平成 20 年 5 月 15 日 「防腐合板の手引き」 -超長期耐久・高耐震住宅の実現へ発行(防腐合板推進協議会※1)について 日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称 木耐協)※2 防腐合板推進協議会は、独立行政法人 森林総合研究所 神谷文夫先生の監修により「防腐合 板の手引き」(以降 手引き)を発行致します。木耐協(本部:東京、理事長:小野秀男)は、昨 年から防腐防蟻木材と合板「長寿命の樹」を推奨品として採用し、防腐合板推進協議会に参加し 手引きの作成に取組んでまいりました。 今般、ストック型社会に向け超長期住宅(200 年住宅)に向け「長期優良住宅普及促進法」の 成立が見込まれ、長期使用可能な住宅についての取組みが行われています。当組合においては、 住宅履歴整備やメンテナンスなどのソフト面と部材そのもののハード面の双方から考える必要 があると考えています。部材の長期間の安全性と耐用年数を確保する方策として、加圧注入処理 材を使用することで、密閉された環境や、経年変化により壁内などへ雨水の浸入や内部結露が生 じたとしてもフェイルセーフ機能が働き、超長期的に住宅の耐久性、高耐震性が維持されるもの と考えております。 そこで、本手引きより防腐合板を使用する優位性をご理解いただき、木造住宅の設計に広く活 用され、超長期住宅の供給に役立つものと思っております。 木耐協では、今後も新築時や耐震リフォームの際は、末永く安心して暮らせる住空間の現実に 寄与する所存です。 ※1 防腐合板推進協議会 : 超長期住宅部材として、木材防腐・防蟻剤の加圧注入処理による防 腐板の利用推進を目指して、兼松日産農林㈱・越井木材工業㈱・大 日本木材防腐㈱・㈱紅中・木耐協 5 社で結成された。 ※2 日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称 木耐協) : 平成 11 年 3 月、木造住宅の耐震性向上を目指す国内初の団体とし て、129 社で発足。平成 20 年 4 月現在では全国 47 都道府県、1072 社が加盟し、耐震診断・補強の普及、啓蒙に努めている。 以上 ◎ 本件に関するお問い合わせ先 木耐協 技術担当 阿部誠 TEL:03-5510-5551 FAX:03-5510-5552 防腐合板推進協議会事務局 越井木材工業株式会社 技術開発室 山口秋生 TEL:06-6685-3180 FAX:06-6685-5537 (E-mail:[email protected] URL:http://www.koshii.co.jp) 【ご参考】 <日本木造住宅耐震補強事業者協同組合概要> (1)名称 日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称 木耐協) (2)理事長 小野 秀男 (3)設立年月 平成 9 年 9 月 (4)認可年月 平成 11 年 3 月(国土交通大臣認可) (5)所在地 本 部 東京都千代田区永田町 2-9-6 十全ビル 7F 埼玉事務局 埼玉県川口市弥平 2-20-3 大阪事務局 大阪府大阪市淀川区西中島 6-8-31 花原第 6 ビル 5F (6)組合員数 全国 47 都道府県 1072 社(平成 20 年 4 月現在)
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