます。
3)主な環境課題
【環境教育・環境学習】
●
地球温暖化対策やごみの減量化など、市民一人ひとりが環境問題について知り、考え、主体的
に行動していくとともに、住み良い環境づくりに向けて協働していくことが不可欠になっていま
す。そのため、環境教育・環境学習*や環境保全活動への参加等により、環境情報や環境問題を共
有していくことが必要になっています。
市民等の環境教育・環境学習*への参加を促進していくためには、地域や学校、職場等での環境
教育・環境学習*への支援や協力の社会的な仕組みづくりを図っていくことが必要です。
●
●
環境学習会やセミナーの情報提供をはじめ、参加できない市民に対して、自主的に学習できる
機会の提供として、市の環境問題に関する情報の提供や発信などが必要です。
学校や職場での環境教育・環境学習*と連携し、家庭での環境学習*や家族での話し合いの機会
づくりを進めていくことが大切です。
●
多様な環境学習*・体験等の機会の提供と合わせて、指導者の養成、地域や学校での環境保全活
動の中心となる人材の育成や登録、活動支援などが必要になっています。
●
●
環境保全活動に携わっている市民・市民団体、事業者、地域や学校など、密接な連携による環
境教育・環境学習*、環境保全活動を進めていく仕組みづくりが求められています。
【普及啓発・環境情報】
●
環境問題は多岐にわたり、相互に密接な関連を有しているほか、市民の興味や関心も一人ひと
りによって異なるなど、多様です。そのため、環境に関する情報の内容や提供方法について検討
していく必要があります。
●
分かりやすい情報による環境問題の普及啓発、市民が必要とする情報の把握など、今後、市民
が主体となった環境情報の発信等が求められています。
●
環境情報の提供に際しては、インターネットのみならず、広報や冊子など多様な媒体が活用で
きるよう検討していく必要があります。
81
4)施策の展開(基本施策)
市民一人ひとりが環境問題について考え、学び、環境に配慮した行動ができる機会や場所の
提供を目標として、市民等の多様なニーズに対応した環境教育・環境学習*内容の充実、参加機
会や場所・教材等の提供をはじめ、情報の提供・発信するための施策を展開します。
項
目
5-1-1
環境教育・環境
学習の推進
施策展開の方向
○身近な問題から環境を考えるという観点から環境教育・環境学習*の機会の
充実に努めます。
○あさか学習おとどけ講座など、学校での環境教育や地域での環境学習*、環
境協働事業と連動した環境学習*の充実に努めます。
○環境大学や市民に魅力のある環境イベント・シンポジウム開催など、参加
機会の充実に努めます。
○環境副読本等の充実に努めます。
[重点的施策]
5-1-2
啓発活動の推進、
環境情報等の充
実と発信
■環境教育の支援(環境学習・体験学習の補佐、指導員の派遣等)
■「あさか学習おとどけ講座」のメニューの充実
■環境副読本の充実
■環境学習講座の開催
■環境大学の開講
■子ども大学あさかにおける環境学習の実施
■地域や家庭での環境学習・体験学習の推進、学校の開放等
○広報紙の活用やパンフレットの配布、インターネットなど多様な手段によ
る広報活動の充実に努めます。また、環境学習講座、環境イベント・シン
ポジウム開催、環境保全活動などの積極的な情報発信に努め、参加と普及
に努めます。
○環境保全行動の促進、開発・事業活動等における環境配慮の推進など、広
報やインターネットを活用して主体的な行動の普及啓発に努めます。
○市民等と協働して、朝霞の自然や歴史文化、環境に配慮した暮らしや知恵
など情報を整備・発信し、情報の交流が図れるように努めていきます。
[重点的施策]
5-1-3
環境に関する有
識者の活用
[重点的施策]
■環境情報の収集と発信
■朝霞の暮らし・文化・環境情報の発信
■環境講座の情報提供等
○埼玉県環境アドバイザーなど環境に関する有識者等を活用して、学校や地域、家庭
や職場での環境学習*をはじめ、自然観察や体験学習、環境保全活動を支援する人材
の育成と活動支援に努めます。
■生涯学習ボランティアバンクの活用
■シニア世代の知識、経験等が活用できる環境の整備
82
環境パートナーシップ
5-2
環境パートナーシップによる取組の展開
1)環境の変化と現状
環境の保全を図っていくためには、市、市民・市民団体、事業者それぞれが地域の資源や課
題の共有と相互理解を高め、それぞれの特長や能力を活かし合うなど、適切な役割分担により、
課題解決に向けた取組を進めていくことが必要です。また、こうした環境パートナーシップ*
による取組の推進により、互いに新しい発見やアイデアが生まれ、相乗効果が発揮されること
が期待されています。
今後、環境パートナーシップ*による環境保全活動への参加や協力の機会づくりを進めていく
とともに、企業や地域での環境保全活動に参加できる仕組みづくりなど、社会的な理解と制度
も重要になっています。
市内では、あさか環境市民会議や朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会のほか、新河岸川
水系水環境連絡会、黒目川に親しむ会など、多くの団体や NPO 法人が環境保全活動を行ってい
ます。
環境パートナーシップ*による取組の推進のための組織づくりに向け、市、市民・市民団体、
事業者が協力して、平成 16 年 6 月に「あさか環境市民会議」が設立され、自然、生活環境、
広報・調査の 3 部会により、身近な暮らしの環境に着目して、生活環境の改善、自然環境の保
全のためのフィールドワークや調査、提言などの活動を展開してきています。
また、朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会は、朝霞市リサイクルプラザを拠点に平成 12
年から市と協働の市民活動団体として、循環型社会*の構築を目指し活動しています。主な事業
として、廃棄物の減量のための啓発活動、
「もったいない」を合言葉にリサイクル作品の展示・
体験教室(廃油からのセッケン作り等)・小学校や公民館への出前講座、市民対象の講演会や
クリーンセンター見学ツアー、市長を大学長にした環境大学(年 4 回)の共催、フィールドワ
ークを実施しています。
<広報あさか 2010.4.1、あさか環境市民会議 HP、朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会、他より>
市では、市内をはじめとした環境保全活動に係る団体の活動などについて、情報を収集・整
備し、生涯学習ガイドブック「コンパス」や「あさか市民活動ガイドブック」(市民活動支援
ステーション・シニア活動センター)などで、市民活動に関する情報を発信しています。
<あさか市民活動ガイドブック、朝霞市の環境、H22 年度生涯学習ガイドブック コンパスより>
今後、環境保全活動等に関する市民団体の情報を市民に発信していくとともに、関連団体の
ネットワークづくりなど環境パートナーシップ*の環の充実、環境保全活動の推進と支援など、
幅広く、多くの市民の参加による活動が進められる社会の仕組みづくりが期待されています。
83
2)環境に対する市民意識等(「快適な環境づくり」に関するアンケート調査結果より)
● 朝霞市環境基本計画をはじめ、あさか環境市民会議、3R*について、それぞれ 5 割から 6 割以
上の市民が知らないと回答しました。
●
環境保全活動への参加・協力について、市民では、
「積極的に参加・協力したい」は低い反面、
「参加や協力の機会やきっかけ、時間があれば参加・協力したい」が 7 割以上となっています。
●
事業者では、2 割以上の事業所が積極的に参加・協力したいとしているほか、行政や市民等か
ら協力要請があれば、参加・協力したいも 4 割以上を占めています。
●
参加・協力したい環境保全活動として、市民、事業者とも、清掃・美化活動、リサイクルやご
み問題、道路や公園、水辺などの清掃・美化活動となっています。次いで、市民では、自然観察
会や調査、まちの緑化活動、雑木林等の保全活動などが多くなっています。事業所では、省エネ
対策や自然エネルギー*利用推進活動、環境についての学習会や講演会となっています。
3)主な環境課題
●
地方分権や少子高齢化の進展、人口減少や経済の低成長などの課題があり、一方で、市民や事
業者の環境に対する意識の向上がある現在、市民参加や市民自治による地域資源や環境の保全・
活用・創出が進められる協働型社会の形成が求められています。
●
市民の環境保全活動への参加・協力を進めていくためには、参加・協力の機会やきっかけづく
りを図っていく必要があります。また、家庭をはじめ、地域や職場での環境保全活動への参加・
協力に対する理解と支援が不可欠です。
世代を超えた環境パートナーシップ*の形成に向けて、若い世代が地域に愛着が持てる定住型の
環境づくりやまちづくりを、若い世代の参加等で進めていくとともに、他の世代の理解と協力を
図っていく必要があります。
●
●
環境の保全と創造等に向けて、市が重点的に進めている取組について、市民・事業者の積極的
な参加と普及に努めていく必要があります。また、市域の環境情報をはじめ、市民・市民団体、
事業所での環境保全に向けた取組や活動に関する情報の発信など、環境パートナーシップ*の推進
に向けて、的確な情報発信が課題となっています。
●
計画の効果的な推進と展開に向け、環境パートナーシップ*による各主体との役割分担をはじめ、
主体的な環境配慮と協働の取組内容を明らかにしていくなど、目的意識と情報の共有が大切です。
また、望ましい環境像や環境目標の実現に向けて、市、市民・市民団体、事業者による計画推進
の環づくり(環境パートナーシップ*の環の充実と強化)を積極的に展開していく必要があります。
84
4)施策の展開(基本施策)
市、市民・市民団体、事業者が、それぞれの役割分担と相互理解のもと、協力して環境保全
等に取り組んでいく社会の形成を目標として、環境保全活動や環境に配慮したまちづくりなど
の協働事業を定め、重点的に取組を展開していきます。また、その過程で、学校や地域、家庭
や職場等での理解の醸成と協力体制等の構築に努めていきます。
項
目
5-2-1
環境保全行動の
促進
[重点的施策]
5-2-2
あさか環境市民会
議等の環境保全活
動支援
[重点的施策]
施策展開の方向
○市民・市民団体、事業者が自主的・主体的に環境保全に向けた取組や行動、
環境配慮が進められるよう環境情報等の提供と支援に努めます。
○学校や地域、家庭や職場での環境保全活動に対する理解の向上に努めるな
ど、市民が自主的に地域環境保全に関する活動を進めていくための環境づ
くりに努めます。
■エコライフの推進・普及
○あさか環境市民会議等による環境保全活動を支援し、市、市民・市民団体、
事業者が、協働により環境保全に取り組む仕組みづくりやグラウンドワー
ク活動を支援・推進します。
○あさか環境市民会議、朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会、市内で環
境保全活動を行っている団体との連携による重点的取組や協働プロジェク
ト等の企画立案と推進に向けた支援・協力に努めていきます。
■あさか環境市民会議の活動の充実
■エコネットあさかでの環境学習・活動事業等の普及
■朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会との連携充実・支援
5-2-3
○市民活動支援ステーション・シニア活動センターや生涯学習ボランティアバンクと
連携し、朝霞の環境保全活動に参加・協力している団体の情報の収集と発信など、
環境保全活動団体
環境保全活動団体の育成と活動の推進に努めていきます。
の育成、ネットワーク
○市民・市民団体、事業者、地域や学校で活動している組織・団体等との連携に努め、
の形成等
環境保全活動のネットワークの構築に努めます。
[重点的施策]
■市民活動団体の活動促進
■環境保全活動団体のネットワークづくり
85
○放射性物質による環境汚染への対応
【現状】
平成 23 年 3 月 11 日の東日本大震災での東京電力福島第一原子力発電所の事故による影響に
より、大量の放射性物質が大気や海水に放出されました。
市では、原発事故後の大気中の放射線量を把握するため、市から埼玉県南西部消防本部に依
頼し 3 月 13 日から測定を行うとともに、5 月 25 日から庁舎前において簡易測定器による測定
を開始し、以降保育園、小中学校、公園などの定点測定を実施しているほか、放射線量につい
ての基準を定め、線量が高いとされる雨どいの下などの、いわゆるホットスポットの測定及び
除染作業(※)を行っています。なお、国で定める関係ガイドラインに準拠して処理しており
ます。
また、8 月 15 日からは市民向けに簡易測定器 5 台の貸出しも行っています。
水道水については市内 4 カ所浄水場の水道水の放射性物質を継続的に測定し、プールの水や
クリーンセンターでの焼却灰、校庭土壌などの放射性物質の測定も行いました。
