エターナス FUJITSU Storage ETERNUS VT600 バーチャルテープ テープ運用の大幅な改善を実現する FUJITSU Storage ETERNUS VT600 バーチャルテープ バーチャルテープとは ETERNUS VT600 バーチャルテープは、テープ運用をディスク上で仮想的に 戻す処理を自動的に行います。 これにより、カートリッジテープの物理容量を 行う装置です。従来のテープ装置と同じように使用しながら、実際にはディスク 最大限に利用できるため、従来のテープライブラリに比べカートリッジテープ 上で処理を行うため、テープ処理の高速化が図れます。さらに、ETERNUS 本数の大幅な削減が実現できます。また、ETERNUS VT600 は従来のテープ VT600からバックエンドのカートリッジテープへテープボリュームをまとめて ライブラリの運用に大きな変更を与えることなく容易に導入できます。 書き込む処理や、必要に応じてカートリッジテープからETERNUS VT600に書き 構 成 バーチャルテープは、ディスクでテープ運用を仮想化する装置です。ホスト Model 50 S4, 300 S4は、一つのキャビネット内にテープライブラリも搭載、 インターフェースとしてOCLINK / FCLINK*1をサポートし、 メインフレームに 全てのコンポーネントを一体化しています。Model 700 S4は、LT270 S2 テープ 接続して使用できます。ETERNUS VT600は、Fujitsu Technology Solutionsの ライブラリと連携し、大規模なシステムに対応したモデルです。 バーチャル技術(CentricStor) を使用し、高性能を実現した階層型バーチャル テープです。データはキャッシュとバックエンドライブラリに自動的に階層化。 ETERNUS LT270 S2は、ホストインターフェースとしてファイバチャネルを 3 サポートし、最大687巻*(バックアップ容量 1,030TB*4)のデータを格納可能な ホストからアクセスされたデータはキャッシュに格納されると共に、バック テープライブラリです。 また、 オプション機能の暗号鍵管理オプションを使用する エンドライブラリにも格 納されます*2 。キャッシュ部に格 納されるテープ ことでカートリッジテープのデータの暗号化も可能です。 ボリュームキャッシュは、RAID技術で冗長化されており、万一の障害時において *1:Model 700 S4のみサポート、ETERNUS FCLINKスイッチ経由または直接接続(GS21 2400/2600接続時)が可能 *2:キャッシュ容量より多いデータの格納が必要な場合は、バックエンドライブラリのみに データが格納されます。 *3:VT600接続時 *4:非圧縮時 も業務を停止させません。バックエンドライブラリには、LTOカートリッジテープ を用いたテープライブラリが接続されます。モデルラインナップは、設置性に 優れたエントリーモデルの Model 50 S4 、設置性に加えホストとの接続性 に優れたModel 300 S4、そして拡張性に優れたModel 700 S4の3モデルを 提供しています。 メインフレーム VT600 バーチャルテープ キャッシュ ETERNUS VT600 Model 50 S4 テープボリュームキャッシュ容量 :最大923GB(非圧縮時) 仮 想 ド ラ イ ブ 数 :8台 ホストインターフェース数 :4 ETERNUS VT600 Model 300 S4 テープボリュームキャッシュ容量 :最大3.2TB(非圧縮時) 仮 想 ド ラ イ ブ 数 :最大64台 ホストインターフェース数 :最大8 テープライブラリ バックエンドライブラリ ETERNUS VT600 Model 700 S4 テープボリュームキャッシュ容量 :最大15.8TB(非圧縮時) 仮 想 ド ラ イ ブ 数 :最大256台 ホストインターフェース数 :最大16 テープ運用の高速化 ホストからのテープ処理は、実際のカートリッジテープに直接読み書きする 代わりにディスク上で処理を行います。 これにより、テープマウント、ロード/ 1時間あたりのジョブ処理能力(50MBファイル、テープドライブ32台使用時) 約6.5 アンロードといった機械的な動作が発生せず、I/O 処理をディスクアクセスの スピードで行えます。 また、実際のテープドライブ台数よりも多くのテープドラ イブ台数を仮想的に定義できるため、 ジョブの多重度を向上できます。 これに より、 テープ処理巻数の多いバッチ業務では処理時間を大幅に短縮できます。 