周年を社会福祉法人ひかり会児童養護施設守山学園年 8 月に設立。助成を守山市笠原町1257-1 ﹁社会福祉法人しがぎん福祉基金﹂は、滋賀銀行創立記念し、地域福祉の向上を願って昭和人が入所しています﹂と西﨑さん。内で調理できるようにしていこうと計画願で、この春からは徐々に３食すべてを寮に煮炊きできるI H 調理器は私たちの念調理設備が整っていませんでした。安全﹁寮のキッチンはリビング兼用で狭く、され、調理も個別にできるようになった。理器︵クッキングヒーター︶が各寮に導入回の福祉基金の助成により新たにI H 調は食堂で調理し各寮に運んでいたが、今寮で食事するようになった。これまで料理の食堂でとっていたが、一昨年から個別のている。食事はかつて全員が寮とは別棟し、地域の幼稚園や小・中学校などに通っ２つに計男子寮２つと女子寮ている。守山学園では、望ましいと考えられ常生活を送ることが的な雰囲気の中で日制度化され、より家庭滋賀県内に限定した全国でもユニークな基金で、県内の福祉社会福祉法人ひかり会児童養護施設守山学園事業に対して幅広い助成を行っています。寮内の調理設備を整えて家庭的な雰囲気で生活を家庭の事情で親の養育が困難と判断された児童が入所する﹁児童養護施設﹂は全国に５８９ヵ所︵︶あり、約３万人の ※ 子どもたちが施設職員とともに生活している。近年は子どもをめぐる社会情勢や家庭環境の変化に伴い、児童虐待が急増。厚生労働省の調査によれば、現在の入所児童の半数以上が虐待を受けた経験を持つという。滋賀県には現在４ヵ所の児童養護施設があり、守山市の社会福祉法人ひかり会﹁守山学園﹂もそのひとつ。家庭的な雰囲気の中で生活し、健やかに成長できるようにと、指導員をはじめ、保育士、調理員、心理療法士などの職員がチームになって、生活全般を支えている。﹁虐待で受けた心の傷がトラウマになっている子どもたちとどう向き合うか。以きるようにと生活改善委員会活動︵中高生対象︶では、子どもたちが簡単な食事づくりに取り組む機会も増やしていきたいという。食生活の環境改善から、新たな一歩を踏み出そうとしている。 ※平成24年10月現在（全国児童養護施設協議会ホームページより） 50 前とは職員に求められるものも変わり、将来の自立に向けて、一人で調理がで試行錯誤の繰り返しです。現場で経験を重ねて職員の専門性を磨いていくしかありません。現在はその過渡期といえるでとうえ年度から小規模グループケアが 17 2013 Spring 4つの寮のキッチンにIHクッキングヒーターが置かれている。 ☎077-582-2887 28 59 しょうね﹂と園長の西﨑等恵さんは話す。平成 16 しがぎん福祉基金平成24年度助成団体のご紹介