これらの測定結果は、広報やホームページで随時公表しています。
なお、学校や保育園の給食食材での放射性物質の測定を実施し、測定結果も公表する予定で
す。
(※)除染作業…基準を超えた場所は、雨どいの下や側溝に溜まった土などが多いため、その
土を数センチ取り除き、汚染されていない土で覆う作業
【課題】
放射性物質による影響については、未だ解明されていない部分があり、不確定な要素も多い
ことから、その対策については難しい側面があります。
しかし、市民の安心・安全な生活環境を維持するため、放射性物質への対応については、今
後も引き続き取り組んでいかなければならない重要な課題となっています。
【対応】
平成 23 年 8 月 30 日に公布された放射性物質汚染対処特別措置法による国の動向を注視しつ
つ、県からの情報を得ながら、市としても放射性物質による状況を把握するため、監視・測定、
放射線量低減化*と情報提供を継続的に行っていくなど迅速かつ適切な対応を図っていきます。
86
第5章
協働の展開(重点的取組)
~第2次朝霞市環境基本計画が進める協働事業(重点的取組)と各主体の役割と取組の展開~
朝霞市環境基本計画の着実な推進を図っていくために、環境目標の実現に向けた環境施策の
うち、本計画で重点的に進める施策(重点的施策)と、市民・市民団体、事業者の環境保全に
係る取組を環境パートナーシップ*(協働)による協働事業として位置づけ、共通認識のもと、
相互に連携を高め、積極的に推進していきます。
本計画では、今後、協働により取り組んでいく方向を協働事業として掲げ、それぞれに関わ
る市、市民・市民団体、事業者の役割と展開の内容を示しています。
市の役割と取組の展開として、市の重点的施策とその推進のための所管課及び関係課、環境
指標を示しています。朝霞市総合振興計画を踏まえた取組の推進と進行管理に努めていきます。
また、市民・市民団体、事業者については、それぞれの役割と主な取組の方向を示しています。
協働の展開(重点的取組)の構成
市
重点的取組
1
協働事業
市の役割と
取組の展開
協働事業
重点的施策の
展開
(実施計画)
資源の環
(3Rの推進、
循環型社会の形成)
4
事業者
市民の
役割と
主な取組
の展開
市民団体
の役割と
主な取組
の展開
事業者の
役割と
主な取組
の展開
協働事業
低炭素の環
(地球温暖化対策の推進、
低炭素社会の形成)
3
市民
団体
水と緑の環
(自然の保全と再生、
水と緑のネットワーク形成)
2
市民
環境学習の環
(環境教育・環境学習の推進)
協働事業
環境パートナーシップによる取組の展開
87
1
水と緑の環
(自然の保全と再生、水と緑のネットワーク形成)
本市の快適で住み良い環境を形成してきた新河岸川や黒目川などの水辺の緑地、雑木林や段
丘斜面林などの緑と湧水など、身近な自然を守り、育んでいくとともに、市街地内に新たな緑
の空間を再生・創出し、水と緑のネットワーク*を創っていくことにより、自然が身近に感じら
れ、やすらぎを与えてくれるまちづくりを進めます。
また、水辺と緑地の自然の保全と再生、ネットワークづくりを進め、多様な生きものが生息
できる環境や、水辺や緑地が果たしている地下水涵養や景観保全、都市気候の緩和、CO2 吸収
などの機能を高め、自然と共生したまちづくりを進めます。
1)市の取組(重点的施策の展開)
協働事業
1-①
緑豊かなまちづく
り
(緑の保全と創出)
1-②
水辺づくり
(水辺の保全と創出)
1-③
自然の保全と再生
市の重点的施策
[所管課]
・市内に残る貴重な緑の保全
都市計画課
・住宅地・民間施設の緑化推進
都市計画課
・公共施設の緑化(屋上緑化、壁面緑化等)
各
都市計画課
・拠点公園の整備、身近な公園整備
都市計画課
・農地の保全と活用
産業振興課
・水環境の保全(水質の監視)
環境保全課
・良好な水辺の保全(桜並木や遊歩道、わくわく田島緑地の維持管理)
・雑木林の維持・管理
道路交通課
・公園等の緑の適切な維持・管理
都市計画課
・自然を活かした水辺づくり
身近な生きものと
のふれあい
1-⑤
水の有効利用
課
都市計画課
環境保全課
課
道路交通課
・雨水の浸透対策の推進
1-④
都市計画課
各
各
課
・キャンプ朝霞跡地の緑の有効活用
・湧水の保全(清流の確保、健全な水循環)
[関係課]
下水道課
・自然環境の保全
・市民・市民団体との連携による自然観察会、水生生物調査等
・土とふれあえる環境の整備(市民農園等の充実)
環境保全課
・生物多様性に関する情報の発信
環境保全課
・節水の啓発
水道経営課
・雨水の利用
各
課
環境保全課
産業振興課
各
課
【環境指標】
環境指標
都市公園の箇所数
市民一人当たり公園面積
市民農園利用率
生活環境の保全に関する環
境基準値の達成(BOD値)
黒目川
現状値
中間目標値
平成 21 年度
平成 27 年度
39 箇所
41 箇所
2.32 ㎡/人
2.78 ㎡/人
97.0%
100%
備考
目標値
平成 33 年度
都市公園の整備済み箇所
数
平成 28 年度以降の環境指標の内容
市民一人当たりの都市公
及び目標値については、協働の取組
園の整備面積
の推進に向けた具体的な内容を、あ
提供する利用区画の利用
さか環境市民会議等関係団体及び
割合
庁内関係課との検討・調整を行い、
総合振興計画と一体となった進行
1.0mg/ℓ
1.0mg/ℓ
88
環境基準を下回っている
ため現状の数値を維持
管理を図ります。
2)市民・市民団体、事業者の役割と主な取組の展開
市
民
役割
1-①緑豊かなまちづくり
(緑の保全と創出)
1-②水辺づくり
(水辺の保全と創出)
1-③自然の保全と再生
1-④身近な生きもの
とのふれあい
1-⑤水の有効利用
朝霞の自然について学
び、自然を守り・育み、
より良好な状態で、将
来世代に継承します。
市や地域、市民団体が
行う水や緑の保全活動
等に参加・協力します。
地域の自然やその保全
に対して持っている知
識や経験等を活かして
いきます。
水を大切にします。
市民団体
役割
1-①緑豊かなまちづくり
各団体が有している知
識や経験を活かし、地
域の緑化、緑地・水辺
の管理、自然・生物調
査と研究等に協力しま
す。また、市民にその
知識や経験等を伝えま
す。
市や地域での緑化や緑
地の管理、自然観察、
環境学習*等に際して、
指導等の役割を果たし
ていきます。
(緑の保全と創出)
1-②水辺づくり
(水辺の保全と創出)
1-③自然の保全と再生
1-④身近な生きもの
とのふれあい
1-⑤水の有効利用
事 業 者
1-①緑豊かなまちづくり
(緑の保全と創出)
1-②水辺づくり
(水辺の保全と創出)
1-③自然の保全と再生
1-④身近な生きもの
・身近な緑地や水辺、公園等の雑木林や緑地の保全活
動(植栽、下草刈りや間伐、清掃等)への参加
・住まい周辺の街路樹の落葉掃除など、環境美化への
協力
・生け垣や住まい周辺の植栽など、緑を増やし、まち
の緑化への協力、暮らしの省エネ対策など環境にや
さしい住まいづくりの推進
・自然観察会や自然環境保全活動等への参加
・昆虫や野鳥など身近な生きものとふれあいを通して、
自然について学ぶ
・自然を大切にする心を子どもたちに継承
・家庭での節水対策
・雨水貯水槽の設置など、雨水の活用
主な取組
・雑木林や緑地の管理活動
・緑化活動
・農業体験・市民農園*など、土とのふれあい活動
・水辺の緑地の管理、美化活動
・黒目川桜並木などの維持管理活動
・湧水地の保全活動
・身近なビオトープ等の保全活動
・水辺の自然の保全活動
・貴重な動植物等の保護・保全活動や調査活動
・自然観察会や身近な生物の調査やふれあい活動
・水生生物調査活動
水循環に関する普及・啓発と環境教育・学習の支援に努めます。
役割
主な取組
事業所周辺の緑化など
事業所からの環境への
影響の低減に努めま
す。
・事業所内及び周辺の緑化の推進と維持管理
・事業所の近くの緑地や水辺、公園等の雑木林や緑地
の保全活動(植栽、下草刈りや間伐、清掃等)への
参加
・事業所の建設等に際して、斜面緑地など緑地の分断
防止に配慮
事業所からの水環境へ
の影響防止、水辺環境
の整備に協力します。
・水質汚濁や汚染物質の流出防止など、事業所からの
廃水処理対策
・事業所近くの水辺環境の整備活動への協力
事業所敷地内や周辺の
緑地での身近な生物等
の生息環境の確保に努
めます。
とのふれあい
1-⑤水の有効利用
主な取組
水を大切にし、循環利
用に努めます。
・事業所敷地内や周辺の緑地や水辺の多自然化と管理
・事業所建設等による生物生息環境の分断防止に配慮
・事業所の建設等に際して、地下水涵養や湧水の保全
等地下水系の保全に配慮
・地域で行われる自然観察や自然調査等への協力
・従業員等の身近な自然とのふれあいの増進
・節水、水の循環利用(使用水の再利用等)
・雨水貯留層の設置など雨水の有効利用
89
2
低炭素の環
(地球温暖化対策の推進、低炭素社会の形成)
今日、地球温暖化対策は、人類が共通して取り組んでいくべき喫緊の地球環境問題*となって
いるだけでなく、市民・事業者の環境意識も高く、また、本市の持続的発展を図っていく上で
も環境負荷*の少ない低炭素社会*の構築を目指していくことが必要です。
そのため、エコライフなど省エネ・省資源への取組の推進をはじめ、太陽光発電などの自然
エネルギー*の活用を進めていくとともに、環境に配慮した交通手段や都市緑化によるヒートア
イランド*対策など、道路・交通環境の改善や都市基盤整備と一体となったまちづくりを進めま
す。
1)市の取組(重点的施策の展開)
協働事業
市の重点的施策
[所管課]
・エコライフの推進・普及
環境保全課
・3R推進による温暖化対策の推進(【3 資源の環】参照)
・歩道の確保、遊歩道の整備
道路交通課
・放置自転車対策の推進
道路交通課
・自転車利用環境の整備、交通安全意識の高揚
道路交通課
・路線バス、市内循環バスの利便性向上
道路交通課
・鉄道利便性向上
道路交通課
2-③
・透水性舗装等の推進(歩道・駐車場等)
道路交通課
ヒートアイランド
対策の推進
・緑豊かなまちづくり、水辺づくり、自然の保全と再生(【1 水と緑の環】参照)
2-④
・住宅や民間施設でのグリーンカーテン等の普及促進
2-①
エコライフ
2-②
環境に配慮した交
通手段
自然エネルギーの
活用
2-⑤
CO2 削減プラン
各
・住宅用太陽光発電設備設置の推進
[関係課]
各
課
課
環境保全課
・公共施設の太陽光発電実用化の検討
各
課
・
「エネルギーの使用の合理化に関する法律」
(改正省エネ法)
等への対応
環境保全課
各
課
・公用車のエコカー導入の推進
財産管理課
各
課
【環境指標】
環境指標
市の CO2 排出量の削減率
住宅用太陽光パネル設置補
助延べ戸数
市内循環バス利用者数
現状値
中間目標値
平成 21 年度
平成 27 年度
平成 19 年度比
平成 25 年度目標
平成 19 年度比
5.0%増加
6.0%削減
304 戸
580 戸
328,568 人
375,000 人
90
備考
第2次朝霞市地球温暖化対策実行
計画(平成 21~平成 25 年度)の達
成目標
市内循環バスを 1 年間に利
用した延べ人数
目標値
平成 33 年度
平成 28 年度以降の環境指標の内容
及び目標値については、協働の取組
の推進に向けた具体的な内容を、あ
さか環境市民会議等関係団体及び
庁内関係課との検討・調整を行い、
総合振興計画と一体となった進行
管理を図ります。
2)市民・市民団体、事業者の役割と主な取組の展開
市
民
役割
2-①エコライフ
2-②環境に配慮した交通
手段
2-③ヒートアイランド
対策の推進
2-④自然エネルギーの
活用
2-⑤CO2 削減プラン
市民団体
地球環境問題 * 等につい
て考えます。
日常生活からの CO2 排
出の削減に努めます。
・地球温暖化など環境問題について学ぶ、話し合う
・エコライフスタイルの選択(節電・節水・節燃料など省エ
ネ対策等の実践)
・家電や車等の購入時での省エネ製品(エネルギー効率の
高い製品)の選択
・地域で取り組む温暖化防止活動への参加・協力など
・カーボン・オフセット*商品や木材利用製品、地産地消*
の商品、フードマイレイジ*の少ない商品等の選択
日常生活での車利用のあ
り方を考えます。
・近くへの買物や出かけ時での徒歩や自転車等の活用
・通勤・通学での自転車やバス等公共交通機関の活用
・交通マナーと交通安全対策の実践
エアコン利用など、住ま
いからの排熱を増やさな
いようにします。
・新築時やリフォーム時での住宅の高断熱化
・住宅購入や借用時での省エネ性能の高い住宅の選択
・生け垣の活用や庭木の植栽等住まい周辺の緑化
暮らしの中での自然エネ
ルギー * の活用等省エネ
について考えます。
・太陽光発電、太陽熱温水器の設置など自然エネルギー*の
導入検討
・窓やベランダでのグリーンカーテン*などの活用
・風通しの良い間取りの検討
エコライフを進めます。
・環境家計簿*等による取組成果の把握、行動の見直しなど
