コ ス モ ス の 花 - 泉佐野市立北部市民交流センター

コスモスの花
台風の余波か
猛り狂って風が吹き荒れ
諫川 正臣
この丘の木々をゆさぶっている
ホームページ http://izumisano-jinbun.jp/index.html
そんな中にもふんわりゆれて
巧みに風をかわしているコスモスの花
あれは戦後間もない広島高師入学式での
校長式辞
向こう十年間 爆心地には草も生えない
そんな風説をよそに
秋にはもう瓦礫の中から雑草が芽生え
荒蓼たる校舎跡の一角に
一本のコスモスの花を見た
諸君 コスモスとは
ギリシャ語で宇宙や世界をさすのです
それは世界平和の祈りをこめて
咲いているかに思われた
瞬間 ひとつの衝動に駆りたてられた
よし 何とか早く校舎を借りて
授業を再開しなければ と
そのあとアリストテレスの話もあったようだが
コスモス以外は何の記憶もない
あれからもう三十年
広島もめざましく復興したが
世界のどこかで戦火は絶えない
コスモスは毎年どこにでも咲くというのに
泉佐野人権文化センター
泉佐野市下瓦屋 222-1
電 話 464―5725 F A X 469―2284
【編集・発行】
詩集「新しい繃帯」「春の仏」詩誌「黒豹」主宰
まさおみ 1930 年生れ
いさかわ
■日
時
8 月 7 日(金)午前 11 時 10 分∼12 時 30 分
■場
所
泉佐野人権文化センター
■定
員
50 名(先着順)
■内
容
石田
志芳さんのトーク&ライブ
プロフィール
催
泉佐野市立第三中学校
■日
時
8 月 22 日(土)午前 7 時出発
■場
所
広島平和記念公園・原爆ドーム・平和記念資料館
■定
員
20 名(先着順)
時
所
容
午後 9 時解散
2000 円(入館料・傷害保険料・食事代含む)
※集合・解散場所
■日
■場
■内
作家(著作・「飛べなくなった子どもたち」
・シンガーソングライター)
■共
■参加費
■期
間
■配布枚数
■配布場所
3F ホール
泉佐野人権文化センター
7 月 10 日(金)∼7月 31 日(金)
お 1 人様 20 枚(先着 150 名)団体可
泉佐野人権文化センター事務所
7 月 30 日(木)∼8 月 17 日(月)
泉佐野人権文化センター 1F エントランス及び 3F ホール エントランス
戦争中の資料の展示・陸軍佐野飛行場のパネル展示
-1-
泉佐野人権文化センターを利用していただいている
市民のみなさま、近隣施設のご協力により、5489 羽
の折り鶴ができました。(昨年度は約 3000 羽)
鶴原地区青少年会館の子どもたち
★延 500 名のみなさまにご協力いただきました★
出来上がった折り鶴は
8 月 22 日(土)
、
「平和バス
ツアー」参加者のみなさまと
広島
識字学級の
みなさま
へ・・・
パソ コン ク ラブ
のみなさま
-2-
2009 年 7 月 30 日∼2009 年 8 月 17 日
一階ショーケースには実際に使われていた
戦時中の鉄兜・ガスマスク・木銃をはじめ
国民服・防空頭巾・そのほか、当時の事を
あらわす、貴重な品物を展示しました。
-3-
2009 年 7 月 30 日∼2009 年 8 月 17 日
これが招集礼状(赤紙)です、政府
から送られ、この用紙によって、多
くの男性たちが、戦争に行くことに
なりました。
戦争・平和パネル展では三階エントランスに陸軍明野
飛行学校佐野分教所(佐野飛行場)に関連したパネル
の展示を行いました。また、同時に泉佐野戦争展実行
委員会の協力を得て、第十回泉佐野戦争展として、大
阪大空襲展のパネル展示も実施しました。
-4-
8/7 当人権文化センターで平和のつどいを開催しました。この日は、第三中学校の平和登校日で、生
徒・保護者が参加しました。3 年生による「修学旅行」のプレゼンテーション後、石田志芳さんのパワ
ーあふれるトークとライブが始まりました。石田さんは自らの被虐待体験や非行、心の病の体験克服や
自分が大切なように周りの人もみんな大切であること、夢をもって努力すれば夢はかなえられることな
