南三陸町志津川地区震災復興祈念公園基本計画策定その他業務 特記仕様書 第1章 総則 第1条 適用 本特記仕様書は、「南三陸町志津川地区震災復興祈念公園基本計画策定その他業務」(以 下「本業務」とする。)に適用する。 第2条 業務対象地区 本業務の対象地区は、南三陸町志津川地区(八幡川右岸エリア)とする(別紙業務位 置図参照) 。 第3条 履行期間 本業務の履行期間は、契約締結日の翌日から平成 27 年 3 月 16 日までとする。 第4条 業務計画書 1 請負業者は、契約締結後 10 日以内に業務計画書を作成し、調査職員に提出しなけ ればならない。 2 業務計画書には、契約図書に基づき下記に示す項目を記載するものとする。また業 務内容に重要な変更が生じた場合には、その都度、変更に関連するものについて変更 計画書を調査職員に提出して承諾を得なければならない。 ・業務概要 ・実施方針 ・業務工程 ・業務組織計画 ・打合せ計画 ・成果品の内容、部数 ・使用する主な図書及び基準 ・連絡体制(緊急時含む) ・その他(特記事項) 第5条 管理技術者 管理技術者は、技術士(建設部門又は総合技術監理部門(建設) )あるいはシビルコン サルティングマネージャ(以下「RCCM」という。 )の資格保有者とする。 第6条 照査技術者及び照査の実施 1 請負者は、本業務請負契約書第12条の規定に基づき、本業務の照査技術者を定め 機構に通知するものとする。 2 照査技術者は、技術士(業務に該当する部門)又はこれと同等の能力と経験を有す る技術者あるいはRCCMの資格保有者(業務に該当する部門)とする。 3 照査の実施にあたっては、別に定める「土木工事設計照査要領(案)」に基づき実施 し、業務完了前に照査報告書をとりまとめ、提出するものとする。 なお、照査の実施は請負者の責務であり、責任を持って遂行すること。照査が不十 分な成果品であると確認された場合は、業務完了後であっても速やかに修正等作業を 行うこと。 -1- 第7条 打合せ 1 業務等を適正かつ円滑に実施するため、請負者と調査職員は常に密接な連絡をとり、 業務の方針及び条件等の疑義を正すものとし、その内容についてはその都度請負者が 打合せ記録簿に記録し、相互に確認しなければならない。 2 業務の区切りにおいて、管理技術者と調査職員は打合せを行うものとし、その結果 について請負者が打合せ記録簿に記録し相互に確認しなければならない。 3 管理技術者は、仕様書に定めのない事項について疑義が生じた場合は、速やかに調 査職員と協議するものとする。 第8条 業務等の成果 成果の内容については、本特記仕様書「第2章 業務内容」によるものとする。 第9条 現地踏査 1 請負者は、業務の実施にあたり、必要に応じて現地調査を行ない、業務等に必要な 現地の状況(支障物件,雨水流末状況等を含む)を把握するものとする。 2 請負者は、現地調査を実施した場合には、現地の状況を示す写真とともにその結果 をとりまとめることとする。 第 10 条 再委託 1 契約書第8条第1項に規定する「主たる部分」とは、次の各号に掲げるものをいい、 請負者は、これを再委託することはできない。 ・業務等における計算等、総合的企画、業務遂行管理、技術的判断、業務説明資料 ・報告書の作成方針決定、及び成果物の作成及び照査 ・関係機関等との打合せ 2 請負者は、コピー、ワープロ、印刷、製本、計算処理、トレース、資料整理、模型 製作などの簡易な業務の再委託にあたっては、発注者の承諾を必要としない。 3 請負者は、第1項及び第2項に規定する業務以外の再委託にあたっては、発注者の 承諾を得なければならない。 4 請負者は、設計業務等を再委託に付する場合、書面により協力者との契約関係を明 確にしておくとともに、協力者に対し設計業務等の実施について適切な指導、管理の もとに設計業務等を実施しなければならない。 なお、協力者は、機構の建設コンサルタント業務等指名競争参加資格者である場合 は、指名停止期間中であってはならない。 第2章 業務内容 第1条 目的 本業務は、南三陸町志津川地区の八幡川右岸エリアにおける、震災復興祈念公園の事 業化に向けた課題を整理のうえ、基本計画を策定するとともに、震災復興祈念公園以外 の民有地における土地利用計画及び土地利活用方策の検討を実施し、早期の復興に寄与 することを目的とする。 -2- 第2条 業務及び検討内容 1 震災復興祈念公園基本計画策定(A=6.0ha を想定) 【基本計画検討及び方針決定】 下記第3条に記載する既往業務の報告書を参照し、南三陸町における震災復興祈念 公園のあり方、整備内容について整理した上、下記事項について検討を実施する。 ・震災復興祈念公園の適正規模及び整備内容に係る計画策定 ・事業手法の検討(比較検討を含む) 【基本計画図作成】 ・震災復興祈念公園の整備に係る基本計画策定(作成図面:1/500~1/1000) ・公園整備案に基づく鳥瞰図作成(A1 サイズ1枚を予定) 【概算工事費・事業工程作成】 ・工程計画の作成 ・概算工事費算出 【住民説明及び関係機関協議等】 ・住民説明に係る資料作成 ・復興交付金協議,国道・県道管理者,将来管理者協議に資する協議資料作成 ・交付金等補助申請図書作成 ・都市計画決定図書作成 2 震災復興祈念公園エリア以外にかかる土地利用計画及び土地利活用検討(A=8.5ha を想定) 【設計条件の検討・整理】 下記第3条に記載する既往業務の報告書を参照し、エリア内における関係機関にお ける現行計画を把握するとともに、上記1の復興祈念公園の基本計画と整合を図り、 公園エリア外の土地利用検討を実施する。 ・国道45号,県道志津川登米線,河川堤防の計画の把握 ・雨水排水を考慮した造成計画検討 ・意向調査結果(南三陸町で別途実施予定)をふまえた民有地における土地利活用 方策案の作成(土地の集約方法等を含む) 【基本計画策定】 ・土地利用計画案の作成(1/2500~1/5000) 【工程計画,財源調整】 ・工程計画の作成 ・概算工事費算出 ・事業手法の検討(比較検討を含む) 【住民説明及び関係機関協議等】 ・住民説明に係る資料作成 ・模型製作(1/1000)※土地利用計画案に基づく、震災復興祈念公園を含めた八幡 川右岸エリアに係る模型 ・復興交付金協議,国道・県道管理者,将来管理者協議に資する協議資料作成 ・交付金等補助申請図書作成 -3- 第3条 貸与する技術資料等 本業務で使用するため貸与する報告書・技術関係資料については次の通りとし、それ以外 は担当者に申し出ること。なお、業務を実施するうえで、南三陸町の震災復興計画等の上位 計画の把握をすること。また、下記に記載する報告書を参照し、上記2条の「業務及び検討 内容」の実施にあたり、これまでの検討経緯、基本構想等について確認し、前提条件の整理 及び課題の整理に使用すること。 ・南三陸志津川地区低地部土地利活用検討他業務 ・南三陸町志津川地区復興整備事業基本計画等策定業務 第4条 成果品 報告書 協議資料及び図書 報告書及び図面の電子データ(CD-R) 項目 各2部 各2部(関係機関別) 一式 作成図書 基本計画説明書 一式 基本計画図 一式(1/500~1/1000) 1 震災復興祈念公園基本計画策定 照査報告書 一式 協議資料 一式 鳥瞰図 一式 報告書 一式 土地利用計画図 一式(1/2500~1/5000) 2 震災 復興祈念公園エリア以外にか 検討図面 一式(1/500~1/1000) かる土地利用計画及び土地利活用 模型 一式(1/1000) 検討 照査報告書 一式 協議資料 一式 ※報告書の作成及びとりまとめ方について、調査職員と協議すること。 なお、本業務にパソコンを使用する場合の OS は「WINDOWS 形式」とし、ワープロソフトは 「Word 形式」 、表計算ソフトは「Excel 形式」 、図面等は AutoCAD 及び AdobeIllustratorCS2 を使用し、これらを電子媒体(CD-R)にコピーして提出するものとする。 本業務において作成し提出すべき用紙については、「国等による環境物品等の調達推進等 に関する法律(グリーン購入法)」の施行に伴い、印刷及び再生紙の使用等の基準に則り作 成すること。 第3章 その他 第1条 業務カルテの作成 請負者は、業務請負代金額 100 万円以上の業務について、測量調査設計業務実績情報 サービス(TECRIS)に基づき、「業務カルテ」を作成し調査職員の確認を受けた後に、 (財)日本建設情報総合センターにフロッピーディスクにより、又は公衆回線を通じて オンラインで提出するとともに、(財)日本建設情報総合センター発行の「業務カルテ受 領書」の写しを調査職員に提出しなければならない。提出の期限は、以下のとおりとする。 -4- (1)受注時登録データの提出期限は、契約締結後 10 日以内とする。 (2)完了時登録データの提出期限は、業務完了後 10 日以内とする。 (3)なお、履行中に受注時登録データの内容に変更があった場合は、変更があった 日から 10 日以内に変更データを提出しなければならない。 第2条 守秘義務 1 請負者は、契約書第6条第1項の規定により、業務の実施過程で知り得た秘密を第 三者に漏らしてはならない。 2 請負者は、成果品の発表に際しての守秘義務については、第27条第1項の承諾を 受けた場合はこの限りではない。 第3条 協議資料の作成と協議の実施 業務履行にあたり各関係機関との協議が必要となるが、調査職員と協議の上資料を作 成し、必要に応じて各関係者からの資料収集及び協議を実施するものとする。 第4条 業務の完了及び誤りの訂正 本業務の完了は、成果品を提出し、検査に合格した時点とする。 なお、検査の合格後であっても誤りが発見された場合には、請負者の負担で速やかにこ れを訂正する。 第5条 業務成績評定対象業務 本業務は、業務成績評定対象業務である。受注者には、業務完了後、業務成績評定点 を通知する。付与した業務成績評定点は、将来業務発注時に価格以外の評価項目として 使用することがある。 第6条 その他 1 暴力団員等による不当介入を受けた場合の措置について (1)業務の履行に際して、暴力団員等による不当要求又は業務妨害(以下「不当介 入」という。 )を受けた場合は、断固としてこれを拒否するとともに、不当介入が あった時点で速やかに警察に通報を行うとともに、捜査上必要な協力を行うこと。 (2) (1)により警察に通報を行うとともに、捜査上必要な協力を行った場合には、 速やかにその内容を記載した文書により発注者に報告すること。 (3)暴力団員等による不当介入を受けたことにより工程に遅れが生じる等の被害が 生じた場合は、発注者と協議を行うこと。 2 本特記仕様書に記載のない事項または本仕様書に対する疑義が生じた場合は、調査 職員と協議の上、その指示に従うこと。 3 本業務は、機構の都合により契約締結時期や工期の変更、業務内容の変更、契約の 中止を行う場合がある。 以 -5- 上 南三陸町志津川地区震災復興祈念公園基本計画策定その他業務 業務位置図 土地活用検討範囲A=8.5ha 公園基本計画策定範囲A=6.0ha JR 気 仙 沼 線 県道志津川 登米線(計画) 水尻川 八 幡 川 新 井 田 川 志津川漁港 -6- 八幡川右岸エリア約 24ha
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