役割
2-①エコライフ
2-②環境に配慮した交通
手段
2-③ヒートアイランド
対策の推進
2-④自然エネルギーの
活用
2-⑤CO2 削減プラン
事 業 者
2-①エコライフ
2-②環境に配慮した交通
手段
2-③ヒートアイランド
対策の推進
2-④自然エネルギーの
活用
2-⑤CO2 削減プラン
主な取組
市民・事業者の行動を促
進するための環境教育・
学習に関する活動の実践
に努めます。
地域での温暖化防止活動
を進めていきます。
主な取組
・エコライフ DAY*の活動に参加
・地産地消*、食育学習*、カーボン・オフセット*など、地
域での温暖化防止活動の取組に参加
・歩いて暮せるまちづくりに向けた調査研究への協力
・自転車の交通マナーの普及活動など
・ヒートアイランド*対策に向けた調査研究への協力
・自然エネルギー*等再生可能エネルギー*についての調査
研究への協力
・家庭等での削減事例・削減方策の発信、削減行動の支援
役割
主な取組
地球温暖化対策等低炭素
社会 * の形成に貢献しま
す。
エコオフィス * の導入や
エコプロダクツ * の提供
に努めます。
・環境マネジメントシステム*の推進
・社員や従業員の環境教育・学習の推進
・エコオフィス*の導入、クールビズ・ウォームビズ*の実施
・環境負荷*の低減に配慮した製品やサービス等、エコプ
ロダクツ*の提供
・省エネ性能の高い機器や製品の活用など
事業活動での自動車利用
の効率化と適正化に努め
ます。
・通勤での公共交通機関や自転車利用の推奨
・営業での公共交通機関や自転車活用
・事業所での自転車駐車場の確保・整備
事業所からの排熱の削減
に努めます。
・事業所の高断熱化による省エネ対策の推進
・事業所でのエネルギー管理システムの導入など
・事業所の屋上緑化*や周辺緑化の推進
自然エネルギー * 等再生
可能エネルギー * の活用
に努めます。
・太陽光発電・太陽熱利用、コージェネレーション*等再生
可能エネルギー*の有効活用
・風力や太陽光を使ってつくられた「グリーン電力*」の
使用など
削減効果を把握します。
・環境報告等による効果の把握・発信、削減計画の見直し
91
3
資源の環
(3Rの推進、循環型社会の形成)
社会生活を営むうえで日々大量に発生する廃棄物といかに付き合っていくかが、現代社会に
おける大きな課題の一つです。本市のごみの排出量は、人口増加にも関わらず、排出量はほぼ
横ばい状況で推移していますが、今まで以上にごみの減量化とリサイクルへの取組を進め、循
環型社会*の形成を図っていくことが必要です。
限りある資源を大切にする循環型社会*の形成を目標に、ごみの減量化・資源化に向けた3R*
が進められる社会の構築に取り組み、資源を無駄にしない、ごみの少ないまちづくりを進めま
す。
1)市の取組(重点的施策の展開)
協働事業
3-①
リデュース
3-②
リユース
3-③
リサイクル
3-④
エコネットあさか
活動の充実
市の重点的施策
・リデュースの普及(ごみ減量意識の啓発)
資源リサイクル課
・エコバッグ・マイボトル運動等リデュースの促進
資源リサイクル課
・生ごみの減量化促進(水切りの徹底、生ごみ処理等の推進)
資源リサイクル課
・リユースの普及(ごみ減量意識の啓発)
資源リサイクル課
・リサイクル家具等の活用
資源リサイクル課
・リサイクル自転車活用
道路交通課
・リサイクルの普及、分別の徹底(リサイクル意識の啓発)
資源リサイクル課
・地域リサイクル活動の推進(集団資源回収等)
資源リサイクル課
・廃棄物の資源化の推進
資源リサイクル課
・エコネットあさかでの環境学習・活動事業等の普及
資源リサイクル課
・朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会との連携充実・
支援
資源リサイクル課
[所管課]
[関係課]
各
課
資源リサイクル課
【環境指標】
環境指標
市民 1 人当たりごみ排出量
現状値
中間目標値
平成 21 年度
平成 27 年度
655g/日
650g/日
目標値
備考
平成 33 年度
家庭ごみ(集団回収を除
平成 28 年度以降の環境指標の内容
く)の 1 人 1 日当たりの
及び目標値については、協働の取組
排出量
の推進に向けた具体的な内容を、朝
霞市リサイクルプラザ企画運営協
ごみの総排出量に対する
再生利用率
32.0%
35.0%
資源ごみと中間処理後の
再生利用の割合
92
議会等関係団体及び庁内関係課と
の検討・調整を行い、総合振興計画
と一体となった進行管理を図りま
す。
2)市民・市民団体、事業者の役割と主な取組の展開
市
民
役割
主な取組
3-①リデュース
すぐに、ごみとなるものは使
わない、買わない、貰わない、
家庭に持ち込まないように
努めます。
・買い物にはエコバッグ*の持参、ノーレジ袋
・簡易包装のお願い
・マイボトル、マイ箸などの使用
・詰め替え製品の活用、量り買い等
3-②リユース
ものを大切にし、使わなくな
ったものは、使う人に譲るよ
うに努めます。
・リターナブルびんやカンの回収への協力
・修理して使えるものがあれば修理して使うなど
・フリーマーケットへの参加
分別の徹底と資源回収に協
力し、再資源化できるように
努めます。
・ごみの分別の徹底による資源化
・地域の資源回収等への協力
・リサイクル商品等の使用などグリーン購入*
3-③リサイクル
廃棄物を活用した再生エネルギー化に協力します。
3-④エコネットあさか
活動の充実
市民団体
エコネットあさか*を活用して、リサイクル活動に参加します。
エコネットあさか*での環境大学や環境学習*等への参加に努めます。
役割
主な取組
3-①リデュース
3-②リユース
3-③リサイクル
市民への3R*の普及啓発や環境学習*、体験学習の場の提供に努めます。
市民・事業者の3R*行動を促進するための環境教育・学習に関する活動の実践に
努めます。
3-④エコネットあさか
活動の充実
事 業 者
役割
主な取組
3-①リデュース
・簡易包装やエコバッグ*持参の奨励
エコな事業所を目指します。
・量り売りの推進
環境にやさしい取組を消費
・トレイ、紙パック、自店で販売した商品の回収
者に推奨します。
・ごみとなるものは使わない
3-②リユース
グリーン購入*に努め、リサ
イクルを進めます
・OA 用紙の裏面の活用
・不要となった事務用備品等の再利用
事業所でのリサイクルを進
め、ゼロエミッションを目指
します。
・正しくごみを分別、リサイクルの推進
・飲食店等生ごみの発生抑制
3-③リサイクル
廃棄物を活用した再生エネルギー化などに協力します。
3-④エコネットあさか
活動の充実
エコネットあさか*を活用して、リサイクル活動に参加します。
エコネットあさか*での環境大学や環境学習*等への参加に努めます。
93
4
環境学習の環
(環境教育・環境学習の推進)
市民一人ひとりが、日常生活と環境との関わりについて理解し、自然環境や生活環境、そし
て地球環境の保全に配慮した行動や取組に努め、環境への負荷の少ない持続可能な社会を形成
し、恵み豊かで健全な環境を市民共通の資産として次の世代に引き継いでいく必要があります。
そのため、学校教育のみならず、市民、事業者が、あらゆる機会や場所で、身近な地域や地
球規模の環境問題について知り、考え、行動していくことができるように環境教育・学習を推
進します。
1)市の取組(重点的施策の展開)
協働事業
4-①
環境教育の推進
市の重点的施策
[所管課]
・環境副読本の充実
教育指導課
・環境教育の支援(環境学習・体験学習の補佐、指導員の派遣等)
生涯学習課
・「あさか学習おとどけ講座」のメニューの充実
・環境学習講座の開催
環境保全課
環境保全課
4-②
・子ども大学あさかにおける環境学習の実施
環境学習の推進
(学習機会の充実) ・環境大学の開講
・地域や家庭での環境学習・体験学習の推進、学校の開放等
4-③
環境情報の発信
4-④
環境学習を支える
人の環づくり
4-⑤
環境活動団体の環
づくり
(交流)
[関係課]
生涯学習課
資源リサイクル課
生涯学習課
・環境情報の収集と発信
環境保全課
・朝霞の暮らし・文化・環境情報の発信
生涯学習課
・環境講座の情報提供等
資源リサイクル課
・生涯学習ボランティアバンクの活用
生涯学習課
・シニア世代の知識、経験等が活用できる環境の整備
地域づくり支援課
・あさか環境市民会議の活動の充実
環境保全課
文化財課
・エコネットあさかでの環境学習・活動事業等の普及、朝霞市リサイクルプラザ企画
運営協議会との連携充実・支援(
「3 資源の環」参照)
・市民活動団体の活動促進
地域づくり支援課
・環境保全活動団体のネットワークづくり
環境保全課
地域づくり支援課
【環境指標】
環境指標
環境大学参加者数(延べ)
現状値
中間目標値
平成 21 年度
平成 27 年度
227 人
250 人
備考
目標値
平成 33 年度
平成 28 年度以降の環境指標の内容及び目
標値については、協働の取組の推進に向け
た具体的な内容を、朝霞市リサイクルプラ
ザ企画運営協議会等関係団体及び庁内関係
エコネットあさかでの
講座開催日数
89 日
110 日
94
課との検討・調整を行い、総合振興計画と
一体となった進行管理を図ります。
2)市民・市民団体、事業者の役割と主な取組の展開
市
民
役割
主な取組
4-①環境教育の推進
学校での環境教育に協力します。
4-②環境学習の推進
子どもと環境問題等について話し合うように努めます。
家族で環境学習*や体験学習等に参加するように努めます。
(学習機会の充実)
4-③環境情報の発信
4-④環境学習を支える
人の環づくり
4-⑤環境活動団体の環づ
くり(交流)
市民団体
朝霞の自然と暮らし、環境についての情報を得るようにします。
環境に配慮した暮らしの知恵、環境保全行動の事例等の情報を提供します。
生涯学習ボランティアバンクへの登録など、自分の持っている知識や経験を、地
域や学校で環境教育・環境学習*・環境保全活動に生かすよう努めます。
あさか環境市民会議やエコネットあさか*等の環境保全活動に参加するように努
めます。
役割
主な取組
4-①環境教育の推進
4-②環境学習の推進
(学習機会の充実)
4-③環境情報の発信
4-④環境学習を支える
市、市民、事業者と連携して、環境学習*やイベント等を企画・開催するなど、啓
発・実践活動に積極的に取り組むように努めます。
人の環づくり
4-⑤環境活動団体の環づ
くり(交流)
事 業 者
4-①環境教育の推進
4-②環境学習の推進
(学習機会の充実)
4-③環境情報の発信
4-④環境学習を支える
人の環づくり
4-⑤環境活動団体の環づ
くり(交流)
役割
主な取組
*
学校や地域での環境教育・環境学習 に協力します。
職場での環境教育・環境学習*を進めていきます。
環境教育・環境学習*に参加する従業員を支援していきます。
事業所が有している環境情報、技術等を提供するように努めます。
生涯学習ボランティアバンクへの登録や、あさか学習おとどけ講座の企業メニュ
ーへの登録など、事業所の持っている知識や経験を、地域や学校での環境教育・
環境学習*・環境保全活動に生かすように努めます。
あさか環境市民会議やエコネットあさか*等の環境保全活動に参加するように努
めます。
95
96
資料編
1
朝霞市住み良い環境づくり基本条例
2
朝霞市環境審議会規則
3
朝霞市環境基本計画策定の経過
4
朝霞市「快適な環境づくり」アンケート調査結果の
概要
5
環境基準等一覧
6
用語の解説
97
1
朝霞市住み良い環境づくり基本条例
平成 8 年 9 月 30 日 条例第 14 号
目次
前文
第1章
第2章
第3章
附則
総則(第 1 条―第 7 条)
環境の保全等に関する基本的施策等(第 8 条―第 14 条)
朝霞市環境審議会(第 15 条―第 22 条)
わたくしたちのまち朝霞は、水と緑に恵まれたかけがえのない豊かな自然環境と、歴史的、文化的環境を
受け継ぎながらこれまで着実な発展を続けている。
今を生きるわたくしたちは、この恵み豊かな環境が、現在及び将来の世代の共有財産であることを強く認
識し、今ある環境を守り、育て、そして将来へ向けて確実に引き継いでいく大きな責務を負っている。
そこで、わたくしたちは、朝霞が今ある環境を損なうことなく、自然と調和した健全で持続可能な発展を
遂げ、豊かで美しいまちとして将来を迎えるため、この条例を制定する。
第 1 章 総則
(目的)
第 1 条 この条例は、すべての市民が安全で健康かつ快適な生活を営むためには、良好な環境を保全し、及
び創造していくことが極めて重要であることを認識し、市、市民及び事業者の責務を明らかにするととも
に、市の良好な環境の保全及び創造(以下「環境の保全等」という。)に関する基本理念及び施策の基本と
なる事項を定めることにより、環境の保全等に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び
将来の市民の健康で文化的な生活の確保に寄与することを目的とする。
(定義)