さらに任意のデータをRAIDに常駐できるので、常に参照頻度の高いデータ ETERNUS F6457 テープライブラリ 倍 ETERNUS VT600 バーチャルテープ を高速に処理できます。 0 1 2 3 4 5 6 7 処理性能(相対比) 省スペース化とコストの削減を実現 テープに、複数の 36トラックテープボリュームをまとめてデータ保存し、管理 するため、大容量テープを効率的に利用できます。また、バーチャルテープ では、バックエンドのテープドライブの性能を最大限に使用でき、必要なバック エンドのテープドライブ台数を少なくすることができます。 これにより、テープ 設置スペース比較 F6457 Model 54B テープライブラリ 巻数:11,968 設置面積 2.8m ETERNUS VT600自身が、最大1,500GB*のデータを格納できるカートリッジ 37.0m2 13.2m 本数の削減ができ、ライブラリ装置の小型化による設置スペースの縮小と 消費電力の削減及びコストの低減が図れます。 *1巻あたり (非圧縮時) 92%削減 VT600 Model 700 S4 バーチャルテープ+LT270 S2 テープライブラリ 論理巻数:最大500,000 LT270 S2 テープライブラリ VT600 Model 700 S4 1.3m バーチャルテープ 3.0m2 2.3m テープ運用の効率化と信頼性の向上 ETERNUS VT600がテープ運用を自動管理します。これにより、テープ保管や 運用管理に係わるTCO削減を実現するとともに、人的なマウントミスも無くなり ます。また、ETERNUS V T600 内のテープボリュームを LT270 S2 の二つの 運用管理コストの削減 異なる大容量カートリッジテープに自動作成する機能を使用することで、 自動化による人的ミスの削減 万一のメディアエラーにおいても他方のカートリッジテープからの読み取りが メディアエラーによるジョブアベンドの防止 自動的に実行され、業務継続が可能です。 ETERNUS VT600 バーチャルテープ バックアップセンター構築コストの削減 ETERNUS VT600 では、Native Export / Import 機能により、テープ装置 ETERNUS LT80 S2 などと互換のあるSL形式で、カートリッジテープへの書き * 運用サイト バックアップサイト メインフレーム メインフレーム 出しが可能です。運用サイトに設置されたETERNUS VT600からカートリッジ テープに書き出したデータを、 テープ装置でリストアできるため、安価なテープ 装置を利用した災害対策システムの構築が可能です。 *LTO Ultrium5カートリッジテープは使用不可 LTO Ultrium カートリッジテープ VT600 SL形式で書き込み LT80 S2 テープ装置 (デスクトップタイプ) ETERNUS VT600の装置仕様 Model 50 S4 キャビネット数 仮想ドライブ 論理ボリューム テープボリュームキャッシュ ホストインターフェース 搭載物理ライブラリ OCLINK 4, 6, 8 LAN(TCP/IP) LTO Ultrium4ドライブまたはLTO Ultrium5ドライブ*3 2 2, 4 17 57, 84 1 747×1,066×1,800mm 747×1,066×1,980mm 450kg 620kg AC200∼240V ライブラリの標準搭載なし ETERNUS LT270 S2を接続必須*4 (装置仕様は下記参照) 1,484×1,066×1,980mm 1,050kg 単相 最大所要電力 最大発熱量 周囲環境条件 64∼256 最大500,000 625GB∼15.8TB OCLINK, FCLINK*1 4∼16 32, 48, 64 最大100,000 618GB∼3.2TB 4 電圧 相数 周波数 電源制御 電源コンセント Model 700 S4 2 F6473K(36トラックテープドライブエミュレーション) 8 最大3,000 522GB, 923GB 外形寸法(W×D×H) 最大質量 電源仕様 Model 300 S4 1 ドライブタイプ ドライブ数 サポート数 キャッシュ容量(非圧縮時) ドライブインターフェースタイプ ドライブパス数 ロボットインターフェースタイプ サポート物理ドライブ*2 サポート物理ドライブ数 物理テープ収納巻数 搭載ライブラリ数 50Hz, 60Hz SCCI 2.3kW 8,280kJ/h 1.7kW 6,120kJ/h 必要コンセント数 コンセント形状 温度 湿度 4 7.3kW 26,280kJ/h 8 ロック式2ピンアース付(NEMA