どを語りかけてくれました。挫折を繰り返しながら前向きに生きていている石田さんの姿をみると、そ
の生き方から自分自身の生き方を振り返り自分にとって何が大切なのかを考えさせられました。
子どもは、大人たちを写す鏡。今、わたしたち大人が問われているのかもしれない・・・。
-5-
am7:00 出発
pm9:00 すぎ帰着
広島まで往復約 800km。参加者 20 名とバ
スで行ってきました。
車中では「紅の豚」
「はだしのゲン」
「おくり
びと」を上映しました。
参加者の感想を掲載します。
この年になるまで、原爆ドームに行く機
会がありませんでした。非核を願わずに
はいられません。
60 代以上女性
40 年以上前原爆落下地に行ったことかあり
ますが、緑がたくさん増えて以前の面影はな
く、きれいな公園になっていたので、平和の
ありがたさを心より感じました。
60 代以上女性
私は 23 年ぶりに原爆ドーム・資料館を再び
訪れ、64 年前の一瞬の出来事の恐ろしさを
痛感、この出来事を忘れてはいけない。
平和のありがたさを痛感します。
50 代女性
-6-
市民のみなさまにご協力いた
だき完成した 5489 羽の折り
鶴を参加者のみなさまに捧げ
佐々木禎子さん(当時 12 歳)の
死をきっかけに、原爆で亡くなっ
た子どもたちの霊を慰め、平和を
築くための像をつくろうという運
動が始まり、全国からの募金で平
和記念公園内に作られた慰霊碑で
す。その後この話は世界に広がり、
今も「原爆の子の像」には日本国
内をはじめ世界各国から折り鶴が
捧げられ、その数は年間約1千万
羽にものぼります。三脚のドーム
型の台座の頂上に金色の折り鶴を
捧げ持つ少女のブロンズ像が立ち
左右には明るい未来と希望を象徴
する少年少女の像があります。
。
戦争、原爆、人間の愚かさ、残虐
ていただきました。
さの最たるもの。人間としてどう
してこんなむごいことができたの
64 年前にこの地で一瞬に
か?命というものをどう思ってい
して多くの人々が亡くなっ
たのか?戦争は狂気そのものであ
たと思うと改めて原爆の恐
る。そしてなぜ世界中から戦争が
ろしさを感じました。今も
無くならないのか?なぜ恐ろしい
後遺症で苦しんでいる人が
兵 器 を 造っ て 殺し 合い を する の
いるなか、核保有国に対し
か?まったく人類がやってきたこ
て二度と使わないで欲しい
とは空恐ろしい。今日程、人間と
と願います。今回のバスツ
いうものについて考え、これから
アーに参加し、千羽鶴に願
もずっと考えなければと思った日
を込めて平和を祈ります。
50 代女性
はないです。
【 原爆の子の像 】
広島の原爆ドームや資
料館を見学するのは今
回初めてだったので、
テレビでは見たことあ
る光景だったけど、実
際行ってみると・・・
心にズンッとくるもの
がありました。戦争に
ついて、資料館でも見
ていると、亡くなった
人の衣服など見て、涙
が出てきそうでした。
20 代女性
-7-
50 代女性
被爆前のアオギリ
爆心地から約 1.3km 離れた、中区東白島町の広島逓信局の庁舎
(現在の日本郵政グループ広島ビル。以前の中国郵政局)の中庭
にありました。
熱線・爆風の影響
爆心地方向にさえぎるものがなかったため、熱線と爆風をまとも
に受けました。そのため枝葉はすべてなくなり、幹は爆心側の半
分が焼けました。
奇跡的な再生
枯れ木同然だったこの木は、翌年の春になって芽吹き、被爆と敗
戦の混乱の中で虚脱状態にあった人々に生きる勇気を与えまし
た。
平和記念公園への移植
中国郵政局の建替えに伴い、1973(昭和 48)年 5 月、現在の
場所へ移植され、原爆の被害を無言のうちに語り続けています。
アオギリ 2 世
【平和記念資料館前の
被爆アオギリと 2 世のアオギリ】 移植で枯死するのではないかと心配されたアオギリは、その後も
毎年、種子をつけています
※泉佐野市の泉の森ホール駐車場入口に被爆アオギリ 2 世が植えられているのをご存知ですか?