第 2 条 この条例において「環境への負荷」とは、人の活動により環境に加えられる影響であって、環境の
保全上の支障の原因となるおそれのあるものをいう。
2 この条例において「公害」とは、環境の保全上の支障のうち、事業活動その他の人の活動に伴って生ず
る相当範囲にわたる大気の汚染、水質の汚濁(水質以外の水の状態又は水底の底質が悪化することを含む。
以下同じ。)、土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下(鉱物の掘採のための土地の掘削によるものを除く。)
及び悪臭によって、人の健康又は生活環境(人の生活に密接な関係のある財産並びに人の生活に密接な関係
のある動植物及びその生育環境を含む。)に係る被害が生ずることをいう。
(基本理念)
第 3 条 環境の保全等は、すべての市民が安全で健康かつ快適な文化的生活を営むことができる良好な環境
を維持し、これを将来の世代へ継承されるように推進されなければならない。
2 環境の保全等は、すべての者の積極的な取組と参加により、環境への負荷の少ない持続的に発展するこ
とが可能な社会が構築されるように推進されなければならない。
3 地球環境の保全は、人類共通の課題であり、すべての事業活動及び日常生活において推進されなければ
ならない。
(市の責務)
第 4 条 市は、前条に定める基本理念(以下「基本理念」という。)にのっとり、環境の保全等に関する基本
的かつ総合的な施策を策定し、及び実施する責務を有する。
(市民の責務)
第 5 条 市民は、基本理念にのっとり、環境の保全上の支障を防止するため、その日常生活に伴う環境への
負荷の低減に努めるとともに、市が実施する環境の保全等に関する施策に協力する責務を有する。
98
(事業者の責務)
第 6 条 事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動を行うに当たっては、環境の保全等に自ら努めると
ともに、市が実施する環境の保全等に関する施策に協力する責務を有する。
(報告書の作成)
第 7 条 市長は、毎年、環境の状況及び環境の保全等に関して講じた施策に関する報告書を作成し、これを
公表するものとする。
第 2 章 環境の保全等に関する基本的施策等
(環境基本計画)
第 8 条 市長は、環境の保全等に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、環境の保全等に関する基
本的な計画(以下「環境基本計画」という。)を策定するものとする。
2 環境基本計画は、次に掲げる事項について定めるものとする。
(1) 環境の保全等に関する長期的な目標及び総合的な施策の大綱
(2) その他環境の保全等に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項
3 市長は、環境基本計画を策定するに当たっては、朝霞市環境審議会の意見を聴かなければならない。
4 市長は、環境基本計画を策定したときには、速やかにこれを公表するものとする。
5 前 2 項の規定は、環境基本計画の変更について準用する。
(環境基本計画との整合)
第 9 条 市は、環境に影響を及ぼすと認められる施策を策定し、及び実施するに当たっては、環境基本計画
との整合を図らなければならない。
(環境の保全上の支障を防止するための措置)
第 10 条 市は、公害(放射性物質による大気の汚染、水質の汚濁及び土壌の汚染によるものを除く。)の防
止に関し、必要があると認めるときは、必要な措置を講ずるものとする。
2 前項に定めるもののほか、市は、環境の保全上の支障を防止するため、必要があると認めるときは、必
要な措置を講ずるように努めるものとする。
(環境への負荷の低減に資する製品等の利用の促進)
第 11 条 市は、再生資源その他の環境への負荷の低減に資する原材料、製品等の利用が促進されるように
努めるものとする。
(市民の意見の反映)
第 12 条 市は、環境の保全等に関する施策に、市民の意見を反映することができるように努めるものとす
る。
(調査の実施)
第 13 条 市は、環境の状況の把握又は環境の保全等に関する施策の策定に必要な調査を実施するものとす
る。
(国及び他の地方公共団体との協力)
第 14 条 市は、広域的な取組が必要とされる環境の保全等に関する施策の策定及び実施に当たっては、国
及び他の地方公共団体と協力して推進するものとする。
第 3 章 朝霞市環境審議会
(設置)
第 15 条 環境基本法(平成 5 年法律第 91 号)第 44 条の規定に基づく審議会その他の合議制の機関として、
朝霞市環境審議会(以下「審議会」という。)を置く。
(所掌事務)
第 16 条 審議会は、市長の諮問に応じて、次に掲げる事項について調査審議するものとする。
(1) 環境基本計画に関する事項
(2) その他環境の保全等に関する基本的事項
99
(委員)
第 17 条 審議会は、委員 16 人以内をもって組織する。
2 委員は、次に掲げる者のうちから市長が委嘱する。
(1) 市議会の議員
(2) 学識経験のある者
(3) 事業者を代表する者
(4) 市内の公共的団体を代表する者
(5) 公募による市民
(6) 市長が必要と認める者
3 委員の任期は、2 年とする。ただし、補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。
4 委員は、再任されることができる。
(臨時委員)
第 18 条 特別の事項を調査審議させるため必要があるときは、審議会に臨時委員を置くことができる。
2 臨時委員は、市長が委嘱する。
3 臨時委員は、当該特別の事項の調査審議が終了したときは、解任されるものとする。
(会長及び副会長)
第 19 条 審議会に会長及び副会長を置く。
2 会長及び副会長は、委員の互選により定める。
3 会長は、審議会を代表し、会務を総理する。
4 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるときは、その職務を代理する。
(会議)
第 20 条 審議会の会議は、会長が招集し、その議長となる。
2 審議会の会議は、委員及び議事に関係のある臨時委員の過半数が出席しなければ、開くことができない。
3 審議会の議事は、出席した委員及び議事に関係のある臨時委員の過半数で決し、可否同数のときは、議
長の決するところによる。
(庶務)
第 21 条 審議会の庶務は、市民環境部環境保全課において処理する。
(委任)
第 22 条 第 17 条から前条までに定めるもののほか、審議会の組織及び運営に関し必要な事項は、規則で
定める。
附 則
この条例は、平成 8 年 10 月 1 日から施行する。
附 則(平成 10 年条例第 34 号)
この条例は、平成 11 年 4 月 1 日から施行する。
附 則(平成 12 年条例第 25 号)
この条例は、平成 12 年 4 月 1 日から施行する。
附 則(平成 18 年条例第 41 号)
この条例は、平成 19 年 4 月 1 日から施行する。
100
2
朝霞市環境審議会規則
平成 8 年 9 月 30 日 規則第 24 号
(趣旨)
第 1 条 この規則は、朝霞市住み良い環境づくり基本条例(平成 8 年朝霞市条例第 14 号。以下「条例」と
いう。)第 22 条の規定に基づき、朝霞市環境審議会(以下「審議会」という。)の組織及び運営に関し必要
な事項を定めるものとする。
(委員)
第 2 条 条例第 17 条第 2 項第 1 号から第 5 号までの委員の人数はそれぞれ 2 人以内とし、第 6 号の委員
の人数は 6 人以内とする。
(招集)
第 3 条 審議会の会議の招集は、会議の日前 5 日までに日時、場所及び調査審議する事項を委員に通知しな
ければならない。ただし、緊急を要する場合は、この限りでない。
(会議の公開)
第 4 条 審議会の会議は、公開とする。ただし、出席した委員及び議事に関係のある臨時委員の 3 分の 2
以上の同意を得たときは、非公開とすることができる。
(意見聴取)
第 5 条 審議会は、特に必要があると認めるときは、関係者の出席を求めて、意見を聴くことができる。
(委任)
第 6 条 この規則に定めるもののほか、審議会の運営に関し必要な事項は、会長がその都度会議に諮って定
める。
附 則
この規則は、平成 8 年 10 月 1 日から施行する。
101
3
朝霞市環境基本計画策定の経過
朝霞市環境基本計画策定検討委員会委員
平成 22 年 7 月 22 日~平成 24 年 3 月 31 日
(順不同・敬称略)
委
員
長
○松村
隆
工学博士(芝浦工業大学システム理工学部教授)
副 委 員 長
○冨永
恭子
あさか環境市民会議
委
○中島
孝一
公募市民
○種橋
宏始
公募市民
○南
岑夫
公募市民
○吉田
省一
公募市民
○山本
長志郎
○川野
紀代美
○浅川
俊夫
員
○長谷川
○細沼
栄
栄
佐藤
隆司
○中川
裕和
○内田
肇
星野
義雄
○松本
茂
松本
茂
○木村
賢一
○橋本
則夫
横山
敬一
○瀧沢
靖雄
わくわく新河岸川みどりの会
(公募:市内の環境保全に関する団体の代表)
朝霞市リサイクルプラザ企画運営協議会
(公募:市内の環境保全に関する団体の代表)
都市農業推進協議会
埼玉県西部環境管理事務所副所長
市民環境部次長兼産業振興課長
市民環境部参事兼資源リサイクル課長
(平成 22 年 7 月 22 日~平成 23 年 10 月 31 日)
市民環境部資源リサイクル課長
(平成 23 年 11 月 1 日~平成 24 年 3 月 31 日)
都市建設部参事兼都市計画課長
都市建設部次長兼道路交通課長
(平成 22 年 7 月 22 日~平成 22 年 12 月 31 日)
都市建設部参事兼道路交通課長
(平成 23 年 1 月 1 日~平成 24 年 3 月 31 日)
都市建設部参事兼下水道課長
(平成 22 年 7 月 22 日~平成 22 年 12 月 31 日)
都市建設部下水道課長
(平成 23 年 1 月 1 日~平成 24 年 3 月 31 日)
水道部水道施設課長
学校教育部参事兼教育指導課長
(平成 22 年 7 月 22 日~平成 23 年 3 月 31 日)
学校教育部教育指導課長
(平成 23 年 4 月 1 日~平成 24 年 3 月 31 日)
○・・・平成 24 年 3 月 31 日現在
102
朝霞市環境基本計画策定検討委員会委員
朝霞市環境審議会委員
平成 22 年 5 月 24 日~平成 24 年 5 月 23 日
(順不同・敬称略)
会
副
委
会
長
○吉本
國春
工学博士(東洋大学総合情報学部教授)
長
○小暮
眞一郎
元中学校校長
員
野本
一幸
獅子倉
千代子
朝霞市議会議員
(平成 22 年 5 月 24 日~平成 23 年 3 月 31 日)
朝霞市議会議員
(平成 22 年 5 月 24 日~平成 23 年 12 月 17 日)
朝霞市議会議員
(平成 24 年 2 月 1 日~)
朝霞市議会議員
(平成 24 年 2 月 1 日~)
○小山
香
○須田
義博
○中桐
豊
株式会社本田技術研究所
○只野
公記
朝霞積水工業株式会社
○鈴木
龍久
朝霞市商工会
○松井
宏之
朝霞市自治会連合会
○織田
博美
公募市民
○坂本
豊司
公募市民
○筑井
信明
あさか環境市民会議
○高麗
輝虎
朝霞地区交通安全協会朝霞支部
○高橋
秀幸
埼玉県西部環境管理事務所長
小坂
高洋
尾嵜
新平
○穴田
敬雪
○野口
仁邦
二輪 R&D センター
埼玉県朝霞保健所長
(平成 22 年 5 月 24 日~平成 23 年 3 月 31 日)
埼玉県朝霞保健所長
(平成 23 年 4 月 19 日~平成 23 年 12 月 14 日)
埼玉県朝霞保健所長
(平成 23 年 12 月 15 日~)
埼玉県警察本部朝霞警察署生活安全課長
○・・・平成 24 年 3 月 31 日現在 朝霞市環境審議会委員
103
第2次朝霞市環境基本計画策定経過
平成 22 年
5 月 環境審議会
環境基本計画策定について
6 月 環境基本計画庁内策定検討会議①
環境基本計画策定について
7 月 環境基本計画庁内策定検討会議②
環境基本計画策定スケジュールについて
環境基本計画策定検討内容について
環境基本計画策定検討委員会①
9 月 環境基本計画庁内策定検討会議③
市民意識アンケート調査の内容について
10 月 環境基本計画策定検討委員会②
市民意識アンケート調査の内容について
11 月 環境審議会
環境基本計画策定進捗状況について
12 月
平成 23 年
環境基本計画策定について
「快適な環境づくり」についてアンケート調査実施
(一般成人、中学 1 年生対象)
1 月 環境基本計画庁内策定検討会議④
2 月 環境基本計画策定検討委員会③
市民意識アンケート調査結果について
事業所アンケート(案)について
市民意識アンケート調査結果について
事業所アンケート(案)について
市民意識アンケート調査結果について