L6-30) 10∼32℃(動作時), 0∼50℃(非動作時) 20∼80%(動作時), 8∼80%(非動作時) *1:ETERNUS FCLINKスイッチ経由または直接接続(GS21 2400/2600接続時) が可能 *2:WORMタイプのカートリッジテープは使用不可 *3:暗号化機能は未サポート *4:接続ライブラリ数は最大2台まで ETERNUS LT270 S2[VT600接続時]の装置仕様 収納巻数*1*2 バックアップ容量*1 キャビネット数 搭載コンポーネント*1 テープドライブ仕様 LTO Ultrium4 カートリッジテープ(非圧縮時) LTO Ultrium5 カートリッジテープ(非圧縮時)*9 112 89.6TB 168.0TB ロボット数 CAS部巻数*4 テープドライブ数*5 LTO Ultrium4 ドライブ*6*7 LTO Ultrium5 ドライブ *6*7 転送速度 記憶容量 転送速度 記憶容量 ホストインターフェース 1 外形寸法*( W×D×H) 最大質量*1*8 1 2 10×2 4, 8, 12, 16 120MB/秒(非圧縮時) 800GB/巻(非圧縮時) 140MB/秒(非圧縮時) 1,500GB/巻(非圧縮時) 単相 最大所要電力 最大発熱量*1 周囲環境条件 612, 637, 662, 687*3 489.6TB, 509.6TB, 529.6TB, 549.6TB*3 918.0TB, 955.5TB, 993.0TB, 1,030.5TB*3 ファイバチャネル *1 電源コンセント 400 320.0TB 600.0TB 780×1,270×1,980mm 600kg AC200∼240V 電圧 相数 周波数 電源仕様 230 184.0TB 345.0TB 必要コンセント数 コンセント形状 温度 湿度 50Hz, 60Hz 0.9kW 3,240kJ/h 2 ロック式2ピンアース付(NEMA L6-15p) 10∼35℃(動作時), −44∼66℃(非動作時) 20∼80%(動作時), 10∼95%(非動作時) *1:キャビネット1台の場合の値 *2:ユーザー使用可能巻数 *3:テープドライブの搭載数により異なる *4:CASはカートリッジマガジンで、Cartridge Access Stationの略 *5:VT600に接続可能なテープドライブ数は最大16台 *6:WORMタイプのLTO Ultrium4、LTO Ultrium5カートリッジテープは使用不可 *7:LTO Ultrium4ドライブとLTO Ultrium5ドライブは混在搭載はできません。 *8:カートリッジテープの質量を除く最大構成時の値 *9:LTO Ultrium4ドライブでは使用できません。 OS/ソフトウェア OSIV/MSP OSIV/XSP AFII V10L10(基本制御プログラム) VTAM-G(通信プログラム)* VTCP V10L10(バーチャルテープコントロールプログラム) MTCP V10L10(磁気テープ・ユーティリティ) VTAM-G TISP V10L10(通信オプション) サポートOS 必須ソフトウェア *OSIV/MSPの場合はV30L20,OSIV/XSPの場合はV30L10 クラス1レーザ製品 グリーン 製 品 グローバルな環境対策に則った 当社独自の厳しい環境評価基準 をクリア。 ●記載の会社名、製品名、名称等の固有名詞は各社の商標または登録商標です。 ●その他、本カタログに記載されている名称には必ずしも商標表示をしておりません。 ●このカタログに記載されている製品については、改良のために予告なしに仕様、デザイン等を変更する場合がありますのでご了承ください。 ●このカタログには、FSC®森林認証紙、植物油インキ、有害な廃液を出さない水なし印刷方式を採用しています。 保守・運用支援サービス 「SupportDesk」 の詳細は、 インターネット情報ページ 「製品サポート」 をご覧ください。 http://jp.fujitsu.com/solutions/support/sdk/ 製品・サービスについてのお問い合わせは (総合窓口) 0120-933-200 受付時間 9:00∼17:30(土・日・祝日・年末年始を除く) 〒105-7123 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター http://jp.fujitsu.com/eternus/ CE0960-12-2014年4月AP
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