場
泉の森
車
ホール
駐
市役所
駐車場
市役所
駐車場
消防署
池
★
【泉の森野外駐車場入り口の被爆アオギリ 2 世】
∼ みなさんでアオギリの木を育ててみませんか ∼
被爆したアオギリの種から育った木が、泉の森ホール駐車場入り口横に植えられています。
元気に育ったその木から採れた種を配布いたします。(先着 25 名)
平和を願って育ててみませんか。
-8-
【本の紹介コーナー】
下記に紹介の本は、当センターの 1 階・交流スペースにあります。ぜひ、ご一読ください。
「白い花」増補・改訂版
語りびと
・編者
―原爆・戦争の実相を今こそ語り伝えておきたい―
ひろしまを語り継ぐ教師の会
広島・長崎両県の元教員「ひろしまを語り継ぐ会」が作った被爆や戦争体験の証言集
戦後 64 年経過。多くの被爆者は高齢化し、今も病に苦しみ戦争の悲惨さや原
爆の恐ろしさを語り継げる人は表舞台から立ち去ろうとしている。
戦争を知らない世代が 8 割を占める今、私たち戦争を知らない世代は戦争体験
者から戦争を風化させないためのバトンをしっかりと受け継がなければなら
ないのではないだろうか。
飛べなくなった子どもたち
・著者
石田
∼生き迷う親や子へ∼
志芳
人は皆、飛べる。羽根の休まる場所さえあれば
「羽根の休まる場所」−それは、安心して涙を流せる場所であり、心を解放し
て思いきり笑える場所。本当の自分を出しきれる場所であり、どんな自分もう
けいれてくれる場所。あなたには、そんな場所がありますか?
被虐待体験や非行、心の病などを乗り越えた著者が同じように悩む子どもたち
や大人に贈る「生きるみちしるべ」となるメッセージです。
1945∼2007 年
・編者
原爆詩一八一人集
長津功三良・鈴木比佐雄・山本十四尾
峠三吉や栗原貞子被爆詩人と戦後生まれの詩人らの計 181 人 217 編を集め
2007 年刊行された。
原子爆弾の恐ろしさ、死を目の前にした悲しみ、原爆投下への怒り、命の尊さ、
平和への願いなどがこめられた詩集です。ぜひ、この本をご覧になって、子ど
もたちに語りついでいってください。原爆のことを。
泉佐野人権文化センターでの識字学級
手芸
毎週火曜日・午後 1 時 30 分∼3時 30 分
ペン
毎週水曜日・午後7時∼9 時
硬筆
毎週土曜日・午後 1 時 30 分∼3 時 30 分
お問合せ
泉佐野人権文化センター
電話 464-5725
-9-
主 催
(新型インフルエンザの影響により中止されることもあります。)
い
日時 11 月 29 日(日) 午前 10 時∼12 時(雨天決行)
場所 北中小学校
◆オープニングセレモニー
◆遊び・体験コーナー
三中ダンス部・北中小 PTA コーラス
◆展示コーナー
◆模擬店
主 催
日時 12 月 5 日(土)午後 1 時 30 分∼
場所 泉の森小ホール
◆内容
第 1 部 午後 1 時 30 分∼
式典…小・中学生人権作品発表と表彰式
第 2 部 午後 2 時 30 分∼
記念講演 野田 淳子さん
「一人ひとりの いのち が輝く社会を」 ∼みんなちがってみんないい∼
誰にもかわることのできないたった一つの命。このかけがえのない命
が奪われる悲しい事件が後を絶ちません。人と人がめぐりあい、温か
いつながりが生まれるメッセージをお届けします。 金子みすゞ の
世界も紹介しながら、命の重さと生きることの喜びを皆さんとともに
考え、歌いあうトーク&コンサートです。
【お問合せ】 泉佐野市人権推進課 電話 463-1212
-10-
FAX464-9314
出典
﹁めぐみ 引-き裂かれた家族の
年﹂上映委員会より
30
詳細は12月号「なごみのかぜ」に掲載します。
【お問合せ】泉佐野人権文化センター
電話464−5725
FAX 469−2284