環境審議会
事業所アンケート(案)について
3 月 「快適な環境づくり」についてアンケート調査実施
(事業者)
事業所アンケート調査結果について
5 月 環境審議会
環境基本計画策定の方針等について
6 月 環境基本計画庁内策定検討会議⑤
7月 環境基本計画策定検討委員会④
8 月 環境基本計画庁内策定検討会議⑥
環境基本計画策定検討委員会⑤
9 月 環境基本計画庁内策定検討会議⑦
事業所アンケート調査結果について
環境基本計画策定の方針等について
事業所アンケート調査結果について
環境基本計画策定の方針等について
施策内容、重点的取組等について
施策内容、重点的取組等について
環境基本計画(素案)について
10 月 環境基本計画策定検討委員会⑥
環境基本計画(素案)について
11 月 住み良い環境づくり連絡委員会
環境基本計画(素案)について
環境審議会
環境基本計画(素案)について
12 月 環境基本計画(素案)パブリックコメント実施
平成 24 年
1 月 環境基本計画策定検討委員会⑦
環境基本計画(案)について
2 月 環境審議会
環境基本計画(案)答申
104
4
1
朝霞市「快適な環境づくり」アンケート調査結果の概要
アンケート調査結果の概要
1)一般成人
第 2 次朝霞市環境基本計画の策定に先立ち、「快適な環境づくり」のための住民意識調査を実施しま
した。なお、現行計画策定時の平成 12 年度及び平成 5 年度にも類似のアンケート調査を実施してい
ます。アンケート調査の方法及び回収結果の概要は、次のとおりでした。
今回の調査での回収率は 42.2%で、平成 12 年度、平成 5 年度より若干上昇しました。
【参考】過去の同種調査
平成 12 年度調査
平成 5 年度調査
平成 22 年度調査
一般成人
1)調 査 対 象
市内在住の 20 歳以上、3,000 名
同左、3,000 名
住民基本台帳(平成 22 年 11 月 1 日時点)よ
選挙人名簿より居住地区・性別・年代別にラ
り居住地区・性別・年代別にランダム抽出
ンダム抽出
3)調 査 方 法
直接郵送法
同左
同左
4)発
平成 22 年 11 月 22 日
平成13年2月20日
平成 5年8月16日
平成 22 年 12 月 8 日
平成13年3月 6日
平成 5年8月31日
(督促は行っていません)
(督促なし)
(督促なし)
6)宛 先 不 明
返送数:16 通
返送数:23 通
返送数:22 通
7)有 効 発 送 数
2,984 通
2,977 通
2,978 通
8)回
収
数
1,260 通
1,196 通
1,236 通
9)回
収
率
42.2%
40.2%
41.5%
2)抽 出 方 法
送
日
5)回 収 締 切 日
同左、3,000 名
回答者性別
無回答
2.8%
居住地区(町丁)別アンケート回収率
男
42.1%
溝沼
岡
38.0%
岡
47.0%
膝折町(膝折)
膝折町(膝折)
女
55.2%
無回答
1.0%
44.0%
溝沼
本町(青葉台含む)
本町(青葉台含む)
回答者年代
仲町
仲町
栄町
栄町
幸町
幸町
浜崎
浜崎
41.7%
40.1%
45.5%
43.4%
44.8%
42.2%
西原、北原
西原、北原
20~29歳
10.2%
70歳以上
21.0%
30~39歳
14.6%
西弁財
西弁財
東弁財
東弁財
37.6%
38.8%
37.8%
根岸台(根岸・台)
根岸台(根岸・台)
泉水
泉水
三原
三原
41.6%
44.2%
44.8%
朝志ヶ丘 朝志ヶ丘
60~69歳
19.0%
40~49歳
17.5%
50~59歳
16.7%
宮戸
宮戸
42.1%
田島
田島
41.8%
上内間木・下内間木
上内間木・下内間木
0.0%
105
36.1%
5.0%
10.0%
15.0%
20.0%
25.0%
30.0%
35.0%
40.0%
45.0%
50.0%
2)中学 1 年生
また、同様に、市立中学校在籍の中学 1 年生全員を対象にアンケート調査を実施しました。
今回の調査では、学校で担任から配布と回収を行った結果、回収率は 92.1%で、平成 12 年度の約
73.9%より上昇しました。
【参考】過去の同種調査
平成 12 年度調査
平成 22 年度調査
中学 1 年生
1)調 査 対 象
市立中学校に通う中学 1 年生全員 1,115 名
同左、852 名
2)配 布 等 方 法
学校でクラスごとに、担任により配布
同左
3)回 収 方 法
学校でクラスごとに回収
郵送
4)発
平成 22 年 12 月
平成13年2月20日
送
日
1日
5)回 収 締 切 日
平成 22 年 12 月 14 日
(督促は行っていません)
平成13年3月 6日
(督促なし)
6)回
収
数
1,027 通(白紙提出分含む)
630 通
7)回
収
率
92.1%
73.9%
学
校
生徒数
クラス
回収数
回収率(%)
第 1 中学校
298 名
8
281
94.3
第 2 中学校
269 名
7
264
98.1
第 3 中学校
263 名
7
251
95.4
第 4 中学校
186 名
5
160
86.0
第 5 中学校
計
備考
99 名
3
71
71.7
1115 名
30
1027
92.1
特別支援学級生徒を除
く生徒数・クラス数平
成 22 年 12 月 1 日現
在
町丁別回収数(中学生)
※特別支援学級生徒を含ま
ない回収数
溝沼
溝沼
9.9%
岡
岡
8.5%
膝折町(膝折)
11.7%
膝折町(膝折)
本町(青葉台含む)
回答者性別(中学1年生)
本町(青葉台含
仲町
む)
回答無し
2.7%
女
48.4%
8.9%
1.6%
栄町
男
48.9%
仲町
幸町
栄町
浜崎
幸町
西原、北原
浜崎
7.0%
3.7%
1.7%
3.6%
西弁財
1.8%
東弁財
1.8%
西原、北原
根岸台(根岸・台)
西弁財
泉水
東弁財
三原
9.6%
5.9%
9.0%
朝志ヶ丘
5.6%
根岸台(根岸・
宮戸
台)
田島
泉水
1.7%
上内間木・下内間木
三原
0.3%
回答無し
朝志 丘
106
4.3%
3.6%
0%
1%
2%
3% 4%
5%
6%
7%
8%
9% 10% 11% 12% 13%
3)事業者
第 2 次朝霞市環境基本計画の策定に先立ち、市内の主な事業所に対して「快適な環境づくり」のため
の意識調査を実施しました。なお、事業所に対するアンケート調査の方法及び回収結果の概要は、次
のとおりでした。
なお、「快適な環境づくり」のための事業所意識調査は、現行計画策定時(平成 12 年度)には行っ
ていません。
平成 22 年度事業所アンケート調査の概要
1)調 査 対 象
2)抽 出 方 法
市内の主な事業所、106 社
朝霞市商工会のホームページに掲載されている会員事業所(平成 23 年 3 月 1 日時点)等から
業種ごとに抽出、また、農業については、市内の主な専業農家及び農業関連団体を選定
3)調 査 方 法
直接郵送法
4)発
平成 23 年 3 月 11 日
送
日
5)回 収 締 切 日
平成 23 年 3 月 28 日
(督促は行っていません)
6)宛 先 不 明
返送数:10 通
7)有 効 発 送 数
96 通
8)回
収
数
49 通
9)回
収
率
51.04%
回答者の業種
その他
6%
サービス業
12%
無回答
2%
農業
8%
建設業
12%
医療・福祉業
2%
金融・保険業
4%
飲食・宿泊業
4%
製造業
28%
卸売・小売業
18%
電気ガス水道
等供給業
4%
営業年数
無回答
2%
10年未満
2%
10年~20年
未満
10%
100人~200
人未満
2%
50人~100人
未満
2%
20年~30年
未満
18%
200人以上 無回答
6%
4%
従業員数
10人未満
37%
20人~50人
未満
27%
10人~20人
未満
22%
30年以上
68%
107
2
アンケート調査票の構成
1)アンケート調査票(一般成人)の設計
質問の内容
属性
質問項目
環境基本計画とのリンク
・性別、年齢、居住地区、家族構成、朝霞市での居住年数、住まいの形態、住
まいの省エネ・新エネ活用状況、自家用車の有無
①生命、健康
②快適性
大気.悪臭(空気のきれいさ)
、騒音.振動(まちの静かさ)
水辺の存在 水のきれいさ 親水性
緑の豊さ まち並み 景観(きれいさ)
清潔さ(散乱ごみ) ごみ 不法投棄など
・現行計画策定以降、市域の環境
がどう変化したのか環境要素
ごとに市民の視点から把握
公共交通利用し易さ
・客観データによる環境評価結果
との対比、見直し
水害,、延焼の不安 歩行空間、自転車利用の安全性
・今後の環境施策等との関わり
問1
住まい周辺の
③生活の利便性 歴史的雰囲気 公園利用し易さ 買い物し易さ
現在の環境
④安全性
・基本的な属性の把握
問2
約 10 年前と比べた朝霞市の環境変化
大気.悪臭(空気のきれいさ)
、騒音.振動(まちの静かさ)
住まい周辺の
水のきれいさ、緑の豊さ、まち並み、公共交通利用し易さ
環境変化
・現行計画策定時と比べた市域の
環境の変化についての市民の
イメージの把握
緑、大気、水辺、騒音、まち並みに対する満足度
上記の要素を総合した快適面での満足度
問3
利便面、生活の安全面、衛生面、歴史性、個性に対する満足度
環境に対する
総合した暮らしやすさとしての満足度
満足度
・現行計画策定以降、市域の環境
に対する市民の満足度がどう
変化したかを把握
朝霞市内で好きなところを 3 カ所まで(自由記載)
問4
日常生活での ①ごみ問題・リサイクル活動 ②生活雑排水
⑤環境緑化、美化
環境への取り ④車の使用
組み
③省エネ・省資源
⑥環境活動
・市民の日常生活での環境配慮へ
の取り組み状況を把握し、普及
啓発等に資する。
問5
・環境保全活動への参加・協力への意向
環境保全活動へ ・参加や協力できる環境保全活動の内容
の参加・協力
・市民・事業者・市の協働による
環境の保全等の方向性や課題
の把握
問6
朝霞市における環境保全に関する取り組み
朝霞市リサイクルプラザ
市の環境保全
朝霞市環境基本計画、あさか環境市民会議、3R
の取り組み
・市が進めてきた環境保全に関す
る取り組みの周知状況の把握、
普及啓発等に資する。
問7
環境保全に対
して市の優先
すべき取組
選択肢
①大気汚染防止
④振動防止
⑦放置自転車
⑩環境美化
⑬ごみの減量化
問8
地球環境問題
地球環境問題に関する選択肢
①オゾン層破壊
②地球温暖化 ③熱帯雨林等森林の減少
④野生生物種の減少 ⑤砂漠化
⑥海洋汚染 ⑦酸性雨 ⑧黄砂
⑨水環境・水資源問題 ⑩食料問題・人口問題
⑪有害廃棄物
⑫ダイオキシン汚染 ⑬環境ホルモン ⑭その他
・地球環境問題に対する関心の高
さの変化等を把握
問9
地球温暖化対
策の課題
日常生活や事業活動での省資源・省エネルギー対策の推進
・家庭や事業所での環境配慮行動
・自動車の適正利用、自転車の活用等
自然エネルギー等再生可能エネルギー活用の推進
・太陽光・太陽熱利用、バイオマス資源活用、他
低炭素型都市整備、ヒートアイランド対策等の推進
・歩道の確保、遊歩道やポケットパークの整備、交通渋滞の解消、
・都市緑化、建物等の高気密・高断熱化など
・地球温暖化対策に向けて、市民
が考える今後の取り組みの方
向を把握
②悪臭防止
⑤水質汚濁防止
⑧放置自動車
⑪まち並みの緑化
⑭野生鳥獣害対策
③騒音防止
⑥地下水汚染防止
⑨ごみの不法投棄
⑫自然の保護・保全
⑮道路環境整備
⑯その他
108
・市域の環境問題や市民が考える
対策の優先順の変化等を経年
的に把握
2)アンケート調査票(中学 1 年生)の設計
質問の内容
属性
質問項目
性別、居住地区
①快適性
②生命・.健康
問1
中学生の目か
ら見た環境の
把握
③生活の利便性
環境基本計画とのリンク
・基本的な属性の把握
緑の豊さ まち並み 戸外での遊び場
清潔さ(散乱ごみ)
大気・悪臭(空気のきれいさ)
水質汚染(水のきれいさ)
騒音・振動(まちの静かさ)
公園利用し易さ 買い物し易さ
自転車利用・歩行の安心等
環境との接し方 戸外での遊び どこで遊ぶか
・一般成人との環境に対する観
点の違いの把握
・環境の評価データとして活用
その場所の問題点
外で遊ぶならどのような場所か
朝霞市内で好きなところを 3 カ所まで(自由記載)
問2
環境に対する
満足度
大気(空気のきれいさ)
、騒音(静かさ)
、緑、水辺、まち並み、
生活の便利さに対する満足度
・一般成人との環境に対する観
点の違いの把握
・環境の評価データとして活用
問3
中学生の環境
配慮への取組
み
①ごみ問題・リサイクル活動
レジ袋を断る等ごみを減らす、エコマーク製品の購入
再利用を考える、ごみの分別、地域のリサイクル活動への参加
②省エネ・省資源
照明を消す、TV 等の電源を切る、エアコンの設定温度
洗顔時での水の節水
③環境関連活動
家庭での話し合い、環境学習会等への参加、地域活動への参加
家の周りの清掃等、緑化への協力
・環境基本計画、特に今後の普
及啓発活動、環境教育活動、
住民参加の展開の方向性を検
