センノサイド内用液2.4% 日本化薬株式会社 ※※2013年1月改訂9 ※2008年12月改訂8 日本標準商品分類番号 872354 緩 下 剤 〈貯 法〉 遮光、冷所保存(8℃以下) 〈使用期限〉 2年(容器及び外箱に表示) 〈取扱い上の注意〉 【取扱い上の注意】の項参照 センノシド製剤 2008年12月 販売開始 1998年12月 腹部手術後の患者 2急性腹症が疑われる患者、痙攣性便秘の患者 L [腸管蠕動運動亢進作用により腹痛等がみられるので、消 [蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪するおそれ 化管の手術後は特に注意すること。 ] がある。 ] ™ .重要な基本的注意 3重症の硬結便のある患者 L 連用による耐性の増大等のため効果が減弱し、薬剤に頼り [下剤の経口投与では十分な効果が得られず、腹痛等の症 がちになることがあるので長期連用を避けること。 ※※ £ .副作用 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査 与を避けること を実施していない。 [下痢が起こると電解質を喪失し、状態を悪化するおそれ 頻度不明 がある。 ] 過敏症 発疹等 代謝・栄養 低カリウム血症、低ナトリウム血症、脱水 心血管系 血圧低下 消化器 腹部不快感、腹痛、下痢、悪心・嘔吐、腹鳴 注1) 【原則禁忌】(次の患者には投与しないことを原則とするが、 特に必要とする場合には慎重に投与すること) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 […5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与æの項参照] 肝臓 【組成・性状】 ※¡ .組成 センノサイド内用液2.4%は、1mL中に次の成分を含有する。 40m_ 有効成分 センノシド ・含有量 (センノシドA・Bカルシウム塩として 24m) ALT(GPT) 上昇、AST(GOT) 上昇、γ-GTP 上昇、血中ビリルビン上昇 腎臓・泌尿器 腎障害、着色尿注2) 全身症状 疲労 注1) 投与を中止し、適切な処置を行うこと。 注2) 黄褐色又は赤色を呈することがある。 パラベン、エタノール、安息香酸、グリセ 添加物 22000AMX02166 薬価収載 ¡ .慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) 1本剤の成分又はセンノシド製剤に過敏症の既往歴のある患者 L 4電解質失調 L (特に低カリウム血症) のある患者には大量投 承認番号 ※ 【使用上の注意】 【禁 忌】(次の患者には投与しないこと) 状を増悪するおそれがある。 ] ※ ※ ¢ .高齢者への投与 リン、D‐ソルビトール、メタリン酸ナトリウム、 クエン酸ナトリウム水和物、pH調整剤 一般に高齢者では生理機能が低下しているので慎重に投与 すること。 ∞ .妊婦、産婦、授乳婦等への投与 ※™ .製剤の性状 1妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、 L 治療上の有 センノサイド内用液2.4%は、暗褐色の液で、わずかに酸味・ 益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する 甘味を有する。 こと。 滴下型容器では1mLが20滴に相当する液剤である。 [妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。 ] なお、投与した場合、子宮収縮を誘発して、流早産の危険 【効能・効果】 性があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に 便秘症 は大量に服用しないよう指導すること。 2授乳中の婦人には、授乳を避けさせることが望ましい。 L 【用法・用量】 [授乳中の婦人にセンノシド製剤を投与した場合、 乳児に センノシドA・Bカルシウム塩として、 通常成人1日1回12∼24 下痢がみられたとの報告がある。 ] m〔10∼20滴(0. 5∼1. 0mL) 〕を就寝前に経口投与する。高度 § .小児等への投与 の便秘には、1回48m〔40滴(2. 0mL) 〕まで増量することがで 低出生体重児、新生児、乳児に対する安全性は確立していな きる。なお、年齢、症状により適宜増減する。 い (使用経験がない) 。 1/2 センノサイド内用液2.4% ¶ .適用上の注意 ※ 【取扱い上の注意】 1服用時:適量の水で希釈して服用すること。 L ¡ .使用方法 [本剤を希釈しないで服用した患者において、軽度の舌の 1適量の水を入れたコップに、下図のように容器を斜めに傾 L しびれ感があらわれたとの報告がある。 ] け、1滴ずつ滴下してください。 2投与経路:眼科用 L (点眼) として使用しないこと。 2使用後は必ずキャップを閉めて8℃以下 L (冷蔵庫等) で保存し てください。 【臨床成績】 1) 常習的な機能性便秘症患者 (47例) に投与した臨床試験の結果、 便通及び自覚症状の改善度を総合的に評価した全般改善度 (中 等度改善以上) は78. 7%であった。 【薬効薬理】 1センノシドは、 L 経口投与後胃及び小腸から吸収されることな く、そのままの形で作用部位の大腸に達し、腸内細菌の作用 2) でレインアンスロンに代謝されて瀉下作用を発現する。 3) 2センノシドの作用発現時間は通常8∼10時間後である。 L 【有効成分に関する理化学的知見】 一般名:センノシドA・Bカルシウム塩 ™ .安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(23℃、相対 (Sennoside A・B Calcium) 湿度75%、6ヵ月) の結果、センノサイド内用液2.4%は通常 化学名:5, 5’ -Bis (β-D-glucopyranosyloxy) -9, 9’ , 10, 10’ - 4) の市場流通下において2年間安定であることが推測された。 tetrahydro-4, 4’ -dihydroxy-10, 10’ -dioxo [9, 9’ bianthracene] -2, 2’ -dicarboxylic acid calcium salt 【包装】 分子式:C42 H 36 CaO20 14mL×10本 分子量:900. 81 構造式: ※ 【主要文献及び文献請求先】 〈主要文献〉 1)石岡忠夫 他:医学と薬学, 39, 985 (1998) 2)Sasaki, K. et al. :Planta Med., 37, 370 (1979) 3)Piegsa-Quischotte, I. :Arztl. Wochr., 9, 499 (1954) 4)大正薬品工業㈱ 社内資料:安定性試験 〈文献請求先〉 主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。 (センノシドAとBは立体異性体である) 日本化薬株式会社 医薬事業本部 性 状:センノシドは、褐色∼黒褐色の粉末で特有のにおいを 営業本部 医薬品情報センター もち、水によく溶け、クロロホルム、ジエチルエーテ (住所)〒102-8172 東京都千代田区富士見一丁目11番2号 ル、アセトンにわずかに溶ける。 (TEL) 0120-505-282(フリーダイヤル) 03-3237-5051 発 売 元 東京都千代田区富士見一丁目11番2号 製造販売元 滋賀県甲賀市甲賀町大原市場3番地 2/2 J-3-1AH
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