討する基礎資料とする。
問 4 朝霞市リ
朝霞市リサイクルプラザ
サイクルプラ
利用したことがあるか、知っているかなど
ザ
・朝霞市リサイクルプラザに関
する周知状況の把握、普及啓
発等に資する。
問5
中学生の考え
る望ましい環
境像
選択肢
①動物や昆虫などの身近に自然とふれあえるまち
②みどりや水辺など自然が豊かなまち
③歴史がかおる文化都市
④閑静な文教都市
⑤産業を支える工業都市
⑥ハイテク情報産業都市
⑦人が集まり活気ある商業都市
⑧交通が便利で住みやすいまち
⑨スポーツ・レジャー都市
⑩みんなが協力して環境を守っているまち
⑪その他
・将来の朝霞市の環境を担う子
どもの視点からみた望ましい
環境像(まちづくりの方向)
の把握
問6
地球環境問題
地球環境問題に関する選択肢
①オゾン層破壊
②地球温暖化 ③熱帯雨林等森林の減少
④野生生物種の減少
⑤砂漠化
⑥海洋汚染
⑦酸性雨
⑧黄砂
⑨水環境・水資源問題 ⑩食料問題・人口問題
⑪有害廃棄物
⑫ダイオキシン汚染
⑬環境ホルモン ⑭その他
・地球環境問題に対する中学生
の関心の高さを把握し、今後
の広報、啓発活動について検
討する基礎資料とする。
109
3)アンケート調査票(事業者)の設計
質問の内容
属性
質問項目
主たる業種、市内での営業年数、従業員数
環境マネジメントシステム等の導入状況
①自然環境
②快適環境
問1
朝霞市の環境の ③社会環境
魅力
④交通(利便性)
問2
事業活動による
環境負荷
問3
事業所での環境
対策
環境基本計画とのリンク
・業種による環境保全への取
組状況や優先すべき施策に
対する意識や意向の把握な
ど
水辺、雑木林等の緑
農地や田園風景,、まとまった緑地、公園・街路樹等の緑
歴史的・文化的環境
市民意識・市民活動、研究機関立地、関連企業立地
若い世代の人口増加
鉄道利便性,、従業員の通勤性、物流効率性 など
①生活環境への影響
大気汚染、水質汚濁、騒音・振動発生、悪臭発生、土壌・地下水汚染、
光害、地盤沈下、有害物質排出
②資源・エネルギー消費
水資源、帯林等森林資源、紙資源等の消費、産業廃棄物・ごみ発生
電気・ガソリン等のエネルギー消費
③自然や生態系等の改変、緑や緑地の分断
④環境に負荷を与えているものはない 他
①省エネ対策、新エネルギー利用対策
②省資源・廃棄物減量化対策、リサイクル対策
③緑化、自然環境保全対策
④公害防止対策(大気、水質、騒音・振動、悪臭、有害物質等)
⑤環境保全活動や活動への協力
⑥環境技術・商品開発、環境ビジネス、環境情勢・情報収集など
・事業活動に伴う環境への負
荷に対する事業者の意識の
把握
・業種ごとの環境配慮や環境
保全行動のあり方等検討
・事業活動に対する市民との
相互理解の醸成と協力など
選択肢
・事業者が環境保全に取り組
む理由の把握
・計画推進に向けて市民等と
の相互理解形成、普及啓発
に資する。
問4
①企業・製品のイメージや認知度の向上
環境に関する取 ③親会社や取引先の要請、需要への対応
⑤従業員の能力・質・意欲の向上
組
②コスト削減・効率向上
④新たなビジネスの確保
⑥企画開発・技術力の向上
⑦企業市民としての社会貢献 など
問5
・環境保全活動への参加・協力への意向
環境保全活動へ ・環境保全活動への参加・協力できない理由など
・参加や協力できる環境保全活動の内容
の参加・協力
問6
環境保全に対し
て市の優先すべ
き取組
問7
地球環境問題
問8
地球温暖化対策
に向けた地域で
の取組
問9
朝霞市が重点的
に取り組むべき
環境課題
・事業者から見た市のイメー
ジの把握
・環境と産業を両立させてい
くうえでの環境面からの対
応方法等の検討
選択肢
①大気汚染防止
④振動防止
⑦放置自転車
⑩環境美化
⑬ゴミの減量化
・環境保全に向けた環境配慮
行動の実践状況の把握
・今後、普及啓発を図ってい
く必要がある取組の検討
・市民・事業者・市の協働に
よる環境の保全等の方向性
や課題の把握
③騒音防止
⑥地下水汚染防止
⑨ゴミの不法投棄
⑫自然の保護・保全
⑮道路環境整備
⑯その他
・事業所から見た環境保全に
向けた取組の必要性や優先
度などの把握
・市民の意向との相違の把握
選択肢
①オゾン層破壊
②地球温暖化
③熱帯雨林等森林の減少
④野生生物種の減少 ⑤砂漠化
⑥海洋汚染 ⑦酸性雨
⑧黄砂
⑨水環境・水資源問題 ⑩食料問題・人口問題
⑪有害廃棄物
⑫ダイオキシン汚染 ⑬環境ホルモン ⑭その他
日常生活や事業活動での省資源・省エネルギー対策の推進
・家庭や事業所での環境配慮行動
・自動車の適正利用、自転車の活用等
自然エネルギー等再生可能エネルギー活用の推進
・太陽光・太陽熱利用、バイオマス資源活用、他
低炭素型都市整備、ヒートアイランド対策等の推進
・歩道の確保、遊歩道やポケットパークの整備、交通渋滞の解消
・都市緑化、建物等の高気密・高断熱化など
・地球環境問題への理解と普
及
・市民との比較による関心事
項の共通性・相違の把握
②悪臭防止
⑤水質汚濁防止
⑧放置自動車
⑪まち並みの緑化
⑭野生鳥獣害対策
選択肢
①都市基盤整備 ②景観対策・土地利用対策 ③環境(地域)資源の保全等
④市民環境保全活動 ⑤企業環境保全活動 ⑥事業活動の環境対策
⑦調査・研究 ⑧環境教育・環境学習 ⑨環境情報整備・発信 ⑩制度等
⑪企業間交流 ⑫環境対策の社会的費用負担 ⑬都市間・流域内での連携
110
・低炭素社会形成に向けた取
組の方向の把握
・市民との比較による取組の
相違等の把握
・事業者からみた朝霞市の環
境課題と長期的な視点にた
った取組の方向についての
意見の把握
環境基準等一覧
5
大気汚染に係る環境基準
1)大気汚染に係る環境基準
物質
環境上の条件
二酸化いおう
(SO2)
1時間値の1日平均値が 0.04ppm 以下であり、かつ、1時
二酸化窒素
(NO2)
1時間値の1日平均値が 0.04ppm から 0.06ppm までのゾ
一酸化炭素
(CO)
1時間値の1日平均値が 10ppm 以下であり、かつ、1時間
光化学オキシダント
(OX)
浮遊粒子状物質
(SPM)
微小粒子状物質
(PM2.5)
備考
埼玉県環境白書(平成 22 年版 H22.12)資料編、「朝霞市の環境」より
告示年月日
昭和 48 年 5 月 16 日
間値が 0.1ppm 以下であること。
昭和 53 年 7 月 11 日
ーン内又はそれ以下であること。
値の8時間平均値が 20ppm 以下であること。
1時間値が 0.06ppm 以下であること。
昭和 48 年 5 月 8 日
1時間値の1日平均値が 0.1mg/m3 以下であり、かつ、1時
間値が 0.2mg/m3 以下であること。
1年平均値が 15μg/m3 以下であり、かつ、1日平均値が
平成 21 年 9 月 9 日
35μg/m3 以下であること。
1)浮遊粒子状物質とは大気中に浮遊する粒子状物質であって、その粒径が 10μm 以下のものをいう。
2)光化学オキシダントとは、オゾン、パーオキシアセチルナイトレート、その他の光化学反応により生成される酸化性物質
(中性ヨウ化カリウム溶液からヨウ素を遊離するものに限り、二酸化窒素を除く。)をいう。
3)微小粒子状物質とは、大気中に浮遊する粒子状物質であって、粒径が 2.5μmの粒子を 50%の割合で分離できる分粒装
置を用いて、より粒径の大きい粒子を除去した後に採取される粒子をいう。
2)有害大気汚染物質(ベンゼン等)に係る環境基準
物質
ベンゼン
トリクロロエチレン
埼玉県環境白書(平成 22 年版 H22.12)資料編より
環境上の条件
告示年月日
1年平均値が 0.003mg/m3 以下であること。
1年平均値が 0.2mg/m3 以下であること。
平成 9 年 2 月 4 日
テトラクロロエチレン 1年平均値が 0.2mg/m3 以下であること。
ジクロロメタン
測定方法
1年平均値が 0.15mg/m3 以下であること。
平成 13 年 4 月 20 日
キャニスター若しくは捕集管により採取した試料をガスクロマトグラフ質量分析計により測定する方法又はこれと同
等以上の性能を有すると認められる方法
3)ダイオキシン類に係る環境基準
物質
ダイオキシン類
備考
「朝霞市の環境」より
環境上の条件
3
1 年平均値が 0.6pg-TEQ/m 以下であること。
告示年月日
平成 11 年 12 月 27 日
基準値は、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの毒性に換算した値とする。
語句
①
説明
② TEQ
pg
1 兆分の 1g
ダイオキシン類の毒性等量(ダイオキシン類の量を、ダイオキシン類の中で最も毒性の強い 2,3,7,8四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの量に換算した量として表していることを示す符号
③
pg-TEQ/m3
1m3 あたりに含まれるダイオキシン類毒性等量
111
化学物質関係に係る環境基準について
1)土壌の汚染に係る環境基準について
埼玉県環境白書(平成 22 年版 H22.12)資料編より
項目
環境上の条件
カドミウム
検液1ℓにつき 0.01mg 以下であり、かつ、農用地においては、米1kg につき 0.4 ㎎以下
であること。
全シアン
検液中に検出されないこと。
有機燐
検液中に検出されないこと。
鉛
検液1ℓにつき 0.01mg 以下であること。
六価クロム
検液1ℓにつき 0.05mg 以下であること。
砒素
検液1ℓにつき 0.01mg 以下であり、かつ、農用地(田に限る。)においては、土壌1kg に
つき 15mg 未満であること。
総水銀
検液1ℓにつき 0.0005mg 以下であること。
アルキル水銀
検液中に検出されないこと。
PCB
検液中に検出されないこと。
銅
農用地(田に限る。)において、土壌1kg につき 125mg 未満であること。
ジクロロメタン
検液1ℓにつき 0.02mg 以下であること。
四塩化炭素
検液1ℓにつき 0.002mg 以下であること。
1,2-ジクロロエタン
検液1ℓにつき 0.004mg 以下であること。
1,1-ジクロロエチレン
検液1ℓにつき 0.02mg 以下であること。
シス 1,2-ジクロロエチレン
検液1ℓにつき 0.04mg 以下であること。
1,1,1-トリクロロエタン
検液1ℓにつき1mg 以下であること。
1,1,2-トリクロロエタン
検液1ℓにつき 0.006mg 以下であること。
トリクロロエチレン
検液1ℓにつき 0.03mg 以下であること。
テトラクロロエチレン
検液1ℓにつき 0.01mg 以下であること。
1,3-ジクロロプロペン
検液1ℓにつき 0.002mg 以下であること。
チウラム
検液1ℓにつき 0.006mg 以下であること。
シマジン
検液1ℓにつき 0.003mg 以下であること。
チオベンカルブ
検液1ℓにつき 0.02mg 以下であること。
ベンゼン
検液1ℓにつき 0.01mg 以下であること。
セレン
検液1ℓにつき 0.01mg 以下であること。
ふっ素
検液1ℓにつき 0.8mg 以下であること。
ほう素
検液1ℓにつき1mg 以下であること。
備考
1)検液とは、土壌を 10 倍量の水と混合して振とうすることによって、汚染物質を溶出させた液。
2)カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素に係る環境上の条件のうちの検液中濃度に係る値にあっ
ては、汚染土壌が地下水面から離れており、かつ、原状において当該地下水中のこれらの物質の濃度がそれぞれ地下水 1ℓにつき、
0.01mg、0.01mg、0.05mg、0.01mg、0.005mg、0.01mg、0.8mg 及び 1mg を超えていない場合には、それぞれ地下水
1ℓにつき 0.03mg、0.03mg、0.15mg、0.03mg、0.0015mg、0.03mg、2.4mg 及び 3mg とする。
3)「検液中に検出されないこと」とは、平成 3 年 8 月環境庁告示第 46 号別表中「測定方法」の欄に掲げる方法により測定した場
合において、その結果が当該方法の定量限界を下回ることをいう。
4)有機燐とは、パラチオン、メチルパラチオン、メチルジメトン及び EPN をいう。
112
2)公共用水域の水質汚濁に係る環境基準
人の健康の保護に関する環境基準
項目
カドミウム
全シアン
鉛
六価クロム
砒素
総水銀
アルキル水銀
PCB
ジクロロメタン
四塩化炭素
1,2-ジクロロエタン
1,1-ジクロロエチレン
シス-1,2-ジクロロエチレン
1,1,1-トリクロロエタン
1,1,2-トリクロロエタン
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
1,3-ジクロロプロペン
チウラム
シマジン
チオベンカルブ
ベンゼン
セレン
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
ふっ素
ほう素
1,4-ジオキサン
備考
埼玉県環境白書(平成 22 年版 H22.12)資料編より
基準値
0.01mg/ℓ以下
検出されないこと。
0.01mg/ℓ以下
0.05mg/ℓ以下
0.01mg/ℓ以下
0.0005mg/ℓ以下
検出されないこと。
検出されないこと。
0.02mg/ℓ以下
0.002mg/ℓ以下
0.004mg/ℓ以下
0.1mg/ℓ以下
0.04mg/ℓ以下
1mg/ℓ以下
0.006mg/ℓ以下
0.03mg/ℓ以下
0.01mg/ℓ以下
0.002mg/ℓ以下
0.006mg/ℓ以下
0.003mg/ℓ以下
0.02mg/ℓ以下
0.01mg/ℓ以下
0.01mg/ℓ以下
10mg/ℓ以下
0.8mg/ℓ以下
1mg/ℓ以下
0.05mg/ℓ以下
<達成期間>
直ちに達成され、維持されるように
努めるものとする。
<該当水域>
全公共用水域
1)基準値は年間平均値とする。ただし、全シアンに係る基準値については、最高値とする。
2)「検出されないこと」とは、昭和 46 年 12 月 28 日環境庁告示第 59 号別表 1 測定方法の欄に掲げる方法により測定
した場合において、その結果が当該方法の定量限界を下回ることをいう。
3)地下水の水質汚濁に係る環境基準
項目
カドミウム
全シアン
鉛
六価クロム
砒素
総水銀
アルキル水銀
PCB
ジクロロメタン
四塩化炭素
塩化ビニルモノマー
1,2-ジクロロエタン
1,1-ジクロロエチレン
1,2-ジクロロエチレン
備考
達成期間及び該当水域
埼玉県環境白書(平成 22 年版 H22.12)資料編より
地下水基準値
項目
1,1,1-トリクロロエタン
1,1,2-トリクロロエタン
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
1,3-ジクロロプロペン
チウラム
シマジン
チオベンカルブ
ベンゼン
セレン
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
ふっ素
ほう素
1,4-ジオキサン
0.01mg/ℓ 以下
検出されないこと。
0.01mg/ℓ 以下
0.05mg/ℓ 以下
0.01mg/ℓ 以下
0.0005mg/ℓ以下
検出されないこと。
検出されないこと。
0.02mg/ℓ 以下
0.002mg/ℓ以下
0.002mg/ℓ以下
0.004mg/ℓ以下
0.1mg/ℓ 以下
0.04mg/ℓ 以下
地下水基準値
1mg/ℓ 以下
0.006mg/ℓ以下
0.03mg/ℓ 以下
0.01mg/ℓ 以下
0.002mg/ℓ以下
0.006mg/ℓ以下
0.003mg/ℓ以下
0.02mg/ℓ 以下
0.01mg/ℓ 以下
0.01mg/ℓ 以下
10mg/ℓ 以下
0.8mg/ℓ 以下
1mg/ℓ 以下
0.05mg/ℓ 以下
1)基準値は年間平均値とする。ただし、全シアンに係る基準値については 、最高値とする。
2)「検出されないこと」とは、平成 9 年 3 月環境庁告示第 10 号別表の「測定方法」の欄に掲げる方法により測定し
た場合において、その結果が当該方法の定量限界を下回ることをいう。
113
4)
ダイオキシン類に係る環境基準
媒体
基準値
水
質
年平均値 1pg-TEQ/ℓ以下
土
壌
1,000pg-TEQ/g以下
河川底質
備考
1
2
3
150pg-TEQ/g 以下
基準値は、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの毒性に換算した値とする。
土壌中に含まれるダイオキシン類をソックスレー抽出又は高圧流体抽出し、高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計、
ガスクロマトグラフ四重極形質量分析計又はガスクロマトグラフ三次元四重極形質量分析計により測定する方法(こ
の表の土壌の欄に掲げる測定方法を除く。以下「簡易測定方法」という。)により測定した値(以下「簡易測定値」
という。)に2を乗じた値を上限、簡易測定値に 0.5 を乗じた値を下限とし、その範囲内の値をこの表の土壌の欄に
掲げる測定方法により測定した値とみなす。
土壌にあっては、環境基準が達成されている場合であって、土壌中のダイオキシン類の量が 250pg-TEQ/g以上の
場合簡易測定方法により測定した場合にあっては、簡易測定値に2を乗じた値が 250pg-TEQ/g 以上の場合)に
は、必要な調査を実施することとする。
114
水質に係る環境基準
生活環境の保全に関する環境基準
河川(湖沼を除く。)
(ア)
埼玉県環境白書(平成 22 年版 H22.12)資料編より
及び「朝霞市の環境」より
基準値
類型
利用目的の適応性
AA
水道1級
自然環境保全及びA以下の欄
に掲げるもの
A
水道2級
水産1級
水浴及びB以下の欄に掲げる
もの
B
水道3級
水産2級
及びC以下の欄に掲げるもの
C
水産3級
工業用水1級
及びD以下の欄に掲げるもの
D
工業用水2級
農業用水
及びEの欄に掲げるもの
E
工業用水3級
環境保全
該当
水域
備考
水素イオン
濃度
(pH)
6.5 以上
8.5 以下
6.5 以上
8.5 以下
6.5 以上
8.5 以下
6.5 以上
8.5 以下
6.0 以上
8.5 以下
6.0 以上
8.5 以下
生物化学的
酸素要求量
(BOD)
浮遊物質量
(SS)
溶存酸素量
(DO)
1mg/ℓ以下
25mg/ℓ以下
7.5mg/ℓ以上
2mg/ℓ以下
25mg/ℓ以下
7.5mg/ℓ以上
3mg/ℓ以下
25mg/ℓ以下
5mg/ℓ以上
5mg/ℓ以下
50mg/ℓ以下
5mg/ℓ以上
-
8mg/ℓ以下
100mg/ℓ以下
2mg/ℓ以上
-
2mg/ℓ以上
-
大腸菌群数
50MPN/
100mℓ以下
1,000MPN/
100mℓ以下
5,000MPN/
100mℓ以下
ごみ等の浮遊が
10mg/ℓ以下
認められないこ
と。
全公共用水域のうち、水域類型ごとに指定する水域
※新河岸川は D 類型(平成 16 年 3 月 26 日埼玉県告示)、黒目川は C 類型(平成 15 年 3 月 28 日埼玉県告示)に指定さ
れ、越戸川は無指定である。
基準値は、日間平均値とする。(湖沼もこれに準ずる。)
(注)1 自然環境保全
2 水道1級
ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの
水道2級
沈殿ろ過等による通常の浄水操作を行うもの
水道3級
前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの
3 水産1級
ヤマメ、イワナ等貧腐水性水域の水産生物用並びに水産2級及び水産3級の水産生物用
水産2級
サケ科魚類及びアユ等貧腐水性水域の水産生物用及び水産3級の水産生物用
水産3級
コイ、フナ等、β-中腐水性水域の水産生物用
4 工業用水1級
工業用水2級
工業用水3級
5 環境保全
自然探勝等の環境保全
沈殿等による通常の浄水操作を行うもの
薬品注入等による高度の浄水操作を行うもの
特殊の浄水操作を行うもの
国民の日常生活(沿岸の遊歩等を含む。)において不快感を生じない限度
(イ)
項目類型
生物A
生物特A
生物B
生物特B
埼玉県環境白書(平成 22 年版 H22.12)資料編より
水生生物の生息状況の適応性
基準値:全亜鉛
イワナ、サケマス等比較的低温域を好む水生生物及びこれらの餌生物が生息する水域
0.03mg/ℓ
以下
生物Aの水域のうち、生物Aの欄に掲げる水生生物の産卵場(繁殖場)又は幼稚仔の生育
場として特に保全が必要な水域
0.03mg/ℓ
以下
コイ、フナ等比較的高温域を好む水生生物及びこれらの餌生物が生息する水域
0.03mg/ℓ
以下
生物A又は生物Bの水域のうち、生物Bの欄に掲げる水生生物の産卵場(繁殖場)又は幼
稚仔の生育場として特に保全が必要な水域
0.03mg/ℓ
以下
備考 基準値は、年間平均値とする。(湖沼もこれに準ずる。)
115
騒音に係る環境基準
騒音に係る環境基準(騒音の評価手法は、等価騒音レベル)
ア
一般地域の環境基準
埼玉県環境白書(平成22年版H22.12)資料編より
時間の区分
地域の類型
A
B
C
備考
イ
該当地域
第1 種低層住居専用地域
第2 種低層住居専用地域
第1種中高層住居専用地域
第2種中高層住居専用地域
第1 種住居地域
第2 種住居地域
準住居地域
用途地域の定めのない地域
近隣商業地域、商業地域
準工業地域、工業地域
昼間
午前6時から
午後10時まで
夜間
午後10時から
翌日の午前6時まで
55デシベル以下
45デシベル以下
60デシベル以下
50デシベル以下
工業専用地域については適用されない。
道路に面する地域の環境基準
地域の区分
埼玉県環境白書(平成22年版H22.12)資料編より
昼間
夜間
A地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する地域
60デシベル以下
55デシベル以下
B地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する地域及びC
地域のうち車線を有する道路に面する地域
65デシベル以下
60デシベル以下
備考
ウ
屋
車線とは、1縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定の幅員を有する帯状の車道部分をいう。
幹線交通を担う道路に近接する空間の環境基準(特例)埼玉県環境白書(平成22年版H22.12)資料編より
区
分
昼間
夜間
外
70デシベル以下
65デシベル以下
窓を閉めた屋内
45デシベル以下
40デシベル以下
備考
1 幹線交通を担う道路とは、高速自動車国道、一般国道、県道、4車線以上の市町村道及び自動車専用道路をいう。
2 近接する空間とは、道路端からの距離が2車線以下では15m、3車線以上では20mの区間をいう。
3 窓を閉めた屋内の基準を適用することができるのは、個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主とし
て閉めた生活が営まれていると認められるときである。
116
6
用語の解説
<あ行>
アイドリングストップ
自動車が走っていないときにエンジンのかけっぱなし(アイドリング)はやめようという取り組み。
一酸化炭素(CO)
燃料の不完全燃焼により発生する無色、無臭の空気より少し軽い気体で、主に自動車の排気ガスに含まれます。
一般廃棄物
産業廃棄物以外の家庭から出る可燃ごみなどの廃棄物を指します。
エコオフィス
省資源・省エネルギー対策を進め、環境への負荷の少ない事務活動を行っている事業所のこと。事務活動から
の二酸化炭素の排出削減など、地球温暖化防止を進めている事業所を指すこともあります。
エコバッグ
買い物をする際に自宅から商品を入れる買い物袋を持参し、レジ袋等を使わないようにする取り組みで、ごみ
の減量化やレジ袋の原料の石油消費を減らすことを目指しています。
エコネットあさか(朝霞市リサイクルプラザ)
朝霞市リサイクルプラザの通称。朝霞市リサイクルプラザは、廃棄物の再生利用促進やごみ問題の意識啓発な
どを積極的に推進するための情報拠点施設で、リサイクル品の展示・斡旋をするリサイクルショップ・リサイク
ルギャラリー、リサイクル情報図書コーナー・不用品情報交換コーナー、リサイクル活動室や各種講座・教室な
どを行うリサイクル工房・リフォーム工房があります。
エコライフ DAY
地球温暖化防止など環境に配慮した生活を参加者にしてもらい、その成果を二酸化炭素の削減量の形でまとめ
発表する取組です。
エコプロダクツ
省エネルギー機器やリサイクル・リユース製品など、環境配慮型製品のこと。
SS(浮遊物質)
Suspended Solids の略。水中に浮遊または懸濁している直径 2mm 以下の粒子状物質のこと。
オープンスペース
建築物のない一定の地域的広がりであって、その非建ペい性、植生、水面などにより、環境の質の向上を図り、
あるいは住民のレクリエーション需要に応えるもの。
屋上緑化
建築物の屋上部分において、恒常的に、樹木、多年草等を有効に植栽するもので、これらの生育に必要な土な
どの植栽基盤があるものをいいます。屋上緑化により屋根の断熱性能が高まり、省エネルギー効果や、都市部の
ヒートアイランド現象緩和効果があります。
<か行>
上総層群
関東地方に見られる地層の名称で、鮮新世末期(約 160 万年前)~更新世中期(約 80 万年前)頃に海底で
形成された地層です。朝霞地域では、地層の深度は 200~250m 位地下にあります。
合併処理浄化槽
し尿のほか台所、風呂、洗濯など生活排水を併せて処理する施設のこと。し尿だけを処理する単独浄化槽と比
べて、放流水の水質を向上させることができます。
カーボン・オフセット
ある地域での経済活動等によって発生してしまった二酸化炭素(温室効果ガス)の量を、他の地域での森林保
護や植林、クリーンエネルギー事業などの方法で吸収させることにより、二酸化炭素の排出を実質ゼロに近づけ
(相殺し)ようという活動の総称。
環境学習
人間と環境との関わりについて理解と認識を深め、環境の保全に対して責任ある行動がとれるようにすること
を目的として、環境に関することを学ぶこと。
環境家計簿
毎月の電気やガス等の消費量を入力することにより、家庭からの CO2 排出量が計算・チェックできる家計簿。
117
環境基準
環境基本法第 16 条で「大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染及び騒音に係る環境上の条件について、人の健康
を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準を定めるものとする。」と定義されている
行政上の目標のこと。公害発生源を直接規制するための基準(規制基準)とは異なります。
環境パートナーシップ
行政・NPO・企業など、立場の異なる組織や人同士が、明確な目的のもとに、対等な関係を結び、それぞれ
の得意分野を生かしながら、連携し協力し合うこと。
環境負荷
人の活動により環境に加えられる影響で、環境を保全する上で支障の原因となるおそれのあるものを指します。
工場からの排水、排ガスはもとより、家庭からの排水、ごみの排出、自動車の排気ガスなど、通常の事業活動や
日常生活のあらゆる場面で環境への負荷が生じています。
環境リスク
人の活動によって生じた環境の汚染や変化(環境負荷)が、環境の経路を通じて、ある条件のもとで人の健康
や生態系に影響を及ぼす可能性(おそれ)のこと。また、そうして引き起こされた環境汚染によって被害補償を
求められる可能性を指すこともあります。
環境マネジメントシステム
事業者が自主的に環境保全に関する取組を進めるに当たり、環境に関する方針や目標等を自ら設定し、これら
の達成に向けて取り組んでいくことを「環境管理」又は「環境マネジメント」といい、このための工場や事業場
内の体制・手続き等を「環境マネジメントシステム」といいます。
クールビズ・ウォームビズ
地球温暖化防止の一環として、オフィスの冷暖房設定温度を省エネ温度(夏は 28℃以上、冬は 20℃以下)に
し、それに応じた軽装化(ノーネクタイ・ノー上着など)や暖かい服装の着用などにより、効率的に働くことが
できるビジネススタイルのこと。
グリーンカーテン
夏の日差しを和らげ、室温の上昇を抑え、冷房の使用を減らすため、朝顔やゴーヤ、へちま等のつる性の植物
をネットにはわせて窓の外を覆うもの。
グリーン購入
商品やサービスを購入する際に、その必要性をよく考え、値段や品質だけで選択するのではなく、環境への負
荷ができるだけ少ないものを優先的に購入・調達すること。
グリーン電力
風力、太陽、バイオマス、水力など温室効果ガスや有害ガスの排出が少なく、環境への負荷が小さい自然エネ
ルギーにより発電された電気、またはそのような電気を選んで購入できるプログラム。
COP(Conference of the Parties の略)
条約における締約国会議の意で、特定の条約を指しません。環境問題では、地球温暖化防止に関連する「気候
変動枠組条約(気候変動に関する国際連合枠組条約)」や「生物の多様性に関する条約」における締結国会議など
があり、日本では、平成 9 年 12 月に京都で第 3 回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)が開催され、京都議
定書が採択されました。また、平成 22 年 10 月に名古屋で第 10 回生物多様性条約締結国会議(COP10)が
開催されました。
コージェネレーション
発電と同時に発生した排熱も利用して、冷暖房や給湯等の熱需要に利用するエネルギー供給システムで、総合
熱効率の向上を図るもの。
こどもエコクラブ
地域環境や地球環境に関する学習や活動を主体的に展開している幼稚園児から高校生のグループのこと。
2 人以上の仲間(メンバー)と、活動を支える 1 人以上の大人(サポーター)がいれば、子どもが誰でも参加
できる環境活動クラブです。
<さ行>
再生可能エネルギー
有限で枯渇の危険性を有する石油・石炭などの化石燃料や原子力と対比して、自然環境の中で繰り返し起こる
現象から取り出すエネルギーの総称。
最終処分場
ガラス、金属などの不燃ごみやプラスチックなどの不適燃焼物を、埋立てなどにより処分する場所を指します。
118
里山
人里近くの二次林(雑木林)を中心とした周辺の田畑やため池などを含んだ地域のこと。
自然エネルギー
再生可能エネルギーのうち、太陽光や太陽熱、水力や風力、バイオマス資源(持続可能な範囲で利用する場合)
、
地熱、波力、温度差などのエネルギーのこと。
市民農園
都市住民に自然とのふれあいや農林業体験の場を提供し、地域内外の交流により、地域の活性化を促す体験型
農園のこと。
市民緑地
都市内の緑地を保全するため、地方公共団体等と土地所有者が契約を締結し、その地方公共団体等が借りた土
地に住民の利用に供するために設置・管理する緑地のこと。
食育(食育学習)
「食」に関する様々な経験や学習により「食」を選択する知識を習得し、健全な食生活を実践することができ
る人間を育てること。
循環型社会
資源の採取や破棄が環境への影響の少ない形で行われ、かつ一度使用したものが繰り返し使用されるなど、生
産活動や日常生活の中で環境への影響を最少にするような物質循環が保たれた地域社会のこと。
水素イオン濃度----※pH(水素イオン濃度)参照
3R(スリーアール)
ごみ減量の行動理念である次の3つの頭文字(R)をとった運動で、次の順番で取り組むことにより、ごみを
減らす効果があります。
・リデュース(Reduce):減らす …ごみになりそうなものは、買う量・使う量ともに減らしていく
・リユース(Reuse):再利用…ものを修理などして繰り返し使い、ものの寿命を最大限生かす
・リサイクル(Recycle):再資源化…リユースできなく廃棄されるものを正しく分別し、資源として再利用する
生活排水
トイレから排出されるし尿を含んだ水や、台所や風呂場、洗濯などから排出される生活雑排水など、家庭から
流れ出る水の総称のこと。
生産緑地
市街化区域内において、公害の防止又は災害の防止、農林業と調和した都市環境の保全等に役立つ農地等を保
全し、良好な都市環境の形成を図るために、生産緑地法により指定された農地のこと。
生物化学的酸素要求量----※BOD(生物化学的酸素要求量)参照
生物多様性(Biodiversity)
あらゆる生物種の多さと、それらによって成り立っている生態系の豊かさやバランスが保たれている状態を指
し、また、生物が過去から未来へと伝える遺伝子の多様さまでも含めた幅広い概念。
<た行>
ダイオキシン類
ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン、ポリ塩化ジベンゾフラン及びコプラナーポリ塩化ビフェニルをまとめて
ダイオキシン類といいます。無色無臭の固体で水に溶けにくく、油などに溶けやすい。物の燃焼に伴い非意図的
に生成し、発ガン性や催奇形性、生殖不全、免疫障害など、さまざまな障害の原因となります。
地球環境問題
地球温暖化、オゾン層破壊、酸性雨、熱帯林の減少、砂漠化、海洋汚染、野生生物種の減少、有害廃棄物の越
境移動及び開発途上国の公害問題などの問題に分類され、被害や影響が一国内ではとどまらず、地球規模で広が
る環境問題のこと。
地球サミット---国連環境開発会議(環境と開発のための国連会議)、リオ・サミットとも呼ばれる。
昭和 47 年 6 月にストックホルムで開催された国連人間環境会議の 20 周年を機に、平成 4 年 6 月にブラジ
ルのリオ・デ・ジャネイロで開催された首脳レベルでの国際会議。
地産地消
地域生産地域消費の略。地域で生産された農産物や水産物をその地域で消費すること。
低公害車(低炭素型車両)
従来のガソリン車やディーゼル車に比べて、NOx、粒子状物質、CO2 といった大気汚染物質や温室効果ガス
の排出が少ない、又は全く排出しない自動車のこと。
119
低炭素社会
地球温暖化対策に向け、人間の諸活動によって排出される主要な温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排
出量が少ない産業や生活のしくみを構築した社会のこと。
DO(溶存酸素)
Dissolved Oxygen の略。水中に溶解している酸素の量のことで代表的な水質汚濁状況を測る指標の1つ。
電動式生ごみ処理機
生ごみをヒーター等の熱源や風で生ごみの水分を物理的に乾燥したり分解したりして減量・減容させるもの。
透水性舗装
舗装面に降った雨水を舗装材の空隙を通して地中に浸透させる舗装のこと。
<な行>
日平均値の 2%除外値
1 年間の日平均値(有効測定日分)を測定値の高い方から低い方に順(降順)に並べたとき、上から 2%の範囲
内にあるものを除外した後に残る平均値のうちで、最高となった測定値をいいます。
日平均値の年間 98%値
1 年間の日平均値(有効測定日分)を測定値の低い方から高い方に順(昇順)に並べたとき、下から 98%日
に該当する日平均値をいいます。
<は行>
バイオマス資源
生物資源(バイオ)と量(マス)を合わせた造語で、再生可能な生物由来の有機性資源(化石燃料を除く)の
総称。具体的には農林水産物、もみ殻、畜産廃棄物、食品廃棄物、木くずなどを指します。
ハザードマップ(hazard map)
災害予測図の総称で、自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したもの。
バリアフリー
障害者や高齢者等の社会生活弱者が社会生活に参加する上で、生活の支障となる物理的な障害や精神的な障壁
を取り除くための施策や具体的に障害を取り除いた状態のこと。
ヒートアイランド
都市部において、高密度にエネルギーが消費され、また、地面の大部分がコンクリートやアスファルトで覆わ
れているために水分の蒸発による気温の低下が妨げられて、郊外部よりも気温が高くなっている現象。
BOD(生物化学的酸素要求量)
水中の有機物が微生物の働きによって分解されるときに消費される酸素の量で、河川等の汚濁を示す代表的な
指標。
フードマイレイジ
食べもの(food)が運ばれてきた距離、輸送距離(mileage)という意味で、なるべく近くでとれた食料を食べる
ことにより、輸送に伴うエネルギーを出来るだけ減らし、環境への負荷を軽減しようという運動。
浮遊物質----※SS(浮遊物質)参照
浮遊粒子状物質(SPM)
大気中に浮遊する粒子状の物質のことで、主に粒径が 10 ミクロン以下のものをいいます。土壌粒子や火山噴
火物などの自然的発生物と、自動車や工場などからの人工的発生物があります。
フロン
フッ素を含むハロゲン化炭化水素の総称で、毒性が小さく、化学的にも安定しているため、冷蔵庫やクーラー
の冷媒、スプレー噴霧剤、精密機器の洗浄剤として広く使われてきましたが、オゾン層の破壊や地球温暖化に関
係していることから、近年、その削減のための取り組みが進められています。
pH(水素イオン濃度)
水溶液の酸性、アルカリ性の度合いを表す指標。一般に「水素イオン濃度」といわれることもあるが、正確に
は、水素イオン濃度の逆数の常用対数を示す値で、pH 試験紙や pH 計などで簡易に測定できる。pH が 7 のと
きに中性、7 を超えるとアルカリ性、7 未満では酸性を示す。
放射線量低減化
除染作業(雨どいの下や側溝などの空間放射線量の高い場所の汚泥を取り除いたり、表土を入れ替えたりする
作業)を行うことにより、空間放射線量の低減を図ること。
120
ポケットパーク
道路整備や交差点の改良によって生まれたスペースに、ベンチを置くなどして作った小さな公園、道路わきや
街区内の空き地などのわずかの土地を利用した小さな公園や休憩所のこと。
<ま行>
水と緑のネットワーク化
分散して存在している林や草地などを、緑道や植樹帯などでつなげることによって、生物が行き来しやすくし、
生物の生息環境の範囲を拡大させること。
や行>
ユニバーサルデザイン(Universal Design)
文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに利用することができる施設・
製品・情報の設計(デザイン)のこと。
溶存酸素----※DO(溶存酸素)参照
121
白
0
第2次朝霞市環境基本計画
(平成24年3月発行)
発行
朝霞市
編集
市民環境部
環境保全課
〒351-8501
埼玉県朝霞市本町1丁目1番1号
電話
048-463-1111(代表)
URL
http://www.city.asaka.saitama.jp
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白
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